蘭馬鹿日誌2005年1月および更新記録
ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔
2012年8-12月、2012年4-7月、2012年3-2011年12-11月、2011年10月-5月、2011年4月-2010年12月、2010年11-10月、2010年9-7月、2010年6-4月、2010年3-1月、2009年12-10月、2009年9-7月、2009年6-4月、2009年3-1月、2008年12-11月、2008年10-9月、2008年8-7月、2008年6-5月、2008年4-3月、2008年2-1月、2007年12-11月、2007年10-9月、2007年8-7月、2007年6-5月、2007年4月、2007年3月、2007年2月後半、2007年2月前半、2007年1月、2006年12-11月、10月、9月、8月、7月、6、5月、4、3月、2月、2006年1月、2002年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 2001年以前 インデックスに戻る
日誌迷作選
Top 日誌 蘭のリスト 蘭扉頁
画像掲示板 球根園芸館 画像登録
1月30日(日)
昨日は越冬棚の水やりをしたので、特にすることもなく、中温棚(写真は2003年の状態)の水やりをしていた。木曜日にやって湿っている鉢もあるが、加減しつつやる。写真を見るに「素人さんはむちゃしますなぁ」という状況である。このかわいそうな状況をなんとか打開したいものだが、春になって外に出ると忘れてしまうのであった。
新芽が成長しつつあるDial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGA及びL.
lobataには玉肥(発酵油かす+骨粉)をコケに埋め込んだ。多くの蘭に活動の兆しがある。
支柱を立てないものぐさな栽培をしているが、Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSについてはつぼみがバルブに当たりそうなので支柱で引き離してやった。やはり大輪のカトレアはええですなあ。鼻が利かないので香りは分からない。
夏場のクール棚について記述した。
原種画像を表にまとめた。432種になった。
1月29日(土)Blc.
George King ‘Serendipity’ AM/AOS、Phal. Amanogawa x Grand City‘Venus’、
Onc. croesus、Masdevallia gutierrezii開花
一挙に4株も開花してしまった。Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOS、Phal. Amanogawa x Grand City ‘Venus’ 、 Onc.
croesus、Masdevallia gutierrezii(新規5, No.10)。後者2つは新規開花である。過去の記録を見るに、1日に4株開花は最多である。まだつづきそうだ。
マスデバリアは豊橋蘭友会で買ったときに花がたくさんついていたから知っている。同じく配布苗としてもらったOnc. croesusは、当初つぼみがしけたように茶色で心配したが、咲いてみるともともとそういう色だった。おもしろい色合いの原種オンシジウムである。根の出方が何ともいえずかわいらしい。
期待のカトレアジョージキングの開花で一気に華やぐ。半月ほどカトレアの空白期間があった。カトレアで一年つなぐというのはうち程度の規模では難しいようである。
本日は日差しもよく、暖かかったため越冬棚に閉じこめていた蘭を外に出して水やりをした。株も増えたので水やりは重労働である。
Chysis bractescensのバルブのくびれた部分が枯れて、昨年の稼ぎを無駄にしてしまったらしい。一昨年のバルブが代わりに太っている。新芽はあるので何とかなりそうだが、生育がよくないだろう。
ところで書きそびれていたがPholidota chinensis?はすごい数の新芽で莫大咲きそう。
1月28日(金)
今にも咲きそうなつぼみをつけた株が多くある。Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSを筆頭に、Dtps. ‘池袋1’、 Trichoglottis pusilla、Onc. croesus、Masdevallia gutierrezii(おっと、これらは3つとも豊橋蘭友会で買ったやつだ)、Angraecum didieri、Dendrochilum glumaceum(明幸園)、C.intermedia var alba?などがある。さらに続々とつぼみが現れており、開花ラッシュを呈しつつある。これらの中に新規開花は4鉢もある。
Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSは今回つぼみが大きく見える。
Lc. Persepolisは、シースからつぼみが出ているのを見つけたが、えらく小さく見える。昨年開花株を村上園芸から購入した際は花が15cmもあって巨大だったのでこのつぼみの小さいことは奇異である。バルブが小さく、これにあの大きな花がつくとは思えない。しかもつぼみは2つもある。今後目が離せない変なカトレアである。
デンドロ竹本が盛大に咲いている。いずれも昨年咲いたバルブ5本の頂点付近からの開花で、今年のバルブからの第2波はさらに強烈な開花になりそうだ。名無しのもらい物にこういう名品がでるからたまらない。香り、姿、花の美しさなど、うっとりものの鉢になった。もとが10cmほどの2本のバルブだったのが不思議なほど栄耀栄華を極めている。
肥料について思う:掲示板に書き込んだ内容を再掲載
Q:「化学肥料と油かす・骨粉にどのような差があるか」という問に答えて曰く、
A:化学肥料というのは、合成して精製した純物質を「これなら効くのではないか」という研究された比率で混ぜたもので、賢しらな人間様が混ぜたもの以外は入っていない。カリウムイオン、燐酸イオン、硝酸イオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、マンガンなどが入っている。一方油粕骨粉肥料は天然素材なので、いろいろ複雑なものが入っている。骨から燐酸カルシウムが、油粕からアンモニアや硝酸イオンがでてくる。そこへもってきて虫がわく、うじがわく、カビが生える。それらの生物の作用でまた複雑な有機物やらがでてくる。この微生物の活動がよかったりわるかったりする。天然には化学肥料はないかわりに大気中のNOxを硝酸イオンとしてとりこんだり、運よく鳥のうんこがひっかかったり、カエルやイモリや虫が近くで死んでくれたりして栄養にしている。長い目でみると後者をつかうべきで、におう時期は前者をつかうとよい。差があるか、といえば、あるんでしょう。データはもっていない。
インスタントラーメンは食べれば腹は太るが、毎日それだと体をこわす。ゆえに肥料も、時期に応じ、液肥、100円ショップの肥料ボール、マガンプK、油粕骨粉、こうもりのうんこ、ラン展でもらったおまけ、などさまざまをやっている。このため肥料に差があるか、という問いをもったことはないので答えられません。どっちかで行く!とおっしゃるのだったら「やめたほうがいいんでないの。なんかラーメンばっかたべさせるみたいでかわいそう」というほかはない。風呂の湯は肥料になるか、と昨夜は真剣に考えながらやってましたねえ。よくなかったりして。
