蘭馬鹿日誌2006および更新記録

日刊状態になってしまったランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔

連続有蘭花日数1966日 無枯蘭56日(2006/12/25)次回(今月12、今年165、新規61)。

 

20124-720123-201112-11201110-520114-201012201011-1020109-720106-420103-1200912-1020099-720096-420093-1200812-11200810-920088-720086-520084-320082-1200712-11200710-920078-720076-5200742007320072月後半20072月前半20071

 

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12月31日(日)

年賀状書きとお勉強で終わった。

 

12月30日(土)

島でみかん狩りだった。お勉強もたっぷりだ。

 

12月29日(金)

越冬棚のランを外に出し、水をやって戻した。

今年の開花件数は165件で確定である。

かみさんの帰省に付き合って年中行事の日々である。

 

12月28日(木)

リビングの棚の蘭を庭に展開し、水をたっぷりやって置いた。その間、リビングの棚の周辺を掃除し、窓全面に2枚のマルチシートを張り、棚にもマルチシートを1枚ずつ貼り付けた。かくて外部とは2重の隔壁がある。ビニールシートは棚のしたに巡らせてあるので思う存分水をぶっかけられる構造である。やれやれやっと正月越しの準備が出来た。

 

12月27日(水)

ブラソレリオカトレア アルマキー ‘ティップマリー’のシースから昨日つぼみがでてきた。つぼみは2つある。結構小さい。

 

 

12月26日(火)Den.Arika開花

Den. Arikaが開花した(今月12、今年165、新規61)。今年は珍しく花茎2本が立ち上がっている。上品なサーモンピンクがほんのりと白い花にかかっている。

 

 

12月25日(月)Spathoglottis affinis開花

Spathoglottis affinisが開花した(今月11、今年164、新規61)。先週つぼみがぼろぼろおちるので心配したがなんとか開花してくれた。

 

越冬棚は電源を入れて稼働開始である。温度が25度を超えると排気ファンが回り、15度を下回ると電気毛布と蛍光灯がつくようになっている。

 

Masdevallia gutierreziiが開花しそうになってきた。ソフロレリオカトレア カガリビドーン ‘レッドスター’もそろそろだ。

 

カトレア宝塚は花も素敵だが香りもかなりよろしい。

 

ブラソレリオカトレア アルマキー ‘ティップマリー’につぼみがでてきた。どうも本気で咲いてくれるらしい。浅いつきあいだがつぼみを出してくれるとはありがたい。

 

実のところかつてない大規模な作戦が発動中で、ふらふらになって倒れそうなぐらいそちらに注力している。読み書き計算が莫大である。このため蘭の世話、記述などはかなり後手に回っている。頭の使いすぎで胃の調子が変だ。クリスマスはふっとび正月も激戦でぶっ飛んでしまいそうだ。

 

12月24日(日)バンダ開花

バンダがまもなく開花するようだ、と思っていたら夜に開いた(今月10、今年163、新規61)。

 

Slc. Kagaribi Dawm ‘Red Star’ BM/JOGAのことを忘れていたがこれも数日以内に開花しそうだ。アブラムシがつぼみにたかっているのでこすって落とした。

 

12月23日(土)Cym. Lady Jewel開花

Cym. Lady Jewelが開花した(今月9、今年162、新規61)。花茎3本がよく垂れ下がっている。ものすごく場所をとる。

 

カトレア宝塚がでかい。10cmをこえてきた。かなり立派なカトレアである。香りはまだない。色合いも玄妙でよろしい。

 

越冬棚にビニール(農業用のマルチのロール)巻きをした。現場を掃除して、窓を覆うビニールを張る。棚自体をビニール巻きする。要所をガムテープで止める。あっちゅうまにできあがった。慣れであろうか。

 

 

12月22日(金)カトレア「宝塚」開花

日誌もぶっとび気味である。蘭の世話ぐらいちゃんとしたい。

カトレア「宝塚」が開花した(今月8、今年161、新規61)。期待されている大変良い香りはまだ感じない。

明日はビニール巻きだ。

 

 

12月21日(木)

咲くかと思っていたカトレアは少しほころんでいた。

 

 

12月20日(水)

何にもしていないなあ。今年はあと4株開花の予定だ。今年度の開花件数は164件というところだろう。

 

 

12月19日(火)

やっと水やりができた。

 

12月18日(月)

水ぐらいやらないとねえ。

Dendrochilum glumaceumに花芽がでた。

 

12月17日(日)

日曜ちゅうのにまだまだ仕事漬けでランどころじゃないのよねー。明日は明日で仕事だし。今日夜帰ればランが見られる。世話する元気はないが。

そろそろビニール張らなければならない時期なのだがなんやかんやと遅れている。

みなさんお元気そうで。そりゃよかった。

 

12月16日(土)

土曜ちゅうのにまだまだ仕事漬けでランどころじゃないのよねー。

さすがにもうランネタも尽きたなあという気分である。

 

12月15日(金)

仕事漬けでランのらの字も見られないのよねー。

こういうときに何を考えるか。落ちのきまらなかった漫才ネタでもひねろう。

 

 こんばんは、らんらんでーす。

 何や変な名前の漫才コンビですが、よろしゅうたのんます。

 わてこないだ蘭用のコンポスト買いましてん。

 いきなり蘭ネタかい。ようぽんぽんでるなあ。たまには売れそうなネタないんかい。

 そんなんプロに任しといたらええがな

 まあそやけど、そんでコンポストってどんなポスト

 ポストいうたかて郵便受けちゃいまんがな。コンポスト言うたら蘭の植えるのに詰め込む材料ですがな。

 ああ、うちは牛乳パックをほぐしたやつつこうてんねん。

 ええ、なんかむちゃなもんつこうてません。それで咲きますか?

 さあ、花みたことないし。

 よう蘭やってるいえますなあ。うちのコンポストは最近開発されたやつでっせ。

 またはやりものに飛びついて。奥さんだまされたらあきまへんよぉ。そんでそれがどないしてん。

 だれが奥さんやねん。なんか相当はやっとるのは確かやな。これで植えると花がバンバン出るいうし。

 そぉんなやつおるかい。コンポスト変えたくらいで花が咲くようになるか?。下手なやつはヘタや。

 むちゃくちゃいうなあ。きいて驚け、今度のコンポストは名前からしてすごいで。

 なんやねん。

 せかやら「すごいで」

 なんがすごいん

 「す・ご・い・で」いうてんやがな。蘭の花がすごい出るちゅうから「すごいで」

 もうええわ

 こら、いきなり終わるな。

おやじだじゃれでたらいいたあなるがな。

せやけど今度のはちゃうど。今まで根がすごいでるちゅうコンポストはあったけど、やっぱ蘭は鉢の上のモンがものいうさかいな。根っこみせてくれっちゅうて見られるもんちゃうし。

そらそやなあ。でも名前までぱくらんでもええやろうに。まあ先代もセンスないけどこっちもわややな。こんなん買うやつおるんか。おお、ここにおった。

 ほっとけ!。

 そんでどこがええのん?

根もすごいでるんやけど、茎が半端やないなあ。バルブも葉もものすごく大きくなって。絶対に鉢が立たんようになる。

 鉢が倒れて何がうれしいんや。

小さい鉢にでかい蘭だしてでかい花咲かせるのがまた醍醐味やないの。

 まああんたの趣味やからとやかくいわんけど。

 あんたも蘭が趣味でしょうが。

牛乳パックほぐしたやつに突き刺しといて茶色になってゆくのをみるんが趣味よ。

 やめーちゅうに。せめてミズゴケに植えて。

 ミズゴケ高いがな。そんじゃその「すごいで」わしにも分けて。

はん、やっとまともなラン栽培にめざめたんか。ほな1kgほど分けたげましょ。

   1週間後 *

植え替えた?

ああ、すごい効いた。

効いた?なんに

水虫に。靴の中に入れといたら通気性がええんかしら水虫が治った。

おっさんあほか。

ええがな、すごいで、水虫がなおったんやで。それにこの板なあ。すごいで固めてつくったんやけど。

うわ、へご板のかわりになるなあ。ええもんつくったなあ。

鼻緒つけて下駄にしてんねん。最高の通気性。究極の水虫治療。これぞ完璧な水虫撃退法。100年に1つの発明。

もう水虫はええから蘭はどないしてん。

牛乳パックほぐしたのとまぜてなぁ

まぜるなっ、ほんまに、もう牛乳パックのことはわすれて!

