蘭馬鹿日誌2022年および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

連続有蘭花日数 停止中6544日(2019/7/19202109 202105 2020072020032018-2017  201510-201612  201501-09 201409-12 20142-8 201310-20141 20135-9 20131-4 20128-124-720123-201112-1110-520114-201012201011-1020109-720106-420103-1200912-109-76-420093-1200812-1110-98-76-54-320082-1200712-1110-98-76-542 32月後半2月前半20071200612-111098765432200612002 12 11 10 9 8 7 6 200512-111098-76543220051200412-1110987654322004120031211109876543220031200212111098-320022-12001年以前   日誌迷作選

 

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20220131

 職場は緊急事態宣言が出る前にさっさと出勤制限となったため、本日テレワークである。出勤制限と言いながら、重要なミッションを負っているため好きに出てきていいそうである。まあコロナがおっかないのでテレワークである。

 飯を食うたびに散歩をしていた。雪が降っていてとても寒かったりするが、なんつーか体にはいい感じだ。近所の畑を見て回る。なんかうちの畑のたまねぎが一番集積度が高い。よそ様の4倍くらいの規模になっている。葉物野菜畑は乱雑に植えているので、ぱっと見さえないが、食べる感覚で見るとすごい量が生えているように見えた。よそはうちがあまり食べない白菜が並んでいたりする。今後の作付けの参考にするためどんなものが生えているか見て回ったが、とくにこれといったものは見えない。

 

 最近何にも買わない日というのが多いような。テレビを見ると、キャッシュレスでばんばんつかってお金が足りなくなっている人の話をやっていた。ほしいものが多いのだろうなあ。都会に通勤していい感じの店の前を通ったりするけれど、特にほしいものはない。なんか欲しいものがあるだろうか。久しぶりに読みたい漫画らしきものを見つけたが、現物をまだ見かけていない。娯楽はものすごい在庫があるので、なにも高いものを買わなくても5年も待てば80円くらいで調達できるだろう、という気の長さである。そういう時間割引の調達も多いなあ。よく忘れずに覚えているものだ。何かしら欲しいものがあるとあの手この手で価格を見比べ、品質を吟味し、調達している。量も多めなので在庫も十分である。

 1点1万円を超える調達は何年もやっていない。元は10万円くらいしただろうと思うパソコンは1万円を切った値段で調達している。

 贅沢ってなにかなあ、と思う。贅沢してうれしいか?と思う。長い人生振り返ってみると、お金をすごいもっていてうらやましい人、というのをありがたいことに見たことがない。どこかにいるのだろうけど、お金があったからと言って実現できることはたかが知れているとしか思えない。

 例えばよ、iPhone13を買ってもらった学生がいたとして、スマホすら持っていない自分が同学年の学生をしていたとしたら、うらやましがるどころか、ちょっと書けないようなことを考えていただろうと思う。まず、iPhoneの購入金額や通信料に相当する部分を、参考書を買ったり学費にあてるだろう。そんでもって煩わしい通信にかかる時間をまるまる勉強や趣味にあてるだろう。スマホがなくても友達ぐらいはできる。自分と付き合うことで友人は恩恵を受けると考えるからである。高校や大学で使う自主的な勉強時間をざっと5000時間とすると、生涯年収で5000万円違ってきたら1時間当たり1万円にもなる。そのくらいの差はできる。とくに高校時代はそういう差がつく。iPhoneや塾に金をかけてセンターで4割とるか、そういう固定費はやめてセンターで8割獲るか。センターの得点率を1000倍したら年収に相関しそうじゃないの。(問題は、そういう生活を一般的には楽しめないものらしい)

 

20220129

 昔母がお世話になっていた病院に「風疹の抗体検査」の結果を聞きにいったところ、抗体はないとのことで、ワクチン接種を受ける羽目になった。風疹を妊婦さんに媒介すると胎児のその後の人生に重大な影響を与えるため、行政が費用を負担して抗体を持たない人にワクチン接種を行うという制度があるのだそうで、かみさんにケツをけられて病院にやってきたわけである。年食ってから風疹に罹るとおっさんでも危ないらしい。ワクチンを打たれた後で、2−3日痛かったりだるかったりするかもしれません、とか言われる。えー、あとからいうな、とはいえ、それを聞いたからと言ってワクチン接種を受けるつもりではあったが。最近の注射は痛みがないなあ。先週の血液検査では内出血で腕がまだらになってしまったりしたが。まあ、日本の医療制度って人にやさしいなあ。毎日2000人がコロナでお亡くなりになる米国とはえらい違いだ。米国ってのは、いわゆる安い政府で、税金はそんなに取らんけど、行政サービスはちとテキトーらしい。米国で思い出したけど、ユニコーン企業って言葉を覚えた。「評価額が10億ドルを超える未上場のスタートアップ企業」なんだそうな。すげーイノベーションを成し遂げた企業という印象がある。米国151社、中国82社、英国16社、インド13社、韓国12社、日本11社だそうな。うへえ。またしても日本の将来がうんたらかんたら。まあランキングにでてるだけいいのか。

 奥地のスーパーにゆくとデンドロの開花鉢400円とか、シンビジウムの1200円の鉢などをみた。とうとう資生堂花椿洗濯石鹼3個パック77円の販売は終了したようで、全く見当たらない。うーむ、とうとうこの日がやってきたか。さようなら、石鹸をいままでありがとう、という気分である。あまりにもお得なためついつい買い物のたびに買い込んでいた。在庫は48パックにも達した。これだけあれば10年は風呂と皿が洗える。

 お得だと思う食品の一つに「オートミール」がある。道端でもみかける燕麦の実である。お値段の張るシリアルに混ぜられていたりする。400g127円だった。ラトビア産だったりする。繊維質が多くて、腸内環境がよくなるそうな。インスタントラーメンの麺を食べた後の汁にいれて食べていたりする。開封して半年ぐらいかけて食べていたが腹が下るようなことはなかった。通じはよくなったが。

 米国では、不測の事態に備えるプレッパーという人たちがいるそうである。保存できる食料をあつめたりして生き延びるさまざまな検討や工夫をしているそうである。そのプレッパーが推奨する保存すべきもののリストにあるのが石鹸だったりする。まあ腐らないし、物々交換などの取引につかえるわなあ。種も重要なアイテムだそうで、本日はダイソーにて種を6種類ほど買ってきた。この種の威力がすごい。朝晩のめしのほか、弁当に毎食畑で取れた、ほうれん草、チンゲン菜、小松菜、大根などがはいっている。野菜ってこんなに取れるものだったのか。ジャガイモ植えるまでに食べまくらねばとは思う。農業技術をいろいろ仕入れておきたいと思う。農地あったらなあ。おもっくそ食糧生産するんだけど。

 

 来週からテレワークの日々である。

 いなかからポンカンが10sほどとどいた。ポンカンを始めて食べたのは40代のころだったかとおもうが、名前からして、ポン酢の元だと思っていたのである(レモン・ライム・ダイダイ・ユズ・スダチ・カボスなどの柑橘類のなんか酸っぱい果汁に酢を加えてつくるものらしく、ポンカンは関係ない)。ポンカンは剝きやすい、香りのよい、とても甘い、歯ごたえがネーブルみたいな味の柑橘である。Citrus reticulataの変種とのこと。原種の柑橘なのだった。1個100円程度で売られている。おおきさはミカンくらい。見慣れると、みかんとポンカンの区別がつく。ポンカンは上から見るとなんとなく六角形をしている。ヘタの近くに特徴的な盛り上がりがある。そんでもって皮のにおいが強くて独特でいい匂いである。

