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4月30日(月)

まだ4月だというのに棚を完備してしまった。なんかいやーな予感がするのである。昨日は光線が強すぎた。葉焼けしそうだったので棚の整備を急いだのである。いやーな予感といえば、今年の夏は暑そうだ。暑いとランが弱る。冷夏だったりするとランの生育がよかったりするほどだ。もう極めつけに暑い夏だったらどうしようかと思うのである。近年台風が10個も来た年があった。やってくる前からランを取り込んだり、出したりで30日間は室内に避難していた年だった。こんなのはまだなんとかなる。

 

連休で休みが続くと妙に調子が悪くなる。I氏の家にランを見物に行こうとしたらお留守で、なんでも明幸園に鉢を買いに行っておられたそうである。残念。つれてってくださいとお願いしておけばよかった。

 

本日硫酸アンモニウム((NH42SO4)を買った。1kg100円である。いわゆるアンモニア性窒素というやつだ。NH3またはNH4+の形で植物に取り込まれるのだろうか。植物は、窒素分を細菌の力で空気中の窒素分子から作る場合や、動物由来のもの、雷の放電でできたものなどを利用している。人間は、エネルギーを使って水素と窒素を高温高圧で反応させてアンモニアを作って肥料にしている。アンモニアだと毒性がつよいが、石油精製の副産物である硫酸と反応させて扱いやすい硫酸アンモニウムにする。これぞもろ化学肥料だわなあ。こういうものを蘭につかっていいのだろうかと思う。「水1.8Lに15g溶かして植物の根元に撒け、葉にかけるな」、などと書いてある。また「使っていると土壌が酸性になるから石灰を撒け」ともある。植物はアンモニアが欲しいので、相方の硫酸イオンに水素イオンをおしつけてアンモニアを取り込むと、土の中に硫酸ができてしまうなあ、などと思えばなるほど酸性になる。蘭の場合鉢底から抜けてゆくから問題はなかろう。

混合液肥をみると「硝酸性窒素」なるものが入っている。硝酸イオンNO3-の形で植物に取り込まれる窒素分のことだ。自然界では雷の作用で窒素が酸化して生成したり、アンモニアが細菌の働きで酸化されて生成している。売っているのを見なかった。テロにつかわれそうだからちょっと手に入らないのではないだろうか。高校時代白金触媒を使ってアンモニアからNH4NO3を合成したことがあったなあ。植物によってどっちの窒素を使うか好みや生理があるのだろうか。

取り込まれた窒素分は、たんぱく質の合成などに使われる。人間は植物のおかげでたんぱく質を得ているのである。

まあなんにせよ、窒素、リン、カリとそれぞれ100円台で化学肥料をそろえた。恐る恐る水にといて使ってみるのであった。窒素を成長中のゆりに、リンカリをチューリップや水仙に散布した。蘭には両方与えている。

 

 

4月29日(日)Masd.?開花

Masd. schroederiana?が開花した(今月6、今年57、新規22)。これかなあ。まだよくわからないが咲いてくれるものはありがたい。

 

本日も種々ランのさつえいをしていた。C. maxima  'Yamadori' はすごいなあ、と画像を見ていておもう。実物はあまり大きくないのだけれど恐ろしく堂々としているのが意外だ。

 

本日は、「寂光院」と呼んでいる棚に十分な日光があたっているのに気がついて、その整備をした。ご当地特有の強風に吹かれまくって半年、遮光ネットは吹き飛ばされていたが、華奢な棚はびくともしなかった。木ねじで組みつけただけのいいかげんな造りだが、構造がよいのか4年目になってもしっかりしている。吹き飛ばされてからみついていたネットを、針金で留めて張りなおして早速ランを置いて見た。これほどあっさり復旧するとは思わなかった。

 

南のメインの棚は、スチールアングルの組み立てからはじめなければならない。足場が悪く、ジャガイモの畑が幅を利かせており、狭い中で毒づきながら作業をしていた。おっさんになるとなかなか辛抱がついていると思う。連休というと「なんだか遊びに行かなければいけない!」ように考えていた若い頃がうそのようにしんどい作業からさっさと手をつけるようになった。黙々と作業をしていると「馬鹿い(若い)頃よりもおっさんのほうがいいなあ」などと思う。その心は、「落ち着いて物が考えられるし、いらいらしないし、つまらないものを買いたいとおもわなければ、勉強したいことはあるし、行ってもしょうがないところに行こうと思わなくてすむ。連休に出かけるのは無謀だ」というところである。でも飯ばかり作っているようなところもある。ピザを生地からこねて36cm級を3枚焼いた。焼ソバも作った。

棚は組みあがった。ネットも張った。このネットは例年画鋲で止めていたのだが、今年は針金でやってみたところもっとうまくとまることがわかった。資材置き場になっていた副棚も使える状態になった。ランが稼ぐための棚の面積が広いように思える。

 

棚の整理中に行方不明だった肥料が出てきた。今年初めて固形肥料をランの鉢に入れて歩いた。

 

Paph ‘Sakai’を植え替えた。さっぱり大きくならないので植え替えて見ることにした。軽石が大きいから乾くのだろうか。すこし小さいいつものダイソープラポットに杉皮をいれ、我が家の赤玉土+鹿沼土ミックスで植え、もとのコンポストも少し混ぜ、石灰石の粒(3mm角くらい)を注ぎ込んだ。

 

 

4月28日(土)

久しぶりに世話をしたという気分の朝であった。咲いているものを古いデジカメでたっぷり撮影した。

 

デンドロキラム‘村上’の植え替えをした。3号プラポットからはずし、ミズゴケをちょっとずつとり、3号プラポットに杉皮をしいてミズゴケを敷き、HB101入り顆粒をぱらぱらとまいて、ミズゴケで巻いた株を入れ、ミズゴケをつめておいた。

 

Pollardia pterocarpaも植え替えた。2.5号素焼鉢からはずし、ミズゴケをとる。この時点で猛一年これでよかったろうにと思った。新芽は3つある。3号プラポットに杉皮をしいてミズゴケを敷き、HB101入り顆粒をぱらぱらとまいて、ミズゴケで巻いた株を入れ、ミズゴケをつめておいた。

 

4月27日(金)Blc. Magic Meadow開花

ブラソレリオカトレア マジックミドウが開花した(今月5、今年56、新規21)。リップの先端がピンクである以外はおおむね緑色をしている。

 

4月26日(木)Blc. Magic Meadow開花前夜

でかいつぼみがほころんでいる。ブラソレリオカトレア マジックミドウのつぼみは過去最大級だ。花茎が我が家でこれまで見たものではもっとも太い。つぼみも太い。「本格カトレア」などとへんな表現をする。その本格的な開花にたどり着いたと思うと楽しみもひとしおである。春咲きは難度が高いようなことを読んだことがある。これほどのつぼみが出来たということは冬の管理がよかったということであろうか。

 

一方でC. maxima 'Yamadori' もこれまた盛大に「こっちこそ本格カトレア」という雰囲気で咲いている。繊細な花が8輪もわらわら咲いているのである。カトレアは目立つなあ。

 

小さいバルブにつぼみ2つのカトレア・ルデマニアナは、バルブが弱ってきたようにも見えるので開花までやきもきしそうだ。大きな鉢のなかですでに2株という雰囲気である。新芽も3本ばかりあるため、さっさと株分けして植え替えたいのを我慢している。

 

この冬は暖冬の影響やら栽培技術の向上なのか、過去初めて胡蝶蘭の枯死がなかった。かなり危なそうだったPhal.‘Ikebukuro 5’も持ち直した。Phal. violaceaにしてもいい葉がでてきている。

 

マスデにつぼみが出てきたが、どうもMasd. schroederiana?らしい。

 

Paph. primulinum var. purprascensに花芽らしいものが見える。毎年咲くようになったらたいしたものだ。

Paph. primulinum2月21日の開花以来3つ目の花が咲いている。

 

4月23日(月)

開花したエンシクリア 手柄山は、Anacheilium vespaという種に酷似していることがわかった。このアナケイリアムというのは、エンシクリアの分家みたいな属である。vespaはネット上では異なる2種の画像が上がっているように思える。なんにしても大変マイナーな種ではないだろうか。

 

4月22日(日)

植え替えもそろそろ終盤になりつつある。パフィオの小石植え換えをやった。以前ホームセンターで売っていた量り売りの鹿沼土と赤玉土の混合物に石灰石やら軽石やら混ぜたものを作って植え替えた咲かずのパフィオはいずれも開花してくれたことから、いくつかのパフィオをこの方法で植えることにした。

ミズゴケは、うかうかしていると腐って株が弱るという欠点があり、小石植えはそういう失敗がすくなそうである。しかし鉢をひっこかしたときに小石をぶちまけてしまうという問題はある。幸いパフィオの鉢をひっこかす事故は極めて希であった。

