蘭馬鹿日誌2020年および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

 

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2020年6月28日(日)

 ランの棚にネットを張った。園芸用支柱を2本スチール棚の支柱にビニールひもでくくりつけた。先端に、さらに支柱を括り付けた。この支柱に、ダイソー200円の88200pの遮光ネット(70%)2枚を買ってきていたので、これらを張った。ええ加減なネット張だなあと思う。風でめくれたりとれたりするのだろうか。

 蘭のトレイを置いてみる。手入れが足りてないなあ。

 

 蘭棚のまわりの地面を整地し、先週植えた黒大豆の余った苗を植えた。土地が余っていたので、あまりもののニンジンの種、昨年食べた赤カボチャの種を植えた。適当な庭運営であった。

 これで1か月近く続いた農業繁忙期は過ぎたか。まだチューリップの皮むきとか、掘り出し終わってないチューリップを掘り出すなどの作業がある。

 

 仕事の本気度があがっていろいろ関心がそっちに行ってしまうと世間のことにうとくなる。コロナも関西では極めて濃度が低いようで、マスクがうっとおしい以外は気にもしていない。

 ネットでは中国で降り続く大雨のおかげで三峡ダムが決壊するみたいなことを騒いでいるけど、日米のマスコミは取り上げていないので、まあ自分自身もそうそうダムが決壊するものか、と思っているので気にしていない。

 今年の心配は「すごい猛暑」「強大な台風」「地震」である。

 

2020年6月15日(月)

 ランのためになにもしてないなあ。フォーミディブルがかっちょよく咲いているのがありがたい。

 

 晩飯に酢鶏ジャガイモが出た。ジャガイモと鶏肉を柑橘酢と砂糖で煮込んだ肉じゃがの変種である。前回これが出たとき自家製のジャガイモが猛烈にうまかったためリクエストしていたらやっと作ってもらえた。やはりうまい。今年とれた豊作のジャガイモ「きたあかり」がものすごくうまい。じゃがいもが鶏肉よりもうまいと感じるのはもう異常なレベル。

 本日阪急オアシスでみたジャガイモ1個98円だった。えー。メークイン5個300gくらいが258円だった。えー。たまねぎ(淡路島産)1個98円。えー。もうそんなに高値になっているのか。本日昨日の農作業で体中痛い状態だったが、なんとなく報われた気分だ。

 

 ここ2か月購買意欲が低い。なにも欲しいものがない。強いて挙げれば、苦土石灰20s1袋と牛糞20Lを8袋あったらいいな、無理に買いに行かなくてもいいけど、くらいである。食べたいものを買って食べていたらすぐに糖尿になる瀬戸際、たぶん不可避だろうが、健康寿命を延ばすためには食べたいからと言って食べていてはいけないので、食べたいものを買わなくなった。とうとうオークションにも欲しいものがなくなってしまった。本も在庫が積みあがりすぎて購買意欲が低下。結果としてこれまで使い切っていた小遣いの大半を2か月間結構な額の貯金をしていた。貯めた金でかみさんに旅行を進呈しようと計画している。

 

2020年6月14日(日)

 L. crispaが咲いてくれていたが、さっさとしおれてしまった。昔咲いてくれていた白いエピデンドラムが植え替え後に咲いてくれた。

 蘭の棚を出していたら大雨でびしょぬれになってしまった。

 

 梅雨に入ってしまったが、ジャガイモの堀りあげが完了していなかった。先週はたまねぎの取入れで大変だった。昨日は大雨で作業できず、本日はしばらくやんで曇りだったので必死で芋ほりをした。また腰が痛くなってやばいやったか、と焦った。

 午前午後の2回に分けて作業した。ぜいはあいいながら作業をした。過去最高のデブ状態なのでちょっと働くとへろへろになる。

 過去最高の出来なんだろうなあ。事前に収穫した芋を、鶏と芋と柑橘酢で煮込んだ変則肉じゃがが猛烈にうまかった。ジャガイモがこんなにうまいということがあっただろうか。かぶりつくと、ほろっと砕け、さらっと舌の上を流れてゆく。ジャガイモってこんなにうまい食材だったろうか。がぶ、がりがり、と咀嚼するもんじゃなかったろうか。ものの本で読んで知ってはいたが、完熟すると粉を吹くといって、ほろほろと崩れる食感、食味、風味が高くなる。ましてや新じゃがなので、ビタミンCが1.5倍とか。そういうお宝が埋まっているというので頑張ったのではある。気のせいか、モグラのトンネルの上にある株は芋が大きいような。掘りやすくなるし。モグラがいるのにミミズもしっかりいるなあ。モグラがジャガイモを食べるといううわさはあるが、食べられたというよりは、進路上に芋がでばってきて邪魔だから削った、という雰囲気はある。モグラよりも、アリが巣をつくっているような芋があって、アリもいっぱい出てきてちょっといやだなあとおもった。食味が高くなるとアリが湧くのだろうか。

 

2020年6月3日(水)

 Den.Formidible”竜馬“開花。2株咲いてくれた。

 

 タマネギのトウは過半数を超えているようである。成功した株は、茎がばたばた倒れ始めたが、トウがでた株は花を咲かせるために頑張って硬い茎をのばしていた。トウを見かけ始めたころ、トウを弱体化させるため先端のつぼみを摘んで回った。ところが、トウの茎自体は硬く太く高くのびてゆくのであった。つぼみを摘むことは効果がないことがわかった。じゃあトウをブチ折ったらどうか。中心部に空洞があるので、雨が降ったら水が溜まって中から腐りそうだ。トウがあるものも茎を倒してしまえば、茎が倒れた状態のつもりになってくれないだろうか、とまだ茎が立っている株をもれなく倒して歩いた。まあ騙されてくれないだろうなあ。トウの強固な株は茎を倒した場合茎自体がすっぱり切れてとれてしまった。

 YouTubeに今年トウがたってさんざんだったという動画が上がっていた。気候の関係で苗が育ちすぎたか、肥料が足りなかったとか、苗が大きかったのか、いろいろな要因があるそうだ。もし、全日本的に不作だったりしたら、今のたまねぎは安く、夏ごろから高値になるだろうとおもった。なぜならうちみたいにいまのうちにトウの立ったわけありたまねぎから消費して、収穫の少ない保存性のある玉ねぎがあとからすくなく出回るためである。1玉100円になった年もあった。

 トウの立ったたまねぎは、茎の根元ですっぱり切って、切り口を数日日に当てて干してつかえば少しはもつそうである。中心に見えるトウは硬くて食えない。収穫は今週末がんばる。

 

 庭のチューリップをやっと全部掘り返して回収した。まだ畑に4平方メートル植えた場所がある。ちっこい球根を太らせるために植えたものだが、結構太っている。

 

 ジャガイモは、葉の美しさを毎日楽しんでいたのだが、昨日急にくたびれて見えたので、そろそろ生育は終わって、芋の仕上げにかかるようだ。早くも黄色くなった葉の株があった。生育が思わしくなかった株だったが、試しに掘ってみると、半分に切って植え付けた芋と同じ大きさのものが8つも出てきた。植え付けたものが16倍になっていた。4s植えたので、16倍で64kgの収穫があるかも、と皮算用をした。

 

