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430日(水)

 Bulbophyllum barbigerumに花芽が出てきた。株分けに失敗して1株枯らしてしまったが、なんとか花芽を出してくれてありがたい。

本日Epi. Nakazato及びをSlc. Rocket Burst Deep Enamel HCC/AOS差し上げた。

 

429(火)Paph.Deperle及びEpi.? 'Hanakoujou'開花

 裏の「寂光院」なる棚の遮光ネット張りをしていた。ダイソーで買った200円のネットは3年目の昨年半分に裂けてしまっていたため、裂け目をビニールテープで縫ってくくっておいた。4年目も使うわけで我ながらしつこい。Meetsにて105円で買った遮光ネット50%を足して使う。画鋲で庇に固定してゆくという実に安易な造りだ。こんなのであまたの台風をやり過ごしている実績のある棚なのだが、10mm×40mmの角材4本が庇を支えているだけで見た目まことに頼りない。トレイを置く棚にしても角材6本が支えているので少々頼りなげに見える。

 

 新しい棚の建設は現場の片づけにかかったくらいで、材料の木材がみあたらず、買い足しに行く必要があるようだ。

 

 Paph.Deperle(delenatii x primulinum) が開花した(45)。せっかく花茎3本つぼみ6つで盛大に咲いてくれるというのにドーサルを日焼けさせてしまったらしく、一部分茶色になっている。

 そういえばEpi.? 'Hanakoujou'も開花している(46)。

 

 鷺草を植え替えた。分厚い苔をとって、カタバミを抜き取り、出てきた芽の出た芋3個を鹿沼土の砂利にもどし、適度に苔を配しておいた。この鷺草ともつきあいが長い。

 花をみられなかったSpathoglottis affinisを植え替えた。莫大な量の球根がごろごろでてきた。芽がでている。3.5号プラポットは気に入らなかったのか球根ばかり増えたようだ。増やすには良いのだろうが花を見たい。今年は2.5号から3号の素焼きにバークフタをして水苔でうえた。なんと6鉢になってしまった。誰かにもらっていただこう。

 レリア・アンセプスも植え替えた。レリアは苦手だ。普通のカトレアのように見えるが、うちではやたらと咲きにくいようだ。3号素焼鉢に小さなバックバルブをぶっちぎって、バークフタをして水苔できりりと植え込んだ。

 そろそろ出荷する蘭の選別にかからなければならない。13輪で盛大に咲いている赤いカトレアSlc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSをかみさんの知り合いにもらってもらうことにした。小さい分け株が手元に残る。

 

 仕事疲れでぶっ倒れて寝ていた。時々作業をする以外はごろごろしていた。まだ肩がこっている。

 

428日(月)

 なんにもしてないなあ。無性に棚が作りたくなった。

 

 4日間にわたった原稿書き35時間耐久レースが終わった。あと2時間ほしかった。もっとよくしたくても締め切りは無情にやってくる。時間というのは本当に大事なものだというのを痛感した。

 昨年の11月からWebで入手可能なある技術分野の原著論文300報を、平日、土日、正月、休日かまわず毎日1報以上読み(これだけで300時間は使ったろう)、内容を要約して記録し(これも50時間は使った)、総説を書く(60時間くらいかかっているのではないか)という長い長い仕事であった。本日国別に報文件数を集計していたところ、たぶん中国、韓国、フランス、日本という順番かと思っていたところが、日本70、韓国42、中国28、アメリカ22、イタリア20、スウェーデン17、スペイン11、オランダ10、英国7、ドイツ6、ロシア6、ポーランド5、ベルギー3、デンマーク2、エジプト2、メキシコ2、トルコ1、スロバキア1、ブラジル1(よく覚えていたなあ)という驚くべき結果をみた。日本のシェアは26%に達していた。日本すごい。かなり感動した。断っておくが、期間とキーワードを決めて関連のある国際誌の論文を遠慮会釈もなくゲットできるものはすべてゲットしてかき集めたので、日本のものばかり意図的にかき集めたわけではない。私が記述するへぼ総説(A4で60p)よりこの集計結果だけが意義深かったりしてねえ。時間切れで読み残しが6報ある。読了文献は1報あたり6pと考えると1800p、500枚30mmと考えると、厚さ108mm程度になる。

研究拠点を示す地図も作製した。ストックホルム、ジョージア州、ミズリー州、コネチカット州、ハバロフスク、アモイ、シャンヤン、ニューデリー、エカテリンブルグ、マンチェスター、ほか聞いたこともない都市をどこにあるのか調べて白地図の世界地図に赤い点で示す作業をしていた。世界旅行をした気分だ。連休はどこかに行きたいとはおもわないねえ。

 

427日(日)

 出し入れをしたくらいだ。本日は少々肌寒い。

 

本日も日曜といいながら4時まで仕事をし、11時から再開。9時間やって食後にさらにやるのだろう。ゴールはまだまだ見えない。原稿は60pに達し、さらに増えそうだ。

20時からかかり、気がつくと0:47。トイレにも行かず約5時間ぶっつづけでやっていた。さすがに疲れた。寝よう。

 

426日(土)

 出して水やりをした。

 

 土日といいながら仕事と真っ向勝負することになってしまった。もう激突である。莫大な作業量に立ち向かっている。

 

 職場の近くの業務スーパーで干しいもを買った。5袋100円。これはいったいどうしたことか。中国産だった。おそるおそる食べてみると味はよろしい。賞味期限が6月とはいえ、何故ここまで安くするのだろうか。業務スーパーといえば安売りの商品が山積みというイメージがある。かつては中国産5kg500円のニンニクや中国産椎茸2L200円的な中国産物がたくさんあったものだ。驚いたことに中国産を見かけないのだ。かなりうろうろして探したが手にしている干しいも以外明らかに中国製というものを見かけないのである。これはすごいことになっているなと驚いた。

 その後も食料品店に行くたびに中国製品を探した。茨城県産の干しいもを見つけた。1袋160g入り498円である。中国産は1袋160g20円だ。あまりにも安いので70袋1400円も買ってしまった。空腹でへろへろになることがあるので助かる。私は中国産を嫌いと言うことはない。けれど100円2個のニンニクと青森産低臭1個298円だったら、迷わず国産を選ぶ。安い中国産より国産を手に取る瞬間かすかに「いけませんよ、中国さん」という気持ちがよぎる。餃子事件の際中国が捜査に極めて非協力的で居丈高だったことが「商売というものをごぞんじないのですね。早晩市場から閉め出されますよ」と極めて遺憾に思った覚えがある。世界中に勇躍している優秀な中国の方々がいてなぜあのような対応になるのであろうか。こういう考えを持っている人は私だけではなく、ましてや日本人だけではあるまい。結果は歴然と現れている。上海株は最盛期の半分になってしまった。ずいぶん損をなさった人が多いのではないだろうか。

 干しいもが100円(国産の5分の一)だったら買うか?。たぶん買わないだろう。50円なら数袋は買うか。つまり市場は私のようにそういうとてつもなく低い評価をしているのだろう。日本に来てまで喧嘩をしているねえ。これを日本人がどう見るか。誰も意見は言わない。でもしっかり市場は反応している。

 ある種ナショナリズムというものの恐ろしさを日本人はよく知っているのだと思う。赤い旗を振り他国で小競り合いをする中国の人々を見て、日本人はいろいろと思うところがあるはずだ。それだからなのか、靖国の映画上映にあまりがたがたいわなくなったようだ。

 

424日(木)蘭をいただいた

 久しぶりに更新とおもったら4日ぶりか。2週間くらい経ってしまったかと思うほど違和感がある。

家に帰ると蘭の宅急便がとどいていた。四国の蘭友から戴いたものである。コチョウラン1、パフィオ1、バルボ2、デンドロ1、デンファレ1、ゴメサ1と把握しているだけでも盛りだくさんな内容である。この楽しさを人と分かち合うためにもそろそろうちの放出株を用意せねばなるまい。

 

チューリップを笠でぶっ飛ばしてゆくサラリーマンの画像を見た。あれを見て憤りを感じる人は多いのだろうが、私は「ありゃ相当なところまできてるぞ。誰かあいつを助けてやれないか」と思った。分別盛りのスーツを着たおっさんがああまでするからには相当面白くない目に遭っているのだろう。