なんとなくミズゴケよりも石植えの株が元気そうに見えるのでもうすこし小石植えについて研究してみたいものである。

Paph. primulinumパフィオ・プリムリナム かわいい花が開花中であったがやってしまう。購入以来2年なんとビニールポット入りで何もしていないので点検とプラポットの変更のため植え替えを行った。もともと小石植えであり、その小石も再利用した。株の痛みはみられなかった。よさそうな石が使ってあった。3号プラポットに杉皮をしいて株を入れ、石灰石を混ぜた小石(赤玉土+鹿沼土+軽石だったか)をいれておいた。

Paph. primulinum var. purprascensパフィオ・プリムリナム 変種・プルプラセンス   

購入以来何もしていないので点検とプラポットの変更のため植え替えを行った。もともと小石植えであり、、その小石も再利用した。株の痛みはみられなかった。よさそうな石が使ってあった。3号プラポットに杉皮をしいて株を入れ、石灰石を混ぜた小石(赤玉土+鹿沼土+軽石だったか)をいれておいた。 

Paph. ? 'Yanai'パフィオペディラム ? 「柳井」 小石植えにして始めて開花した株である。点検のため内部を調べたが問題はなかった。3号プラポットに杉皮をしいて株を入れ、石灰石を混ぜた小石(赤玉土+鹿沼土+軽石だったか)をいれておいた。

Paph. 'Meikouen'パフィオペディラム?「明幸園」 小石植えにして始めて開花した株である。根が浮き上がってきていた。3.5号プラポットに杉皮をしいて株を入れ、石灰石を混ぜた小石(赤玉土+鹿沼土+軽石だったか)をいれておいた。

パフィオ 讃岐:ミズゴケ植えだったが小石に切り替えた。3号プラポットに杉皮をしいて株を入れ、石灰石を混ぜた小石(赤玉土+鹿沼土+軽石だったか)をいれておいた。

要確認Paph. urbanianum × hookerae: パフィオペディラムアーバニアナムxフッケーレ ミズゴケ植えだったが小石に切り替えた。3号プラポットに杉皮をしいて株を入れ、石灰石を混ぜた小石(赤玉土+鹿沼土+軽石だったか)をいれておいた。

 

 Paph. gratrixianum(?)は、3月1日の開花以来50日を超えて咲き続けている。パフィオ1輪の開花日数記録を更新中だ。やるな、このパフィオは。こいつも咲き終わったら小石植えにしたい。

 

C. maxima 'Yamadori' が大変見事に咲き誇っている。作りこむと化けるねえ。

 

Angcst. Paul Gripp × Lyc. aromaticaは香りがよろしい。本日全部開花。

 

4月21日(土)Encyclia 'Tegarayama'開花

エンシクリア 手柄山が開花(今月4、今年55、新規20)した。蘭をやり始めて10年近いのだが、このような花を見た覚えがない。1cmほどの花だ。地味だなあ。地味だから忘れているのかなあ。なんにしても見たことがない花というのはきっと珍しい原種に違いない。

 

Den. ? 'Takarazuka Red'を植え替えた。2号鉢がないので前の晩にコンロで使い古しをよく焼いておいた。杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 

Blc. Bryce Canyon ' Splendiferous ' AM/AOS × Lc. Trick or Treatを植え替えた。初花というからには2年は経っていそうにみえた。しかも鉢が3.5号と大きい。苔は古くなっていたようだ。3号素焼鉢に、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 

Lyc. Jim Riopelleの花が17日に終わった。10月23日以来延々咲いてくれたようだ。なんと177日間の開花だった。いっぺんに咲かず、継ぎ足すようにつぼみが出てくる。記録を調べると昨年は206日咲いていたようだ。我が家にはこういうお宝級のすごい種が結構あるなあ、と感心する。

2年植えていたので、植え替えにかかる。バルブは6個。まだ葉があるバルブは両端に1つずつ。それぞれにバックバルブを1つつけて、2株つくる。バックバルブ2個をバックバルブ伏せにした。

植えていたのは4号駄温平鉢という蘭としては特殊なもので、保湿と安定性からこの種にはこれが定番となっている。これを洗ってそのままつかう。

第一バルブには葉2枚、新芽が2つある。これを本家にする。杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

3.5号駄温平鉢を探し出してきた。これに新芽1つの分家を植える。後ろの穴を石で欠いて広げておいた。排水に配慮したのだ。杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 

4月20日(金)

日差しを用心してリビング前の置き場所に例年通りの遮光ネットを張った。

 

Den. Pramortを植え替えた。株がはみ出して新芽が2つでていた。3号鉢から3.5号鉢に杉皮をしいて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

Den. Arisを植え替えた。購入後さっぱり咲いていない株であった。株がはみ出して新芽が1つでていた。3号鉢から3号鉢に杉皮をしいて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 

 

4月19日(木)

夜中にトレイを出して水をかけていた。手抜き水遣りであった。

 

4月18日(水)C. maxima 'Yamadori' 開花

C. maxima 'Yamadori' が開花(今月3、今年54、新規19)。なにやら今年は花が大きい。

 

4月17日(火)

の花が終わって貸出先から帰ってきた。なぜか別途花芽がでている。新芽もある。

 

長崎市長が、背後から拳銃で撃たれたそうである。近年最も怒りを覚えた出来事であった。このような暴挙を絶対に許してはならない。繁く殺生をなすどこぞの国のようになってはならない。このような事件を起こした背景にあるものを徹底的に抉り出して覆滅せねばならない。

 

4月16日(月)Angcst. Paul Gripp × Lyc. aromatica開花

Angcst. Paul Gripp × Lyc. aromaticaが開花した(今月2、今年53、新規19)

 

4月15日(日)植え替えまくり

朝から蘭を庭に展開して思いつくものを手当たり次第に植え替えた。

Cym. dayanum  var. alba  ヘツカラン素心:花の数があまり多くないのは内部で調子が悪いからだと思って開いてみた。しかし、健康な根の塊で、ミズゴケの交換に難渋した。3.5号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

Coelia bella セリア ベラ:内部はすかすかしていた。3.5号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

Cirr. picturatum シルホペタラム・ピクチュラタム:もらってから手を入れてないため手がけた。おおむね健康にみえる。3.5号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 Brassia Longen Gigentia ブラッシア ロンゲン ギガンティア:まったく花を見ない株である。最長不倒記録ではないだろうか。バックバルブを取ったときにうっかり2つに分けてしまった。これはまた花が遠ざかる。2株ともそれぞれ3号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。ミズゴケ少な目のけちけち植えだった。

Cattreya 'Takarazuka Kaori' カトレア宝塚香2.5号素焼鉢で新芽が2つでていた。内部はあまり元気には見えない。3号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 Dial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGA ディアレリア・ミゾグチ ‘プリンセスキコ‘2.5号素焼鉢から3方に伸びて根が出ていた。出して3つにわけ、それぞれ3号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 Leptotes tenuis × bicolor  レプトテス :古そうとおもって開いてみると根がほとんど回っていなかった。2号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 Lyc. aromatica リカステ・アロマティカ :開いてみたらバークだった。バルブ1つ新芽2つと、バルブ2つ新芽3つの2つにわけて3.5号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 Paph.?'Takarazuka' パフィオペディラム ? 「宝塚」:花を見たことがない付き合いの長いパフィオである。葉がきれいなので大事にしている。3号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

  Pths. pterophora プレウロタリス プテロフェラ:生育が今ひとつなのでみてみた。鉢底の穴が鉢を置くとふさがれるのがよくないのだろうか。鉢をかえて植え替えておいた。

 Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS ソフロレリオカトレア・ロケットバースト'ディープエナメル':もらったままだったので植え替えた。3号プラポットに、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。

 なんのかんのでトレイ1杯少々あった。

 さらにこのあとC. trianae 'Mooreana' FCC/RHS カトレア・トリアネー‘ムーレアナ’ を植え替えた。鉢が手狭になってきたので引っ張り出してみると小さいバックバルブがぼろぼろ取れる。バルブ4本で3号素焼鉢に、杉皮をしいて、ミズゴケを入れ、HB101入り顆粒を降りかけて、株を入れてミズゴケを突っ込んでおいた。バックバルブはミズゴケにくるんでビニール袋に入れてタンスの上に置いた。

 

 

4月14日(土)ビニールはがし

行きつけの100円ショップMeetsにて100円の遮光ネットを2つ買った。これを手にするとまたぞろ初心者キットを企画したくなる。この遮光ネットを初心者蘭スターターキットにつけたことがある。なぜそんなことを、といえば自分が初心者だった頃を思い出すと、「遮光?どうやるんじゃ。めんどくさいなあ」と思っていたことを思い出すのである。遮光こそ蘭初心者の第二のハードルであった。モノを手にしていればなるほどこういうものか、とわかるのである。