 休みの日に裏山に登った。いつものお大師の森コースではなく、道なき道を気の向くままに登って行った。森の中の地面はわりと乾燥していて、立ち並んだ木以外はあまり植物がないようにみえる。里との間には厳重な柵があるため、下草や低木は鹿が食べてしまったのではないだろうか。朽ち木や枯れ枝があって歩きにくいが、地面は乾燥してむき出しの土がある。山のイメージとしては、降り積もった葉が腐ってふかふかの地面になって、日陰でも育つ低い木々でうっそうとしているものだと思っていたのだが、あたかも砂漠みたいになっている。近年強力な台風が来るようになったので、高い木は、根元に大穴をあけて根こそぎ倒れていたりする。そういう木がごろごろしている。そういう穴から狐がはい出してゆくのが見えてびびる。山ってこんな状態でいいのだろうか。大雨が降ったらむき出しの地面って土石流が発生しそうだ。まあ尾根だから砂漠っぽいのだろうか。まだ木が生えているからいいのか。山頂を過ぎて下っていると、今度は鹿を見た。えらく小さな鹿だったような。栄養が足りなくてあまり育っていないのだろうか。そのころになるとデブの足は疲れたのかちょっとあやうくなってきた。頭上からオオスズメバチの羽音が聞こえてきてビビッてすっこりんでひじをすりむいてしまった。デブには裏山でも十分危険な場所だった。100mほど登って降りるだけで結構体力を消耗した。

 

2020年5月31日(日)

 レリア・クリスパのつぼみがさやからでてきた。いろいろ咲いてくれてありがたい。もっと手入れをしたいところだ。

 

 生まれてこのかたもっとも太った状態にある。ありていに言ってデブだ。このままでは親子二代で糖尿病患者である。真剣にヤバい。もちろんひきこもった生活をしてあまり動かなかったことが原因だろう。だからなにかしらか運動をしようなどと考えていた。

 テレワークってはかどるだろうか。正直あまりはかどっているとはいいがたい。あっという間に一日が過ぎるという印象だった。なしえたことも少ない。せめて資料を読み込もうとするのだが、あまりはかどらない。部屋にはいろいろ気の散るいろいろがうずたかく積みあがっているのが原因なのだろうか。娯楽物の集積が半端ない。

それでは、とだれもいない公園にでも行って読んでみると意外とはかどった。また、裏山のなんちゃってお遍路にゆくとこれもはかどる。地蔵の前でけつに刺さる岩に座って読むとすごい速度が出た。山籠もりの修業みたいな。休日にも好んで裏山に行くようになったのだが、なぜか道なき道に踏み込んでしまい、人は通わぬ道なき山頂までぜいぜいいいながら登った。途中狐が出てびびり、鹿に会ってびびり、下り坂でオオスズメバチに警戒している際にす転んでひじをすりむいたりした。デブには低山とて危険な場所だと思い知った。もう少し動けるようになるまで道のあるところを上下しよう。

 まあ運動にはなった。

 

 大枠で見て東アジアってコロナの死者が、西欧諸国にくらべて少ない。この東アジアってところは、共通して新型じゃないコロナウイルスに日ごろからよくかかっていたため、新型がやってきたときに、いつもの奴をやっつける感じでやっつけてしまったりしたんじゃないだろうか。東京のブルーインパルスの飛行には感動して、医療関係者には感謝申し上げるのだけれど、あとあと調べてみたらたまたま運よく多くの人に免疫があった、というようなことなんじゃないかなあ、と思ったりしている。「抑え込みに成功、日本すごい」、と喜んでいる人をあまりみないので、あれれ?と思った次第。

 この仮説から、東アジアの人が良くかかっているコロナウイルスをインフルエンザワクチンっぽく無毒化したものをあらかじめ注射しておけば、西欧諸国の新型コロナを100分の1に抑えられたということなのだろうか。まあプロがそんなことを考えないわけがないので、その実験をやってないわけはないとは思うのだけれど。そういうことをやったとも聞かないのでメモっておいた次第。

 

誰も質問したのをみていないのだけれど、京アニ放火犯のあのおっさんの家宅捜索をしたと思うのだけれど、その際見つかったおっさんの書いたものと、京アニの作品の比較分析をした結果はあるのだろうか。まあおっさんの妄想だとは思うのだけれど、おっさんの著作のどの辺を盗作されたと感じているのかを調べて、人間はどのような妄想で殺意を抱くということをしっかり調べるのが奴を生かしておく理由だろうなあ、と思う。

 

警官が黒人の方を膝で首に体重をかけて拘束している動画を見て結構腹が立ったので、そりゃアメリカの黒人さんたちは怒るだろうなあと思った。ミネアポリスは焼き討ちで「戦争でもなさっているのですか?」というありさまになっている。20年以上前のロサンゼルス暴動みたいな。アメリカって全然進歩ないなあ、とあきれる。警察官がなんかこわい。何されるかわからないおっかなさがある。先方はよくわからんことで激昂して大声で叫んで銃を向けてくるという印象がある。公僕のお仕事とはとても思えない。日本の警察を見習ってほしい。行政サービスとして輸出すれば喜ばれて莫大な外貨を獲得できたりして。日本でも暴れた人を拘束した際、息が詰まってお亡くなりになった例があったが、まあ日本人同士だから米国のようにぎんぎんに不信感で緊張しておかしなことにはならないだろう。

種子島以来めちゃめちゃ古い技術の鉄砲を人に向けるというあほなことはもうやめにしてお互いの安全を最大限に図ったやりとりってできないものなのだろうか。AI積んだ鼻の利くロボコップ(ボストンダイナミクス社製、犬型、しゃべる、手がついている)が、悪事を徹底的に暴き、逃げたら超臭いペイント弾を百発百中してくれちゃうんだったら、犯罪はへるんじゃないかなあ。あと金がまみれの国なんだから教育と医療と社会保障を充実させて貧困をなくせよって思う。二大大国がどっちもなんかいかれていてヤバい。ほんとかんべんしてほしい。まだ冷戦時代のほうがましだった気がする。

 

2020年5月26日(火)

 Den.クリソトキサムが開花。ちょっと前かな。1輪だけ。株もすごく弱っているので、ある種抗議の開花なのかもと反省していたりする。

 写真撮ろうと思っていたカトレア・インターメディアがしおれてしまっていた。きれいに咲いていたのになあ。逆光で何枚か撮影したか。

 

 先進国というか1億人を超える国ではありがたくも終息したようである。来週からフル出勤だろうなあ。このところ出勤するとぐったり疲れる。暑くなると大変だろうからしっかり慣らしてゆかねば。

 

 まーた、ジャンクのHDDをオークションで買っていたりする。外付けHDD4個3000円送料1100円。ケースが欲しかったので4100円で4個なら妥当と考えて購入。届いて調べてみると、1.5TBでちゃんと使えるものが1つあった。とりあえず元が取れた。のこり3個は認識されないのでばらしてみる。ケースはどうやって開けるのかさっぱりわからないものがあり、ほぼ破壊してHDDを摘出した。裸のHDDを差し込んで使うドライブがあるのでそれで調べてみると中身は正常で使用できることが分かった。2TBHDDゲット。続いて1.5TBHDDがはいったケースからHDDを取り出して調べてみると、中身は変な音がしてフォーマットができなかった。ケースは使えるのだろうかと、先ほどゲットした2TBを入れて使ってみたら使えた。これでつかる外付けドライブは2つになった。最後に、やはり使えない外付けドライブから2TBHDDを摘出して調べたら同じくむき身のHDDとして使えることが分かった。

 得られたHDDの健全性を調べるソフトで調べてから、HDD台帳に登録した。管理しているHDDは72個、82TB、金額の累計約125000円。え?そんなに使っただろうか。オークション調達前は4TB8834円なんていう高いものが多いので2013年ころから数えるとそれくらいの金額になってしまったのだろう。

 最初に使ったHDD20MBだったから(数万円したと思うが)、本当に隔世の感がある。当時からHDDがいつもきつきつだったため、HDDに対する抜きがたい欲求があるためむやみと買ってしまっているように思う。いまでもテレビ録画などで2TBが埋まったりする。最初の自作パソコンのHDDは1GB1万円くらいだったような。4GBのマイクロSD140円で調達したことを思うと値段はどんどん安くなるなあ。1TBの調達が600円台になってきたので、1GB1万円と比べるとすごい変化だ。

 でもまあ2009年からHDDは2TBの市価はあまりかわっていない。10年以上たったのだから、同じ値段で20TBぐらいになっていそうなものだけど、この10年あんまり変化がない。中古品がどんどん安くなっているような気がする。