1株40円ほどのチューリップを引き抜いてとっつかまっていた若者の話が報道されていた。800株の花を切ったという話も伝わっている。800というとうちの2倍の規模だろうか。すごい量だ。ざっと3万円。捕まったらただではすまない。ばかなことをするものだが、私は、そういうことをする人を出す社会の状況がまずいのではないか、と感じる。だからそういう人間をとっつかまえてこらしめることは必要ではあるが、本当は我々にこんな状況は大丈夫か、と警鐘を鳴らしているような事件なのだ。少々のチューリップより人間の方が大事だ。あのサラリーマン氏は捕まれば相当な社会的制裁を受けてしまうだろうが、それはあまりにも痛ましい状況ではないだろうか。日本人は今日「あんなやつやってしまえ」という気分でいるようだが、かつては「どうした、話して見ろ」という度量があったとおもう。マスコミは人々の「見つけだしてすりつぶしてやる」というリンチ気分をかき立てているかのようだ。

職場で私腹を肥やしたわけでもない不正をとがめられて自殺した人が出た。その人を死においやった人がいるとすれば憤りを感じないではないが、そういうことになってしまう職場の状況そのものが大変よろしくないので、それをどうすればましに出来るのか、ということを考えさせられている。ヤケクソ人を出すと周辺にけが人が多く出る。

ヤケクソの人間が出るのは本人の資質だけではなく、たまたま悪条件が重なったことによるいわば偶然の事故という面がなくはない。その偶然さえなければ、最悪の事態は避けられたかもしれないのだ。悪条件が重ならないように気を配るのが社会の安定のためなのだと思う。そういう考えに立たなければ、今後もチューリップだけでなく、若いお姉さんや、新幹線、幸せに暮らしていた家族などにヤケクソのとばっちりが及び、目も当てられない悲劇のオンパレードでとても安心して暮らせたものではない社会になることは間違いない。硫化水素で病院に担ぎ込まれた70人にしても、上から人が降ってきてつぶされてしまった会社員だの、枚挙に暇がない。

かの死刑判決の事件は、本当にいやな事件だった。長い期間にわたって何度もそれを考えさせられてきた。死刑判決を受けて遺族にお辞儀をした彼の行動こそが、彼のような人を出さないためにいくばくかの努力をしたいと思う気持ちをおこさせてくれた。彼のような犯罪人をださないためにこそ、他国から恥とさえそしられる死刑制度がある、というようなことを考えさせられた。死刑囚を出すたびに、我々の社会のあり方が問われ、心にむち打たれるのである。

では、具体的にどうすればいいのか。

腹案がある。国民が力を結集して食料とエネルギー自給率100%を目指すという目標を掲げ、実行するのだ。具体的には農村の再生とトリウムサイクル原発の建設である。巨大な雇用と産業がうまれ、日本の重大な弱点が克服され、CO2削減目標まで達成できる。

エネルギー自給率は5%などと言われている。原発は電力の40%で、水力や地熱と合わせてもエネルギー全体から見ると自給できている量があまりにもすくない。石油の値段は4倍になり、食料の値段も2倍を超えた。世界的に大変危ない状況になっている。この危機を乗り切るには日本人の英知を呼び覚まし国民をあげてとりくむしかない。

トリウムはウランの4倍もの資源量があり、核兵器への転用が困難な核燃料である。技術的に解決しなければならない点がいくつかあり、ほとんど利用されていない。これを日本の技術でものにする大規模な研究開発をおこなうべきだ。

食料については地球環境の悪化により昨年のオーストラリアのような干ばつなどがアメリカ、ロシア、中国などで起こればものすごい品薄がおきて日本への輸入が困難になるようなことがないとはかぎらない。政府が税金を投じて単位面積あたりの収穫量を増やす農業を指導し、食えなくなっている人間を「食糧官」として雇用して食糧の確保を行うべきだ。我が国は島国であることが幸いして豊かな森林と適度な降水に恵まれ、少なからぬ食糧生産が安定して可能だ。

食糧不足、エネルギー不足ともなればもはや正常な経済活動は困難になる。まだ体力のある今のうちに「世界から鎖国」されてもやってゆける国にすることが、結果的に国内国外のためにもなり、ちゃんとやってゆけている我が国を範として世界に貢献できる。このような我が国は食糧生産国、産油国からもないがしろに出来ない国として一等高い地位に遇されることにもなると信じている。

これらの困難な目標に向かって努力することで日本人が持つ優れた特質を我々が思いだし、節制と寛容のある安定した社会が築けるものと考えている。

 

寝不足だな。

 

423(水)胡蝶蘭Cake1開花

 胡蝶蘭Cake1が開花した(44)。ピンク、セミアルバ、白とそろった。昨年いただいたもので、1年通してみてお世辞にもうまいとは言い難い生育ぶりである。もう少し丈夫になるように育てたかった。

 

 Phal. Musashino x Hakuhoh-Shiranami は本日、昨年にひきつづきばーさんがおっことして花茎をぶっちぎってしまっている。

 

420(日)

好天であった。蘭を庭に展開して、家族の用事で出かける。帰ってきて夕刻蘭を取り込む。

 

419(土)

雨の日が続いてろくすっぽ世話も出来ず。本日は出して水遣りをする。

植え替え:

C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan'カトレア・シュレデレ3号素焼鉢で手狭になっている。新芽が2つでつつある。鉢から出し、バックバルブをとって、3.5素焼鉢にバークの蓋をしてドラコンボールを入れ、ミズゴケで植えた。葉が横に伸びるため、支柱をしておいた。

C. warneriiカトレア・ワーネリー:新芽から出ていた根がくわれていた。みると小さいかたつむりがいた。プラポットにミズゴケだったのがよくなかろうと出してみると根がさっぱり回っていなかった。カトレア原種にはやはり素焼鉢か。バックバルブをとって、3号素焼鉢にバークの蓋をしてドラコンボールを入れ、ミズゴケで植えた。

Blc. Bryce Canyon ' Splendiferous ' AM/AOS × Lc. Trick or Treatブラソレリオカトレア・ブライスキャニオン ‘スプレンディフェラス’×レリオカトレア・トリックオアトリート3号素焼鉢で買った時のままだった。コケが劣化している恐れがある。新芽が2つでつつある。鉢から出し、バックバルブをとって、3.5素焼鉢にバークの蓋をしてドラコンボールを入れ、ミズゴケで植えた。

Den.Summer Night Dream 'Sachi' :デンドロビウム・サマーナイトドリーム‘サチ’: 新芽が出ていたのでプラポットもなかろうと2.5号素焼鉢にバークの蓋をしてミズゴケで植えた。

C. trianae 'Mooreana' FCC/RHSカトレア・トリアネー‘ムーレアナ’ 3号素焼鉢にバークの蓋をしてドラコンボールを入れ、ミズゴケで植えた。

 

仕事のめり込みモードからなかなか抜けられず、仕事のあの手この手を考えつつやっぱり勉強したりしている。この一週間はかぜを引きつつ、種々の仕事が錯綜し、ジェットストリームアタックのように襲い掛かってくるのをからくもかわした。しかも所持金1500円で乗り切った。前半家族に振舞いすぎてぴーぴーになってしまった。残高100円少々で給料日にたどり着き、小遣いを頂戴した。小遣いが一日1000円(昼食代を含まず)あれば十分豊かに暮らしているという実感が持てる昨今である。6割は家族に食われている。

 

しかしまあ、まだ風邪が抜けない。

 

オリンピックがかしましいようですな。オリンピックより面白いものがある。たまにテレビでニュースを見ると原油が115ドルになっていて驚いた。

子供が塾に行っていないといぶかしがられるそうである。塾もそれなりにいいところがあるのだろうが、私は学習塾に通った覚えがないし、勉強はじぶんでやりゃいいんじゃないの、と思う。おかげで過去問をいろいろとやるはめになった。いいおっさんが漢文を読んだり、徒然草を読んだりする。漁夫の利の話は漢文に原典があって、通常はハマグリと鳥が争ってハマグリにくちばしを挟まれて両者動きが取れなくなり「やいてめえこのままだと明日には干し蛤だ」「てめえこそ死ぬぞ」というところで「やった、もうけ」と漁師に捕まるという部分だけが記憶に残っている。その話は、隣国と戦争をしようという燕の王をいさめる宰相のたとえ話で、そんなことをしていたら強国秦にやられてしまうでしょう、というところにつながるという話を読んだ。結構スケールの大きな話で大いに興をそそられた。