根ばっかり出て根だけになってしもうてん。

もうええわ。

 

12月14日(木)

そういや出張なのよねー、水やりしてないなあ、といって夜中の1時から水やりをしていた。風呂場にトレイをもちこんでお湯をかける。そういうずぶぬれものをどかどか運搬していると当然あちこちべちゃべちゃになる。床を拭き掃除したり、枯れ葉が風呂に散乱したりと復旧作業が大変だった。がさつなおっさんにしか出来ないような悪行三昧である。

今月開花予定はあと5株である。

ソフロレリオカトレア カガリビドーン ‘レッドスター’はつぼみが4つある。これも今月開花予定だ。

Cym. Lady Jewel  は花茎3本それぞれに多くのつぼみがあり、何とか今月開花しそうだ。

香りが期待されている「ミニカトレア宝塚」はつぼみ2つで、明日にも開花しそうに見える。

V. ? ‘Ikeda’4ヶ月ぶりの開花。

Den. Arikaも花を見るのは7ヶ月ぶりくらいだろうか。昨年成長したバルブから出た花茎は虫にでも食われたのか曲がってしまった。それでも曲がった先から伸びているので妙な雰囲気ではある。新芽が大きくなったバルブからの花茎は素直に伸びている。

Masdevallia gutierreziiも開花する可能性が高い。

 

警視庁は去る2006年10月11日、ワシントン条約で絶滅危惧種に指定され(増やして植えるちゅうのはだめなのかしら)、商取引が禁止されている(といっても国際的な取引で、国内にあるのは大丈夫なのではないか。私の持っているディレナティを山採りと言って売ったらつかまるだろうなあ。いや実は国産の実生ですと言っても証明するすべはない)ラン科の「パフィオペディルム」を密輸入し販売していたとして、中国人留学生3人(おめえら勉強しに来てるんだろうが)を「種の保存法」(そんなんあるん?)違反の容疑で逮捕した(つかまったらどういう目にあうのだろうか)。中国から密輸してインターネットオークションに出品し、1株数千円(何売ったんだろうねえ)で延べ約20人(だれが買うんだろうねえ)に販売したとされる(売り方がまずかったのだろうか。パフィオの山採とか書いたらそりゃ通報したくなるわなあ)。「パフィオペディルム」は1株100万円以上の高値で売買されることもあるという(どんなパフィオや。1000円以上はちょっときつい。買う人おるから無茶するやつがでてくるんだろうねえ)。

 

「ラン熱中症」によれば、パフィオの密輸で捕まるとすごい罰金を取られるというけど、日本はどうなのだろうか。自動小銃を持った特殊部隊4名がシェパードをつれて温室に突入し、温室主に「フリーズ、動くなこの蛆虫ヤロウ!手を頭の上に載せて地面にはいつくばれ!」とか言われて、「君には黙秘する権利がある云々」を読み上げられて、家屋敷家宅捜索された挙句、大事な蘭のコレクションはすべて持ってゆかれてしまう、というイメージがよぎる。世界で2番目に豊かといわれている国家では、彼女が彼氏を「うーん、もう、ばかいってんじゃないわよ」とどついただけでケーサツに連れてゆかれるそうじゃないの。「いい子だからテレビみてなさい」とホテルの部屋に子供を残して出ただけで幼児虐待といってしょっ引かれるちゅうし、ちょっと大げさとおもうかもしれない。だが、それを笑えない事情がかの国にはあるのだろう。日本人はまだお行儀がいいからまだそう厳しくは感じていないかもしれないが、実は結構厳しくなっている。これからの季節注意したいのは

「おや、あなた飲んでますね。23:43分現行犯逮捕」

「すまんねえ、かばいきれなっかったよ。君とは長い付き合いだったがね。元気でやってくれ」

「実家に帰らせていただきます。弁護士さんとよく話し合ってください」

「おやじ、ばかじゃん」

おおげさでもなんでもなくて、こういうのがいっぺんに来るから気をつけてください。我が国もいろいろ厳しくなっています。

 

かのパフィオを産する国は経済の急激な発展に伴って猛烈に石炭を焚いているから環境破壊が心配で、それこそ絶滅危惧種の保全が気になるところだ。

 

12月13日(水)

写真撮影。Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は大変良い香りである。ただ、なにやら写真がとりにくい。

うちのカトレアは花がしおれるのが早そうだ。リビングの温度が暖房を入れたり消したりで急激な上昇と下降を繰り返すためである。温度が上がる際は、相対湿度が下がる。これがよろしくないのである。部屋が広くて、適度な風があり、ゆっくりと上昇と下降を行った場合、中にいる人間や、流しなどから水分が蒸発して相対湿度をほぼ一定に保つので職場だと花のもちは飛躍的にのびる。

 

12月12日(火)

下さった人から咲きにくいといわれていたソフロレリア オルペッティに花芽を見つけた。シース三つにそれぞれみえる。

 

パフィオペディラム・グラトリクシアヌムおよびPaph. primulinumに花芽がでた。パフィオに花芽がでると儲けた気になる。胡蝶蘭などは、弱るから別にでなくて良いのに、等と思う。

 

12月11日(月)

机の上にDen. ? 'Takarazuka Red'が乗っかっている。小さい鉢だが大変美しい。

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’はセパルが暖房した部屋の乾燥でちとちぢれ気味であるが、花は良い色がつき始めている。香りはかすかに残っているものを嗅いでみるとただならぬ良い香りだ。

 

ブラサボラ・フラグランスはいよいよ良い香りがしてきた。

 

SUGOI-neについてユーザの方からの耳寄りなコメントが寄せられており、ご商売をなさっている方の間でも蘭の生育がよろしいと評判が良いそうである。

 

SUGOI-neを鉢の中に転がしておくと根の活性化成分が溶け出して生育が良くなる様なことが最上オーキッドのページに書いてあったのであちこちの鉢に放り込んで置いた。

 

転がして置いたら新芽が出てきたブラッシア ロンゲン ギガンティアを素焼2号にお茶パックシートを敷いてSUGOI-neで植えた。このさっぱり花がついたことがない札付きのブラッシアから花芽をたたき出すことが出来るだろうか。SUGOI-ne記録ページまもなくアップロードだ!

 

12月10日(日)村上園芸(明石)及び明幸園

本日は、村上園芸が明石のダイキに来ているとのことでI氏と連れだって見物に行ってきた。

I氏の家に行くと、満開のOnc. ornithoryncam やら(ここまで立派に作り込んだことがない)、差し上げたPhal. pallensに多数の透き通るような美しい花がついていたり、大輪のBlcはじめ美しい色のSlcや、交配種の大輪のDgmra. Winter Wonderland ‘White Fairy’などが咲き誇っており、カトレアのつぼみも6株、シースにつぼみの影が多数あり、我が家同様の盛況ぶりだった。

いろいろ株を見せていただいたところ魅力的なバルボが2株あって、一株下さるとおっしゃるので早速つかんでしまった。

 

Cirr. picturatum シルホペタラム・ピクチュラタム

2006年12月10日 I氏より分け株をいただいた。

3.5号鉢らしく、大きく感じる。バルブが連なって一本で成長しているのが好ましい。バルブの直径は3cm程度。葉は25cm程度。

 

 いつもの玉津インターを経由し、南下、ザめし屋のある交差点を左折、2kmほど進んで橋を渡った先の交差点を右折し、2km南下すると目指すダイキ明石EXなる大きなホームセンターがある。

 展示販売ブースは2カ所に分かれていて今回はあまり大規模という印象はなかったが、カトレアの開花株が充実していた。Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’の開花株をみたが、正直これがそんなにいいか?と思った。香りもあるがさほどではないように思う。もっとも本領発揮するためには環境や、最適な時間という要素を合わせ込んでゆく必要がある。

 いったんスタンホペアを1000円でつかみかけそうになったが、過去の巨大化したスタンホペアを手放した経緯を思い出し、手放した。

 なぜか床に原種レリアの鉢がおいてあった。拾ってみると知識に全くない品種だった。

 