肥料の要諦は、必要な時期に必要なものを、なので油粕骨粉が向く時期や、液肥が向く時期、ある種の化学肥料が向く時期があるようです。もちろん種によってもえらく異なります。それらを1鉢ごとに判断し、今は液肥だけ、あんたは玉肥5個!、やらん、化学肥料1個、などとやっとるわけです。真冬だろうが、戦略的に必要と認めた場合はばしばしやっています。はずせば株はダメージをうけますが、私はあまりはずしたことがない、と思っています。
Q:「空気循環は24時間必要か」という問に答えて曰く
A:自生地でも夕凪はあるかもしれず、夜間CO2をたくわえるのかどうか忘れましたが、熱帯の風は時間により変化しますのでタイマーでそれにあわせた制御をするのがいいかもしれません。しかしながら熱帯の風の時間変化を知るわけもなく、タイマーは余分なコストもかかることから我が家ではずっとまわしています。
昼間はむれや日焼け防止、夜はCO2を吸わせるためと思えば、まわしっぱなしでよろしいのではないでしょうか。ファンはとまっていると泡をくうほど必需品に思えています。ファンなしでランをやっていると聞くと「気は確かか?」と思うほどです。
ちなみに電球だの蛍光灯だのもええ感じです。基本的に電気のつけっぱなしで危ないので多くは書いていませんが、かなり汚い手をいろいろつかっておるわけです。ヒーターなども電気毛布を使ったりしてます。目的外使用なので自己責任でやっているわけですが、ラン用のヒータのことを考えると恐ろしく安いわけです。しかも面積が広い。程よい赤外線がランにあたるわけだし、人間様が寝るものだから安全に作られていないはずはないでしょう(線の断線には気をつけていますが)。
あと、熱帯魚の水温調節器は2500円と安い。あれで電球の制御をしています。18度を切ると電球がつくわけで、人がいて暖房している間は消えているわけです。
Q「前回の開花と今回の開花で花の色がちがうが、よくあることなのか」
A:花は咲くたびにいつも微妙に違うように感じます。気候変動や、扱いの変化で生育にばらつきが出るためではないでしょうか。蘭展でBc.マイカイマユミの色違いがならんでいました。個体は同じなのに濃い色と薄い色と、環境でくっきりちがってきます。
1月27日(木)
10時半から水やりを始めて11時50分にやっと更新にかかる。本日はPhal. pallensに小さなつぼみを見つけた。この株はやたら元気がよい。香りがあるという記述もある。胡蝶蘭はよく枯らしてしまったため敬遠していたのだが、どれも良い花芽がでている。年々わずかながら拡大する株もあり、なかなか楽しみの多い種がおおい。
Onc. croesusのつぼみの色が妙だ。こういう茶色なのかもしれないし、しけつつあるのかもしれない。
Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSがいよいよ開花間近である。すでに咲いたバルブの先に、さらにバルブが成長して開花するという我が家では珍しいパターンである。これまでシース付きのバルブの先に新芽が出た場合、シースにはつぼみが入らず、育った新芽は空振りという情けないパターンがいくつかあった。昨年と今年はBlc1鉢で花2発というのが3例になる。
温室でもあれば大きな花を年中楽しめるのではなかろうか。そうしたいというのではないが、現在のスタイルで温室を持った場合あまりにも開花件数が増加して処理が追いつかなくなり、「ええ、もうやめじゃ!」とサイトが崩壊するおそれがある。ばかばかしいような話だが、生活とのバランスを考えると現時点で景気過熱であるから徐々にブレーキをかける必要がある。昨年は「180件開花」などとバカなことを書いたが、年明けから開花件数は伸びず、「花はほどほどでいいから株の充実を図り、よそで咲いてもらう」という方針に切り替わりつつあった。しかしここへ来て蘭諸君が猛烈につぼみをあげてきており、2月は空前の開花ラッシュに沸きそうである。
1月26日(水)Burr.
Stephen Isler開花
Burr. Stephen Isler ブルラゲアラ・ステファンアイラーが開花した(新規3, No.6)。昨年花芽付き150円といういったいどんな汚い手を使って手に入れたのかというようなおいしい買い物で入手し、結構な花が長期間咲いていたという優れものの株であった。ブルラゲアラBurragearaというと略号
Burr. コクリオダ×ミルトニア×オドントグロッサム×オンシジウムの4属交配人口属である。ほにゃららアラとくればもう4つは混ざっていると見ていい。たいがいその属に関係した人や、献名として人名に-araをつける。さてこのBurrageさんは何者か?
Albert Cameron Burrage (1859-1931)はマサチューセッツ州アッシュバーンハムに生まれた。ちゅうことはアメリカ人なのでアルバート・キャメロン・バレッジとでも読むのだろう。「この花はブルラゲさんという人が作ったそうじゃが、あんたしっとるか?」とアメリカに行って聞いても「What?」といわれる。子供の頃カラホーニャに移り住み、18歳のころヨーロッパで数ヶ月間の遊学の後、マサチューセッツにもどってハーバード大に入った。その後ハーバードロースクールに入り、卒業後法曹界に入りボストンで司法に携わるという超エリートだった。その後ランで道を踏み外した、というわけではなく、多彩な活躍ののちに晩年ラン業界において大きな貢献をしたのだ。いくつも大きな蘭展を開いて成功している。伝記を見るといろいろ書いてあるが(知らない単語が多いので)ばっさり省略して、氏のランの普及活動に感謝し、BlackとFloryによって1927年に創設された交配属に名前を記念されているのであった。こういう情報は、AOSの会誌やら、種々のランの雑誌から集めてくるものらしい。何にしても名を残すというのはすごいことだ。
明日もなにか咲いてくれそうである。
1月25日(火)
明日にもBurr. Stephen Islerが開花する。昨年花芽付きを購入したため、今年が我が家での初開花と見なされている。新規開花は3件目になる。
我が家に来てから花芽が出て開花する場合を、新規開花と呼んでいる。開花するランの種類が増えるわけでまことにありがたい。Trichoglottis pusilla、Onc. croesus、Masdevallia gutierreziiが続く予定だ。
Den. ‘Takemoto’がなにやらすごいことになっている。つぼみの数がすごい。これ全部さくんかいなというくらい出ている。早くも来年のことを考えており、どうやったもっとお化けみたいな鉢に出来るか考えている。
白いカトレアは花がひっくり返って咲きつつある。今年は明らかな作落ちだ。やはり適時植え替えを行うべきだったようだ。
Onc. obryzatumの良さがわかってきた。夜に映える。
Onc. Magic ‘Hildas’が強烈な魅力を放っている。花をえらく美しく感じる。このオンシジウムは我が家では初めての険葉系である。「険葉系は過湿を嫌うため中級者向き」とかかれている。根がむき出しなのでほぼバンダ扱いである。ちょくちょく咲いてくれるようなら、場所も取らないのでこういうランを集めてみたいと思う。
Phal. tetraspisがいやに元気である。電球栽培で葉が2枚増えた。写真はバンダの上にある鉢から、バンダの根の下に花が垂れているという驚愕の画像である。つぼみが出た跡が36個あるパフィオの画像をみせてもらって驚いたが、こちらは64個ある。時々ちょぼりちょぼりと咲くのかもしれない。この好調に気をよくして原種胡蝶蘭に関心が向いている。
画像を見ていて思い出したが、画面右上隅にみえる、6月に購入したデンファレDen. ? 'Murakami'に新芽が育ち、さらに花茎があがってつぼみが付いている。デンファレにしては恐ろしく体力がある。これもデンファレの常識を覆す8℃電球栽培でつぼみがふくらんできている。
1月24日(月)Phal.
