蘭馬鹿日誌2013年および更新記録
ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔
連続有蘭花日数
4277日(2013/5/12)
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2013年4月30日(火)
天気は雨で寒い。とくになにもしない。
東京はいろいろな意味で世界一すばらしい都市だと思う。なので、オリンピックを開催して世界の皆さんに東京のすばらしさを知っていただくというのは意義があることだ。市井のおっさんが酒の席でいいそうなことを世界的に知られた新聞に拾われて記事にされ、その内容が結果として長年よい付き合いをしてきたトルコという国をふくめイスラム国家のことを「喧嘩ばかりしている」と発言したことになってしまったのはまことに残念です。これは痛い。
円安→株価上昇→賃金アップ→選挙→自民大勝→憲法改正手続きは「過半数」で→憲法改正しまくり→おもいっきり戦争、という流れがみえなくもない。実は大きなシナリオがあって、民主党政権時代から仕込があって、民主政権→政治主導→沖縄問題頓挫→財政赤字削減で経済低迷→原発問題で無力感→国民の閉塞感→自民政権・アベノミクス、とくるのだけれど、案外アベノミクスは覚せい剤で日本国民を「でへへへへ」という状態にして、猛犬中国に対峙するための作戦だったのかもしれないなあ、と思ったりもする。そういう深慮遠謀があっても悪くないのではないだろうか。
そりゃあれだけ敵視されて、ありもしない教科書問題でぎゃんぎゃん言われて、国民感情的には戦犯じゃないような人たちを「戦犯のいる靖国におまいりするな」とあっちのプロパガンダで文句を言われるように日本人が感じてしまえば、「あれから何年たってんのよ」と違う世代のこっちとしても先方から右傾化させられつつあるような。そのほうがたぶん先方にも都合がいいのだろうか。
2013年4月29日(月)
朝からいい天気でランを出して水遣りをした。つぼみもいろいろ、新芽もいろいろだ。蘭の成長期がやってくる。
育てたいと思ったマリーゴールドと朝顔の種をかってきて、ビニールポットに粒を数えて丁寧に植え付けた。マリーゴールドは庭の土のために植える。
出かけたスーパーで暇をもてあまして女性雑誌を手にとってめくってみた。服とバッグと化粧品の紹介で重たい雑誌が埋め尽くされていた。まったく知らない世界というのがあるのだなあ、と感心する。たぶん知らないことだらけだろう。まったく縁がないけれど、巨大な経済が存在するらしい。たとえば「バレッタ」という言葉を聞いたことがある。髪につけるものらしい。でも実物がどれかはわからない。どんなつづりかもわからない。
ゲームというものはインベーダーゲームを200円やって以来、MYSTや囲碁しかしらないので、ドラクエだのFFだのの話をラノベで読むと少々うらやましい。スペランカーなるゲームが3冊のラノベにほぼ同時期にでてきた。最近のラノベは、レトロゲームだの、ロールプレイングだの、ゲームの世界に入り込むといった内容を扱った作品が多いので、やたらとその手の用語が脳みそに流れ込んでくる。ゲームの世界は愛好者が多いだけのことはあって大層楽しそうな雰囲気ではある。まあある種大きな消費文化なのだろう。この世界も特有の専門用語にあふれている。
蘭ってのも実のところ専門用語がすごい。そういえば用語数3000語の「蘭事典」を作った記憶がある。一般人はラテン語なんか知らないだろうけど、結構数十単語ぐらいはそらんじていたりする。結構な数の品種名をつづれる。ハベナリアロドケイラデンドロビウムスペシオサムシンビジウムトラシアナムなどなど。並べると呪文みたいに聞こえるから、「おっさんそんな歳で中二病か」って思われそうだ。
まあ世の中いろんな愛好家がいるから、それぞれに本業をおろそかにしない程度にのめりこんで楽しむのは結構なことだと思う。ファッションにのめりこむ女性も畢竟わしらオタクとかわったことはない。なんの役に立つのかさっぱりわからないものに情熱を傾けている点は同じじゃないか。それこそがオタクだ。ただ、経済規模がオタクよりも大きいというだけで、オタクはオタクだ。
2013年4月28日(日)
朝からいい天気でランを出して水遣りをした。バルボが咲いていた。デンドロも2株開花した。
職場を少し覗きにいった。道中かみさんが聞くのでラノベを音読する。車の中で本を読みたいばっかりにそういうしんどいことをする。なぜ酔わないのか。本が面白いからだ。5回目にして240pの本を音読しきった。
毎日1冊はきつかったのだが、休日のおかげではかどり、これでなにやら1冊くらい備蓄が出来たようで、明日以降楽になりそうだ。
2012年10月4日に購入した中華パッドが充電不能になり、電源アダプタからも起動しなくなったため使用不能となった。ざっと半年か。ものすごく使い倒したのでもう未練はない。パットがなくてもやってゆける。電池だろう、たぶん。さすが中国製は脆い。
2010年10月3日に購入したネットブックは台湾製だが、充放電回数239回であるものの90分は電池で働く(新品時は180分くらい)。いまだにプレゼンでは重宝している。
とある開発中の電池は、1時間でフル充電、1時間でフル放電を1000回くりかえして容量維持率が89%だったという。
2013年4月27日(土)
午前中曇りがちだったがとりあえずぬくいので蘭を出した。つぼみはいろいろある。蘭はまだまだ安泰といえよう。このところ寒いので、新芽の活動は鈍いように見えるから植え替えは後半にやろう。
昨夜仕事から帰ってバスを降り、借りている畑に差し掛かったとき、暗がりに大きな花の影がみえた。チューリップの小球2000個を植えて太らせている畑に驚くようなでかい花が咲いていた。手折ってみると八重のチューリップで、手のひら大の大きさがあり、花びらの数がものすごく大きかった。家族も感嘆していた。品種は黄色い八重なのでホアンゴあたりではないだろうか。球根園芸館のチューリップデータベースで画像をみてみた。ホアンゴ、ヒチューナ、モンテカルロが黄色い八重として該当する(検索機能はない。そもそもチューリップデータベースがネット上で復旧しているかどうか忘れた。最近ネットみてないしなあ)。画像よりもっと大きくて花びらが多いような。450品種もあるので小球でこれほどの花が咲くとも思えないので、昨年の堀のがしが開花したものだと思える。それにしてもチューリップというのはすごい花があるのだなあ、と驚いた。
今年のチューリップ畑は豊作で、毎日花を5本つんできて部屋を飾れる程度にはぱかぱかチューリップが咲いていた。来年はさらに増殖するだろう。
そういえば連休なのか。読書漬けの日々なので連休も平日もあまり関係がない。朝寝ができるくらいだ。先月から高速で回り続けている読書脳は本日もフル稼働である。小遣いを使わない日がつづいて、物欲が極端に低下し、出かけたいところは職場と図書館、食べたいものもとくにはない。まあたぶんおそろしく心安らかな連休である。ついこのあいだまで若かった私は「せっかくの連休なんだから」と人ごみにまみれてうろうろし、無理にちゃりんこで遠出をしてみたり、少し値のはるものを買い、普段食べないものを食べ、夜更かしをして雑誌や映画をみていたりしていた。思い出してみるに、連休にはこれといって思い出がない。じたばたしてもできることなんて知れているのである。毎日やりたいことややるべきことをおもいっきりやっていると思えば別に連休だろうが平日だろうが変わったことはない。
ニュースを久しぶりに見るとなんか物騒なことになっているのだなあ。このタイミングで靖国ですか。これは策のある行動だと思いますねえ。腹くくってますよ。
2013年4月21日(日)
朝から寒かった。午後に気温が9℃だった。さらに夕方あられが降ってきた。
最近ろくにニュースも見ないので世間のことは良くわからない。テロは卑怯ではあるが、銃の乱射のほうがもっと病気の根が深いように思う。銃規制の法案がまた否決されたそうで。民意は8割が銃規制賛成なのに、全米ライフル協会のたかだか4億円ほどの献金ロビー活動でこういう事態になったというじゃないの。「アメリカという国は、企業の食い物にされている」といういつものお粗末な状況がくりかえされたようにみえる。ほんと仕組みの悪い国だ。一方日本は「待機児童を0にする」だなんてまあええ話じゃないですか。最近中国の影が薄いねえ。中国の景気が悪いので金の値段がさがっているとかなんとか。台湾と尖閣の話し合いをして勝負あったというところでしょうか。
このきつい一週間を振り返って。「真空ポンプのオイル抜き、洗浄剤いれてから回し、オイル交換で3台生き返った」というのが妙にうれしかった。あのくそ重たい真空ポンプを3台も!おれもなかなか捨てたもんじゃねえなあ。あの回らなくなっていたモーターがすんげえいい音してたしねえ。いやあ爽快だ(やってることは3K仕事だが)。
連休が迫ってきている。5月がまたおっかないなあ。
2013年4月20日(土)
午前中はうらうらしていたので蘭を出したが、午後から雨が降ってきたのでランを取り込んだ。
Cym.デボニアナムにつぼみつきはなめが2本でてきた。
デンドロが1株咲いた。マイナーな原種を掛け合わせた交配種だったかとおもう。
図書館から借りてきた 唐澤耕司著「ラン栽培入門」が、多くの属を網羅した栽培指導があり、写真も美しい素敵な本だった。2200円。どこかで見つけて手に入れたいものである。
新年度3週間目はまた輪をかけてきつかった。激戦の一週間で、金曜日に日課が吹っ飛んでしまった。毎日読書1冊が20日目にして途絶えてしまった(20冊は積み上げると30cmもあった)。ちょっとやりすぎとは思っていたが、なかなかとめられないもので、昨夜はたまたま面白くない本に当たってしまい、200pまで読んで力尽きてしまった。毎日300p近い本を1冊読むというのは勤め人にはきつい。あほが図書館から借りすぎて、スケジュール管理までしながら読み倒していたが、とうとう破綻したか。本日は「休む!さぼる!」という気分で過ごす。しかし、本日日課の勉強やら書き物をさぼって読んだため2冊読み終わり、3冊目をどうしようかとおもったが、このほかの日課の復旧にかかろう。なんか疲れることばかりしているなあ。
2013年4月14日(日)
村上園芸は18日から21日 ダイキ京都 宇治東店で蘭の展示会をなさるそうです。京都ってのはめずらしいですなあ。
本日は天候不順のためランを出さず。そろそろ更新でもとおもってとり溜めた画像をいじる。
4月に入り毎日1冊なにがしらか図書館から借りた本を読んでいるため娯楽が偏ってしまった。ブックオフにひさしぶりにいっても何も面白そうなものを見つけられなかった。漫画を読まなくなってしまった。書き物1時間(147日目)、勉強40分(21日目)、読書1冊(15日目)というほとんど日課になってしまったあれこれと仕事でもって結構きつい日々かもしれない。そのうちつづかなくなるのだろう。いつまでつづくものであろうか。
2013年4月13日(土)
5:33に淡路島を震源とするM6.0の地震で起こされる。めずらしく大きなゆれだったが時間が短いと思った。だれも被害を受けていなければよいが、と思いつつテレビをつける。このあたりは震度4だったらしい。
蘭を庭に出して写真撮影。庭のチューリップや水仙がきれいだ。
なんというかやたらときつい新年度の2週間であるなあ。手の腱鞘炎で2ヶ月往生したがなんとかうごくようになってひたすら作業をしていた。運動不足なのか長時間作業をしていると腰に来た。それにしても仕事がたくさんあったなあ。
2013年4月6日(土)
春の嵐で、蘭の手入れも出来ない。
この春も花は大変美しく咲いてくれた。庭も、畑も、野も、山も、街も、どこも大変美しい。
ジェットコースターのような新年度スタートのあと、ボーっと過ごす週末は心配事が山積みで実に気分が悪い。蘭をやってさぞかし能天気な著者だろうと世間には思われているだろうが、多分世間の人同様悩みと心配事にまみれたか弱い存在の1つにすぎないのである。優秀で心優しい同僚も激しい憂鬱に打ちのめされることがあるという。我々は逃げずに現実と闘うお年頃のおっさんたちであるから、自分らの頼りなさがよくわかっているのだ。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず、といいますなあ。心配はあらかじめまとめてやる。小さなことまで実にくよくよと最悪のことを考える。変化のあった事象を猜疑心にまみれて疑っていやなことを考え、その考えにさいなまれる。実になさけないおっさんの生活だ。だけど、失敗してからくよくよしても、遅い。やすきにながれて首がまわらなくなるような不自由さにとりこめられてからでは遅い。ちょっとひるんだばっかりにあとで莫大な手間をかけないとリカバーできなくなるよりは、いやな気分でも一歩でも踏み出す。よりよくすることを考えてくよくよしたほうが、しくじってからくよくよするよりは生活をよくできる。下手な手かもしれないが、方々に手は打った。それだけに心配はひとしおである。ほんと気分悪い。
「歩きスマホ」で検索してみた。やっぱあるのか、そういう言葉が。電車で座っているときスマホを操作する振動を読書をする私にひじで伝えてくる人に閉口していたが、最近では階段を降りながらスマホを操作し、歩く人たち全体の速度を2割減させるばかりでなく、あちらこちらの通路のトラフィックを妨害するまでになっている。「私はスマホの操作中ですから、あなたがよけてください」「そこのけそこのけスマホが通る」「横一列にならんで通行を妨げてさしあげますね」「ホームからおちたら助けてくださいね」。歩行中の注意義務を一方的に人に押し付けている。傍若無人とはまさにこの人たちのことを言うのであろう。まあ気温が上がってくるといらっとするもので、そのうち慣れる、かな?。
あのデバイスって論文書いたり、図作成したり、特許明細書いたり、パワーポイントでプレゼン作成とか、各種機器の操作やデータ取り込みには向かないよね。非力で、電池も1日しかもたないっていうし。毎秒どのくらいの情報が脳に届くの?。脳のやりたいことをどのくらい受け止められるの?。それは、使った金額に見合うようには見えない。月5000円あったらDVD100枚借りられるしなあ(そんなにみられないけど)。スマホを扱う人のスマホに使う時間はほぼすべて読書にあてている。読書の時間が削られるくらいなら、月5000円やるからスマホを使えといわれても断る。スマホと読書を比べたら、読書のほうが断然魅力的だ。ネットに本より面白いコンテンツはそうそうない。ネットは仕事を別にすれば本を探すツールに過ぎない。本に匹敵する面白いものは、リアルに存在する生活と仕事だとおもう。スマホを見つめるより、自分のまわりを見るほうが美しかったり面白く感じないだろうか。まあ人それぞれというのはよくわかっている。
斎藤貴男著「私がケータイを持たない理由」を読んだ。そこまで嫌わんでも、著作をなさるんだから使えばさぞ便利でしょうに、とおもう内容だった。私の場合は、誤差プラマイ15分の正確なハラ時計もあるし、電話をかける用事も、メールもうんざりするくらいパソコンで書いて、ネットの必要な情報は十分利用しているので、別に必要ないから持たないだけなのだけれど、著者のように忙しいと大変不利益をこうむるものらしい。ケータイというかスマホは「まだまだだな」というデバイスではあるけれど、もうしばらく進歩すればそこそこ使えるものになるのではないだろうか。
私の望むケータイ像:「そのままパソコンとして十分な機能をもつ。容量5TB。CPUは8石5GHz。メモリ16GB」「太陽電池による充電不要の省電力設計。ただし負荷が大きい際は外部電源を用いる」「ネット接続無料。月額使用料500円」「取り扱いに資格が要る。情報処理技術の免許を取りに行くとか」「脳波検出機能があって、「ソバは何科?」と思えば答えを調べて表示ないしイヤホンに答えを無線送信してくれる。また考えた文章を考えた相手に送信してくれる。通話は、念じた内容を機械内部で音声にしてやり取り可能とか」・・・でも、いろいろ考えてもあまり面白みはない。どこをどういじったら私にとって面白いスマホになるのであろうか。通勤途上でつかうのはじゃまくさい。ある程度大きさや重さがあるし落として壊しそうな気がする。そういうものを楽しくいじり倒すにはあるていど長い動機付けが必要なのだろう。読書脳が簡単には開発されないように、スマホ脳だって一朝一夕には開発されない。スマホには私のあずかり知らない、なにかしらの楽しみがあるのだろうなあ、とは思う。
そういえばプレステ3を買って3ヶ月ぐらいになるのだけれど、箱から出していない。28800円もしたのに実にもったいない。ラノベ読書に追われ、娯楽が多すぎてゲームにまでたどり着けない。ゲームを遂行する能力がない。10年で文献3000報を読む根気はあったが、MYSTをクリアーするのに5年もかかってしまった。そういうあれやこれやが「私がスマホを使えない理由」なのだろう。
そういう今風の能力っていうんですかねえ。で、スマホの能力って銭になんの?。スマホを勉強に使うとセンターで100点くらい点があがんの?。スマホってコミュニケーション能力あがるかなあ?。「世界一勉強しない日本の大学生」なんて本が出ているらしいけど、なんで?。高校生の6割が家庭学習時間0時間ってなんで?。スマホで多量のドキュメント読んだり、文書や英文かけるようになるの?。スマホでデータ解析できるの?。スマホが使えると就職や昇給に有利なの?。そもそもスマホって仕事の役に立つの?。スマホごっつうつこうてはる人は、その使用時間が将来的にくうてゆくためにどのくらい投資になってるか本でもだして教えて欲しい。
2013年4月5日(金)
特段蘭に動きはない。
デンファレトレイの場所を引っ越した。室内でありながら結構日当たりがよい。なかなかの新天地かもしれない。
汗だくの新年度の一週間が終わった。かつてない変化である。人が変わり場所が変わった。居室を移した。ひっこしたさきの広い部屋に一人なのは変わらず。詰め込んだモノの量がものすごい。静かだ。だが、毎日仕事がどんどこ現れてくる。肉体労働ありーの頭脳労働ありーの。本日はいきなりサブボスやら、ボスキャラがポップしてきやがった。こんなのと11月まで闘うのか。いきなり乱闘へ。こっちもレベルがあがっているがかなりきつい。昨年のすさまじい状況をはるかに超え、どうも今年度は例年の倍は仕事がありそうだ。この一年無事にやってゆけるだろうか。勘弁して欲しいなあ。
1月からこっち記憶が飛んでいるような。世間の様子がよくわからない。ニュースを見なくなって久しい。世間はともかく、逃げ場のない己の置かれたこの状況を何とかしなくてはならない。まあ花粉症でもなく、元気で頭も冴えているし、気分も悪くならないようにして乗り切ろう。
2013年3月29日(金)
特段蘭に動きはない。なんかエピデンっぽいカトレアが咲いていたような。やっとSlc.が終了。Blc.も終了。
波乱万丈の2012年度が終わった。もうぐったりだ。二日間風邪を引いていた。頭痛がして咳が出た。体の中ですぐに手配書でもまわったのか進入した細菌は24時間で御用となり、鎮圧された。年に何回か風邪を引くが、よほど抵抗力が強いのかシステムダウンとかフリーズとか、セーフモードで起動とかはない。風邪を引くと雑念が減って作業効率が上がるという現象も起きるほどだ。菌進入のアラートが明瞭にあがってくるので、いつもどおり仕事場などでぬくくしてじたばたしない、という防御姿勢をとる。
高いチーズは強烈な腐敗臭らしく家族に不評であるので、ひさしぶりに業務スーパーに行った際に普通の雪印チーズ350g398円を買ってきた。実に食べでがある。しかもうまい安い。もう今後はこれでいいじゃんとおもう。ネスレのチョコレート1kg548円も買ってきた。B5サイズの巨大チョコだ。この大きさがうれしい。切れ込みに沿って割ると16個に分けられる。かち割った1かけらが62gもあり、ガーナチョコ55g68円より安い34円であるが、味もよろしい。ただ難点はとっても塊が大きくて硬くて食べにくいということである。
2013年3月26日(火)
特段蘭に動きはない。週末はドライブがてら明石の村上園芸でも覗いてみたいなあ、などと思う。
蘭友からのメールで「Den.