 同僚のパソコンのSSDがわりと頻度高く突然死した(3件)。私が使っているHDDはどれも壊れたことがない。机に乗っているHDD9個は壊れた記憶がない。SATAIDEよりも長寿命だなあ、と感心する次第。バックアップを取っていないデータはない。

 ストレージに日々煩悩しているので、この間もマイクロSD124個に入札してしまっていた(逃した)。管理簿は作っていないが1200円以下で仕入れたものが30枚はある。

 

 誹謗中傷というのは普通の人はしないだろうねえ。そういう人を見かけたことはない。そういう書き込みは5チャンネルで見たことはある。SNSはやっていないので、誹謗中傷されるひとにそういう書き込みがなされているところはみたことがない。どういう気持ちで誹謗中傷を書き込むことにしたのでしょうか。

 親の仇?じゃないよね。職場のいやみな上司ってわけじゃないんでしょ。貸した50万円を持ち逃げした元カレとかでもないでしょうに。

 一般的傾向として、比較的成功して有名になった人で、なんとなく嫌な感じの行動や言動、不道徳な行為等があった場合、そのSNSなどに、「〇ね」「気持ち〇い」「〇えろ」みたいなことを書き込むものらしい。

 (自己検閲削除8/18

 まあそれはそれでいいと思うのだけれど、SNSで誹謗中傷というなんというか渦巻く情念を抱えた人たちのどろどろを、今度はどこに吐き出していただくんでしょうかねえ。「いろいろうまくいっていない人たち」は様々な悲しみ、苦しみ、怒りを抱えて生きているのだろうなあ。たまたま運悪く、そういう境遇に落ち込んでしまった人は、たまたまうまくいってきらっきらしている人が、むかつくことを言うとめっちゃ腹立つだろうなあ、というのは想像に難くない。こんなご時世だから仕方がないのかもしれない。憂さ晴らしはSNSだけじゃないから、よそへ行け、ということではある。なにかいい憂さ晴らしないかなあ。いや、SNSに誹謗中傷を書き込むようなことをまずやめたほうが、ご自身の人生のためにはいいと思うよ。おっさんは、不安や苦しい気持ちはひとまず考えることをやめて、手を動かすなど、行動することにしている。SNSに人の悪口書いている状態はよくないよ、ということを法律までつくって注意してくれるというのはある意味ありがたいことなんじゃないかなあ。つらいけど、他人の嫌なところより、自分のまずい状況にしっかり向き合って行動するべきだと思う。どうしてもそういうことをしたくないという人は、取り合えずSNSに触れないところで、まあ散歩から始めて体を動かして、ときどき考えるようにしたらいいと思う。

 

2020年5月17日(日)

 赤いカトレアが開花。

 

 玉ねぎは過去最高の豊作のはずが、やたらと花芽が出てきて、貯蔵性の落ちた玉ねぎが多数できる見通し。ちくしょー。5月になってもやたらと涼しいので、花芽が出てきたのだろう。農業難しいなあ。近所で玉ねぎを植えている人が少ない。うちみたいにうまくできないことが知られているからなのだろうか。玉ねぎって、140円くらいの家計防衛ができる。500個作れば2万円の利得がある。今日畑をやるのはしんどいのか玉ねぎを植えている人をあまり見ないと思う。

 ジャガイモもあまり植えているのを見ない。例年40sを6月に収穫している。いい加減しょっちゅう連作している割にはよくとれる。キタアカリというのはそれほど優れた品種なのだろうか。男爵とかメークインとかはなんか相性が悪い。今年は例年3sの種イモを植えるところを4s植え、なおかつ半分にぶった切っているので100株くらい植えた。60sぐらい収穫できそうだ。家計防衛は、1s200円換算で12000円くらいだろうか。実のところ葉っぱを見るのが好きなので、芋ほりより、育つジャガイモを見ていたいから植えているようなものだ。

 チューリップの球根掘りを開始した。重労働である。これが一番しんどい。何とか楽に収穫できないだろうか。今年の花は、8割が家で育ったチューリップで、2割が購入球根によるもので、2000円かかったから、8000円換算のチューリップ球根を掘り出さねばならない。8平方メートルを掘り返す。

 

 ベーキングパウダーを多量に買ってしまったので、ホットケーキを作った。薄力粉300g、砂糖80g、ベーキングパウダー小さじ4杯を混ぜた。卵2個と牛乳280gを混ぜ、粉とよく泡立て器で混ぜて生地を作製した(6枚三人分)。フライパンに最初だけ油を薄く引いて温め、水に浸した布巾で中央部の荒熱をとり、再び火にかけてお玉一杯分の生地をたらしこんだ。これで直径は20pくらいになる。気泡ができて、穴が開いたままになる穴が増えてくるが、それが半径5pより外まで迫ってきたら、フライ返しでひっくり返した。さらに30秒焼き、できたら皿にのせて次を焼いた。全部で6枚焼き、一人2枚、あらかじめ買っておいたメープルシロップ(198円、瓶で買うと800円もするので、けちった)のポーションとバターで食べた。焼き色も大層均一で美しく、味もよかった。2枚で満腹した。娘にも好評で、また次回作る羽目になった。

 

2020年5月16日(土)

 赤いカトレアが間もなく開花。フォーミディブルは来週開花予定。

 

 コロナ肺炎での死者が10万人当たりで比較すると先進国の100分の一程度に抑えられて終息を迎えつつある結構な日本である。医療関係者の皆様、行政、政府の皆様、日本の皆様、ありがとうございます。

海外の報道では、「日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見える」「(対応は)奇妙にもうまくいっているようだ」「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保も中途半端」「感染防止に有効とされるウイルス検査率も国際社会と比べ低い」「死者数が奇跡的に少ない」「結果は敬服すべきもの」「単に幸運だったのか、政策が良かったのかは分からない」(主観のオンパレードっすねえ

 これを読んだとき、「まあたしかにこの記事みたくよくわかってないなあ、不思議だ」、とは思った。でもなんとなく思うのは、日本の医療関係者は正解を知っているような気がする。マスコミはそのあたりを理解できていないように感じた。マスコミが市井のおっさんなみの知性というのはちょっといやだなあ、と思った。もうちょっとよく理解するなり調べてから報道してくれよ、ほんとマスコミ頼りないなあ。マスコミだかSNSの個人の感想だかわけがわからなくなってきているよ。実のところ、こんな市井のおっさんの感想みたいなもんが出典をみてちゃんとマスコミの記事(あちこちで引用されている)であるとわかったあとで、え?それってやばくね、ということに気が付いてしまった。

 僕のような一般市民にはうまく説明できないけど、理にかなった医療関係者の提言を政府も国民も忠実に履行していたおかげでごく当然の結果なのかもしれない。検査が少ないのも、「CT見れば9割わかるから、検査は最終確認に使っていただけ」だという。ひょっとすると、「日本以外全部沈没」的な世界になりつつあるのだろうか。まっとうな知性で運営されている社会が日本だけ、というのはいやすぎる世界である。

 

 子供のころの記憶で、「セレレガンスデオンモデアン」というセリフのかっちょいいCMがあって、あのフランス語っぽいセリフってなんだったのかなあ、と思って上述のカタカナ(よく覚えていたなあ)を検索してみた。出た。すげーな、最近の検索。「C'est l'elegance de l'homme moderne.」。このセリフの前に「ダーバン」とついて、「それは現代を生きる男のエレガンス」なんだそうな。半世紀近い疑問が解決した。これが3か月前くらいのことで、昨日このダーバンで有名だったレナウンのニュースが流れていた。当時のCMすら見ることができる現代ってすげーなあ、いい世の中になったよと思う。

 同じく40年くらい前に聞いていた曲をもう一度聞きたい、というのがいくつかあって、歌詞の断片などを検索して捕まえたものがいくつかある。ありがたやー。

 

(自己検閲削除8/18

 