'Yellow Green開花
画像を整理して、関西らんフェスタ原種部門を22日分にはりつけた。
デンドロ・岩国の画像をトップページに持ってきた。実質これが今年最初の画像である。2005年1月14日開花し、本日大変豪華に咲いたのでトップページの写真を撮り、かねて約束していた人に差し上げた。今年6株目の譲渡である。
これらの譲渡は「飽きたからあげる」というものではなくて、「大変よく咲くようになり、大好きな株だけれど、それだけにランを好きになってくれる人に譲ろう」という趣旨のもとに送り出している。このような株は先方で活き、残った株もより光を得て活きるのである。先方も、私も、送ったランも、残ったランもそれぞれに利得があるように思われる。
「くさいやっちゃなー」
「出たな悪魔。待ってました漫才の時間てか?」
「おれさまはおまえの悪心じゃあ、ちゅうか、なにをかっこうつけとんのやおどれは。ほんまは飽きとるんやろ。ほんまのこというてみさらせ」
「そないなことないで。大枚はたいてこうたランやさかい、大事に育てて大きゅうしたんやで。ええ花さいたら大事にしてもらえるやないか」
「くさい、あんたはくさい。ぷんぷんにおいよるで。なんぞたくらんどるやろ。はけぇこらぁ。」
「品がないなあ。まあ、まんざらたくらんどらんこともないが」
「世界征服やな」
「なんでやねん」
「仁徳のないやつらばっかりの世の中や。世間は徳のある人間に飢えとる。そこへもってきて徹底してええ格好さらしとる人間はなかなかでてこん。ホームページで名前売って政界に出たろう思うとるやろ。腹黒いやっちゃ」
「おもろいことかんがえとるなあ。それええなあ。でもまあほんまのところランをもらってもろうたらスペースが空いてまたランを買えるやないか」
「あほか。買うたランを咲かせて人にやってまたランかうんかい。なにがしたいんじゃおまえは」
「データがほしいんや。育ててみればいろいろわかることがあるやないか」
「データ、でーた、花が出た。おめでたいやっちゃ。でもまあそないなことしとったらかすばっかのこらへんのん?」
「そおなんよぉ。咲かないランが結構あるのよねえ。痛いとこつくじゃない」
「いきなりおねえにならんといて。さむいぼたつさかい」
「咲かないとだせないからそういうところはちょっとつらい。まあ咲かぬなら咲くまでまとう、ちゅうことで」
「咲かんもんくうてしまえ」
「無茶言うな」
「月下美人くうたやないか。バルブ焼きとか、バルブ田楽とか、ぬるぬるしてうまそうやで。くうてしまえば無駄にならん」
「カイガラムシついとったらいややなあ。スプラサイドかけたりしたし。あんたわてが料理したらくうか?」
「いらんわい。まあそれにしてもえらい中毒ですな。ランなんかやるもんやないね。あんたはそういう害毒をまきちらしとるわけやね」
「いうたな。人をコナカイガラムシみたいに。ううう。ここで3句s」
「うわ、でた。でも、なんでやねん」
「やせバルブ まけるなkojimaここにあり
贈っても 贈っても増えるラン
咲くランや どぼんとはまる 音がする」
「うわ、kojimaあんた最近調子悪いなあ」
「ほっとけ」
本日Phal. 'YellowGreenが開花した。
1月23日(日)明石らん展
夜中関西らんフェスタの画像を整理していたところ、残ったものが150枚を超えた。通常の百貨店蘭展の二倍に当たる。撮影では通常花を撮って名札も撮る。名札の情報をファイルの情報に書き込み、名札の画像や失敗撮影の画像は消す。かつて東京ドームで1200枚撮影し、残ったものが450枚ほどだったので、その3分の1にもなるなかなかの収穫だったといえる。
明石ラン会主催で明幸園にて開催されている明石らん展にI氏と行ってきた。かみさんの運転でクルマにゆられること1時間ほどで到着する。駐車場に空きがあって助かる。しかしながら天候は曇りで撮影には不向きだ。
まず売り場を一周し、明石ラン会の分け株を一通りながめ、撮影にかかる。照度が低い。天然光での撮影に利点のある温室なのだが、雲が厚い。苦戦しながら撮影を行った。
Cyrtopodium andersonii:等身大のでかい株だが花は可憐である。
Lip.
foetulenta:おびただしい花である。
ネットではお知り合いのM氏と会ってお話をする。何でもクール系いろいろ手がけておられるとか。
悪天候の影響があったものか、他の蘭展にでているものか今年こちらの蘭展は株数が減少している。
買い物はEpi.difformeを500円で見つけて手に入れた。白い花を今回展示で見たが、通常は黄緑色らしい。I氏は500円のBlcを3鉢買い、大輪への挑戦に燃えておられた。
Epi. difforme エピデンドラム ディフォルメ
2005年1月23日 明石ラン展(明幸園)明石ラン会分け株 500円
北アメリカのフロリダからペルー、ブラジルなど広く分布。花は淡い緑色。花期は秋。わざわざプラ鉢に植えてある点に注意したい。新芽がいくつもある。
このところの蘭展続きで自分の株の手入れがおろそかになっている。いつもは楽しい水やりも重労働になってしまっている。そういえばトップページの更新も実にいい加減だ。
1月22日(土)関西らんフェスタ
守口市の京阪百貨店で開催されている関西らんフェスタに行って来た。64MBのメモリーを使い切るほど撮影するものがたくさんあった。かなり見応えのあった蘭展といえよう。予想通り買い物はなかった。セロジネ・クリスタータ‘スワダ’3000円に心惹かれた。これは指名手配にしよう。
400枚を超える画像がある。これを整理するのは骨だ。少々風邪気味なので薬を飲んだおかげで眠い。ちっともすすまない。加古川、および京都の画像がまだ未処理でのこっていた。
水やりもまだ手つかずである。
Paph. victoria-regina:またまたパフィオの原種画像が手に入った。
Bulb. arfakianum:山で出くわしたら逃げたくなるねえ。
Den.
shiraishii:あの白石さんでしょうか。
Den. peguanum:まあおもしろい。
Den. aphanochilum:白花の良さが分かってきたような気がする。
Den. tetragonum:こういう刺さりそうなやつも好きだ。
Den.
aberans:可憐で清楚な感じである。
Den. epidendropsis:提灯のようにぶら下がる花茎にびっしり咲く。
Max.
triloris:ルテオアルバに似ているなあ。
Epi. pfavii:空中ラン。
Compalettia speciosa:大変良い色を出す。
Angraecum eburnaum:アングレカムもいろいろある。
Ada
keiliana:ブラッシアという話もある。
Broughtonia negrilensis:カトレアの近縁属である。
Dendrochilum
longibulbum:ちいさいデンドロキラム。
Masd.
ayabacana:マスデにはこういうでかいのもいる。
Cadetia taylori:ミニミニ花。
Ptls.
longiforme:結構派手なプレウロタリス。
Stenocorne vitellina:まるでしらん。
Coel.
cristata ‘Suwada’:ええなあ、これほしいなあ。ピント甘いけれど掲載。
Phal.
gigantea:10年もののデカ物だそうな。花も100個つくとか。
1月21日(金)
蘭展の情報を調べに明幸園のHPをみていたら「お客様の育てた蘭」コーナーにかっこいいワルケの写真が掲示されていた。この方はネット上でのお知り合いではなかろうか、とおもいつつ、過去の掲示分を眺めていると、なんと明幸園で買って育てた蘭らしいものがない。過去にこちらに画像を掲示してもらった(Cirr. wendlandianum ‘Abe’)こともあるが、よく考えると明幸園には多大なお世話になっているにもかかわらず、明幸園産の蘭の画像を寄稿していないのは申し訳ないなあ、と思ったのである。折しも昨年の明幸園での蘭展で2004年1月24日に購入したBlc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSが開花し、現在もつぼみがあがっている。これならばお店と開催中の蘭展の宣伝にもなり、些少なりとも報恩なるべし、とばかりに応募した。驚いたことに数時間でトップページの画像が差し変わっていた。こちらの気持ちが通じたのであろうか。担当者はよほど気合いが入っている。よくよくみると小さい字でくだんの蘭展の案内は掲示されていた。「御社の人気は甚だしく、駐車に難渋するほどですから、混雑を避けるため蘭展の宣伝はなさらないのですね」てなことを書いて送ったのだが、こちらが見落としていただけであった。それにしても奥ゆかしい園芸店である。明日も間違いなく混雑していることだろう。明後日行ったところでめぼしいものはなくなっているに違いない。まあ素晴らしい蘭が見られるだけで御の字である。
ところでBlc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSであるが、これが展示されていない蘭展はない。遠目にも見分けが着く特徴的な色合いである。
蘭展のおなじみはなんといってもBlc. Pamela Hetherington ‘Coronation’ FCC/AOSだ。蘭展に5鉢は出ていると思って間違いない。出回りすぎである。そろそろ暴落するのではないだろうか。開花株が7000円くらいなのを見かけた。このコロネーションとはなんのことか、今日まで知らなかったのだが、本日辞書を引いたところ「戴冠(式)」という。なんとまあ、かっこいい名前を付ける。名付けに文句を言うつもりはないが、個体名にやたら日本人の名前を付けるのもどうかと思う。「マユミ」くらいならもう慣れたからいいのだが「ヒロシ」だの「ミサエ」だのでてきてもちょっとミスマッチではないか。ほほえましい、といえばそれまでであるが。
Bc.
