蘭馬鹿日誌2009および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔

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1月5日(火)

かみさんの実家の周防大島に帰省したのは29日で、4日にこっちに帰ってきた。自宅で越冬していた蘭は無事であったので一安心だ。

今年の蘭は縮小傾向が続くとみている。

島でとって送ったみかんが多量に届いた。この冬はみかん漬けである。

 

この年末年始は海岸でぼーっとしていた記憶しかない。買い物も(105円の本3冊とSDメモリ500円)、うまいものを食べにゆくとか(田舎で魚と野菜中心のメニュー)、にぎやかなところに行く初詣も(島の神社へお参り10分、寺で除夜の鐘をついた)、おせち料理も、ごろ寝してテレビを見るということもなかった。テレビ番組は2時間も見ていない。なにか面白いものをやっていたのかどうかすらわからない。お金も数千円使った程度だ。

温暖な島なので名物の柑橘はふんだんにあった。中でもポンカンはすばらしかった。インド原産のこの柑橘の原種はデコポンの片親である。くだけやすい皮をむくとさわやかな香りがする。実が簡単にバラける。内皮ごと食べると、酸味は程よく強い甘みが広がる。ときおり種をがりっと砕いてしまうのがたまに傷だが、それもどんどん飲み込んで食べてしまった。今年の柑橘は出来がよくてこのポンカンも大層うまい。家に送ってもらったわせミカンもかつてないうまさでどれだけ食べたか覚えていない。ポンカンは佐賀産6個398円で売られていたのを見たのだが、田舎の家にはプラスチックケースに20kgほどあった。これを多量に食べたら太ってしまった。

転がって文献を読んで記録をとっていたというのをもっぱらやっていた。14報あったので28時間ぐらいはそういうことをしていたらしい。「難行苦行」といいつつ、他にすることを思いつかなかった。昼は海辺の写真を撮って歩き、600枚にもなった。釣に3回出かけて、ずっと坊主だった。30日に強風と雨で岩場で立ち往生してエライ目にあった。これが最も印象深い思い出で、確か心入れ替えて精進しますから助けてくださいという意味のことを神仏に祈願したような気がする。最終的には気合で苦境を脱したが、あれはコワかった。それで心を入れ替えて勉強ばかりしていたのかもしれない。それでも懲りずに元旦は別の場所で岩に登ろうとして滑って手をすりむいたというのもあった。自然の中というのは結構危ないのだなあ、という感想を持った。そこここに死がころがっているというが実感できた。そのほかにもおおむねろくでもない目によくあっていた。高速道路が事故で閉鎖になり渋滞につかまるとか、じつにいろいろである。日ごろの行いが悪いからであろうと反省して今年一年間は謙虚に、感謝して生きてゆこう、なんていうのは昨年も言っていたかなあ。年末年始、「ワーキングプア死亡宣告」なる本を読むと「自分という人間はたいした存在ではない、そう自覚することから将来への道は開かれる」などとある。まあたいしたもんじゃないというのはよくわかっている。あとは辛抱ですな。この本によれば日本の労働者3人に一人はワーキングプアという状態であるそうである。そうかもしれない。すごい時代になってきたものだ。それも日本だけじゃないのである。よほど辛抱してかからないと今日の辛い時期は乗り越えられないだろう。

 

12月29日(火)

晴天で暖かいので蘭を全部出して水遣りをした。窓にビニールをかけた。

Neobenthamia gracilisネオベンサミア・グラシリスが開花した(94)。これが今年最後の開花であろう。

 

12月27日(日)

休日である。2時に寝て8時に起きる。曇っていた。家族の用事で出かけて、帰ってくると庭に球根を植え、蘭の撮影をして、出かけて、戻ると球根を植え、晩御飯を作った。やっと年賀にかかれる。疲れたなあ。なかなか手が出ない。はいつくばって軍手をつけた手で庭を掘り返しまくったため手が痛い。

ネット用パソコンの調子が悪いようで、なかなか起動しない。

 

12月26日(土)

休日である。このたびの休日は少々長い。しかしするべきことが山のようにあって気持ちはいつもせかせかしている。蘭を庭に展開して水遣りをした。日光もあったので写真を撮影したらかなり収穫があった。蘭の収穫はデータである。良質なデータをたくさん得た。

Spathoglottis affinisスパソグロッティス アフィニスはいいねえ。I氏に球根の姿をした株をもらったときに、小さいプラポットに植えてうまくいったが、その後素焼鉢でさっぱりさかず球根ばかり増えた。このたびまたプラポットに戻してうまく咲いてくれた。頼りなさそうなほそーい花茎にきりりと咲くのが実によろしい。

 

子供の地理の資料集「2009データブックオブザワールド」(二宮書店)を見ていたら、日本の一人当たりの国民総所得は38410ドルとあった。一方米国は44970ドル、英国は40180ドルとある。なにがいいたいかというと、「世界第二位?の経済大国と言いながらあんまり儲けていないじゃないか。いままで平均所得はかなり高いほうで英米より高いと思っていたけれどまだまだ及ばない」という感想を持ったのである。平均年収があっちは400万以上でこっちは380万くらいか、ということではないのだけれど、こういう数字は念頭になかったのだ。思うにあっちは商売がうまくて人間が努力している。それが数字に表れているのだ。そういうところはあまり見えてこないが、あっちと競争している人たちにはある程度わかっている。論文で先を越され、特許で肝心なところを抑えられ、製品化で一歩先を越され、うまいマーケティングを展開されていたりするのだ。物価が安くて収入が多い米国のほうがいい暮らしをしているということはないか(一概にそういうことは言えないが)。日本人は変にプライドが高くなって英米に勝るとも劣らない、いやきっと勝っているなどと思っている人がおおいのではないか。だが、実際は日本人はその美質を忘れ娯楽にうつつをぬかし、学ぶことを忘れ、努力は米英に及ばないのである。こういうちょっとむっとしちゃう数字をマスコミは扱わない。でもほんと勉強しなくなって向上心が低下しつつあるように見える我が国には「くそ、わしらはまだまだやれるぞ」という気分こそ大切なのである。国家予算によりかかって、たかっているような国民の国にしてはいかん。

高校無償化ってのはひょっとして馬鹿を補助しましょう、ということになりはしないのかねえ。経済的に楽にしても学生の力については寄与しそうに思えないのだが。若い世代を大事に思うのなら、先生の給料を上げ、先生の訓練を増やし、先生の評価を厳しくして、先生の技量を上げ、先生をエリートにするように金を使うべきではないだろうか。子供が「理科の問題と解答が明らかに間違っていた」などと馬鹿にするような先生では困る。親が尊敬する、一目置く、一歩下がる先生でないと無償化してしまうと学校が壊れるということはないのか。

 

1225Paph. concolor開花

Paph. concolorパフォオペディラム・コンカラーが開花した(93)。4年連続開花のエライパフィオであった。株が小さい割りに大変律儀だ。今年は夏場少々弱ったため開花が遅くなってしまい苦労したようである。弱らないように注意しなければ。

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’が香り始めた。真っ赤なビロードのような質感の大きなカトレアである。うーん、写真じゃわからんねえ。この写真にしてもグーぐるの画像検索でかならずかかるのであるが、実物はかなりよろしい。寒い民家で温室もなくこれほどの立派な花が咲いてくれるので実にありがたい。

 

小学校だったかでハゲを揶揄する歌を給食の時間流して、(どうやら頭髪の不自由であるらしい)怒った先生が、歌を持ってきた生徒と、笑った生徒28名を土下座させて謝らせ、これが行き過ぎであったと言われ、今後はその先生が生徒の家を陳謝して回った、というのがネットニュースのトップになっていた。こういうニュースをトップに持ってくるあたりちょっと日本人最近調子悪いんじゃない、と思う。世間では「ハゲをからかわれたぐらいで大人気ない」という捉え方をする人がかなり多いのだろう。逆にハゲをからかわれて新聞沙汰になるほど怒ってしまった先生に同情する人も多いのではないか。「ハゲハラ」だって、相手がおおむね社会的強者である成人男性である点を除けば立派なハラスメントである(ハゲは、男性ホルモンが強くて男らしくて金持ちで成功している人に多いと肯定する本もあり、まあそういえばそうかなあ、と思う。ハゲはかっこいい、ユルブリンナーみたい、と思っている人もいるのではないか)。私はまず「どんな歌だったのか・・・」が気になった。そんなものが給食時間にかかって大笑いしないでいられるわけがないじゃないか。それで土下座はあんまりだわなあ。だが、ニュースとしては「土下座」という点に力点がある。「土下座」を強いるという行為は子供とはいえ人間の尊厳を踏みにじる行為だわなあ、先生がそんなことしたらあかんわなあということに気がつくまで時間がかかった。しかし「ハゲをからかわれて怒る」というところに妙なおかしみを感じてしまい、その後ろにある教師のどす黒い怒りが隠れてしまうのである。最近の日本人は人の痛みに鈍くなったという風に感じる。そういう日本人がやったやられたでトラブルがこじれる。

先月乗っていた電車で「お客様同士のトラブルにより電車少々遅れております」というアナウンスがあった。さすが日本一X(ピー)ない宝塚線である。想像するに「うっせーぞ、ケータイで音楽鳴らすなよ」「なんじゃとゴらぁ」ぐらいのことなのだろう。もういきなり逆上している様子が目に浮かぶ。やだねえ。バスでもおっさんがバスの運転士に切れてんの「寒いから扉閉めてよ。ケータイメールやってんじゃねえよ」。なんで怒ってんの?

私が子供の頃、教師の尊厳を冒すような言動をするようなことはなかったし、教師も子供に土下座を強いるようなことはなかった。どっちも、親も含めてXX(ピー)になったという感想はある。それぞれ立場が違うんだし尊重し合わないとうまくまわらない。収入は減るし、先行きあかるくないからこれからますますぎすぎすしそうな雰囲気はある。

アホでは稼ぎが減るのは当たり前である。これではいかんとどなたも一念発起してそれぞれの「坂の上の雲」を掴み取るしかないご時世ではないだろうか。勉強、思考と行動しかあらしまへん。ロシアが攻めてくるというのはわかりやすかっただろうけれど、経済+CO2はロシアよりわかりにくい上に手ごわい。だが負ければ人類滅亡である。1世紀後アホな人類は化石でしか見ることが出来ないというようなことになってしまう。

 

12月23日(水)

休日である。夜中墨をすって筆で年賀状を書く。加温のため蘭をライトアップしているので花を目の端に見ている。花がびしっときまるまで時間のかかるBlc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は乾燥や寒暖の差が激しいのを嫌うものと考えてやわらかく電球の光を当て、ファンの風を送りながら様子を見ている。なんとかしっかり咲いてくれそうではある。咲き始めは色が薄い。あとでだんだん色が濃くなる。

 

年賀状に毎年下手な干支の絵を描いている。来年はトラだそうな。こういうのは出来るだけシンプルで、楽そうな、書きやすい図案をえいやと書きなぐってきめるのがコツだ。なんとなくそう見えればいい、という程度の絵を描く。このたびは一発で描けた。猫だと思って描いた。顔がキティちゃんにならないように注意しよう。柄だけトラっぽく描く。年賀状作業はかなり工数が多いのであるが、年々仕事量が多くなるのでさばきがうまくなってきたと思う。この図案を30個描いて、宛名と、近況をすべて筆で書いて出してしまおう。

 

世間はクリスマス商戦に沸いているようですなあ。子供がいるのでゲームに煩悩しないわけではない。Wiiフィットセット27000円だったか。これで遊んだら楽しいかもしれない。ゲームは2年前に買った囲碁ソフト(1500円)で負け続け、今年久しぶりに買ったパソゲー(2500円)は最初の30分ほどで投げたきりで、ゲームに対する関心は低い。ファイナルファンタジーやドラクエがいかなるものかまったく知らない。ゲームよりもどちらかといえば読書のほうが好きだ。子供にゲームを与えるのはいいが、悲しいかな我が家の子供らは勉強が不如意で親子ともども往生している。そういう状態でゲームなどしていていいものであろうか。古いゲーム機が種々あるので子供らはよくそれらで遊んでいる。ふと思うのは、貴重な勉強時間を食っているそれらゲーム機に課税したらどうか、ということであった。子供手当てを出すのなら、ゲーム機に10%程度課税すべきではなかろうかと。高校授業料無料化で授業のありがたみがなくなるのではなかろうかということに危惧を覚えるのであるが、高校生がもっているどうにも勉強の邪魔にしか見えないケータイに課税すべきではなかろうかと思う。だいたい日本人は税金に誰もかれもがたかりすぎではないだろうか。税収44兆円で90兆円必要だから使おうというようなことをしているわけで、44万円の収入で毎月50万円近く借金して90万円の生活をしてもいいわけないでしょうが。かーちゃんがうまくやる、とーちゃんがうまくやる、と子供らがおもっていてもやっぱりどうにもならない。官僚がなんとかする、民主党がうまくやるっておもっているか知らないけど、借金積み上げる一方でいつかツケを払う日がくるんじゃないの。そこだれも突っ込まないってことはだれかなんとかしてってみんなでたかってんのよ。わやくそになったあとで、「ずっと警告はだされていたのですが、我々日本人はなんとかなるって思っていました。でもどうにもなりませんでした」てなことになるのだろうか。でもどうなるのかよくわかっていない。世界中で大体同じようなことをやっていないだろうか。