私が遮光ネットを手に入れたのは宝塚園芸サービスの見切り品200円のダイオネットだったかと思う。まともに買うとかなり高い。それまでは100円の処分品白カーテンを使っていた。何かの蘭を日焼けで傷めたから買ったという記憶はないのだが、蘭に対してなみならぬ関心を寄せていたときになぜか遮光ネットを手に入れ損なって、白カーテンをつかんでいたのだ。多分遮光ネットが高かったためではないかと思う。蘭をやりたいけれど、ネットが高いなあ、こんなんでやればやるほど高い趣味になるのではないか、といういやな予感を持ったのがこの遮光ネットだったのである。いえいえ、蘭は安上がりな趣味ですよ。ひひひ。

 

初心者の第一のハードルは植え替えである。この点にも前回のスターターキットでは配慮していたかと思う。植え替えセットを1株分つけておいたのだ。植え替え時期の株をいれておいて、素焼鉢+鉢穴ふさぎ+ミズゴケのセットをつけておいた。初心者は、古い植え付けの株を鉢からはずすことで、植え付けの構造、ミズゴケの密度、鉢内部での根の様子を観察して植え付けの実際を体験することで必要なスキルを学べるように配慮していた。

 

植え替えについてはこのサイトにもあちゃらこちゃらに説明はしているがわかりにくかろうと、読み飽きてしまった入門書(ブックオフで105円で買ったもの)をつけた。これも1冊在庫があるなあ。

 

蘭を手にして、なんだかすごく気になるけれど、情報も、道具も、それにいろいろ欲しい蘭もさっぱりないアグレッシブな初心者がどのくらいいるものだろうか。だれかそういう人たちのために入門キットでも開発したらどうかと思うんですけどねえ。

 

初心者から蘭がぱかぱか咲いてくれるところの境目はどこにあるのかと思う。私は風じゃないかなあ、と思っている。水遣り、肥料の扱い、植え替え、遮光、保温、あたりがそこそこできても、案外軽視されているのが風である。私なんぞは「風なし栽培なんて絶対にいや」と、口に出して言わないけれど、それくらい風なし栽培にはおぞけをふるっている。蘭が根から水を吸って、養分も吸い上げて、葉からCO2を獲得することは風が絶大に促進する。葉から蒸散した水分が風がなくて葉の周辺に滞留したとすれば、蘭はそれ以上水を吸い上げることが出来ない。風こそは蘭の「血流」のドライビングフォースなのである。風はまた、葉の間にたまった水を乾かしてくれる。風がないととたんにナンプ病が出た記憶がある。微風ファンはなにがあっても止めてはならないと思っている。ただ、私にはなじみの年中回しっぱなしのファンだが、電気製品であるだけにこれを初心者キットにつけるわけにはゆかない。十分安全に配慮して蘭のために備えて欲しいものである。

 

さて、本日は雨上がりで天気もよく、気温も18℃くらいにはなった。懸案の蘭棚の保温ビニールをはがす。このビニールは窓を覆い、棚にも巻いているので冬の間は2重の隔壁となって効率よく蘭を寒気から守り、やたらシリンジした水も受け止めて床をぬらさなくてすんでいた。もとは畑のマルチに使う幅1.5m長さ100mのビニールである。これを自作の木の棒を木ねじでとめただけでつくった棚に巻いているのである。このあたりも初心者にはハードルだろうなあ。まったくこの手製の棚は倒れそうで、安普請だがよくできているとわれながら感心する。

蘭をすべて晴天の庭に出し、ビニールをはぎ、棚の周辺をよくよく掃除しておいた。外で、蘭のトレイ編成を考える。これからしばらくは出し入れの日々である。背の低い弱光トレイ、強光耐寒出しっぱなしトレイ、大型蘭のトレイなど、収容先の高さや、出したときの置き場所で蘭を分類し、トレイに収めた。全部で15収容するトレイがあり、出しっぱなしは3つほどだった。夕方収めてみたが、この程度なら出勤前になんとか出せそうだ。

 

カトレア・ワーネリーを植え替えた。古そうに見えたが昨年植えつけている。成長は拡大基調だが、もう少しのびてもいいんじゃないの、などと思ってみていた。根のはりがあまりよくなかった。3号プラ鉢に杉皮で蓋をして、ミズゴケで植えつけた。

 

 

4月13日(金)

職場近くのダイソーで探していたプラポット3号10個105円と3.5号8個105円、ナメクジ殺剤105円を購入した。結構乾くプラポットである。今のところこのプラポットで生育が悪くなったというものがないので、あまりにも安いこともあり、気にいっていた。家の近くのダイソーでみかけず、さては取り扱い終了かとあわをくったが、何とか見つかってよかった。

この二日間激戦で、まったくものすごく働いた一週間だった。植え替えたカトレアは2週間干していたなあ。元気そうだ。明日は水遣りの予定。

 

4月12日(木)

カトレア・ルデマニアナのシースから蕾が出てきた。

C. maxima 'Yamadori' の3つのシースからそれぞれ3,3,2個の蕾が出てきた。

Angcst. Paul Gripp × Lyc. aromaticaがつぼみ7つ出して間もなく開花である。

ブラソレリオカトレア マジックミドウはつぼみがしっかりしているので、今回はしけることなしに開花してくれそうだ。

 

4月11日(水)

 本日は山奥に出張で夜中2時から16時までとことん仕事。帰ってきて仮眠してなぜか水遣りをしていた。

 

4月10日(火)

 本日は山奥に出張しているため蘭の世話は出来ない。朝から晩まで仕事。

 

4月9日(月)

 本日は山奥に出張しているため蘭の世話は出来ない。

 最近の注目株は、エンシクリア 手柄山である。見た目はPollardia pterocarpaによく似ている。Prosthechea radiataやら、Prosthechea cochleataやら、Encyclia fragrance の近縁であると見た。2006年11月23日手柄山植物園の蘭展を見て売店にて500円で購入したものである。見た瞬間「これは私が見たこともない種だと直感した。こういう見たことがないへんな蘭が名無しで500円といえば手を出さないわけには行かない。SP(よくわからない原種らしいもの)買いのおじさんの気持ちがよくわかった。SP買いのおじさんは、ある属にはまっている人が多く、その勘と経験から「こんなのは見たことがない。花を咲かせて見てみたい」という気持ちになるのである。

 エンシクリア近縁族の楽しみはつるりとしたグリーンのバルブである。すっと立ち上がり、真ん中でつややかな丸いバルブになり、1ないし2葉を頂生するひょうきんな姿をしている。下部の姿を見ているだけで幸せな気分になる。香りがバニラ様でよいものが多いのがまたよろしい。

 花茎が延びてやはり見たこともないつぼみが出てきた。株の姿も大変よろしい。新芽も2つある。エンシクリア類はいいなあ、と思う。

 

 

4月8日(日)

 本日の植え替えは、ホームセンターコーナンにて2.5,3,3.5号鉢を入手し(55,70,75円だったか。明幸園価格より高くなるのは仕方がない。ホームセンターでは最安値か。2.5号、3.5号鉢があるところがえらい)、入手以来植え替えていないものを重点的に行った。

 

  Slc. Kagaribi Dawm ‘Red Star’ BM/JOGA ソフロレリオカトレア カガリビドーン ‘レッドスター’:戴いて以来植え替えていないので着手。根が少ない。よく弱っているようだ。もとのまま2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Epi. floribumdum’Miyao’ AM/AOS エピデンドラム・フロリバンダム :過去のバルブの半分も高くならない。最近花芽がしけたらしい。戴いて以来植え替えていないので着手。もとのまま2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

  Lc. Cuiseag ‘Mankaen’ PC/JDS レリオカトレア・キューシング'マンカエン':戴いて以来植え替えていないので着手。根が少ない。よく弱っているようだ。もとのまま3号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Gongora galeata ゴンゴラ・ガレアータ: 飛躍が期待されている。2号プラポットからはずし、ミズゴケを丁寧に取って、2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Den. griffithianum  デンドロビウム・グリフィッシーアナム:購入以来植え替えていないので着手。もとのまま2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Den. moschatum デンドロビウム・モスカタム :購入以来植え替えていないので着手。当初4cmだったものは20cmに達したので2号鉢から2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

B. fragrance   ブラサボラ・フラグランス :購入以来植え替えていないので着手。ほとんど本体は株の外にはみ出していた。3号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Encyclia polybulbon  ブラサボラ・フラグランス :もらって以来植え替えていないので着手。ほとんど本体は株の外にはみ出していた。3.5号プラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、本体を鉢内に巻いて入れ、株の根をミズゴケに押し込んだだけというええかげんな植え方をした。