 今年は田舎の多量のミカンは手入れが行き届かず、皮がきれいでなかったため、出荷しなかったそうで、職場に60sおくったり知り合いに箱ごと配ったり大盤振る舞いをしていた。早生の「いしじ」なる品種がまだ残っている。糖度が14以上あってとても甘い。みかんって高いんだねえ。

 

20220120

 子供の職場でコロナの感染者が出たそうである。身近になってきたなあ。めっちゃ気を付けるよ。

 

 日本の実質賃金は1996年を最高に下がり続けているそうである(2015年を100とすると1996年は116とか)。安倍政権は、民主党政権時よりもがくっと賃金が下がったそうじゃないの。その間、企業は最高益をあげていたとかなんとか。お金は株主に多く配分され、法人税と給与は下がった。株主の多くは外国人だそうだ。ん?、日本人金持ってたんだろうから日本人が株もってんじゃないのか。いつの間に外国人にちゅーちゅー利益が吸われているのであろうか。その外国ってどこよ?(お金をじゃぶじゃぶに使える国があったような)。なんで利益が上がっているのに賃金が低下してゆくの?。株の配当には課税が20%だそうな。サラリーマンの税率は高給取りにはそれより高くなる。金持ちばっかり金が集まる仕組みが助長されてきたということであった。仕組みをいじれるのは政治家だ。そりゃまあ金持ちは政治家に働きかけるよなあ。安定政権ほど金持ちには有利に働くだろう。ころころ政権が代わっていたら有権者のほうを向くけど、政権交代がなかったら金持ちのほうを向くよ。こうしてゆでガエルニッポン人のわれわれは細ってゆくのであった。日本人最近とても〇〇だからなあ。勤勉で賢い日本人ってのは過去の話だ。勉強はしないが、暇があればスマホいじって時間をどぶに捨てたあげく気分の悪そうなものを見ているのだ。

賃金上げた会社は、法人税を安くするとかいってるけど、賃金上げない会社は配当金額に比例して税金とってやればいいのにと思った。各国で強調して金融所得にえげつなく課税しろって思う。それにタックスヘイブンは、経済制裁してしまえって思った。金持ちはすげーCO2出してるんだからその分えげつなく査定して税金を取るべきだ。このまま格差が進んで貧困がひどくなるとえげつない世の中になってまたネオ共産主義とか出てくんじゃないの。金持ちはそのあたりをちょっと考えてうまくやれよって思う。

 

20220116-17

 ランの活動はなし。寒いし。

 田舎のスーパーのチラシを見たら「マイクロSD128GBが1000円先着20枚」で売り出しだった。行ってみて2枚残っていたので1枚ゲット。同じ型番だとアマゾンで1900円だそうな。相変わらず田舎のスーパーがいやに強い。MJBレギュラーコーヒー300g198円。納豆3パック57円。エフティ資生堂花椿洗濯石鹸3個パック77円は継続中で、5パック買ってきた。備蓄は100コ超えている。半年の間に風呂で3個、食器洗いに2個使った。なにが私を石鹸の備蓄に駆り立てるのだろうか。

 米国でいろいろ品薄になっているという話を聞くが、兵庫県の田舎には全く兆候はない。

 マクドナルドのポテトがSのみの販売ということを聞いたが、ジャガイモが品薄なのだろうか。昨年6月に収穫したジャガイモは1月第一週で消費しきった。たまねぎはまだ少しある。ジャガイモの種イモが高値になったりは、たぶんしないだろう。たまねぎは少々高く感じる。

 アメリカというとこれから4週間で6万人がお亡くなりになるという予想が発表されていた。えー、年間の銃で亡くなる人4万人よりも多い。銃よりコロナのほうがおっかない。そのお亡くなりになる人いまから救えないの?なんか命の扱い軽くねえ?安い政府って命も安くなんの?と思った。ずーっと長い期間毎日千人お亡くなりになっている。デストピアだなあ。

 農家のおっさんが挙げている動画によると、「肥料、燃料、資材の値上がりで農作物の値段が上がるだろう。気候の影響で取れ高も減ってきている。しんどいばっかりの条件で、農業従事者が急速に減りつつある。今後数年で食料不足になりそうとのことだった。」

食糧危機なんて言われると、なんつーか、こっちはやる気が出るなあ。火山の影響で気温が下がるから、ジャガイモにはいいかもしれない。今年は4sの種イモ1200円で70sの収穫を目指そう。隣の土地ってなんにも植えていないけれど貸してくれないかなあ。めっちゃ食糧生産するけどなあ。一応ミカン農家の婿なんだからミカンにも注力するか。

 

20220110

 ランの水やり時に、水に万田アミノアルファを混ぜてやる。なんか効きそうな肥料をいれて水やりをするのがいやに楽しい。たまねぎが大豊作になったり、野菜がうはうはとれたり、チューリップやランが咲きまくる想像をしてしまう。実際の効果のほどはわからないが、楽しげな予感で気持ちが明るくなる。これっていわゆるドーパミンがでているのだろうか。この楽しいという感覚は際立って強いので、人間しょーもないことで楽しくなれるのだなあ、と不思議を感じてしまう。こういう気持ちを義母も味わっているのならいいことをしたと思う。その手持ちの万田アミノアルファ500mlも半分以下になってしまった。このままではこの変な楽しさを味わうことができなくなってしまう。例によってオークションサイトをのぞいてみると、「万田アミノアルファ500ml2本2500円送料520円」というのがまた出品されていた。ざっと3000円の娯楽か。ライトノベル1冊80円、40冊3200円と比べるとちょっとコスパ悪いような気がする。しかしまあ花や野菜の出来や、楽しい気持ちを考えてまたまた娘に入札してもらって落札した。

 

 北海道の夏が暑かったので、玉ねぎが小ぶりになると思っていたら、出回っている玉ねぎが本当に小ぶりだった。3玉298円。たけえ。うちのたまねぎはまだある。今月いっぱいはもちそうだ。2月まではもってほしかった。つぎもいい玉ねぎをつくろう。

 葉が出てきた玉ねぎを畑の空き地に植えたりしていた。春はやめに大きくなってたまねぎにならないだろうか。

 

 すごくうまく抑え込んでいた日本のコロナ対策だったが、感染力の強い新型がくるとものすごくはやってしまうのだなあ。今度ばかりは感染してしまうかもしれない。正月山口県の島に帰っていたが、1月3日島の防災無線で感染者が出たという放送があった。とても気を付けている田舎でもとうとう感染者が出たか、と驚いた。それからあれよあれよというまに感染者が全国で急激に増えてきた。こりゃまたテレワークの日々か。1月20日あたりから大阪で緊急事態宣言が出るんじゃなかろうかと予想した(根拠はない)。

 

20220104

 奉仕労働の年末年始だった。娯楽はラノベの在庫5冊(合計430円)を読んだだけ。とても寒い思いをした。義母のミカン畑に400Lのマシン油乳剤40倍希釈液と尿素800gと薬剤の混合物を噴霧する作業などがあった。娯楽ってなんだろうなあ。年末年始まっとうにテレビを見た記憶がない。家族が見るテレビはあんまり好みではないので、文献を読んだりラノベを読んだりした。欲しいものがないので買い物もなし。義母の作るご飯はおいしかった。

 数年前に苗を買って植えてもらったポンカンとキンカンに実がついていた。どちらもうまい。

 この一年は挑戦の一年となる予定。まあ知恵を絞って頑張るよ。

 

 世間はやばそうだなあ。軍事バランスがやばいのかなあ、と思って近くの基地の様子をうかがうに年末年始は静かだった。まあ私みたいなじじいが心配してもはじまらないか。NHKスペシャルを見たときに、あれれ、米軍なんか頼りなさそうだなあ、という感想を持った。

 オミクロン株はめっちゃ広まるだろう。外国の様子を見るに広がりやすいのだろう。2月あたりからテレワークだろう。

 