Pastoral 'Innocence'これも多い。メリクロンが行き渡ったのか今年はやたらBlc. Chia Lin 'Shin
Shyn' SM/JOGAを見る。Blc. Peggy O'neil 'Royal Lady' FCC/JOS、Blc. Nai
Thong Leng ‘No. 1’、などもよく見るおなじみさんである。
ところで、本日誌では蘭展の画像を掲示しているのであるが、あれは「見事だから」ではなく、「新規だから」という意味合いの掲載であった。
本日蘭のスターターキットは無事に先方に到着したようである。
明日は京阪守口市の京阪百貨店で開かれている関西ランフェスタにおじゃましたいと思っている。庭が白く雪化粧しているので交通に難があるかもしれない。
1月20日(木)
本日蘭のスターターキットを発送した。5株減ったが、これはわずか2%に過ぎない。あまり意識していないが結構巨大な趣味になってしまっているらしい。らんの家の巨大な温室を見ながら思ったのだが、うちの蘭は量的にこの店の在庫の1%に達しているらしい。私のようなやつがわずか100人でこの大温室を埋めてしまえるのかと思うと空恐ろしい。250鉢といえばまだ小規模なコレクションで、500鉢から温室もち、1000鉢を超えるコレクションを一人でもっている人もいる。
Den.?‘岩国’を人にあげる約束をしている。わらわら咲き始めており、どれも2003年のバルブである。2004年のバルブはこれから咲く。このデンドロはバルブの中腹付近が1月末に咲き、翌年また先端付近の節からその次の年の1月初旬に咲く。ほのかに良い香りが漂う。背はあまり高くならなかったが年々勢力を増している。大変作りやすく咲きやすいデンドロだった。
Den.竹本は大変大きくなった。これも良い香りがする。2003年に育ったバルブからものすごい数のつぼみが見える。2004年の大きなバルブにもおびただしい数の花芽が見える。うまく咲いてくれるだろうか。まだ化けるかもしれないのでなお手放せない。
Onc.オブリザタムを机の棚の上に置いてみた。花束を飾っているようで盛大である。1株を半分に分けてこの規模かと驚く。何となくセイタカアワダチソウを思わせるのでたまらなく好きというわけではない。
もう明幸園では明石ラン会の蘭展が始まっている頃ではないだろうか。日曜日を楽しみに待っている。世間には蘭を売っている場所に容易に近づけないところに住んでおられる方もおおいのだろうが、この近畿圏はやたら安くて素敵な蘭にお目にかかれる機会が多いように思う。
ところで初心者スターターキットを贈った場所はあの村上園芸がやってくるホームセンターの至近距離だった。蘭にはまると蘭を欲しいという欲求が強烈である。そこへ持ってきてあのようなすごい出店がくるとなると大変なことになりはしないか。初めて村上園芸をご覧になった方からメールを頂いた。「噂どうりいやそれ以上にすごいお店でした。品数の多さにびっくり。棚下から 上空まで一杯に、それも整然と並べてあり、さらに、店員さん2人の売り方のうまいこと。痒い所に手が届くようにこちらの興味のあるものを次から次へと手品のごとく、出してくるのには参ってしまいました。」とのことで、まったくその通り、店の雰囲気がよくわかる記述でした。ほとんど宣伝になってます。
1月19日(水)
この間らんの家から買ってきたOnc. Magic ‘Hildas’が開花した。微妙に違う雰囲気である。もっとまだらだった。たぶんこれから模様が浮き出てくるのではないだろうか。
Trichoglottis pusilla トリコグロッティス プシラが開花間近である。豊橋蘭友会で買ったときは「しまった、えらくちいさい。単茎性だし、こりゃすぐ枯れるぞ」と危ぶんでいたのだが小さいなりにも拡大成長をしている。花はかつて2つついていたが、今回はつぼみが3つもある。ものすごく小さいわりになかなかの香りがある。豊橋にはずれなし、であろうか。
Angraecum didieriのつぼみがしっかりしてきた。この株の開花は不定期である。
Aerangis hildebrandisに花茎が伸びている。ミニミニ蘭だけれど実に丈夫である。
Leptotes tenuis × bicolor にはつぼみが2つある。年2回咲く。
C.intermedia var alba?にはつぼみが4つ確認されているが、ひっくり返っているものがあり肝を煎る。
このほか8株はつぼみ株がある。数えてみるととんでもない数だった。
蘭展の画像処理がはかどらない。処理待ちが170枚もある。土日またごっそり増えるので当分楽しめそうである。蘭の画像が集大成されずに散在していることに気がついた。膨大なので整理する元気もない。とりあえず2004年の選別画像ホルダーから蘭の写真を拾ってみると979枚116MBに達していた。
1月18日(火)Bc. Cliftonii ‘Magnifica’ FCC/RHSに花芽
Bc. Cliftonii ‘Magnifica’ FCC/RHSに花芽が出ているのを確認した。これまでFCC株はVuyl. Edna ‘Stamperland’ FCC/RHS, FCC/AOSが咲いてくれただけだ。FCC株のカトレアは初めてである。かなり期待している。
Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSのつぼみは安心できる大きさになりつつある。昨年買った明石ラン会蘭展(明幸園)の鉢はいずれも大当たりということになりそうである。
今後の蘭展で1つだけ捜し物がある。Phal. equestris var. albaである。まあ何年もかかるだろう。探していればいつかは会えるのもランの良いところだと思っている。
Burr. Stephen Islerが大化けしている。花4つでも昨年はなかなか素敵な鉢だったが、今年は花茎が40cmと25cmが出て盛大につぼみが付いている。咲けば見事だろう。
リカステの最後のつぼみが順調である。2月一杯咲いてくれそうだ。年間の開花日数は120日を超え140日以上になる見通し。1つのバルブから花芽は8つでた。
らんの家で購入したOnc.Magicのつぼみがほころび始めた。気がついてみると険葉系オンシというのはこれが始めてである。オンシには通常見かける薄葉系、パピリオなどの厚葉系のほかに険葉系というものがあって、この系統は根が空気に触れていないとあかん、コンポストに植えるとたちまち調子を崩すという性質があるらしい。このOnc.Magicも鉢にほんのすこしオスマンダらしいものが入っている。根がよく鉢にはりついている。オスマンダってのはなにか?。手近な文献にはない。また調べておこう。ともかくこの種は何ともいえないきれいな赤色をしている。