 田舎の義母から「ヨーグルトメーカー」を調達してほしい、という依頼があった。近所の茶飲み友達のばーさんから頼まれたのだそうだ。おおかた、ヨーグルトも納豆もうまい、という自慢話を聞いて欲しくなったのだろう。義母の茶飲み友達との友好のためにもヨーグルトメーカーを調達した。

 

2020年5月13日(水)

 なんか原種の黄色いデンドロ開花。名前を忘れるとはぼけたな。記録を探してみてもそれらしいものがない。なんとまあ。毎年ちょこちょこ咲いてくれていた。

 

 植え替えた鉢は一週間室内に置いていた。トレイにカマキリの卵が付着していることに気づいてはいたが、まさか室内でふ化するとは思わなかった。ランの葉の上にちっこいカマキリがみえたので、本日トレイごと外に出した。

 

2020年5月12日(火)

 真っ赤なカトレアが開花。植え替えたデンドロキラムから花穂が出てきた。

 

 昨年の今頃はプレステIIIで毎日1時間ゲームをしていたように思う。Tales of Graces fとかいうやつだった。ゲームは楽しい。でもスタミナがないのか1時間以上するのはしんどい。50日ほど頑張ってとりあえずクリアーした。以来ぱったりとゲームから遠ざかってしまった。ゲームは素晴らしい。しかしまあしんどい面もあるから次をやろうという元気が出ない。まあ世の中にはやりやすくてはまれてすげーやりたくなるすごいゲームもあるのだろう。

 「課金で今月8万つかっちゃった」という人も結構いるそうである。私にとっては目玉が飛び出るような金額である。学生時代、月7万円のバイトの稼ぎで、学費、下宿代、食費、本代が賄えていた(昭和)。まあお金の使い方がいまでもとってもリアルなので、金銭感覚がかなりケチに振れているが、別に課金したい人はすればと思う。ケチな私は自分のへそくりを有効に使うにはどうするかということを鬼のように考えるのが趣味なので、お金を使う速度がとても遅い。たぶんちっとも使えないうちに年老いて死んでしまうレベル。それだったら好きなことにぱーっと使うほうがいいよね、という考えもありだろうと思う。ただ、自分の趣味ではない。

 この度印材(青田石、葉蝋石Al2Si4O10(OH)220本を1020円で購入した。20*20*49oくらいの石である。なんとなく彫刻とかしてみたかったのである。一般的には獅子を彫るらしいが、身の程知らずにも「ボッティチェリの春の中央のおねえさんのおっぱいを大きくしたやつとか彫ってみたい」などというバカなことを考えたのである。150円。おもっていたのより少々小さい。ええなあ、模様といい、光沢といい、ええ石や。カッターで削ってみると蝋石の一種だけあって柔らかく、粉は天花粉のように滑らかだ。いきなりおねえさんを彫る技量はないので、ペンギンでも、と思って30分ほど頑張ってみたがちっともペンギンが現れる様子はない。これはちょっとやそっとの仕事ではないということを知った。

 また、本日は業務スーパーにてやたら量の多いベーキングパウダー450gを650円でゲットしてきたのでスコーンを焼いた。かみさんに電子レンジのオーブン機能について十分にレクチャーを受けて焼いた。前回のスコーンもどきのようなアンモニア臭やえぐみはない。じつにうまいスコーンが8つできた。いつも成城石井のスコーン3757個入りをかみさんに献上していたので、これからは好きな時にうまいスコーンを提供できる。こんなにうまいのだったらもう菓子パンとか買わなくていいな。

 課金8万円というと、7年がかりで堆積したラノベの積読2000冊がそのくらいの値段になる。1年頑張ってもそのうち300冊ほどしか読めない(350冊購入する始末)。

 先日「アトキンスシュライバー無機化学第四版上巻」東京化学同人612p(2008)をやっと読み終わった。5000円くらいしていたと思う。8年もかかった。様々な原子が何を考えて引っ付いたり離れたりするのかをみっちり学んだ。奥が深すぎる。まあ合成やっていると、何が起きるか考えるのにとても役に立つ。

 やたらと事象の多い、こんな疲れそうな買い物や使い方ばかりしているので、そのお金が本当の意味で使い切られるまで手間と時間がかかってしまうのである。お金の使い方なんてほんと人の好きずきだ。でもまあ自分の首がしまったり、あくせくしたり、人と不仲になったりするのはごめんだね。

 

(自己検閲削除8/18

 

2020年5月9日(土)

 ちょこちょこ蘭のつぼみを見かけるようになった。

 

 木金と仕事に行ってフルに働いていた。めったに人に会わない。職場の人間3000人中コロナにり患した人は一人であるという。油断はよくないけど、まあそうそう当たる確率ではないねえ。まあ全国的にみて15663人の感染者は人口12700万人で割ると、1万人に1.2人になる。「頼む、俺をコロナにしてくれ!」と街を全力でかけずりまわってもコロナにり患できる自信はない。気を付けて人に近づかず、手洗いをしっかりやればまあ大丈夫だろう。感染者数はかなり減ってきた。

 新聞をみると「欧米から日本のやり方はおかしい」と書かれていて、「はあっ?あんたらなにいってんの」と思ったが、どうも日本嫌いの某新聞の世論ミスリーディング記事らしい。「クスっ、またやっていらっしゃるの。お疲れ様ですこと♡」

 

 今月半ばには以前と変わりない暮らしぶりに戻れそうだ。冬までにいろいろ備えが進むだろう。

今年の夏はまた一段と暑いらしいなあ。

 

ネットリンチをやっていた人たちに行政が「人権侵害」を認めてなんらかの手を打つそうである(やーい、いてもうたれー)。自治体も政府もみなさんもだいたい立派な行動をとられているようにみえる。ネットやりすぎている一部の人たちはとってもアホっぽいけど。

 

2020年5月6日(水)植え替え

 昨日娘に庭で炭火焼き焼肉をふるまった。もう焼肉がうまいとおもう歳でもないなあと思う。余った炭で例によって鉢を焼き、本日はその鉢を使って植え替えをやった。植え替えつつ、愛情が足りないというか、技術が落ちているというか、ここ数年の蘭の凋落ぶりが株の状態を見るにいろいろと反省させられる。ランとの心安らかな日々に戻れるのだろうか。

 

 ネットリンチというのがなんというかやるほうもやられたほうもお気の毒というか、よろしくないように思う。やるほうは時間をどぶに捨てて犯罪まがいのことをやっておられる。やらかした人の下半身事情をどのように知ったのだろうが。当事者にしかわかりえないことをSNS、掲示板、動画などで世間に公表しているが、もし相手が弁護士だったらえらい目に合うということを考えていただきたい。

 さる弁護士が隣国の人というデマがながれて、その弁護士を罷免するような書類を提出して、本当は日本人のその弁護士から損害賠償を請求される事件があった。

 SNSのデマに踊らされた人が無関係な父子をリンチで殺害するという事件もあった(メキシコ)ので、為政者はネットリンチという今日的な社会現象について問題視している。AIという便利なものがあるので、発信者が「被害者の人権を侵害する行為」を行っているかどうかを追跡、立証して、略式起訴までやってくれちゃう世の中がくるかもしれない。それは監視社会ではないか、といったところで、取っ捕まった人はプライバシー侵害、デマの流布、個人情報の漏洩をやっている証拠書類を整えられて自動的に起訴されているのでぐうの音も出ないという状況だったりして。アホな使い方をしているとそれを理由に変に法律が厳しくなるものなのである。

 なんにせよ、義憤にかられたからといって、怒っていいのは直接被害を受けた当事者であって、そういう人が裁判にでも訴えればいいことである。無関係な人は、報道を見て、まあそういう行動は慎もう、ぐらいでいいんじゃないか。