翻ってかの国は国内の少数民族に甘い顔をすると他の戦上手な少数民族が黙っていないのでああもかたくなな態度に出ているという解説を聞いた。13億人もいてそりゃたいへんだねえ、と思うが、このままだと国際的な評判を落として最近までうまくいっていた商売に障りが出てくるのではなかろうか。現在も相当食えなくなっているので、こりゃつらいところだなあ、と思わないではない。だが、ダライラマがオリンピックを指示すると言っているのに、ダライラマ一派が悪いと日本に来て言ってのける利点は一体何なのだろうか。

 

食えないといえば、アラフォーを見逃してしまった。アラフォー現象は若い人が食いにくくなっているためにおきているのではないか、などと思うのである。30代で高学歴、有能で、長時間労働をいとわない、若手独身男性をよくみかけるが、彼らは安定した職を得るのが難しい。一方で、親の援助のおかげで30代後半の自分の稼ぎをもっぱら服飾遊興に蕩尽できる独身女性がいて、両者は合コンなどでまみえた場合、互いにどういうことを考えるだろうか。

イケ面の若手が言った。「8時2時の生活で金を使う暇がなくて貯金がたくさん出来ました」(えらいなあ。この人仕事に真摯だし)

「あはは、わたし貯金ないの」。あると思わせるべきでしょう。結婚後たんすに化けたことにすればいいのです。

アラフォーが大半女医なわきゃないわなあ。番組の冒頭から「すげえオブラート」とあきれて見ていたが、しまいには息子に三角縁神獣鏡の不純物組成同定の方法について、元素の特性X線うんぬんの講義をはじめてしまい気がついたら終わっていた。

 

橋下弁護士かわいそー、などとおもう。各市長のおっさんくさい発言もまあわかる。根本問題は、大阪近郊が稼げていないことがすべての源で、そういう議論は聞こえてこないねえ。パイは減り続けている。宮崎県知事は知事自らが稼ぎに打って出ている。パイを増やす作戦にはみんなが賛成するわねえ。でもパイを減らす話にはだれも乗れない。なんで商売人じゃなくて弁護士様なのか。商売人が知事に立たないのは、商売人が大阪を見限っているからではないのか。宮崎は売れる。売るものがある。大阪にはないのか。とうとう食い倒れが売りに出されてしまった。なんか魅力的なものを大阪につくる努力をずいぶんしてきたらしいのだが、失敗してきたらしい。これねえ、たぶん商売下手だからじゃないかな。そういう稼ぐぞーという気合いを大阪に感じられない間は泥仕合が続くことに高い蓋然性がある。(蓋然性=たしからしさ、とか。今週覚えた言葉)

 

昔時代劇をみてると、孝行娘が出てきて辛抱して働いた金でわずかばかりの薬を買う。これを病気のお父さんに飲ませるとおとうさんは「いつもすまないねえ」という、娘は「それは言わない約束でしょ」というシーンを子供の頃みたおぼえがある。またいっぽうで医者でもらった莫大な量の薬を、「湿布薬があまっているからやろうか」などと言われたことがあるねえ。子供心に時代劇とのギャップをいぶかしくおもったことがある。「ばあちゃん、くすりって高いんじゃねえか」。医者にタクシーで乗り付けてお年寄りクラブよろしく話に花を咲かせ、医者をはしごするじじばばもいるというじだいがあったんじゃないか。豊かな時代は過ぎた。

 

 

 

413(日)

温い日だった。庭の水仙は盛りで、チューリップも続々と咲き始め、庭でぼーっと過ごす時間が増えた。蘭は9時前には庭に展開している。4時に撤収したのち、5時に温い雨が降ってきた。全部で15トレイを出し入れしている。

 

木造の蘭棚4トレイ分が朽ちてしまった。その場所分蘭を展開できないのは惜しい。裏の棚のように棚を製作するのはさして手間のかかることではないので、製作を検討する。以下は基本計画。

棚は塀の内側に作る。外の道から塀へのアクセスのほうが容易なので、棚面を塀の高さに近く設定し、塀の支えを棚への自立に利用するものとする。塀は日光により焼け、温度の上昇が蘭への悪影響になりうことから塀から蘭まではある程度距離をおきたい。

高さ1800mm、横幅3600mm、縦900mm、棚部分の高さ1000mm、これらの寸法は棒材の長さできまっている。1800mmの棒を、まず縦に6本立てる。これらを横に8本の棒と木ねじで、高さ1000mmと1800mmの箇所でつなぐ。半端な棒材やリサイクルした棒などで、前後の面に棒をわたし、塀にかかるようにして、とりあえず棚が立つようにする。横棒をはすかいに渡して強度をつける。遮光ネットは前面にたらすが、普段は止めておいて強風により翻弄されないようにしておく。費用は材木が新規購入分1000円ほど。ねじや遮光ネットも在庫のものを使用する。これで5トレイが収容できる場所が出来ればよかろうと思う。来週現場を片付けて、詳しい検討をしよう。

考えてみれば、庭の最南端にあたり絶好の立地ではある。朽ちた棚があるため利用度が低下している。日光を受け取れる場所には限りがあるので、利用できるところはしっかり利用したい(といいつつ計画倒れに終わったりして)。

 

蘭の生長と重量の関係を調べた曲線を作成できないかと考えた。新芽の出る時期なので、この新芽の成長とともに全体の重量が増加するものと期待できる。重量測定は生育期にはからからにして測定するなどということはもってのほかなのでよく水やりをした2時間後などと決めて重量を測定するべきなのだろう。このような成長と重量曲線を描くと、いつごろ窒素肥料を必要としているかがわかるのではないか、とおもうのである。時間と重量の関係を表す数学的関係があるのだろうか。また肥料のあるなしで曲線の形や数値に大きな影響が現れるのだろうか。毎日蘭をいじっているのなら花のほかに、数字で得られるデータもほしいなあ、などと思うのであった。重量の測定なので、見た目はわからない根の変化なども捕らえられるかもしれない。

 

 

412Epi. pentotis開花

温い日だった。庭の水仙は盛りで、終わりあり開花ありつぼみありという状況で、そこへチューリップが怒涛の開花攻勢ですごいことになっている。

エピデンドラム・ペントティス が開花した(43)。エピデンドラムといってもほとんどエンシクリアである。香りはなかなか立派なものだ。つぼみが2つずつでる。花は5cm径だろうか。ほかに2花茎でてきている。

 

Onc. phymatochilumオンシジウム・フィマトキルムは、なかなか味のあるオンシである。ブラッシアっぽい花だ。

 

4月11日(金)

温い日だった。蘭を出したり入れたりだ。

 

4月9日(水)

温い日だった。蘭を出したり入れたりだ。夜に雨が降った。

 

4月8日(火)

寒い日だった。特に何もしていない。

 

4月7日(月)

雨で蘭のためになることはなんにもしていない。

 

花のデータが多量に入ってきてトップページに濁流のように流れ込んでネットに奔流となって流れ出しているという雰囲気である。2つのページがフル稼働している。もう呆然と眺めているほかはない。そういう春だなあ。

 

4月6日(日)

朝から全部の蘭を外に出した。

うらの棚に日が当たっていることがわかり、ここにもトレイを並べる。

昨日もやったが本日も水をやる。

 

硫酸カリウム、過燐酸石灰を買いにいったが売っていなかった。原油高でこんなものまであがって入手困難になったのではと心配になった。

 

昨日アップロードできなかったが本日はできるようだ。

 

4月5日(土)

朝から全部の蘭を外に出した。窓際の棚からビニールを撤去する。いつの間にか春になっていたという感じがする。

 

庭で長い時間を過ごしていた。撮影やら、肥料やりやら、植え替えやらをしていた。

本日の植え替えは以下の通り。

C. walkeriana alba ‘Pendetive’ AM/AOSカトレアワルケリアナアルバペンデティブ もらったときのままの植え付けでコケが劣化しており、株もはみ出していた。再利用3号素焼鉢にバークで蓋をして、ドラコンボールをほぐして植えた。

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’ カトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’ なんというかひどい植え付けだったので、バックバルブを取って再利用3号素焼鉢にバーク蓋とミズゴケで植えた。

Cym. ensifoliumスルガラン‘晃輝’  買った時のビニールポットのままで、新芽が窮屈そうだったため少し広い陶器の鉢に山野草の小石を足して植えた。

Cym. Lady Jewelシンビジウム・レディージュエル プラスチックのはちがぼこぼこになってやぶれていたため、これをはぎとって、プラ鉢の底にバークを敷いてかさ上げし、隙間に山野草用小石を流し込んだ。花芽らしいものがいくつかあった。