 

 マスデバリアにつぼみを見つけた。Den. tortileに花芽らしきものがある。

 

 

4月7日(土)Restrepia brachypus開花

 Restrepia brachypusが開花した(今月1、今年52、新規19)レストレピア・ブラキパスはせっかく咲いてもらったところ申し訳ないが、植え替えである。2号鉢にバルブ推定100本。購入以来植え替えた記憶がない。これほど植え替えないと弱るものなのだが、この株が何かで弱ったのを見たことがない。ものすごい強健種のように思える。あまりにも茂っているためむりやり引きちぎって3つに分けた。もっとも小さな株でも買ったときよりも大きい。写真を見てたまげる。こんなにバルブが少なかったのか。なぜこれほど茂るのか。なぜこれほど生えてくるのか。なぜバルブ1本から次々花芽が繰り返し上がってくるのか、強健なのに入手機会が希なのはなぜか、開花期間が4月から11月くらいまでなぜそこまで長く咲いているのか、など謎が多い蘭だった。

 3株とも2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 レストレピアはプロウレタリスの近縁であろうか。マスデバリア、ドラキュラ、ズートロフィオン・アトロプルプレウムなどは仲間で、どことなく雰囲気が似ている。それにしてもこのレストレピアはちと蘭の中では度外れているように思える。

 今期の植え替えは「入手時のままの植え付け追放」を心がけている。ついうっかり植え替えを忘れているものを多くみかけるので手当たり次第に植え替えていた。おかげで鉢がほとんどそこをついてしまった。

本日の植え替は雨にたたられていた。

  Lc. Melody Fair ‘Summer King’ x Blc. Japanese Doll ‘No.1’ ブラソレリオカトレア(Lc.メロディフェアxBlcジャパニーズドール) 長い名前だがまだ苗という風情である。あけてびっくり。苗が二つに分かれていた。もともと2つだったらしい。2号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、苗にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。以下大体同じ植え付けをしている。

 Bulb. fascinator バルボフィラム・ファシナタ :なかなか咲いてくれないのはへまをやっているからだろう。3号プラポットにミズゴケも合わなかったようだ。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Bulb. lilacinum (=Bulb. crassipes)  バルボフィラム・リラキヌム :2号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 C. walkeriana alba ‘Pendetive’ AM/AOS :もらったまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Epi. boothii エピデンドラム・ブーシー :もらったときのまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Epi. falcatum  エピデンドラム・ファルカタム  :もらったまんまだった。もらったときはバックバルブだったらしく、こちらにきてでた今の本体にだけ根が出ていたことがわかった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Epi. floribundum  エピデンドラム・フロリバンダム:もらったまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Epi. sophronitis var. Verithii エピデンドラム フロニチス変種ベリシー :よく咲いている。もらったまんまだった。2号プラポットから出したら2つにわかれた。2つのプラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Epi.? 'Hanakoujou' エピデンドラム「花工場」500日咲きの赤いエピデンドラムで、なにやらバルブがやたらと倒れてくる。はずしてミズゴケを換え、比較的背の高い3号プラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Euchile mariae (Epi. Enc.)  エピデンドラム マリエ:新芽がはみ出しそうなので植え替えた。2号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Incdm. Popcorn‘Haruri’  イオノシジウム・ポップコーン‘ハルリ’:花芽が3つみえる。もらったときのまんまとみた。素焼鉢2.5号に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 L. mantiqueirae レリア・マンティクエイレ:買ったときのままで、なにやら伸び悩んでいるように見えた。出してみると2株あり、1つがかなり小さい。そのまま同じ鉢に植えることにした。2号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 L. tenebrosa レリア・テネブロサ:買ったときのままで、なにやら伸び悩んでいるように見えた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Onc. longipes  オンシジウム・ロンギペス:もらったときのまんまとみえた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Onc. Jiuhbao Gold ‘Tainan’ SM/IOK オンシジウム・ジウバオゴールド ‘タイナン’ 2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Onc. Twincle オンシジウム トゥインクル:一貫して弱り続けた株であった。ほとんど打つ手がない。標準的な2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Paph. delenatii パフィオペディラム デレナティ:ミズゴケの更新時期とみた。プラポット2.5号にスゴイネで植えた。

 Paph.?'Wine Red' パフィオペディラム?「ワインレッド」:ミズゴケの更新時期とみた。プラポット2.5号にスゴイネで植えた。

 Paph.? 'White' パフィオ ?’ホワイト’:ミズゴケの更新時期とみた。プラポット2号にスゴイネで植えた。

 Papilionanthe teres ‘Oyamazaki’  パピリオナンテ・テレス:ミズゴケの更新時期とみた。プラポットの背の高い3号にスゴイネで植えた。

 Pleurothallis grobyi  プレウロタリス・グロビィ :はずしてミズゴケを交換し、もとのプラポットにに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Pleurothallis tribuloides  プレウロタリス・トリビュロイデス :買ったときのままだった。バルブはかなり増えた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Slc. Wendy’s Redstone ‘Taida’  ソフロレリオカトレア・ウエンディスレッドストーン‘タイダ’:もらったときのままだったろうか。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 Zootrophion atropurpureum ズートロフィオン・アトロプルプレウム:買ったときのままで明らかに弱ってきた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

 

4月5日(木)

 本日の植え替えは、プレウロタリス・レストレピオイデスであった。2004年にゴンベッサ師匠にいただいて以来植え替えていないというずぼらぶりがたたってまだ花をみていない。はずして、ミズゴケを取り除いて、一回り大きなプラポット3号に、何を思ったかスゴイネを底に敷いて、あとはミズゴケだけで植えつけた。

 

 Restrepia brachypusにつぼみが出た。

 

複数の情報源から仄聞したところでは、交配して作った蘭のうち花をみてぱっとしないものは捨ててしまう、という愛好家がおられるそうである。 

そういうことについていろいろな感想をもたれる人もいるだろう。私などは、そりゃまあその人の考え方だからなあ、と思う。私が捨てちゃう人の立場だったら、目標としてこれぞという花を作出したい、というのがあるのだと思う。それ以外は場所ふさぎに見える人もいるのだろう。もらってもらうにしても数が多すぎたり、売るにしてもやっぱり数が多すぎたり、販路がなかったりで、捨てちゃえ、になるのではないか。確かに蘭を好む人間には許しがたい行為に映るだろう。しかし、蘭をやっていない人間がみれば、「あんたの好きにしな」というところではないか。

この冬暖冬でキャベツが出来すぎてしまい、トラクターでつぶされていたのを、「もったいない、なんということをするのだ。困っている人に差し上げて」という意見があがっていた。私は、輸送費誰が出すの?、キャベツに困っている人が居るの?という意見を持った。売っても利益が出ないことがわかっている。もっとも有効な利用を考えた末、畑の肥やしという選択肢しかなかったのだ。気の毒な農家をさらに鞭打つことを言うかねえ。彼らも好きでつぶしているわけではないのだ。

蘭を捨てる、という行為にもそれぞれ事情があるのだろう。その場に私がいれば1株もらえたことだろう。だがそこへ行くには交通費が必要だ。連絡には通信費が必要で、送ってもらうには先方の手間と運送費が必要である。私の仕入れ価格からすると到底割が合わない。だからその人を知っていたとしても、その人からもらえる道はいまのところない。

愛好家が蘭を捨てる行為を私は非難できない。その人の心情がわからないからだ。色んな人がいるんじゃないだろうか。「すまん、うちには余裕がないんだ。ごめん」(だったら増やすな、といってつっこめないねえ、私は)から「いいもの以外はくず同然さ」までいろいろな人がいるとおもう。

ここで視点を変える。私は牛をすこしと、豚と鶏をたべ、魚を食べ、野菜を食べ、海外の人たちが汗水してつくったモノを使い、多量の石油を使った生活をして、その上蘭まで育てている。大変な贅沢だ。史上ここまでの安全、安心に恵まれ、贅沢を享受している人間はまれだ。歴史を見るに、王侯貴族も及ばない健康で文化的な生活を私は享受していると思えるのである。マリーアントワネットについてうらやましいと思うのはモーツァルトその人の演奏を聞けたのではないか、ということただその一点くらいのものである。彼女はカトレアやデンドロビウム、バンダを育てることどころか見ることすら出来なかった。