amethystoglossum(資料画像)の花茎が13本もでて7本が咲いた」とのこと。しけた花茎がおしいのか、「次回は無加温でやってみたいけどどうでしょう」などと書かれている。いや、私などは花茎1本咲いただけで喜んでましたしねえ。すごいねえ、あこがれのアメジストグロッサで7本だなんてまあ。
そのデンドロを検索していてちらっと読んだ内容に「赤花のモスカタムとはめずらしいですね」というのがあった。アメジストグロッサ花茎7本に対抗できる我が家唯一の大株はその赤花のモスカタムなんですよ(2010年8月1日)。赤いかなあ。花が袋状で、どことなく雰囲気がパフィオのミクランサムやディレナティに似ている。ここ数年よく咲いてくれる。すげー高芽いっぱいあるので、増やして誰かにあげよう。
半額チーズを食う、という変な趣味が続いている。昨夜はフランス産ロックフォール100gを449円でゲット。本日も半額シールの貼られた未知のチーズを引っつかんでレジで514円といわれ絶句した。たけえチーズだなあ。値札がよく見えなかったので値段がわからなかった。値段をしっていたら手を出さなかっただろう。本日のチーズはフランス産マンステールという。「独特の風味を放つウオッシュタイプ。こってりとしたマイルドなコクがある」とあった。レジに並んでいる間に、この「風味」ってのは「臭気」のことだとぴんと来た。風味なんか放たないでしょ、ふつう。売っているほうとしては「かなりくさいですが、腐っているわけではありません。味はいいです」とは書けんでしょう。あからさまに家族が引くような香りだったが、二回目なので気にせずかぶりつく。カマンベールのとってもくさいやつといったら感じが伝わるだろうか。口の中のアンモニアの香りに鼻が麻痺したあたりから濃厚なうまみとねっとりとした食感が実に結構なチーズである。
こういう発酵食品ってなんとなく体によいような気がする。菌と共生する人類的な、本来的な食品との付き合い、みたいな。滅菌されたキレイなものばかり体に触れさせていると、いわゆるきちゃない外界と折り合いをつけてきた人類の体は調子が悪くなってアレルギーなどをしょっちゅう起したり、たまにやってくる外来の汚染物質にたやすくやられちゃったりするような気がする。うんこの3分の2は大腸菌で出来ているっていうじゃないですか。本来は外界から来た助っ人もいるんでしょうに。そういう外人選手の獲得なしにチームの戦力を維持するのは難しいんじゃないですかねえ。いや、いいたとえだなあ(^^;)。
著者は、この花粉の季節、毎朝杉林のさわやかな空気を胸いっぱいに吸い込んで「春ってすばらしい」とか言ってる原始人なんだけど、その朝会議に出たら私を除く全員マスクをしてましたねえ。まあいろいろ理由はあるのかもしれないけど、たとえば子供のころギョウチュウを腹に飼っていたとかね。誰しもギョウチュウがいて当たり前の時代があったんですが、いまじゃ大変珍しいらしい。それから、いい年して土いじりで泥まみれになるし、こうやって菌いっぱいの食品を好んで食べるというわけで、免疫機能の外敵にはことかかない。そんなこんなでインフルエンザらしいものには2001年以来罹患せず、風邪で休んだことは勤め人になってから一度もなかった。まあ最近運動が足りないのでちょっと腰痛がでるようになった。チーズさがしがてら少々歩いたほうがいいかもしれない。
なんというか、あまりお金を使わないでいても結局しょーもないことでお金は出て行ったりするので、100g500円は高い、とおもうのだけれど、「なんじゃこりゃあ」という腐敗臭のする食べ物をおいしくいただくという変な体験をしてみると、なかなか有意義な500円だったかなあ、と思う。
2013年3月25日(月)
土日日誌が編集不能になっていた。ファイルが壊れたらしい。バックアップから復旧する。書いたものが飛ぶ、というような事故はありがたいことにあまりない。
村上園芸の展示会が兵庫県のダイキEX明石店で3月28-31日に開催されるとのことです。はがきをもらったので宣伝。
2013年3月22日(金)C.intermediaおよび知らないピンクのカトレア開花
トップページ(2013年3月21日)のLc.
Elcerritoがえらく決まっているなあ、と思う。この鉢はほぼ毎年開花する安定感のあるカトレアである。あまり増えない。かれこれ11年の付き合いになる。こういう画像を見ると蘭っていいなあ、とおもう。自画自賛のようだが、蘭がいいのであって、自分の写真の腕とかはデジカメ任せだし、10枚くらい撮ったもののなかでたまたまの光線の具合のよかったものがなんというか、ええなあ、という写真になってパソコン上に偶然現れるのである。今回の写真は久しぶりに、おおっ、っとおもうようなのが撮れた。自分で作っていて変な話だけどこのサイトのファンの一人という意識がある。蘭の魅力で13年間はまりつづけてきたのであった。まあ楽しくなければこんなにつづかないわなあ。
C.intermediaが開花した。
ぜんぜん覚えのないピンクのカトレアが咲いている。昔職場でもらったやつだろうか。結構前だなあ。4年くらい経っていたりして。
使ってみたWindows7って微妙だった。起動1分少々。画面は綺麗だ。なれれば結構なOSなのだろう。すこし便利かもしれない。1年後にお小遣いに余裕があったら家用に買ってこよう。
2013年3月21日(木)
村上園芸の展示会が広島県のダイキ川内店で3月21-24日に開催されるとのことです。はがきをもらったので宣伝。
蘭画像のストックが結構貯まっていたので更新をしよう。
カトレアが数えてみるとLc.エルセリト、Blc.パメラヘザリントン、Lc.赤、Slc、?、C.ロディゲシー、C.シュロデレー2株、8株も咲いていた。3株ほど40日間くらい咲いてくれているのがすごい。ミニカトレア(2013年2月11日 Slc.
Cosmo Beau)って40日も咲いているものだろうか。ロディゲシー(2013年3月3日 C. loddigesii)も今回はやたら長く咲いている。
デンファレも3月になって開花したものが1輪あり、つぼみも続々あがってきているので、花が一輪もなくなるという危機的状況は当分のあいだ回避されている。まあしっかり世話をしよう。
昨日10円で買って帰ったラノベについて書評を見た。読者も少なく、評も散々である。でも、アマゾンの星の数なんかは、少ないほうがかえって面白かったりするからなあ。でもなんというかはずしてそうなオーラがよくでている。こころなしか挿絵が下手こいているような。なにやら癖のありそうな作品ばかりつかんできたものだ。
最近書いたものを読み返してもあまり面白くない。これは書いている自分に面白みがないからであろう。仕事のしすぎだろうか。生活がワンパターンになっているからだろうか。日曜日に秋葉原を2時間もあるいて欲しいものが何一つなかったというのは、自分が相当に面白みのない生活をしているのではないかという疑いを持った。つまり今の自分は景気が悪いのではないだろうか。腱鞘炎で手を動かしていないので不景気になっているかもしれない。
普段と違うようなことをやってみようと思った。動作がどろーんとしてきたパソコンのシステムを再インストールしてやろうと昨日1000円で買ってきたHDD250GBを、稼動中のシステムHDDとつけかえて、そのマシン付属のWindows7ディスクを使ってインストールする。あまりにあっさりWindows7パソコンとして起動した。なんか楽になったなあ。しかも画面が妙にお上品で綺麗だ。これにOffice2003をインストールしてワードを起動したところで本日は時間切れになってしまった。もとのディスクに付け替えてXPを起動するとなんというか野暮ったく見えた。これで今後Windows7がどのようなものかテストすることが出来る。さまざまに使い倒してみて具合がよろしければ本格導入を図ろう。あと1年あるとはいえいずれはXpを去らねばならぬときが来るのであろう。
2013年3月20日(水)
休日だが、雨が降るので特に何もせず。
日曜日に歩いた東京御徒町界隈でシンビジウムのつぼみを見た。都会の冬は暖かいので越冬は容易なのだろう。立派なつぼみだった。
日月火と福島県に出張していた。かの原発まで50kmという場所。あちこち地割れや段差が出来たのだそうで、古い住宅がいろいろ倒壊したためか空き地が多い地区もあった。どこへ行こうが移動中からして仕事まみれだったので疲れた。日曜の移動だったので秋葉原に行ってHDDを買おうと思ったのだが、1TB3980円って前回日本橋で買ったときより1000円高いので見送る。500GBも探していたがこれも2980円と、前回日本橋でかったときより1000円高いので見送った。上野アメ横秋葉原アメ横上野と歩いたのだけれど、使ったお金はコインロッカー300円とカフェオレ136円のみ。結局、自分のために使ったお金は3日間でこれだけだった。なんというか、欲しいものがなくて寂しい。たぶん図書館から借り出す本で満ち足りているのだろう。
本日は、家族の用事に便乗して朝から駅に落としてもらい、仕事場に顔を出してから日本橋にHDDを探しに出かけた。500GBは2500円、1TBは3480円だった。大阪も500円値上がりしているが、東京のほうが高いのでさすがに東京のほうが需要が高いということなのだろうか。なんというか出物自体が少ないのだろう。500GBにこだわることもなかろうと250GB1000円と1TB3480円を買っておいた。なんというかパーツ屋さんが減ったなあとおもう。行きつけが2軒もへってしまった。スマホを買うか、パッドを買うか、新品のパソコンを買うか、というのが最近のトレンドなのだろう。パーツでパソコンをいじるというのはもはや少数派のホビーの世界なのだろう。儲からないから店も減るわけだ。
日本橋も秋葉原も萌え系の店が多い。いわゆるオタクの街ということだろうか。最近オタクというものが良くわからなくなってきた。まあおっさんにはどうでもいいことである。ラノベ好きのキモオヤジである私は日本橋に来ると必ずチェックすることにしているラノベ10円棚を本日も見に行ってきた。2006-2011年ごろの結構新しくて帯のついたラノベが10円で多く並んでいた。見たこともないタイトルである。日ごろ図書館で見かけるメジャーなタイトルを知悉していると、消えていった泡沫作品と思われるタイトルはわからない。そういう意味では、得がたいめずらしいラノベが並んでいるのだなあとおもって20冊も買ってしまった(2kg200円)。泡沫作品とはいえ、たまたま運悪く売れなかったそこそこいい作品かもしれない。売れないラノベを読めば売れるラノベがわかるような気もする。まあそんなことをわかったって私がラノベを書くわけじゃないんだからせんないことなのではあるが。また、こういうマイナーな作品を読めば図書館がつぼを押さえた蔵書をそろえているということがわかるかもしれない。図書館3箇所から借り出した15冊もあるので、もうラノベだらけである。ただ、買った本は図書館の締め切りのある本に追いまくられるのでなかなか読む機会がない、という馬鹿げた状況に陥ることが多い。
ラノベというのは基本的には非現実的な作り話ではある。ある種の制限が課せられているように感じる。たとえばセックスはない。これまで読んだ214冊中そのような記述は0だった。ある種その清潔さが受けているのだろうか。多分読者の心理にあまり負荷をかけないような配慮がなされている。それゆえに軽いのだろう。だから筒井康隆がラノベの振りして書いてみました的な「ビアンカオーバースタディ」を読めば、わざと逸脱している部分を楽しく読める。しかしラノベでの楽しさの追求には大変な努力が払われている。なんというか、ラノベというルールにのっとったゲームの良く出来た棋譜を味わうようなところがある。まあ慣れて読めば楽しく過ごすことが出来る。読む以前は、その現実との乖離を毛嫌いしていた時期もあったが、楽しみ方がわかればその質と量は莫大だし、調達コストが極めて安い。なんというか楽しいことに脳みそを使わないと脳内に悪い物質がたまりそうなので、楽しめるものなら無理やりにでも楽しんでおくほうがよいと考えるようになった。仕事にエネルギーを注ぎ込む量が増えるほどに、気をつけて楽しみの開発を行っている。
夜にいろいろな作業をしたのちに1TBHDDを取り付けた。簡単に繋がるので内蔵の扱いは楽だ。ブルーレイディスク40枚分の容量である。ブルーレイドライブはまだ5000円以上しているし、メディアは40円くらいする。ブルーレイに保存、というのは実に手間と時間をくいそうなのでだるい。世の中さほど容量を必要としなくなったように思うので、HDDの大容量化や価格低下はこの2年間停滞しているように見える。パソコン好きからするとちと寂しい。
2013年3月16日(土)カトレア2株開花
おなじみのC.シュロデレーとピンク色のカトレアが開花した。ピンクのカトレアって昔咲いてくれたような。色に見覚えがあるけどなんという名前だったか忘れている。
先週に引き続き、今週もそこそこぬくいのでランを庭に展開して日光にあてた。まだまだつぼみがあるので、蘭の花が途切れる心配は当分なさそうである。
クロッカスが咲いて、水仙もちらほらさいて、チューリップもつぼみがみえてきたものもある。もうすぐ春だなあ。最近気候が苛烈になってきて、4月から30℃真夏日、そこから10月までずっと夏ってのは勘弁して欲しい。
16年ぶりだったか自殺者が3万人を割り込んで27000人になったというニュースを見た。「がんばろう日本」効果なのだろうか。なかなかすごいことだと思う。自殺者がもっと少なくなるような社会にしたいと思う。「病気を苦に」というのがもっとも大きな要因であるそうな。山中先生効果なのかもしれない。
2013年3月13日(水)Den.