Den. kingianum?デンドロビウム キンギアナム? プラポットが気に入らなかったのか高芽がでた。高芽を2号素焼鉢にバーク蓋とミズゴケで植えた。本体を再利用3号素焼鉢にバーク蓋をしてねじ込んで植えた。

Lyc.Sunrise x Macamaリカステ サンライズxマカマ 今期6花を咲かせた立派な株である。立派な新芽が出ていた。バルブ1つにして残りはバックバルブふせにした。もとのプラ鉢にバークを底にいれてミズゴケで植えた。

Lyc. Shoalhavenリカステ ショールヘブン きりっとした花が1つ長い期間咲いてくれた。バルブ1つにして残りはバックバルブふせにした。もとのプラ鉢にバークを底にいれてミズゴケで植えた。リカステ3株は気候が合っているのか安泰とみえる。

Papilionanthe teres ‘Oyamazaki’ パピリオナンテ・テレス ぶら下げて大変弱らせてしまったので、プラ鉢にミズゴケで植えつけた。この種はバンダと同様にぶら下げてはいかんようだ。

Pollardia pterocarpa: プラ鉢にミズゴケでまっとうに咲いていたが好みとしては素焼鉢だ。2つにわけて、再利用2.5号素焼鉢にバーク蓋をしてミズゴケで植えた。

 

 ありゃ、アップロードできないぞ。メンテナンスでもやっているのだろうか。うちの容量を1Gくらいにふやしてくれんだろうか。

 

4月4日(金)Onc. phymatochilum開花

Onc. phymatochilumオンシジウム・フィマトキルムがやっと咲いた(42)。花芽をみてから数ヶ月経っているような。いただいてから3年半かかった。まあ3年で咲いたら御の字と考えて召抱えるもののように思う。

 

明日は天気がよいので全部出して日に当てよう。

 

新・球根園芸館へのファイルのアップロードの仕方を忘れて往生している。すごい量の水仙が咲いている。クロッカスの画像をアップロードできていない。

 

ものすごく仕事をした一週間だった。「仕事は楽しいかね?」というタイトルの面白い本があったが、まあ楽しいことは楽しい。

 

4月3日(木)

特に何が咲いたということもない本日は、珍しく蘭の話題が頭に浮かばない。

 

ふと思うのだけれど、万能細胞ってパフィオの増殖に使えるのではないだろうか。葉っぱを使って、ウイルスを作用させ、万能細胞を作る。どんな有名株だろうが何万株でも作れるということにならんだろうか。メリクロンよりは変異が少ないように思える。

学問的基礎があってこういうことを書いているわけではないので、高校の生物ぐらいは勉強しなおしてみようかと思ってZ会の参考書を105円で手に入れてきた。しかし一緒に買ってきたドラゴン桜などを読んでいると、やっぱ化学と物理がつぶしが利くよなあ、こっちのほうが面白い、などと思わないではない。もっとも高校時代は今ほど生物は面白くなかった様に思う。勉強してみれば面白いのだろう。生物は確かにすごい。

 

庭の水仙が今頃盛りである。先週からチューリップも咲いているが、水仙のすごさといったらない。年々増えるので花の数がものすごい。種類も100種以上集めたのでそのくらいあるのではないだろうか。毎年楽しめるのは水仙と、クロッカス、ヒヤシンス、ムスカリ、グラジオラスで、ゆりやチューリップなどは少々数が減ってしまう。

 

 

42Ionettia Cherry Dance開花

このたび咲いたパフィオは、「存在感が違う」。屋外で撮影していたのだが、画像がえらく効く。文献の山をバックに、桜をバックに、空をバックに、樹木をバックに、みんなきまっている。これは効く。近く特集を組もう(といっても画像をべたべたトップページに貼り付けるだけだが)。200円で6年待たされたが、待った甲斐があった。Paph. barbatum? ‘Takarazuka’という名前で出したら「Paph. barbatum」での画像検索でトップを取るのは早晩確実というぐらい強烈な画像だった。すごいものが咲いた、という雰囲気である。なお、ネット上にうちの画像がのさばっているのも、蘭の画像があまり出されていないということが原因である。よそのサイトは画像管理をどうやっているのであろうか。

 

Ionettia Cherry Dance が開花した(41)。これが咲くと長い。

 

超きつい仕事にけりがつきつつある。速攻次の仕事だ。

 

4月1日(火)Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS開花

このたび咲いたパフィオは、いろいろ画像をみてPaph. barbatumに最も近いと思える。ほんとそのものずばりというくらいそっくりだ。ゆえに、Paph. barbatum? ‘Takarazuka’という名前に変更することにした。本日びしっとご開帳という状態になり、まことに結構なお花である。

ながめていると、ふと「わたしのバッグは存在感が違う」というコピーが頭をよぎった。「でもあなたは電車の中です(訳:あんたのごっつうかさばるバッグ邪魔ゆーたらないで)」と続くJRの「お客様へのご迷惑となる、ヘッドホンの音漏れ、手荷物等はご遠慮ください」という趣旨の笑えるポスターシリーズがあって思い出して笑っていた。お姉さんが大きなバッグを肩にかけてポーズをとっている写真が3つ並んだポスターだった。なんだか孔雀の「おらおら、おれの羽を見ろ」と迫ってこられた経験が頭をよぎる。

最初にみかけたこのシリーズのポスターは、ごっついイケ面のお兄さんがうっとりと音楽を聴いている写真で「音楽をスタイルに・・・」とあり、なんかカッコイーとおもって隅を見ると、「でもあなたは電車の中です」と続くので笑える。「わたしのバッグは存在感が違う」もまあ女性同士はどうかしらないが、わしらおっさんたちには野菜売りのおばちゃんの風呂敷となんらかわったことはないのである。

話はそれたが、「私のパフィオは存在感が違う」、という気分でうっとりすごす。「でもあなたはXXの中です」。200円だった。バッグよりは相当安いだろう。

 

Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSの本家が開花した(40)。花茎4本。つぼみは15個くらいか。

 

3月31日(月)

このたび咲いたパフィオは本を繰っているとPaph. superbiensによく似ている。なんとパフィオ図鑑までつくっておいてこの原種の画像がないとはなんという体たらくであろうか。開花期が夏だそうで、なかなかお目にかかる機会が少ないため画像がないのだろう。画像フォルダーを検索すると交配種は見つかった。画像ホルダーに撮り貯めた画像が34000枚に達していた。

「山渓カラー名鑑 蘭」をめくると、javanicumとか、lawrenceanumとか、hennisianumとか、dayanum、ciliolare、callosumなど似たものがいろいろ出てくる。これらについても画像データを探してみたが、ことごとくみつからなかった。ちょっと屈辱的ですらある。かすりもしない。

唯一Paph. barbatumだけがあった。これらはシグマトペタラム亜属という一群をなしている。我が家でぼっかりぬけている種類のパフィオが突如現れたというところだろうか。

パフィオには、パフィオペディラム亜属(Paph. barbigerumPaph. esquiroleiPaph. fairrieanumPaph. gratrixianum Paph. insigne、)、シグマトペタラム亜属(Paph. barbatumPaph. hirsutissimumPaph. purpuratumPaph. sukhakulii 、)、ブラキペタラム亜属(Paph. bellatulumPaph. concolor、、)、パービセパラム亜属(Paph. armeniacumPaph. maliponse、)、ポリアンタ亜属(Paph. adductumPaph. dianthumPaph. glanduliferumPaph. haynaldianumPaph. stonei var. latiforinum、)、コクロペタラム亜属(Paph. chamberlainianumPaph. primulinumPaph. victoria-mariae、)、バーバタ亜属(、)、などの亜族がある。

正直頭の中をまるっきり整理できていない。多すぎる。元素も全部覚えていないのに(いきなりはじめる元素記号チェック:H1.00797, He, Li6.91, Be, B, C12.011, N, O15.9995, F, Ne, Na, Mg, Al, Si, P, S, Cl, Ar, K, Ca, Sc, Ti, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Ga, Ge, As, Br, Kr, Rb, Sr, ここからあやしいY, Zr, Mo, Tc, Re, Ru, Ag, Cd, Hg, Se, I, Xe, Cs, Ba, La, Ce, Lu, Tb, Yb, Nb, Tm, Dy, Pt, Au, Bi, W, Pu, U, Cf, Ta, Hf, Pb, Bk, Sb, Sm, Am, Es, Eu, Th, 76個か。ボケ防止に、こういうことをしている。度忘れしていたものRn、Te、Sn、At、Po、Ir、Os、Rh、、Pr、Pm、Gd、Er、、Ac、Pa、Np、Fm、Md、Lr)パフィオまで手が回るか。