L. mantiqueirae レリア・マンティクエイレ

2006年12月10日 村上園芸(ダイキ明石EX)1000円

2号鉢に入った大変小さいものだ。写真を見せてもらったところ、細いはなくきの先に可憐な花がいくつもつく。聞いたことがないという点を重視して買った。

調べてみるとなかなか増えないロックレリアというような記述があり、マンティクエイレというのはブラジルの山脈の名前とのこと。

 

ほかに安いデンドロキラムをつかんだ。

Dendrochilum ‘Murakami’ デンドロキラム‘村上’

2006年12月10日 村上園芸(ダイキ明石EX)

 Dendrochilum filiforme にみえる、とI氏の弁である。バルブの数が多い。

 

 今年度最多受賞で意気の上がる村上社長に直撃インタビュー「ずばりSUGOI-neはどんなもんでしょう」

 「試供品はやってきましたが、まだためしていません」

 「ほう、やはりお忙しいのでしょうね」

 「じつのところあまり興味がないのです。うちはご覧のようにミズゴケが多いわけです。ミズゴケというのは、ここ100年ばかり蘭栽培にもっとも適しているとして選ばれてきたわけです。ご存じのようにミズゴケはけして安いコンポストではありません。もしミズゴケ以外に安い材料があれば、蘭農家は大幅なコストダウンがはかれるわけですが、どちらも現実にはミズゴケを使っておられるところが多い」

 「なるほど。やはり信頼と実績があるということですね」

 「ええ、そうです。実のところ、これまで種々のコンポストが現れて多くの人が試してきたわけです。最近では椰子殻を使う流行がありました。それに向いた蘭もあるにはあるようです。椰子殻は水苔よりも安い。けれどたくさんの人々が椰子殻を使っても結局は水苔に戻ってきました」

 「ええ、私もその一人だと思っています」

 「基本は素焼きと水苔です。これをマスターしてからそれぞれ蘭にあった植え方をよくよく研究するべきだと思いますね」

 「どうもありがとうございました」

 なるほど種々新しいものは出てくるのだけれど、それぞれ一長一短がある。私は椰子殻も杉皮もやっては見たけれど、これだという結果を得るに至っていない。結局もう水苔でいいやと、少し値の張る水苔に戻ってきた始末である。もしSUGOI-neが100年に一度というコンポストの発明であるとするならばその効果は今後の歴史に問うてみるしかない。とりあえずおもしろそうなので試しては見るつもりではある。

 

 明幸園に足を伸ばしたところ、この間見かけたシクノケスがまだ400円であるのを見つけた。しなびたバルブがリスキーと敬遠していたのだが、手に入れなかったのをもったいないと思っていたのだった。

 

Cyc. barthiorum ‘Pink Dove’ キクノケス・バルシオラム‘ピンクドーブ’

2006年12月10日 明幸園 400円
 小型のキクノケスで、葉1枚のこったバルブ1本なので少々たよりない。まあ裸バルブを大事に扱う。

 

家に戻ってきたらとっぷりと日が暮れていた。I氏と蘭をみながら語りあう。SUGOI-ne植えの株は水やりをさぼったにもかかわらず、なんとか固着しているようだ。うんこ状態にはなっておらず、形もあまり変わらぬまま固まっていた。

I氏におみやげにDockrillia wassellii  ドックリリア・ワッセリーの枝、バルブ2本つきを差し上げた。

 

 

12月9日(土)Slc. Rimfire、Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’、Cocrianthes discolor ‘Lil’ AM/AOS x amazonica ‘Best’、Paph. 'Meikouen'初花4株同時開花

Slc. Rimfireがあらたにほころんでいるのを見つけた。

Slc. Rimfire、Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’Cocrianthes discolor ‘Lil’ AM/AOS x amazonica ‘Best’Paph. 'Meikouen'が相次いで開花した(今月4-7、今年157-60、新規57-60)。

Cocrianthes discolor ‘Lil’ AM/AOS x amazonica ‘Best’以外は結構待たされた。ソフロレリオカトレア・リムファイヤーは色がくっきりしており、がらがおもしろい。特徴的な配色なので、一度見かけたら結構覚えられる花だと思う。

コクリアンテス ディスカラー‘リル’x アマゾニカ‘ベスト’は、夏にも延々咲いていた。

パフィオペディラム?「明幸園」は待って待ってやっと咲いた。

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’の花につっかい棒のようになっていたのシースを左右に引っ張ってつぼみの茎をゆったりさせたつもりだったのだが、つぼみがたれて裏目に出たかもしれない。なんにせよブラソレリオカトレア・チアリン‘シンシン’には期待している。

4株同時開花しかも初花というのは実に驚いた。どれも大変重要な株だった。

カトレアの初花は、4株咲きそろっている。

ブラサボラ・フラグランス及びレリオカトレア アロハケース に香りを感じた。カトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’には残念ながら香りがないようだ。

 

寒いので本日も水やりをしていない。

 

12月8日(金)明日3株開花か?

 Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’Cocrianthes discolor ‘Lil’ AM/AOS x amazonica ‘Best’Paph. 'Meikouen'などがほころんでおり、初花3株で開花しそうである。

 

 本日は縄跳び1000回で少々ペースダウン。

 

12月7日(木)Slc. Kagaribi Dawm ‘Red Star’ BM/JOGAのつぼみが出た

 ソフロレリオカトレア カガリビドーン ‘レッドスター’のシースからつぼみが出ていた。これも咲けば初花で、えらくこの時期にカトレアが集中したものである。

 

 今年最大の期待を寄せているBlc.Chia Lin ‘Shin Shyn’のつぼみがまもなく開花のようだ。このブラソレリオカトレア・チアリン‘シンシン’は難しいようなことを聞いていた。冬咲きで、開花に温度が必要だという。うちはリンカリ肥料やりまくりで開花時期が妙にずれてしまい何とか咲きそうではある。実力を引き出すには温室が必要みたいなことを聞いたことがあるなあ。洋ランポケット辞典383pに写真が出ている。言わずとしれた96年の日本大賞で、猛烈に赤く、ものすごく良い香りがするという超有名株であった。そういうものがうちみたいなむさ苦しいところで咲いていいのだろうか。しばらく厳戒態勢が続く。

 

 Blc. Almakee ‘Tip Malee’のシースにも花芽が見える。これは洋ランポケット辞典40p。

 

B. fragranceはすんごい小さい花。すごい良いと言われる香りはまだない。

 

 猛烈な筋肉痛を怒濤の走りで振り切って本日は縄跳び1400回であった。なんだか超高性能の足になったような気がする。どうしたんだろう。

 

12月6日(水)B. fragrance開花

B. fragranceが開花した(今月3、今年156、新規56)。やたー。待ちに待った花が咲いた。ずーっとつぼみの状態だったのでこりゃ悪くするとしけるか、と心配したのであるがなんとか開花にこぎ着けた。美香との誉れが高いのであるがどんなもんだろうか。

それにしても師走になって初花の貴重なつぼみだらけである。

 

村上園芸からの葉書:なんとダイキEX明石にて蘭展を12月6日から10日までやっているそうである。5千円以上お買いあげで東京ドーム蘭展のチケットをくれるとか。へー。

 

ファックスがないのでスゴイネの注文をしにくいなあ、とか思っていたのだが、よく考えたらうちはモデムなのでファックスを送信できるのであった。受信はできんけど。

 

 

トップページとうぶんかえてないなあ。最近しんどいことに入れあげているため手が回らない。本日も縄跳び1156回跳んで(三日目)筋肉痛でへろへろだったが爽快であった。

 

12月5日(火)

 何にもないのでさぼりだ。

 

問題 以下の文にもっとも適当と思われるツッコミをア)〜キ)から選んで入れなさい

(1)スゴイネで植えたらぶわー根がでてしまいに根だけになってもうた

(2)スゴイネは究極、完璧なコンポストですねん

(3)「スゴイネかためて板にしたらええねん」「なんにすんの」「下駄やがな」

(4)「すごいんですわ、スゴイネでもうばんばん咲かせてはります」

(5)スゴイネを靴に入れたら水虫が治った

(6)「山形行ってきたん」「すぐ帰ってきてん」「なして?」「スゴイネこうたらすぐいね」

 