Gillieston Gold “Nathallie”開花
Den.
Gillieston Gold ‘Nathallie’が開花した。毎年咲いてくれるが、今年は花茎1本である。まいど結構いい写真が撮れる。
本日もチーズを半額で買った。毎日のように買って帰るので在庫がたまりつつある。一日50gは食べているだろうか。ちと多い。
しょっちゅう覗いている内容の優れたブログがある。まいどよくこれだけ調べて書くなあという濃い内容を面白おかしく、上手な間をいれて記述している。本日は、同級生をいじめて自殺に追いやった少年の写真やら、その母がPTA会長としてわが子をかばう内容の文章が掲載されていた。う、えぐ。ネットってえぐいなあ。そのブログのおじさんの気持ちもわかる。しかし、わが子を必死でかばう母の気持ちもわかる。そりゃその文章は人から後ろ指さされる内容かもしれないけど、母親にしてみれば必死だったんじゃないかなあ。親も同罪とみなされるのかもしれんけど、親は親、子は子とおもう。ネット社会ってのは忘れてくれないのだねえ。
「レベル上げ」という言葉を知った。川原礫著「ソードアートオンライン」の主人公キリトが、テレビアニメではさらっと述べられていてわからなかったが原作では、ゲームの仮想世界で地道な努力でさまざまな力をあげ、ポイントを稼ぐレベル上げをしている様子が描かれていた。ゲームの世界を知らないおっさんは思うのだけど、現実世界でもレベル上げすりゃいいじゃん、て思う。単語覚えたり、漢文やったり、古典単語やったり、化学式や構造式覚えたり、問題集絨毯爆撃したり、やることは山ほどある。やれば着実に点数は上がる。家庭学習時間が0時間の高校生諸君は、家にかえると4時間そういうことをやっても寝るまでにまだ4時間も自由時間がある。まいにち4時間はそういうレベル上げやってたけどなあ。そのほうがおもしろいって。センターの点数は年収に相関がありそうだが、取った点数に万円ってつけりゃはげみにもなるよ。
2013年3月12日(火)
仕事帰り、駅前の花屋でリカステを2鉢も売っていた。パフィオの花がたくさん生えている大株の鉢もうられていた。この花屋は蘭好きなのだろうか。ちょっと目が離せないねえ。
今年度は仕事が多かった。あきれるくらいいろいろあった。やっとけりがついたものが1つ。5年もかかった。
チーズにはまってしまった。なんというか体が必要とするものがわかるような気がする、といいつつあれやこれや食べては太るのである。まあチーズは体によいだろうぐらいに考えて、こじゃれたイカリ系列の食料品の店にある輸入のチーズが半額になるのを毎日ハゲタカのようにばっさばっさとうろつきまわって待っていたのだった。そういう出物の出現率はあまりおおくはない。チーズが食べたいと思って1週間経ったある日、600円のチーズが半額になっていた。3種類入ったセットを食べてみるとなんだか体が求めていたらしく大変美味に感じた。さらに翌日、「世界三大ブルーチーズセット」なるものも半額の300円になった。このブルーチーズというやつが濃厚なうまみで大変魅了された。ロックフォール(フランス)、スティルトン(イギリス)、ゴルゴンゾーラ・ピカンテ(イタリア)というセットだった。1かけら20gと小さなものだったけれど実に満足の行く内容だった。どれも臭くて、手に臭いがつき、そのにおいを好んで嗅ぐという変なおじさんになってしまうのである。味は、フルーティーで濃厚なうまみと程よい酸味で大変美味。しらべてみると「ブルーチーズには数多くの種類が存在するが、代表的なものはフランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラ、イングランドのスティルトンであり、これらを日本では俗に「世界三大ブルーチーズ」と呼ぶこともある。」とあったように、実につぼを押さえたセットだったようだ。「三大」って何が大きいんでしょうねえ。日本人の需要ってことですかねえ。
これに味をしめてデンマーク産のブルーチーズをサティで買ったのだが、100g298円とお徳だったけれど、かなりすっぱいチーズだった。一度に多くは食べられない。ちびりちびりと食べた。
週明けの月曜日もスーパーで半額チーズを探して、オランダ産ゴーダチーズ12ヶ月熟成半額304円をゲットした。これもたいそう美味だった。表面の皮に近いちょっとぼそぼそした部分はうまみは少ないが歯ごたえがおもしろかった。
本日は宝塚阪急を開拓し、大き目のチーズがごろごろしている売り場を見つけた。そこに1つだけ半額見切り品を発見した。イタリア産Taleggioタレッジオを買ってきた。100g半額で360円。カマンベールの中身のようなやわらかさと少し硬くて薄い皮がある。開けてみると結構くさいチーズで、ひょっとして腐っているのではとおもわせるものがある。手に臭いがつき、やはりそのにおいをいつまでもくんかくんか嗅いでしまうといういいかんじのチーズだった。やわらかくカマンベールに良く似ている。炭酸のようなぴりぴりした酸味があって実に不思議な味わいだ。やっぱりくさっているのではないだろうかとおもうのだが、これこそが発酵食品というものなのだろう。ここまでやるか、さすがイタリアとおもわせる。
いままで小遣をあまり自分のために使ってこなかったし、食べ物に凝ったこともなかったので、これはこれで楽しいものかもしれない。チーズハンティングはしばらく続くだろう。やたら通じがよいのがいいのかわるいのか。
2013年3月9日(土)マスデバリア購入
本日は大変暖かく、22℃くらいまでいったらしい。花粉とチャイナ粒子で遠くがかすんで見える。
ふと昔馴染みの宝塚園芸サービスにひさしぶりに立ち寄った。デフレ不況の風雪に耐え、という雰囲気があった。温室は変わらず蘭がいろいろあって香りが良く明るくて暖かだった。マスデバリア・PinkGirlなるものが1鉢だけ100円で売られていた。白状すると、我が家のマスデバリアは私の世話の悪さで全滅している。マスデバリアを扱う資格はない。ただ、なんというか、この鉢を買わなかったら処分されそうな安値なので、買って大事に育てて咲いてもらい、せめて画像だけでも得れば将来猛暑の夏が来ても生きた証しにはなるんじゃね?と思った。
もはや記録はしていないけれど、たくさん枯らしたような気がする。
それにしてもPinkGirlだなんてまあえろおやじっぽいネーミングセンスだ。
暖かくなったので畑にジャガイモを植えた。メークインの種芋が1kgで30個ほどもあった。なんというかいつも下手をこいているのだが、毎朝美しいジャガイモの葉っぱを見てから出勤するのは元気が出る。それが240円ほどなら安い投資だ。
2013年3月4日(月)デンファレ開花
寒さで調子が悪かったデンファレ一族の1株が意地を見せた。1つだけ残っていたつぼみが開花した。
更新はやっているけれど、ついアップロードをサボってしまう。
夏海公司著「なれる!SE」1-6巻すげー、と感激して同じ著者の作品を探し回ったところ、「葉桜が来た夏」1-5巻の存在を知った。周辺の図書館を検索しまくって見つけたが、手の届かない隣の市の図書館にだけあってがっかりしていた。古本市場やブックオフでそろえようと探し回ったがやっと1冊1巻を105円で入手しただけであった。半分読んで面白いけどコリャ今後入手が大変だろうなあと危惧していたらなぜか行きつけの川西図書館で全巻そろってあっさり見つかってしまった。おかしいなあ、確か検索したと思ったのだけれど、よくスキャンしていた棚に忽然と現れたように並んでいた。灯台下暗しだったようだ。まあありがたや。これで全部読める。
それにしてもラノベというのは人気があるようでいてそんなに普及しているわけでもないのか、マイナーな作品も多数ある。200冊読んだぐらいで通ぶることはできないが、知られざる名作はいろいろあるようだ。宝の山だとおもうのだけれど、世間ではさほど流行っているわけではない。推定埋蔵量500冊、かなあ。もってあと3年の趣味かもしれない。まあなんでもいいから娯楽を開発して楽しい気分で己を元気付け、仕事漬けにならないように気をつければいいのだ。
2013年3月3日(日)
本日はうらうらと日があるので、蘭のお手入れのついでに撮影をした。なかなか粒ぞろいのカトレアである。結構な画像が撮れた。
仕事のしすぎで腕がぶっ壊れたが、凝りにこったファイルもぶっこわれた。やりすぎはだめか。まいったなあ。
2013年3月2日(土)
蘭のお手入れ、とおもう休日になると寒波がきて雪が降ったりする。
2013年2月28日(木)
デンファレのつぼみが1つだけのこっていた。あとは寒さでしけてしまっていた。なんというか今年のデンファレの意地みたいな1輪だったが、しけずにほころんできた。咲いてくれればありがたい。
深海でレアアースが見つかったという話を聞いて考える。深海5000mの海の底からレアアースを含んだ泥をとってくるのがいかに大変かと思う。20年くらい前だったか、太平洋の海底にマンガン団塊というマンガン鉱のかたまりがごろごろしているのを掻っ攫ってこようというプロジェクトがあった。その団塊、別名ノジュールをもらって大事にしている。すごい資源量があるが、採算に見合うほど採れなかったので商売として成り立っていない。それがレアアースになったからといって30年前から検討しているものがすぐに出来るようになるとは思えないのだけどねえ。単純に考えると、泥を海水と一緒に吸い込んでという方法を思いつく。ノジュール(小石状の塊)よりはやりやすいかもしれない。そういうホースは5000mにもなるとお値段もすごいだろうか。ちょっと吸ったら吸い口を別の場所に移動したいだろうから、先端は車輪のついた台車にホースの口を乗せて、台車やらホースの先端は電気で動くようにする。深海の様子を撮影する有線カメラもいるなあ。5000mの電線ってまあ大変だろうなあ。吸い込んだ泥と海水は浚渫船に流し込んで、泥を沈殿させ、海水を捨てる。その浚渫船って日本まで1000kmくらいいったり来たりするわけで、そりゃまたそれで大変だろうなあと思う。そういう検討は始まったばかりだとするとものになるまでにまだまだかなりかかると思う。
実験室で1gぐらい合成して、すごい性能が出る、というような研究はいろいろある。ものすごく有望な技術といわれたそれを、1gのブツを10gにスケールアップするところで一苦労、1kgにするところでさらにいろいろな困難があり、実機に必要なのが50kgと聞いて気が遠くなり、産業として必要になるのは15000t、なんてことまで考えていると、もう合成装置の検討に1年、特許とって、論文かいて、プレス発表して、宣伝もして、お客がついて、企業と生産に乗り出し、安全性の検討などなんやかんやで5年くらいあっという間に経つ。その5年間競合する技術もいろいろ出てくるから、どうもあっちがいいみたい、となったらそこまでの検討はパーだ。それでもそういう技術にすがらず、開発者は己の技術を生かして、あの技術、この技術といろいろ育てる。しかし千三つ、つまり1000個やって3つあたり、というのが研究開発の世界だ。
レアアースの深海採取、ものになるといいねえ。
2013年2月27日(水)
大輪のカトレアがさきましたねえ。いやーけっこう。カトレア類が7種、リカステ、ほか2種が咲いている。つぼみも続々でてきている。
どうも体ががたがたのようだ。いろいろがたが来ている。もうトシだからなあ。気分だけは爽快という変な状況だ。いろいろひどいめにもあっているし、ろくでもない失敗もやらかしているのだが、気分だけはすかっとしている。どうも夏海公司著「なれる!SE」1-6巻を毎日1冊読んでいたためじゃないかとおもう。猛烈に面白かった。ラノベでは珍しいサラリーマン小説である。しかもシステムエンジニアとしての仕事が濃く描かれている。ただ、ラノベ的なぶっ飛び設定として、女子中学生にみえる凶暴な美少女上司とか、取引先やら同僚にむやみと綺麗な女性が多い、いわゆるラノベ特有のハーレム設定がなされている。ただ、仕事についてとっても真摯で、つぎつぎぶち当たる困難を見事に強烈なカタルシス感を伴って解決してゆく。おっさんとしてはものすごく好感がもてる作品になっているのである。この作者はほんとうまいとおもう。それゆえ、気分だけだけど困難に対する耐性が極めて高くなった状態にある。なんにせよ、読書というのは本当にすばらしいと、私はどや顔ふりまわして思う。しかし、このワーカホリック超人仕事漬け社畜小説の影響でがんばりすぎて体に無理が来た。日ごろ、集中して仕事の文章を書くための時間をパソコン画面にストップウオッチを表示させて作り出しているというようなことをしている。ボタンを押したらわき目も振らず集中だ、とばかりに没頭する。その時間を毎日集計して、さらに週ごとにまとめている。その集中時間の集計結果が週1000分を1年半ぶりに超えた(一日2時間程度)。人間集中してものを書くというのはそうそうできるもんじゃないということが記録をとると良くわかる。このところやたらはかどるのはいいが、腱鞘炎なのか腕がつかいものにならなくなってきた。まあおもいきりやりたいだけやってくたばるのならそれでもいいかと思う。まだまだ勝負はこれからだ。
このところ音楽をほとんど聴いていなかったが、昨夜Chopin Ballad No3 in A flat major Op47 演奏Vladimir Horowitzにはまった。
2013年2月26日(火)Blc.パメラフェザリントン “コロネーション”開花
今年は過去最高の3つぼみ阿修羅咲きを目指して最初のつぼみが開花した。
教育の改革で、道徳を教科に、っていうニュースがあったなあ。道徳っていうと、なんかえらそうな禿おやじがてめえのことは棚に上げて「まあその、そういうもんが、人の道というか徳というもんですよ」などとえらそうに能書きをたれる、というイメージがわく。なんか昭和っぽいしょっぱさがある。そんなだったらいっそ、「哲学」っていってやる。「幸福論」から始める。「そんなんでくよくよしてたら人生がもったいない」というところからはじめる。道徳というと、「なんかこっちばっか正しくても、悪いやつらにええようにされたら損じゃん」とか、「いじめっ子は道徳なんか鼻にも掛けないだろうなあ」、「先生はそんな道徳の話をしょっちゅう怒鳴り込んでくる○○さんのお母さんに言うべきだとおもいますっ」という「けっ、やってられっか」というイメージがある。そうじゃなくて、「知って得する感じのある」哲学はええんちゃう。日本の政治は哲学がない、「課長のの営業には哲学がない」などと、なにかっちゅうと「哲学がない」などといわれるよね。じゃあ哲学したらええじゃん。学校に通ってても哲学はならっていない。もったいないことだ。学校で「道徳の成績がよかった」、っていっても自慢にならんけど、「おれ、哲学クラスで1番だったんだ」というとなんかすげー箔がつくような気がしねえ。「うーん、その考え方、フッサールだね。でも僕は、ニーチェで攻めてみたいな」みたいなすかしたやろうが出てくるほうが学生らしくてよくないか。哲学ってのは「知への愛」だから、まさに若い人たちに今必要なことじゃないかとおもう。遊びすぎだろ学生。いまどき道徳ってのはどうもねえ。結局、いじめなんかしたら自分を落とすってことをわからせたいんでしょう。だったら、道徳で「だめだよ」、なんていってもわかりゃしない。むしろ、それは「良く生きる」ことに反していて自分の損だ、という哲学の考え方で気づかせるほうがええんちゃう。哲学をやった人間が世の中に増えたほうがいいとおもう。道徳って「中国製じゃん、孔子とかでしょ」って思われてんじゃない。そりゃ、子供らが素読してた時代ならまだしも、漢字読めない今時の学生にゃ荷が重いだろう。それより、世界あまねく数千年の厚みがある人類の知恵の宝庫、哲学のほうがよくね?。「アウフヘーベン」とか「超越論的還元」ってゲームの必殺技みたいでなんかカッコイー。「仁」っていわれても、爺さんが口臭を消すために口にほうりこむアラザンみたいな銀白色の丸粒、とか思っちゃう。論語って好きだけど、なんだかあまり使えそうなものを思い出せない。