 日本人が享受する様々なサービスはアメリカにお金が落ちるようになっている。アメリカの知恵のある人たちがそれだけ頑張ってビジネスを構築した結果である。その間日本人は儲かる仕組みを作ってきたかといえば、まあじり貧というところじゃないだろうか。率直に言って今の日本人は金遣いが荒くて身につかない自己投資になっていない、明日のご飯につながらない使い方をしている(個人の感想です)。スマホを通したお金の流れのうち、どれだけ自己投資になっているか、一人当たりいくらになるのか。そりゃもう貧乏一直線だ。そっちにいってはだめだ、と私もいうのだけれど、誰もが「だって面白そうだし、手軽で、そこそこおいしい」というのである。独り立ちした子供の収支を見ると、少々厳しい。世間も推して知るべしだ。

 私が就職したころ、住居費を引いて手取り11万円だったろうか。今より物価は高くて、今より手取りは低かったと思う。それでも20代で結構貯金したと思う。その頃の感覚からおもうに、今の20代はお金の使いすぎなんじゃないだろうか。娯楽やサービスを与えてもらう立場に回ると、知恵は低下し、財布は軽くなる。なんか日本人の能力低下が今後は顕著になってきて問題が起きてくると思う。生活能力の低下が結婚できない人を増やしていると思う。お客様同士では結婚できんでしょう。お互いに提供できるものがないと引っ付くメリットがない。「分子軌道の線形結合」なるものを昔習ったけど、一緒になることで安定化するから一緒になれるという説明があって納得がゆく。人間を原子と一緒にすんな、というところだけれど、異性と一緒にいて、お互いにありがたいなあ、と思わないといっしょにいられないだろうに。よく年収ばかりいうけど、言われる男からするとじゃあ何を提供してくれるのってなる。お互いが提供できるものが多いほど結合は強くなって安定化が大きくなる。何にもできない者同士では安定化が起きない。

 今日稼ぎの悪いお客様の割合が増えているのが日本だ。たとえベーシックインカムになったってそういう人が幸せになれるもんなんでしょうか。まず、お客様が買ってきたり、作ったりする飯はまずいと思う。

イノベーションを起こすために働く立場になって学びや技能を身に着けることをすれば、それはそれでお客様よりは楽しい生活があると思うよ。

 

ここまでOD202112

 

20211226

 アベノマスクを国民に配布した当時は、マスクが入手できなくて困っていた人が多かったという印象がある。それゆえ、「とりあえずこれをつけておけば白い目で見られない」という洗って何度も使えるマスクは一定の効果を上げたと思う。個人的には安倍首相の株が上がったよ。私にとっては布マスクというのは嗜好品で、定期的に購入していた。使用しているうちに醸し出されるコットンの香りを楽しむという変な趣味があった。それゆえ、世間の評判は別として、個人的には「なんかええもんくれるやんけ」、という認識だった。

 そのアベノマスクを廃棄するというのでもったいないなあと思っていた。Youtubeにお知らせが上がっていて、希望者には無償配布するという。希望する自治体や個人への配布を受け付けるという。8054万枚あるとか。配送費は国の負担。あまりは用途を問わず売り払い、残ったら廃棄。廃棄するだけで6000万円かかるとか。速攻「厚生労働省 マスク」で検索して、申し込み方法をよみ、申請のエクセルシートをダウンロードして必要事項を記入して、メールで送信した。厚生労働省も仕事が速いなあ。300枚をおねがいした。100枚が単位だそうな。1000枚から箱が大きくなるという。100枚1箱(300×215×150mm)、今思うとでかいな。こんなのが3箱か。なんか配送料が申し訳ないような。

 前述の嗜好品的な使い方をしていると一生使い切れない量だ。2枚100円くらいで買っていたのでまことにありがたい。小さく切って隅っこを拭くとか、雑巾に使うとか、いろいろ掃除に使うとか、ガーゼに使うとか、いろいろ使い道がありそうだ。大事にしゃぶりつくすように使うよ。

 

20211224

 クリスマスイブといってもほしいものも食べたいものも思いつかない。我ながら枯れてきたなあ。やりたいことはあるので、世間の慣習はスルーだ。ふとのぞいた100円見切り品のある果物屋で、リンゴ、キウイ、ネーブル、なしの一部傷んだやつを買う。いつものおじさん(自分もおっさんだが)が毎度なぜかおまけをくれる。リンゴが1つ増えて5個。果物1sで100円はお得だなあ。なんかクリスマスプレゼントをもらった気分。ネーブルの傷みかけは傷んだ場所を切除してさっさと食べた。おなかいたくならない?とおもいつつも味はいいんだよなあ。

 傷んだ個所がある果物を食べると体に何か問題があるだろうか。おなかをこわすというリスクはあるだろう。質の悪い菌がいなければ、そこそこの菌なら菌トレだとおもって、取り込んで免疫系を鍛えられるだろうか。腸内フローラに新メンバーを加えると免疫力が上がるだろうぐらいに考えていたみかけの果物を食う。

 現代人は、これまで人類がさらされてきたさまざまなばい菌とか、やばそうな食物とかから離れて、わりと画一的なきれいでパターン化したものばかり食べておるだろう。そういうことをするとどうなるか壮大な実験をしているようにみえる。メンタルに影響がないとは言えないだろう。感じるのは、海外に行った際、現地の異性が魅力的に見えて、日本人の異性が魅力的に見えないというもの。異性への関心が低下して、お気に入りの女性タレントがまったく思い浮かばない。私だけじゃないんじゃないか。お互いの魅力不足は、出生率の低下、生涯未婚率の上昇と関係がある。もう国が亡ぶレベルでやばそうな状況だ。そういうしなびた日本人をつくったのは、多様性のない食生活じゃないのだろうか。なんかコンビニ飯なんかを見てるとこんなの食ってやる気出るのかしらと思う。野菜や果物、自然の食べ物をしっかりとれば人生変わってくるのかも。

 あれよあれよというまに日本の産業がすたれまくっているなあ。リチウムイオン電池は日本のお家芸だった。LiCoO2に代表される酸化物正極の時代から、LiFePO4のような安全性が増した正極材量の時代になり、安くなって、世界を席巻しつつある。50万円の電気自動車にLiFePO4/グラファイト電池が搭載され、いまやテスラの生産台数を抜き、世界にあふれだそうとしている。Coに比べればFeは格段に安い。Pってリンで、ランの肥料を考えた場合、NPKを念頭に置いて、花を咲きやすくするのにPを増やす、なんてことをやる。もともと太平洋の島に堆積していた鳥のうんこ(魚の骨)が掘りつくされ、近年値段が上がっている。日本はほぼ輸入に頼っている。今は中国が大きな資源を持っているらしい。骨の主成分であるCa3(PO4)2だったかに濃硫酸にいれて溶かすとリン酸H3PO4がとれる。そこまで考えて、あれ、あの国ってなんでリン酸がとれるんだっけ、と思ったとき、なんかいろいろやばそうなことを考えてしまった。

 

20211220

 鍋いっぱいに蕪の煮物が出てくる。畑にダイソーの種「時なし小かぶ」55円を10月に植えて結構な数が取れた。その2週間後に植えた「小〜中かぶ」55円が大きくなってたべごろになってきた。蕪って甘い。大根に似ていて全然違う。クリームシチューに入っていると、自家製たまねぎと競うように甘い。まだたまねぎもしばらく持ちそうだ。今年の玉ねぎは出来がいいなあ。「農業屋」で購入した「つらら大根」220円は、はつか大根の一種で、白くて長くて、通常の大根ほど大きくはならない。毎週収穫していたら酢漬けの大びん3本になってしまった。