子供の問題集など昼頃30分ほどやってみた。NextStageとかいう英語の問題集で、しょっぱなから時制の問題が結構難しくてぽろぽろ間違えていた。Whenの副詞節では現在形だが、Whenの名詞節では時制を合わせる?しらんかった。最近の高校は勉強量が多いのか問題集が厚い。勉強というのはだいたいしんどいものらしい。今日のように競争が厳しいと私の学生時代ような牧歌的な時代よりも勉強はそうとうしんどいのではないだろうか。でもまあおできにならない原因の主たるものは志の欠如ではなかろうかと思うのである。将来職にあぶれないために勉強する、ではなかなか意気があがらないだろう。「炭酸カルシウムが好きだから化学者になる」「地球を救う」「土星のタイタンに行く」「産婦人科医になる」などなど妙にはまってしまった場合志が発生するようだが、脳みそや環境がどうなっているから志がもてるというようなことはどうにもよくわからない。

 

COP15はサンザンだったようだが、早速寒波でえらいめにあっているように今後は苛烈な気候で誰もかれもえらい目に遭うのだろう。今年だったかCO2生産量世界第一位の国は送電鉄塔が雪で倒れて長期間停電したそうじゃないの。コペンハーゲンの人魚像が海中に没したというニュースが聞こえる様になったらやだよねえ。そんときゃ宮島の厳島神社も床上浸水だろう。手遅れにならなきゃいいけどねえ。

 

 

12月21日(月)Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’開花

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’ ブラソレリオカトレア・チアリン‘シンシン’が開花した。4年連続開花である。今年は寒い自宅に戻って咲いてくれた。株に体力がついていたのであろう。別のバルブのつぼみはしけてしまった。期待された1花茎3輪の阿修羅咲きとはならなかったが、2輪なかなか立派な開花である。ビニールシートもろくな加温もないのによく咲いてくれたと思う。

 

バンダ5輪が見事に咲いている。

 

12月20日(日)

朝から家族行事に引きずられて蘭棚の防寒作業が出来なかった。水やりも出来ていない。小雪が待っていたが、庭にさっとだして水をぶっかける。寒かろうなあ。こっちも寒いが蘭はもっと寒いだろう。いや、かわいそうに。

 

12月19日(土)Slc. Yeong-Huei Chen‘Selection’及びLyc. Shoalhaven開花

Slc. Yeong-Huei Chen‘Selection’ ソフロレリオカトレア・ヨン・フェイ・チェン‘セレクション’およびLyc. Shoalhavenリカステ ショールヘブンブンが開花した(91-92)。

 

真冬にはいつも金属製の蘭の棚は撤去している。跡地をチューリップ花壇にするためだ。最近思うのは、えいやと気合を入れてする作業というのはそんなに構えなくてもはじめてしまえばなんとかやっつけられるということであった。かまえてしまうとなかなかはじまらない。はじめてしまうと淡々と進んでさっさとおわってしまった。やまもりてんこもりの仕事の山は気負ったら負ける。淡々とやろう。次はビニール張りだ。

 

12月18日(金)Den. Arika開花

Den. Arikaデンドロビウム アリカが開花した(90)。

寒波きついなあ。サンザン寒い思いをした。とうとう庭のマリーゴールドがしおれた。本当に強いマリーゴールドだった。おかげで土日は球根植えだろうか。寒そうだなあ。

トップページの画像が払底してしばらく経つ。うーん。

 

 

1217Masdevallia gutierrezii開花

Masdevallia gutierreziiマスデバリア・グッチェルジーが開花した(89)。

 

寒波襲来である。最低気温-3℃。

 

12月16日(水)V. ? ‘Ikeda’開花

V. ? ‘Ikeda’ バンダ「池田」が開花した(88)。

 

皿洗い、めしづくり、家庭教師など、お手伝い一回50円という家庭内バイトを5月からパソコンを買うためにやってきた。このほど200回に達して積立金は1万円となった。

 

12月12日(土)

温いし日差しもあって天気はよくなると誤解をして、蘭を庭に展開して水遣りをして出かけた。出先で結構雨が降ってきたので心配したが、まあ暖かいので助かった。家に帰って取り込んだ後から強い北風が吹いて気温が下がった。今年はビニール張りも遅れている。

つぼみもいろいろあるが、寒いので調子が悪そうだ。

 

エンシクリア・ピグミアが開花したのは9月21日だった。もうすぐ3ヶ月になろうか。いまだにその花が咲いている。ちいさい花だが、これほどしぶといとは思わなかった。

 

庭のマリーゴールドがまだしっかり咲いていて抜くのがもったいないと思っていると球根を植える作業が遅れている。重労働案件がたくさんたまっている。こういうときに新旧自作パソコン3台でしょーもない作業を並列で行っていたりする。昨日までわしわし仕事をしていたものが休日になるとさすがにぐだぐだしている。

 

レンタルビデオの会員になって3日目であるが、まだ何も借りていない。どう借りればもっとも安いか、などと考えて調査中であった。

CDを10円で多量においている店に遭遇し、買って聴くがとてもおっつかない。レンタルビデオの蓄積を見るに将来DVDも10円なんていう時代がくるのだろうか。娯楽のインフレというか、娯楽を過剰に追い求めた結果生活に娯楽の占める割合が極端に高い娯楽メタボな生活になっていないのでしょうか。

虫食い小豆でのぜんざいも三週間目、第三回となった。やはり浮いてますねえ。味はよろしい。また食べたくなるほどおいしい。本日は餅を買ってきて入れた。3人で食べると小豆200gが一回で終わってしまった。

年賀状でも書くか。年末までに膨大な量の作業がある。これをいかに効率的に疲れずにこなすか。

海面が6mも上昇したら大阪も東京も大半水没して日本もえらいこまるけれど中国だって上海や香港が水につかって大変だよねぇ。国際的にまとまってCO2減らしたほうが近い将来得じゃね?。なんかまじやばそうだし。わしおもいっきり最前線で戦ってるなあ。

 

12月6日(日)

天気はよかったが寒いので蘭は出さず。この時期はそろそろビニール張りを考えなければならないのであるが、やはり時間も気力もない。山を乗り越えたはずだったが次の山がどーんと現れる、という日々である。

 

家族サービスで食べ放題にいっていたのであるが、朝からかなり渋滞していた。いわゆるプレミアムアウトレットというものが三田にはある。そこが規模を拡大して新装オープンしたものだから周辺からひとがわらわら集まってきているものらしい。食後ざっとみてまわったところすごい人出だった。ブランド物には知識がないので何を見てもありがたみが沸かない。ここが日本橋や秋葉原ならまだわかりやすいしうろついてみたいが、ここには猥雑なジャンク屋もパーツ屋もソフト屋もない。帰り道は恐ろしく渋滞していた。店舗の駐車場から脱出するだけで時間を食った。

 

やっぱり計算仕事。水曜日の夜から夜な夜な2ないし4時間お仕事パソコンで計算。計算中は手も出せないのでHPの更新をやる。

 

12月5日(土)

天気はよかったうえ、少々暖かいのでほぼ2週間ぶりに蘭を出して水遣りをした。開花が近いつぼみもいろいろある。

 

夕方から仕事にかかってもう日付が変わろうとしている。時々パソコンをいじって遊ぶ。いまさらながらパソコンにはこういうことも出来るのか、すごいなあ、などといって喜んでいたりする。

 

例の虫食い小豆のぜんざいにも慣れた。小豆は多いようでいて実は1.4kgほどだった。それでも一度に100gほど使う程度なので、かなりの回数食べられる。農協でみかけた小豆は立派だったが値段もかなりはる。少々虫食いでもまた小豆を植えてみようかなあ、などと思う。

 

12月4日(金)Onc. Sweet Sugar?開花

Onc. Sweet Sugar?が開花しているのを夜中に見た(87)。ずーっと仕事で蘭の世話もさっぱり行き届かない。

外は毎朝氷点下だからシンビジウムも玄関に取り込んでいる。

 

更新を1週間ぶっとばしてしまった。その間仕事千里を行く、という日々だった。

 

久しぶりらしい更新をしつつ、隣でお仕事パソコンはずっと計算を続けている。1時間くらいかかっていた計算を10分ほどでやっつけてくれるようだ。11ヶ月も謎だった案件に突破口をひらいてくれたので早くも元を取ったように思う。今夜も真っ向勝負だ。

手に汗握る仕事である。果たして私の推理は当たっているだろうか。

 

11月29日(日)

天気は下り坂でしかも寒いのでこういう日に蘭にうかつに手は出せない。電球をつけて霧吹きをするのが関の山だ。屋外は0℃まで下がったようである。シンビジウムを入れ忘れた。

 

畑を見に行ったがサラダ菜を収穫したのみであった。動物の侵入は針金を敷設して以来ない。

仕事に出た。あっという間に時間がたつ。時間というのはないものだなあ、と呆れる思いがする。

買い物をして家に戻り夕食を作った。

大事に収穫した小豆からあいかわらずわらわら虫が出てくることにはらを立て、「もう怒った、虫ごと栄養にしたる!」と意を決してあずき3つかみを煮た。虫が出てきた後の穴が見えるものはまだ食えるだろう。まだ出てきていない小豆というのがちと困るのだ。浮くものは多くなかった。ひとにたちしたら湯をすてる。この時点の蒸気はなんだか香りがよくない。また煮て砂糖を加えて煮た。なにやら食べられそうなにおいがする。小豆から出そこなった奴が浮いているのを目撃した。かみさんが砂糖を足すときに見ているはずだが何も言わなかった。こっそり浮遊物は掬い取っておいた。うっかり煮詰めすぎてあんこみたいになっていた。これを食べてみるが、別段変な味はしない。水を足して煮立たせてぜんざいとしていただくが、まあおいしく食べられるという程度には仕上がっている。量的には結構食べた。特殊な中身が存在する可能性については極力考えないようにして食べた。このぜんざいの量からして、収穫した小豆で食べられる量は莫大なものかと思える。やっぱり言ってしまうが・・・農業は大変だ。

 

仕事パソコンの本格稼動である。ここ数日2時に寝て7時に起きていた。時間が経つのが早い。

仕事パソコンが計算をしている間、旧パソコンでHPの更新とおもって作業していたが、めんどくさく感じるようになった。こりゃ仕事中毒も重症である。慢性的に仕事がたまっているとこういうことになるのだろうか。

長時間パソコンと格闘したが、期待した解析結果が得られず、本日の作戦は失敗に終わった。おうちでじっくり解析に取り組める環境が出来た、というのは結構なことなのだろうが、仕事中毒の進行には懸念を覚える。期待のプロセッサだからといってそれほど早くはないようで、計算の待ち時間が結構ある。おかげで必要な更新作業もせず愚痴めいたことをだらだらと書くことになった。

 

11月28日(土)Spathoglottis affinis開花

風が強くて寒い。蘭の活動はなし。

夜にSpathoglottis affinisスパソグロッティス アフィニスが開花しているのを見つけた。葉がおちて、垂直に伸びた花茎だけが伸び、小さいけれど面白い形をした花が咲く。蘭のりりしさというのを感じる(86)

 

ニンジン、かぶらと大根が好調に収穫できている。

 

仕事が強烈過ぎたのか寝込んでいた。お仕事パソコンに強力に惹きつけられてやっぱり仕事で蘭の作業はさっぱり進まず放置。なにをしよう、と考える始末である。

仕事というのは生活の糧であるからかなり大事なものである。しかしまあのべつまくなしにそればかりというのはよろしくない、ということはわかっている。通常仕事というのはしんどくてつらいものであるからそれを離れたら忘れたいというのが普通の行動かとおもう。しかし仕事の辛さの大半は人間関係が占めている場合が多いのではないだろうか。そのあたりをまあうまくやってしまうと、仕事自体には抗しがたい魅力が存在するのである。そういう魅力的な仕事をへとへとになるくらいやっているときに、他人のさらに見事な仕事を見るとへこむ。このたびはやられたと思った。それでがっくり来たのかもしれないが、まあああいう立派な仕事をしたいと欲を出してさらに打ち込むというのは悪いことではなかろうと思うのである。仕事がないよりはあったほうがよい。広漠たる仕事大平原が目の前にあって、どこまでも力の続く限り仕事をしたいと思うのである。ただ、仕事が下手なのにはちょっと閉口する。なんとかならんもんだろうか。ものを考える時間が少ないようにおもったのが、お仕事パソコン製作の動機であった。もう少しじっくり作戦を練って貴重な仕事時間を有効に使いたいと思うのである。

おっさんになってくると体のあちこちにがたが来るようだ。目が見えにくくなったように思う。いつまでも元気に働ける時間があるわけではない。精一杯仕事をやれる時間は人生においてあといくらもないのではないか。

 

11月23日(月)

天気は朝からよかったので蘭を出し、撮影もした。ひさしぶりにリン、カリ、肥料を30Lほどつくり、HB101をたっぷりたらしこんで混ぜ、蘭によくやっておいた。あまりは畑にぶちまけた。

 

行楽に出かけたがとくになにをしたということもなし。なにやら仕事が気になった。

お仕事本位パソコンは速い。もたもた待たされることがない。まあ最初のうちだけであろうか。現時点までにトラブルは発生していない。ミニタワーに仕立てたのでコンパクトで軽いマシンになっている。HDDもDVDも軽かったが、筺体もかなり軽い。

設置場所はこのHPの本部の隣を再開発したので2台が並んでいる。HP本部はミドルタワーなので机の下にあるが、ミニタワーは場所をとらないので机(食卓テーブルを机として利用している)の上にある。

 

11月22日(日)

天気は曇ってそのうち雨も降ってきた。本日は蘭の活動はない。

 