隣国の侵攻におびえることなく、疫病で子供を取られることもなく、戦争に行かされることもなく、強盗、かっぱらいの類に遭うことも極めてまれ、水の心配もなく、食を欠かしたことは記憶にない。なんという恵まれた生活か。そのうえ、膨大な数の本を手にすることが出来、学問はし放題、あらゆる文学作品、駄作小説、エロ小説を検閲なしで見ることが出来、世界の美味、珍味を思い立ったときに味わうことがときたま出来、世界中の有名な都市を見物することはちょっと無理をすれば出来、ものすごい数の楽曲を楽しむことが出来る。我々の生活は過剰なほどの享楽に満ちているのだ。だが、その享楽には習慣性があり、人を引き込み、それから離れがたくなる。依存性がでてくる。狭い世界に人間を落とし込む。孤独や、猜疑心や被害妄想を心にめばえさせる。なんという皮肉か。学問の力によって世の中をよりよいものに変えて行くのにもっとも有利な位置に立ちながら、享楽におぼれ、己をみず、他人を非難して暮らしているということはないんだろうか。我々は我々の幸せを活かしきらずに、自らを不幸に追いやっているのではないかという危惧を持っている。

世界の富の15%をかき集めた日本国内の外では、人口増加、貧富の差の拡大、新たな病気、水の劣化、急拡大する砂漠、戦禍がある。私の母は原爆のきのこ雲を見ている。ついこのあいだまで生きてゆくことが大変だった時代がある。甘い極楽にひたる私に、なんで人間の足元にある地獄を語れようか。しかし、楽園を失う不安はひしひしと感じる。

番犬が孕むと、その子犬をなんの呵責もなく捨てる老婆を見たことがある。子供のころもまだ目も開かない子犬が捨てられているのを見た。ばあさんに必要なのは番犬一匹であって子犬ではないのだろう。ばあさまの世代は鶏をひねってむしっていた生活があった。そういう年配の方々には、犬を捨てるな、などといえない迫力を感じていた。新聞紙を開くとごろんと雉が出てきてびびったこともある。こういうものを食うのかと目をむいた記憶がある。鳥をしめて食べるというのは家族を食わせるのに不可欠でない限り今の私にはできないだろう。買ってくれば済むようになったのは感謝していいことだ。それだけ食べ物に感謝する気持ちが薄れているのが申し訳ないと思う。

業者も生育不良の蘭を山のように捨てているという話を聞いたことがある。業者は商売でやっている。利益が上がらなければ食うことが出来ない。野菜も蘭も農産物なのだ。利益が出ないものを限られた農地に植えておくわけには行かない。

蘭に話を戻す。明日も見えない我々は、実のところ必死で生きてゆくだけでやっとという存在である。石油があと10年、というのはありえないことではない。現に先は見えた。これ以上採掘できないとなれば売り惜しみが起きる。ごく近い将来そうなったら我々はどうすればいいのか。そんなとき自分と家族の暖を犠牲にして蘭を暖めることが出来るか。そんなことはしないだろう。生活に追われ蘭どころではなくなる。業者が蘭を捨てることを私が責められようはずがない。

蘭は私の生活の友だ。私は自分の蘭を大切にするが、よその蘭についてとやかくいう気にはなれない。自分の子供も人の子もかわいいと思うし、子供やよその人がひどい目に遭っていたら気の毒に思うし、時には腹も立つ。献血もすれば、募金もする。人が人を粗末に扱う風潮があるように思えるが、とんでもない話である。自分も人間なのだからなんといっても人間を大事にしなければならない。人は人であって、蘭は蘭だ。

これまで私は蘭をタップリ買い込んで結構な数枯らしている。買うとき、へぼな私が買ったばっかりに枯れてしまうかもしれない、ということを考える。それでも欲しい、と思って買うのである。そういうエゴイストな私に、蘭を捨てる愛好家を責められようか。

捨てられていた蘭をゴミ袋から救い出してもって帰ったり、夜中拾いに行ったことがある。しかしそれは蘭を救うといいつつ、本当はただ畢竟自分が欲しかっただけのことだったのではないかと思う。花が終われば無価値に見える人が大半だろう。こうして何百万株が捨てられていると思う。

いろいろ書いたが、私はさまざまな命をいただいて生きている。蘭を含めた命に感謝してむやみと命を粗末にしないようにする、という私なりのささやかな心がけしかのべることはできない。ただ、人は死んでも蘭は末永く残るものがある。畏敬の念をもって遇してよい植物ではないだろうか。

あるとき職場の近くの路上でシンビジウムの鉢が並べられていて「もらってください」というダンボールに書かれた看板があった。どうやら鉢いっぱいになったものを株分けしたらたくさんになってしまったらしい。こういうのは明るくて親切でいいなあ、と思う。

 

4月4日(水)

今回Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateレリオカトレア アロハケース×インターメディアvarデリカタは大変美しく、しかもレモンに近いさわやかな香りを夜でも漂わせて咲いている。107mm幅である。こういう花が年間5回、ひょっとすると7回咲いてくれるのかと思えばついつい笑みがこぼれようというものである。自然界にこれほど頻繁に咲く花の大きなカトレアがあるとは聞いた事がないので、これはやはり交配という人間の営みのおかげであろう。

このカトレアを見ていると、なにやらワルケに似ているなあと思う。交配の式というものがあるかどうか知らないが((L. pumila× C. warkeriana)× C. warkeriana)× C. intermediaと書けば、まずレリアプミラとワルケリアナの交配種(Lc. Mini Purple)を作り、これをワルケと交配して交配種Lc. Aloha Caseを作り、さらにその交配種にインターメディアを交配していると読める。この3回の交配は、交配をしてから花を見極めるまでそれぞれに8年くらいかかるのではないかと思う。大変な労力だ。

植物も染色体をやり取りして種を作ると理解している。n対の染色体があって、合計2n個の染色体を持っているとする。種子または花粉にこめられる染色体はいわゆる減数分裂によって半分のn個になる。2n個から無作為に選ばれるわけではなくて、n個ある対からそれぞれ1つずつn個を持ってくる。これをあわせると2n個になる。交配では、それぞれの種が染色体をn個ずつ出し合い、n対の染色体を持つ個体が出来る(3倍体とかのことはよく知らないので考えない)。卵子や精子それぞれにn個を選ぶ。卵子、精子1つひとつが2のn乗通りの組み合わせのなかから染色体を選んで持っている。

 ((L. pumila× C. warkeriana)× C. warkeriana)という交配ではプミラ25%、ワルケ75%の染色体を持つ個体が出来そうだが、それはできた種について平均してそういう値に近いというだけで実はワルケ100%というようなことが起こり得るのである。(L. pumila× C. warkeriana)からn個の染色体をさながらカードを引くように選んだとする。n対のカードが並んでいて、それぞれの対はワルケのカードとプミラのカードがある。n対からn枚のカードをえらぶ選び方は2n通りあり、もしn=10ならばざっと1000通りあることになる。偶然ワルケのカードばかり引き当てる場合は1通りある。ゆえに((L. pumila× C. warkeriana)× C. warkeriana)という交配では1/2nの確率でワルケと同様な染色体を持つ個体が出来得る。この交配でワルケが濃いものからプミラが50%のものまでさまざまな固体ができうるのである。プミラ25%の場合がもっとも確率が高く、プミラ50%またはワルケ100%まで急激に減衰する対称山形の確率の曲線が得られる。こういう確率の分布を二項分布というのじゃなかったろうか。通常の交配では、プミラ濃いめ、とか、ワルケ特濃とかいう制御は出来ない。そういうさまざまな個体が出来る。その中から望ましいものをチョイスするしかない。あまりパッとしないものはおそらく安く売られているのだ。そのうちの1鉢をかみさんが買った。「呼んでいたのだ」という。そのカトレアはぱっとしないどころか驚くべき美点を備えていたことはこれまでにもうるさいくらい述べた。

染色体はDNAを巻き取ったものだ。コンピュータが情報を0と1で処理する一方、DNAはATGCという記号で表される異なる4種類の分子枝が2重螺旋の分子の間にはしごのように延々とならんでいる。このはしごは、AT、GCと組みになるので、これを0か1かに見立てれば、今日すべてのデータを0と1で処理する我々の社会と情報の扱いは似ているということになりはしないか。このATGCの並びにはアミノ酸の配列に対応してタンパク質をつくる情報が書き込まれている。AACだのTGCだったか、3つの組が20種あるアミノ酸のそれぞれに割り付けられている。DNAにはアミノ酸の配列が順番に書き込まれていて、この情報をもとにアミノ酸を並べてペプチド結合をつくってそれらをつなげてゆくと、たんぱく質が出来る。そのたんぱく質が機械や構造体として働くことで細胞を運営している。面白いのは、使わないDNAはたんぱく質の覆いをかけて動作しないようにする。だから受精した細胞を基点にして、細胞分裂と分化の過程で、「あんたは根っこになるんだからDNAの他の部分はマスクしちゃうよ」という指令までDNAに書き込まれている。根っこになってしまった細胞からはメリクロンはつくれないらしい。なぜなら、根っことして機能するDNA以外はマスクされているためだ。成長点の細胞はこのDNAのマスクされていない部分が多いらしい。その細胞を取り出して、大きな塊をつくり、数多く分ける。するとその小さなカタマリから分化が始まる。メリクロン変位というのは、取り出した細胞のDNAがマスクされている割合がいくばくなりとも高かったということはないのかなあ、と思っていたりする。専門家はそのあたりを知っているのだろう。私は知らずにこのあたりのことを勝手に書いているからあまり信用しないように。