 高級肥料が効いているのか植えた玉ねぎと野菜が元気そうに見える。連日雪だったり霜だったりで氷点下なのだけれどいい感じだ。野菜って夏がいいと思っていたが、害虫も少ないので冬野菜もいいなあ。

 

20211212

 義母より「万田アミノアルファを調達してほしい」との希望を承った。ばーさんは昔使ってなんかよかったらしく、私にも勧めていた。2017年4月2日に3110円で調達した記録がある。かなり振らないと水と混ざらないタール状の液体である。ロクシタンのボディミルクなみの値段がするなあ。ちょっとした高級品である。これまで500ml入りボトルで、コメリ3280円、コーナン2880円、ナフコ3000円、ロイヤル3000円というのを見かけた。ナフコでは1000ml品もあり、5500円だったか。

 ネットオークションを検索するとたまたま出物があった。500ml+1000mlで3500円。ナフコで見かけた3000円+5500円+税=9350円と比べると破格の安さである。なんかやばいもんちゃうんか、と思ったりするが、ネットオークションでは割とこの手のお得なものに出会う。不思議と望めば出物が現れる。騙されたこともほぼない。パソコンが3000から8000円くらい、27インチ液晶ディスプレイが7000円くらい、HDD2TBが2000円くらい。いずれも使い倒している。ネットオークションのおかげでなんだか生活の彩が豊かになった気分。ただ、本件についてはケータイ電話をもっていないので、入札できないという問題があった。ううう、すごいお得な品にみえる。通信欄で「入札させてください」と交渉してみたが応答がない。誰も入札がないまま再出品となった。野菜を食いにたまたま帰っていた娘に相談すると入札してくれた。競争相手もおらず、落札価格3500円、送料520円、決済手数料100円を加え、なにかの値引きでしめて4065円だった。めっちゃ得した気分。これで親孝行ができる。手元に500mlの瓶を残して使うつもりなのだが、こういう肥料はランに効果があるのだろうか。以前使っていたことはあるがよくわからなかった。なんとなく個人的感想としてHB101は効いているような気はした。HB101はランに対して過剰な熱意のあった時代に使っていたので、ああいう高価な捧げものをするといい花が咲き、たくましいバルブが育つような気がしたのだろう。まあそういう捧げものをランのみならず畑の野菜にかけたい気分なのである。

 土曜日15時にコンビニで支払いをしたら、翌日12月12日の15時にはブツが届いた。1Lと500mlのボトルがレターパックプラスの紙パックにはいって届いた。よくこんな包装で届くなあと思う。いやに安いがどう見ても本物だ。なんかオーラを感じる。ほおずりしたくなるほどいいものに見える。見ていると野菜にぶっかけたくなってきたぞ。ふたのところについている青い封印シールをはがすと、開封という文字が浮かびあがった。すげー、高級肥料はこんなシールで封印されているのか。そりゃまあ中身がロクシタンのMER&MISTRALのボディジェルにすり替えられていたらこまるもんなあ(なんでやねん!誰もそんなことせんわっ)。10mlとり、ペットボトル500mlにいれ、振って水と混ぜ合わせてからジョウロに移して5Lくらいにする。以前に嗅いだことのあるにおいがするので本物だろう。これを野菜、たまねぎ、葉物野菜、大根に3回かけて回った。チューリップも40球ほど植えて、チューリップに植えたところにも10mlの万田アミノアルファをうすめてかけた。早速40ml消費したわけである。1500mlで4065円なので、比例計算で40mlだと108円の大盤振る舞いである。まあこの時期にたまねぎは肥料をあげるので、かわいい玉ねぎには高級品をぶっかけたい。この肥料、なんかやってくれそうな気がする。でかくて甘い玉期待してまっせ。

 

吉田兼好が徒然草で「よき友、三つあり。一つには、物くるゝ友。二つには医師。三つには、智恵ある友。」と書いていた。ものをくれる人はなんかうれしい。先日同僚のピンチに手を貸したら猫くらいの大きさのナンをいただいた。重さも猫くらいある。あまりに大きいので5回にわけて食べたが猛烈にうまかった。本日は畑を貸してくださっている裏のじいさまが白菜と大根をくださった。畑を貸してもらっているだけでも巨大な恩恵をうけているのに作物まで下さる。ありがたや。長生きしてほしい。

ものすごく昔にこのサイトのおかげでランをいただいたり、地域のうまいものや、スズランをくださった方、またなぜかソフトウェアなどくださったラン友などもおられた。家族もよろこんでくれたし、ソフトウェアは10年以上たってもいまだに作図に使っていたりして恩恵が大きかった。ランのおかげだし、人間様はありがたいと思う。メールのやりとりだったので、提供されていたメールサービスが廃止になったためもはや連絡先も失われているのであった。もしまだ見ておられたら、当時のお礼にミカン(山口県大島産、かみさんの実家のミカン。かなり美味)を送るので当時送ってくださったものを思い出されたらメールを送ってほしいなどと勝手なことを考えているのだった。

あの時代もいまもドケチな自分だけれど、あの頃よりは余裕が出てきたような気がする。気のせいかもしれないが。

 

安い出物があるとつい買ってしまう。三ツ矢サイダー沖縄の海の塩入り500mlペットボトルが29円+税、というのを見て毎日4本くらいずつ買って帰った。先日横浜で8q歩いてヘロヘロになった際に160円のペットボトル飲料を自販機で購入するというドケチの風上にも置けない屈辱的な買い物をしてしまった。「くっ、大阪だと100円なのに・・・(大阪第三ビル地下二階にて購入)」。100円ならまだ我慢できる。160円ってなにっ!。あまりに頭にきてその空き瓶にホテルで沸かした湯を入れて飲料水にして持ち歩いていた。帰りの新幹線で全部飲んだ。隣でパソコンをターン、ターンとたたくおばさんが新幹線のコーヒー330円を買って飲んでいた。家に帰って淹れて飲めば20円ですむのにしんじらんねー、とか思ったが、まあ俺には水があるしなあ。それにしてもキーのおとうるせーばばあだなあ。1回打つのに1秒くらいかかってんじゃん。

29円のペットボトル飲料、へへへへ。29円。飲めば妙に甘く感じるちょっときれのない三ツ矢サイダーという感じ。冬場はうれないだろうなあ。こういう変な売れ残り品が好きだ。この店「よしや」は先日「アルフォートゴールドキウイ」通常価格98円が50円+税だったので14枚購入した。

貯金フェチのお金が使えない症候群とちがって、お金をしゃぶりつくしたように有効に使うという使い方が好きだ。例の洗濯石鹸1パック3個入り77円+税の箱買いをもくろんでいる。この石鹸1個はふろだったり食器洗いだったりで使い切るのに50日ほどかかる超お得品なので、そんなすごいものが77円で売られているのをとても野放しにはできない。

 

202112月4日(土)

Den.Formidibleがえらくきれいに咲いている。

明幸園に行ってチューリップの球根を240球(8色×30球)仕入れてきた。庭でとれた球根が少なかったからである。5262円もした。あまりほしいものがないので球根に張り込んだ。今回この店の蘭はあまり面白そうなものは見かけなかった。割と玄人受けするようなぶら下げるタイプの蘭も多くあったが、花はなかった。

 

仕事で横浜に出張していた。みなとみらいのあたりを3日間うろうろしていた。その間21q歩いている。パソコンでプレゼンをするのだけれど、仕事用ノートのマウスパッドが効かなくなっているため操作に不安があったため、オークションサイトで2819円で入手したi3ノートを使った。買った当初は遅かったが、同じくオークションサイトでメモリ4GB1303円で入手し増設、さらに1642円でSSDを入手して、Win10をインストールして、ソフト512円をいれて、しめて6276円のパソコンとなった。多分関係者のだれよりも安いパソコンと自負している。ホテルでも新幹線でも安定していた。つつがなくプレゼンを終えた後、私の後でプレゼンをした人はまたしても接続トラブルとなって発表時間を半分がた失っていた。(日本の有名企業の方がプレゼンでトラブっていたけど、その人のやり方もその後の対応もまずかったと感じた。どうした企業戦士、この方も日本企業にスポイルされたのか)いや、私のせいぢゃないよ。一時的に接続したHDMIケーブルからプロジェクタやほかのパソコンに悪さするなんて技術はないだろう。