 これまで下ネタをラジオで言ってきたおっさん芸能人がどこのおっさんでも話題にするような「景気が悪くなるときれいなお姉さんがフーゾクにやってくる」というよく知られた経済現象(鈴木大介著「最貧困女子」幻冬社新書2014)に言及したからといって、その芸能人をたたきすぎるのはなんか嫌だなあと思う。あの有名番組のレギュラーだからといって別に聖人君主である必要はないと思う。むしろ、「3人に一人の若い女性が貧困レベルにある」という状況に目を向けて問題視すれば有益な議論になるのだろうが、芸能人たたきに終始して弱者を顧みないネットの酷薄さである。

 世の中が女性の社会進出を阻んでいるのだろうか。まあ「保育園落ちた!日本〇ね」云々は重要なところなのでしっかり整備してほしいが、なかなか進まないねえ。

 理系の職場にいると、理系はいつでも女性ウエルカムで、男女差別などないように見える。けれど、理系は野郎だらけで、女性に選ばれないのはなぜなんだろうか。女性同士の特殊な足の引っ張り合いなんかがあるようにみえなくもない。勉強ができる女子って相当強くないとなんか足を引っ張られていないだろうか。女性同士の力学は男同士とはまたえらく違う。あのマウンティングという頭悪そうな行動が男から見ると軽くみられる一因ではないだろうか。「破滅フラグしかない悪役令嬢」みたいな。男が男にマウントをとりにくるとめっちゃ軽蔑されから、そんなアホめったに見ない。そんなことをしてくる奴がいるその環境はヤバイ。転職を進めるレベル。スマホの使用時間がJKのほうがDKより1時間ほど長いのもある種のハンディだと思う。女性本来の能力からすると、野郎が貧困になるなかで、女性だけ普通に生きてゆけるはずだ。女性って本来賢い生き物だと思っていた(貧困女子の行動に関する記述を読むと、なぜそんなことをした、と驚くことが多い)。なにか大きな問題が、日本固有のなにかが、あるのではないだろうか。コロナ対応では大変立派な行動をとる日本人が、なぜ女性の貧困問題を放置しているのか不思議。

 

2020年5月4日(月)赤いカトレアにつぼみ

 カトレア3株開花中。赤いカトレア2株にそれぞれつぼみがでてきた。

 

 腰痛もおさまり、やっと散歩に出られるようになった。体力が落ちているのか4kmほど歩くと結構疲れる。家の近所のまだ登っていない500m峰を目指していたのであるが、当分登れるだけの体力は回復しないであろう。田舎は田植えの最中で、人に接近せずに歩く。道端の雑草を観察した。多様な植物が生えている。大半の名前を知らない。知っているものといえばカラスノエンドウくらいである。じっと見ていると、カラスノエンドウっぽいけど、花の色が違うとか、ついている豆の鞘が異なっているなど、異なる特徴のよく似た植物を2種類見つけた。同じ場所に3種の似たような植物が生えているのが不思議。カラスノエンドウの鞘はかじるとあんまり美味しくない。小さくて長細い別の鞘をかじったところ甘みがあった。豆が2つほどはいる小さい鞘は、ちょっと渋い。それぞれ写真を撮って、ネットで調べると、豆2つに見えるものはスズメノエンドウVicia hirsutaで、鞘が甘いものはカスマグサ Vicia tetrasperma4つ精?のVicia、と読めるが、学名ってそんな適当なのか)とあった。この3つの種はソラマメ属Viciaなのだそうな。ソラマメ?と思ってみると、確かにカラスノエンドウにもソラマメの特徴がいろいろと見える。カラスノエンドウは、鞘が若いうちは食べられるのだそうな。

 初めて雑草の特徴を捉え、同定して認識した。知れば知るほど足元にいろいろなものがあるということがわかる。カラスノエンドウは薬効があるのか。

 エンドウというけど、エンドウ豆はPisum sativumということで、別属だった。豆科も奥が深いなあ。豆科が変だなあと思うのは、草があったり樹があったりする。なんでだろうか。ラン科の樹はないと思う。年輪のあるランはないわなあ。

 

 心臓に疾患のある義母を田舎に送っていった際、山口県の島のじじばばたちは大層警戒をしていた。出来るだけ現地人に近寄らないように、農作業をやっつけて早々に退散した。

 

 3月は海外から感染して帰ってきて、宴会などに出ていたなどで人に感染させたことがたたかれていたようだが、あの時期ものすごい数の人が同様な行動をしていたので、たたかれた人たちは注意喚起をしてくれていたようなもので、そういう行動は慎みましょうね、ということが分かりやすく示されていたように思う。同様な行動をしてこっそりうつして回る人もいだたろうから、たたかれた人たちは、その時だけのことにして忘れてあげるべきだと思う。

この度も、PCR検査を受けるほど体に異常があるのを知りながら、バスに乗る、友達とゴルフ練習に行く、知人とバーベキューをやる、帰省する、とうとう人にうつすなど、やっちゃいけないことのオンパレードでヒールを演じてくださったと思えば、反面教師ということで、多くの人が身を慎んで(たぶん隠れて人にうつしまくっている人はいると思う)くれる効果があったと思う。だからこの一時だけにして終息したら忘れるべきだろう。

 

 半年かかって電池関係の専門書500pを読み終わった。電池材料の原子状態はXAFSなどを使い、TEMなどにより結晶状態を観察し、第一原理計算で安定相を計算したり、AFMで形状の変化を調べ、みたいなさまざまな技術による解析行っている第一線の研究者たちの記述を読んだ。こういう勉強ってやっぱり必要だなあと思う。ネットみてYouTube、オークション、5チャンネル、ニュース関連のサイトなどだらだら見てしまうのだが、時間がかなりかかるわりに薄味というか、何を得たかなあ?、ともったいない気持ちになる。ネットは欲しい情報をとっても薄味で提供してくれる。欲望の表面を撫でてくれる程度の情報で、本当に必要な情報はネットでは得難い。SNSはやってないからわからないけど、あれはもっと時間をくわれるそうじゃないの。

ネットで「社会人の勉強時間」と検索すると、「平成28年に行われた総務省の社会生活基本調査によると、社会人が1日のうち勉強にあてている時間は平均で6分という結果が出ている」という記述が見つかる。うんこにしゃがんでいる時間程度だろうか。べんきょうだけに。平均60分勉強している人は5%ほどだそうな。毎日60分以上はそういう時間を持つことにして記録を取っているので、まあなんというか、勉強できる幸せというやつなのだろうか。

勉強は、取り組んでいる課題を解決するために、日々考えるための糸口の探索ということをやっているのだと思う。勉強よりも大事なこともある。考えて次の手を編み出すプロセスである。勉強していると、「この手つかえるかも・・・」「論文書いていてレフリーに突っ込まれそうなこの記述を補強するために参考文献がいるなあ」とか、考えていると勉強の必要性を感じる。正直1時間では足りない。

 一般的には、仕事によっては勉強の必要性が分かりにくいものがあるだろう。個々人それぞれに勉強は必要なのかどうかは個々人が判断すればええんじゃね、とおもう。もうちょっとうまいことやりたいなあ、と考えると、それなりに勉強しちゃうもんじゃないでしょうか。わかりやすいのは学生さんだろうか。もうちょっと成績上げたいなあ、とおもって塾に行く、みたいな。そこでドケチな私は、「いい参考書や問題集(中古)買ってやるから家でやれ、わからないことがあるならわしに聞け」とやった。成功すれば経済効果は莫大である。つまり勉強は金になるということである。まあ自分の子供らを賭けてやる博打みたいなもんだが。

中学生を塾にやると1年でわしのへそくりなど吹っ飛んでしまう。当事者である子供が考えて、トライ&エラーでやり方を探り、自主勉強をすれば塾代はいらない。自分も塾へいっていなかったので、塾に行っている奴らに伍してゆくにはどうやるか、真剣に考えて勉強した。中学一年のころは通塾者に圧倒的に負けていた。平均60点だったものが中学卒業時には平均80点後半。順位などはしらないが、クラス最高点を獲ることを目指していた。そういう勉強に対する志がどんだけ銭になるかよく知っている。しかし、この志っちゅうもんが、どうやったら醸成されるのかが一番難しい。人生の大問題である。ひょっとして持って生まれたものなのか、家庭環境なのか、職場環境なのか、もう何なんでしょうかねえ。身近にいる「人」という要因も大きい。