あとでよく聞いてみたら小学校の話だった。
2013年2月24日(日)
今日もやたらと雪が降っている。シンビジウムやデンドロなど、別グループの水遣りを済ます。なにやらシンビジウムは雑草がやたらと鉢に生えているので草むしりをやった。春になったらちゃんと植え替えをしよう。
2013年2月23日(土)リカステ開花、変なの開花
あっというまに一週間経って、2週間ぶりに水遣りをしたいが雪が断続的に降る寒波の休日である。ぱっと出してぱっとやった。
昨日あたり白いリカステが開花した。えらく小さな株から小さな花が房状に咲いていたが、ラベルが判読できない。
ブラソレリオカトレア パメラヘザリントン ’コロネーション’( 2011年1月29日) のつぼみが3つ縦にならんでいて、こんな状態で咲いたら変だろうなあとやきもきしていたのだが、だんだん横に並び始めた。なんかでかいつぼみだ。
別のカトレアのつぼみが見える。なんとか3月も連続開花(4231日)で乗り切れそうだ。
献血から1週間を経過した。ありがたくも風邪を引かなかった。マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム」を見ると、年収200万円といわれる米国の飛行機のパイロット様は、家計の助けにするために血小板を売っておられるそうである。日本では血液を売ったりはしない。まあ「神の教えに反する」とまで言われるキャピタリズムに相容れない日本の哲学ってもんがあるから、献血は大事だ。たとえグリコ野菜プレッツェル45g1箱だろうが行く(^^;)しつこい。
今週は「中国軍がすげーサイバー攻撃を仕掛けてくる」と米国が文句を言っていた。「おまえらわしらにケンカ売っとるやろうが」とすごんでいるようにみえた。「米中サイバー戦争」とかいう本が出ているくらいだからそんなの昔からあるなあ、と思うのだけど、いまことさら言うからにはなんか作戦めいたものを感じるよね。「数億人を殺害し、近隣の国を併呑し、領土拡張の野心ぎとぎとで、世界経済でぶいぶい言わせる不徳な国家は驀進する発展をてこに10年以内に米国に代わって世界の覇権を握ろうとしている」、とどこかに書かれていたような。今のあの国に頂点に立っていただいてはぼくたちは豚のえさにされてしまうなあ、と確かに心配になる。んで、そんな国をあのアメリカが許すと思う?。「民主的で、公正な市場、人権を尊重する」国家にしようって思うよね。
そもそもインターネットの技術が、軍事技術としてアメリカで開発されたものだから、そのどこまでもがアメリカ人には良くわかっているだろうし、ものすごく研究がなされてきたんじゃないだろうか。なんたって日本の商売がアマゾンに勝てないってぐらいのものだ。まずもってアメリカのほうが一枚も2枚も上手だろう。本日は「マイクロソフトがなんかされたー、どうも手口から見てあの国らしいよー」って、まあそりゃどういうことをされたのかしらないけど、それってアメリカ人には真珠湾じゃないけどいい宣伝になっただろうねえ。なんか醸成されていますね。ぼくがあの国の指導者だったら、本当にちゃんと実力を付けるまでコワイ軍事大国に下手なちょっかいを出させるようなへまはさせませんよ。
MITとか出てる頭の切れるやつが結構なお給料もらってサイバー軍事をやっているからこそ、よその国の核施設を使い物にならなく出来るわけで、人口の5%の共産党じゃなきゃ出世できないあの国で少々天才が出てきてもあほらしくてアメリカにくるんじゃね。彼我の差は歴然としている。アマゾンに負けた日本だけど、中華なITに負けたことはないよね。あっちのサイバー軍師に孔明みたいなのがいないとは言わないけど、そういうのはまずビジネスにも出てきそうなものだが、居た?そんな人?。世界のぱちもん市場みたいなあの国でそんなイノベーションがあっただろうか。新幹線も満足に運行できないような国で。
映画「バトルシップ」では、リムパックだったかで、アメリカの軍艦と日本のイージス艦が出てきてエイリアンに挑んで、日米共同でなんかすげーさわやかにかっこよかった。あの日米のなかよしぶりはなんなのだろうか。国策映画かっておもっちゃったよ。よーし、この勢いでいくかー、という気分になってくるじゃないの。あの国ほんと戦争好きねえ、という映画でした。そんな国とやりたいかなあ。
また本日は最新鋭ステルス戦闘機の開発で不具合があった、という報道があった。これもかんぐればなんかの作戦かなあ、と思わないではない。先方に「やるならいまじゃね?」と思わせる作戦か。それとも始まったらしれっと投入する作戦か。あっちも戦闘機がステルス張り用のカーボン材料(たぶん日本製)が入手できなくて戦闘機がそろわないらしいが。だいたいうそついて北の国の用済み空母を買って来て配備なんてまあなんという寄せ集め感。そんなんで米国とやれるの?。
核実験の話もあったけれど、あれで儲かる国あるよね。矛が売れれば、盾も売れるよ。ミサイル防衛技術ってカネになるよね。核実験やって儲かるところからお金をもらっているってことはありそうだ。
まだかんぐると、竹島の日ね。日韓で仲の悪さを装っておいて、韓国をターゲットからはずさせておく、というもの。もちろん台湾にも見かけ上日台で仲が悪いようにみせておく。日露も実はそういう作戦だったりして。そんで、ことが起きて、原潜からのミサイル攻撃で海軍が全滅したあたりで、韓国、ロシア、台湾、インドが日米を支持、アフリカ諸国も寝返り、国連決議で袋叩き、政権崩壊のあとめでたく民主政権成立、というスケジュールになっていたりして。そうやって、日米中経済圏が出来ると相互の利益は計り知れないねえ。まあたいていそういう妄想は実現しないのですが。
米国がやると決めているのだったら、一連の流れはなるほどと思える。日本の自衛艦をうりうりとけしかけて、米国の原潜がせっせとデータを取っているんじゃないだろうか。あっちの軍はものすごく研究されていると思う。もちろんあっちのネットワークも恐ろしく研究されているだろう。米国は情報戦もお手の物だ。なにしろろくな証拠がなくても国民をうまくたきつけて戦争を仕掛ける国なのだ。本当に脱帽のうまさだ。儲かるからやると決めたらもうあの国をとめられるものはどこにもない。
インドも人口多い大国だけど、日本相手にすごんだりしないよね。あの国はまっとうな議会があるし。映画「ロボット」を見たけど、なんというか妙に明るくて面白かった。
2013年2月16日(土)
雪が断続的に降る寒波の休日である。ランの世話は寒いのでよす。
昨日献血に行ってからどろーんと過ごしている。献血というといままでいろいろ景品がついてきたので、はずかしながら景品目当てというところはあった。アルコールハンドジェルをもらってえらく好んで使っていた。正直期待していなかったといえばウソになるだろう。だが今回どうしたことか、水分補給にいただいたジュース2本とクッキーを止血時間に食べ、もらったものといえばグリコヤサイプレッツェル45g1箱だった。正直めっちゃ落胆した。貧血ではなかったが落胆のためへたり込んでしまいそうだった。
血って高いらしい。欲しくても買えない2TBのHDDがなんと2つも買えるほどの値段がするらしい。こういっちゃなんだけど、毎日1kgのみかんを食って抵抗力ばりばりの私の血液は、中性脂肪たっぷりの霜降5Aの最高級といっていいだろう。実際最高級ステーキ肉に匹敵する値段らしいが。輸血された人はV字曲線の回復ぶり間違いなし。それなのに原価はグリコヤサイプレッツェル45g1箱ということになる・・・。
まあ、世のため人のためだ。
献血をすると風邪を引きやすくなる、と感じたことがある。あくまでもそういう気分で、客観的事実ではない。しかしまあ、このたびは体力ぶりぶり、風邪もインフルエンザもぜんぜんひく気がせず少々血が減っても平気と判断したのである。
健康体であることの、「ノブレスオブリージュ」みたいなものか。
まあ正直ダイエットの一種だと思っていた。わずか20分で400gもやせられるのである。
でもなあ、グリコヤサイプレッツェル45g1箱とはねえ。なんか本日はぜんぜん仕事する気がおきねー。この損失がでかい。本日アルコールハンドジェルをコーナンで見かけた。半額で350円もする。どろーん。
この損失を図書館で取り返す。ラノベ3冊借りてきた。600円×3の本代が浮いた。毎日1冊ペースだ。まあ稼げるところで稼ごう。一ヶ月あたり18000円の本代がうく。この金額って血液400ccに近い値段のような・・・。一ヶ月の読書(ざっと90時間)は、グリコヤサイプレッツェル45g1箱(2分で食べ終わった)相当か・・・。まあまたゆこう、献血へ。
大学生の平均勉強時間は37分、という発表を見た。一週間0分という人の割合も結構あるそうな。夏海公司著「なれる!SE」の冒頭は、「平凡な人生を送るのは難しい」とあって、学業も大変なら、人間関係もしんどいし、食事となれば母のありがたみが思い知らされ、なんにでもお金がかかるということが骨身にしみて、苦労してやっとの思いで就職できた、というしんどそうな正社員の感慨からはじまっている。若い人は、社会へ出るときのあまりに高い障壁にまいってしまっているのだろうか、と思うことがある。
私の学業時代と修飾時代はバブル期にあたり、気分的にもそんな障壁は存在しなかった。多分当時の多くの若者が「なんとかなるよ」って明るく思っていた時代だ。だから現状の高校生、大学生は当時とはすごく雰囲気が違うと思う。がんばれば引き上げてくれる手がさしのべられた、そんな時代だった。いまは、「自己責任でどうぞ」という世の中である。
ラノベを読むとときどき「友達が少ない」「ぼっち」という言葉に出くわす。人と関係することが少なくなっているらしい。体罰やいじめというものは昔だってたっぷりあったのだけれど、関係が希薄な今日では、やられたほうはやられっぱなしになって時に極端な行動となって表出する。昔だったら関係が濃密なので、やられたら友達がカタキをとってくれたりもして、なんというかいろいろな反撃方法もあって、精神的なバランスがとれていた。だから今日噴出しているいろいろな問題の根っこは、関係の少なさが原因ではないかとみている。
関係の減少は何によりもたらされたかといえば、楽をしたいということが人々の動機として挙げられる。人付き合いを避けて自分の居心地のよいところに引っ込むことは楽だから誰しも我知らずそういう方向を志向するのである。それが対人能力の低下を招くのである。
対人能力は、仕事を取ってくる能力、仕事をつづける能力の根底をなしている。そういうのは小中高と学校へ行く間にある程度鍛えられる面があるものの、今日の学校の対人環境はかなり悪いようだ。どう悪いとも一概に言えないが、子供、親、先生はなかなかそれぞれに苦労をしている。一見して一部の人間の理不尽なわがままが通る甘い社会になっている。一人で暮らして大学に通うのであれば、たとえ勉強はさっぱりしていなくても対人能力はある程度鍛えられると考えれば、大学へ通う意義はあるかなあ、とは思う。ただ、今日、自分の居心地のいいところにひたすら引っ込んでゆこうとする傾向は憂慮すべきものがある。
アベノミクスがもてはやされている。これでみなさんがんばれるなら結構なことだと思うのだけれど、ここ10年日本人は借金だけつみあげて楽をすることを志向してきたように見える。このアベノミクスで、現状をなんとか変えよう、と思えばいいけど、苦しいから楽をしたいというのではその先はさらにつらい。この苦しい、という感覚は、弱くなったのでこれまで普通だったことが苦痛で出来なくなった、という部分があるように見える。大学生の勉強時間37分が、楽を追及した結果だとするなら、楽をするために必要な苦の消化は耐え難い量になることだろう。学生さんそんなに夢もチボーもないのだろうか。
2013年2月14日(木)カトレア・ロディゲシー開花
昨日カトレア・ロディゲシーと思われる白いカトレアが開花した。今年は1輪だ。手入れが悪かったのだろう。それでも咲いてくれたのがありがたい。
11月あたりから攻勢をかけてきた案件をついに攻略した。苦節4年。もう立ち上がれないかと思えるほど頓挫していた期間も長かった。まあうれしいとか達成感とかそういうものはない。この世に自分が切り開いた小さな世界が出来たというだけで、そこは岩だらけの荒涼とした場所のように感じられる。これからが大変で、もういい歳なのに先がおもいやられる。
やれやれ、と思っていると、敵の姦計に陥ったかのような戦友の苦境の知らせを聞いた。えー、なんでまたあんなすばらしい人材を冷遇するかなあ。頭にきた私は伝家の宝刀を抜いて敢然と立ち上がるのだった。「おのれめにものみせてくれるわぁ!」恐ろしいほどに筆が冴える。まあそういう気分でやっています。
まあ通勤中はラノベばかり読んでいる変なおっさんである。最近のラノベはどうしたのかというくらいなんかすごい。日本って最高っすね。こんなにすごいラノベが読めるのはこの国ぐらいっす。昨年の200冊読みで目玉が検査にひっかかってしまったが、どうにもとまらない今年は300冊くらいいってしまいそうだ。いろいろひどい目にあってもこういう楽しみがあるとなんとか乗り越えられるものだとおもう。
そういうラノベの世界は中国にはないそうである。ラノベの舞台になるようなクラブ活動ってものがないという。夜10時くらいまで勉強づけなのだそうだ。
ある分野での論文89報を集計したところ、1位中国のシェアは44%で2位日本は17%だった。中国を侮るなかれ、本当にがんばっているということを数字で実感した。これゆえ、やたらLiさん、Liuさん、Zhangさん、Wangさんの論文を読む羽目になるのだった(もうすこし苗字にバリエーションが欲しいところだ。欧米なんかほとんど重ならないのになあ)。こうやってがんばっている人たちがいるから発展しているので、今日の情勢をおもうにそういう人たちが気の毒ではある。文化大革命でもえらい先生方がえらいめにあって学問に空白期ができたようなことを聞いた。あれで30年遅れたとか。かの国は、無用に騒ぐ人たちがテレビに目だって映るけれど、まじめに一生懸命働いている人たちも日本人の人口以上、たぶん数億人はいると考えるのが妥当なところだと思う。
「東京大爆発」という名前の花火が春節に売り出されていたのを当局が「おまえら時節柄そりゃまずいだろう」と取り締まったというニュースが流れてきていた。これって「南京大虐殺」にかけてあるのだろうか。これをどう解釈したものかと思う。「本当にやるつもりなんだから変に警戒されたら作戦に支障をきたすだろうが!」ということなのか、「アメリカに包囲されつつあるんだから、下手に刺激してぼこぼこにされたらたまらんだろうが」なのか、国際情勢にうといのでわからない。日本企業は現地生産で、致命的な大気汚染から人命を守るために「北京大気浄」という名前かどうかしらんけど空気清浄機を増産しているそうじゃないの。やっぱり日本製よね、って売れているという。それなのに先方では「日本企業の生産活動により中国の大気汚染が深刻化したのだ」と言っているそうじゃないの。日本企業の徳の高さには孔子もびっくりだよ。
中国の富豪の17%がのちに豚箱にいれられたとの報道もあった。金持ちは目を付けられて、なんやかんや探られた挙句とっつかまるのだそうだ。マオさんの時代と全然かわってないなあ。そんなんで金持ちになってなにが楽しいわけ?「京都大金持」じゃないけど、ゆかしく富と文化が集積しているから世界で一番三ツ星レストランの密度というか、人口当たりの星の数が多いのであろう。わが国はそういう結構な国だから、かの国の金持ち同様嫌われているのかもしれない。