大学院に通う息子氏は、これまで中古で購入したおやじのおさがりパソコンばかり使っていたのであるが、さすがに処理速度がほしいとのことで、このほどレノボのAMD Ryzen 5 4500Uを積んだ新品パソコンを買って進呈した。59708円だったか。もうちょっと上のスペックを勧めたのだが、解析にはオーバースペックだということで1ランク下げていた。一般的には大学生には生協で10万円超えるパソコンを買って与えているようなのだが、我が家はこれまで2万円を超えるパソコンを与えたことはなかった。レポートや調べもの、プレゼンに十分なスペックという考え方である。10万円以上出すのは、グラボに凝ってゲームでもやんのか?と思ってしまう。10万あったら、i7デスクトップパソコン+27インチディスプレイとi5ノートパソコン(中古をSSDにチェーンして)+4TB外付けバックアップHDDのセットをあつらえるだろう。そういう要求は上がってこなかったので、特段必要のないものは用意しない。奴も今どき珍しいスマホを持たない男だった。スマホ持ちの同僚を、スマホなしで横浜の2q離れた飲食店に案内するぐらいわけはないのである。相変わらずスマホがなくて困ることなんかない。いらんやろスマホ。

私が中学生だった昭和のころもそうだけどみんなよく塾行くよね。いらんやろ塾。「塾に行かないと成績が下がる」とかいっちゃう。ちゃうでぇ、成績はご本人が下げくさっただけやん。勉強ってのは教えてもらうもんじゃなくて、自分でつかみ取る行為だ。自分で考えて行動して稼げる人間になることが目的なのに、誰かにどうにかしてもらう発想からスタートしている。あほか。そういう根本が間違って塾に行く人、塾にやる人が多い。中1で最底辺だった人間でも、自分で勉強して、問題集を買い込んでやり方を試行錯誤して国立大学に入れる。これは通常の人間の努力の範疇やそうやで。誰でもある程度できることや。ほかにやりたいことがあって勉強をやりたくないから多くの人は国立に行かないことにしているだけで、意思を持って当たり前のことをすれば結果はついてくる。その「ほかにやりたいこと」というものの中味がちょっとあれな人が多い。「ぼーっと生きていたい」っていう感じですかぁ。親は説明するべきだと思うよ。自分の意志で勉強して知識技能を得ることで世界に通用する稼げる働き手となるか、ぼーっと生きて知識技能のない、あまり稼げない人間になるか、中学、高校、大学、社会人、老後、それぞれいつでも選択できるということを。「あなたはしっかり稼いで家族の幸せを支えたいですか?」と。

 

アメリカの消費者物価指数が2か月連続5%を超えたとかなんとか。日本は0.2%増。あっちは肉が2倍、生活雑貨ほとんどが値上げで品薄、家賃がかなりあがったそうな。日本は「納豆が3パック88円から98円になったなあ」というのは見た。安い店は相変わらず安い。マイクロSD64GB498円というのを田舎のスーパーで買った(ちゃんと64GBのデータが書き込め、読み出せた。アマゾン相場で1100-1700円)。えーなんで、どこが半導体不足やねん、と思った(必要な半導体をつくってもらえないそうな。半導体くらい日本で作れよ。産業のコメはどこへいった)。相変わらず資生堂洗濯石鹸3個パック600g77円だし。ハイパーインフレを警戒して、ココア、コーヒー、石鹸、缶詰を購入。

アメリカの好景気ってなんか胡散臭いんだよね。でも日本でもインフレで生活が苦しい、という感覚を持ったら、多分お店は積年の恨みとばかりに抑えに抑えていた値段をどれもこれも上げると思う。日本の商品や食事は恐ろしく安かった。いま上げずにいつあげる。さあみんなで上げようモノの値段。原材料が23倍になるんだから、それこそ23倍に値上げをするっきゃないでしょ。ビッグマックは650円、吉野家並盛も700円、カレーライスの相場は1500円。回転ずし1200円。100円ショップは200円ショップに。そんでもって消費者の憤怒は企業の内部留保に全力でぶつけましょう。「経営者給料上げろ!!」ととりうるあらゆる合法的手段をとりましょう。そんでみんなで団結しましょう。日本の企業の多くはくそです。過去の資産の切り売りや人員削減で内部留保を積み上げ銭転がしで肥え太りました。イノベーションはもうやっていません。働き手は技術と技能を伸ばす機会を20年も失いました。企業の競争力はとても低くて内部留保を頼みにしている無能経営者だらけです。内部留保の大本は労働者が働いて作り出した利潤じゃないですか。それを転がしたのは会社だから会社のものってふざけんじゃねーよ。よこせその金を!。日本の働き手をスポイルしやがって。そういうことを大声で言いましょう。先進国中最低の低賃金でこき使われてきた日本の皆さん、今こそ奴らに鉄槌を下す秋なのです。そういう企業の体たらくがこの機に全部みなさんの知るところとなるのです。イノベーションしろよくそ野郎ども。無能な奴はクビだ。日本人がみんなでぎゃーぎゃー言えば日本は変わります。

 

「岡田斗司夫切り抜き」なるものをYoutubeで見ていると、「スマホは人間の能力を低下させる」「人間の脳は、なにかに集中した状態から、周囲に注意を向けて外敵に気を配る、ということで報酬となるドーパミンが出ていた。そういう風に進化してきた。そうじゃないと外敵に襲われて死んでしまうから。気を散らすとドーパミンが出る」「集中して何かをする状態から、スマホを手に取って報酬、ざっと見て報酬、たまたま何かを見つけて報酬、という状況にある。そんなもんやめられるわけがない」「スマホの電源を切ってポケットに入れた集団と、スマホを預けてもっていない集団とではテストの点が明瞭に後者で高く出る」「スマホは脳に常駐する重いアプリみたいなもんで、脳の処理の10%くらいを常に割いて気にかけている」

そういうことだから私はスマホを持ってない、というわけではなくて、単にケチだからだろう。月額980円だとしてもいやだ。なんか得なことがあるのなら考えるけどまだ見つかっていない。スマホをフル活用したからといって、所得が増えるでなし、飯がうまくなるでなし、有益な情報にふれられるでなし、家族仲間とよりつるめるでなし、目的地に早くつけるわけでもない。地震、天災、電車が止まるなどの急場に困ることもなかった。脳が考えりゃ大抵のことはけりが付く。人々がなぜあれを手放せないのかわからなかったが、やっぱドーパミンなんだな。ドーパミンだろうがセロトニンだろうが自前で出せばいいじゃねえか。スマホに頼らなくても本でも読めばもっといいものが出るぜ。

 

202111月28日(日)

市内のスーパーでカトレアを一鉢598円で売っていた。安いなあ。よさげな花の大きなミディカトレアだった。昔なら飛びついていたけれど、今や欲望が薄いので手が出ない。

 

チューリップ球根を植える時期ではある。庭に肥料を入れて耕し、家でできた球根を植える。今年は少なくて150個ほどだろうか。どっかから調達してこなくてはならない。104個まで植えたところで日没となった。

 

本サイト編集パソコンを動作が重くなってきたCore2duoパソコン14,600円から、Core i5パソコン7,700円に引っ越した。果たしてアップロードできるだろうか(失敗、元の編集パソコンからアップロードした。編集はi5パソコン)。