司馬遼太郎著「世に住む日々」を東京出向中同僚に勧められて読んではまって、もう平安から幕末までの日本史のすごかったこと。20年経って「世に住む日々」を読み返してみると、もう8pあたりで涙でるのな。それぐらい吉田松陰というひとは強烈で、こういう人に触れることで人が強烈に感化されるというのはある。その感化というものが今の現実にも色濃く残っているように見えるからすごい。

職場に人格も仕事も立派な若手がわらわらいて、一緒に仕事をしているとジジイの自分も頑張らねばと思うわけで、考えたり勉強したりしたくなるわけですよ。逆に考えると、大多数を占める勉強時間0の方というのは、勉強時間0の人たちといるということなんだろうか。

志というのは、「このままじゃいかん」と思ったときに持った覚えがあるので、志をえられないということは、「甘い」のか「ぬるま湯」なのか「ゆでガエル」なのか、己自身の感度の問題でもある。自分の中学時代は今思うと割と危機的状況だったとおもう。酒乱の父(三番目くらい)が乗り込んできたのだった。酔っぱらって勝手口のガラスを素手で殴りつけ、手を血まみれにして酔いつぶれていた記憶がある。実母は頼りになる親分みたいなおっさんを頼りながら逃げた。息子の自分は中間試験があるからと家に残った。この父なるおっさんが自分に手を出すようなことをしたら今日の自分はなかっただろうなあ、と思う。なんとなく自分には手を出さないだろうと思っていた。男はビビりだから弱いものにしか手を出さない。飲んだくれてころがっているおっさんの横に救急箱を置いて、飯を作って食べたのち、勉強していた。このなにやら厳しめの境遇から自分はどう生きてゆこうか、と真剣に考えた結果が勉強だったのだろう。

今日厳しい境遇に置かれている人がいれば、これじゃいかん、何とかしなければ、と思っておられるだろう。まあ勉強して落ち着いてみてはどうかと思う。なにかしら取り組んでいれば気がまぎれることだろう。

 

2020年5月1日(金)インターメディア、エピカトレア開花

 別のカトレア・インターメディアが開花。ものすごい小さいバルブと葉っぱなのに、花は普通のインターメディアなので、花でっかちの奇妙な鉢である。昔咲いてくれたことがあるような花だ。

 エピカトレア・Kyoguchiだったか、毎度の開花である。ありがたや。

 

 やっと腰痛がぬけた。ありがたい。中腰でひいひいいいながら歩いていたものが普通に歩ける。

 腰痛状態でしばらくいると、その状態になれてしまって、そういうものだという感じに生きていた。不自由なりに気にならなくなるのだった。なおってみると、そっちがじわじわ当たり前になってありがたみが薄れてくる。

 

 テレワークの3週間があっという間に過ぎてしまった。なにか得るところがあっただろうか。うち2週間は腰痛で過ごしていた。

 正月から読んでいた専門書500pを読み終わりそう。こつこつやってきたが身になっているのだろうか。

 

 かみさんがスコーンが好きというので、YouTubeで作り方を学び、買い出しの際に材料を集めてみると、ベーキングパウダーがなかった。かなり探したがみつからない。世間ではなぜかホットケーキミックスがおおはやりで、その原料でもあるベーキングパウダーも払底していた。そういえばピザ生地のためのイーストもずっと手に入らなかったなあ。

 知識として、ベーキングパウダーというのは、炭酸水素ナトリウムとミョウバンが成分になっていたはずだ。炭酸水素ナトリウムは「炭酸」68円と安価だ。ミョウバンは漬物に使われるので探せばあるのではないか。かみさんが店で見つけてくれたそれを買って帰った。

 アマゾンでベーキングパウダーをみると、アルミフリーというのが最近の流れらしい。アルミは、詳しくは知らないけどアルツハイマー型認知症の原因物質とみなされて今日忌避されている。(いや、スマホのほうがよっぽど脳に悪いだろう、とつっこみつつ)しまった、アルミ入りのミョウバンを手に入れてしまったかもしれない、とおもいつつみてみるとアンモニウムミョウバンとある。え?なにそれ。

 NH4A(SO4)2みたいだなあ。アルミもはいっている。本来ミョウバンといえばKA(SO4)2じゃないか。それゆえ、このアンモニウムミョウバンを炭酸水素ナトリウムとまぜて用いたら、アンモニアが発生するのではないかと思えた。

 炭酸水素ナトリウムNaHCO3は、熱を加えると炭酸ガスを放出するので、スコーンの生地が膨らむのである。

 2NaHCO3Na2CO3+H2O+CO2

 だが、生成した炭酸ナトリウムNa2CO3は、アルカリ性がつよく、えぐい味になる。このアルカリ性のえぐい味を消すために、酸性のミョウバンを混合し、たぶん以下のような反応が起きるのだろう。硫酸ナトリウムNa2SO4やアルミナAl2O3は中性なので、アルミニウムイオンが炭酸ナトリウムを中和してくれるわけか。

 3/2Na2CO3 + KAl(SO4)2  → Na2SO4+NaKSO4 + 1/2Al2O3 + 3/2CO2

 ところがそのミョウバンがアンモニウムミョウバンだったからさあたいへん。アンモニアが出る、と予想した。アンモニウムイオンも水素イオンを放出することから酸なので、アルカリの炭酸ナトリウムを中和してくれる。

2Na2CO3 + NH4Al(SO4)2  → Na2SO4+NaKSO4 + 1/2Al2O3 + CO2 + 1/2H2O + NH3

 

 「炭酸」(NaHCO3)小さじ1杯。焼きミョウバンNH4Al(SO4)2小さじ1杯、砂糖20g、塩少々、小麦粉200gをよく混ぜた。無塩バター55gを加え、粉とよくもんで混ぜた。牛乳120mlを加え、生地をつくったがねっちょりしていて型抜きでぬける状態ではないので、馬糞のようにクッキングシートに7つにわけてのせ、電子レンジの初めて扱うオーブン機能で19030分設定で加熱した。

 ところが、焦げ臭いにおいがするので開けてみてみると、スコーンの底辺がこげて煙が出ていた。のこり時間10分だがこの時点で停止し、スコーン的ななにかを回収した。後で聞くと、「テンバン」にのせていれるのが必須なのだそうだ。初めて扱う電子レンジのオーブン機能なので、経験者に聞いてから実施すべきだった。

 このスコーンもどきの焦げていない部分にかぶりついたところ、ばっちりアンモニア臭がしていた。自作の納豆でおなじみの香りであるが、劇物の30%アンモニア水の香りに近い、わりとピュアなアンモニアが香るスコーンであった。食えないものではない。炭酸ナトリウム的なえぐみもあったなあ。

 かみさんに思い切り笑われてしまった。

 冷めたら、アンモニア臭はぬけてえぐみのつよいスコーンになった。きっと炭酸ナトリウムの量が多かったのだろう。ちゃんと炭酸ナトリウムを中和しきるように調整されたベーキングパウダーのありがたみを知った。ちょっと化学が得意と思いあがってバカな料理をやってしまった。(全部食べ切った。あんまり美味しくはなかった)

 

2020年4月24日(金)

 カトレア・インターメディアがええかんじである。

 

 オークションでフウランの名前を聞いたことがある有名株304000円+送料1000円少々で出ている。あのいかめしいおっさん趣味の漢字の固体名に心惹かれないではない。そうはいっても30株とは。しかも入札がなかったためまた値段が下がってでている。