ア)ほんまかいな、イ)なんでやねん、ウ)ちょいまちいな、エ)ちぃすうたろうか、オ)もおええわ、カ)おっさんあほか、キ)そぉんなやつおるかい、

 

解答(1)イ、(2)ア、(3)ウ、(4)キ、(5)カ、(6)オ

 スゴイネは実在のSUGOI-ne」とは関係ありませんよー。念のため。

 

12月4日(月)さむ

 12月らしく寒い。蘭は家の中である。昨夜から温度調節器付きで加温を開始した。電球であぶっているだけである。電球が1つ切れていたので本日100円ショップで60W2球入り105円を買ってきた。

 

 寒いなあ、とおもって昼休憩に久しぶりに縄跳びを飛ぶ。mp3プレーヤー(990円)が軽くて運動の邪魔にならない。ジャズを聞きつつ気分良く飛ぶ。ジャズええですねえ。こういうのを好むようになるとおっさんになったなあ、とおもう。あれよあれよというまに700回を飛んでさらに1000回めざして意地になって跳んでいた。おっさんにしてはいやに体力があるのだろうか。明日は筋肉痛だろう。

そばに新芽が過去3回枯れてあきらめたグラマトフィラムのバルブがまだしっかりしているのがみえた。もしかしたらということはないだろうなあ、と思いつつ水をやって暖かいところに置いて置いた。われながらしつこい。

 ノビル系デンドロは2鉢が残るのみだが、そのうちの1つアケボノ君が寒風に耐えてよく肥えていた。

 

 新規に開花が期待されるカトレアのつぼみが4種類もある。どれも「極美」「美香」など評判の高い株だから、厳戒態勢である。このほかバンダの花茎だの、胡蝶蘭だの、デンファレだのが今月のラインナップだ。

 

 SUGOI-ne」はどうにも気になるので、ファックスはないけれど、お手紙でも書いて注文しようかとおもう。15kg入りが個人向けの購入で1800円になるそうな。まあ趣味としては悪くない値段ではないだろうか。送料が700円だったか。I氏にお裾分けして差し上げてもたっぷりある。

 「これぞ究極、これぞ完璧」「100年に一つの発明(原文ママ)」などと書かれると関西人としてはツッコミをいれたくなるが、まあそれは蘭に聞いてからにしよう。コンセプトとしては優れたものを持っているコンポストだと思う。まず、蘭を鉢にたててざらざらとペレットを流し込むという方法が簡便で優れている。誰がやっても出来そうだ。また、蘭が好みそうな樹皮のチップを熱処理してペレット状にしてあり、適度な保水力があるというのが好ましい。蘭を腐らせるよけいな菌がいないという雰囲気はある。これで根がよく回っている写真を見せられるとかなり魅力的なコンポストに見えるのだった。

 紹介文に書かれていない点が一つある。耐用年数はいくらなのだろうか。2年なら好ましい。3年ならなおよろしい。

 ネット上にはしかしあまり研究したレポートが第三者から上がっていないという点が気になる。なんにしてもあまり高くないので買って蘭に聞いてみればよろしい。

 

 地植えから引き上げて「SUGOI-ne」植えにしたシンビの花芽からつぼみが見え始めた。

 

12月3日(日)蘭の棚移動設置

 気がつくと12月なのに驚く。勝手口を塞いで物置棚として置いていた蘭の棚をリビング窓に復旧した。家族はまた薄暗い日々がなどという。植物いっぱいで素敵なお部屋とか言えないのであろうか。

 まあたしかにすごい数だとあきれはするが、すぐ慣れるだろう。

 加温用のライトを3つ設置し、温度調節器に接続した。ファンの位置も本来の場所に取り付けた。

 

屋外の蘭の棚を撤去した。今年も子供のバイトで片づけてもらう。子供には決まった小遣いというものはなく、皿洗、風呂洗い、清掃等のお手伝いを査定して給与として支払っているため、バイトとなると単価が高いので少々ハングリーに仕事をしてくれる。花壇もつくってもらい牛糞もしこんでもらった。

 

12月2日(土)Lc. Aloha Case var. coerulea 及びC. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’開花

レリオカトレア アロハケース 及びカトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’が開花した(今月1-2、今年154-5、新規54-5)。ワルケちっくなリップがよろしい。色はセルレアというだけあって変な色をしている。

 

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’がほころんで夜に開花した。花茎が長くて扱いにくい。

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’のつぼみがシースを破って出てきた。この花だけは見てみたいし、極上と評されている香りを嗅いでみたい。この花は写真ではどうも分からないタイプの花らしく、写真を見てもそのすごさがよくわからないのである。

 

たっぷり書いたが、なぜかパソコンが不調で吹っ飛ばしてしまった。

 

12月1日(金)

寒い。何にもしていない。弱った胡蝶蘭の育て場所を変えたくらいだ。

 

11月30日(木)Lc. Mini Purple 開花

Lc. Mini Purple が開花した(今月9、今年153、新規53)。今年三回目の開花ではなかったろうか。

 

11月29日(水)Onc. Twinkle開花

Onc. Twinkleが開花した(今月8、今年152、新規53)。

 

11月28日(火)

なにもないなあ最近。

デンドロ5種の譲渡株を新聞でくるくるっとくるんで箱につっこんで発送した。どれもよく育った精鋭揃いである。

カトレアが2株ほど滑り込んでくれるかもしれない。今月は低迷している。

スゴイネ鉢に水やり3日目。まだ堅い。

 

11月27日(月)

なにもないなあ最近。

SUGOI-ne」のお約束、5ないし10日間毎日水やりをする:まだ堅い。これがびちぐそみたいになるまで水をやるのだ。においはまだわるくない。

異動:これより梱包にかかる。 

 兵庫県H様用

Den. Yukidaruma ‘King’ AM/AOS.JOS デンドロビウム ユキダルマ 'キング' 

Den. 'Mini Takemoto' デンドロビウム mini竹本 

Den. White Rabbit ‘Sakurahime’  デンドロビウム ホワイトラビット '桜姫'

Den. kingianum?  デンドロビウム キンギアナム?  わけ株

Den. Maloflake× Malones デンドロビウム マロフレーク×マロネス

 

11月26日(日)げっ!地植えのシンビから花芽がっ!

 Cocrianthes discolor ‘Lil’ AM/AOS x amazonica ‘Best’につぼみが出ているのに昨日気が付いた。7月30日購入以来10月ごろまで花があったうえにまだつぼみが出てくるとはなんと花期の長いランだろうか。花の持ちもけっこうよいようだ。葉はよい色で美しいのであるが、バルブがなくて弱そうだから少々大事に扱おう。

 

 一昨日購入した謎のエンシクリアっぽいランエンシクリア 手柄山は、実のところPollardia pterocarpaに似ている。このポラディア・プテロカルパというのは、エンシクリアから分かれたランらしい。「匍匐茎が分岐しつつ延び、長卵形のバルブがたちあがり、1ないし2葉を頂生し、葉の間に小さなシースがでて花茎がのびていくつかバニラ様の香りのある花をつける」、という特徴がある。これらの特徴はProsthechea cochleataProsthechea radiataなどに共通しており、頂き物のエンシクリア・ポリブルボンEncyclia fragranceエピデンドラム・ペントティス にも似ている。つややかなバルブと葉と花、香りなど好ましい特徴が多いので我知らず集めてしまっている。

 

 今年ほりあげたチューリップの球根を植えた。3m2ほどに200球くらいあった。そうやって庭で作業しているとあまり雨の当たらない場所に埋めて置いたCym. Line Stone ‘Cute’のバックバルブからまごうかたなき花芽が10cmほど伸びていた。「おおっ、てえめやるじゃん!」と、なぜかタメ口になる。2001年2月23日金曜日の午前0:40分頃池袋サンシャイン通りの路上で拾って以来の長いつきあいである。春に鉢一杯になっていて衰えていたためかっさばいて2株にした。その際葉っぱ付きのバックバルブがいくつか出来てしまった。たわけになった新芽もついていたのでかわいそうに思って土に埋めて置いたのである。「うげー、土じゃん。土よ。シンビが土ってありそれ?うー、枯れちゃうよー」というぎりぎりのところでこの株は起死回生の秘策に打って出たのである。「こーなりゃヤケクソよ。花芽出しちゃる」。これが目にとまり「天晴れである!」とめでたく土から引き上げられプラポットに「SUGOI-ne」で植え付けたど根性シンビの鉢になったのであった。