パソコンへのLAN経由のデータ転送は恐ろしく時間がかかり往生した。さらにIDEHDDを抜き差ししてデータのバックアップを取る。そんな作業ばかりで夜中になってやっと新パソコンの速度というものがわかってきた。まあ確かにたいしたものだ。

せっかく買ったDVDドライブ2980円がシリアルATAケーブルがないばっかりに接続できなかった問題を解消するため街に出てパソコン工房でこのケーブルを買った。なんとケーブルのくせに550円もした。自作4号機091121にかかった費用の総額は33210円となった。

 

子供が破壊した床下収納の大穴を塞ぐべく、設計をして、材料を書き出し、ホームセンターに行った。2×4材3mから必要な角材を多数切り出してもらう。これを電動ドリルで木ねじの穴をあけ、ねじでとめて組み上げた。電動ドリルで木ねじをねじ込むのはこれまでの手作業では考えられないほど楽だ。910×510×603mmだったかの結構大きながっしりした木の台をつくってそれで穴をすっぽりと塞いだ。うまくやったと思う。この調子で椅子だの縁台だのが作れるなあと思った。蘭の棚を場当たり的に作ってきた技術が役に立った。

 

11月21日(土)

天気はよかったので蘭をひさしぶりに庭に展開した。

 

パソコン組立作戦の発動である。9:45にクルマで出発し、12時ちかくに日本橋にやってきた。まずこどもらと金竜ラーメンに行く。ラーメン600円にご飯とキムチ食べ放題というのがうけてちょくちょく子供らと食べる。ご飯3杯がこたえた。

パソコンを作成するに当たり事前の情報収集を1週間ぐらいやっていた。石はひいきのAMDとなぜかきめている。マザーボードはソケットAM3で探し、A780GM-LE/128Mについて詳細なパソコン組み立て記録をみかけたため、それをコピってきて踏襲した買い物リストを用意した。

通りがかりのドスパラをのぞくと人が比較的まばらだったので、店員と相談しやすかろうと考えて店内を見て回る。探しているマザーボードが5980円で出ていた。メモリは2本で組なのかという疑問があったが(そのほうが性能がよくなるらしい)、1GB2本セットが4870円(まあちょっとは高くなっているか)とあるのでこれを選ぶ。HDDは1TBでは容量が使い切れないことを考えて500GBにする。 指差したものより200円高い日立のを店員に勧められたのでそれにする。CPUはAthlonII×2、240、5790円にした。デュアルコアというやつである。安くなったらパワーのある石を積めばよかろう、と思うのである。だが往々にして次のパソコンを組むまで当初使う石を使い続けるということを繰り返してきた。それがわかっていて高い石を買わないのは、別に最速でなくても十分満足が行くほど速いからである。それぞれのパーツが選んだマザーボードで使えることを店員に確認して次に行く。お買い物時間5分。てきぱきと必要なものを手に入れた。

歩きながらDVDドライブも買っておけばよかったと思った。さらにケースの電源がどのくらい必要なのか聞くのを忘れていたと舌打ちをする。

パーツをクルマにつんで、ジャンク屋でキーボードとマウスをそれぞれ100円、200円で購入した。ここで緑色レーザーポインタ2980円を買った(すげー明るいメロンソーダ色)。

ケースはいろいろなので電源も含めてどのようなものがよいのかよくわからず、5軒も見て歩く羽目になった。それで大体の相場がわかり、最初に見たTWOTOPでケース350W3980円、DVDスーパーマルチドライブ2980円を買った。ディスプレイは先々週三菱のものを買ったジャンク屋を探した。場所を忘れて探し回る。みかけたHDD40GB500円を掴む。ディスプレイはスピーカー付の三菱がなかった。スピーカー付がみあたらないがなんとか探し出すとヒュンダイと書いてあった。3500円。HDDは半額セールとかで250円になった。この半額が忘れられずあとでもう一度行って120GBを1000円で買ってきた。

この間子供のPS-Oneの電源探しに付き合う。980円のものを見つけた。

別の店で前回同様オーディオケーブル280円を買った。これでOKだ。およそ2時間の大商いで、32660円分のパーツを仕入れた。家族の飯だの、かみさんのケーキだの、子供の欲しかったものだの、ものすごい散財であった。過去数年、自分のためのこれほど巨額の小遣い拠出はない。おかげで今月はもうすっからかんだ。たくわえを取り崩すのだろう。

曲がりなりにも最新のパソコンというが3万円少々で組めるというのは、結構安くなったなあ、と感じる。以前は5万円の予算を組んでいたから、性能が倍になって値段が半分近くになったと思えばお徳ではないだろうか。ちゃんと動けばの話だが。

運転をして帰る。なにやら人もクルマも多い一日だった。

晩飯前まで説明書を読み込んでおく。なんとマザーボードの説明書がニホンゴとは。ところどころおかしいなあ、ニホンゴが。

食後いよいよ組み立てを開始する。おっかないねえ。もし異常がみつかったりするとかなり困るのである。店まで遠いからねえ。

マイクロATXマザーボードはえらく小さく感じる。これにまずメモリをつける。おっかなびっくり差し込んで取り付ける。そういえばスロットは2つしかないのに、2本2GBをつけるので、当分メモリを増設することは出来ない。まあ2GBのメモリなんてまあ昔640kBの時代は1MBでもすごーいとか言っていたんだよなあ。20年で2000倍になったわけよ。

CPUがなにやら重い。こんなにごっつい感じになっているのか。ソケットに差し込む。ファンをつけるのがたいていの場合難関なのだがこれもあっさりついた。大体3GHzの石を2個積んだようなものだ。これも昔は数MHzだったなあ。

マザーボードをケースに入れて、ねじでとめる。USBの口が6つもある。ほかにこれといって特徴的なものはないか。シリアルATAの口はたくさんあるねえ。

おっと、シリアルATAケーブルが1本しかない。あのなー、HDDに使ったらDVDドライブの分がねえじゃねえか。なんで一本しかつけねえんだ。困るにきまってるじゃねえか。ドライブにもついてねえし。ユーザーのことを考えろ。(だが、多分勉強不足だったのだろう。今回は勉強のための雑誌の代金約1000円をけちった)。

マザーボードにはなじみのIDEケーブルがついていたので、これに現有のCD-ROMドライブを他のパソコンからひっぺがしてきてつけて使うことにする。

電源ケーブルだの、信号ケーブルだのを接続してゆく。このケースは電源のファンのほかにCPUやマザーボードの熱を捨てる別のファンが着いている。ケースの横っ腹に空気取り入れ口があって、これがCPUクーラーに直接風を送る構造になっている。へー、と感心する。

HDDは1TBにするとかいう目標があったようなきがするが、そんなに使えるか、というのが正直なところである。DVDのコピーだの好きな映画のコレクションをするなどの趣味はない。500GBでもう十分だと思う。

HDDをつけようとして、これがCPUクーラーにあたって取り付けることが出来ない。せっかくおっかなびっくり取り付けたクーラーをはずす。CPUに接触していた部分にグリースがひっついている。結構うまく密着していたことが確認できた。あほなユーザーがどじを踏まないように細かい配慮がなされているのだなあ、と思う。

組みあがって電源投入する。ディップスイッチなどの確認もしてないなあ、と思いつつ、もっとも緊張する瞬間だが淡々とすすめてちゃんと画面が現れた。モニタは動作確認もせずに返品不可と言われたものだがきれいに表示されている。だが、CD-ROMがうんともすんとも言わない。調べてみるとIDEケーブルをさかさまにねじ込んでいた。あーあ、ピンが折れてるよ。主力マシンからDVDドライブをひっぺがしてきて取り付ける。これでOSのインストールが可能になり、あっさりと使えるパソコンになった。マザーボードのドライバやユーティリティをインストールした。ソフトをいれ、さらにLANのハブにつないでネットワークの設定をして必要なデータを流し込む。あら、日付がかわっているねえ。データの転送が遅いなあ、と思う。2001年ころ買った1000円のハブだから遅いのだろう。やれやれ。

ちょっと使ってみたけれど、これって速いのだろうか。なんかふつう、という雰囲気である。まあじゃまくさいネットを排除したのでさくさく動いてくれるとは期待している。ネットだセキュリティだのは、知恵を絞るような場所が欲しいときには邪魔にしかならない。だが、果たしていい知恵は出るだろうか。

さてさて明日からばりばりお仕事ができるのであろうか。実のところ、子供が床下収納のふたを踏み抜いてしまったため、明日は大工仕事が待っているのである。

 

11月20日(金)Epi. floribumdum’Miyao’AM/AOS開花

仕事をやってもやってもたまりまくってこりゃ大変だねえ、何とかせねば、と考え、お仕事激速パソコンの検討に入る。

 

Epi. floribumdum’Miyao’AM/AOS が開花した(85)。かなり待ってやっと咲いてくれた。来年からたっぷり咲いてくれそうだ。

 

11月19日(木)バルボフィラム・エリザベスアン開花

いやになるくらい寒いねえ。アタマは痛くなるし、体はこわばるし、トイレは近くなるし、蘭は出せないし。これほど寒い思いをしたのは久しぶりだ。昨年こんなに身にしみるほど寒い目に遭った覚えがない。なんかこの冬は大変そうだ。

 

バルボフィラム・エリザベスアンが開花した(84)。この株は持ち株リストに登録されていないことがわかった。昨年も咲いてくれていたのになんということであろうか。来歴もよくわからなくなっている。ホームページもくたびれているのか。

 

日誌の更新がしんどいのはこの時期1MBに近づいているからで、もっと軽いファイルで更新すればよいのだろう。一ヶ月以上経ったものは大きなファイルに移す、ということをすれば頻繁に更新するファイルは軽く出来る。

 

日誌にあれやこれやと書き込んでいるとあっという間に時間が経ってしまう。するべきことがあった様に思うのでしまったなあ、と思う。だらだら適当なことを書いてしまい、「こんな馬鹿さらすわけにはいかんから削除」と削ることも多い。実に無駄が多い。

 

今日はなにかひどい目に遭っただろうか。いや、べつに大きな損害とか、怪我とか、修復不能な人間関係のトラブルとかはないのだが、毎日なにかしら「うげ」といってしまうような出来事が日替わりで起きる。珍しく今日はなにもなかったか。まあ苦労が足りない分を消化するとか埋め合わせるとか、そういう人生の棚卸期間かもしれないなあ、とおもって極力怒らず、焦らず、淡々とひどい目に遭う。

 

パソコンの電源を入れても起動しなかったりする。そろそろがたが来たか。サイトのみならず、自分も、仕事も、パソコンまでくたびれているのであろうか。ネットにつながったパソコンというのはどことなく落ち着かない。家族と共用であるためときどき誰かが張り付いていたりする。そこで本格バリバリ書斎パソコンというものの構築をもくろみ始めた。CPUはAMDのよくしらないがデュアルコアとかいうやつをなどと検討を始める(クワッドコアはまだ高い)。マザーボードで迷っているうちはまだまだ手を出しがたい。メモリが高騰しているというニュースがあって、それじゃまだ待とうか、などと思ったりもした。6年以上自作をやっていないのでさっぱりわからなくなっている。でもまあ、世の中あまり進歩したという雰囲気がない。そのパソコンが組み立てられたとして、早くなるとか、安定するかも、という程度の利得である。そういうもんに4万円という虎の子の資金をつぎ込めるだろうか。今のパソコンに中古のHDDを増設すればとくにどうこうしたいというものがない。ただ、最新のパーツや、まあめちゃくちゃ処理速度の速いパソコンというものを見てみたい。

「仮想世界で暮らす法」内山幸樹著を読んだ。ネットビジネスの展開とそれがもたらすものについての紹介である。ビジネスチャンスがあって、そこで勝っている話、面白くなる話がいろいろ紹介されているから、その方面を志す人には明るい展望を感じることだろう。若々しくて元気がっていいですねえ、という感想をもった。ネットビジネスというのは、ネットをつかってこれまでとは異なるやり方で需要を掘り起こして、広く浅く世界中から金をかき集めることに知恵を絞るというものだ。人々の欲望のツボをうまく刺激すると思わぬ大金が動くものらしい。ゲームの世界で得たアイテムを現実世界で売って月に100万円稼いだ小学生の話が紹介されていた。まあ人生思わぬあぶく銭を得ることはある。ゴールドラッシュではないが、一攫千金を夢見て奮い立ってその道に入る人は多い。そのなかで財を成してハッピーエンドという人はよくみれば人並み以上に努力している。仮想世界とは、別の方面に入れあげている人にはどうでもいい世界ではないだろうか。なにも仮想世界までゆかずとも、それぞれの人間の立場と仕事にチャンスは転がっていると思う。よく当たるといわれる宝くじ売り場へ行っても当選確率は同じだ。金持ちが現れ始めた業種に今から行っても遅い。

2003年建立の古パソコンは寒さのためかなかなか起動せず、石が温まったからか3回目のリセットでなんとか立ち上がった。しかしこのパソコンがフリーズするのをめったに見ない。そもそもいつフリーズしたかおぼえていない。ネットにつなぐ関係でパッチをあて、セキュリティソフトをいれている。モデムで長時間かけてパッチをあてたため、すこし調子が悪いところがあっても再インストールでまっさらにするわけにゆかなくなり、だんだんと調子が悪くなりつつあるようだ。6年くらい再インストールしていないのではないか。正直ネットというのはこういうメンテナンス作業がめんどくさい。ネットに出てゆくのもどちらかというとめんどくさい。とくに見たいものやしたいことが仮想世界とやらにはない。ネットから離れたパソコンを組み立てて重たいセキュリティソフトのないところで思い切りパソコンをぶん回してみたいなどと考えてしまう。引きこもりパソコンか。