2013年2月12日(火)
Slc. Cosmo Beauを画像登録する作業をしていた。コピペするだけだが。歴代すごい画像が存在し、ネットで有名株を検索するとうちの画像がわんさと出てくる。画像のリンクのあるページに複数の蘭画像が登録してあるため、グーグルはそれらの画像も一緒に表示してしまい、なにが起きるかといえば、本来検索でかかるはずの品種のほかに関係ない品種の画像がどばーっと表示されてしまうのである。ランを検索する際にまず画像検索で調べてみる人が多いと思うのだけれど、いろんな蘭の画像の中に多かれ少なかれうちのサイトの画像が紛れ込んでいる。そのためか知らないけれど、最近じわじわカウンターの回る速度が増加しているように思われる。
私の駄文はまったく関係なしに、ランそのものがもらってくれるお客を画像でおいでおいでと集客するようなサイトなのかなあ、と思う。
本日は仕事に突撃してものすごく戦った。疲れた。まあ根暗にパソコンをつついていただけだが。なんとなく英作文の量がはんぱなかったように思う。
2013年2月11日(月)
3連休の最終日にやっと水遣りが出来た。いい天気だったのに油断していたら雪がぶわーっと降ってきて、撮影に光線が少々足りなかった。
Slc. Cosmo Beauを撮影した。トップページの画像を登録するのは久しぶりだ。10ヶ月ぶりぐらい。
なんとなく頼りになりそうな、つまり長期間咲いてくれそうな花芽をみつけた。4月を乗り切れば連続開花は続く。なんかお家断絶の危機みたいな気分だなあ。
えらく重要な仕事が降ってきた。うへえ、荷が重いなあ。給料が増えるわけでもないのだけれど、世のため人のためだ。
いろいろぐだぐだ世の中のことを心配をしても始まらないので仕事と読書の濁流に流されることにした。
3ヶ月ぶりくらいにDVDの映画を借りてきて見た。90分座ってみるのはしんどい。読書は90分平気なのになぜ映画だと億劫なのであろうか。
2013年2月10日(日)
3連休とは知らずに金曜日帰宅して驚いていたのですが、土日を忙しくあっというまに過ごしてしまうと休日はあす月曜日を残すのみ。蘭の世話をしていない。
2013年2月8日(金)カトレア・シュロデレー開花
我が家で最も香りのよいカトレアであるシュロデレーが開花した。
2月になって氷点下になった日がないように思う。暖かくなってカトレアがどんどん咲き始めた。このあとさらにインターメディアや大輪のカトレア、遅れてつぼみがでつつあるシュロデレーの別株が続くようだ。こんな立て続けに開花して、花が途切れたりしないのだろうか。リカステが長期間もってくれるとありがたいのだが。
ひとつ腑に落ちないのは、なんで中国軍艦に自衛隊の護衛艦が3kmまで、中国の近くで接近していたのでしょうか。もし、日本の護衛艦が日本よりも中国に近い公海上で中国軍艦に3kmという異常接近してくるようだったら、あっちはびびりませんかねえ。びびったあげくレーダー照射という挙に出たとか。
自分は一連の事件で中国の出方にびびっているわけですが、逆に中国人の立場に立ってこっちを見たらどう見えるでしょうか。日本の後ろには日本につくと明言している地球最強の軍事国家、えげつないまでに新兵器の開発にまい進してついこの間もイラクやらアフガニスタンという国家をぶっつぶしたアメリカがいるわけですよ。世界中で戦争やってる戦争大好き大ベテランのアメリカですね。アメリカは敵対する国家は容赦しませんよね。世界中に展開する中国についてあまりよく思っていないというのは中国も知っている。大変おっかないんじゃないですかねえ。
こっちはおっかない中国しかみえないので、あっちからやってくる大気汚染物質など、なんだか中国の悪いイメージがどんどん醸成されてきているように思えるのですよ。レーダーにせよ、汚染物質にせよ、私の位置からではなんとも実際のところはわからないので、本当のところうまくだまされているのかもしれない。
想像ですが、アメリカの立場から見れば、出る杭の中国をたたくには日本をダシに使うのがうまみが大きい。兵器の在庫処分とか、戦費は日本が出すとか、アメリカ国債をちゃらにしてもらうとか、中国が日本を核攻撃したら原潜と本土からたっぷり核を打ち込んで中国を地上から消すとか、そういうことを考えているかもしれない。そういう目で見ると次ににらまれるロシアはああいう具合に日米をけん制して中国を応援するような動きになるのかなあ、とおもうわけです。あっちも怖いからああいう行動に出ていると考えると、わかるような。でもレーダー照射について中国が非を認めて謝ってくれちゃったりすると、一気に緊張緩和にもってゆけたのではないかと思うと残念です。「なーにいってんの、日本の捏造でしょ」ってやってくれちゃったのでまた緊張の張力が増したように感じました。国家間のやりとりで、「ウソついてんじゃん」「そっちこそウソじゃん」って応酬はもう恐ろしいくらい険悪ですよね。隣近所とそういう関係に陥ったらめげますよね。
もうひとつ腑に落ちないのは、とっても険悪な状況にあってマスコミは中国にいるたくさんの日本人が心配じゃないのかなあ、という点です。マスコミはいくらでも独自に取材して放送する切り口があるにもかかわらず、感覚が麻痺したかのようにどこも似たような報道を流している。気持ち悪いです。同僚は「日本はアメリカの属国」といっていました。アメリカの手駒として日本が動いているのであれば、マスコミはアメリカの作戦にのっとって操作されていて、中国本土にいる日本の同胞のことは日本人の頭を冷やしてしまう邪魔者なのかもしれないと思われました。あっちの人の声や、現地で働く日本人の声、現地の中国人の声が聞こえてきません。
こんなおっかない状況なのに、マスコミは、経済の話や、ボーイングの話、体罰の話などをやっている。こっちは、大阪が核攻撃された場合、自分の職場にどのくらいのガンマー線がくるかとか、爆風でどういう目にあうか、どう避難するか、などを心配したりしているのですが、わたしのような気が小さい人間が世間にはいないのかとおもいます。
まあ大半は杞憂でしょう。過去に日誌に書いたあれこれを読み返すと大半はおおはずれです。それにまた、どんなおぞましいたくらみがあろうと、しょーもない理由で遠い海の上で戦争が始まろうと、市井のおっさんにはなんともできません。日常の仕事を淡々とこなすのみです。願わくば平和が続くことを願っています。
2013年2月7日(木)ミニカトレア開花
えらく小さいかわいいカトレアが開花していた。
カトレア・シュロデレーがほころんでいた。
ブラソレリオカトレア パメラヘザリントン ’コロネーション’
(2012年1月22日)のつぼみがシースからでてきた。つぼみが今年は3つもある。ここ数年1ないし2輪だったので、だんだん規模がおおきくなっている。
実はびびってるんですが、引くわけにはいかないとも思っているわけで、はらをくくってかからないと、という風に考えるわけです。そうやって冷静になってみると、やっぱり戦争になるのは避けなければと思うわけです。対話ですよね。しかし相手がどうにもやるというのであれば、自分に出来ることはとことんやりたいと思います。そうはいってもはじめてしまえばひどい目にあうわけですから、ことが起きるまでは全力で回避のための努力をするべきでしょう。覚悟しつつ、努力は惜しまない。ここで「おーし、やったるわい」と挑発に乗ってはじめてしまうことはある意味あきらめてしまうことです。努力だけでなく覚悟も足りないように見えます。対話に努力することのほうがずっと勇気が必要だと、もし当事者の立場に立ったと想像するとそのように感じるのです。
2013年2月6日(水)カトレア3株開花:インターメディア、Lcエルセリト、柳井
カトレア柳井は200円だったかで買ってきた名無しミニカトレアで別バルブからの今年二回目の開花。Lc.エルセリトは古株。インターメディアC. intermedhia var
Orata ‘Rio’は昨年春に咲いてくれていたように思うが、今年は真冬の開花である。順番にゆっくり咲いてくれればいいのに、と思っていたが一気に咲いてしまった。
レーダー照射って、日本が武力ですごまれたってことだよね。やるかゴルァ、という気分になった人も多いのではないだろうか。でも本気で向こうもやる気ならまずお得意のサイバーテロ攻撃から来ると思う。あっちの本気の攻撃はそらもうえげつないでっせ。そんなことになったらお互いもうめためたですからそれはない。先方に意図があったとすれば日本の弱腰外交を引き出そうとしたのだろうか。こういう嫌がらせをすれば腰を低くしてくると。こっちはむしろ「あんコラ」という気分になっているのでそれはない。お互いにトーンダウンしてゆけばよかったものをだんだんテンションを高めて行っているのがおっかない。
大気汚染と、春節の賃金未払いが重なって人民大暴れ、ということになれば、小競り合いを期待して手を出してくるのでしょう。あっちの政府はかなりやばい状況なんじゃないでしょうか。だから相手になったらあかん。ここはあんな筋わる相手にせんと商売ですぜ。そのうち勝手に選挙やって中国全土が台湾になるのをまってたらよろしいのや。
あの国があんまりめためたなので、軍人が日本につっかかって政府をゆさぶってやろう、という意図があったのかもしれない。なんにしても迷惑な。
殴り合いやった経験があるのでいわせていただくと、はじめてしまったらすぐ息が上がってへろへろになる。そんで、「しもた、馬鹿なことやっとるわ」って思う。パンチがあたれば手は痛いし、パンチもろたら「うわ、なにが起きた」というくらい世の中が変わって見えるで。そらもういたいのなんの。ほらもうほんとろくなことはない。殴り合いも馬鹿がやることなら戦争も大馬鹿がやることで、はじめた瞬間こそぱっと高揚するかしらんけど、どっちもぼこぼこになって後には痛い目だけが残る。先方も核をもってますやろ。日本は今世紀最初の核兵器をくらう最初の国になりまっせ。人口が12億人くらい減りますな。それが狙いなんでしょうか。
いつもこうやってとてつもなく胸の悪くなるようなことを考えながら、楽しく読書をして過ごすありがたい日常に感謝している。
2013年2月2日(土)
暖かい一日だった。ランを外に出して水遣りをした。咲きそうなカトレアのつぼみが3株、ほかつぼみのあるものが3株、リカステのつぼみなどがある。なかなかの布陣だが、開花株2株というこの危機的状況を打開するには少々心もとない。
現在連続開花4178日目になる。つまり、我が家で咲いた蘭の花が途切れることなく咲き続けて4000日経過した。わずか365倍すれば中国4000年の歴史に匹敵するという途方もない大記録である(大ボラ。中国四千年の歴史の0.3%くらい)。なんか買ってきて保険をかける、というのはダメ。「半年以上育てた蘭が開花して」という自分で勝手に作った規定があったように思う。シンビジウムの花芽があるので、これにうまく引き継げば開花が頻繁になる5月までつなぐことが出来る。ここ90日間が勝負だ。
かみさんがゆりを買ってくるので庭に植えた。
録画したアニメを見ては消すというのを繰り返していた。お楽しみの図書館もなんというか低調だった。なんというかぐだぐだな休日を過ごす。京都府立植物園のラン展、という案もあったが、ぐだぐだを選択した。
円安になるととたんに企業が元気になるような新聞記事を見た。深田和範著「マネジメント信仰が会社を滅ぼす」を読むと、マネジメントばやりでビジネスがおろそかになっているような様子をなるほどと思った。企業ってなにやってんだ、と思ったりもした。しかし自分が経営者だったらこの本に書かれている失敗はいろいろやっただろう。そりゃまあ経営者もしんどい仕事なのだろう。円相場の年次グラフを見るとたしかにすごい円高だと思う。円安にすればそんなに助かるのか。
でもまあなんで円高になるの。よそは日本以上にお金を刷っているのだろうたぶん。日本も刷るといったら世界がぶーぶーいっているそうだ。こうやって先進国が刷ったお金は発展途上国で大暴れをする、というようなことを何かの本で読んだ記憶がある。つまり日本は自国が助かりたいがためにどこかにしわ寄せがくるような政策を選択したのかもしれない。
でもまあ、いくら会社が苦しくても知恵出して世界中で売れる製品を作るということができないとは思えない。そういうのが乏しいのはなぜかと考えてみる。
理由1:消費者が製品についてゆけていない:かつては「すごい機能、それ欲しい」となるところが、消費者がついてゆけないほどにすごい機能てんこもりになっている。パソコン、デジカメ、スマホなどなど。
理由2:娯楽が消化しきれないほど過多となって、テレビ、ビデオ、ゲーム機がうれないとか。レンタルDVDが50円という状況では、テレビもゲームもたまりにたまった録画も、なんというか消化能力をはるかに上回ってつみあがっている。
理由3:スマホやケータイの小さな画面に過度に集中する生活を送っていると、その画面の外に関心が向きにくくなる。
まあなんというか満ち足りているのだろうか。なんかこれ欲しいなあ、というものがないおっさんが新製品を考えようとしてもダメだな。
新製品のアイデア:ちょっとまえにエクセルで計算をやっていたときのこと。紙を使って計算式を書いて、図を描いて、エクセルでプロットして、その曲線をみながら数式を紙で書いて、というようなことを交互にやっていたりした。よく数学なんて社会に出ても役に立たないなんてことをいうやつがいるが、それは数学が苦手なやつの負け犬の遠吠えである。数値データが出れば、それをまとめ上げたり、記述したり、なんやかんやで数学を使うわけで、データを料理するやり方をひねり出す一番キモの部分で紙の上に数式をいじりまわしたりしている。紙と鉛筆ってありがたいと思う。でもタッチパットがでてきたいまごろになってまだ紙と鉛筆か、とおもわないではない。紙はどこかいっちゃうよね。データなら古いものも案外簡単に見つかる。
学校では、ノート貸したり、コピーしたりってことをいまだにやっている。10インチくらいのタッチパットで使える、専用のペンで書き込むノートソフトウェアがあったらいいと思う。学校で使う場合、授業中など、パットにせっせと書き込み、画像データとして1まとめのノートファイルをどんどん書いてゆく。図も描く。数式も書く。
家に帰ってパソコンで、文字はテキストに変換し、図もソフトが曲線や直線を認識して綺麗な図に仕上げる。自分の手書きの字を認識する学習機能つきにする。数式もより綺麗な数式に自動で変換してくれる。地図や年表、必要な数値などネットで調べて取り込めば復習にもなるし、幅広い学習につながる。ノート提出はそうやって作成したノートファイルを先生に、変換前の手書きの画像データを付けて提出する。まあ試験前に人のノートを借りるのが楽になるだろうなあ。あと英単語を調べるのが楽。パッドからリーダーの教科書を撮影して、テキストに変換し、知らない単語を指でクリックすれば発音や意味を教えてもらえるから、英語の学力は低下するかもしれない。勉強というのは、こういう楽をしてやった気になるのが一番危ない。便利そうで売れて普及するだろうけど、日本人の馬鹿化に拍車をかけることだろう。
ただ、日ごろ紙の上で書いている図をパソコンで起こすのが、とくに苦にはならないが時間を食う。数式は画面に直接書き込めたら面白いだろうなあ、と思う。
日ごろパットは画像再生でよく使っているが、いまのところ遊びにばかり使っているという印象がある。少しは生産性のある使い方を考えてみた次第。
2013年1月31日(木)