オンシといえばケイロホルムとオブリザタムが絶好調だ。他にも原種オンシOncidium
croesusはつぼみがあがっている。あいかわらずうちはオンシ系が強い。(パフィオとファレノは弱い)
ダイエーに帰りに寄ったらかなり立派なシンビジウムが1580円だった。シンビは12月に高く、1月に安くなる傾向にある。別に安くしなくても良いと思うのだが。同じくサラジーン‘アイスカスケード’が花茎3本、つぼみつきで2500円だった(なんということだ。資料画像がない)。5000円をくだらない有名株がめずらしくこの値段である。この情報に腰を浮かせる人は多いのではないだろうか。
初心者スターターキットは、Lc. Pri Pri ‘Yuki’ BM/JOGA レリオカトレア プリプリ ’ユキ’ を追加して5株(カトレア2,デンファレ1,オンシ1,胡蝶蘭1)で木曜日発送金曜日午前中到着予定である。このプリプリユキちゃんには嫌われているのか、購入後すぐ咲いてくれて以来なかなか咲いてもらえない。今回も2バルブにそれぞれシースがあったのがつぼみ様に入ってもらえなかった。以前有望な新芽をうっかり折ってしまったことがあるので、あれで不信感をもたれたのかもしれない。それゆえ里子にもらっていただくことにした。よそにもらわれて行くとえらく立派に咲いた画像を頂くことが多い。机上で楽しめるかわいいカトレアである。うまく作ればしょっちゅう咲いてくれることだろう。
1月17日(月)京都高島屋蘭展
お世話になっている人のところに開花株(Den.「花工場」)を持っていって置いてもらった。
フレックスの利点を生かし、仕事を前後に固めて電車で京都蘭展に行ってきた。道中お勉強等をしていたらあっという間に着いた。まず売店を一周し、「景気回復の着実な足取りを実感した」ような値段に恐れをなした。90%は千円以上である。まったく手も足も出ない。
以前「私を手ぶらで帰すとうるさいよ」などと不遜なことを書いたが、まあおとなしくしていよう。これらのランを見ていると我が家のランの時価総額が一挙に倍になったように感じる。そうか、そんなに高いものだったのか。世間が高いと思ってくれれば、ありがたくもらってくれる気分も高まるというものである。たぶん大事にしてくれるだろう。「このオンシは蘭展などにゆくと1800円もしてましたよ」と言えば育ててくださる方も気分が悪かろうはずはない。ひるがえって思えば自分のラン栽培も「あんなに高いランがこんなに安く手に入って、しかもほいほい咲き、長持ちする」ということが嬉しいのである。そのバリューなところがけちけち園芸オヤジの琴線に触れるのであった。それゆえ購入時に高いとそういうバリュー感が著しく低下し、栽培においては「枯らしたらどうしようかとはらはらする」のである。こういう「どけち」な感覚であるが故に、このサイトはラン屋さんの敵かもしれない。しかしながら著者はラン業界のますますの発展を願っているのである。
売り子のお兄さんは私に同業者のにおいを感じたのか、他の客には使わないため口で「おにいさんパピリオどう?花芽あるよ」と話しかけてくる。「もってるからいいよ。こいつらは年中ちょくちょく咲いてくれる。うちは温室もないのにばんばん咲くぜ」。「へー、うちは温室ばっかりだから家庭では咲くのかよくわからない。仕事場のものを家に持ってかえろうとは思わない」などと正直なことを言う。ラン中毒者ではないラン屋さんに雇われているお兄さんと見た。あとで思うに、売り手が一般家庭でのランの生育についてデータを持っていないのではなかろうか。ラン屋さんは立派な温室を持っているから一般家庭の過酷な環境(とくに狭さ)を案外しらないかもしれない。熱心なラン屋さんにわざわざ自分の家に持ち帰って生育記をつけてネットに公開しておられる人がいる。一方こちらは「ちくしょう、温室があればオレだって」と思ったことはない。「温室なし」がけちけち園芸オヤジの矜持のひとつかもしれない。「ええー、温室なしで**が咲いたんですか!?」「ふふーん、咲きましたよーん」と誇らしげに言いたいのである。まあそう甘いもんじゃないんだけど。
さて、ランの多くは昨年詳細な記録があるため今年もおなじみさんが多く「また会いましたねえ」などとやっていた。239画像を撮影したが精査する元気はない。名札が横文字なのが助かる。同定作業で文献をいくつも広げてひっくり返す手間が省ける。ついはじめてしまう。すごい数だ。来週もまだまだある。
Paph. markianum ‘Handa’:ふふふふ。また新規な原種パフィオの画像が手にはいった。
Phal. celebensis:原種胡蝶蘭はおもしろい。
Ctsm. expansum ‘Robert’:奇花ですなあ。
画像集めはあまりコストもかからず、画像数という具体的な目標もあり、やたら手間がかかるため、ちょっとやみつきなる。まだまだつづく。
1月16日(日)播磨ラン会蘭展
電車で京都蘭展に行くと言ったら子供を連れてゆけと言われた。元日の迷子騒ぎで恐れをなしていたため断念し、かみさんの用事を中核にして家族で加古川にゆく行楽ということにした。
プリンタがないのでネットでいくつかの位置情報を頭に記憶してナビゲーションをした。クルマは助手席にいても結構つかれる。電車の気楽さが思い出されて後悔する。
1週間ちょっとで3つめのラン展なので落ち着いたもので、ちゃくちゃくと画像を収集する。
Paph. purpuratum、、、Paph. Redstart ‘Exbury’ AM/RHS、Cym. Spring Joy ‘Rohran’、 Blc. Golden Jubilee ‘Indian Summer’、 Cym. Lucky Rainbow ‘Lapine Pallas’、 Lc. Memoria Doctor Peng ‘Deep’
AM/AOS、Slc. Angel ‘Canary’ BM/JOGA、Lc. Shellie Compton、Lc. Drumbeat ‘Heritage’ HCC/AOS、Lc. Mari’s Song ‘Mikkabi’、、、
播磨ラン会の方が話しかけてくださったが、当方は話題がなく、せっかくの機会を逸してしまった。写真ばかり撮って怪しい男であった。そもそも店舗の中で堂々と写真撮影をしてきたわけだが、よからぬ行動ではないかといまごろ思うようになった。しかしまあ撮影せずにはおれないので今後もたぶんつづけてゆくのであろう。
この会場はありがたくも会員の分け株が販売されていた。こういう販売は安くて珍しくて良いものが手に入る。500円の原種のファレノプシスがあった。きれいに咲いたPhal. pulchraに雰囲気が似ている。
Phal.