 「SUGOI-ne」はなかなかいい感じに株が収まるなあ、と喜んでいると氷点下近くなる屋外に転がしてあった別のバルブが目にとまった。Den. kingianum?のバックバルブがあった。1本で、根が1本、葉が5枚、しなびてはいるが花芽があるのだ。これは植えれば咲くとみた。素焼2号に「SUGOI-ne」で立てて植えた。

もう一つバックバルブが転がっていた。かつて咲いて枯れた花茎をつけた古バルブから新芽が出ていた。これはひょっとして人気があって値段が高いBllra. Smile Eriでは?。素焼2号に「SUGOI-ne」で立てて植えた。

どんな手を打っても不調だったCym. Seaside ‘Crown Princess Masako’の鉢をダウンサイズしてプラポット3号に「SUGOI-ne」で植えた。とうとう3号まで縮んだか。常にマイナス成長し続けた鉢であった。はたしてこんなやつを「SUGOI-ne」は立ち直らせることが出来るだろうか。

調子に乗って不調だったCym. Line Stone ‘Cute’の別の鉢をダウンサイズしてプラポット4号に「SUGOI-ne」で植えた。たちまちにして「SUGOI-ne」を半分消費してしまった。

ど根性ラン3株。どうにも不調だった鉢2株。扱いの難しかったオンシジウム1株と、「SUGOI-ne」には難しい課題ばかりを突きつけているのであった。それだけ万策つきているのと、「SUGOI-ne」への期待が大きいのである。

 

11月25日(土)Epi. porpax aureumおよびOnc. ornithoryncam x flexosum 開花

エピデンドラム・ポーパックス オーレアムおよびOnc. ornithoryncam x flexosum が開花した(今月6-7、今年150-1、新規53)。ポーパックスは今年2回目である。こんな時期に咲くとは驚いた。最近狂い咲きが多いような気がする。

 

年間開花件数151件は、2004年に150件を記録して以来の新記録である。今年は160件に達するのはほぼ確実と見られている。

温室なしの素人レベルではこの程度だが、温室持ちの蘭友会上位陣ならいちいち小さい株の1輪までカウントしないが300件くらいは楽に達していると思われる。玄人の目指すところはいかに見事な花を咲かせるかというところではないだろうか。「たのむから咲いてちょうだい」という当サイトとはまるで感覚が異なっている。先日見た蘭友会の放出品の鉢がおしなべて1号大きかった理由は、見事な鉢をねらっているからにちがいない。巨大なバルブがどーんと立ち豪華な花がわっとでることを期待しておられたのではなかったろうか。その結果鉢に比べてしょぼいバルブで終わったりするとがっくりきてそのがっくりさが500円という値段になったのではなかろうかと考えている。

 

株分け後どうも調子が今ひとつのOnc. Magic 'Hildas' は、いつも株がぐらぐらしていた。コンポストが大嫌いなランであるためミズゴケで固定することが出来ない。根がかろうじて鉢にしがみついていた。これを「SUGOI-ne」で固定すれば良いのではないかと考えさっそくやってみた。寝ている株をおこしてペレットを流し込み、株が立ったというところで水をかけてふくらませる。これから5から10日間水をやるのだそうだ。

 

ゲームの中ですら商品の宣伝をやっているという世の中である。これでもかと欲望を刺激し続ける現在の社会の有り様は異様だ。将来の己の繁栄に寄与しないどうでも良さそうなも、うつろいやすいもの、飽きそうなもの、ちょっとだけ楽しいもの、が結構な値段している。一方、手間のかかる、時間のかかる、中身の詰まった、ためになりそうなものは安い。こってり勉強の出来る本などは105円。マンガは300円だ。ランは手間のかかるタイプの後者の商品に分類されると思うが、「育て方はわからないけれど豪華できれいだから高かったけど買って来ちゃった」という買い方のランは前者に入る。こういうランはヘタをするとあとでゴミに出されてしまう。こういうのを悪だときめつけて非難すると「なによ!」とテキも意地になるのでそれが高じると深刻な対立に発展したりするから人間様は難しい。きれいなランがゴミになるという現実に感じるところを持つというのは教育の問題でその当人が悪というわけではない。なんにせよ世の中もったいないことだらけだと思う。

 

はじめてのオークションで落札したものを入手する手続きに入っている。買い物はおっくうだ。必要なものの調達だから仕方がない。本日も先週オープンした巨大なショッピング街に連れてゆかれたがええおっさんになるとさっぱり縁のない世界である。十分に足りているので特に必要なものはない。

 

11月24日(金)Den. ? 'Takarazuka Red'開花

Den. ? 'Takarazuka Red'が開花した(今月5、今年149、新規53)。今年二回目である。おかわりの花茎もでてきている。

 

SUGOI-ne」に期待している。検索をかけて製造元のHPを見てきたのであるが、こちらも「すごいね・・・」というページであった。はて、なにから読んだものだろうか。

 

本日は昨日購入したルデマニアナを調べていた。春に咲くそうだ。なんでもカトレアではもっとも花の姿がきりりとしているそうで、ありふれた種でも実にびしっと咲いてくれるそうだ。昨日購入した鉢はシースつきバルブが2本、鉢の縁をまたいで生えているという絵に描いたような理想的な仕上がりになっている。春には花が見られると確信しているのだ。ふふふ、私はなんと買い物がうまいのだろうか。

 

買い物といえば昨日Yオークションの話を聞いた。参加無料期間とのことである。「ああいうものは知らなければ買わずにスムものを無駄に欲しくなってついついずるずるいっちゃう危険な買い物」と敬遠していたのであるが、どうにも必要なものがあって登録して参加することとなった。登録処理はあっけないほど簡単に終わり早速入札したのであるが、ライバルがいてすかさず100円上乗せしてきやがる。こんなもん誰が買うのかというシロモノによくもまあ。

それはさておきYオークションでは「園芸、苗」のコーナーがあったのだが、このほど「苗」の中から「ラン」が独立していた。これは危ないと思いつつ覗いてみる。たくさんのカトレアの写真があった。これもうすこし株の情報やらうんちくやらあったら売れるんじゃないだろうか、とおもいつつどれも制限の2100円をあっさりと超えたものが多くて検討対象外であった。もっとも神戸蘭友会の売店や手柄山の売店、明幸園、豊橋価格など数々の相場が頭に入っているため購買意欲はさっぱりだった。

 

昨日の画像を整理していて久しぶりの収穫と思えるのは、トップページの神戸蘭友会のワルケの画像であった。「神戸ワルケクインテッド」などと勝手に呼んでいる実に素晴らしい鉢だった。上質のジャズのような、サックス、トランペット、ピアノ、ベースにパーカッションが絶妙に調和したような流れるような花の並びは名作。これを咲かせた人は嬉しかったろうねえ。私も嬉しい。なるほどワルケは素晴らしい。

 

 

 

11月23日(木)神戸蘭友会蘭展・手柄山植物園蘭展・明幸園

 朝からI氏の電話で起き出し、かみさんにI氏宅まで送ってもらって神戸蘭友会蘭展に出かけた。またまたまた高速の出口を間違えて遠くに飛ばされつつもなんとか目的地にたどり着くことが出来た。まず売店に直行である。

 いきなりカトレア原種をつかむ。

 

C. lueddemanniana ‘Royal Flash’ x coerulea ‘Sigui’

 2006年11月23日 神戸蘭友会 500円

 4号鉢だが内容は3号鉢だ。なぜだか並んでいる株のどれもがその鉢が大きい。

 

 レリア・クリスパというでかいレリアの原種もあったが、これはI氏にすすめて多くは買わずにおいた。

 

 展示をざっとながめ、写真を撮って次に行く。

 昼食を明石のサービスエリアで済ませ、たちまち手柄山植物園にたどり着いた。まず売店を精査する。デンドロビウム・マクロフィラム300円なんてものがあったが、高温性であろうと思い敬遠した。

 

Enc?手柄山

20061123日 手柄山植物園売店 500円

どうもエンシクリアらしいが、枯れた花茎に複数の花が付いた跡があり、なんだか知らない種のように思えたので、手が出た。要するにさっぱり分からない買い物をしたのであった。