ふと気がつくとデンファレが終わっていた。今年は部屋が寒いため例年なら5月まで咲き続けるデンファレがこの時期に終わってしまったのである。ランの花が一輪も咲いていないという日がやってくる可能性がぐっと高くなった。思い浮かべてみるとなんとエピデンドラム1株だけしか咲いていない。そんなことってここ13年間ではじめてじゃないか。あちゃー。
ランを差し上げた方から開花した画像をいただいた。結構なお花を咲かせてくださっている。ありがたいことだ。
えらそうなことをいっぱい書いていたような気がする。そのばちなのか、とってもひどい目にあった。リスクの波状攻撃をくらってしまった。毎日いろいろ問題が発生する。とくに大きなやつにはとことんくよくよしてからまじめに対応した。およそ考えつく最悪の状況を十分に思い描いてとことん反省し、とにかくくよくよして、最善を尽くした。心配は杞憂だったりもした。真摯に取り組んで障害を跳ね除けた。足やら、腰やら、腕やら、個別の不明な原因でおかしくなったりしたが、だましだまし使って作業をこなした。一方で極めてよい兆候もみられる。苦あれば楽ありと考えて、苦労の消化をやる時期なのだとわりきって今日も乗り越えているのであった。わし、ほんと強ぇなあ。
先日1000円で買ってきたノート用HDDで、同僚に貸し出して壊れた装置用パソコンを修理し、OSをいれ、ネットでGPIBのドライバを探し出し、ソフトをインストールして、測定装置系を復旧した。1000円で復旧!。わし、すげースキルアップ。自腹の1000円で得たものは大きい。203高地を奪取して旅順に砲塔を向けたような気分である。さあ反撃開始だ。
夢で、地上から空中戦をやって戦闘機が撃墜されているシーンをみた。いやな予感がするなあ。
最近風邪気味が一ヶ月ほど続いたという同僚がいた。それは風邪じゃないだろうと思う。私もところどころからだが変だ。中国から毒が飛んできてるんじゃね?って思う。風下だもんね。ほんとぱない大気汚染らしい。それもみんなあっちの国の政治が悪いからである。人権軽視、環境軽視。
筒井康隆著「ビアンカ・オーバースタディ」(77歳でラノベっぽい小説を書いてくださるので大変うれしい。それはラノベじゃないだろーっと突っ込みをいれたくなる面白い本だった)を読むと、近未来に原発事故はたびたび起きる、という記述がある。下手な国が下手な原発の下手な運用をしたために起きた、という記述だったかと思う。
以前言及した井沢元彦著「人類を幸せにする国・日本」によると、「原発反対派の指摘するように、原発は危ない」とあって、「それだけに50基を建設する予定の中国の風下にある日本が、安全な原発技術に磨きをかけて中国の原発を支援しなければ、もっと危ない目にあう」と指摘している。あっちで原発がどかんといったら日本海側の植物が酸性雨で枯れるどころの騒ぎじゃないよね。日本の原発事故を生かして、安全な原発を外国に作れば、日本も周辺国も安全になるし、儲かるし、いいことづくめじゃないか。(今はちょっとおっかない状況なのでなんとも言いようがないが)
たまたまだと思うけれど、平行して読んでいた本2冊にこういう記述があると、日本の大事な産業をそうそう簡単に放り出さないで欲しいと思う。
NHKの番組「オイコノミヤ」をみていたら、デフォルトの話をやっていた。国の借金はぜんぜん減る様子がないねえ。国が国債を刷って国民を食わせているような「キノの旅」も真っ青なトンデモ国家かもしれない。医療費がすごいよね。税収の大半が医療費で消えるってなに。
いろいろな借金減らしの案がでていたけど、どれも効果的じゃないよね。そういうとき権力者はなにをするでしょうか。誰しも思うのは戦争でわやにしてしまってハイパーインフレで借金を吹っ飛ばす。だから最近きなくさいのか、と思わないではない。金持ちがちかぢか紙くずになる円をせっせと金に換えるからいきなり金相場が数年前の5倍になったりすんじゃねえの。戦後のどさくさにデフォルトかまして、なにもかもちゃらにするのだろう。庶民に出来ることはなんだろうか。まあそういうことを考えておきましょうというだけの話。
2013年1月27日(日)
雪が積もっていて水遣りどうしようかと思う状況である。よく晴れているけどなあ。
夕方になって雪が降ってきたが、合間を見てさっと水遣りをした。冷水かけまくり虐待栽培。つぼみが出た株が6株。大丈夫かねえ。
外付けHDDに録画して残しておきたい番組を保存する作業をやったおかげで、休みにテレビを見るという楽しみを削っている。本末転倒だ。
なにやら体の調子が妙だ。腕がへんだったり足の皮膚がへんだったりいろいろである。トシかなあ。
2013年1月26日(土)第10回関西らんフェスタ
7時に起きて8時にバスに乗り、電車を乗り継いで関西らんフェスタに行ってきた。このラン展はネットに上げられていた情報がえらくつつましかったため本当に開催されるのかいぶかしかった。会場の案内が出たのは水曜日だったろうか。たまには純粋に自分の用事でお出かけをしようと決意して出かけた。道中ずっとお勉強だった。ランを眺め、写真を撮る。毎度思うのに店の中で写真をとりまくったら悪いだろうと思うのだが、みんなおおっぴらにやっているし、これまでとがめられたことはないのでやっぱり撮影してしまう。600枚くらい撮影した。撮るのはいいが整理が大変である。「@がんばらない」が最近の流行らしいので私もがんばらない。
今年は花が近いなあ、と思った。よい香りもふんだんに嗅いだと思う。ランへの欲望はさっぱりだったが、まあ結構なラン展だったと思う。小さいのが1輪咲いていても出品できるのだな。なんか度胸あるというか、株があつまらなかったのだろうか。一輪でも出せる、というのは心安くていいなとおもう。変な原種もいろいろあって楽しい。
道中お勉強をつづけながら例によって日本橋に行った。前回SATA用のHDDケースを買うはずが間違えてIDEケースを買ってしまい、購入したHDD1TB3000円はパソコンに入れて使ってしまったので、本日はSATA-HDDとSATA用ケースを購入するつもりであった。昼飯に吉野家の牛丼並盛290円を食べる。懸案だったSATA用外付けHDDのケースを1280円で、中古SATAのHDD500GBを2000円で、IDEのノート用HDD60GBを1000円で買った。例によってうっかりミスでSATA用ノートHDD40GBを880円で買ってしまった。最近おおむねろくでもないことが続いているので、まあええか、と簡単にあきらめてくよくよしない。本日は交通費などなんやかんやで8055円という巨額の消費となった。
家に帰ってHDD500GBをHDDケースに入れて使ってみる。3280円の外付けHDDとなった。HDDは接続部分に差し込むだけでねじ止めも何にもしていないけど、いいのかこんなので。あとで気がついたのだが付属の部品を2つ付け忘れていた。それでも問題なく動作していた。パソコンは外付けHDDをあっさり認識してくれた。簡単になったものだなあ。それで懸案だったHDDレコーダーに接続してみる。だが認識されない。このレコーダーはHDDをフォーマットしないと認識してくれないとわかる。フォーマット後は使えるようになったので、残しておきたかった番組を外のHDDに移動してみる。30分番組の移動に5分かかるってどうよ。こうして移動したファイルの入ったHDDはパソコンでは見ることが出来なくなっていた。うまくできてやがるぜ。別のHDDレコーダーには認識される。我が家に3台ある同じタイプのHDDレコーダー間ではそれぞれで外付けHDDを介して番組をやり取りできるということはわかった(ファイルをコピーして増やすことは出来ないようだ)。まあこういうことをやってみたかったのだ。なんか納得した。8980円で2TBの外付けHDDを買ってやってみようというのを半年間我慢して3280円で済ますことが出来た。その差額で本日遊びまわっていたと考えればお徳感を感じられる。しかも安い中古のHDDを買ってくれば、ほいほい付け替えて増設することが出来る。まあ大事なことは溜めておかずにいらないものはさっさと消すべきなのだろう。ただ、一日のテレビを見る時間が1時間以下で、消化速度が遅いため、こういう増設作戦になってしまった。
2013年1月20日(日)
本日は眺めただけで何にもしていない。村上園芸からラン展の案内が来ていた。今度は広島県広島市宇品のダイキ1月24-27日とのことである。あんまり効果ないとおもうけど、まあとりあえず宣伝(アップロードをしそびれて役に立たず)。
マックスバリューというスーパーで今週分のお酒を買ってもらった。福光屋製「福正宗」(石川県金沢市)という。180ml280円の醸造用アルコールを含まない純米酒シリーズである。日本各地にさまざまなお酒がある。どれもえらく個性がある。このシリーズは全部味わってみたいと思う。毎週一本というくらいまで酒量が増えてきた。
同じスーパーでエピデンドラムの鉢が400円だった。ええ感じのエピデンドラムである。こういう鉢を昔買って500日ほど咲き続けたことがある(Epi.? 'Hanakoujou' エピデンドラム「花工場」は、2003年12月14日から2005年5月22日まで526日連続開花をした。)。あの花はいったいなぜそこまで咲き続けたのであろうか(もらわれていって今はない)。
2013年1月19日(土)
氷が張っていたが、ランを外に出して水をぶっかける。ランの本には「冷水はだめよ」とあるが、温める手立てもないのでざばざばかけて、さっさと取り込む。カトレア・インターメディアやシュロデレーなど、6種類くらいにつぼみが見える。
ラベルがなくなったりあやしい鉢が増えたなあ、と思う。ラベルを調達してこなければ。ラベルの在庫がないというのがまた「それでもランをやっているのか」といわれそうなレベルである。
こうやって植物ええなあ、と鉢をもって愛でている日々であるが、我々が息が出来るのも植物のおかげではあるなあ。地球上の酸素分子はほぼすべて植物がつくったものである。酸素は地球に岩石や水の形で豊富に存在しているのであるが、水素原子、珪素、アルミ、鉄、などなどと強く結びついている。それを光のエネルギーで酸素分子に変えたのは植物の力である。人間が電気分解で酸素を作ろうとするとごっつう電気代がかかる。たぶん同じ重さのガソリンくらいの値段はするんじゃないか。燃料は金がかかるが酸素はただなのも植物のおかげだ。この前地表1平方メートルの上の大気の質量を10.337tと計算した。酸素は大気に21%含まれているので、地表1平米あたり2トンは酸素が存在しているわけだ。地球の面積は5.1億平方キロメートルなので、酸素分子は地球に1000兆tほど存在する。こんなに酸素分子が存在する場所は地球から半径2光年の範囲でみてもどこにもない。地球で植物が光合成を始める以前は酸素がなかったので、海には多量の2価の鉄イオンFe2+が溶けていたそうである。植物が酸素を作り始めるとまずその鉄イオンが酸化され、酸素と結びついて海底に酸化鉄がどばどば沈殿したそうである。それが今日鉄鉱石として掘り出されているというじゃないの。また製鉄に必要な石炭の元は植物だ。このほか、植物のおかげで酸素が吸えるようになった動物のサンゴが堆積して石灰石になりこれも製鉄に使われている。鉄を安価に使えるのも植物さまさまということになるなあ。またほとんどの生き物のごはんの源は植物だ。ありがたや。
アフリカのおっかない状況に隠れているが、阿部首相のアセアン外遊の話って直接自分にも関係あるような気がする。「中国はきわめて危険な行為をしている」と表現されていた。米国も「尖閣諸島は日本の領土」と表明している。真っ向からにらみ合っているように見える。外交で周辺を固めているように見える。その後、台湾と韓国とのやり取りをして、周辺がかたまったころに中国はどうでるだろうか。変な見方かもしれないが、中国のマンションバブルがはじけておらず、なお拡大基調なのでしばらくにらみ合いのままゆっくりさめてゆくのではないだろうか。日中どちらも商売が拡大基調なので、今年いっぱいはアベノミクスの高揚した気分で過ごせそうな気がする。でもなんというか金の値段がすごいから本当はかなり危険な状況なのかもしれない。中国のバブルしだいという気がする。
よく日本は外交が下手だのなんだの言われますよね。でも日本って世界一カネを貸している国なんでしょ。21年間第一位とか。これって結構すごいとおもうんですよ。下手に見えて、実は「あんさんとこから手引かしてもらいまひょか」という裏の脅しが結構効いていたりして。見えないことがたくさんありそうに思います。
2013年1月18日(金)
さすがに毎日なにかしら書くネタというのはない。蘭のリストをみていて、すでにお亡くなりになってしまっている蘭が多く残っているのをいやーな気分でながめていた。
日誌のリンク切れ2008年2-1月に手当てをした。
2013年1月17日(木)
デンファレのつぼみがやばそうだ。これにしけられると痛い。9月から5月までデンファレがカバーしているというありがたみがあってずっと蘭の花が咲きつないできたのである。冬にデンファレが咲いていないというのは大変異例なことだ。
2013年1月16日(水)Epi.
boothii開花
本日は家族の用事で休暇をとったのであった。ランを庭に展開して水をかける。Epi. boothiiが開花していた。毎年よく開花するなあとおもったら4株もあった。高速増殖蘭である。バルブが透き通っていてかわいいし丈夫な蘭だ。これをみているとまた初心者蘭セットを公募したくなるなあ。
カトレアのつぼみがいろいろみえる。シースにつぼみのあるものもある。なかなか見ごたえがあった。久しぶりにじっくり蘭の鉢を眺めることが出来た。
やっと開花した蘭の画像を撮影できたのでトップページを更新する。
航空機の電池って、エライ先生がツイッターで某日本メーカーのリチウムイオン二次電池と書いていたなあ。これでもかというくらい安全性に留意した作りになっているようなことを聞いた。電気系統のつくりが悪くて電池が働く放電電流より、電池を充電する電流が過大になって電池が破裂するようなことがあったんじゃないだろうか、と思った。電池よりも周辺の電気系統がおかしいんじゃないか。
最近の航空機って日本の部品が35%くらいを占めるようなことをテレビで見た。部品は最高品質なんだけど、電気で操るようになった飛行機のコンピュータシステムに問題があって、いろいろ無理がかかるつくりになっているのかもしれない。そこはアメリカのシステムだからそのうち日本部品はシロということになるのを期待していたりして。まあ素人が適当なことを書いているだけですが。
リチウムイオン二次電池といえば、もともと日本が開発し世界で始めて市場に送り出したお家芸の技術である。こんにち日、韓、中で熾烈な競争が繰り広げられている。その面白いあたりをNHKドラマにされてしまったようだ。「メイドインジャパン」という今度NHKで放送されるドラマの予告をみた。日本のある会社で、リチウムイオン二次電池の開発を行っていた日本の技術者が、手塩にかけてきた技術開発の凍結を言い渡され、会社を辞めたのち中国に渡り、日本の半値で新型リチウムイオン二次電池を市場に送り出し、日本の商売に立ちふさがる。うわ、なんかほんとにありそうな話だ。しかもその日本の会社、傾いている日本の大手家電メーカーというから実に日本の製造業が直面するリアルな問題を扱っている。危機的状況の「メイドインジャパン」はどうしたらいいのか!?
リチウムイオン二次電池の技術者に限らず、日本の技術者が中、韓に高給優遇されて迎えられるということはよく聞く。そのことを日本で培った技術を海外に持ち出して私服を肥やしている、と思う人はあまりいない。実は技術者が培った先進的な技術を実用化したくても日本のメーカーでは出来ないのである。なぜか?