 USBメモリ20個中古を3230円で買ったところなので、1161円くらいとおもったら、フウランは1株が167円とは。富貴蘭、という趣味をやっていなければ、フウランばっかりあってもなあ、と思ってしまう。フウラン好きだけどなあ。カトレア原種4株セットなどというようなものに心惹かれてしまう。たまにはパフィオの咲いているのを見たいなどとおもうが、パフィオの出品は高い。

 

 YouTubeBotanyBoyなるチャンネルがあって、見事なラン画像とともに外人のおっさんが淡々と英語で語るのであった。なんか真剣に英語を聞いてしまった。パフィオの大株を植え替えるシーンがあり、葉っぱだけなので、品種はわからないが、葉っぱの特徴的な斑点から、これはいわゆるバービセラム亜族か、ディレナティか、と思いつつみていると、なんか新芽が親株から斜めに遠く伸びて葉をつけているのをみて、これは変わった特徴だ、なんかみたことがある、などと思っていると、Paph.アルメニアカム(すみませんっ、枯らしてしまいました)、新芽は斜めに離れたところに葉をつける、とはっきり聞き取れた。おお、真剣に聞くとわしでも英語がわかるのか。

 英検準一級、TOEIC750というのは英語ができない部類である。なにしろ字幕なしに映画を見てもなにをいっているのかわからない。学会発表をしてもなんとか質問者の質問を聞き取って、英語で答えを返せるレベル。英語が銭になるのは、聞く話すというところではよほどできないとだめだが、専門性との合わせ技で英語を読んで書けるかどうか、というところは大事だ。大半の日本人は読んで書けるでそこそこ稼げている。変な話だが、学会発表ということでは、TOEIC990のネイティブのほうが、TOEIC750台の日本人より下手だったりする。うわー、あんたそのはなししょぼくねー?、早口で詰め込みすぎ、なにがいいたいのかわからん、パワポ読めねえ、パワー抜きパワポは「ぽ」だ、など残念な発表が多い。中国、韓国、日本、ヨーロッパ勢のほうが海を越えてくる分よく練りこんできている。だから日本の学生さんは自分の発表を練りこんで、よく練習すれば、海を越えてゆく精鋭なんだから、国内学会という立場で発表するアメリカンよりずっとわかりやすくて、聞きやすくて、いい発表してるとおもうから自信持ちなって思う。米国男性と日本人女性の二人が旅行すると、奥さんの英語が圧倒的によく通じるそうである。日本人の英語こそ世界語という驚愕の事実。

 

 連休にどこかに遊びに行きたいということはさらさら考えていない。買いたいものもほとんどないので、お小遣いの貯金ができそう。本をよむか土いじりするか仕事のことでも考えていよう。

 

2020年4月22日(水)

 間もなくエピカトレアが開花予定。

 

 本日は一歩も外に出ず。最近滞っていた読書3冊。ゲーテの解説書を読んだけど、ゲーテって読んだことがないのですごさがわからない。昔の偉人の話をよんでもじじいになったらぴんと来ない。

 

 日本の10万人あたりのコロナでお亡くなりになった人が0.2人とかで、欧米(伊45-11-5)からすると21桁低いという。コロナで亡くなったような人は検査しているそうなので、まっとうな数字なのであろう。

毎日憂慮されている感染者の増加は諸外国に比べると横ばいにみえるので、連休中みんなで頑張れば5月あたりからよさげな状態になるものと期待している。もうちょっと辛抱だ。

 

 アメリカってあれ大丈夫なんだろうか。この冬のインフルでも4万人お亡くなりになっているという。医療の仕組みが明らかに劣悪なんじゃないか。(自己検閲削除8/18)。経済を再開させろーってデモしてるけど、本日一日の死者が最多の2000人を超えたとかいってるし。つい数日前累計4万人だった死者も本日は45千人だというし、さらなる拡大が起きつつあるのに、マスクなしでデモだなんてまじか。「や米」とかいわれていたぞ。国民の数だけ銃があるという。銃もってれば「やってやるぜ」みたいな気分になるのだろうか。びびりのくせに、銃を持つと気が大きい、恨みに執念深い、あまり考えないなど残念な国民性なのか。このうらみつらみを敵を作ってぶつけるんだよねえ。あんまりアホな戦争してほしくないんだけど。

 

石油めっちゃ安くなっているけど、国内のタンクに買いだめってできないんですかね。

石油じゃないが、1万円だすから脂肪1kgもっていってくれ、という虫のいいことを考えている。体重1kgの減少は10万円の価値がある、ということを考えて頑張ったりしたが体重は減らない。まあ確かに体重1kg減らすのには結構なお金がかかる場合もあろう。正しい習慣と自制心があれば安く上がるのだろうが。

 

 家に引きこもっているせいか経済活動が低い。欲しいものがない。なにかよさげなものを見てもかの国の製品とわかるとなんか遠慮してしまう。いまだにマスクマスクいってこのモノづくり大国ニッポンがマスクを作れていないのは恥ずかしいことじゃないか。なんもかんも外国に作ってもらわずに、自国で使うものはちゃんと自国でつくれ、自国のものを買おう、というのが流れになってゆくのであろうか。

 かみさんがミシンを使い倒して家族のために十分な数のマスクを作った。

 

パチンコがこんな時期に率先して営業自粛をするのならわかるけど、ただでさえいろいろ目をつけられて40兆円のパイが20兆円になり10兆円になりして、こんな時に悪目立ちしたら、やくざやたばこ同様絶滅危惧種になってしまうかもしれない。まあスマホゲームもどうかと思うけど。

 いいおっさんはなにをやったらいいんでしょうかねえ。ゲーテはシェークスピアやモーツァルトを勧めていた。わしも読んだことはないけどね。ピアノ協奏曲21K467ハ長調はおすすめだ。

 

2020年4月20日(月)

 カトレア・インターメディアが開花した。今年は1輪。

 

 テレワークのはずが、職場にネット接続できなくなった問題の為職場にゆき、メールだけでもつなげる。職場に接近する際に驚くのだが、日常と変わらずかなり多くの人が歩いていた。えー、とおもうくらい人出である。職場は8割削減のはずだが、ちらほら人が見える。まあ2割なのだろう。メールをさばいて、テレワークの追加申請をして、さっさと帰る。途中必要な食料品の買い出しをするのであるが、見切り品をあさっていると2m以内に接近するおばさんもいて、こっちは退避した。

 みなさんとんだ火遊びをなさっているのでしょうか。

 米国の死者は4万人に達したそうで、年間1万人、多い年で4万人の銃による死者を出しているそうで、コロナは2か月かからずにこの数字なので、銃よりもはるかにおっかないわけですよね。でも出歩くのはわしらの権利だ、みたいなことをいってわりとうろうろなさっているそうです。

 

 腰をいためていたところで、外出でぐったりしていたので、うつ伏せで寝ていたら、腰の状態がすごく悪化して起き上がれなくなった。体の自由が利かない、というのは恐ろしい気分になる。やっとの思いでむりくり起き上がったところ、なんというか座ってもなにをしても痛い状態に陥った。身の置きようが分からないような痛みにさいなまれた。うわあ、やっちまった、これトイレとか風呂とかどうすんの、と痛みの中青くなっていた。椅子でしばらく耐えたのち、よたよたした足取りで階下におりて、椅子に座って、痛みの中夕食を食べていると、なんとか痛みのない姿勢を探り当ててその状態でおとなしくしていた。しばらく様子を見ていると、なんとか動けるようになって、助かったという気分になった。

 コロナの軽症者は、自身の身の置きようがないほど状態が悪い、という人がいるそうだ。トイレに行けないかも、と考えた恐怖といったらない。そういう状態に長期間置かれるという。

 20年振り返ってもおぼえがないような身動きもままならない状態に陥ってみて、腰痛も怖いが、コロナも怖いなあと思った次第。

 

2020年4月19日(日)

 蘭の花はカトレアが咲いているくらい。Den. Formidibleにつぼみが出てきた。

 