 

売店には「SUGOI-ne」が売られていた。2kgほどで600円だった。水でふくらむ「杉皮、ぶな、ナラ、コナラ等の樹皮を高温で乾燥してペレット状にしたもの」だそうだ。「ミネラルや肥料分を含み、蘭の生育を助ける菌が素晴らしい働きをするため根腐れはない」とのことである。このコンポストは大和農園で購入したPaph. concolorに使われていたようなので気になっていたのである。

 

 展示も見事であった。いろいろ撮影して最後の目的地を目指す。たちまちにして明幸園につく。今回は特段出物もなく、手ぶらで帰ってきた。帰り道遅寝早起がたたってうとうとしつつ帰ってきた。I氏には何のおかまいも出来ず失礼をしてしまった。

 

11月22日(水)

 明日は神戸蘭友会蘭展という予定ではある。だが、かみさんにクルマをとられている。同道してくださるI氏の家なら「送って行ってやる」という。まあええんですけど。手柄山植物園も蘭展をしているそうだが、こちらはI氏の気分次第であろう。特段欲しいものもなく、静かにお花を眺めていたい気分である。

 神戸蘭友会蘭展の買い物のおさらいである。カトレア・マキシマカトレア スキンネリ ’ダナエ’ カトレア・トリアネー‘ムーレアナ’ カトレア ワルケリアナレリア パープラタ、とまあ原種カトレアレリアばっかりである。このうち咲いたのは2株だけで、2株ともうちを卒業していったのだった。

 カトレア スキンネリ ’ダナエ’の「ダナエ」ってなんやねん、と昔から思っていたが、日誌を記述中に横から子供が「それはギリシャ神話にあってねえ」とうんちくをたれていった(なにもんやこいつ)。アルゴスという国の王アクシリウスのごっつうべっぴんな娘の名前で。この王は神のお告げ「この娘の産んだ子供に殺されまっせー」というのを聞いてダナエを塔に閉じこめてしまう。しかしまあ美人をみかけたらどっから入ってくんねんというおなじみゼウスが金色の雨になってこのねえちゃんにふりかかって身ごもってしまう(カエルじゃあるまいし、なんぼなんでもそらへんやろ)。アクシリウスはダナエと赤ん坊を箱詰めにして海に流してしまった。この親子は漁師に拾われ赤ん坊は育ってあのペルセウスになる。はて、誰やったかなあ。流星雨ぐらいしかしらん。ああ、あのメデューサの首切った人ね。バルボの花とばしたひとじゃないよ。話は飛ぶけど、そのペルセウスが円盤投げ大会で、円盤をくらってお亡くなりになったのが祖父にあたるアクシリウスだったというオチがあんねん。ギリシャ神話はなにやら凄惨な事件がおおいなあ。円盤食らってあかんようになるのはもう一人いて、ヒヤキントスとかいってかのアポロとラブラブだったんだけど、アポロの投げた円盤をくらって飛び散った血しぶきがヒヤシンスになったという「うそつけ」みたいな話がある。ちょっとけが人には持ってゆけないような剣呑な花だ。

 要するにダナエってのはあれだな、本人が悪い訳じゃないんだけど親不孝な娘ちゅうことか。

 

 図形の問題を8日間にわたって考え抜いてやっととけた。頂点をOとし、底面ABCDは正方形とする正四角錐を考える。Aを通り、OBおよびODを2:1に内分する点を通る面を考える。(1)この面が辺OCを?:?に内分しているか?。これはすぐとけた。(2)この面で上下に分けられた四角錐の体積比を求めよ。

 かみさんはこれを5分で解いたと聞いてげんなりした。

 

11月21日(火)

 あらー。書くことがない。珍しい日だ。ちと調子が悪い。

 

購入時の花以外開花を見たことがないPaph. 'Meikouen'は過去2回花芽をだしてその都度しけてきた札付きのパフィオである。いや、札はない(名無し)。今回も花芽2つのうち1つはしけた。花茎は4cmほどになっているか。しけてくれるなよ、と毎日薄氷を踏む思いで眺めている。

花はそっくりなPaph. ? 'Yanai'も以前はしけていたのだが今回は安定感のある成長ぶりだった。毎夜鉢を手にしてはパフィオの舞状態で浮かれている。

最近しけて欲しくないつぼみが多いので結構気を遣う。

 

11月20日(月)

 ひょっとして今月は仕事のしすぎで蘭がおろそかになって調子が悪いのではないだろうか。生育が把握しにくい状況ではある。

 

 一方、カイガラムシというものをさっぱり見なくなってしまった。あのコナカイガラムシもめっきりみかけなくなってしまった。どうもちょうどいい時期にスプラサイドをかましたことがつぼにはまったらしい。それはいつのことだったか調べてみた。3月21日に「スプラサイド原液10mlを10Lに薄めジョウロで2回ざぶざぶとかけ、さらに霧吹きでよくたかられている株に重点的に噴霧した。いいかげん頭にきていたとはいえジョウロでやったのは失策だったかもしれない。あんなくさい汁をぐっしょりかけたのだから調子が悪くなるかもしれない。スプラサイドを食らうとしがみついていたはずのコナカイガラムシが外れて浮いてきたり、葉の上をさまよっていたりする。効いているのだろうか。」という記述がある。春分の日あたりをねらってスプラサイドをかますとカイガラムシ類の卵だか幼虫だかがやられてその年は見かけなるものなのかもしれない。ごくまれにカイガラムシを見かけはするが、コナカイガラムシはずっと見ていない。あれを見なくなるということはなかろうとおもった。大々的に探してみたい。

 

 

11月19日(日)

 カトレアのつぼみがどんどこたまってきている。しかし雨は降るわ気温は低いわでさっぱりすることが限られている。邪魔な本を古本屋にたたき売りに行く、という一見蘭とはさっぱり関係のない作業からはじめないと蘭を置く棚をしつらえられないのだった。

 

11月18日(土)Den. moniliforme開花

 どうにも寒い日で、寒い行事もあり、体調がおかしくなって蘭どころではなかった。つぼみがたくさんあるなあ、とは思う。

 

Den. moniliforme が開花(今月4、今年148、新規52)した。5月、9月、11月と今年3回目である。えらく珍しい。初夏、晩夏、冬の開花である。わびさびのあるお花だ。香りもそのままである。

 

Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateが大変いい色で咲いている。

 

Barkeria skinneriの花茎がぼっきり折れていて結局花を見られなかった。まあそういう事故はある。忘れていたが、そういえばもう一本でてきているのでそれに期待しよう。

 

読者からのたれこみで以下の蘭展の存在があきらかとなったぁ!

 

手柄山植物園 秋の洋ラン展11月18日(土)〜11月23日(祝・木)「秋咲きのカトレアを中心にオンシジウム、バンダ、パフィオペデルムなど各種の洋ラン200種300点を展示します。」

 

11月17日(金)

  一日中寒かった。さっぱりランにかかわれない一日だった。トップページの更新をしたくらいである。冬ごもりの準備を気にするようになるとあふれかえっている本をなんとかしなければならない。

 

11月16日(木)

 さっぱりランにかかわれない一日だった。特に動きがない。カットアンドペーストな記述である。

 また風でデンファレの鉢を落とし、花に雑草がからまって往生した。

 

 

11月15日(水)

 さっぱりランにかかわれない一日だった。特に動きがない。

 風でデンファレの鉢を落とし、花が1つふっとんだ。

 

 夜に4℃になっている。かなり寒い。

 

 Cym. Lady Jewelはつぼみぼこぼこの花芽が3本たれはじめている。たいしたものだ。

 Den. Formidible ‘Ryouma’は、つぼみが出ているが、夏に咲いて春にもつぼみがあって冬にも咲くのだろうか。

 

11月14日(火)Den.?‘B4’開花

 デンドロビウム 「ビギバム4」が開花した(今月3、今年147、新規52)。

 