これから儲かる業界はなにか?。電力関連じゃないか?。

 

あった、今日のひどい目。飴をかじって前歯が欠けたのだった。歯医者行って埋めてもらわないと大穴が開いていて気色が悪い。

 

 

11月15日(日)

天気はよかったので蘭を外に展開したが、気温はぐんぐん下がっていった。夕方さっさととりこんだ。

 

本日は餃子に入れるねぎを収穫に行った。にら、にんにくとキャベツで作りたいところだが、にんにくとにら嫌いがいるのでねぎを使う。

庭の球根植え付け準備として苦土石灰を撒いておいた。

 

 

11月14日(土)Onc. Gower Ramsey ‘Stella’開花

Onc. Gower Ramsey ‘Stella’のバックバルブ株が開花した(84)。オンシジウムは好きなのだけれど、長い花茎を方々に引っ掛けそうになって往生する。

天気もよく、気温も高かったので蘭を出す。

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’にある枯れたシースと新しいシースそれぞれ膨らんでいるように見えるが、中の様子がまったくわからないという珍しいシースである。光を透過しないのだ。痺れを切らして枯れた方のシースをすこしやぶってみる。中をのぞいてみた。一瞬何もないように見えて落胆した。だがよくみると違和感がある。よくわからない。どうなっているのだ?と目を凝らしてみると皮のすぐ下につぼみがいて遠近感がわからず空洞に見えたらしい。つぼみの数までは数えなかったが、この調子なら11月中に開花してくれそうだ。環境が今ひとつなのでちゃんと開花してくれるだろうか。

ミニカトレアのつぼみがあったのだが、しけてしまった。Slc. Yeong-Huei Chen‘Selection’のつぼみもある。

Blc. Pamela Hetherington ‘Coronation’ FCC/AOS(資料画像:ネット上にいたかなあ)のシースには期待している。

 

本日の畑は、ニンジン多数、しょうが、大根2本、かぶら1つ、さやインゲン多数、サラダ菜3株、落花生多数を収穫した。落花生は58円のポット苗からおおきくなったものである。殻付ピーナツ(生)が500gくらい取れたのではないだろうか。夏に黄色い花が咲いて、その花の受粉しためしべの先が下へのびて土に突き刺さり、さらに地中に潜って、あのピーナツの殻のカプセルを土の中で大きくする。夏からこれをどうやって食べたものか思案していた。たまたまみかけた本を立ち読みしたところ、殻ごと洗って20分ほど茹でろ、とあった。5個種用に残して、茹でて食べたところ思いがけず美味だった。口にまずほのかな甘みが広がり、よい香りのうまみがにじみ出てくる。こういうのは食べたことがない。まだまだ知らないことが多いなあ。けれど虫食いも多い。殻が大きいので中の住人も結構な大きさかも知れず確かめてみる勇気が出ない。最近ちょっと気が弱くなっている。

ニンジンはなんというか、育てるのも収穫するのも楽だと感じる。よく使う野菜で、100円200円と確実に家計の助けになってくれる。大根も育てやすくて立派なものがとれるのでうれしい野菜だ。甘みがあってとてもおいしい。そこで高収益野菜の序列として、たまねぎ、ニンジン、サツマイモ、大根類、以下よくわからない、という図式がアタマに定着しつつある。

秋植えのジャガイモは惨敗だった。土地が適さなかったようだ。

せっかく収穫した小豆から甲虫がわらわら出てくる。幼虫がいて中でさなぎになり、甲虫になって出てくる。大きさは3mmほどだ。どの程度いるものか見当がつかないが、そのうち全部でていって残った豆が食べられるものなのか、それとも甲虫は次の幼虫となる卵を産み付けていつまでも甲虫の生産が止まらないのかよくわからない。ただ、かなりの手間をかけて育てた小豆がけっこうヒサンな状況なのであらためて、農業は大変だなあ、農薬ってすごいなあ、と思う。豆類はなにかと苦戦している。

金曜日に行った業務スーパーで小豆が250g198円、大納言小豆が250g248円だったか。並べてみると大きさがちょっとだけ違う。なんにしてもつやつやと美しい小豆である。それが200円そこそこで買えるなんて実にありがたいと思う。

庭に植えた黒大豆がまもなく黒大豆になる。収穫はめんどうくさいのだろう。来年はもっとまじめに、気合を入れて育てようと思う。

ラッキョウがよく育っているなあ、と思う。かわいい花が妙によかったりする。にんにくも順調なようだ。たまねぎ畑は苗がずらーっとならんで壮観である。ねぎも十分な量がある。ねぎ類は好調というところだ。

そろそろ庭の球根花壇を整備したいのであるが、マリーゴールドが豪華に咲き誇っているため手を出しかねている。

 

インフルエンザ患者と1週間過ごしてきたわけだが、一名を除いて結局誰も発症しなかった。

 

11月10日(火)

家族のインフルエンザにより月火と蟄居してぶらぶらすごしていた。とても書けないようなヒサンな出来事もあって、サンザンな二日間であった。そのひとつにHDDのショートがある。160GBのHDDが使えなくなってしまった。2008年の写真ホルダーがバックアップされていない恐れがある。大難を小難で避けた、という見方もある。堅く生きてゆこう。

 

たまねぎのうえつけはおわっていた。母の年の功というか圧倒的な技術の差で、500本のたまねぎの苗が20mの畝を埋めた。苗は200本以上の余剰がある。苗100本の相場は500円なので、種代約900円で2500円分の苗をまかなった計算になる。この多量のたまねぎが収穫できたら莫大な利益、というほどでもないが、必要量250個を確保して余りある。最近になって北海道産のたまねぎが出回り始めたので値段は1つ30円まで落ち着いてきたが、当初の品薄高騰時期を乗り切ったのでかなり家計の助けになった。

ニンジン、大根、かぶ、春菊、水菜の収穫が始まった。野菜をせっせと食べる。

動物よけに張り巡らせた針金が効いているのか、以来動物が侵入した形跡はない。

 

11月8日(日)

家族のインフルエンザにより月火と蟄居を食らってしまった。爆走機関車みたいな仕事が日曜にオーバーランし、失敗もあり、急ブレーキもかかって、轟音を立てるように停止した。夜はおちついて考え、書き物をする。結局仕事だらけではあった。

 

自宅待機でなにをするといって、農作業、庭の整備、蘭の世話、夜は仕事である。結構なことかもしれない。

 

Blc. Pamela Hetherington ‘Coronation’ FCC/AOSにシースが出た。

 

なべの材料を買った。ダシ昆布、鶏肉、豆腐、白菜。白菜の栽培に失敗し、買う羽目になる。夜、急に食べたくなり、畑に大根を抜きに行った。なかなかの大根が育っている。おろしておく。スライスはなべに入れて煮る。昆布をさっと洗ってなべに入れ、水をはり、大根、白菜、肉、豆腐、きのこ類をいれて煮た。おろしポン酢でいただく。体が野菜を欲していたのかやたらおいしく感じる。子供もむさぼり食べていた。なべはいいなあ。

 

11月7日(土)

朝から1週間ぶりに蘭をだす。水を切って乾かしたが、よわらないだろうか。庭はマリーゴールドが花盛りで、なるほどこの植物はたいしたものだと思う。しおれた花が目立たないためか花だらけでこんないい庭だったかと思うくらい大層きれいに見える。蘭はどれも目立って弱った様子はない。

 

明幸園の近くを通ったのでのぞいてみると見切り品コーナーにかの「百萬ドル」があった。1600円だったか。内容的には業務スーパーより花が多く残っているというところで、見た目普通のオンシジウムである。バルブは業務スーパーのものほど大きくはない。この日は特段出物はなかったのでおとなしく帰る。阪神高速に乗ったあたりで、そういえば村上園芸の展示会をやっていたなあ、と思い出した。

 

道々ふと自治体のグリーンセンターについて考えていた。グリーンセンターとは、行政が提供する花と緑、農作業に関する相談、研修、展示施設のことであろう。あるグリーンセンターは温室をもっていて、種々の植物の中にまじって多く蘭が展示されていた。デンドロ、デンファレ、コチョウラン、フォーミディブル、エピデンドラム、シンビジウムなど一般的な蘭が多く見られた。しかしながら、多くは買ってきたそのままの展示が大半を占めていた。中には壁や木を這い上がるカトレアがつぼみをつけていた素敵な一角もあったが、担当者が異動したのか、どうも先細りという雰囲気である。それゆえ立派な温室でありながら、多くの蘭がその環境に適した生育がなされる植え付けがなされず、花が終わると離れた場所にある蘭の墓場に放置され、枯れてゆく運命にあるようだ。直射日光を受けてうなだれる大きな葉のコチョウランが少々かわいそうだった。デンファレも冬場はそこで凍死する。お願いすれば下げ渡してくださるのだろうから余裕のある人は挑戦していただきたいと思う。このような状況になる理由は、おそらく蘭についてあまり興味も意欲もないセンター職員によるもので、べつに珍しいことではない。街中で捨てられるコチョウラン、シンビジウム、デンドロビウムと同じ「消費文化」とやらでくくられる我々のシャビーなカルチャーレベルを代表しているに過ぎない。

世の中には蘭の得意なグリーンセンターもあるのではないだろうか。たとえば、蘭を過剰に持ちすぎた趣味家から増えすぎた蘭を送料だけで送ってもらい、これを大量購入した素焼鉢に株分けして植え付け、センターで育て方のプリントをつけて安く販売するのである。グリーンセンターの仕事は、園芸文化の涵養や、生甲斐の提供も含んでいる。蘭という文化は、やればかなり面白いし、一生付き合える(というかぬけがたい)。そういう蘭文化にひきずりこんではなさないうれしいグリーンセンターがあれば質の高い行政サービスとなりうるのではないか。(手前味噌か)。結局は蘭をよく知ったセンター職員がなによりも必要なのだろう。年とったらそういう仕事したいなあ、と思わないではない。無辜の市民を蘭の道に引きずり込む悪魔のような職員か、ひひひ、いいなあ。

 

暗くなって蘭をとりこんだ。ゴンベッサ師匠にもらったデンドロキラムSPのちぎり株と、Pholidota imbricata フォリドタ・インブリカータをそれぞれ2.5号鉢、3号鉢にベラボンとミズゴケで植えつけた。

 

11月6日(金)Masd. ? ‘Wine Red’(別株)開花

Masd. ? ‘Wine Red’の別の大きな株が開花した(83)。もらわれていったものだけだろうと思っていたらいつの間にか2株になっていたようだ。こっちの株の方がつぼみの数が多い。

 

村上園芸展示会 ダイキEX 明石店 11月5日〜8日(日)

 

トップページはあとで閲覧できるように残すようにして2年半、およそ150週分のページがたまっている。これらのページは迷宮の奥であまり見られることもないのではないだろうか。そこで、本編の日誌などで必要に応じて参照することにした。

 

ものすごい量の仕事をやりくりして、本を返しにゆき、夕方に業務スーパーへ馳せ参じてみるとオンシジウム「百萬ドル」は売れてしまったのかなくなっていた。あーあ、あのでかいバルブをもう一度見たかった。

こういう3株500円というような蘭を手に入れて咲いていただくという当サイトの姿勢は、昨今の苦しい経済情勢で蘭を生産してくださっている蘭業界のみなさんの迷惑にならないか、考えてみたのであるが、「花が終わってもこのサイトを参考にして育てればあとあとちゃんと見事に咲きます」という例があれば「枯らしちゃうかも・・・」と購入を手控えていた蘭好きの奥様、おっさん達の需要を喚起するかもしれず、一概に迷惑ということもなかろう、という結論に落ち着いた。しかしまあ、たかだか30万カウントのこのサイトが蘭業界に迷惑をかけるのでは、という発想自体、「考えすぎ、おっさんなんぼのもんじゃい」であったか。

 

岩手県の自治体で蘭に関するお仕事を始めた職員さんが蘭の勉強のためにこのサイトを見ておられるそうなのだけれど「食虫植物にからめとられるように」このサイトにやってきてあまりのとっちらかりぶりに迷っておられるそうで、直接管理人に聞くのが早いとメールを下さった。とうとう自治体のお役に立てるほどになったのかどうかはわからないが、公のお役に立てるのは結構なことである。

よく考えると、このサイトは「蘭の育て方」のような肝心なことは書いてない。本に書いてあるようなことをいちいち書く気にならない、というのではなくて、本ほどうまくかけないということをよく知っているのである。何度もやってみたのだ実は。記述するたびに例外が頭をよぎったりする。結局手がけた種類それぞれについて報告するほかはないなどと思ったりしたが、肝心なことはやはり報告できていない。そもそもこっちが楽しむことに主眼があるので、世間様に楽しんでいただけることを目指しているわけではない。そこを考え違いして無理をするととたんに飽きてしまって更新は止まってしまうだろう。人のため、ってのはつづかない、まず自分のため、ついでに人のためってのはまあいいねえ、ぐらいでないと何をやるのもしんどい。

 

11月5日(木)