pallens ファレノプシス・パレンス
2005年1月16日播磨ラン会蘭展 500円
pullensとつづられていたが、まあご愛敬である。2.5号鉢。花茎2本あり、一本に子株がついている。子株がつきやすい品種らしい。
帰り道途上には明幸園があったが、来週のことを考えて素通りした。かみさんと調整したところ子供の行事で23日の午前中に行くことになりそうである。気がかりは日曜ともなれば「お買い得株の購入にはIt’s too late!」ということである。まあそのほうがよろしい。あまりにもお得な株が目白押しなこの会では本気でやるとなると開店前から入り口の前でピケを張って、門が開くと同時にどこかの神社みたいに全力疾走してやおら500円の株をしゅぽぽぽぽとひっつかんで「うおー!この株はみんなおれのものだあぁぁぁぁ」などという醜態をさらしてしまいそうである。自制しよう。
京都は惜しかったなあ。
1月15日(土)
朝から水やりでへとへとに疲れた。ざっと250鉢すべてに風呂場でシャワーをざばざばかけた。Trichoglottis pusilla、Onc. croesus、につぼみが、Schoenolchis
gemmata、Lc. Persepolisに花芽が見つかった。
一方、Paph. glaucophyllum?がお亡くなりになってしまった。いろいろ失策があった。
オンシTwinkleは本日終了である。
ランのカレンダー2005年を作成していた。他にも膨大な更新作業があり、これらを手際よく片づけていた。
1月14日(金)Den. 'Takemoto' 、Den. ? 'Iwakuni'、Onc. obryzatum開花
Den. 'Takemoto' 、Den. ? 'Iwakuni'、Onc. obryzatum 、が開花した。かため咲きであった。Iwakuniにはもらい手が決まった。誰でも咲いてくれるような強力な鉢になった。昨年来大変美しい花が咲く。もはや成すことはない。
本日は激戦だったので肩に漬け物石が乗っているような感覚がある。
今月はなにが咲いてくれるのであろうか。バンダは昨日終了である。フォーミディブルは先週の金曜日に終了。リカステは花が1つ終わった。トゥインクルが終わりに近づく一方、ケイロフォルムはまもなく満開だ。
1月13日(木)
もうちょい、というところでデンドロ竹本とデンドロ岩国、オブリザタムの開花は明日以降におあづけであった。このところ寒さのためかあまり咲いてくれない。
リンクのお話があったので先方を見に行ってみるとなかなかたくさんの原種カトレアが咲き誇っていた。レリア・パープラタだのテネブロッサだの大型のものが伸びやかに咲いているのを見るにつけ、これはたぶん立派な温室があるのでは?と思っていたところ温室もワーディアンケースもないというじゃありませんか。それにしては華々しい実績である。うまい人はいるものだ。
蘭展の第二波がはじまっている。今月は第三波、第四波と津波のように蘭展がある。京都蘭展は日曜にゆくことになりそうだ。問題は返す刀で加古川のヤマトヤシキで行われている播磨ラン会のラン展に行くかどうかと言う点である。こちらは未知の蘭展なのでかなり期待している。なんとか都合をつけて覗いてみたいものである。
1月12日(水)
昨夜蘭を始めたい初心者のための「初心者スターターキット」1件に応募があった。
「デンドロ、胡蝶蘭、バックバルブオンシ、丈夫な原種蘭(在庫のやたら多いオルニトフォラ・ラディカンス(^^;)、等みはからい5株程度。初めての植え替え体験セット(素焼鉢、水苔少々、ベラポン少々)。遮光ネット(使用済みおさがり)一枚、トレイ(半切り)、肥料見本、釣り具見本、ガイドブック付き(なんのことはない読み尽くした古本である)。送料のみ負担。報告義務なし」という企画がかなり以前から店晒しになっていたのであった。応募者は良いところに目をつけられたと思う(手前味噌)。
早速株の選定にかかった。初心者でも咲く!という実績のある株でなければ出さない。まず早速見事に咲いてくれたCat98Yen カトレア花工場98円 が順当だろう。つぎにこれも実績十分のOnc.?‘Aasahi’ オンシジウム ? 「旭」である。先方は温いそうである。実はつぼみ付きで寒い我が家でよわっている胡蝶蘭Phal.? ‘Royal’ Phal.「ロイヤル」がある。ここにいても枯れるだけなので、是非そちらに迎えて欲しい。暖かければ持ち直すし、枯れても責任はこちらにあるのでお願いしたい。Den. ? 'Saty' デンドロビウム 'サティ'も暖かいところの方が良さそうだ。これは落として鉢を割り不調にしてしまったが来年の秋には咲く。
「みてみりゃみんな名無しやんけ」とつっこまれそうだけれど、どれも開花実績抜群の精鋭揃いである。ランの魅力にどっぷりとはまり込むこと間違いない。
応募が至近距離からなのが不思議といえば不思議。
妙にメールの多くはいる日で、「メイコウエンの蘭展はいついつ。23日現地にてまみえたし」というネット上でよくお見かけする論客からのありがたい情報があった。
ん?もしや罠では?
「おぬしがやくたいもないことを書き散らかしておるコジマかぁ」とまずすごまれて縛り上げられた挙げ句別室につれこまれ「パフィオクイーン」と称するスパンコールつきパピヨーンな仮面をつけた初老美女に「パフィオに代わっておしおきよ。さあ、私のムチは痛いわよ、おほほほほほほほほ」としばかれる想像をしてついにやりとしてしまった。「あそこのパフィオはちょっといいんだなあ」と思いつつ、ちょっと疲れているらしい。明石ラン会のみなさまは拙者が足元にも及ばぬ練達の士揃いで、明朗親切な雰囲気の良い蘭友会です。失礼しました。何しろ昨年はあこがれのBlc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSが欲しいと言えば総出で膨大な株の中から探してくださいました。その1500円の破格の株が見事に咲き、さらにおかわりのつぼみまであがっているのでございます。なんとお礼を申し上げて良いやら。
そういうわけでこの蘭展はもっとも期待しておるわけです。迷惑かもしれませんが参上つかまつります(日程調整中)。
ほかに「楽しく拝読させていただいています」というメールを戴いた。今日はどうしたのだろうか。それなのにさっそくしょーもないことばかり書いているなあ、と反省している。
さらに高名な「けちけちおやじ」様からも掲示板に書き込みを戴いた。お言葉をちょうだいし恐悦至極。同じ市に3名のけちけち園芸おやぢ(複数形か?)がラン関連のホームページを持って並び立っていることになる。人口11万人の我が市に3人以上居ると考えれば日本全国では次式により、
x : 123000000 = 3 :
110000
x=3354
3354人以上のa huge number of けちけち園芸おやぢwith their orchid homepagesが居ることになってしまう。
Oh, great!といえよう。
手柄山の画像整理をぼちぼち以下に掲載しているのでご覧あれ。
1月11日(火)
とくにこれといって動きはない。なにかいろいろ企画があったような気がするがすっかり忘れてしまった。昨年のことが遠い昔のようで、開花株の写真や記録を見てそのすさまじさに驚くのであった。
Onc.ケイロフォルムがぼこぼこ咲き始めた。なかなか盛大である。夏場日陰作戦があたったようだ。同じく涼しく扱ったオブリザタムも大成功のようである。
画像はかなり収穫があったようである。画像コレクションも着々とたまっている。
かつてこのHPの目指したものは「大洞窟」であった。「もう7日も探検しているのだけれど全部見ていません。枝が縦横に入り組んでいてとても把握しきれない」というような底知れぬサイトにしたかったのである。しかしまあ、そういうほらあなもおもしろいのだけれど、ここらできっちりまとめたものを作りたいなどと考えていた。「ランの楽しみ」というものを「本」という形にしたい。テーマがあって、メッセージがあって、起承転結のあるものをきっちり書ききってしまいたい。「本」といいつつ、ネット上にあってはそれは1枚岩のファイルの格好をしているものとして読めるようなものを目指す。いわゆる園芸書ではなく、新書的なものを念頭に置いている。
しかし最近企画倒れが多いなあ。
1月10日(月)姫路市立手柄山温室植物園の蘭展
子供の宿題消化に引きずられて4時まで起きている羽目になった。