うちにあるのは、ブラキペタラム亜属(Paph. concolor)、コクロペタラム亜属(Paph. primulinum)、パービセパラム亜属(Paph.armeniacum)、ほかパフィオペディラム亜属っぽい交配種というところで、多花性のポリアンタ亜属などはない。

 

 

3月30日(日)植え替え

植え替えの方針というものはない。なんか当分植え替えていないなあ、というものを手がける。

杉皮蓋というのはあまり成績がよくなかったなあ、というので今回は用いず。した孔の蓋に大きなバークを安く買っていたのでこれを入れてみる。

 アングロカステ(ポールグリップ×リカステアロマティカ):バルブが鉢のへりに接近しすぎていて花芽のスペースが不安。新芽が出たら往生すると考えてプラポット3.5号から、しなびたバックバルブを1つ捨てて3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

 カトレア スキンネリ ’ダナエ’を植え替えた。2.5号鉢、バーク蓋。ミズゴケ。

 を植え替えた。

 C. walkeriana:鉢から大きく張り出していたため、3.5号鉢にもとのコンポスト(オスマンダ)とドラコンボールで植えつけた。

 またまたよくわからないワルケがでてきた:3号鉢からバックバルブを1本とって3号リサイクル鉢に植えなおした。

 セリア ベラ:咲かないおお株をわけたら下手をして4株になってしまった。3号鉢2つ、2号1つ、3.5号プラポット1つ。

 デンドロビウム・クリソプテラム'明幸園':苔がくさっていた。1号鉢にミズゴケで植えた。

 

3月29日(土)シンビジウム?'ボーイ'開花

シンビジウム?'ボーイ'が開花した(39)。I氏に昨年もらったやつである。桃の香りがするというのを期待している。

 

家族の用事で明幸園方面に出かける。あちこちに木蓮が咲いていてきれいだ。

明幸園へ行きニュージーランド産水苔500gを2種類(945円、938円)買い、2号鉢を10個買った。ここで蘭を買うつもりはなかったのであるが、珍しいことにレストレピアが1鉢だけ居た。

 

Restrepia elegans レストレピア・エレガンス

2008年3月29日 明幸園480円

 ベネズエラの山、標高1500-2800m付近に見られる種。花期は春。

売られているのが珍しい種なので手が出た。

 

 Restrepia brachypusの方がたくさん花がつくようである。

 

 明石のDAIKIで村上園芸の蘭展があった。本サイトで2週間宣伝をして果たして効果があったのかどうか、社長に聞いてみたが、別段変わったところはなかったとのことであった。今回も花がたくさんあってにぎやかだ。ただ、ちと売り場がせせこましくなっており、移動に往生した。

 

ファーメリーDen. farmeri(資料画像)の小さい鉢があったので購入した。

 

Den. farmeri デンドロビウム・ファーメリー

2008年3月29日 村上園芸 800円

 バルブの感じがよろしい。

 

 トルチレなどのデンドロについてその勘所を村上社長にうかがってみたところ、「トルチレはじつは下垂性。下垂性のデンドロは水が大好きなので春から秋にかけて毎日やる。下垂性は暗めが適するので6割遮光でゆく。光が強いとバルブが立ってくる」。えええ?下垂性、弱光?、うーん、そうかあ。いままで妙な育て方をしていたような気がする。

 下垂性デンドロは、Den. loddigesii デンドロビウム・モスカタム(これも立っている)、Den. anosmumなどがある。どれも成績はぱっとしない。特に痛かったのはDen. anosmumがことし坊主だったことだ。もっと花をと欲張って直射日光に当てていた。ちょっと攻め方を変えてみよう。質問してよかった。

 

3月28日(金)パフィオペディラム?「宝塚」及びLhta. oerstedii開花

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は開花51日目まだ咲いているともみえるが、さすがににしおれたといえる。本当によく咲いてくれた。最後の一週間はなまぐさーいにおいを漂わせていた。なんというか、この花の体力には驚く。7週間咲くカトレアなのである。

 

パフィオペディラム ? 「宝塚」及びLhta. oerstediiが開花した(37-38)。開花までに5年半を要したパフィオであった。紫の花らしい。Paph.?'Wine Red'の後任ということであろうか。なんにしてもこういうのが咲くとうれしい。

 

3月26日(水)Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS及びDen.Rainbow Dance開花

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は開花49日目。さすがによれよれしてきた。

 

Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS及び戴いたDen.Rainbow Danceが開花した(35-36)。レインボーダンスはやたらたくさん出た高芽のうち、気まぐれに1輪だけ咲いてくれた。Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSはまず分家が咲き、本家は花茎4本という盛大さだ。

 

きっつー。4日間趣味で頭を酷使してきた。仕事で疲れて帰ってきて毎日70分程度さる入試問題の過去問に挑む。本日は110分の数学で、A4で10枚計算を書き殴った。国、理、英、数の合計でなんとか合格点に達した。こういうことをすると仕事で冴える。くそーやったるー、という気になる。ちょうど山場なもので勢いがいるのだ。

 

3月24日(月)

頭を酷使して疲れた。

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は開花47日目で7週目に入った。端からよれてきているが、なおルビーのごとく輝いている。恐れ入った。

 

まだ画像検索の順位を調べて喜んでいるのであった。まあそういうあそびもあるということで。

Bulb. lobbii:1位←8位

Onc. Sharry Babyで検索:1位Onc. SharryBaby ‘Red’、2位Onc. Sharry Baby ‘Sweet Fragrance

Onc. Gower Ramseyで検索:1位Onc. Gower Ramsey

Dendrochilum glumaceum:3,4位←5位

Bc. Maikai ‘Mayumi’:4、5位←7位

Lc.Irene Finney:13

Onc. cheirophorum一位

Onc. Twinkle一位、Onc. Twinkle二位

つまりこうやって取り上げるため順位が上がるものらしい。

 

トップページ打ち上げ失敗:容量オーバーか。まずいなあ。

 

 

3月23日(日)

なにもないといえばなにもない一日で、天気は悪く、出かけたいところもなく、するべきことはあるがとりたててしたいことはない。怠惰に流れやすいところだがいきなり仕掛ける。

 

庭はまもなく水仙がさかりである。庭のチューリップが相当伸びてきている間に仕込んで置いたジャガイモが芽吹いていた。花の後はジャガイモ畑になる。

 

東京ドームの画像整理がやっと終わった。総数639枚203MBが残った。確かにすごい量のデータだった。

 

3月22日(土)神戸蘭友会蘭展

I氏を誘ってI氏のクルマで神戸蘭友会蘭展に行ってきた。売店に直行するが、特に探しているものはなかった。おばさんにこれはどういう花が咲くのかと訪ねられるので、べらべらと知るところを語った。画像83枚を得た。

 

帰り道、近所の温室持ちの家の側を通る。温室持ちが温室にいたら声を掛けようなどと考えてクルマからみていると庭を80代とおぼしきじいさまが行き来しており、こちらを怪訝な顔で見ていたという。I氏はおっかなそうなグラサンをしており、二人はめいっぱい怪しい男達だったのではないだろうか。ひとまずここは退散する。巨大なカトレアの鉢が多く、そのぶっといバルブが印象的だった。誰か「目一杯自慢してやるから俺の温室を見に来い」という人は居ないだろうか、などと話していたが、おっかない人の家だったらコワイので静かにしていることにした。

 

 

3月21日(金)

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は開花44日目で6週間経過。まだ大変な存在感がある。遠目にはルビーのような輝きを放っている。

 

パフィオペディラム ? 「宝塚」が開花しそうだ。紫色のパフィオらしい。200円で購入して以来6年もかかったのか。6年間しびれも切らさずによく育てたものだが、あまり気にならなかったというのはある。いつか咲けばいいか、とおもって育てている花を見ていない蘭が結構あるような気がする。

 

3月20日(木)