ものすごい量の仕事のため昼休憩もままならず、借りた本の返却すら出来ず、昨日みかけたオンシジウム「百萬ドル」を見に行くことも出来なかった。「百萬ドル」についてはネット上に記述が少ない。多量に出回っている交配種というのは案外情報が少ないような気がする。蘭を趣味にする人間で、交配種に煩悩しているようなサイトはうちぐらいじゃないだろうか。名前もよくわからないような交配種にはすごい能力を持ったものがある。500日間咲いたエピデンドラムとか、1輪が130日咲いたデンファレとか、50日間咲いたカトレアとか、当サイトにおける蘭の楽しみの多くが交配種に関係している。原種のある属を極めるというのも蘭なら、交配種を作り出すというやりかたもあろうし、どわーっと見事に咲く交配種を育てて楽しむというのも蘭である。

そりゃそうと、豊橋蘭友会の配布苗Dyd. Dragon Charmy ‘Kyoto’ は、ネット上に情報がなく(この日誌が検索にかかった・・・)属名すらわからないのであった。豊橋の配布苗は、交配種の流行るものを先取りに配布されるところが面白い。Hwra. Lava Burst 'Puanani' AM/AOSハウエアラ ラバブラスト’プアナニ’など、うちで立派に咲いてから、結構な値段で売られているものを見かける様になった。

 

プルサーマルちゅうとプルトニウム熱発電ちゅうことだろうか。原発でウランを核分裂させればどうにもプルトニウムが出来るのでこれをせっせと核分裂させて核燃料として消費してなくしてしまえばいいんじゃないの、と思う。プルトニウムは、放射能のみならず毒性の強い元素ではあるし、核兵器をつくりやすいので、他国からは「日本だってもってるじゃん」と思われているのであろう。28トン日本にあるというのは核兵器何発分なのであろうか。せっせと燃してしまえばいいのだ。

今後は原発で車を走らせるという方針らしい。電気の使用量は昼が多く、夜中がすくない。変化しないベースになる部分を原発が担い、変化する部分を、比較的変化に対応しやすい石油を燃やす火力発電が担っている。もし、ガソリンのかわりに夜中の電気使用量を増やして使うことが出来れば、電気のベースになる部分を大きくすることになり、昼の電気もより多く原発でまかなえるから、火力発電の担う部分を減らすことが出来る。車と火力発電の両方からCO2の排出を減らすことが出来る。

原発だってフランスのストで電気が足りなくなるなど供給に不安がないわけではない。また、使用済み核燃料の処理がかなり大変らしい。

溶融塩炉の話がでないねえ。

 

11月4日(水)

職場の近くの業務スーパーに花屋がひっついていて、表に雑然と安い株が並んでいる一角がある。バルブのとっても大きなオンシジウムが500円で出ていた。「百萬ドル」と印刷されたラベルがついていた。3株寄せ植えのようだ。でかいバルブに心惹かれる。花茎がどーんと伸びて花がどばーっとついて派手だろうなあ。してみると黄色いオンシジウムって結構好きなのだ。Onc. Sweet Sugar?Onc. Gower Ramsey ‘Stella’を人に差し上げたあともバックバルブから株が育ってまた咲こうとしているところが天晴れである。バルブも大きいし、葉っぱも大きいが私が育ててもあんなに大きくなるのかどうか興味がある。こんど行ってみかけたら買ってこようなどと考えてしまう。

 

11月3日(火)

祭日であるが、寒波の来襲でむやみと寒いため蘭は出さず、なんらの活動もなし。

阿部蘭園・豊橋蘭友会の写真を整理して特別ページを立ち上げた。

阿部蘭園・豊橋蘭友会紀行

別サイトリンクなのだが、まあ、リンクをはる方法がよく理解できたので、この手は品種の紹介等に簡便に使えるであろうし、積極的にやってみるか、と思った。

作成してみるとなんと8MBにもなっていた。ファイル数124?!。どないすんねんそんなに。結構時間をかけてアップロードした。やれやれ。

 

外の気温は4℃にもなった。明日は暖かくなるという。

 

家族サービスのつもりで日本橋に行ったが、3週間前に倉庫に仕舞ったテレビを巡って論争がつづき、ろくでもない往復になってしまった。テレビというのはつけていると面白いのでそれなりに時間を使ったような気になってしまうものらしいが、本当は企業の商売に時間までも食われるだけなのである。番組の多くは自己の知識・技能を深めるような内容のものは希だ。人にもよるだろうが、テレビで仕事に重要なヒントを得たという人がいるか?。大事な人に出会う契機になったか?。妙にバナナが食べたくなったり、ゲーム機が欲しくなったり、ドラマの話で盛り上がるというのは、営業でもやってないかぎり総じて無駄だ。あれがついていて子供らがぼーっと見ている間に、ハングリーな外国の子供らが一生懸命勉強しとるわけよ。将来仕事は勉強をしたやつらのところに流れる。そりゃまあそれで世の流れというか、仕方がないことなのかもしれない。

当初予定通り、第二パソコンの壊れたCRTと取り替える液晶ディスプレイを探しにいった。中古屋で15インチ3000円というのをみて、まあこれならと安心したが、17インチは8000円だった。お店をあちこち見て回るうち今使っている液晶と遜色のない17インチのものが3500円ででていた。どひゃあ、そんなに安くなっているのか。今のやつは買ったときは2万円位していたぞ。そういう安いジャンク扱いのクレーム返品お断り品でもえらく丁寧に梱包してくれた。使ってみるとスピーカーもついていて実に結構である。

 

Windows7が売られているねえ。少々煩悩していた時期もあったが、通信環境がさっぱりの我が家で果たして新しいOSをつかってなにか新しいことが出来るかというと疑問だ。このサイトは、OSやソフト、ハードに依存しておらず、結局のところ労力こそが唯一の原資なので、新パソコンにすることにうまみがないと思った。

 

 

11月2日(月)開花

Den.? 'Royal'デンドロビウム タネットストライプ?が開花した(82)。年々大きくたくましくなってゆく。

 

週刊トップページ Lc. Cuiseag ‘Mankaen’ PC/JDS

 

 

11月1日(日)阿部蘭園、豊橋蘭友会

阿部蘭園を見物し、豊橋蘭友会に行くことになっていた。朝5時45分出発よていで、I氏が家に来て呼び鈴を押した時、私はぐーすか寝こけていた。何の音だろう、と寝ぼけつつ時間を見て飛び起きた。その間約3分少々で服を着て荷物を引っつかんで外に出た。

西宮名塩SAでご来光を拝む。なんとも神秘的なオレンジ色の太陽が雲間から現れた。最近の高速道路事情は劇的に変化しているそうで、草津から三重の亀山に抜ける新しい道と、名古屋の湾岸を通る道も出来ているそうで、それを確認した。なにやら未来の高速道路という雰囲気の道だった。トンネルがやたらと広い。どひゃあ、長生きはするもんだ。

三重県の御在所SAで休憩を取る。朝の8時からチャーハン定食で、ラーメンとチャーハンを食べる。外食というのをめったにしないのでおいしく感じる。長島スパーランドだかの横を通って湾岸を走る。立派な橋がいくつもあって、すげーな、日本は金持ちだなあ、という印象を持つ。

9時に現地近くの豊川インターを出て151号線を北上し、新城市の警察署をすぎて最初の信号を左に曲がると阿部洋蘭園の温室がある。ここはいわゆる一見さんお断りではないが、蘭友会の会員のお引き立てがないと入りにくい。蘭園の手前でいつもお世話になっているゴンベッサ師匠が合流してくださり、蘭園を案内してくださる。見覚えのある阿部氏が居られた。温室は何棟もあって、どえらい量の蘭で埋め尽くされていた。撮影許可をいただき、私はいさんで面白そうな蘭の写真を撮って歩いた。天候は悪くなると聞いていたのだが、天気はよく、光線もよく、気温もぐんぐん上がってきて汗をかきながら蘭を見て回った。幅20m、長さ50mという温室の1つは、通路をのぞけばずーっと蘭が並んでいる。特定の種類を数多く育てている一角があるかと思えば、まったく統一性を欠いたいろんな種類の蘭が並んでいるところや、見たこともない変わった蘭が1つ2つとトレイに並べられているようなところもあった。赤札は非売品とのことだ。ゴンベッサ師匠いわく、「ここでものこり1つ2つという蘭は赤札だったりする」のだそうだ。そういう蘭でほしいものがあると「阿部さん、分けん?」と聞くのだそうだ。

ゴンベッサ師匠の指差す先に趣味家が温室に蘭を持ち込んでいる一角があった。見れば本当に見たこともないような奇妙な蘭、魅力的な変な蘭、それでいてしっかりたくましく育っているものが、生き生きと並んでいる場所があった。人のものとはいえ珍しい蘭をたっぷり見られるのはありがたい。万をくだらない珍しい蘭が多いという。見たこともない珍妙な花がいくつも咲いていた。

さて、買い物のほうはあまり進んでいなかった。Den.クラシノーデなるものに煩悩していた。しかし1000円以上はなんとなく出す元気が出ないというしみったれた気分だった。せっかくの阿部洋蘭園にきてまでけちけち気分でいるのはもったいないが、染み付いたけちはどうにもぬぐいがたい。ふとEpc. Kyoguchi ‘Fumi’というこじんまりした鉢が目に留まった。

 

Epc. Kyoguchi ‘Fumi’ エピカトレア・キョウグチ ‘フミ’

2009年11月1日 阿部洋蘭園 500円

指名手配中の株だったと思い当たる。蘭展のフラグランス部門で入賞していなかっただろうか。これは期待できそうだとつかんだ。

 

HDD調査によると、かつてEpicKyoguchixCwalkerianavaralba200070919TKojima.jpgという株を持っていた。さらに、EpcKyoguchi~MSano20080322ETakemura.jpgやEpiKyoguchi~HappyField20080225JHarada.jpgなどのデータはあるものの、固体名‘Fumi’のデータは持っていない。)

原種に気後れしつつ、この株を売っていただくと、なんとなく予想していたような500円という値段であった。ありがたく購入する。しかし、原種蘭のメッカ阿部洋蘭園までやってきて交配種を買ってしまうことになにやら申し訳ない気分を感じないではない。「おみゃーらなにしにきたんじゃあ」と言われても仕方がない。うーん、どうしたんでしょうねえ。スランプですかねえ。

ゴンベッサ師匠の先導で、豊橋蘭友会会場を目指す。途中柿の産地があり、柿2kgを200円で購入した。道は左右広い柿畑を見ながら走る。結構な距離があったなあと思う。喫茶店によって3人でヤキソバ定食(ほとんど選択肢がなかった:やきそば、めだまやき、ごはん、おしんこ、サラダ、赤だし)という妙なものを、うまいうまいと昼食に食べた。

会場は4年前と同じ公民館だった。しばらくすると駐車場が車で埋まり、どんどん蘭があつまってくる。受付をすると、ビジターは1000円(値上がりした。なにしろ会員と差がないのでは何のための会員か、というもっともな意見が出たためらしい)で、配布苗を頂戴した。

 

Dyd. Dragon Charmy ‘Kyoto’

2009年11月1日 豊橋蘭友会 配布苗(参加料1000円)

 属名がわからない。蘭辞典にも載っていない。配布苗は、3種類だったかから選ぶ。私は、ナゴランとなにかの交配種を選んだ。珍しい交配だと思う。

 

このたびは蘭友会コンテストにエントリーする株が多い。なんでも25センチより上か下かで大株が小株かにわけて、数字とひらがなの番号をもらうという。これを参加者が大株、小株それぞれ2株ずつ、合計4株選んで投票する。ゴンベッサ師匠はバルボ・エリザベス・アンの大株を展示しておられた。やたら層が厚く、入賞するのはなかなか大変なコンテストである。これだけで多量の写真を撮影した。種名はまたあとで豊橋蘭友会のHPを参照してファイル名をつけよう。

ほどなくせりが始まる。大変大きなポーシャ・カニザロなる有名株がどーんと並ぶ。高さは1mはあるだろうか。多量の花をつけた房をいくつも立ち上げている。そういうものが買い手がつかず1200円までおちてくる。本日は買い手となる出席者が少ないのである。バルボ・ロスチャイルディアナムが800円でも売れない。売れないものを無理にたたきうることは買い手も望んでいない。この不景気の折に、油代をかけて丹精した株である。また売れるときに売ればいいのだと双方納得しつつ、売らずに進む株が多かった。同業者同士の売り買いもいくつか見られた。値段を言って、株を買うのであるが、聞いていると比較的高い値段のようである。先方の損益がわかる同業者だからこそ、適正な値段で必要な株を融通しあっているものらしい。

おおむね持っていたり、さすがにいまさらカトレアに煩悩するでもないし、大きな株は敬遠していたりで、このたびは買い物はほとんど進まない。せりも後半になったころ、C.ボーリンギアナ・セルレアが出た。今はカトレアではないかもしれないが、まあ私の頭の中では原種カトレアである。しかもセルレアだ。こういうのは欲しい。さっき、パーシバリアナが1000円だった。これは高そうだが、1000円以下なら欲しいなあ、と身構えていた。コールされた寄付きの値段は500円だった。「はあ?」と一瞬ずっこけたものの、なんとか買ったと立ち上がってその高さ50cmにもなる立派な株をつかんできた。なんでこういうよさげな株が500円なのかしばらく首をかしげていた。

 

C. bowringiana var. coelurea カトレア・ボーリンギアナ セルレア

2009年11月1日 豊橋蘭友会 500円

ベリーズやグアテマラに産する低中温性岩生種で、標高210-900m、流れそばの湿った岩の崖に生える。カニの腕のようなバルブに暗緑色、革質の2まれに3枚の葉をつける。秋に25 cmの花茎に15個程度の花径 7.5 cm花をつける。冬場水を短期間切ることや、花後肥料をあたえるとよい。 Bowring [1800年代の英国アマチュアラン愛好家] にちなむ。Cattleya bowringiana Veitch 1885