お金がないから、というわけではない。なんたって200兆円も内部留保をためこんでいる日本企業だ。カネがねえはずはねえよなあ。
日本の経営判断は中韓にくらべて遅いといわれる。社内の技術者から有望な技術が上がってきたとしても、それをサポートし、育て、事業化する判断力、決断力、行動力に乏しいといわれている。長期間高給にぬくぬくとしてきた世代が、磨けば光る璧を曇った目で見る。失敗しなければ、重役の地位はそのままだから、リスクがあれば避ける。技術者は、己の技術を信じて孤軍奮闘するのであるが、周りからサポートは得られず、事業化にはたどり着けず、時間が経てば「いつまでそれをやっているのかね、そろそろ配置転換でも・・・」とくるじゃあーりませんか。そらたまったもんじゃないわなあ。技術者は己の手塩にかけて磨いた技術かわいさにそりゃ敵方とわかっていても行ってしまうよね。
紀元前300年ころの話だったろうか。古代中国の戦国時代。商鞅(しょうおう)という頭の切れる若者が魏いた。病に伏した宰相に魏王が問う、「あんたが死んだらわしゃどうしたらええんじゃ」。宰相が答えていうには「商鞅という若いけどすげー切れるもんがおりまっせ」「えーあいつぅ」「王よ、もしやつを用いないのであれば、よその国にゆかれるとやっかいです、この国から出さずに殺しておしまいなさい」。その直後宰相は商鞅を枕元に呼んで言った「王にお前を用いるように言ったがあんまりええかんじではなかったよ。使わないのなら殺してしまえといっておいた。王に義理があるから王に先にそういう話をした。あんたはよく考えて行動しなさい」。商鞅は「宰相が私を薦めたことを王が取り上げないのなら、私を殺すこともしないでしょう」といい、しばらくのちに魏を出て秦に行った。(このくだりを雨月物語でみたけど、出典は史記だろうか)。商鞅は、自身が開発した法によるイノベーションで秦をめっちゃ強化し、秦は中国を統一しましたとさ。
日本の大企業経営者は魏王か。聴く耳がなく、見る目もなく、判断が遅くて行動力に乏しい。私もその大企業的判断を目撃したことがある。「うわ、議論がなくて上役の判断をそのまま押し付けてくるけど、それ御社のためになるの?」。有望な技術が省みられることがないという場面だった。これが社内の技術者だったらその無念さはいかばかりであろうか。
エンジニアはまだ誰もやったことがない新しいことを考えて行動する。当然失敗をする。工場を吹っ飛ばすことだってある。それを安全なところで机に座っているえらいさんがうだうだ文句を付ける。えらいさんはぜんぜん危なくない机の上で、自分の将来を最優先に考えながらそういう判断をする。じゃあ、なんにもしない人間のほうが、挑戦してリスクをとる人間より割りがいいってことになってない?いまの大企業。安全安全言うんなら闘う現場にぎゃあぎゃあいうまえに安全チームつくって支援させろや、って思う。「ここは危ないので我々がこのようにします」って言え。実験の申請をして許可が下りるまでに結構かかるっていうじゃないの。アホか。そんなんで中韓に勝てると思っているのか。
「会社の判断に疑問を感じて技術者が移籍」「アジアの強豪メーカーは、日本技術者の助けを借りて競争力を高め」「半導体、液晶パネル、リチウムイオン電池、太陽電池などの分野で、世界市場において日本は韓国や中国、台湾勢に敗北」「経営陣による技術の選択のミスや、投資判断のミス」(「いまどきの産業スパイ」日経ビジネス(2012.7.9))とまあこういう記事がネットに出るくらいだから経営者のみなさんは痛感なさっているのだろう。
じゃあどうすればいいのか。自説を述べる。会社の中で手を動かしている若手社員に人事部が聞き取り調査をする。一緒に働いてわくわくさせてくれる技術をやってるリーダーがいないかを調べる。そのリーダーと同期や上役にもきいて「ジェラシー度」を探る。出来るやつは横や上にはうとまれていることが多い。下にわくわく、上にそわそわさせる技術者こそ磨くべき璧じゃね?。それとなく安全支援部隊、調達支援部隊など技術者が喜ぶような支援で技術以外の余計なことを考えなくてすむようにさせてあげるべきだ。有望な技術者がささいな事故などの安全上の問題で失脚しないような職場にしないとだめだ。安全の責任は技術者じゃなくて安全部が負うべきだ。
そんで本来言うまでもないことだけど、イノベーションこそが企業の存在意義だよねー。机に座って何にもしないやつがじゃまをしないようにしてくれよと思う。
でも経営者だけの問題かなあ。中間管理職とか、株主とかの意識に問題があるように思われる。イノベーションを省みずに、株主の利益を最優先することがかえって株主、社員、会社と世の中の価値を損なっているように思われるのですよ。会社は株主の利益のためにへこへこしていてはいかんのではないですか。株価の低迷ってのはイノベーション志向の低い日本の会社への評価と見るべきでは。
冒頭述べたNHKのドラマでこれでもかというくらい日本企業の問題点がさらけ出されるんじゃないかと期待している。いろいろ有益な提言もふくまれているのではないだろうか。考え方を変えるだけで見違えるほど変われるような問題のようにも思える。「メイドインジャパン」再生の機運は高まっている、と思う。
たんす預金をはたいて三菱の液晶ディスプレイ16505円、バッファロー製WチューナーHDDレコーダー20200円、プレステ3(500GB)28664円を買った。すげーメイドインジャパンに貢献したと思ったんだけど、本日届いた三菱のディスプレイは中国産だった。まあまず第一にコストをかんがえるわな。どこ製つってももとは日本で世に出た技術ではある。そういう意味ではメイドインジャパンはすばらしい。井沢元彦著「人類を幸せにする国・日本」を読めば日本が成し遂げてきた偉業のすばらしさがよくわかる。やっぱイノベーションをやってこその日本だ。最近メイドインジャパンでなにかイノベーションがあったか?。ないよねえ。なにやってんだろうか。コスト競争で泣くってそれイノベーションで勝負せずに既存のコモディティで値段競ってまけてるんでしょ。そんで円高だの人件費だので負けたって言う。言い訳じゃん。それでも企業かって思う。
例のタッチパッドというちょっとだけイノベーションでアップルは日本家電メーカー8社の合計時価総額を超えたそうで。世間がいかにイノベーションに飢えているかよくわかる話である。
2013年1月14日(月)
朝から雨。山は雪をかぶっていた。この雨で庭の土山が崩壊していた。
そろそろトップページの更新をと思うのであるが、新たに撮影した蘭の画像がない。なんというていたらくであろうか。
目が覚めるとなぜかちょっと前から気になって考えている高度と気圧の関係について、どう計算するかを考えて、着想を得た。1m2という単位面積あたりにのっかっている大気の質量を調べ、1m3ずつ質量を気体の状態方程式で計算してさっぴいてゆけば、メートル単位の高度での圧力を計算できると考えたのである。日課のきつーいお仕事1時間、やたらわかりにくいお勉強90分のあとで、実際に計算にかかる。大気圧は1.013×105N/m2なので1m2あたり101300N(N=kg
m/s2)の力がかかっている。これは地面1m2あたりに空気の重さがかかってつりあっているのだと考えた。それゆえ、101300N/9.8m/s2=10337kgの空気が1m2あたりに乗っかっている。(地上と50km程度の上空での万有引力の差は地球の半径から考えてその変化が微々たるものと考えて無視した)
標高0mで温度25℃(298.15K)、気圧1.013×105N/m2の1m3の大気の質量を計算する。PV=nRTを用いて(R=8.314JK-1mol-1)n=PV/RT=0.9×1.013×105Nm-2×1m3/8.314JK-1mol-1/298.15K=40.866モル。1モルの空気は、14.0067×2×0.78+15.9994×2×0.21+39.948×0.01=28.9697g。1m3あたりの大気は1.184kgとなる。この重さを、地面にのっかっている大気の重さから差っ引くと、地面より1mだけ上がった場所から上にある大気の質量M1がわかる。この質量から地上1mでの圧力を計算し、標高1mでの1m3の大気の質量m1を求め、M1-m1からM2を求め、という計算をえんえん繰り返す。大気は上に行くにつれ薄くなってゆき、圧力が減ってくる。この計算をエクセルでやってみると案外簡単に地上50kmまで計算することが出来た。これで知りたい高さでの気圧が求められた。でもこれあってるのだろうか。
正月番組でみたヒマラヤダウラギリ山標高8167mについて(つい素数かな、と思って割り算するところがびょーきだ。素数だった)、酸素が平地の三分の一、と言っていたのを思い出す。計算によると0.392気圧だった。3分の1まではいっていないような。温度を298.15Kと固定するのは変だと思った。そこで一般に言われている100mごとに0.6℃下がるという式にして計算をやりなおした。標高8167mでの気温は-24℃。気圧は0.360気圧とでた。まあそこそこあっているのではないだろうか。気圧と高度の関係をグラフにプロットすると、なだらかに0に近づくグラフになる。このグラフをきれいにフィッティングできる数式はどんな格好をしているのだろうか。紙と鉛筆が手元にないと数式をいじるのがうまくない。漸化式を解いて数式を引きずり出したいのだが、運悪く手近になかった。パソコンというのは存外こういう思考には不向きなところがある。(紙でいじりたおしたけどきれいな式にならなかった)
夜になってもずーっと勉強だった。かれこれ13時間はパソコン前にいるなあ。なんだったのだこの三日間は。まじきついなあ。まあ高度と気圧の関係がそこそこわかった気になっただけよしとしよう。
2013年1月13日(日)
朝10時ごろは晴れていたのでランを出して水遣りをした。ばたばたするうちにまた撮影しそびれてしまった。
飲酒が定着している。日本酒を毎日20mlくらいか。「醸造用アルコール」と原材料名の項目にある大手醸造メーカーの日本酒300ml258円を年末に買って飲んだがぱっとしない。毎日大変物足りなく思っていたが、昨日購入した「越乃梅里」小黒酒造製特別純米種180ml298円は大変美味であった。口に含んだ瞬間に香るフルーティーなアロマ、甘み、程よい酸味、アルコールが粘膜をしびれさせるあの感じがやわらかい。以前紹介した日本各地のお酒180mlの小瓶シリーズはいまのところどれもはずれがない。それぞれに個性や香り、味わいが異なる。種類がやたらと多いのもうれしい。ああ、日本酒ってすばらしい。
「越乃寒梅」という名前を聞いたことがあるお酒のビンを見かけた。有名だからうまいのだろうか。でも「醸造用アルコール」入りなのだった。値段は売り場で計算してみると単位体積あたりの2.5倍もする。お酒については石川雅之著「もやしもん」(漫画になるととたんに読み取り速度が落ちる)に詳しいのでじっくり見てみよう。
4Kテレビというのが話題になっていた。きつい、汚い、危険、の3Kに、1K気詰まり、を足した、えらい大変な職場で作ったテレビじゃないよなあ。どいつもこいつも歩きスマホで、昨今じゃ自転車スマホまでいるご時世でしょ。いまごろテレビってなに、と思わないではない。過去の栄光にとらわれた頭の固い経営判断の産物か。
2013年1月12日(土)
気がつかないくらいだいぶ以前からEpi.Mariae-Radicansなるものが開花している。マリエとラディカンスの交配種という話で、I氏からいただいたものである。かなり以前からちょくちょく咲いてくれていたのに画像データがない。天気の良いときに撮影しておこう。別に花芽があるところを見ると今後も長期間咲いてくれるのかもしれない。
良く見ていると、マリエラディカンスじゃなくてEpi. sophronitis var. Verithiiだったようだ。
シンビジウムに花芽がでている。これも大事にしよう。
日誌のリンク切れが解消した。2001年から2013年まで開通した。
新パソコンのセキュリティに十分注意を払いつつ、バザーにて100円で購入したUSBモデムにより簡便にアップロードできるようにしたため、蘭の更新が活発になりつつある。
アベノハルカスというのか、日本一高いビルは大阪にある。300mとか。ちらちらみたことはある。大阪が元気がいいのかといえばそんなことはないらしいが、まあ300mというとすごいんだろうなあ。全然関係ないアベノがらみで、アベノミクスというのが流行っているそうな。ニュース解説を聞いているとまあ期待は大きいようだ。その中で気になったのは企業の姿勢である。政府ががんばっても企業は内部留保という形で200兆円も儲けを貯め込み、定期昇給はやめてぜんぜんお給料の上がらない世の中にしようとしているのだそうだ。経団連という企業のえらいさんの集まりでそういうことになっているらしい。なんかすげー腹が立つ。日本のがんはこいつらか、と思ったしだい。だいたい経済経済いってねーでイノベーションの話をしろよ、とインタビューを受けている経営者をみていてむかっときた(マスコミがカットしているのかもしれない)。イノベーションを阻む因循姑息な経営体質で日本の力を削いできた元凶ではないか。買いたくなる製品がないのはイノベーション不足だからだ。
結果を出すのは大事なことではあるが、生徒をたたいて全国大会って、胸の悪くなるような話も聞こえてくる。これまで結果を出してきた指導者らしいけど、とんだ「広告塔」になってしまったものである。体罰っていうけど、罰というからには法はあったのか?。何に対する罰よ?。指導者の期待にこたえてくれないからそれを要求するために手を出した、出されたほうは萎縮してしまった、こういうのはもう虐待っていうんじゃね?。悪いことをしたから、体罰をくらうというのは納得してくらっていた覚えがある。忘れ物をして竹刀で足の指をすごい音がするほどたたかれ、1週間感覚がおかしかったことがあったがあれは今考えても「あのセンコー○ね!」って思う。そういうクソみたいなセンコーが存在することはわかる。学校は危険がいっぱいだ。一方で大変恩のあるありがたい先生方もたくさんおられるわけで、一般の生徒とそういうありがたい先生方がおおきくわりをくうのである。問題の指導者には、この事件の前にこの指導者が問題ありとする投書が行政にあり、行政から学校に調査以来が来ていたのだ。学校長がかの指導者に「こんなんきてるけど大丈夫?」って聴いたらしい。どういう返答があったのか知らないけど、ものの15分くらいで済ませてしまっていたそうだ。どうせ「いやー、ちょっとはっぱかけてただけなんですけどねえ」「あなたがそういうなら信用するよ」ぐらいですませたのだろう。そのほうが楽だし。でも本人に聞くなよ、周りにそれとなく聞けったら。管理者ってのはそういうイヤラシイことをやんなきゃならない仕事なんだよ。んで本人も管理者も問題を放置してしまった。これが痛恨だ。あそこで「いや、ちょっと自重しよう」となっていればこんな大事件にならなくてすんだのである。「ちょっとまてよ」と考えることを大事にしたい。職場って安全管理はかんべんしてほしいくらいうるさく言われるし、点検だの、処置だの、多大な労力が必要なのに、学校ではなにやってんのって思う。学生も先生もリスクの塊みたいなものだ。各人にどのようなリスクが存在するか、赤裸々にルポした映画でもあればええのにねえ。「いじめた同級生に自殺された生徒の証言」「女子高生に手を出して転落人生を歩んだ男性教諭の証言」「管理があまく、リスクを見過ごして不祥事がおき、対応に追われたあげく僻地へ飛ばされた教頭の証言」「学校不倫でのその後の人生について語る女性教諭」「援助交際女子学生のその後の人生」「勉強せずに3年過ごした先輩方のその後の生活ぶり」「回春で捕まった男性教諭のその後」などなど。こういうのは、よくテレビでやっている警察24時だののつかまる瞬間の話よりよっぽどためになると思うんだけど。まあ本当に存在する人生のどろどろはどれほどためになろうが見たくないだろう。まあ人間は見たいものしか見ないからなあ。学校って本当に大事なところなんだけど、最近学生諸君はずいぶん楽しくなさそうなところだとぼやいている。
オイコノミヤという番組で「バブルにおどってみたい」という話をやっていた。バブル期はまじめに学生やって勉強ばかりしていた。バブルに踊ったりは一度たりともやっていないのでよくわからない。そもそも学生はバブルに参加できるほど元手もない。おもしろい経済現象ではあるが、なぜいまごろバブルについて解説しているのであろうか。かんぐったところを述べれば、隣国の金余りバブルがやばいということを警告しているのではないだろうか。誰しも儲かる話は好きだから、隣国の経済発展に夢を見て一旗挙げるために金をつぎ込んでいる人が少なくないのだろう。だが、そろそろやばいと思う人も増えているので、ここらで抜けられるものなら抜けろ、ということなのだろうか。まあ隣国に投資しているわけじゃないからわかりませんが、アホみたいに800兆円も金を刷って、まっとうに働いている人間が買えないほどに集合住宅の不動産価値を高めているのは間違いなくバブルだよ。なんにせよ、「ちょっとまずいんじゃない」というサインを見逃さず「ちょっと待てよ」と己を振り返って考えてみることは大切なことだ、ということを考えさせられる体罰事件とバブル崩壊のお話だった。
2013年1月11日(金)
日誌ファイルは以前の「蘭」サイトでは1つが1.6MBほどの大きさになっていたため、引っ越したあとの当サイトでは250kBの容量制限に引っかかって閲覧できなくなっていた。蘭に燃え上がっていた2002年から2006年あたりの日誌はとくに強烈で、おそらくその期間土日盆正月も連続して日刊だったように思われる。
アホだな。
そのアホがぶり返しつつあるのか、蘭日誌の分割アップロード作業がすすんでいる。現在2013年から2005年までの7年分の日誌が閲覧可能となっている。
ただの悪露趣味だな。
蘭日誌もざっと13年か。よく続くなあ。実は別に自分の日誌があって94年ごろからざっと20年、8000p47MBに達しているファイルが存在する。
世間のみかんが高い。8個498円もする。4.5kgの箱が1980円。昨年もそんなことを書いていたか。なんというか流通がへたこいているのだろうか。
2013年1月10日(木)カトレア‘柳井’開花
山口県の柳井園芸でたしか200円くらいで買ったカトレアが開花した。今年最初の開花である。やれめでたや。
村上園芸が本日から13日くらいまでだったかダイキ明石にてラン展を行うそうである。チャンスがあったらのぞいてみよう。
帰りのバスが1便なくなった影響で早く帰るようになった。8時間労働である。なぜか生産性が上がっているように思われる。年明けから仕事の密度が高い。だらだら仕事をしてもいかんということなのだろう。だが家での時間が増えたはずなのにあっという間に寝る時間になる。テレビはニュースですら時間が惜しいと思えてみていない。なにしろ世間の出来事で自分に関係のあることは極めて少ない。ネットだるいのでやってない。ケータイやスマホは触ろうにももっていない。家で勉強したりしているとすぐに夜中になる。おかげで録り貯めたアニメの消化が進まない。通勤があると読書がはかどる。やはり私の最上の余暇は通勤途上の読書ということなのだろうか。
2013年1月8日(火)
つぼみのデンファレちゃん2株はとりあえず元気そうでした。この2株のつぼみがしけるといよいよ「蘭 開花4000日」終焉の危機ですよ。まあそんときゃそんときですね。蘭が枯れるわけじゃなし。
中国民主化の火種がつきましたねえ。憲法に書いてあって、実は報道の自由なんかないわけですよ。いままでそれでやってきたのにとうとう抑えきれなくなってきましたね。まっとうに報道されたらまずいことがいっぱいありますしね。チベットとかウイグルとかまっとうにジャーナリズムってもんがあったら恥ずかしくてああいうことできませんわねえ。このまま火種が大きくなると何が起きるかと考えたんですが、やっぱ領海侵犯でしょう。権力延命のために日本にすがり付いてくるわけですよ。日本をたたいてガスを抜こうっていういつものパターンね。出来たら民間の漁船が領海侵犯をして日本の官憲にとっつかまって欲しいと考えて、送り込んでくるのではないか、と思ったりします。でもそのあたりは両国の人間には読まれていて、みえみえですよね。だからやっぱりあっちのお国の船で突っ込んでくる。毎日のようにおらおらはいるぞはいるぞってやってる。そこで小競り合いになればまた官製デモでもやって、日本企業を襲っておわりにしたいところ、とおもっているかもしれない。でもそれもやっぱり読まれている。日米でそろそろですかねえ、という相談がなされて、なにをするかといえば、領海に突っ込んできた中国の監視船を全部拿捕。しかも日本政府はめっちゃ強行。これはあっちもたまらんでしょう。一瞬日本憎しで民衆が大暴れするんですが、ここでアメリカの声明で、アメリカは日本の行動を支持する、と大統領がでてきてやっちゃう。これでいきなり矛先がかわるんですよ。もう北京は無政府状態ね。あぶねー。
まあわたしみたいなおっさんがそういう流れを考えるくらいだから先方もさらに読んでなにか手を打ってくるんでしょうか。レアアースカードは失効してるし、チャイナフリーも進行中だ。外に目をそらすにはカードが足りないぞ。さあどう出るのか。しかしこの民主化の流れは、豊かになってインターネットで知恵を付けた人間が増えた分かつての天安門よりやっかいですぜ。やっぱ今年はいよいよ中華連邦共和国成立か。
2013年1月6日(日)
ランを出して水遣りをした。さっさと水を切って中に入れる。手違いで ブラソレリオカトレア パメラヘザリントン ’コロネーション’ 2012年1月22日を寒い棚においてしまっていた。シースにつぼみもいるようだが、ひょっとして調子悪くなったりしてなあ。少し暖かい場所に移動させる。別のカトレアのシースにもつぼみがあるようだ。
そういえば写真を取れるほどばしっと開花している花が見当たらない。新年トップページ更新が出来ないとはなんと落ちぶれ果てたことよ。
久しぶりにクルマで町に出る。クルマって楽。耐寒サイクリングは寒くてきつかった。クリスマスから年末年始じつに寒くてきつかった。まあなんというか、明日からは魅惑の読書通勤が始まる。思えば、通勤中読書するのがもっとも楽しい時間かもしれない。
正月にニュースを見ていたときのことです。何でも証券取引所が統合するとかで、新年の初日を祝う映像でした。和服のお姉さん方がなんか少なくなったと思いませんか。きっと出勤したくはなかったんでしょうね。だんだん上司のお願いとやらもおおっぴらには言えなくなって一人減り二人減りという感じなんでしょう。やですねえ。4日ですよ。その日休めばもっと続けて休めるという日に誰が和服を着て出たいもんでしょうか。いや、テレビに移る可能性は実に高いですね。アジア一番を目指すなんていっちゃってますよ。一昔前までアジア1だったんでしょうけどね。それは目指すんじゃなくて、返り咲くということでしょうか。その座から転落して久しいのです。そして私は見てしまったのです。TOPIXという手裏剣みたいな意味不明な仕切りの影から見える液晶画面は、まぎれもなくあの草原でした。WindowsXPをインストールした状態でみえるあの草原ですよ。WindowsXPですよ!。×××くさっ!