 通勤途上に見事としか言いようのない花いっぱいの庭先のある家の前を通る。このごろは朝顔の一種らしいものが見事に咲いている。いつでも季節の花が絶えたことがない。残念ながらランはひとはちもないが、こういう人を園芸の達人というのだろう。見事な庭は社会奉仕に近いものがあり、通りがかりの近所の人に声に出さない声をかけて世話人の社交性の高さすら感じられる。時折モップのような老犬と大きなクロネコが花の間に居ることがある。もう絵に描いたような見事な庭だ。こういうのを写真に撮っておきたいがそれも不作法なので眺めるだけにしている。

 こういう明らかに花好きなおうちにおもしろそうなランの鉢と育て方の本を置いていったらどういうことになるだろうか、と想像することがある。ケーサツに捕まるかもしれない。

 

 バラもきれいな季節ではあるが、漬け物樽みたいなものに植えている人が多い。机の上で咲いているデンファレは2.5号鉢で、直径で15分の1、場所をとらないところがランの魅力か。咲いたからといってバラの漬け物樽を家の中に持って入っていては大変だろう。ランは不安定でしょうがないが、しかるべき入れ物を用意すればどこにでも置けて持ちが良くてまことに結構ではないかと思う。

 

11月13日(月)

 さっぱりランにかかわれない一日だった。特に動きがない。

 

11月12日(日)

 さっぱりランにかかわれない一日だった。夕方ですでに7℃であった。一日降ったりやんだりで寒い風が吹いていた。

 

11月11日(土)

 夜中家がゆれるような雷の音で慄然としていた。この音は地震の音では、などと考えて一瞬不安になったほどだ。外に出てみると雨が降り出しており、遠くのほうで稲光がしているなとおもった瞬間空いっぱいにおびただしい数の稲妻が光った。数秒して太鼓の乱れ打ちのような大音響が腹まで振るわせるようだった。

 

 市役所で菊を見た。実に大きい。白、黄色、桃色が延々とある。もっと変な色はないのだろうか。自主規制でそういうのを育てて競うルールなのだろうか。根元を見ると1本を分けて3本にして巨大な花を3つつけている。これはこれで驚くべき植物だと感心した。そういう鉢がおびただしく並んでいる。いろいろへんてこな蘭をたくさん持っていると多様性が面白いので、こういう画一的な美というのは鑑賞のポイントがわからないうちはよくわからないものなのだろう。石や木に、樹木を模して咲いている菊はすばらしいと思う。バケツのような鉢から数え切れないような花をつけたものも並んでいた。本当はもっと多様ですごい世界があるんじゃなかろうかと思う。何しろキク科はラン科より種類が多いというじゃないの。

 

 一日降ったりやんだりで夜になるとものすごい強風が吹き荒れ気温が下がった。

 

 やっとPaph. concolorが終了した。C.intermedia var alba?も一昨日終了した。

 

11月10日(金)

 今夜も雨が降るらしいので全部家にとりこんだ。

 Cym. Lady Jewel  の花茎3本からそれぞれつぼみが出てきた。来月開花予定だ。

 

 総身にお知恵が廻りかねるホームページである。今週は根を詰める作業を1530分(25.5時間)(集中した時間をカウントしている。集中すると時間がワープしてあっという間に夜になっている。おかしい、さっきまで月曜だったのにという気分だ)もやっていたためべっとりと張り付くような疲れがたまっている。このため嬉々として行っていた蘭の育成記録なども滞っている。まあこれまで蘭に入れ揚げすぎていたと思えばバランスが取れてきたということなのだろう。冬を前にぱーっと放出してしまいたいと思いつつもその作業がさっぱり進まない。そういう元気がない。

 

 夜になり窓にカエルがはりついていた。これから春まで見られないかもしれないと思うと少々さみしい。

 

のじぎくや カエルはどこへ 帰るのか

 

11月9日(木)

 今夜も寒いので全部家にとりこんだ。寒くなると開花がぴたっと止まる。

 Paph. ? 'Yanai'パフィオええっすねえ。色といいつやといい姿といい実にけっこうな。

  いつもつぼみがしけていたPaph. 'Meikouen'につぼみがあがってきた。2つあったうち1つは葉の間でしけていた。もうひとつは花茎が伸びて2cmほどになっている。Paph. ? 'Yanai'とそっくりではある。

 

 

11月8日(水)Lc. Aloha Case var. coeruleaにつぼみ。Blc. Almakee ‘Tip Malee’のシースに影

 今夜も寒いので全部家の中に退避である。今朝は0℃で霜が降りていた。

Lc. Aloha Case var. coerulea レリオカトレア アロハケース につぼみが出た。2003年3月に買ったときは楽勝カトレアと思われたのだ、4年近く待たされた。あろうことかセルレアさまである。この株のおかげでセルレアについては屈折した根性を持ってしまい「セルレアなんぼのもんじゃい」と避けてきた経緯がある。今回はじめてセルレアを手にとって見る機会を得つつあるのだった。

 Blc. Almakee ‘Tip Malee’のシースにつぼみらしい影が見える。もらったばっかりで1年経たずに咲いたらすごい。有名株で、指名手配中だったものをいきなり頂戴してもうつぼみがでるとは天晴れなやつ。

 それにしてもどうしたのかというほどつぼみが出てくる。カトレアのつぼみ株は11に達している。開花中が3。うーん、なんかすごいねえ。開花件数170件という数字が見えてきたような。

カトレア以外では、Den. Formidible ‘Ryouma’ Cym. Lady Jewel  Barkeria skinneriDen.?‘B4’、 Spathoglottis affinis Den. ArikaDen. ? 'Takarazuka Red'Onc. ornithoryncam x flexosum Paph. 'Meikouen'にもつぼみがある。Phal. 'YellowGreenの花茎にはつぼみはまだ見えない。

 

 カトレア スキンネリがものすごく大きくなっていて驚いた。

 

明日朝は水星が太陽の中に見えるかもしれない。期待してみよう。

 

11月7日(火)寒波

 職場で「寒くなるぞ」、という話を聞いた。氷点下くらいになるかも、といわれてそんな馬鹿なとおもっていたのである。帰りのバスの窓から3℃という表示が見えてたまげた。何かの間違いではないかとおもったが、家の最高最低温度計は2℃を指していた。「そんなばかな」とほうっておいたら庭に出していたシンビジウムやデンドロ、月下美人、ホヤなどは全滅していたかもしれない。なんにせよすべて家の中に取り込んだ。その直後えらく寒く感じる。冬が来たという感じだ。

 

 文部大臣宛だったか、「いじめを止めさせないと自殺するぞ」という封書がとどいたとか。まあなんにしても自殺はやめよう。死んだらそっからさきは誰も知らない。たぶんジエンド。なにもなし。リセットしてマリオ3人からスタートってのももちろんなし。痛い苦しいおわり。後の始末が大変だ。

 竜巻で9人お亡くなりになった。あまりにも痛ましい。職場に落ちた雷といい、この世には本当にコワイものがあるんだとおっさんになってわかってきた。いままでふわふわ生きてきたんじゃないかと思う。

 

11月6日(月)

 レリオカトレア ミニパープルにつぼみが出た。

 ブラッソカトレア・オカモドサの花は、白くて大きくて、なかなか素敵だ。

 ブラソレリオカトレア・チアリン‘シンシン’のシースに待望のつぼみが見える。

 ブラサボラ・フラグランスのつぼみもじわじわ大きくなってきた。

 そういえばソフロレリオカトレア カガリビドーン ‘レッドスター’にもつぼみらしいものを見たような気がする。そういえばそう書いていた。

 Slc. Rimfireやら、カトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’にもつぼみがあるのでカトレアのつぼみが結構たまってきた。

 Dial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGAはつぼみが出る予定。

 つぼみの入っていない立派なシースがまだ4株はある。

 

 妙な趣味が劇的に進行中で、ほかチューリップ花壇の整理だの、仕事だの、風邪を引いたりあれやこれやで蘭の趣味もなかなかはかどらない。

 電車の吊広告でみかけた気になる記事があって何年かぶりに雑誌を買ってみたが、読むところがほとんどなかった。380円という巨額をつぎ込んでさっぱりだった。金曜日に「ハリーポッター、不死鳥の騎士団」上下及び「下流社会」をそれぞれ50円でゲットしたことを思うと(活字離れもここまで来たか)まことに雑誌というのはよくわからない読み物であった。

 