猛烈に小さい細胞の1つひとつに1セットのDNAが入っている。人間のDNAは長さ30cmほどだが、細胞の大きさからすると猛烈に長い。この小さなものに人間丸々作れるだけの情報をこめることが出来るというのがすごい。ある順序に従って複製され、たんぱく質という形で情報が再生され複雑な生物活動全体がこのDNAにたんぱく質の情報という形でかかれた筋書きとして進行するのである。人間がDVDプレーヤーを作って映画を再生したといって日々よろこんでいても蟻の一匹をつくるにも及ばぬように思われる。

話をうちのカトレアに戻す。このカトレアはインターメディアの染色体を2n個中n個つまり50%持っているのは確実なのだ。けれどインターメディアらしさは時折2枚の葉をつける程度で、花にもインターメディアらしさはあまり感じられない。しいていえば花が少しほっそりしているような、リップにすこしぎざぎざがあるような、というところぐらいである。

ところで、花の色、形、香り、などの特徴を形質というが、遺伝においては親の持つ形質うちどちらか一方の形質が現れる。異なる形質のうち、交配で発現する方を優勢な形質というらしい。優勢だからといってその形質がかならずしも優れているという意味ではない。メンデルの法則というのを昔習った。丸いマメの取れるえんどう豆としわのマメがとれるえんどう豆を掛け合わせると丸いマメばかりが取れるというあの話を思い出す。丸いマメの形質を持つ染色体としわのマメの染色体を同時に引き当てた場合、しわのまめの形質よりも丸いマメの形質が優勢であるため、丸いマメが出来る。しかしなぜ優勢な形質が出て、劣勢な形質は隠れてしまうのだろうか。ふと思ったのはピンクのカトレアと黄色のカトレアの両方の色素がでたらキモイ色のカトレアにならんか?ということである。いろいろ不都合があるので、どっちか一方にしました、という生物のルールなのだろうか。

どうもインターメディアというのはその形質がワルケやプミラに比べて劣勢なものが多いのではないだろうか。それゆえ、交配においてインターメディアの形質を導入したくても劣勢なものが多くてうまく行かないことはありうる。蘭の形質の優劣についてはだれか研究しているのだろう。想像するに対戦表があって、これとこれをかけるとこっちが消える、とかいうものがあるのかもしれない。リンコレリア・グラウカの大きなリップは優勢、ワルケの香りは優勢、などと聞いたことがある。

 さて、一般的な交配について考察してみよう。有名株同士の交配で異なる遺伝子を持つ個体の種類は、染色体数を2nとすると、2n×2n種類となる。仮に2n=20とすると、210×210通り、つまり1048576通りの染色体セットの選び方があり、そのどれもが平等な確率でおこりうる。100株育てたとすれば、すべての場合の0.01%を育てたことになる。もし、種から1048576株そだてたらすべての場合を育てたことになるか?というと、そんなことはない。例えば、チョコエッグというお菓子についているプラスチックのおまけが15種類あったとして、これをすべて集めるために、15個買えばいいかといえばそんなことはない。残り数個というところで同じものを買ってしまうことが多々ある。かなりの個数買わないとそろわないはずだ。だから交配のすべてのパターンの花を見ることは、百万種という数からしてすでに実際上不可能と考えた方が良い。近い将来、精巧なコンピューターシミュレーションによってすべての交配結果を予測し、選ぶ人間が得点付けの指針をコンピュータに入力して、最良と採点される花をコンピュータが選び出してくれるかもしれない。その結果をみながら、交配を行うかどうかを判断するという時代がくるかもしれない。それとも花粉をめしべにつけるという作業をまったく行わない交配、すなわち、遺伝子操作が行われ、作られた細胞がそのまま増殖させられて交配にかかる時間を激減させることになるかもしれない。

交配を重ねた交配種は、ある程度優勢な形質が色濃く発現していると考えられる。しかしそうすると同じような形質ばかりが発現して同じような花ばかりに結果が収斂していきそうだ。だが、人間の審美眼により、交配で生じたさまざまな個体の中から際立った特徴を有するものが選ばれている。しかし、そう考えるとそのような形質はある意味発現しにくい劣勢の染色体の対がたまたまそろって生じた形質かもしれないなどと思える。まれであるがゆえに遺伝しにくい形質ということはないのだろうか。

 有名個体同士の交配ではそれらの望ましい形質をすべて受け継いだ個体の作出を意図しているだろう。「大きなリップ、甘い香り、広くすっきりと立つドーサル、色は花粉親もつ温かみのあるサーモンピンクがうけつがれるとよい」など。希望形質の染色体が受け継がれる確率はおそらく2分の一なので、その形質の数が多いほど、すべての形質が受け継がれる可能性は低くなる。しかし劣勢形質の偶発的な発現が希望形質であったとすると、交配によりそれが消えてしまう可能性もあろう。

交配はこのように偶然に左右されることが多く、制御できるのは親のチョイスと出来た子供のチョイスである。花粉を得たり受粉をさせたり、1年近く待って種子を得、発芽のための特別な技術を用いてフラスコの寒天培地で発芽させ、子株を作り、コミュニティポットという小さな鉢で環境を制御して育て、さらに鉢に植えかえて花が咲くまで数年を要する大変に気の長い作業である。

有名株同士の交配を考えた場合、片方の株の残したい形質がたとえば3つあったとして、それが優性であり、それぞれ別個の染色体に乗っていることが分かっているとする。そのいずれの形質も1対の染色体のうち片方に乗っているとする。3つともそろう個体が出来る確率は2分の一の3乗で、8分の一ということになろうか。すると、8株作れば目的の個体がえられるであろうか。そうではない。8株すべてはずれる確率を計算して1から引く。1株がはずれである確率は(7/8)、8株全部はずれる確率は(7/8) 8なので、8株中に目的の株が得られる確率は1-(7/8) 8=0.66。8株だけ育てていては33%も目的の株が得られない結果に終わる可能性があるのだ。95%の確率で目的の株を得るためには、23株も育てなければならないことになる。8年の歳月をかけて目的の結果を得られない確率はそれでもまだ5%もあるのだ。99%の確率までもってゆくためには35株育てなければならない。交配においてプロは一体何株育てているのだろうか。

プロは、有名株のストックも多く、開花状況、受賞暦、株の情報、家系などを勘案し、それらを計画的かつ組織的かつ多量に交配を行っていると思う。交配、実取り、種の植え付け、育成、開花と選抜、非選抜実生開花株の販売、RHSへの登録、コンテストへの登録、受賞、宣伝販売、などが同時平行的に行われているところを想像してみると気が遠くなってきた。スタッフには審美的感覚に優れるものや、栽培管理技術に秀でたもの、資材管理、財務管理、広報、さまざまな仕事があることが想像される。こうしてすごい花だ、といってもらえる個体を得るのは本当に僥倖である。有名株というのはすごいんだなあと思う。

実際の交配は、私がやっているような数遊びで語れるものではない。経験と勘と感性がものを言うにちがいない。交配が繰り返されてきたカトレアやパフィオなどでは、作出者は過去の膨大な交配の結果について知悉しているはずである。そのため、遺伝しやすい形質についてよくわきまえているものとおもわれる。年月のかかることであるから、親子二代にわたる仕事というような雰囲気もある。有名ナーセリーの園主はもう2代目3代目が引き継いでいるというようなことが多いように思われる。交配して作った数多くの株を育てられるだけの場所や設備も人手も必要だ。名の通った株を世に出すためには、知識、技術のほかに長く続けること、世に問いつづけることなど、資力、設備、人手が必要であり、出来た実生株の販売ルートも確保してある必要がある。とても私のようなチンピラの及ぶところではない。