私は本来晴れがましいはずの新年の証券取引所の門出に、ああいったびんぼ○○○情景をみられたことをうれしく思います。ああ、わたしだけじゃなかったんだ、びんぼくさいへろへろな状態なのは、と安堵したわけです。トップを目指すなんてまあみなさんとってもそんなことは考えていないでしょうが、まあそこそこ稼いでゆきましょう。円安になって株価も上がってよかったじゃないですか。物価も上がるし消費税も上がる。春闘のニュースもあって給料は上げないんですって。
2013年1月5日(土)
5日はほぼ家から出ず。蘭は眺めただけ。水遣りくらいすればよかった。
残っていたチューリップの球根を庭に植えた。結局お庭山脈は一部が残ってしまった。山の周辺に球根を植えた。リサイクル球根を合計465個(20球ほどあまって畑のあいたところにねじ込んでおいた)。購入球根を50球ほど植えた。やっと球根植えがおわってほっとしている。来年はたぶん球根を買わずにすむだろう。でもまあ安かったらかっちゃうんだろう。
40日間続いたクリスマスも正月もかすんでしまった仕事もほぼけりがついて、なんというかぜんぜん正月らしくない、残念な自分にふさわしい残念な日々であった。初詣も初売りも縁がなかった。なにかしたいことがあるだろうか。なんかすっかり「残念」が板について、「残念蘭」とか、「蘭 残念園芸生活」とでもサイト名を変えようかと思う今日この頃である。
2013年1月4日(金)
3日は家から出ず、日課の仕事と勉強をさっさと片付け、たまりまくった録画のアニメを見て消すということばかりしていた。実につまらない。仕事に行きたくなったが、このところの不摂生がたたって早起きできず、予定通り休むことになった。かみさんは雪のため田舎から帰ってこられないと連絡が入る。食事もなんだか5食ずっとおでんばかりだったので、別のものが食べたいと考え、元旦に引き続き耐寒買出しサイクリングに出かけた。往復約30km、気温2度。雪がずっとちらついていた。基本的に寒くてしんどい、けつがいたくて小便をがまんしていたようなお出かけだった。
息子がたこ焼きを作りたいという。「世の中の人間は2種類だ。たこ焼きがつくれるやつと作れないやつだ。たこ焼きが作れるようになったやつは一生たこ焼きの魅力から逃れられなくなるんだぜ、それでもいいのかい?」と馬鹿なことをいいつつ、指南する。たこ焼きがくるっと回るプレートになるまでプレートの処理をやらないといけない状態だったので、そこから体験してもらった。基本的なことだけ教えて、油くさいので勉強部屋に引っ込む。しばらくすると得意満面に見事な作品をもってきやがった。あーあ、作れるようになっちまいやがったよ。かわいそうに。あのたこ焼きがくるっと回るようになるあの感覚がキモだよな。最近のは表面テフロン処理のプレートだから初心者でも簡単に出来るのかもしれない。
2013年1月2日(水)
ランはながめただけ、という正月二日であった。おっと、Lc. Elcerrito レリオカトレア エルセリト から花芽がでていた。このカトレアの栽培記録はネット上では閲覧できなくなっているので、ここに貼り付けておく。
Lc.
Elcerrito レリオカトレア エルセリト
2002年1月12日姫路の手柄山温室植物園の売店にて1000円で購入した。
双葉で真ん中から花茎が15cmでて咲きに房のようなつぼみが9つついていた。写真も添付されており、オレンジ色の細面の花がたくさんつくものらしい。
2月8日に開花。美しい黄色で3cmの広がりのあるかわいい花が9つそろうとなかなかのできである。3月5日までかろうじて咲いていた。3月21日根元に芽があるのをみつけた。3.5号鉢に植え替えた。以後の成長はあまりよろしくない。それでも6月27日ごろにはなにやら格好が付いてきた。7月26日シースがくっきりと見える。花が出るかどうかは不明。8月18日花芽のような影が見えた。しかし以来動きがない。10月に入り新芽が活動を始めて伸びてきている。11月23日シースの中に花茎を見たように思う。
2003年1月。夏に完成したシースからつぼみは出てきたが環境が悪いのか落ちてしまった。秋に出てきたバルブのシースからさらにつぼみが上がってきた。大事を取って職場で育てる。
2月17日開花。すぐに咲きそろってツヤのある美しい山吹色の花を7つ四方に開いた。ペタル間56mmのかわいい花をドーム状に並べている。別の気に入った写真。3月31日ぱらりぱらりと花がおちている。4月7日終了50日間。
4月中頃新芽が1つ前のバルブから出てきた。7月26日なかなか大きくなってきたが花芽が上がってくるのが冬なので結構待たされるのであった。8月26日立派なダブルシースが立っているが花茎はかなり後から出てくるのであろう。11月15日花芽がのびている。12月29日だいぶ蕾が見分けられるようになってきた。
2004年1月9日蕾12個が大きくなってきた。1月17日開花。今回の花。新芽もある。2月12日終了27日間。購入以来2年を経過し、そろそろ植え替えだなあ。
3月28日新芽が2つでており、素焼鉢にぶち当たっていた。購入時から2年間手付かずの鉢だったので植えかえるべきものだった。内部は古い根が多く、休眠期らしい。ミズゴケと軽石というなじみのないコンポストだった。においが悪いので根腐れがすすみつつあるのかもしれない。杉皮+ミズゴケでおなじ3.5号鉢に植えつけた。8月1日新芽二つが育ち、どちらもシースがある。
9月I氏にもらわれていった。シース二つから花芽が出てきて2005年春に開花したそうだ。
そんで、I氏のところから分け株が2010年ごろだったかもどってきて、昨年開花、今年も開花してくれそうである。もう10年以上の付き合いになるわけだ。
初夢がすさまじかった。冒険スペクタクルだった。その上夢の中でも仕事に明け暮れていた。弁理士(なぜか保険のおばちゃんが扮していた)と特許明細書をうんうんやっていたし、実験もして、アイデアを3つつかんで現実に戻ってきた。起きるやいなや、パソコンを立ち上げてアイデアを書きなぐる。だが、頭がしゃきっとするうちに、夢の中では特許の請求項が3つ増えたつもりでいたけど、こんなの実際使えるかなあ?といぶかしく思った。まあ無理だな。夢の中からもって帰った実験案が1つあって、これは本当に実験をするはめになりそうだ。まったく夢というのは面白いなあ。夢も現も仕事漬けかあ。
昨日のサイクリングが堪えたのか、午後から頭痛がする。天気は曇ったり晴れたり雨が降ったりとめまぐるしい。昨夜作ったおでんは夕方に再加熱し、大根を食べてみたが味と香りが薄い。しょうゆとみりんをたして20時に完成した。
窓の外をすごい勢いで雲が流れてゆく。晴れていたかと思うとかきくもって雨がうちつけてゆく。一辺1kmくらいの大気の塊がものの1分ほどで山の上空を1km進む。あの1km3の大気の塊って重さどれくらいの窒素78%、酸素21%、アルゴン1%、ほかCO2なんだろうか。窒素の分子量28、酸素32、くらいしか出てこない。酸素の原子量って15.9994だったっけ。おお、すごいあっていた。結構良く使う原子量である。窒素はあまりつかわないので14.以下を忘れている。温度は上空で0℃くらいだろう。273.15Kである。でも気圧がわからない。高度と気圧の関係は知らないのである。すげー気になる。またじっくり考えることにしてとりあえずざくっと0.9気圧くらいにしておく。1気圧は1.013×105Nm-2。ここでPV=nRTのお出ましである。R=8.314JK-1mol-1。体積Vは1km3=109
m3。n=PV/RT=0.9×1.013×105Nm-2×/8.314JK-1mol-1/273.15K=40.14×109モル。1モルの空気は、28×0.78+32×0.21+40×0.01=28.96g。1m3あたりざっと1.162kg。1km3だと1162000トン、えーと、100万トンの大気が、1分で1kmをすーっと進んでいるのを本日はみたわけですね。うわーすげー。2トントラック58万1000台が時速60kmでそんだけの量の物質を運ぶのは大変だろう。それが遠くに見える1km角の塊にかぎらず空ぜんぶがそんな風に移動しているのである。気候というのはとてつもない現象なのだなあ、ということを思い知るためにこういう計算をやった。海流なんて大気の約千倍の密度がある。もう人間なんてらららーという気分ですよ。今年も生かされていることに感謝しつつ、大事に生きてゆこう。
年末年始Chopin Piano Sonata No2 in B flat Minor Op35,のGrave Doppio movimentoとMarchefunebre Lento attaccaにはまっている(つづりはあやしい)。 演奏はMartha ArgerichとHorowitzの2者を行きつ戻りつして毎日3回は聞いている。葬送行進曲といえばあのジャーんじゃじゃジャーんジャジャジャーンジャジャーンジャジャーンを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。私はその部分しか知らなかった。やたらあのフレーズばかり子供向けのアニメで使われていて、まさかあれがショパンだったとは夢にも思わなかったのである。その先に実にさばさばしたいいかんじのフレーズがあるとか、前の楽章では大変美しい部分もあったりしてたいした名曲だなあ、と思うようになるには結構な回数聴いてなじまないとはまれない。中学時代からショパンを聴いても味わうには30年ではぜんぜん足りない。まあ私がとろいのだろうが。
おでんは実によいできだったと思う。しかし、しばらくおでんばかり続いた。
2013年1月1日(火)
ランはながめただけ、という元旦であった。
良い天気だった。パソコンに向かって蘭日誌のバックナンバーを本サイトの制限250kBにぶつ切りにするというあほな作業をしていたが、あまりにも天気がよいので、町に買出しに行きたくなった。
街まで15km、クルマは出払っていてない。バスで600円もかかる。天気が良いから、けちだから、サイクリングでゆくことにした。天気はよいだけで、かなり寒かった。午後だというのにあちこちに氷が張っているのがみえる。しまったー、と思ったときには5kmは進んでいた。久しぶりに自転車に乗るとけつがいたい。ゆるい坂でも押して歩く。まあ思いつめて走らずにお散歩気分で進む。程なく町にたどり着いたが、お目当ての店は元日で休みだった。ですよねー、と思いつつ、開いている店を探してさらに3kmほど進む。イオン系列のマックスバリューはやっていた。2階の電気屋は新春セール中で、ざっとみて、お目当てのHDDは高いのでぱす。次に100均によりぽてち130gを105円で4本、土鍋105円を購入。鍋の食材をマックスバリューで探す。比較的安価なえのき、春菊、鶏肉、ほたて、豆腐などをかごにいれた。さて、懸案のおでんをやるかどうか検討する。生のすじ肉が恐ろしく高かったのでくじける。しかし、串に刺さっているものが20%オフになっていたり、おでん用のねりものセット30%オフなどがあり、これらを中心に組み立て、だしになる鶏がら78円(これを出汁に使う人はあまりいないらしいがそれだけに我が家のおでんは大変美味だ)、こんにゃく98円、揚げ豆腐98円などをかごにいれた。さといもははずせないのだが198円と高価だった。結構重たい荷物をリュックにしょって西日を背にだらだら坂をのぼり帰ってきた。さらに家の畑から大根を1本ぬいてきた。11月に収穫したジャガイモ5つも使う。
おでんを作るのは何年ぶりなのだろう。昔大学生のころストーブでこのおでんを多量に作り、ついひっこかして、敷金がもどってこなかったという苦い経験がある。まあそれはいい。東京出向中につくったのが最後だったような気もする。もう13年も前だろうか。すっかり忘れているぞ。このレシピを教わった母はとてもぼけていてなにか行っていることが怪しい。だからこのおでんの伝承者は私しかいないという責任感を感じ、むりやり脳みそから作り方を思い出す。
卵を12個ゆでておく。大鍋に水半分満たし、こんぶをいれ、鶏がらを洗っていれ、大根、ジャガイモ、さといもの皮をむいて適当な大きさに切っていれ、ゆっくり火にかける。あくをすくって捨てる。ヒガシマルうすくちしょうゆ200ml、タカラホンミリン150ml、清酒100mlを、とくに量比を覚えていないけれど、こんなもんだろうと入れた。あとで味を見ると薄い塩味と甘みを感じたのでまあこんなもんだろうとそのまま微調整せずに続行。こんにゃく、すじ肉、ねりもの、ゆで卵を足してことこと煮て、良いにおいがしてきたあたりで火をとめて本日の作業を終了した。このあと、昆布だしに豆腐、ねぎ、春菊、ほたて、とり、えのき、大根、という鍋をつくって家族に出して食べた。買出しから調理終了まででぐったりとつかれた。日課の本日分の仕事をやって、蘭日誌を書いて、あとは風呂に入り読書をしてすごす。まあ結構な元日だったと思う。
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