バルブが50cmにもなっており、花茎のあとが他に2本。かなり育てやすい部類らしい。

 

カトレアはなにやら値段が安い傾向にあるようである。12cm径の立派な花をつけた色とりどりのカトレアや、オンシジウム、フウランの交配種ルースネアリがそれぞれ500円でならんだとき、私はルースネアリをつかんだ。

 

Neost. Lou Sneary ‘Sato’ ネオスティリス・ルースネアリー‘サト’

2009年11月1日 豊橋蘭友会 500円

 前に枯らしていたが、今回は小株2個つき、大変見事な花の房が見事なのでたまらず掴んでしまった。

 

かなり気に入ったカトレアがあってそれを買うかどうか躊躇していたところ、4株1500円とまとめられてしまい、他の人が落札してしまった。4株は大輪のBlcがはいっていた。あんな立派な株が375円だと!?うわぁ、もっと気合があったらとくやまれる。

この日の買い物は、2株1000円だった。配布苗をいれて3株。えらくつつましい。支払いはどういう仕組みなのか、コールされた際、パソコンに落札者の番号と値段、品名、販売者が入力され、うまく落札者ごとに振り分けられた伝票が作成され、領収書が作成されるしくみになっている。支払いをして会場をあとにしてゴンベッサ師匠の温室を見学に行った。

師匠の温室はまたいちだんとぶら下がっている蘭で空間的に埋め尽くされていた。最も奥の椅子に腰掛けて師匠の解説を聞いた。ゴンベッサ流金網筒付け植え、という方式を3年くらい前に編み出されたのだそうだ。ホームセンターだったかで塗装された金網を買ってくる。これを金きりハサミで切り、断面がU字の筒状にする。これにミズゴケなどをつめて株をしこみ、筒を上からぶら下げるというものだ。見たこともないような蓑虫状の物体に蘭がとりついたような格好で温室の上部空間に多量に浮かんでいる。多くはバルボフィラムであった。セロジネなども専門に研究なさっておいでである。温室の椅子に腰掛けていると時間のたつのを忘れるだろうなあ、と思う。床に転がっていた蘭を拾い上げると、くださるというのでいただいてきた。フォリドタ・インブリカータだったか。またセロジネSPの大株から我々二人それぞれにバルブをむしってくださった。それ以前、午前中に、プロウレタリスをお土産にいただいていた。私は、昨日急遽用意した銀杏とさつまいもを差し上げた。その後師匠の家で蘭談義に花を咲かせ、18時に帰路に着いた。

 

Pholidota imbricata フォリドタ・インブリカータ

2009年11月1日 ゴンベッサ師匠温室にころがっていた株を「あげる」と仰るのでもらってきた。

うちにあるものとはバルブの形がことなっているようだ。

 

セロジネsp

2009年11月1日 ゴンベッサ師匠ぶっちぎりバルブ

 大株からぶっちぎってくださったもの。

 

Pleurthallis cardiotilis プロウレタリス・カルディオティリス

2009年11月1日 ゴンベッサ師匠高芽株

 

豊橋から豊川ICまで、雨や渋滞のなかをカーナビや地図を頼りに進む。途中ガソリンをいれ、ザ・めしやで晩御飯を食べる。そう腹も減っていないなあ、とおもって控えめに取る。サラダ、味噌カツ、ご飯の大盛り662円であった。中京といえば味噌カツの思い出がある。わらじ味噌カツを食べたことがあった。ものすごい量だった。当初大変おいしく感じたが、量が多すぎ、多量の味噌ソースにしつこさを感じた記憶がある。適量なら大変おいしいのだろう。ちょっと感動的にうまいとよろこんで食べた。

豊川インターから40kmは70分かかる渋滞だった。その後はスムーズに帰って11時過ぎに家に帰り着いた。へろへろだったが、忘れないうちに記録を記述して現在0:43。

Iさん、ゴンベッサ師匠、本日は大変楽しかったです。ありがとうございました。

 

10月31日(土)Bulb.sp開花

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Bulb.sp村上が開花した(81)。花茎が長く、プレウロっぽい花がぱらぱらとついている。バルボもさまざまだなあ。玉が大きく、葉がちいさい変なバルブから25cmの花茎がついている妙な構成である。バルボ・エリザベスアンにもつぼみが出てきた。

カトレアが3鉢も咲いてにぎやかだったので撮影した。ミニカトレアにもつぼみがきた。

 

譲渡株を発送した。花つき株が4つもあったが、箱が窮屈で、こんなんで花は傷まないか心配しつつ出す。

 

よい天気でしかも暖かい。蘭を全部出して水遣りをした。結構な一日であった。

 

村上園芸からはがきが来ていた。来週末あたり明石ダイキで蘭展をなさるという。

 

明日は珍しいことに何年かぶりの豊橋蘭友会である。調べてみると2005年以来だった。4年ぶりか。長い長い4年間であった。

 

I氏より電話があり、我が家のスタートが5時45分になった。

 

子供と散歩をする。5時間歩いた。子供が喜ぶかと思って10kmほど離れたラジコン屋にいってみたが、成人男性相手の本格的な店だったためラジコントーシローの親子は何を見たものやらわからなかった。帰り道、山に登ろうとして登山口にゆくと「マツタケ山のため全山入山禁止」となっていた。周辺の山は最高級丹波産松茸の山地だから警察が立て看板やらロープやらを張るのであった。行楽シーズンに迷惑な話である。

 

古いパソコンの整備をした。壊れたCRTの代わりに液晶ディスプレイの中古を買ってきて子供が使うように整備しようと考えている。現在使っている3代目の自作パソコンから書き込めなくなったDVDドライブをはずして、2代目の自作パソコンに移植する。このパソコンいつのだろうか。2000年ごろに作ったやつだろうか。Cドライブに空きがないねえ。いっそOS入れなおしてやろうかと思ったが、あちこちいじくって空き容量をつくった。パソコンいじるのもひさしぶりだなあ。古パソコンでなんとかDVDが見られるようになった。当初最近中古パソコンが安くなったので買ってきて済ますかと思ったが、自作パソコンのパーツをやりくりしてなんとか使えるものに出来るのでは、と考えてやってみたらうまくいった。さすが自作パソコンはがたいがでかいだけに手を入れやすい。750MHzだそうな。

日誌によると(蘭日誌とはべつに日誌が存在する)現在のパソコンを2003年8月10日に作っている。それにしてはまだまだ使える雰囲気だ。2代目を作成したのは2001年4月28日とある。蘭はパソコンで数えると3代、2000年8月25日から8年間にわたってネット上にある。

四代目をWindows7で、という検討をしているが、もうちょっとさきかねえ。

 

10月30日(金)Bc. Pastral ‘Innocence’開花

外にも出さず、室内でほったらかしにしていたBc. Pastral ‘Innocence’が開花していた(80)。環境がいまいちだったためか、びしっときまって咲いているとはいいがたい状況である。

 

日曜日に日帰りで豊橋蘭友会に連れて行ってもらうこととなった。ありがたやありがたや。本気で一日蘭にひたりきった行楽というのは久しぶりだと思う。

 

譲渡株の発送準備にかからねばならないが、箱が見当たらない。

 

一週間の記憶がないほど猛烈な工数の仕事があった。もうきついなんてもんじゃなかった。あれえ?なんでもう週末なんだ?。さっきまで日曜日だったような気がするのだが。

 

10月25日(日)

譲渡株を発送した。かなりの数発送して朝夕の出し入れは幾分楽になったとはいえ、やはり現有株の数は相当なものだ。来週の便で最後ぐらいだろうか。

カトレア3株が咲いているが、相変わらずへたくそで、花が痛んだりしている。まもなくBc.パストラルイノセンスが開花するようだ。

寒くなったもので、本日はがたがた震えているような時間があった。

 

いよいよサイトの容量が不足してきた。なにか画像系のものをよそに移す必要を感じる。しかしますます仕事にのめりこみつつあるためなんやかんやがはかどらない。

 

昨日畑の黒大豆を収穫した。枝豆で食べるのに2回分の豆が得られた。動物に食われてろくろくできていなかったのだが、ちゃんと作ればさぞかしたっぷりあったことだろう。来年はしっかり作ろうと思った。400円の豆を買ってきて半分を植えたのだが、結構食べられたと思う。

黒大豆の跡地を耕す。夏場と違って汗をあまりかかない。休み休み深く耕す。

昨日鶏糞を買ってきた。15kg98円であったので5袋買ってきた。バーク堆肥や、牛糞にくらべると際立って安い。安いだけに何かあるのではないだろうかとかんぐりたくなる。鶏卵業者の鶏糞処分のために安い、という考え方がある。かなり臭い、ということが安くなる原因かもしれない。安いだけについ買ってきてしまうのだが、肥料としての能力が低いのかもしれない。ちょっと勉強しないとその辺の事情はわからない。借りている畑には安い肥料がいいかと、袋を2つばかり畑に持っていった。

庭に自然薯がはびこっている。ものすごい数のつるがある。掘ってみたことはあるが、芋を得るのは困難だ。好きでなければとてもやっていられない。球根のために庭を耕すのすら億劫に感じる。ちょっと園芸熱が低下している。

庭に小さい球根を植えていたが、畑で大きくしようか、と思わないではない。

花豆は食べられそうなものが10個くらい収穫できた。標高が高くて涼しければたくさん収穫できただろう。花はきれいだった。

初夏にショウガに煩悩したことがある。ショウガの種芋をさがしまわったりした。種芋はいやに高い。業務スーパーで見切り品の芽の出たショウガを植えたりもした。その甲斐あってなかなかのショウガが出来た。子供が咳をしているので、すりおろして砂糖を加えて煮立たせ、片栗粉を水に溶いて加え、ショウガ湯を作った。風味にひねりを効かせるためバニラリキュールをたらす。けっこううまかった。ショウガは多量にある。すし屋のガリに煩悩しているので、そういうものが作れないだろうか。

 

 

10月24日(土)Masd. ? ‘Wine Red’開花

Masd. ? ‘Wine Red’が開花した(79)。

 

今週のトップページ バルボフィラム・リラキヌム 

 

開花中のLc. Cuiseag ‘Mankaen’ PC/JDSからよい香りが漂ってくる。

 

天気が悪かったり寝坊したりで蘭を出せていない。本日はおおむね寒い一日だった。このところろくでもないことが多いが、今日はまたいちだんとろくでもない一日であった。そういうろくでもなさにまみれてなさけなーい気分になりつつも、やるべきことをやる。

 

10月18日(日)Lc. Cuiseag ‘Mankaen’ PC/JDS及びC. harrisoniana開花

Lc. Cuiseag ‘Mankaen’ PC/JDS及びC. harrisonianaが開花した(77-8)。

 

撤収中C. harrisonianaをつんだトレイがバランスを崩してひっくり返り、つぼみを飛ばしてしまった。なんとなく己の行いが悪かったのかなあ、という気分で別に腹も立たず、なさけなーい気分で撤収をした。

 

本日気になっていたスイーツパラダイスなるものに行ってきた。約1500円でスイーツ食べ放題という飲食店である。いつまで経っても食べ放題に弱い。だが、最初のさらにケーキをてんこ盛りにして食べてあっという間にいっぱいになってしまった。もうこれ以上ケーキは何を食べてもメータが振り切れたような状態になってしまった。ただ甘いとしか感じられないのである。いいおっさんはケーキを味わう能力に欠けているようである。しようがないので、関西人特有の「元を取る」という使命感により、パスタやカレーなど、食べられるものを探してすこしずつ食べる。溶けたチョコレートが噴出すタワーなどを見ていると「酒池肉林」なんていう殷の時代の「史記」の記述を思い出したりしてしまう。けたたましい少女(中学生くらいか)の集団が去った隣の席を見て愕然となった。この店は皿を客が片付けるセルフサービスなのだが、そのガキどもは皿を食い散らかした挙句1kgはあろうかというケーキのお残しの山をほったらかしにして行ってしまったのであった。「ああ、俺たち日本人はきっと将来ひどい目に遭うんじゃないだろうか」といういやな予感が胸を満たす。うちは食べ物をのこす習慣がないのだけれど、よく考えれば、全部食べて生活習慣病になるのも結局医療費の増大、国家予算の圧迫、二酸化炭素の放出につながる悪と見えないこともない。食事をきっちり適量つくって食べるのは技術の要る事だろう。でもなあ、欲しいからもってきちゃって、だって残ったんだもん、てのはどうよ。欲しいから買っちゃって、あら口座にお金がなくなっちゃったわ、ってのに通じるものがねえか。どっちもいいご身分というほかはない。世の中にはいろんな人がいて刻苦勉励して旧帝大の大学院まで出てどうしたものかアラフォーなのに派遣をやって食うに困っているお姉さんとか(逸材をもったいない)、親の金で着飾っておいしいものをたべて遊び歩いているねえちゃんまで実に極端だなあと思う。最近車も軽が増えたなあと思う半面、ハイブリッドカーやらアウディとかベンツが目立つ。金持ちが増えて貧乏人が増えた、という人もいる。金持ちってのは本来もっと奥ゆかしいものではなかったろうか。使い道がクルマというのはちと発想に乏しいのではないかというくらい高そうな車を多く見かける。つまり、「自分が稼いだんじゃないから考えなしに使っちゃえ」というやつらの経済が表に現れると、お残しの山だったり、低速走行を余儀なくされている外車だったりするのではないだろうか。そういう甘ったれていそうな金持ちのご子息は将来没落して惨めになるかちゅうと、なぜかちゃんと世の中を渡っていらっしゃるようにみえる(結婚では苦労しそうだが)。子供らにそういう生活をさせられるだけの経済力を築いた彼らのご両親には、その教育方針に感心できない面があったとしても、頭が下がる。だがわたしも親になって久しいので、うすうすわかってきたのだ。親の残したものを十分有効に使えるだけの能力を持った子供を育てることがいかに困難であるかということを。親はつらいぜ。