延々黙々と画像データを整理していた。蘭数寄の狂おしい気分を思い出させてくれる作業である。こういうことをしてもまったく得にならないが、ひたすら狂おしく没頭してしまうのである。思えばよそ様の育てた蘭を撮影してきて綴りなどを同定して整理しているばかばかしい図鑑など存在意義があるのであろうか。いや、やっている本人としては「ふむふむこういう花か」といちいちなっとくできるのでまあそれなりに楽しみになっているのである。こんなええ花があるのか、こりゃやめられまへんなあ、という気分になる。やっていてもっと画像が欲しくなり、明日は姫路に行こうか、などとバカなことを考えてしまう。4時に寝てそりゃ無理だろう、と思いつつ床に入る。
昔のデータにリンク切れが見つかった。C. Earl 'Imperialis' FCC/AOSFCCカトレアである。
ジュメレアはポケット辞典ではJumelleaと表記してあるが、海外の文献でJumellaとある。こりゃどうしたことだ。
一夜明けて休日であるが、家族でとくになす事もない。水やりをしつつ、悪知恵を働かせて家族を言葉巧みに姫路への行楽に引きずり出すことに成功した。昨日お世話になったI氏にも声をかけたが、さすがに思いつきのいきなりだったので不在だった。食事をおごったりなんやかんやで散財ではあったがなんとかたどり着くことが出来た。
かみさんの希望でいきなり姫路の古本屋にゆく。そこでまたぞろ蘭の本を105円で手に入れた。「新園芸入門 洋ラン 作り方・楽しみ方」新園芸入門編集部編、誠文堂新光社、980円、1989。文字が多いのでじっくり読もう。
連日の蘭展のはちときつい。来週もダブルであるなあ。
1月9日(日)滋賀洋らんフェスタ2005&らんの家
直近のラン展について情報をまとめた。棚の状況やサーバーにあふれかえる蘭画像のことを思うにあまり気乗りはしない。目の前の蘭だけで十分という心境である。「デンドロと一緒で寒かろう。もっと暖かいところに入れてやりたいが、あいにくお部屋は満室で・・・」という鉢がいくつもある。なんとか元気に春を迎えてほしいものである。
蘭の趣味もここにいたってはどう展開してゆくのかということをスルドク迫られる状況である。蘭展で素晴らしい大株をみてもあれはよその株と割り切ってみている一方、我が家の株は「小さく、かわいく、おもしろく」というところを目指しているのではある。
掲示板にあったO氏の情報やI氏の書き込みで「滋賀洋らんフェスタ2005に行く」というのがあり、そわそわしていた。朝になり、こちらにも声がかかったのでクルマに乗せていただいてついてゆくことになった。滋賀方面は不案内であったがたちまちたどり着いた。
風光明媚な琵琶湖岸の「草津市立水生植物公園みずの森」が会場だった。巨大な発電風車が目印である。蓮の実甘納豆がおみやげによい。
会場は例によってたくさんの開花株で埋め尽くされ、たくさんの見物客の間で隙をねらうように撮影をしていた。300枚以上撮影して85画像を得た(例によってカタカナ表記なのでファイル名の入力や整理に手間がかかる)。これだけ画像データが得られればまあ満足すべきだろう。入り口付近にバンダがずらーっと並んでいるパターンは珍しい。V. Kultana Blue。
主役はカトレアで、80%くらいはカトレアである。何故か最近はワルケなどがたくさん並んでいるところはすっ飛ばしてしまう。原種カトレア、レリアアンセプスづくしなどもよくすっ飛ばしてしまう。S. coccinea、、
昨年明石蘭展で勧められたトリアネ・ムーレアナC. trianae mooreanaがたくさん並んでいた。その筋の人にはいいものらしい。原種カトレアは株との出会い、費用、手間、歳月、巡り合わせを経て咲いてくれるものらしく、特別な思い入れがあるのだろう。
交配種カトレアで撮影されたものの歩留まりが高い。Sl. Jwel Star 'Happy Child'、Slc.
Mae Hawkins 'Miya' AM/AOS、Slc. Sakura Pink、Lc. Memoria Fumi Hanajima 'Blumen Insel' BM/JOGA、Blc.
Chia Lin 'Shin Shyn' SM/JOGA、Lc. Scarlet Imp 'Irene'、Blc.
King of Taiwan、C. Hawaian Crystal、、、、、
へんてこ属やその他原種は念入りに撮影するものの、光線量が足らず失敗が多かった。この会場はへんてこ蘭にはあまり重きを置いていないようである。Cal. Yamashiro 'Unebi'、Jumella
comorensis、Cochleanthes amazonica、Den.
pentapterum、、、
パフィオとリカステは場所が足らないのか廊下みたいなところにあった。Paph. Tsuya Ikeda ‘Oiso’、Paph.
Clair de Luneクレール・ド・リュヌ、Paph.
Bruno 'Model' AM/RHS、Paph. Lippewunder、Paph. Iantha Stage、Paph. Phips、Paph.
Sharmain、、、
あまり多くはない蘭の特設売店があった。予想通り五島園芸、らんの家がきていた。しかしながらこの地域は蘭のお値段が高値安定しているのかなかなか手の出るものがない。五島園芸のリカステはお値段も手が届かないが、株が猛烈に大きかった。こんなに大きくなったのではとても置く場所がない。我が家のリカステでもかなり大きいと感じているがこちらのものは高さで4倍は行っている。やはりなお高嶺の花である。
らんの家に、大きい花がぼこぼこつくオンシジウムの展示株があり、「2作苗800円」とあった。姿はふつうのオンシジウムなのだが、大きさがすごい。花がとても大きい。株も全体で1mくらいあり、かなり大きい。こういうものが咲くところを見てみたいとつい買ってしまった。最後の1つだったらしい。Onc. Jiuhbao Gold ‘Tainan’ SM/IOK。手に取った株は、なんじゃこりゃという大きさで、バルブは花のリップ(I氏はエプロンといっていた)に載りそうなほどだ。まあ将来を楽しみにしていよう。
余勢を駆ってらんの家に向かった。途中五島園芸の看板をI氏が見かけたが、けちけち蘭おじさん達には敷居が高いのでぱすしてたちまちらんの家に着いた。巨大温室の中が蘭でいっぱいなのでコーフンいっぱいで歩き回る。一通り蘭を見て満足したところで買い物のことを考えるのだが、ここもしかしけちけち主義には少々敷居が高く、やっと700円のOnc.Magic ‘Hildas’という赤い色と模様がきれいなオンシジウムを買えた。結局同行のI氏はなにも買わず、「エライナー。なんという自制心か」と感心する。蘭屋さんはこういうおじさん達を釣るために魅惑の500円コーナーを設けて欲しいとおもうのだが如何だろうか。
帰路吹田のSAに寄った際、300円の焼き鳥丼を食べた。これはうまかった。なんだか安くてうまいさすが大阪のSAと感心した。もう少しで宝塚くらいに思っていたところ山に帰る道を間違え、勢い余って西宮に突き刺さってしまい、渋滞に巻き込まれつつ少々回り道をして帰った。実のところ交通費の方が蘭の値段より高い。「されば近場で良いものを買えば良いではないかとわれそうだけど」とI氏も言いつつ、「しかしながら、良いものを見に行くことや、道中蘭についていろいろな話が出来ることがいいのだ」というところである。雪を頂く峰や、青い湖水など今日はよい行楽だった。
1月8日(土)
寒い。越冬棚のビニールをはぐって水やりをした。実に12日ぶりのみずやりである。弱ったものはない。Den. Santa Isabel ‘TrueLove’の花芽が十分な数でている。昨年のバルブの先端付近と、今年のバルブの中腹に出ており、今年のバルブは来年も咲くということであろう。こいつの花はでかくて香りがある。Den. Maloflake× Malonesもええかんじで花芽が出ている。Den. nobileにもなぜかちょっとだけ花芽がある。
リンコレリア・ディグビアナに大きなシースが出ている。
寒さと風邪気がぬけないのとで撮影をする元気もなく、今年は更新もさぼりがちである。
聞いたこともない場所で蘭展をやっているそうである。意外と近いところではある。「滋賀洋らんフェスタ2005」2005.1/6(木)〜10草津市立水生植物公園みずの森JR草津駅西口発、近江鉄道バス「烏丸半島」行き乗車、「みずの森」下車。(約25分)とか。蘭友に電話をかけたがつながらず、風邪気味でもあり、模様ながめである。
1月7日(金)Lc.Persepolisに花芽か!?