11月5日(日)Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicate開花

 Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateが開花(今月2、今年146、新規52)。欲を言えば12月にも咲いてくれれば年四回開花になる。ひょっとして次のバルブもつぼみが居るのではないだろうか。

 このところずっと晴天続きでランを欠かさず出して夕方には入れている。

 そういえば「香りのカトレア」のつぼみが出ているのを先週見つけていた。データへのリンクはどこにあるのか探したのだが、怠慢で記述がなかった。リンクを作った。C. ‘宝塚香’とするほかない。 6月ごろにつぼみが1度でてしけてしまった。今回2回目のチャレンジである。このカトレアは宝塚園芸サービスで500円で買ったものだが、よい香りが強くして極めてよかった。今回は咲いて欲しいと期待している。

 Ceratostylis rubra が再開花して満開である。

 Paph. concolor9月10日の購入以来50日を越えて咲き続けている。

 Paph. ? 'Yanai'は今回も見事な花である。

 

 Lc. Love Knot 'Sato'のバックバルブ伏せ2株からそれぞれ新芽がでて2号と2.5号それぞれ鉢ができてしまった。

 C. maxima についても新芽が出たので2号鉢に植えた。

 Barkeria skinneriを植えようとして昨夜から椰子ガラを水につけておいたところ茶色い汁で水に色がついていた。椰子ガラをよく洗ってバーケリア スキンネリの植え付けにつかった。2号鉢に椰子ガラだけ押し込んで植えた。

 

 チューリップ花壇の造成で疲れた。

 

 

11月4日(土)村上園芸

 用事で神戸に行った帰りにダイキ神戸北町店で開催されている村上園芸に寄った。風邪を引いてあまり元気がないので短時間見て回った。いろいろすばらしいものがどかどか咲いてくれるため購買意欲は低い。お、これは探していたデンドロが、と手が出た。

 

Den. aphrodite デンドロビウム・アフロダイト

2006年11月4日村上園芸(ダイキ神戸北町)800円

 つづりがちがうかもしれない。節々がぽこぽこ太っていて面白いバルブだと思って探していたデンドロだった。実のところあまりよく知らない。あまり活がよいとは言いがたいが、まあ将来の楽しみということで風邪を引いた頭であまり考えずに買ってきてしまった。

 

 I氏が最近気に入っているというマキシラリアのあまり知らないものがあった。今回はあれやこれや5株も購入されたそうである。私にはマキシラリアも苦手の部類に入っている。村上の社長には「私はへたくそでよく枯らしてしまっています」というと「複数の人からあの人は相当うまいときいていますよ」と社長がおっしゃる。「小さい花をとても大きいように撮影して世間に誤解を与えているようです」と申し上げるほかなかった。

 

 球根を植えるため庭を掘り返していたら地面にBarkeria skinneriが落ちていた。ぐらぐらしていたから運搬中に鉢からおちたらしい。つぼみがたくさんあり、開花間じかである。今年は前半後半でバルブがでて花茎は2本ある。明日植えなおすため椰子殻を水につけて灰汁抜きを始めた。

 

 この冬の球根植え付けは空前の規模になるようだ。畑を借りたため、育成用の球根はそちらに植えて、庭にはあいた面積に見切り品球根(希望価格1球10円)をこれでもかというほど植えるのである。本日は来週の植え付けのために用地を掘り返していた。残党球根がわらわら出てくるのに閉口した。

現在サフランが咲いている。

昨日庭で育った山芋を掘ろうとしたが、あまりに深いので掘り出すことが出来なかった。

 

11月3日(金)

 カトレアのつぼみがいろいろあるなあ、という状態になってきた。レリオカトレア アロハケース×インターメディアvarデリカタやらソフロレリオカトレア・リムファイヤーカトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’などである。

 ソフロレリオカトレア カガリビドーン ‘レッドスター’のシースにつぼみが見えた。レリオカトレア ミニパープルにもつぼみがありそうだ。

 Spathoglottis affinisにもつぼみがあがってきた。

 

 Cym. Lady Jewel  にもうつぼみが出ている。これは予想外に早く開花するかもしれない。今年花茎1本で大変すばらしかったが、今回は3本だ。これはすごい開花になりそうである。専用のスタンドでも買ってきたほうがよさそうだ。

 

11月2日(木)ブラッソカトレア・オカモドサ開花

 ブラッソカトレア・オカモドサが開花した(今月1、今年145、新規52)。結構長い期間リップが一部びろーんと飛び出した状態でじわじわ大きくなったというけったいなつぼみだった。むかしBc. Humming Angelという株がいたが(もらわれていってよく咲いているそうである)、これによく似ている。

 

 佐々木譲著「昭南島に蘭ありや」を読んだ。たしかに「蘭」という単語はよく出てきたが、これがデンファレなのかバンダなのかエリデスなのかはたまたシンビジウムなのかさっぱりわからなかった。ラストシーンでも「蘭をつんで」などとあり、全編にわたり重要な言葉ではあった。表紙にはカトレアとおぼしき絵が描いてあったが、カトレアのカの字もでてこなかったのである。それはさておき話はたいそう面白かった。

英国が支配するシンガポールにひたひたと日本軍が押し寄せてきます。強い、えぐい、怖い。その恐怖、こわいこわいこわいですねえ。日本軍実に怖い。主人公は日本の味方台湾人です。戦争の時代に翻弄されます。手に汗握る生き残るための彼の努力が泣けます。主人公が思いを寄せる日本人娘、これが蘭にたとえられています。中国人のきれいな娘さんもでてきます。東条英機が出てきます。陰謀がうごめいています。さあ、ふたりはどうなるんでしょうか。もうびっくりのラストシーンです。いやー、読書って本当にいいもんですねえ。

「ベルリン飛行指令」「屈折率」「エトロフ発緊急電」もお勧めです。

 

 子供が「かわず」を級友に質問したところ誰もなんであるか知らなかったそうである。げー、「俳句を履修せず」ってか?。小学校時代みた漫画の弓月光著「エリート協奏曲」にすら「Full I care cowards to become miss note」 と紹介されていた誰でも知っている句ではないか。聞いたところでは4年生の半数は123×12を正しく筆算で答えられないというではないか。2+3*4=20という計算をする中学生が多いとか言う。「またゆとり教育か」という書き込みを見たが、まったくである。若い世代の将来のゆとりをぶち壊しにするような教育ではないか。食料自給率40%でエネルギー自給率はそれ以下なんだからせめて人的資源ぐらいは国際競争力を保っているかどうかぐらい毎年しらべたらわかるだろうが、なんという怠慢か。これは陰謀ではないのか。文部省を囲むのならわしも参加するぞ。都に馳せ上って宮沢賢治著「どんぐりとやまねこ」を朗読して聞かせてやる。

 

 ケータイって70%割引しても2880円もするのか?。ケータイやってるやつらはそんなに金持ちだったのか。おそれいったぞ。毎月1万円もつかっているのがふつうだというじゃないの。ひえええ。そんなに払ってどんな利益が得られるのだろう。さぞかしもうかっているのだろうな。

 

11月1日(水)

村上園芸がダイキ神戸北町店に来ているそうである。土曜日に神戸に用事があるので寄れればよりたいものである。

 

いまごろ補習?。ナンセンスである。不公平ったって裏カリのほうが有利に勉強してきてるしてるってんでその足をひっぱるってのはさもしい考えじゃないか。勉強ってのは個人ががんばってやるもんで、人からハンディとしてかけられるものであっていいわけはない。「悪いこと」をしたとおもわれている先生方をあつめて、今後の教育戦略について研修大会を開くのなら話はわかるが、何も知らなかった生徒が現時点で特段必要とも思われない、とってつけたような補習をうけたところでなんの得るところがあろうか。大変面白い世界史、興味深い地理、すばらしい日本史をみずから学ぶ意欲をそぐような指導はやめてほしい。これらは一生かけて学ぶ学問のごくごく一部なのだ。関係する学校の熱意ある先生が文部省の役人と直接意見を交わす研修こそ必要なのである。

 

息子らに「古池や蛙飛び込む水の音」の「かわず」ってなんや?と聞いたところ「鳥の一種」「かめ!」とぬかしやがった。おいおいおいおい。やってくれるじゃねえか。行事ばっかりやらせてねえで教養ちゅうもんを授けて欲しいねえ。

 

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