 

10月17日(土)

庭への出し入れが続く。朝は晴れていたが午後から曇った。

昼間それぞれの株を点検。一鉢名札不明のカトレアが枯れていた。長い時間をかけてよわったようなカトレアだった。

夜は例によって家に取り込んだ。

 

今週のトップページ カトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’

 

まもなくLc. Cuiseag ‘Mankaen’ PC/JDSが開花である。大輪カトレアが3輪並んで咲くというのは珍しい。

 

たまねぎの苗栽培は完全な失敗に終わった。50本はあった芽は環境があわないのか、手入れが悪いのかことごとくいなくなってしまった。一方母は、マルチに空けた穴に種を植え、見事に多量の苗を作った。年の功への完敗であった。いくら理科の成績がよかろうが、年長者の作物への知識、観察と行き届いた手入れにはかなわないのである。このほか、チンゲンサイ、聖護院株、はつか大根などで失敗した。それゆえ燃え上がっていた畑熱もすっかり醒めてしまった。鹿に食われなかったインゲン豆は白い花を咲かせてまもなく豆が収穫できそうではある。

長年放置された畑だけあってものなりは悪いのだろうか。いや、ひょっとするとこれが本職の農業従事者とアマチュアの母の差なのかもしれない。プロとアマには経験と知識に大きな差が見られる場合が多い。農業のプロも我々アマチュアとはまるで知識も経験も違うと考えて当たり前だろう。

先週芋ほりをして多量のサツマイモがあって収容できないため、まだ15mはある芋畑の畝を掘り返すことに着手できない。

 

10月16日(金)

トップページに掲載したカトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’を、保護者会の講演にといってかみさんが借りていった。春にもCym. Sweet Debon ‘Sweet’ を貸し出している。それまで買ってきた花を飾っていたそうだが、一回に3000円もかかっていたとかでもったいないので家で咲いている花を利用することにしたそうである。そうそう都合よく講演者の席に飾るような蘭が咲いてくれるものかとおもっていたが、今日たまたま咲いていたC. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’やゴメサを化粧鉢にいれ、もらい物のベラボンを流し込んで固定した。なんだかしょぼーい鉢になったがかみさんは上機嫌でもっていった。ゴメサはよく咲いていたので、かみさんの知り合いにもらっていただいた。もはやなりふりかまわぬ譲渡攻勢である。

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’は過去最高の出来だ。だんだんよくなるカトレアだなあと思う。花つきで500円という大変安い株だった。あまりにも有名でよく用いられる。名前がまたそれっぽい。豊橋蘭友会で3株500円まで安くなった記憶がある。結構付き合いが長い。かみさんの好みなので譲渡できない株である。今回は2回にわけて2輪ずつ開花し、そろそろ年3回咲きになりそうだ。

 

10月15日(木)Den. antenatum ‘Matuli Green’開花

 Den. antenatum ‘Matuli Green’が開花した(76)。

 

 家に帰ると枝と葉っぱがついたひっこぬいてきたような黒大豆の山があった。近所でもらってきたのだそうだ。豆をむしる作業をする。ボールいっぱいあった。ゆでて食べると本職の畑の豆はさすがにうまみや甘みが違う。

 

 

10月14日(水)Bulb. lilacinum (=Bulb. crassipes)開花

 Bulb. lilacinum (=Bulb. crassipes) が開花した(75)。花房が2つある。バルブもかっちょいい。

 

10月13日(火)アスコセンダに花芽

7時に蘭の展開を始めたが、寝坊で10分足りず。

デンファレから花芽が続々と出ている。

5月にいただいたDen. Hawaiian Kingに花芽らしきものが見える。高芽になったりして。

6月にいただいたアスコセンダからデカイ花芽が出ているのを見つけた。大変立派な株である。整理をサボっていた頃で、名前をまだ把握していないのでどんな花が咲くのかわからない。

バルボ・リラキタムだったかはまもなく開花である。

 

夜に対局を挑まれて、なんだか今日は勝てる気がしないなあとさんざんやられていたが、敵のボケミスでひっくり返り、またも3目半くらいの差で辛くも勝利を収めたのだった。

 

庭の黒大豆をひっこぬいてゆでて食べる。日陰者の株だったがいい豆がついていた。

 

 

10月12日(月)

9時ごろには蘭を庭に展開した。しばらく出し入れ生活である。作業は時間の余裕を持って行いたいもので、平日は10分早起きする必要がある。夜の撤収は10分ぐらいだったか。

Slc. Yeong-Huei Chen‘Selection’につぼみが出てきた。この株は割ろうが植え替えようが新芽が出るとつぼみが入っている。

 

土山に枝を刺していたマリーゴールド2株は大きな花束状に成長し、大変きれいだったのだが、台風の影響なのか根元がぐらぐらになってしまった。ひっこぬいてそれぞれ鉢植えにしてみた。立派な鉢に見えるのだが、夜にはたらーんとしおれてしまった。そのうち復活するかもしれない。

 

なにやらいつもの巡回コースで明幸園に寄った。園芸シーズンで客も多く、蘭も多かった。カトレア苗525円で2トレイ並んでいた。花つきも多く売られている。かなり魅力的な株もあったが、カトレア大過剰の状況なので現有株を大事にしよう。本日の目的は球根であったので、補充のチューリップ50球840円やらゆりをいくつか買って帰った。蘭は買わずに帰る。

 

スーパーで見切り品カリフラワーの苗5個97円を買った。ちょっと遅いかなあ。

 

昨日の疲れが出るのかどろーんとしている。

 

10月11日(日)

4時に寝て朝8時過ぎに蘭を庭に展開し、祭りで12kmを歩いて、16時ごろ蘭を取り込んだ。疲れた。快晴だったり、曇ったりという天気だった。夜は寒い。

 

Lc. Cuiseag ‘Mankaen’を画像検索したところ、1枚を除いて関係ないうちのカトレアの画像が画面を埋め尽くしていた。つまり、カトレアの仲間のページに「Lc. Cuiseag ‘Mankaen’」があってこれが、ひっかかって、そのページのカトレア画像が芋ずる式に出てきた模様である。つまりLc. Cuiseag ‘Mankaen’の画像はあまり公開されていないということであった。ひひひ、チャーンス。

 

祭りのハイライトは餅撒きであった。今年は例年になく気合が入っている。昨年好成績を挙げた息子を動員し、奉納した30個の餅を上回る餅をゲットすべくビニール袋をかまえて開始を待つ。もちが飛んでくると周囲にいる大勢から歓声が沸き起こる。結構なスピードで頭上を通過してゆく。ジャンピングキャーチ!でいくつかゲット。しかし主流は地味にゴロを拾う。不規則に転がるもちをはしっと掴む。なんともコーフンするイベントである。飛んできた餅が袋にずぼっと入ったりもした。今年は縁起がいいのではなかろうか。息子と私でそれぞれ16個ゲット、おさがりが2個あったので34個の餅を手に入れ、昨年同様元は取った!というところか。

 

子供に囲碁を挑まれ、かなり頭をつかった。これはうまい手では、とたくらむ際のどきどき感がたまらない。パソコン相手では得られない感覚だ。前半ぐいぐい押していたが、後半で追い上げられてからくも3目半で勝った。

 

昨日茹で上げた黒大豆の枝豆を引き続き食べる。冷めてもうまい。まあ確かにうまい。来年こそは害獣に食べられないようにしっかり作りたいものである。昔乾燥させて豆を収穫した際は堅い鞘から豆を取り出すのが大変だった。北海道産黒豆なら250g198円なのに、趣味で作る分にはものすごい手間がかかる。小豆が1kgを突破している。目標の2kgに到達する可能性がある。サトイモを収穫したがぱっとしなかったなあ。

祭りで歩きながら本職の畑を見るに、到底及ぶところではないなあ、と思う。白菜や大根がもう食べられる状態だ。黒豆も、小豆も、ブロッコリもすばらしい。ぜんぜんものなりがちがう。いまのところうちでまともに収穫できているのはサツマイモぐらいだ。農業下手だなあ、と思う。やりたいようにやっていてはだめで、少々辛抱と修行が必要と思えた。

銀杏を炒って食べている。銀杏は片手一杯200円くらいで売られている。6Lはあったなあ。半分を加工してもらうためにかみさんの実家に輸出。あとの半分をせっせと食べる。ただ、ビタミンB6の働きを阻害する物質を含んでいるらしく、食べすぎはよくないという。このほか、種々薬効があるらしい。ぼちぼちたべる。

 

10月10日(土)祝 蘭の連続開花日数3000日

日付が変わって、蘭の連続開花日数3000日に達した。蘭の咲いていない日なんてもうかなりさきまでやってこないだろう。

 

今週のトップページ パフィオ ? ‘讃岐’

 

Ornithophora radicanseが開花した(74)。

 

レリオカトレア・キューシング'マンカエン'のつぼみは3つ。これはいい開花が期待できそうだ。

C. harrisonianaのつぼみは4つ。これはいい開花が期待できそうだ。

Epi. floribumdum’Miyao’に花芽が出た。初花が期待される。

Onc. Gower Ramsey ‘Stella’に花芽が出た。バックバルブ株がもう開花にこぎつけた。

Onc. Sweet Sugar?に花芽が出た。バックバルブ株がもう開花にこぎつけた。

 

バンダV. ? ‘Ikeda’の花芽がしけた。ちっ。こいつもうちじゃかわいそうだから譲渡予定に入れるか。堺市のH様あたりどうでしょうか。お芋のお土産付で。

 

譲渡蘭3箇所へ、合計8株発送。

Arpophyllum giganteumは咲かずの蘭だったが、このたび立派なシース付で旅立っていった。先方で咲いてくれればありがたい。

Lyc. Jim Riopelleは、つぼみ付で行った。

 

庭の黒大豆を枝豆として収穫した。そんなにたっぷりではないが食べられるものが取れている。いたずらして「関東の御仁はこんなんくったことねえだろ、ひひひ、いたずらして入れてやる」というような悪さをしていた。無農薬なので害虫はいる。中で虫の幼虫、ようするに芋虫が姿煮になっていた。姿煮率20%を誇る我が家の黒大豆!。スーパーで買った「丹波の黒豆1kg980円枝付」なんてのにこんな虫がいたら主婦の皆さんはクレームをつけるのだろうか。「うちの子おびえちゃってぐずるのなだめるのに大変だったのよ!うぇええん、むしがぁぁぁ、って。PTSDにでもなったらどうしてくれんのよっ。ダンナはバルコニーまで逃げるし。私は決死の覚悟で捨てたわよ。おお、きもちわるい。わかるぅ、わたしのこの不快な気持ち。ちょっとあんたじゃ話になんないわ、店長だして、店長を。」てなことにならないのだろうか。(そういうお子様がいるということを同僚から聞いた)そういうわけで虫もいない黒豆ちゅうのは「農薬かけにゃあまっとうにできるわけがねえよ」という近所のおっさんの弁からして、結構農薬がかかっているわけよ。農薬と虫とどっちがいいってそりゃ農薬は見えねえけど虫が豆の中からでてくりゃ都会のやつはびびるわなあ。おれっちなんざ隣の豆ならへえきで食っちまうけんどな。つまんで、ぴっ、ちゅうもんよ。小豆むいてりゃ生きてるでかいやつをつまみ出して作業せにゃならんしねえ。へっ、農薬さまさまですなあ。

 

明日は12kmを歩き、速球の餅が頭上を襲う過酷な村祭りがある。氏子なのでお供え餅を買いに行った。おじさんたちと山車を押して歩くのは結構楽しい。昼の弁当も豪華で楽しみである。天気がよければいいのだが、これまで曇ったことすらなく、いつも汗ばむほど暑い。しかし今夜はかなり冷える。

 

10月9日(金)

また強烈な一日だった。家に帰ってからテレビがないため0時まで勉強して、村上園芸のはがきについてお知らせを書く。

村上園芸がダイキ大和田店(大阪市西淀川区大和田2-2-43 06-6477-8233)にて蘭展を開催しているという(9日から11日日曜まで)。実は西淀川区といわれてさっぱりわからない。

 

10月8日(木)

すごい台風だったから職場に出てもすることもなかろうと休むつもりでいたのであるが、いつもの時間に目を覚ますとさっさと通り過ぎたあとのようで、傘も必要なく、いつもの様にこてこてに仕事があった。ものすごい凶暴な台風だったはずだが、何事もなかったかのように一日は過ぎた。

 

蘭の値段について掲示板でひとしきり議論があったのですが、私はどれほどのことを考えているだろうか。当サイトでは「蘭」のまえに「けちけち」をつけたいくらい、「けちけち」の部分が趣味として成立しているのである。サイトのコンセプトをするどく貫いてこの10年ゆらぐことなくぶれず屹立しているものこそがこの「けちけち」なのである。その「けちけち」を貫徹するためにこのサイトがどれほど寄与してきたことか。正直申し上げれば、咲いているものの多くがもらい物で占められつつあるという事実がある。けしからんことにサイトがしっかり機能している間、蘭は増え続け、それを差し上げた先からありがたくも珍しい蘭がわんさとやってきてにぎやかにサイトを飾る、というまことに結構な仕組みで回っているのであった。一株あたりの入手平均価格は500円を割り込み、445円となった。