村上園芸から買った株は交配後7年かけて初花とのことであった。それが多く売られていると言うことは、ねらった結果ではないもの、ということを開花した花をみて判定したからではないかと花を見て思った。たくさんの兄弟株があって、どれもどこかしら異なっていた。花数が多いものや、色の濃いもの、薄いもの、花の大きさの異なるもの、株の姿など微妙だが様々である。私の買った株はBlc. Bryce Canyon ' Splendiferous ' AM/AOS × Lc. Trick or Treat といい、パープルの美しい巨大輪の著名なBlc. Bryce Canyon ' Splendiferous(たいしたもんだ、の意味。ブライスキャニオンは米国の土柱が立ち並ぶ美しい風景の国立公園) 'と小さなオレンジ色が美しい花Lc. Trick or Treat(ハローウィンの「お菓子かいたずらか」の意味)との交配種である。花は小振りだ。花は端正で、香りがある。もしこれが12cmくらいの大輪だったらこれほどオレンジ色の端正な花はあまり見たことがないから交配としては大成功なのではないだろうか。村上社長はプロだから「これだ」というものはよりわけてあるはずだ。それでも花の偶発的な生育不良で優良株が見過ごされてしまうというようなことはないのだろうが、あっても極めてまれだろう。ふと思うのは、この兄弟株の放出では初花であるため花付きの良さについては評価されていないはずだ。年間複数回開花するBlcというのは持っていない(時期をずらして別のバルブから複数回開花してくれたものはかつてあった)。このオレンジ色のカトレアが複数回咲くのであればこれは大変望ましい形質だと私には思えるのである。そういうところに期待している。

ここでへんなことを考える。当サイトは私がちょくちょく覗きに行っているため異様にアクセス数が多いのであるが、本当によく見られているサイトであればこのサイトにあるカトレアはある種有名になるチャンスがある。 「年間5回咲き」というあまり聞いたことがない、というか言ったもん勝ちのタイトルに世間が「まあ、そりゃちょっとすごいか」「あれいいわぁ」と多くの人が思ってくれればそりゃそれで有名株である。「このカトレアはすごいぞー、花もちいいぞ、よく咲くぞ、香りがいいぞ、丈夫だぞ、花きれいだぞ、いいぞいいぞ」と言い募る。本当にその通りなんだからけっこうなことである。これを世間様がみとめて、この株をメリクロンで増やして流通させようという話になれば、その株の作出者ではないにせよある種の価値創造に寄与したことになる。

カトレアをやってみたいと思っている人は多いと思うし、私のようにいいおっさんになるまでそのすばらしさを全く知らずにいたことをおもうと、カトレアの良さを全く知らない潜在的カトレア大好き人間という人もものすごい数いると思う。そういう人たちはどうやってカトレアのすばらしさにふれたらいいのだろうか。もっとも効果的なのは村上園芸のようにホームセンターであの膨大な花に出くわすことではなかろうかと思う。百貨店のラン展もいいが、ホームセンターのほうがより我々の近いところまで来てくれてありがたい。まずカトレアというのは通常見かけるものではない。時々ホームセンターにはある。しかし、往々にして店員さんが十分な知識を備えていることはまれで、花の選択の範囲は狭い。それが村上園芸では実にさまざまな蘭と情報を得ることが出来る。村上園芸は蘭愛好家の増加と強化に相当寄与しているのではないだろうかと思う。

初めて手にしたカトレアC.intermedia var alba? インターメディアらしい は、その良さが分かるまで2年かかった。よさそう、という予感があって買った300円のカトレアにはまるまで、その開花までの間、2年かかった。このカトレアはかなり丈夫な品種だったことが幸いした。この強健なカトレアに出会わなければ蘭をやっていなかっただろう。このような鉢は蘭愛好家の百言に勝る。もう一鉢あったSlcはたちまち枯らしてしまった。初心者にとってカトレアはまちがいなく導入障壁がある。もし、管理が楽で、丈夫で、取り扱いが簡便で、しょっちゅうさくカトレアがあったとするとはまる人は飛躍的に増えるのではなかろうかと思う。そういうユーザーフレンドリーなカトレアの導入方法とはいかなるものであるのか、ということをずっと考えている。カトレアの楽しみを知る私はそういうことをちゃんと考えなければならない。

ところでこのLc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateの交配名は登録されていないのだろうか。また、この株の作出者は誰なのだろうか。この素晴らしいカトレアをメリクロンで増やして売りたいという人はいないだろうか(いろいろ手続きはあるのだろうけれど)。そういう人がおられたら私はこのカトレアのわけ株を無償で進呈したいと考えている。

 

4月2日(月)植え替え大会のこり マスデ

多量の文章を書いていて植え替えは1鉢だけだった。

Masd. ? ‘Wine Red’: エノキダケのように鉢いっぱいになっていたのをわけて2つに植えた。 プラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

 

4月2日(月)植え替え大会 マスデ

植え替え中、「うわ、ヒサン。もっと早く植え替えるべきだった」、という状況をいろいろ見てきたため、気になる株が多数見えてきた。マスデがとくに弱っているように見える。いつ植え替えたのか覚えていない。このところ花あがりがわるく、じわじわ株が小さくなってゆくようすがみえる。早く気がつけば春の花が見られたことだろう。秋になんとかするべきだった。

全部植え替えじゃ!と取り掛かる。出してみると泥のようになったコンポストや泥炭のようなマスデの昔のバルブなどでてくる。バルブの間には苔が生えているものが多く、苔を丁寧にひん剥いて株を掃除した。さぞやナメクジの巣になっているのではなかろうかと思ったが、変な生き物は見られなかった。プラポットにミズゴケ植えは1年更新が基本かとおもうが、2年以上のものが多かった様に思う。

そもそもマスデの植え替えについて言及してあるものをあまり見たことがない。マスデは枯れちゃう蘭という認識でもあるのか、記述が極端に少ない。しかし我が家でマスデが枯れることは希だ。

植え付けは防虫網も何も施していない(入れたほうがよいのだろうがない)4mmの穴の開いたナメクジ入り放題のようなプラポットに(あとで誘殺剤を撒くからいいのだ)ミズゴケだけをふんわりといれ、枯れた部分と生きた苔を丁寧に取り除いた株をのせ、周りからミズゴケをつめて固定した。

Masdevallia gutierrezii マスデバリア・グッチェルジー :豊橋で2004年9月に購入以来そのまんまであった。弱らないわけがない。ちょっと大き目のプラポットにミズゴケだけふんわりと植えた。

Masd. schroederiana?  シュローデリアナ? :ラベルはなかったので植え替えたどれかだ。2005/2/12以来そのまんまじゃないだろうか。プラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

Masd. Angel Frost ‘Highland’  マスデバリア エンジェルフロスト 'ハイランド' :作落ち気味で株が一回り小さくなっている。プラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

Masd. Rose Marry マスデバリア・ローズマリー :作落ち気味で株が一回り小さくなっている。プラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

Masd.’Takarazuka’  マスデバリア 「宝塚」 :札がとんでわからなくなった。作落ち気味で株が一回り小さくなっている。プラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

Masd.’Meikouen’  マスデバリア 「明幸園」 :株のあちこちが枯れて、部分的に生き残っている状態だった。苗状態で4つほど塊が取れた。相互にすこし間隔をあけて、プラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

Masd. ? ‘Wine Red’  マスデバリア「ワインレッド」 :はずしてみるとまるでエノキダケのようにどわーっと生えていた。唯一弱っていない丈夫なマスデだ。鉢の底に特殊な杉皮が仕込んであった。「むむ、これか」と思ったが手配ができない。あまりにも大きいので2つに割ってそれぞれプラポットにミズゴケだけでふんわりと植えた。

Masd. ? ‘Adew’  マスデバリア「アデュー」 :札がとんでわからなくなった。よく似たものが多いでもう見分けがつかないぞ。

Masd. ? ‘White’  マスデバリア「ホワイト」 :しまった、探しそこなっていた。後日だ。

マスデはいつ植え替えるのがいいのだろうか。冬の間生育するのであれば秋がよいのではないだろうか。夏の間確実に弱るので、夏までに体力をつけて欲しい。開花頻度は本来高い植物だと思うので、最近開花時期だと思えば惜しいことをした。素焼鉢に植えると枯れやすくなる。かつて株を分けてプラポットと素焼鉢に植えたが、素焼鉢に植えたほうは夏場てきめん乾いて枯れてしまった。水の気化熱で温度を下げることを思えば、ある程度保水しているほうがいいので、素焼鉢よりプラポットにミズゴケふんわりで水を多く含ませたほうが弱りがすくなくてよい。夏場は休眠と割り切って家の裏の風通しのよい日陰に置いた。

マスデはバルブがつややかでかわいらしく、振るとぺんぺん草のような音がして面白い。花は小さくてもかわいらしくて小さいところに面白いつくりが隠れていることがある。かすかに香るものもある。花の表面の毛が光を微妙に反射して玄妙な光線を見せるものもある。我が家では弱ることはあっても枯れることはまれだ。最近見切り品を100円でみかけた。入手しやすいため妙に増えてしまったとおもう。Masd. ? ‘Wine Red’のように年に3回くらい長くさいてくれるものもある。たとえば暑い大阪市内であっても、日陰で風があって水が絶えず蒸発するような環境なら案外夏場を乗り切れるのではないかとおもう。そういう場合ファンは必須だし、水が切れない様に工夫する必要もあろう。