Lhta. oerstedii ロックハーティア・エルステディイにつぼみがぼこぼこ出てきた。いったい一年に何回開花してくれるのであろうか。ちょっと見かけないような面白い形をした茎がたくさん生えている。新芽もたっぷり出てきた。花も大変かわいらしく、強健で、しかもあまり大きくない。いいことづくめのテーブル蘭なのである。別の写真Lhta. oerstediiをみても実に好ましい花が咲く。これ株分けしてオークションに出したら儲かるんじゃないだろうか、などということを考えたりもした。なにしろあまり売っているのを見かけない。株は現在よく繁っているが安定感のあるよい雰囲気を出している。こういうのを見ると蘭はいいなあ、と思う。

 

この間村上園芸で入手したCym. devonianumに花芽らしいものが見える。まだ小さい株なのになかなかやるねえ。

 

やったーぁ、と思うことがあって、いろいろ書きたいことがあるのだがぐっとこらえるのであった。油断してはいけない。やったーぁ、の当事者たちははやくも次の目標にむかって惜しみない努力をしているのだった。

 

「もやしもん」という細菌にかかわるマンガが流行っているらしく、うちの小学生はなにをおもったかかわいい細菌キャラに感化されてしまった。売られている細菌キャラのぬいぐるみを入手できなかったものだから、材料を買い集めてきて手芸で自分のぬいぐるみをつくっていた。納豆菌のマスコットだという。小学生男子とは思えないなかなかのできばえにうなってしまった。

 

3月19日(水)

職場の同僚にC.skinneri×Sc.Beaufortなる瀕死のカトレアをいただいた。新芽が出そうなバルブがないかもしれない。日頃お世話になっている同僚からの頂き物なのでしっかり育てたい。

 

水の管理が結構難しいらしいコルクにつけているDen. anosmum (Den. superbum)は今年花芽が出ていないので青くなっている。これが咲かないとかみさんの機嫌が悪い。「サクマ式ドロップの香り」と評される甘い香りは大変好評で、この株だけはたっぷり咲いて欲しいのだが、いかんせんデンドロ下手の私にはどうしていいのかよくわからない。どうも今年は霧吹きで水を与えすぎたらしいなあ、と反省している。

 

蘭の画像検索というページを作成した。時々検索サイトでの画像の順位を確認するため。

サイトのほとんどのページに相互にリンクを強化した行「トップページ 日誌 蘭のリスト 画像掲示板  掲示板 蘭の迷宮」を上下に入れた。これでページ間をひょいひょい動けるようにした。

 

本日は仕事のしすぎでへろへろになっていた。たいへんよいこともあったが、悪いこともたっぷりあって、まことに振幅の激しい一日だった。天国と地獄のどちらかといえば、天国にいるらしいのだが、大層忙しい天国もあったものである。

 

かつて読んだハインリッヒ・ハラー著「チベットでの7年」(角川文庫)はものすごく面白かった。ノンフィクションの名著である。ブラッドピット主演の同名の映画もいいが、やはり原作をお薦めしたい。

 

3月17日(月)

そりゃそうとIさん、神戸蘭友会の蘭展が20日からですって。どうします?

 

蘭友に宿題をもらってしまった。Den. tortile デンドロビウム・トルチレはどう育てるのか?。

さあ・・・。

よくよくわかっていればあれほどの巨大バルブをつけて差し上げたりはしないだろう。わかっていればものすごい花がくることはわかっていた。うーん、さぞかしすごい開花だろう。買ったときはすごかった。ええ、これが400円だとお!なにいぃ、いやん、そんなバカな、と思ったくらいすごい株だった。それに輪をかけてすごいバルブがぼっこぼこについたスペシャルな株に成長したのだがいかんせんどうやったら花が出るのかよくわからない。多量にあるバルブにお情けで開花してくれたときは嬉しかった。感動した。育つことは育つ。だから質問の答えとしては。

ふつうにやれば・・・。

としか答えようがない。そこから進んでどうすれば花がくるのか?。それが知りたい。しりたーい。本当はそういう質問だったのではないか。気分としては、そう、宝の箱をどうやって開けたらいいのか。

そういえば頂き物のデンドロビウム・トルチレ?がある。どこからみてもトルチレというバルブだからトルチレなのだろう。このトルチレにどうやって咲いていただくか。蘭友と私に突きつけられた課題なのであった。

原種デンドロにはさっぱり分からないものが多い。勉強不足ということもある。なぜかデンドロの勉強をしようとすると眠くなる。デンドロの勉強だけは何故か出来ない。このためデンドロビウム・ピエラルディイデンドロビウム アフィラムデンドロビウム・カピツリフォラムデンドロビウム・クリセウムデンドロビウム・ユニクム デンドロビウム・セナイル等を枯らしてしまった。ごめんよ、ゆるしてくれぇ。

まあそういうトラウマを乗り越えて、デンドロ原種を枯らさない方法についても検討したい。でもまあ具体的にどうするのかねえ。

 

考え方を変えてみる。枯れるのは、うちで提供できる環境に合っていないからだ。合わないもの合わせられるだろうか。わかっていれば合わせられるのか。はじめから結構無理ということがあり得るのではないか。冬場12℃を要求されていたらどうなるだろうか。まず無理だ。デンドロだからといって低温に耐えるものばかりではない。外のセッコクのマイナス5℃から、最低18℃なんていうものまでいろいろだ。デンドロだからと気安く手に入れていたが、相手を甘く見すぎていたのではないか。温室がなければ無理というものもあったのではないだろうか。

水の管理が結構難しいという点も見逃せない。コルクにつけているDen. anosmum (Den. superbum)を鉢に植えたらどういうことになるのだろうか。たぶん根がくさったりするのではないだろうか。そういう種を鉢植えにしていた例が多かったのではないか。きっちりからからに乾かないとだめという種もあるそうだ。ほかのイージーな蘭と一緒に管理していては、水のやりすぎで花がつかなかったり悪くすると腐らせてしまうということがあり得る。

デンドロ原種は、生育範囲がとてつもなく広く、それゆえ生育環境が恐ろしく異なっている。砂漠のようなところもあれば、常春の湿り気いっぱいの場所、夏冬の気温差が40℃近い日本のようなところもある。亜属でわけてそれぞれの管理条件と方法をしっかり理解して手を出さなければならないと思う。たぶんいままで楽なものばかり手がけてきたのではないかと思えるほど原種は勉強と準備が必要なのではないだろうか。

その結果として、枯らすくらいなら、あきらめる、やめておく、育てられる範囲で選ぶ、という入手の仕方がうちにはあっているのだと思う。

 

話を咲いてもらうということに戻す。バルブが充実している場合の対処法として、次の手が考えられる。

寒さに当てる:5℃とか10℃とか、通常の生育温度より低めにして、日光は当てる。

リンカリ肥料をやる:開花促進用肥料というのがある。

乾かしてみる:2週間水をやらないとか。

しかしながら、必要な時期に行わなければならないということがあり、手遅れ、ということもありうる。難しいですねえ。

 

トルチレに関して調べてみると、冬に長期間水や肥料をやらない時期があるのだそうだ。新芽が出るまで極力水をやらないというようなことが英語で書いてあった様な気がする。もう冬じゃないから手遅れだろうか。咲くのは葉のないバルブだから、そういうバルブがないと元々咲かない。

 

3月16日(日)

日本大賞の会場にこれまでの日本大賞の紹介展示があり、その画像がでてきた。そのなかにBlc.Chia Lin ‘Shin Shyn’(個体名は「シンシ」と表記されていた)の作出者が紹介されていた。延安蘭園(台湾)の黄?(偉の字のイを王に)薫という方だそうだ。なんでも外国人唯一の大賞受賞者だそうな。まあ外国から蘭を持ってくるのはたいへんだわなあ。カトレアの日本大賞はロディゲシーとこの株のみではなかったろうか。まあ何にせよありがたいお花であった。

 

名古屋でフラワードームという大規模都市蘭展が開かれているようである。ココロが騒ぐが、小遣いも乏しいし、休養は大事だからおとなしくしていよう。

 

庭で水やりをしていたら、カトレア・ルデマニアナに花芽を見つけた。Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSは花芽が3バルブに見られる。花芽がしけたナゴランに別に花芽が出てきた。

 

ご案内:村上園芸 展示会のご案内 

ところ:ダイキEX坂店082-886-3572 

とき:3月19日(水)〜23日(日)

あのBlc.Chia Lin ‘Shin Shyn’Paph. primulinumDen. griffithianumDen.Rainbow DanceC. harrisonianaを買った村上園芸の展示会

 