しかし、そういうのがうれしい時期は過ぎた。温室もなく、手厚い手入れだけで蘭の状態をよく保つには蘭が増えすぎてしまった。差し上げる量を増やしている。

欲しい蘭はかつてはあった。今では、私の力量ではよい開花が望めない蘭についてよく理解しており、私が扱ってよい蘭は待っていれば必ずといっていいほど安価に手に入ることがわかってきた。探す努力を続けつつ待てばいいのである。

難しい蘭は高い。希少であろうし、育てにくい分手間もかかるだろう。咲けばうれしいだろうけど、枯れたらどうよ?。安い蘭は、選べばなかなかのいいものがあるし、枯れないし、ぽこぽこ増える。100円の蘭が立派に咲くとそれはそれで大変得した気分になる。この割安感、お得感こそがけちけち蘭栽培の醍醐味である。

人気のある蘭は高い。しかし蘭はしぶといので大変な有名株であっても何年もするとよく増えて安くなるのである。FCC付の蘭が1000円以内で手に入る。優良個体を安く手に入れて見事に咲いたときの気分は大変よろしい。

欲望があるというのは結構なことだと最近は思うようになった。ブランド品や海外旅行、おいしい料理、高価な蘭など、脳をしびれさせる欲望の感覚はそれはそれで人生の醍醐味なんじゃない、と肯定的に思う。「お金がなくても、名作を読んで、学問をして、おいしいものを料理して、モーッアルトやショパンは聴けるもんね」などと替わりのもので埋め合わせる生活を続けていると、すっかり満足してしまってあのココロを沸き立たせた欲望が懐かしい。たぶんそういう熱い気持ちは仕事の方で高温のプラズマみたいに燃えているのだろう。

 

10月6日(火)

村上園芸で手に入れたミニミニ蘭をBarbosella duseniiではないか、と見当をつけていたところ、掲示板にBarbosella cogniauxianaという情報提供をいただいた。図鑑で見たduseniiは下を向いた花びらに切れ込みがあるが、手元の種はひっついており、cogniauxianaの画像に近かったためcogniauxianaでゆく。どうもありがとうございます。投稿者のブログには小さな蘭を見事に撮影した写真が多く掲載されており、この蘭の魅力を余すところなく、肉眼では見にくいところまで見せてくれている。

 

凶暴な台風が直撃コースに入った。予想進路の真下に我が家がある。これはえらい目に遭いそうだ。本気で仕事を休む検討をする必要がある。稼働中のなんやかんやを停止しなければならない。数年前だったか、帰りのバスを倒木が塞ぎ、運転士と協力して、回り道をしたり、道路に倒れているあれこれを撤去したりで1時間遅れで家に帰ったことがある。今回は日本縦断コースらしい。いつも思うのだが、台風でお亡くなりになるかもしれない20名近い方々は、いまこの瞬間は元気にしておられるわけで、ほんのちょっとしたことが生死を分けるのだから、もしなんらかの手を打てるのなら今のうちにうっていただきたいと思う。私も今回は大変そうだからいろいろ考えを巡らせておこう。

 

テレビ抜きの生活も3日目である。寝室のテレビは夜中と早朝ニュースをみている。そのほかの時間は見ていない。本日はなぜか園芸関連のメールの返事等が重なってなんと5件。お世話になった人のメールもあって長文だった。しかも、モデムだからか送信中に切れたりする。植物の発送業務がなんと3件、土曜日に集中している。関係者の福利のためだから結構なことではある。そりゃそうと、本日の掲示板のエロ画像、ありゃ取り締まりの対象だろう。あんなの野放しにしていていいのか。こっちが管理者つうことでつかまってたりして。

 

最近「あと一歩だけ前に進もう」に凝っている。「プロフェッショナル仕事の流儀」だったかの主題歌で、番組も好きだけれど、このフレーズが番組のなかで、プロの仕事が、「またひとつ道を切り開いた」ようなかっちょよくきまった場面で流れるように仕組まれている。仕事をしているといつもこのフレーズがよぎる。今日のあと一歩はなにか。大きめのガラス管を250℃にして真空にひく、というおっかない作業だった。圧壊してもあぶなくないように石英ウールを巻く。この一歩が日本のXXを変えるのだ、と気合いを入れる。

 

え?あと4日で連続開花日数3000日か。へー。

 

10月5日(月)

仕事でへろへろになって帰ってきたが、少々肌寒い雨が降るし、これから台風が接近するようなので、夜遅いのではあるが雨の中蘭の取り込み作業をした。まず家の中の木造棚に溜まっているいろいろな荷物を撤去する。テレビをかたづけた跡地にどんどこ積んでゆく。「テレビー」とわめいている若干一名にお構いなく作業を進める。庭に展開していた蘭は、トレイに隙間があるので、この隙間を埋めてトレイにぎっしり詰め込んで取り込む。5月あたりから何ヶ月ぶりだろうか。5ヶ月出しっぱなしだった。今年はここまで台風の接近すらなかった。比較的涼しい夏だったので蘭の生育はよろしいようだ。

10月4日(日)

蘭ではとくだんなにもせず。写真撮影をしてデータを取っておいた。

スーパーで箱をもらい、コンビニで着払い伝票を5枚仕入れてきた。

 

夜中に、リビングにあったテレビをうるさく感じるので倉庫にしまった。テレビでずいぶん時間を損している気がする。

8時から地域の清掃活動で神社周辺の草抜きをする。来週祭りなのできれいにするのであろう。朝からしんどいなあ、と思っていたが出てみるとしんどいなりにも楽しく体を動かしていた。この度は、火炎放射器という新兵器が登場し、社の周辺の枯れ葉枯れ草を焼き払っていたが、一部が側の杉の木の樹皮を焦がした。樹木は表面1cmほどしか生きていないというから、水をかけて丁寧に消火した。

今年はイチョウの下に多量の銀杏があった。地域の顔役に「この銀杏を採取してもばちは当たらないですよね」、と相談したところ採っても良いとのことだった。その後買い物に出てビニール手袋等を購入し、長靴を履いて銀杏好きの子供を連れて銀杏拾いをした。果肉をつぶして中の実を取り出し、バケツに入れる作業である。果肉にはギンコー酸だったか、かぶれる汁が入っており、これで学生時代体中をかぶれさせて病院でケツにホットドッグみたいな大きな注射をうたれたことがある。汁に気をつけながら手袋をして作業をした。本日二回目の重労働だった。収穫した銀杏を川の水でよく洗って、水道水で3回すすいでざるにあげて乾燥した。推定4kgほどだろうか。一部をとってタネとして堤防などに植えることを検討している。あとあとよく手を洗ったのであるが、はたしてかぶれを押さえられるだろうか。

ふと思うと、イチョウは社から南に30m離れて立っていた。これは古代から日本人がこの木を避雷針として利用してきたからではないか、となにかで読んだように思う。うまい手だよね。キリスト教徒は、神のご加護があるとされる立派な教会こそ安全と考えて火薬を貯蔵し、しばしば大爆発を起こして町を吹っ飛ばした、という記述をアシモフが書いていた記憶がある。彼らはそれを神の意志と受け取り、日本人は、「神」=「自然」を観察し、神の意志に沿ったのだろう。清める、という所作はこの国の気候風土の経験知に後から神をあてたのではなかろうか。便所の神への所作は、衛生に対する知恵を「神がおわします」ということで、これを守れという親の言葉よりも幼子には守りやすい。本日の清掃活動はこの社を中心とした氏子の集まりで、このような機会に集団で事に当たる利点は、隣近所の顔を覚えて、この時期やってきやすい台風などの災害時対応への結束を固めるというものではないか。こういうところに顔を出しておくと、地域社会で災害に当たれると思えて心強い。日本人は、言い方は悪いが、神を上手に生活に役立てていると感じた。私は別に見えるわけでも霊感を感じるわけでもないが、そういう人間の知恵としての神を感じることは多い。

数時間経ったがかぶれらしいものは見られない。テレビがないと時間を長く感じる。若干一名「テレビー」と騒いでいる奴がいる。

 

昨日の不明蘭を調べていたら。Barbosella duseniiが有力であった。

Barbosella dusenii? バルボセラ・ドゥセニー 2009年10月3日 村上園芸

 「Botanica's Orchids」にあった。バルボセラ属は、20種が中米から南ブラジルまで広く分布している。周年湿った冷涼か中温の気候で、匍匐群生する。ドゥセニーは、花2cm、南ブラジル産、クール系で乾かしてはいけないとか。

超ミニ蘭である。花は2cmあるが、葉は8mmか。花はレストレピアに似ている。かなり面白い。それにしても小さくて地味。

 

10月3日(土)村上園芸蘭展

朝、蘭の棚を見るとレリオカトレア・キューシング'マンカエン'からつぼみが出ていた。Bulb. lilacinum (=Bulb. crassipes) からもつぼみが出ていた。そういえばC. harrisonianaもつぼみ4つで開花まであと数日である。C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’もお代わりのつぼみがまもなく開花だ。Den. antenatum ‘Matuli Green’は二日以内に開花。

 

今週のトップページ カトレア ミユキ ’阿部’

 

I氏から電話があり、村上園芸蘭展に行きませんかというお誘いであった。出かけて、ラーメン屋で久しぶりにアブラギッシュな昼食をとり、ダイキ宝塚店でヒーヤン氏と合流し、おっさん3人で蘭見物である。

規模はいつも通りだが、まいど見たことがない蘭がくるというのは精力的に仕入れをしておられるということなのだろうなあ。頭が下がる。デンドロの原種で、高さ8cm、6mmΦのバルブから20cmの花茎を伸ばして、アンテナタムみたいな、しかも茶色い渋い色彩の花を7つばかりつけているものに惚れた。めっちゃ好みだったが2500円である。いつかまた安く会える日が必ずくる!とここはがまん。

 

 Lanium avicula ラニウム・アビクラ? 2009年10月3日 村上園芸 500円

 「ラニウム」という蘭があって、500円コーナーで一株見つけてこれを購入。「Botanica's Orchids」をみて花がそっくりだったからaviculaという種であろうと見当をつける。デンドロみたいな長さ3cm太さ7mmほどのバルブの先に4cmほどの葉を3枚つけ、葉の間から10cmほどの花茎を伸ばして8mm径の花を20くらいつけている。あまり見ないタイプなので面白い。山渓カラー名鑑 蘭にも記述があった。

 

プレウロ?レストレピア? 2009年10月3日 村上園芸

 見たことがあるような気がするが、超ミニ蘭である。花は2cmあるが、葉は8mmか。花はレストレピアに似ている。かなり面白い。それにしても小さくて地味。

 

 その後おっさん3人は近所の喫茶店でコーヒーを飲んで蘭談義をする。ここはうまいコーヒーをポットで出すという。2杯400円という店だ。なるほどおいしく頂く。I氏から高速も1000円ちゅうことだから阿部蘭園、温泉、釣り、豊橋蘭友会蘭競り参加なんかどう、というプランが提案された。11月の第一日曜日というと11月1日だ。ヒーヤン氏はうーんとうなっていたが、とりあえずそういう方向で調整しましょう、という話になっている。 

 帰りがけ、駐車場への道すがら、小川を覗くと大きなカニが居て、横を大きな魚が通っていった。宝塚の小林(おばやし、と読む)といえば結構な都会なのだが、川の水は澄んでいて生き物は豊富である。尼崎も川はきれいで生き物がたくさん居たが、兵庫県は川をきれいにする取り組みをしてきたのだろうか。ちょっと感謝してしまったりする。

 昨日瀬尾まいこ著「天国はまだ遠く」なる本を読んだ。関西の都会で働いていて仕事がうまくゆかず思い詰め、何も考えられなくなった主人公が丹後の民宿で死のうとするが、死にきれず、民宿でのんびり人情に浸るうちに元気になって都会に帰るという話であった。おもしろいのでつるつる読める。関西圏なので雰囲気はわかる。丹後もいいところだろうが、こっちの都会だってなかなか捨てたものではないんじゃないか。

 

 強力な台風がやばい進路に曲がってきた。そろそろ日本の番か、などと思っていた。それるとくるのとでは大違いである。日常生活で地球温暖化の影響というのはいろいろと感じている。本日も蝉が鳴いていたなあ。我が家はかつてはゴキブリがいなかったし、蚊もまれだったのが、結構いるようである。ともあれ、温度が上がれば台風は凶暴化する。フィリピン、ベトナム、台湾、中国、韓国、北朝鮮、日本はそれぞれ今後えらい目に遭う。地球温暖化防止の努力を真剣にせざるを得ない悲惨な事態に直面するのだろうなあ。

 

 

10月2日(金)Paph.?‘Sanuki’開花

 Paph. ‘Sanuki’が開花した(73)。二日続けて四国のNさんから頂いた株が開花した。

 

 昨日平山瑞穂著「ラス・マンチャス通信」なる本を読んだ。この本は、先週読んだ著者の自伝的作品「シュガーな俺」で、主人公(著者がモデル)が文芸作品賞を受賞した作品に対応しており、はてさてどんな作品かと期待して読んだ。エロいファンタジーである。「?」というへんなものが日本らしい世界で出てきて、いろいろな「?」を抱えたまま、なんかおもしろい本だったな、まあファンタジーなんだ、と気に入ってしまう作品だった。椎名誠の「水域」「アド・バード」など一連の作品に通じるものがあって好きな部類である。

 

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