 

同僚がふるさと納税を検討しているというのを聞いて自分も見てみたのだけれど、欲しいものがない。ブラックフライデーという言葉をよく聞くのだけれど、株の大暴落とかじゃなくてアメリカのこの時期のセールの話らしい。大手ネット通販サイトをみても欲しいものはない。ないなあ。とってもじじいになった気分。

最近思うのは、安そうに見えながら、実はそんなに安くない、という商いが多いような気がする。えー、そんな値段で売ってるの、と思ういろいろがある。とある安いとされるスーパーは、総菜などは極めて安くて味のいいものがあって安いという評判が立っているのだが、本当は品数が少なくて、必要なものはそんなに安くないというのを感じている。通販サイトでも店でも、安いものをつかんじゃうと、勢いでほかの安くないものもぱっぱと買っちゃったりするんだろうなあ、うまいやり方だなあ、と思う。

本日ナフコで「プレカット端材」178円を買ってきた。木の芯に近い角材(寸法が狂いやすい)7本を貼り合わせて、100×200×300oのサイズの木の塊になったものである(2sくらい)。足置きによい。木目がきれいで木の良い香りがする。角材は端っこをギザギザに削って別の角材と組み合わせて長さを長くしており、重なるほかの角材とは全く隙間なく接着されている。すごい技術だなあと思う。こういう安くて面白いものに煩悩してしまう。何に使えるというものではないが、変に得した気分になる。

以前に農協で丸太を買ってきたことがある。樹皮がざらざらした直径20p、高さ25pの丸太。これも足置きに使っていたりする。足の裏がかゆいときに樹皮でかいていたりする。

 

ニッポンの賃金はアメリカの半分くらいだそうな。あっちのビッグマックは772円だったか、日本では380円とか(米国のかけそば11900円+チップとたけえ。給料倍でめし数倍つったらなんか暮らしにくそう)。先進7か国で賃金が30年も横ばいな国は日本だけで、ほかの6か国はずっと賃金が伸びていた。企業は過去最高の内部留保500兆円をため込みながら、従業員には「君たちの努力が足りないから業績が伸びないのだよ、もっと仕事を(サービス残業)しなはれ」みたいなことを言って、銭転がしはしっかりやって金儲けだけはしていたのだろうと思う。会社のスタンスとしたら、銭転がしのほうがまっとうな企業努力より儲かるし、転がす銭には給料払わなくていいしで、労働者より内部留保のほうが大事、って思っているのだろう。経営者は会社の根本をぐずぐずにされていることに気が付いていないのかもしれない。「経営者、おまえらバカだろ」と怒鳴りこむ組合とかがないから労働者はええように扱われて多くの人が困窮する、企業価値もパッとしない日本になってしまったのだろうか。経営者って、立派な人もいるのだろうけど、学歴だけ立派で実行力、経験、ビジョンがない人が多かったりするのだろうか。東大出て会社の金100億円をばくちですった経営者がいたなあ。労働者だって、出世したい人が減ってるだろう。会社はコンプライアンスとかいってあれするなこれするなが多くて社員のやる気をそぐし、非正規雇用の拡大で忠誠心もへったくれもないし、なんか経営ってものをずぅぅぅぅぅっと間違ってきたように感じる。

まあいいんじゃね。みんなで貧乏になって、これじゃいかん、と思って頑張れば。あくせく働かないと食えない時代が来たらみんな痩せていい顔になるんじゃないか。そしたらみんなで労働争議やって経営者をつるしあげて泣かして、みんなでがんばったらええのよ。昭和の不景気みたいで懐かしいなあ。日本円の力も昭和の当時並みだそうだよ。当時の自分は「いつか金持ちになって母ちゃんに楽させてやる」と思っていたのだけれど、今後そう思う子供が増えるかも。(じじいのあほな感想)

 

202111月27日(土)

バルボフィラム・エリザベスアン、Den.Formidible龍馬、玉すだれデンドロが開花中。

 

昨夜の晩飯に揚げ出し豆腐が出て自家製大根のおろしがかかっていた。このおろしに出汁がしみ込んでとてもおいしく感じられた。おろしはとても甘く感じた。自家製のカブの煮つけも柔らかく、あまく、出汁の風味が深くしみ込んでうまかった。ジジイの味覚になったのだなあと思った。

 畑は大根、カブ、春菊でもっさもさになっていたのを、いろいろひっこぬいて土がついたまま同僚に差し上げた。迷惑かもなあ、とおもっていたところ、「子供食いつきがいい」「ショウガの香りをはねのける圧倒的な春菊の風味」「カブのうまさに感動した」など絶賛の嵐だった。まあ好みに合ったのならありがたい。

 野菜は多量にあるが、胃袋の容量はあまり大きくないので、夫婦で食べる分から考えると多量の余剰が生じる。もらってくれる人を増やそう。

 

11/20

 9時半から植えそびれていた場所に玉ねぎの苗を植えた。苗が少し余った。余るくらいがありがたい。余ったものは調子が悪くなった苗と入れ替える予定。

 630日に植えた安納芋の残りを掘った。素手で掘っていると、芋に触れてぽきっと折れてしまう場合もあるので慎重に進める。サツマイモは、芋づるを植えたところに集中しているものなのだけれど、この安納芋は最大の芋は植えたところにできるが、そこそこの大きさがある芋が意外な場所に潜んで埋まっていることがある。つるが伸びた先で細い芋になるのを防止するため、つるをひっくり返すというようなことをやってきたが、つるが多すぎて手が回らなかった。そういういきさつでできた細い芋を誤爆してぽっきり折ってしまうことが頻発した。まあそんなこんなでちょっともったいない芋もあったが、残りの芋はすべて回収した。芋ほりはスリリングで思いのほか楽しい作業だった。驚いたのは、1つのつるで広い範囲に芋ができていて2.6sほどできているものがあった。このつる1本50円で、100円の安納芋10本くらいできていた。スーパーで売られている安納芋は、手のひらにつつめるサイズが3つ入って398円+税もする。そういう小さい芋からすると太さで2倍、体積で8倍くらいの、これが安納芋かというくらい巨大なものが結構出てきた。うまそうな焼き芋になる芋が100本くらいとれただろうか。計測の結果11.4sとれた。500円の苗で10sの安納芋は市価10000円か(5s5000円くらい)。まあそこまではせんやろう。漠然とたくさんおいしい芋が取れた有難う、という感じだ。

 撤去した多量のつるが宝物みたいに見えた。このつるが冬を越せば、多量に増やして500円くらいの価値が出るか、などと考えてしまった。あとで、プランターに5本ほど取ってきて土をかけて、水をかけておいた。冬越し方法を検討しよう。

 その翌日電子レンジのオーブン機能で210℃設定余熱から洗った芋を天板にいれて15分加熱し、焼き芋をつくった。おやつに食べていたのだが、かなりうまいものだ。残った焼き芋を楽しみに仕事から帰ってきたらかみさんに全部食われていた。細い芋はクリーム状になるのだが、直径3pくらいの芋は熱は通っていたが、クリーム状になっていなかったとのことだった。今後の参考にしよう。

 予想外にうまい芋が多量に取れたため、捨てていた芋づるが惜しくなってきた。まさに「カネづる」。これを冬越しする方法を、動画などを見ながら検討していた。昔植えた安納芋とは別物の取れ高だったので、優れた個体だったのだろう。方法があるのなら芋づるを温存したい。追加で10本たばねて植木鉢に立てて土を流し込んでおいた。また、手のひらサイズの芋を、苗を取るために保管しておいた。来年はえげつないほど芋を植えようか。

 植えそびれていたえんどう豆3種を、なしの木の近くにまいて土をかけてきた。ちょっと遅かったかなあ。芽が出ればしめたものだ。

 