村上園芸にゆくと、親切な村上社長にいろいろ蘭について教えてもらえる。これと村上園芸で購入したBlc.Chia Lin ‘Shin Shyn’等種々の蘭に感謝して葉書をもらったら案内を出そうと思った次第。

ダイキEX坂ってどこだろう?。広島県安芸郡坂町平成ケ浜2丁目1-48?さっぱりわからないので勝手にリンクをつけて置いた。

 

 

3月15日(土)Blc. Bryce Canyon ' Splendiferous ' AM/AOS × Lc. Trick or Treat及びDen. kingianum?開花

Blc. Bryce Canyon ' Splendiferous ' AM/AOS × Lc. Trick or Treat及びDen. kingianum?が開花した(33-34)。

 

昨夜蘭友から小包が届いて、みるとなんやかんや蘭関連の情報だのいろいろ嬉しいものが入っていた。

以前蘭の本を送るという約束をしていたので家中を片づけて捜索し、これぞと思う本を詰め込んで、Den. moniliforme の高芽つきで発送した。日曜の夜には届くのだろうか。

そのあとHPを更新しつつ、送っていただいた箱を片づけようとしたところ中からころりと花付きのDen. Rainbow Danceが出てきた。げっ、気がつかなかったのか。あぶなかったなあ。以前にいただいていたDen. Rainbow Danceは高芽だらけになってしまったと書いていたので送って下さったのかもしれない。だが、昨日みると高芽の先につぼみが出ていたのである。ありがたく頂戴して大事に育てよう。この種はいずれDen.Rainbow Danceぐらいに咲く。

 

C.intermedia var alba?は手当の甲斐なくご臨終となってしまった。ご遺体を庭の茂みに投げる。この冬はPaph.?'Wine Red'も枯れてしまった。枯れました届けは2月17日にまとめて処理されている。この2株のお気に入りが枯れたことでけっこう打撃を受けた。カトレアが枯れることはまれで、それが強健かつ最も古株であったということは「なんかおかしい。祟られているのでは」というようなことを考えさせるのであった。世話人はどちらかといえば迷信深いほうで、「台所には台所のカミサマがいるから流しで蘭の鉢にみずをやってはいけない」と考えてしまうタイプである。ネット上で広く蘭の自慢をしてしまうため、見た人の中には「ち、面白くない、そんな花で自慢するな」ということを感じる人もいるかもしれない。そういう思念が蘭を枯らしてしまう、というようなことはないんだろうか。よくテレビを見ていて「こいつ!」と憎々しく思えた人物がえらいめにあって悲惨な末路をたどるということがあるので、「ひょっとして人間の思念というのはそういう作用があるのかもしれないぞ。ないとは言い切れないよねえ。こりゃあ注意するに越したことはない」、と思うようになった。それゆえ、蘭が枯れたのは自分の世話のヘタもあり、かつまた己の不徳の招いたこと、ということを思って反省するのであった。

以下は単なる迷信である。日頃思うのは、人を悪く思ってその人が悪い作用を及ぼされた場合、悪い作用を及ぼす思念を送った人はどうなるのか、ということであった。力学には作用反作用の法則というのがあるから、人を恨んでどうこうした分だけ反作用を受けてろくでもない目にあうというふうに考えてしまう。「人を呪わば穴二つ」というやつである。なにごとも悪く思うと損をするということだろうか。

むかむかしている頭は使っているところが脳の下等な部分なので頭が悪くなるという作用はあるかもしれない。「むかつく」というのは思考停止のうめきである。解決方法がわからず腹が立つ、ということを述べているのだ。

 

 日本大賞2008の画像整理がのこり300を切った。ここまでくると終わりが見えたという気がする。なにをやっておるのだろうか、と疑問に思わないではない。妙に暗い画像も多かった。

 

 本日快晴で、パフィオの撮影などいろいろ撮影していると、真っ青な空にくっきりとパフィオが浮かび上がり「シャバダーァ♪」(娑婆だぁ)とつぶやいているようで実によろしい。これは壁紙にしよう。うーん、いいっすねえ。

 

 

3月14日(金)コチョウランCakeピンク及びセミアルバ開花

コチョウランのCakeのピンク及びセミアルバが開花した(31-32)。寒さでつぼみをいくつも落としながらも開花にこぎ着けた。

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は(うわ、すげえなこの画像は)開花37日目で5週間経過。さすがにそろそろ終わりなのか、リップから痛み始めているらしい。ドーサルはまだぴんとしている。

 

 

3月13日(木)

コチョウランのCakeのピンクもほころびはじめた。

 

3月12日(水)

画像でぐわーっとページを作ってもコメントをせずに置くとちゃっちゃと見て終わり、という感じで作る方も見る方も今ひとつ物足りないと思う。

 

コチョウランCakeの白花がほころんでいる。

 

 

3月11日(火)なんかエピデンドラム開花

なんかエピデンドラムが開花(30)した。れっきとした1株なのだが、Epi. ‘Nakazato’ にそっくりである。まったく覚えがないのだが分家なのだろうか。分家だとすると高速増殖蘭というほかはない発展ぶりだ。Epi. Pretty Lady ‘Misumi’(2007年5月6日 I氏よりいただく)という説もある。

 

名札もどこかいってしまっている。姿も花もよく似ている。こちらは花茎が4本あり、本家は6本ある。2号プラポットから結構大きく生えている。でかいほうを人にあげようなどと考えてみている。この手のエピデンドラムはプラポットがぴったりである。素焼きだとどうも調子が悪い。

以前526日連続で開花した赤いエピデンドラムEpi. ‘Hanakoujou’があったが、水はけが恐ろしく悪いプラポットに植えられていた。連続開花記録が途絶えるのを嫌って買ってきたままの沼地のような植え付けで2年少々ひっぱったのである。植え替えてから水はけがよくなったためかかつてのような超長期間の開花はしなくなったのが残念だ。

そういうわけで「沼地植え」というずぶずぶじめじめ植えをしたいと思うのだがどうやったものだろうか。

Epi. sophronitis var. Verithiiなどもやたらしょっちゅう長期間開花してくれるうえ、丈夫でよく増える。蘭をやってみたい初心者がこういう株に当たると大変嬉しいのではないだろうか。「沼地植え」でいいのであればやれ通気性だ、根の健康だ、等と言うことを考えなくてもしょっちゅう咲いてくれるわけである。案外エピデンドラムこそが初心者おすすめの蘭かもしれない。

Epi. Eagle Valley ‘Orange King’は、リップらしいものがないという一風変わったエピデンだったけれどもあまり増えなかった。育てやすくはあった。

最初に手に入れたのはEpi.「キャンディベル」だった。このころは素焼きがいいと信じていたため少々弱らせてしまった思い出がある。

エピデンドラムは花が終わったものが500円ほどで、ホームセンターでよく見かけるため入手しやすい。寄せ植えなどはプラポットに水苔ゆるめでよく湿るようにして植えるとよく咲いてくれるのではないだろうか。

 

コチョウランCakeのつぼみがまもなく開花というのに、中心部が不調になっているのか新しい葉がすぽっととれてしまった。咲くのか枯れるのかはたまた子株が出るのか。古い葉は立派に見えるが中心部があかんようになると瓦解するのがコチョウランの難儀なところである。

 

 

3月10日(月)Paph. gratrixianum?開花

Paph. gratrixianum?開花(29)。2008年パフィオ5連ちゃんの2株目。

 

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は開花33日で5週目に入った。

 

いつも思うのはHPの容量が手狭なことである。本来の出力を1/10に落としている。引っ越しを考えつつも、結局枝サイトを作るにとどまっているのだった。最近とみに増えているトップページの画像はそちらにアーカイブしている。だが、GIFアニメが動かないなど種々問題もある。

「ブログはどうですか?」と言われた。「う、うん、そうねえ」とはいっていたが内心は「ブログわかんねー」のである。ブログはなぜ写真が小さいのだろうか。でかい写真でどーんといきたいところはどうしたらいいのだろうか。よけいな余白が左右にあったり、レイアウトがお仕着せで、好き勝手したい場合はどうして良いのか分からない。見る人がどこになにがあるのか、どこまでいったら果てがあるのか、「なんなんだこのサイトの奥深さは!」というサイトにしたかったのである。「おほほほ、全部打ち出しましたことよ、A4で2000p」(え!?まじかよ)というすごい人もいたが、こっちも負けじと迷宮サイト蘭の迷宮を構築中である。でもまあ全部合わせても240MBほどで、CD1枚にしかならんのだった。さすがにネット上にあるよりもHDDにあるほうが閲覧は楽だ。