Lc. Persepolisは昨年花に惚れて購入した15cm級の大輪カトレアである。小さなバルブにシースがあり、そこにつぼみの影が見えるような気がする。これが咲いてくれれば金星である。でかい、きれい、香りがよいという結構な花だ。
蘭展の情報が少ないとぼやいていたら、掲示板に書き込みをいただいたり、よく蘭をくださる方からメールをいただいた。どこでこんな情報を、という濃い内容だった。「こんな蘭展聞いたこともない」という情報もいくつかあった。ニュースバリューが高いので掲示板に速報を入れた。このサイトが情報に強いと思われているのであれば、それは支えてくれる人達がいるおかげである。ありがたいことだ。
そりゃそうと今年の明幸園の蘭展はどうなっているのだろうか。去就不明である。なんと言ってもあのBlc. George King ‘Serendipity’
AM/AOSを得た蘭展である。かなり良いものが安く出るのはあのような蘭展である。
本日かみさんのみやげに和菓子を購入していると「干支酉」が読めず「せんしとり、ちゅうのを下さい」といったところ「えととりですね」といわれた。
「おいらはコジマ。蘭なら何でもばんばん咲くぜ、横文字、理科はお得意だぁ、ってぇいうじゃなぁーい
でもあんたの漢字判読力はめろめろですからぁー、
残念―っ!
蘭ぼけ学力低下斬りぃぃぃぃ!!」と斬られそうである。
明日は明幸園にゆくという話もある。
1月6日(木)
未だにトップページの写真も撮れない素寒貧の正月である。新手の風邪も引いたようだ。まあ土曜日には巻き返す。
蘭店の情報が少ない。2005年の情報がなかなか出てこないのがいぶかしい。ラン関係者は寒すぎて手元のランが気になってネットどころではないのであろうか。まあうちも似たようなものではある。直近で分かっているのは12日からの京都高島屋での蘭店、20日あたりからの京阪百貨店の蘭展である。昨年欲しいものはあらかた手に入れてしまったため今年は蘭展にかける意気込みが低い。
今月の開花予定はといえば、デンドロ岩国、竹本、デンドロキラム・グルマセウムなどがみえる。このデンドロキラムは花穂が5本も出ている出来物で、すてきな香りに可憐な花というまことに結構な種である。なんと300円だったのか。これは奇貨置くべしという鉢だ。Masdevallia gutierreziiがつぼみをあげてきている。やるねえ。Masd. ? ‘Wine Red’にもつぼみがある。今月初花になる4つめはOnc. obryzatumである。これが案外早いかもしれない。昨年結構良い花だったOdtna. Susan Bogdanoは予想外に規模が大きくなっている。これも今月開花だ。
1花目が失敗開花だったソフロレリア・レイラの2花がすてきに咲いている。結構良い花である。Onc. cheirophorumも盛大に開花しつつある。
このところ我ながらうんちくがすくない。買い物が少なくなると蘭への関心が減る、というのでは寂しい。持っているものはどれも素晴らしいものばかりで可能な限り毎日愛でていたいものである。しょっちゅう棚の奥と手前を入れ替え、別の棚との交換も頻繁に行いたいものである。これだけの数があれば2,3日に一度は新しい花芽を発見できるだろう。それにしてももう少し暖かくなって欲しいものである。
1月5日(水)
年末に総力戦をやったような正月だったため未だに疲れが抜けず調子が出ない一日だった。ランに水をやって観察していると、Blcのつぼみは足踏み状態で、期待のBc.
Cliftonii ‘Magnifica’ FCC/RHSのシースも変化がない。シンビジウム、オンシ、デンドロ、カトレアなどあれやこれやつぼみはあるが、寒さで居すくまっているようにみえる。リカステ、ダーウィナラ、ケイロホルム、バーケリア、ソフロレリア・レイラ、バンダは年末と変わらず咲き誇っている。Paph. primulinumが続きの開花でつぼみがゆっくり開いている。
越冬棚は週末まで手つかずである。別の場所にあるデンファレは最低8℃でもなお花が開く。デンファレの常識を覆す環境で美しく咲き誇っている。夏の蓄えがものを言っているらしい。
おおむね無事に正月を乗り切ったようなのだが、胡蝶蘭花信につづきPhal. 'Takarazuka'の葉がなくなってしまった。夏頃から不調だったものはなかなか冬を越しにくい。枯株なしという年はなかなか達成できない。
1月4日(火)Den.
Snow Baby 'Green Pocos'開花
移動日である。なす事のない正月であった。
帰り着くと見た目蘭におかしいところはない。やっとこさDen. Snow Baby 'Green Pocos'が開花していた。モニターでもらって1年と1ヶ月かけて咲いてくれた。花芽は少なからぬ数がしけているようである。ちゃんと設備の整った場所なら素晴らしい開花をしたであろう。なんにせよこれでもしっかり咲いてくれそうである。
最高最低温度計に目をやると最低5℃、最高20℃とある。ライトのあたっていない場所の気温はこんなもんだろう。高温生の胡蝶蘭とデンファレは今年中温棚で風を送り、90Wのライト40cmであぶっている。しかし風は冷たかったろうと思う。水やりはこれからだ。
1月3日(月)
このところ曇りがちの肌寒い日が多い。正月といいつつ冴えない日々が続く。年末年始お勉強ばかりしている。
せいぜい球根を植えたプランターを作るほかすることがない。土とユリの球根が足りず近くのホームセンターに買いに行く。Epi.コクレアタムの交配種が売られていた。明らかに趣味家向けの雰囲気のある鉢である。変なものが置いてあるなあ、と驚く。しかし見た目はほとんどコクレアタムである。コクレアタムといえば、台風でメインのバルブがぼっきり折れてしまったため今年は復旧の一年である。香りのよいラディアタムは順調に大きくなってきている。
そろそろ京都ラン展が気になり始める。
1月2日(日)園芸くじ
海辺でバークを拾った。大きな木の皮である。何か植えようかと思ったがこれというものを思いつかない。さわっているとやたら刺さる。どうせ植えるならコルクが良いなあ、と思った。京都のラン展で売っているのを思い出し、手放して帰ってきた。
本日も出かけた帰り道に寄った園芸店でかみさんの実家用球根を買おうとしていた。300円のくじではずれが出ると球根のつかみ取り2回ということを聞き、それでその「はずれ」をねらったのであった。ところが意に反して「大吉」を当ててしまいなんとシンビジウムの鉢が当たってしまった。シンビジウムはなかなか立派ではあったが、実家の状況を見るにどうも適さないそこで球根つかみ取り4回ということにしてもらいチューリップ26球をつかみ取った。このお店にはデンファレの干物1株100円というのがたくさんあって魅力的ではあったがぐっとこらえた。ミルトニアのようなもので何とかブルー300円という値札がついた蘭をつかんでしばらく考え込んだが、これもぐっとこらえて帰ってきた。いずれも鉢からはずして干物のようになっているこれはこれで正しい売り方かもしれない。
その直後大竹で寄ったホームセンターではチューリップ50球198円というのをみつけた。蘭はいろいろ見かけるのであるが、これというものがない。まあ心安らかではあるものの話題に事欠く。
1月1日(土)今年こそ控えめに
2004年の日誌は437p、357,925文字であった。2003年が351p、292,301文字なのでこの調子で今年も増えると往生する。どちらのファイルも1.8MB、1.5MBあり、モデムでの上げ下ろしには難儀な巨大さである。文庫本が電話線を通ってくるようなものだ。こういう非常識なサイトも珍しいのではないだろうか。
非常識といえば、本サイトは無料スペースに形成されており、当然容量の制限というものがあるのだが、そんなものはとっくの昔にオーバーしていて、それでも消去されないのが不思議と言えば不思議である。非常識さ故に大目に見てもらえているのかも知れない。
蘭の鉢がまったく側にない正月というのは味気ない。そろそろ禁断症状が出そうである。
宮島で子供にはぐれ探し回って往生した。今年にはあまり期待していない。
Top 日誌 蘭のリスト 蘭扉頁
画像掲示板 球根園芸館 画像登録
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||