 コロナのことはすっかり忘れていた。出勤制限明けの10月以来、きつい仕事をさばいてきた。全国的には感染者は200人程度になっていて、再拡大の兆しは今のところ見えない。けれど、米国、ドイツ、イタリア、フランス、英国など軒並み数万人の感染者をだし、死者も米国で毎日千人規模ででている。この日本との違いはいったいなんなのであろうか。本日オーストリアがロックダウンを始めたという。まあまた第六波が来るんだろうなあ、ぐらいに考えてはいるが、これまでの経過をみるに、医療体制やら、政府、自治体、会社、個人に至るまでリスク管理に油断がなく、流行も小規模になるのではなかろうかと思ったりしている。

 

11/15

 玉ねぎの苗700本を植えた翌日は、超強烈筋肉痛に腰痛が重なって悲惨な状況で、そこへもってきて本日の仕事もハードワークだった。玉ねぎの苗はあと100本あって、まだ植える場所が100か所ほどある。昨年の600ちょっとからするとえらく増えた。玉ねぎが好きすぎて畝を横に拡張し、マルチも穴5つから7つにして今年は805本の玉ねぎを植える予定。しゃがんで植える、立ち上がって次の場所へ、を恐ろしい回数繰り返すと足の筋肉に乳酸がたまりまくって翌日からしばらくやばいことになる。実際悲惨な一日だった。

 日曜日はほかに庭のはつか大根を収穫した。3sぐらいあった。110円の種で毎週すごい量とれていた。かんきつ酢と砂糖で酢漬けにしたら大変うまい。

 いいかげんジジイになると野菜がありがたく感じる。大根の葉っぱ、小松菜、春菊、カブの葉っぱ、ほうれん草、いろいろうまい。なんか体が求めるものが野菜にあるという感じでおいしく感じる。

 野菜をやたらと畑に植えたので冬の間野菜の安定供給が可能になった。2週間ずつ時期をずらして三か所にいろいろ植え付けたので、なにがしらか食える野菜がとれる。最初の畑は大根、カブ、春菊でもっさもさになっている。畑サマサマである。野菜は作りやすくて地味に家計防衛に効く。がんがんとれる。そんなに食えるかというくらいとれる。このお得感がすごい。

 料理も大事だわなあ。スーパーで干しシイタケの見切り品がものすごい量出ていたものをかみさんが買い占めていた。「出汁マイスター」の飯はうまい。出汁ってちゃんととるとなんか別物の味がするのだ。ところが買うにあたり昆布や、鰹節、干しシイタケは、どれも結構な値段がするので、世の奥様方は粉末出汁を使うそうである。おかげで出汁の素材があまり売れず、半額になってうちが買うのである。半額になったころからいい出汁が出る素材すらある。日本人に生まれた幸せの一つは出汁だ。高い金払ってよそでうまいものを食うか、お家でうまいものを食うか。少々出汁の乾物の出費がかさんでも家の飯がうまいほうが経済的である。

 

 コーヒー豆の半額というのをかみさんがよく調達してきてくれる。360377円。オークションで入手したミル700円をつかって豆を挽き(挽いている間かかと上げスクワットを40回している)、職場でコーヒーを入れて飲む。コーヒーは香り、甘み、苦み、のどごしなど様々な刺激を楽しみながら飲んでいる。しみじみうまい。1杯のコストは豆代とペーパーフィルターで20円くらい。水筒に入れて1杯分を何度も飲む。職場に自販機があるが、コストと味で自分で入れるコーヒーのほうがずっといいと思う。たまに70円くらいのペットボトル飲料の新製品をお試しでスーパーで買ってみることはあるが、自販機で買うことはまれだ。大手コーヒーチェーンの前を毎日通るのだが、あれ1杯で、コーヒー豆360g377円ちかい値段がしていたりする(スタバのグランデ470ml370円)。お金が節約できるからやっているわけではなくて、単純に便利でうまいからやっている。YouTubeでお金の貯まる節約術の動画を見たが、いずれも当たり前にやっていることで、便利で簡単で質がいいからやっていることばかりである。結局、手間を検討を惜しんで金と質のいい生活と時間、そして能力全般、考える力を失うというのが浪費の本質だと思う。無駄遣いはもう踏んだり蹴ったりの目にあっているわけだね。もっとよくできないだろうか、と考えれば生活の質は上がりコストは下がる。「倹約して生活水準を下げる」という表現を聞くが、倹約より検討が大事じゃないか。生活の検討は、実のところ楽しい。

 

 コロナが沈静化しているので、リベンジ消費、とか言われているけれど、ほしいものないなあ。食べたいものがせいぜいフランスパン300円だったりする。お金出せばそれなりに楽しめるものはあるのだろうけど、少しのお金で楽しめるものが多いので、そっちを楽しんで、それまで高かったものが安くなったらそっちを楽しむというようなことを考えてしまう。いわゆる時間割引というやつだ。どんなに高いゲーム機でも、いつかはオークションサイトで3000円くらいになってしまう。それまで現状3000円のPS3で遊べばよい、という考え方。なにしろこのじじいはPS3すらろくに触ったことがないのである。はやりのものは高い。昔流行ったけど今枯れているものは安い。

 

 Andrea Bochelliにはまって数か月。イタリアを代表するテノール歌手だ。有名な曲を歌った動画などが数多く上がっている。「ベッサメムーチョ」なんてカラオケでおっさんが歌う曲ぐらいという認識だったのだが、この方が歌うとこんなにいい曲だったのか、と思うほど素敵な声と大きな声量、若く力強い澄んだ声で歌い上げる。「ラビアンローズ」って言葉は知っていたけど聞いたことがある有名な曲だったのだ。「Fall on me」も有名な曲らしいが、かっちょいいお兄さんと歌っている。息子さんだった。親子してやたらかっこいい。「Vivo Per Lei」はデュエットものでは最高の一曲だと思った。「Nessun Dorma」は超有名なオペラ曲で、山の上で大声で歌ったら最高の気分だろうなあと思う。

 日本の楽曲って、恋愛ものが多いような気がする。君がいて僕がいる、いろいろなシチュエーションで、みたいな。音楽が恋愛だらけのせいか、「恋愛ってこうだ!」みたく構えすぎていないだろうか。実際の恋愛は、地味でしょっぱいものだと思う。おっさん風に言えば「そんな甘えもんじゃねえよ」だ。恋愛の前、自分を作って行くところも大事だし、恋愛の後も長くて深い味わいがあるのが人生だ。いいところだけ切り取って若者に変な幻想を抱かせているんじゃなかろうかと思った次第。もう騙されているレベル。日本の楽曲も昔はすごいのがあったけどなあ。小学生時代にたまたま聴いた「山谷ブルース」「チューリップのアップリケ」「人生が二度あれば」「遠く離れたおまえに」なんて結構影響を受けた。作られたアニメみたいな未来よりも、自分の置かれたリアルを見れば、恋愛や結婚、生き方に違いが出てくるのじゃないでしょうか。現実は否応なく各人を取り巻いているのだから。まあバランスだよねえ。SNSやら娯楽やらの時間と、現実と戦う自分の時間と。なにか本日成長があったか、ということを問うとよいのではないだろうか。じじいだけど、成長はあるよ。新しいことを試したり、調べたり、学んだり。そういうことが誰にとっても飯のタネだと思う。

Bochelliさんの楽曲は、恋愛に限らず、人生とか、家族とか、とても幅広いテーマを扱っているように感じる。曲想がとても複雑で、メロディがとても美しくてよい。イタリア語、英語、フランス語、スペイン語などいろいろな言語で歌っておられて、特にイタリア語にはオペラ独特のビブラートがかかっていてそれがまたいい。

 