次は近縁のプロウレタリス、レストレピアなどの植え替えをしよう。

 

4月1日(日)植え替え大会

そろそろ植え替え、などと考えていた。例のスゴイネで植え替えるとしたらそれは水遣りをバンバンやっている時期が適しているため、今時分は検討対象外であった。そこで無難におとなしくミズゴケに素焼鉢というオーソドックスな植え替えを行うことにした。

ミズゴケは明幸園で購入したAA A(最後のAはマジックで書いてある)1890円1Lであった。やっぱり杉皮があると使いたくなるので少しだけ混ぜる。

植え替え株をみつくろってみるとトレイ二つ半にもなった。これ全部出来るわけないよなあ、と思いつつ鉢からはずす。水をやってからはずすと苔がやわらかくて扱いやすい。

B. nodosa ‘Susan Fuchs’FCC/AOS ブラサボラ ノドサ 新芽が2本あった。いただいたままの植え付けで、はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてミズゴケをとりのぞき3号素焼鉢にミズゴケで植えた。この株は生育も花芽も申し分ないが、そのつどバッタに食われて花を見られないという難点がある。

Bc. Okamodosa ブラッソカトレア・オカモドサ 新芽が二本あった。いただいたままの植え付けで、はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてミズゴケをとりのぞき3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

Blc. Almakee ‘Tip Malee’  ブラソレリオカトレア アルマキー ‘ティップマリー’ 新芽が二本あった。はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてミズゴケをとりのぞき3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

Bif. harrisoniae var. alba ビフレナリア・ハリソニエ変種アルバ 新芽が1本でつつある。バルブ自体がはみ出して扱いにくくなっていたのではずしてミズゴケをとりのぞき3号プラポットにミズゴケで植えた。 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’  ブラソレリオカトレア・チアリン‘シンシン’  新芽が1本あり、外にはみ出していたのではずして、杉皮とミズゴケをとりのぞき3号プラポットにミズゴケで植えた。根張りはわるくなかった。この植え付けでよく大きくなってくれたと思う。内部はよく乾いていた。横に寝ていた小さなバルブ2本は取ってしまった。 

Brs. Eternal Wind ‘Summer Dream’ SM/JOGA ブラッシア・エターナルウインド ‘サマードリーム’  新芽が4本あった。いただいたままの植え付けだったので、コンポストの劣化をおそれて植え替えることにした。内部はあまり劣化していなかった。古くなって葉がおちた余分なバルブがなかった。ほぼそのまま3.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。なんというか、花もすごいけれど、どこもかしこもきりりとした株だと感心した。

C. labiata カトレア ラビアタ 昨年花なしの株である。内部の根の張りはよくなかった。杉皮が嫌いだったのかもしれない。手でちぎって2つの株になった。よきせずバルブ2つがとれてこれはバックバルブ伏せにした。出来た2株は3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

C. labiata S/A ‘Zonada Mate’× tipo ‘Dina’  カトレア ラビアタ 昨年よい開花を見せてくれた株で、もらったままの植え付けになっていた。丁寧にはずして、苔を取り、3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan' カトレア・シュレデレ 大変よい開花を見せてくれた株で、もらったままの植え付けになっていた。丁寧にはずして、苔を取り、3.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。

C. walkeriana var. alba カトレア・ワルケリアナ アルバ 妙に弱っていた。植え込み材料が気に入らなかったようでもある。2.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’  カトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’ 浮き上がってしかも重心が高く、普通に置くとこけてしまうようになっていたため、苔をはずしたほぼそのまま3.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。

Cyc. barthiorum ‘Pink Dove’  キクノケス・バルシオラム‘ピンクドーブ’ 買ってきた株はコンポストが劣化している可能性があるので新芽が大きくなりつつあるこのタイミングで植え替えを行った。3号素焼鉢から2.5号素焼鉢に植え替えた。

Encyclia fragrance エンシクリア・フラグランス 新芽が3つもでてきている。いただいたままの鉢ではなかったかと思い、植え替えた。こういうのが欲しいといっている人がいたなあ、端っこの新芽つきの枝をもぎ取ろうとしたら意外と頑強で力を入れすぎてその新芽をぽっきり折ってしまった。この枝は取れてしまい、バックバルブ伏せにした。新芽2つつきのバルブをミズゴケで2.5号素焼鉢に植えた。

L. anceps レリア・アンセプス もらったままの植え付けになっていた。丁寧にはずして、苔を取り、3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

Lc. Aloha Case var. coerulea レリオカトレア アロハケース  どうも株全体が弱っている。うっかり寒い場所においてしまって弱ったらしい。しかもはみだしがひどいので植え替えざるをえない。新芽2つをみながら2つにわけてそれぞれ2.5号素焼鉢と3号プラポットにミズゴケで植え替えた。

Milt. spectabilis var moreliana ミルトニア・スペクタビリス変種モレリアナ はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると根の生育が悪く、杉皮と相性が悪かったようだ。2株になってしまい、それぞれ2.5号素焼鉢と3号プラポットにミズゴケで植え替えた。

Onc. phymatochilum オンシジウム・フィマトキルム 長期間植え替えをしていなかったと思い、はずしてみるとよい根がはっていた。3号素焼鉢にミズゴケで植えつけた。

Onc. ornithoryncam x flexosum オンシジウム オルニソリンカムxフレクソサム 長期間植え替えをしていなかったと思い、はずしてみるとよい根がはっていた。新芽の込み合いを避けてわけると3株になった。それぞれ2.5号素焼鉢3つにミズゴケで植えつけた

Onc. Super Star ‘Sophia Beauty’  オンシジウム・スーパースター‘ソフィアビューティー’ はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると根の生育が悪く、杉皮と相性が悪かったようだ。2株になってしまい、それぞれ2号と2.5号素焼鉢にミズゴケで植え替えた。

Onc. Sweet Sugar?  オンシジウムスイートシュガー? はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると、根の生育が悪く、鉢が3.5では大きかったのか、杉皮と相性が悪かったようだ。2株になってしまい、それぞれ2.5号素焼鉢にミズゴケで植え替えた。

Rhyncholelia glauca リンコレリア グラウカ 長期間植え替えをしていなかったと思い、はずしてみるとよい根がはっていた。2号素焼鉢に植え替えた。

Schoenolchis gemmata スコエノルキス・ジェマタ かなり以前に植えつけてそれっきりで、茎がものすごく伸びてしまった。ミズゴケをはずしてみると寝はちょろちょろだった。とぐろを巻くように2.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。

Slc. Rimfire ソフロレリオカトレア・リムファイヤー はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると根の生育が悪く、杉皮と相性が悪かったようだ。ところどころ葉の落ちたバルブがある。2株になってしまい、それぞれ3号と2.5号素焼鉢にミズゴケで植え替えた。

Stanhopea tigrina スタンホペア・チグリナ 時期尚早だったものをはずしてプラスチックバスケットにミズゴケで植えた。

?札がどこかに行ってわからなくなったカトレア:最近管理がいい加減になったとおもう。Blc. Mishima GloryかBlc. Empress Worseley ‘Roman Holiday’。 3号素焼鉢にミズゴケで植え替えた。

Paph.armeniacum パフィオ・アルメニアクム 小株が枯れたのでこれはまずいのだろうと開いてびっくりした。2004年4月に植え替えて3年ほったらかしであることがラベルを見てわかった。苔は昨日水遣りを下にもかかわらずかわいていたし、かなり劣化していた。2.5号プラポットにミズゴケで植えた。

Polystachya pubescens ポリスタキア ブベッセンス 昨夜乾きやすい3号プラポットからより湿りのある小さな2号プラポットにミズゴケで植え替えた。

 

いろいろ失敗しているように見えるところが多いので、所感をそのつど書き留めるためにノート片手にじっくりやるべきだったかと思う。いろいろ考えていたこともあらえっさっさーですっかりわすれてしまっていた。何もこんなに1日でやる必要はなかったろうにと反省する。朝11時からかかって休憩や買い物なのをはさんで終わったのは20時だった。

植え替えというと、保温、日照、水遣り、施肥にならんでもっとも重要な蘭栽培技術の1つである。それをこんなやっつけ仕事でやってしかも、途中で素焼鉢の在庫は切れるなどということはあってはならないことではないかとおもう。まったくもってへたくそになった。これでは先が思いやられる。

植え替えた蘭はトレイ3つぶんにもなり、ラン棚のうえの高いところに載せた。本当に心底疲れた。記述したものを打ち出して、現物確認と名札の更新、わけ株への名札の発行をする作業がある。

 

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