蘭の迷宮週刊蘭にはとてつもないページがあって、メモリが足りなくなりそうなほど巨大で、スクロールをいくらやってもなかなか見終わらず、げんなりするほど蘭の画像を楽しめるのだった。でも蘭の写真というものはふんふんと見て行けばあっというまではある。やはりある種なんらかのコメントをのべることが対象への興味をかきたてるのではないだろうか。

 

3月9日(日)

天気がよろしいので外に出してよく日に当てた。クロッカスがよく咲いている。クロッカスは毎年きっちり同じ場所で花を増やして咲いてくれる。

いろいろ撮影はしておいた。

 

この冬は室内水やりを1度しかしていない。以前は週の半ばで水をやらなければと思いこんでいた。風呂場にもっていって湯をかけ、床をべちゃべちゃにしていたこともあった。このところ、ものぐさになったため土日に外で冷水をぶっかけるだけである。HB101をぱっぱと50Lポリバケツにふりかけ、10Lジョウロでぶっかける。うわ、今日のは氷が浮かんでいる。小山内博著「生活習慣病に克つ新常識 まずは朝食を抜く!」(新潮新書)の「かわいい子には冷水浴を」ではないが、人間様にはよくても蘭はたまったものではないだろうなあ。この本はおおむね納得行く説明で健康法について解説されているものの、ちょっとまねできないなあ、というメタボな気持ちまでは払拭してくれないのであった。健康は結局ココロが左右するのである。身もココロもデブはデブ。

 

画像整理でのこり648枚となった。ん?2週間も経っている?。

 

3月8日(土)

画像整理を延々やってのこり750枚まできた。半分は過ぎた。800枚中選抜されて残ったのは323枚だった。全体でざっと600枚が残るだろうか。2001年の日本大賞の際は2回行って600枚だった。カメラの性能が上がったと言うことなのだろう。2回は行かないと片づかないというか、やり残しが多すぎたなあと思う。仕事の帰りに寄るべきであったか。

2001年の画像をみていると、画像のストックが膨大だなあ、と思う。週刊蘭という変なページがあってこちらのほうに多量に垂れ流しているのだが、ものすごい量の画像を流せるということがわかる。問題はパルス回線の遅さで、まあのんびりやりましょうとは思う。蘭・自・慢は2006年に作って以来改訂していない。これを改訂するとすごい作業になる。1年少々のあいだに蘭がそうとうがんばってすごい画像を残しているからだ。

 

 

3月7日(金)

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は30日を咲き切った。これほどの大輪がそんなにもつものだろうかと驚く。5週目もあるかもしれない。遠目には弱った様子はない。香りは朝方草臭くて昼間はまだ芳香というレベルを保っている。

 

3月6日(木)

Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSにつぼみが出た。この株は2つある。いつも律儀に咲いてくれる。カトレアがあれやこれやとよく続いている。現在も6株が咲いていることになる。

 

エピデンドラム・ペントティス に花芽らしいものが3つのバルブにでてきた。長いことどんな花が咲くのか謎のエンシクリアっぽいバルブの大きな株だった。いつの間にかバルブが10本以上ある大きな株になっていた。

 

Pleurothallis grobyi はスペクタクルである。素晴らしい。2号鉢で大変なボリュームだ。花のかわいらしいことと言ったらない。プレウロタリスにはまってみようか等と思う。

 

 

3月5日(水)Den. Bizen ‘Akebono’開花

デンドロビウム・ビゼン’あけぼの’開花(28)。おかしい。この個体名をつけてネットで検索するとピンクの花がでてくるが、現物はあまり見かけない黄色で、香りもよろしい。花付きがよくて、律儀につぼみがたくさん出てくる。こんなに律儀なノビル系を見たことがない。ノビル系というと「こんなはずじゃなかった」という感じで立派なバルブに花が6つとか、花が出なかったところからあとで高芽がでて株がやたらふえるとかいままでさんざんへたをこいてきたのであった。2006年に育ったバルブが2008年に咲いた。2006年のバルブは途中で折れてしまい、おれたまま、2005年のバルブにくくりつけて立たせ、それでも根性で咲いてくれた。2007年のバルブは2本あり、来年は大層立派な開花になるだろう。新芽は1つみえる。このデンドロは今後も楽しみだ。

 

3月4日(火)Blc. Almakee ‘Tip Malee’開花

Blc. Almakee ‘Tip Malee’開花(27)。

 

 パフィオの開花中1,つぼみ2、花芽2という結構な状態になっている。パフィオに走ってみようかと思わないではない。

 

 Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’は、2月7日の開花以来まもなく1ヶ月になろうかという状態である。すごい、あんな大輪が1ヶ月保つか?。やはり置き場所は重要だ。日の差す広いオフィスのような環境が蘭の花もちに寄与するのである。見た目はほとんど変化なしに相変わらずゴージャスなままなのでほぼ確実に30日間咲いてくれそうである。いやー、よかった。これからの11ヶ月間気合いを入れて育てよう。

 

3月3日(月)

Blc. Almakee ‘Tip Malee’がほころんできた。

 

3月2日(日)

Blc. Almakee ‘Tip Malee’がまもなく開花である。通称「あれま、きゃー、ちょっと待って!」というバスに置いてゆかれそうな名前なので、この花のことを考えるとJRが遅れてバスに置いてゆかれないか心配になるのだった。今回はつぼみが1つ。湿度と急激な温度変化に気をつけておきたい。

 

画像整理をしてのこり1100になった。まだ全貌をつかんでいない。こういう楽しみだか重労働だか分からないような作業は当分続く。

思い出してみるのだが、東京ドームの現場で撮影中12時頃に、カメラの撮影モード選択が「運動会モード」らしきものになっていることに気がついた。「やっべー。あちゃー。へたこいた。」などといってその場でへたり込んだ後しばらく踊っていた。画像のほうは色が少々さえなかった。

1分間16枚取っている(4秒1枚)という撮影ペースの時間があることがわかった。

カメラはミノルタのディマージュなんとかいうやつで、「望遠ってのはぼやけてぶれるものだ」という認識でいたのであるが、今回結構撮影できていて驚く。ファイルの解像度がいつのまにか私のけちけちモード100kBから300kBまで格上げになっていた。かみさんのカメラだから文句は言えないが、おかげで画質までよくなったような気がする。あれやこれやの幸運が重なって楽しい写真が撮れているのであるが、いかんせん体力と時間のかねあいでたった1600枚しか撮れなかった(うち数百枚がラベル)。2001年に2回入場分をあわせて1600枚だったらしいから、よしとするのだろう。

500枚処理したあと残った画像は221枚だった。比較的高い歩留まりだ。

 

蘭屋さんのデータを収集したのであるが、これを公開するのは個人情報保護法の観点からどうなのだろうか、などと考えてしまうのであった。たぶん問題ないのだろうが、いちいち許可を取る必要があるのだろうか。すでに公開されている情報だからいいのだろうか。そういうことをこのサイトでする意味があるのか。とはいえ、このリストの作成中、思いがけず近くに未知の蘭屋さんを発見していたのであった。

そもそも個人情報保護法のおかげで日本人は集団で集まってなにかしら行動を取るというようなことができなくなったんじゃないだろうか、と思う。ケータイやられたら身動きできないのではないか。もっとも行動力が低い国民ということになっていないのでしょうか。

 

 近所の山の未踏峰に行ってきた。周辺の山はあらかた巡り歩いたことになる。歩いてぼーっと考える時間なのだろうが、途中足場がめちゃめちゃわるい谷に落ち込んでカメラを壊しそうになって大変だった。

 

3月1日(土)

 Blc. Bryce Canyon ' Splendiferous ' AM/AOS × Lc. Trick or Treatにつぼみが出ていた。1花茎3個。買った時期から考えるに、1年に一回開花というペースだろうか。

 

 水やりをしていると、パフィオペディラム デレナティに花芽、Paph.Deperle(delenatii x primulinum) にも花芽3つが見えた。

 

 Paph. primulinum var. purprascensが開花。昨年の花茎から続きで開花。

 

 Paph. gratrixianum?の開花がまもなくだ。個体名を’USS Enterprise’などとつけていたりする。あのドーサルがたまらん。

毎年咲いてくれるパフィオの強力なラインナップが出来つつあるなあ、と喜んでいる。

 

 

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