10/31

 インスタグラムというのは、みんなが素敵な写真を上げているところなのだろうなあ、と思っていた。インスタ映え云々言うくらいだからさぞかし映えた写真が多いのだろうと期待していたのである。そういう写真を見るためにはアカウントを作る必要がある。なんか、俺みたいなじじいがインスタのアカウントを持っていると、なんつーか、はずいちゅうか、そんなふうに感じていたのである。じじいがインスタって、おいおい爺さん歳を考えろよ、って思ってきたのだった。まあ見るだけなら、とアカウントを作ってのぞいてみた。何つーか不親切な作りで、案内がまるで出てこない。アイコンにマウスをつけたらなんか表示してくれよと思う。何するアイコンなのかさっぱりわからない。ウインドウズを見習えやコラぁとか思っていた。そんで、人様の写真をいろいろ眺めてみて、「なんかキモイ」「うわ、いらね」「何がしたいん」「何を発信したいのこれは」「美しい写真はどこよ」。うーん、よくわからない。

 空っぽのアカウントというのもなんかよろしくないなあと思って手持ちの写真からランの花をいくつか放り込んでみる。うちのカワイイ花を見て頂戴、という気分である。テキトーにいれてみる。アルバムの写真を眺めながら、人の立場に立ってみたら何が見たいだろうか、ということを考えてしまった。外国のメディアでもあるわけで、ワールドワイドだよな。じゃあ、外国になくて日本にあるものを上げて、英語で解説をかいてみようか。自慢の「小夏」ミカンは外国人食べたくても食べられないだろう。すげーうまいんだぞ。ジェリーみたいな果肉で、甘くて、香りがすばらしいのだ。ううう、英語がでてこねえよ。果肉ってなんだ。まあまじめにやるんだったら、日本語で解説を丁寧に書いて、英語翻訳サイトで英語に直して、変な変換になってないか点検して投稿するべきなのだろう。いろいろ外国人が知らないものは多いよなあ。タケノコなんかみたことないやろ。デコポンとか、ゆめほっぺとか、オリジナリティあふれるうまい柑橘は海外に知られていないだろう。そばってどんなものかしらんやろ。やってると面白くなってきた。ただ、変に興味を持たれてやたら質問されたりしたらかなわんやろうなあ。ほどほどにしておこう。

 

10/30

 フォーミディブル2株が今年二度目の開花。10/23から室内に移した。

 村上園芸の展示会の案内が来ていた。ダイキ観音新町店(広島だろうなあ、めっさ遠い)にて102731日だそうな。なんというか日常が戻ってきたなあと思う。

 

 おおっ、窓にカエルが一匹張り付いている。寒いのによくやる。これが今年の見納めかもしれない。

 

 庭に植えたはつか大根、春菊が収穫できるようになってきた。二十日大根は、甘酢漬けにしてバクバク食べている。駄菓子の「さくら大根」みたいな味でうまい。春菊は、インスタントラーメンにいれて食べてみるとおいしく感じた。体が求めるなにかがあると感じさせる味だった。葉物野菜はあまり育てたことがなかったが、55円のタネでたっぷりとれるので、このお得さはありがたい。このほか、カブだの大根だのほうれん草だのを植えている。ただ、今年の丹波黒大豆は惨敗で全然とれなかった。連作のし過ぎや、鶏糞があわなかったのだろう。しばらく黒大豆は休もう。

 630日に黒大豆の苗づくりに失敗して畑の作付け不足になったので、何かないかと捜したところ、安納芋の苗10453円しかなかった。以前安納芋を植えたときにさっぱり取れなかった記憶があるので、こんなに遅くに苗を植えてもさっぱり取れない恐れがあった。ところが本日芋ほりをしたところ市販のものより大きな芋がちょこちょこ出てくる。2週間前に試し掘りして得られた芋をかみさんが焼いて食事の付け合わせにつけてくれたことがあった。香りがよく、やわらかく、とろけるような食感で、加熱しただけで絶品スイーツになっていた。期待している。

 芋を掘った後は、畝をこしらえて葉物野菜を植える用意をした。冬の葉物野菜、カブ、大根、ほうれん草、はつか大根、春菊は順調で、これに小松菜、チンゲン菜、別の種類のほうれん草、さらには3種類のえんどう豆を植える。

 

 超安い洗濯石鹸「資生堂洗たく石鹸エフティ資生堂」3個パック600gを買い足しているうちに16パック48個の在庫が積みあがった。これを使って皿を洗い始めて52日目、やっと1個を使い切った。しかしこの石鹸を食器洗いに使ってなにかまずいことはないだろうか。よくすすいでいるのだが、気になったので調べてみた。

 成分は82%脂肪酸ナトリウムと、のこりが「けい酸塩」だそうだ。けい酸塩とは、踏みしめている地面がだいたいそういうものでできている。シリカ、SiO2(水晶、けい砂、二酸化ケイ素などと呼ばれる)というものが大地には多くある。このSiO2は巨大分子で、Siに4つの酸素が結合し、その酸素が別のSiと結合し、という結合だらけの物質である。これを炭酸ナトリウムと高い温度で反応させると、Si-O-Siの結合が切れて、Si-O-Naのようになる。炭酸ナトリウムを多く反応させると、Na4SiO4(オルトケイ酸ナトリウム)のような組成になり、水に溶けるようになる。SiO44-のようなイオンになり、SiについたOは、すべて負電荷を帯びてほかのSiに結合していないから水に溶ける。かなりアルカリ性の強い物質で、水が入ると水あめみたいになって水ガラスと呼ばれる。こういうものを入れると洗浄力が高くなるのだろうか。これが入っていると確実に言えないけど、たぶんNa4SiO4が入っているのだろう。けい酸塩は食器洗浄機用の洗剤にも入っているようなので問題はないのだろう。ただ、アルカリ性が強いので手荒れに注意が必要だ。

 脂肪酸ナトリウムは、一般的な石鹸の主成分である。マレーシア産とあるので、油やしからとれた油を使っているものと思われた。パルミチン酸とオレイン酸が8割を占めるそうだ。油とか、脂肪とか、油脂類の多くは、脂肪酸3分子とグリセリン1分子がエステル結合した物質である。それで脂肪酸というのが奥が深そう。パルミチン酸は、

CH3CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2COOH

 のようにかける。ジグザグの細長い分子だ。炭素の数が16個。パルミチン酸は、人体の脂肪酸のうち最も豊富で20-30%を占めるそうな。顔の油とかこれが多く含まれるらしい。

 一方、オレイン酸は、

CH3CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH=CHCH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2COOH

炭素が18個と長く、まんなからへんに炭素と炭素の間に二重結合がある。この二重結合は、2種類あって、シス型とトランス型があって、シス型があると分子が大きく折れ曲がったりする。オレイン酸はまんなからへんで折れ曲がっている。

 こういう脂肪酸は、二重結合のある場所や、炭素の数なので、様々な種類が存在するので奥が深い。

 脂肪酸ナトリウムは、脂肪酸の-COOHの部分が、-COONaになったものである。これは、油脂類を水酸化ナトリウムと煮ると、前述のエステル結合-COO-Cが切れて、-COONaHO-Cになる。この-COONaがあるおかげで、脂肪酸ナトリウムは、水になじみ、これを入れるとアルカリ性になり、長いCH3CH2----の部分が油っぽい汚れに引っ付き、取り囲んで衣類や皿からよごれをへっぺがして水に溶けだすことで、衣服や皿をきれいにすることができる。

 油にいやに興味があるのは、このあぶらを20sくらい体にまとって毎日生きているからで、こいつをなんとかエネルギーに変えちゃいたい、という思惑があるが、脂肪酸の代謝というのはなかなか容易ではない。

 

20219月まで

20215月まで

20206月まで

 

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