 1週間ひきこもってぐだぐだしていた。時間の流れが速い。テレワークは生産性が低い。おてて動かして、結果を見て、考えて、次の手を打つ、というサイクルが働きようもない。ひたすら考える。考えのストックを積み上げる。時々いいアイデアが出ているのかもしれない。アイデアが金か泥かは手を動かしてみなければわからない。

なにやら職場にネットつながらなくなってしまったのでなんらかの打開策を打たねばなるまい。

座って生活していると腰を痛めてしまった。腹筋鍛えてきたのにへこへこ歩く生活とは情けない。とほほ。

 

 10万円支給を何に使おうかと考えていたら、「また給料減らされる予定でしょうから家計に頂戴します」と言われて巻き上げられてしまった。デスヨネー。国難の際には数年にわたり給料が減らされて100万円以上国に差し出すのであった。

 

 布マスク愛好家(綿マスクを醸して匂いをすはすはする)としては、アベノマスクを楽しみにしている。マスク探して右往左往している人などにこれでいいんですよ、と政府が示してくれているわけで、まことに結構だと思うのだけど、批判して嫌な感じにすると記事が売れてお金が入る人がいるらしいので、変に貶められている。政府と行政とお医者様の応援をしたいが、能力もないのでおうちでおとなしくしている。

 

 誰もいない山を這いずり回ったりしている。山は厳重に柵がめぐらされていて、ところどころにあるゲートを通らないと森に入れない。一番近いゲートは、なんちゃって「お遍路」の入り口になっている。そのなんちゃって「お遍路」は、明治期にお地蔵様2体を数十メートル間隔で山道に配してお参りする、というミニミニお遍路である。お地蔵様は、2体ずつ、弘法大師像と、札所のご本尊の像からなり、1か所で札所を回った、という形式になっていて、およそ1kmほど細道を歩くと88か所を回ったことになるというものだ。

 半年ほど前散歩していた時は、倒木だらけで、通行に苦労したが、現在、倒木はぶった切られて、歩くのに困難はない。

 それにしてもいまだに強く信仰されているこのお遍路というのはいったい何なのであろうか、と引っ越してきた当初は「田舎には秘密結社でもあるのか・・・」とびびっていたのである。10年くらい前に司馬遼太郎著「空海の風景」を読んでなんとなくわかった。空海ぱねえ。司馬遼太郎の著作を読んですげーと思った人は、空海、徳川家康、吉田松陰とその仲間たちだった。空海は近畿と四国をくまなく歩き、この地域を超人的活躍で開発した。中国に乗り込んで、「すげー奴が来た」と歓待され、密教をごっそり受け継いで日本に持ち帰った。都と高野山に巨大な寺院をつくり、日本の文化と人々の思考に強烈な足跡を残した。千年も前の人が現代の生活のなかでちょくちょく弘法大師ということでその足跡に触れる機会が多いことをいぶかしく思うべきだったと思う。本を読んで知れば、こんなすごい人がいたのか、とたまげるのである。そりゃファンになる人も多いと納得した。88か所めぐりというのはやってみたい。その憧れがこの山の中にも強烈に刻まれているのだなあ。

 そういう山道をいつもたどってきたのではあるが、昨年あたりから道を外れてあるくようになった。山道は線だが、山は2次元ないし3次元的な広がりがある。道を外れると、とてつもない広がりがあることに気づいた。そういう山にどんどこ出かけてゆきたいとおもっていた矢先に、腰は痛めるし、大雨は降るしで、なんともままならないものである。時間がいっぱいあるようでさっぱり有効に使えていない。こんなはずではなかった、という一週間だった。

 

2020年4月13日(月)

 蘭の花はカトレアとデンドロが咲いている。

 気温が下がって嵐みたいな天気が2日続いている。

 

 テレワーク開始である。9時から職場に接続してコミュニケーションのためのソフトをインストールしたのであるが、パスワードの変更などを求められ、再起動後、パスワードを求められた際「え?いろいろあったけど、どれを入れるのか・・・」という状態に陥り、パソコンを起動できなくてびびった。テレワーク開始30分にしてネットワーク退場か?。明日の会議に出られなくなりそう。これはヤバいと焦った。

 なんとかパソコンが立ち上がって、ソフトを立ち上げて同僚の姿をみることができた。やれやれ、朝から消耗した。どきどきしたよ。自分のパソコンから「お前なんか知らん」「そんなパスワードしらん」とかいわれるとほんとびびる。不親切設計がぱない。

 ネットワークのセキュリティってほんとストレスフルだなあ。将来は「絶対に騙されないAI」と対話して質問に答えると入れるようになるのだろうか。

 

 テレワークなあ・・・。おてて動かす作業がパソコンワークぐらいなものだ。なかなか重苦しい仕事ぶりである。

 

 朝寝はできるが、気分はよくない。天気が悪いので一日ひきこもっていた。田舎のすごいところは少々外に出たからといって誰にも会わないことである。農作業を2時間していると、犬を連れた爺様が話しかけてくれたりするが、4mくらい距離があって安全である。散歩くらいしたかった。草むしりしたくなったほどだ。

 

 

2020年4月11日(土)

 別のカトレアのつぼみが上がってきた。庭はチューリップが花盛りである。めっちゃきれいだ。

 

 職場で8割テレワークしろ、というお達しが来たのが9日。その日の午後にセキュリティ機器が手渡され、パソコンを持ち帰り、接続に四苦八苦して、職場のイントラやメールに接続できた。

 翌日1か月のテレワークが決まり、夕方には感染拡大する都市から退去した。正直めっちゃびびっていたので助かった。

 なにをびびっていたかというと、り患して症状が出ると結構苦しむらしいという点であった。「38℃の熱が2週間続き」(じわじわ弱らせられるのね。2週間も痛めつけられるのか、たまらんのう)、「インフルエンザのほうがはるかに楽」(インフルなら2日でなおったもんなあ)、「めっちゃ体調悪い状態になる」など、そりゃ体力が削られて弱るだろうという症状を40代の「軽症」とされるおっさんが訴えておられた。もちろん自分がり患して大事な家族を危険にさらすのが大変おそろしい。

たくさんの手を動かしてやる仕事はひとまず凍結である。おうちでどんなしごとをしましょうかねえ。

 アイザック・ニュートンは、ペストが猛威を振るったロンドンを離れ、故郷で思索をかさねるうちに、微積分、光学、万有引力などの三大業績を残したとのことである。ええなあそれ、わしもやりたい。

 たまたま見かけた星占いの動画で、自分の場合、「2020年は、惑星4つがええところにはいってめっちゃ活躍できるチャンス」ということらしい。いいことだけ信じて普段できないことをいろいろやってみたい。

 ネット見ちゃうとぼーっと見ちゃうのが問題だわなあ。脳みそが田舎で、ネットの都会に惹かれてふらふらいっちゃってぼーっと己をなくして彷徨っている感じ。ネットなんて己の生産とか発展とかに寄与するものがそうそうあるわけじゃないので、自分の脳内に大都市があるようなイメージをもって、さまざまなビジネスを脳内でやるような使い方をするのがいいんじゃないかなあ、と思っている。田舎に引っ込んだ以上コロナのことはあまり考えないようにして、自分が取り組んでいるさまざまな課題について、その背景を学んだりどんな手を打つか考えたりするようにするべきなのであろう。ネットに見入って脳みそぺんぺん草生えた状態ってまじいやだなあ。

 

 ヨーグルトメーカー(3473円)で作ったヨーグルトがやたらとうまい。使用したヨーグルトによっては、できたものが生クリームみたいにな味のものもできた。結構な家電である。義母用にオークションでもう一台調達した(いらんと言われたらグローブボックス内の加温機器として使用する)(しまった、勘違いしてアマゾンより高く買ってしまった。3880円。あちゃー407円の損)。

 2880円で購入した大豆10kgを、300150200250g使って納豆を作ってきた。もう4週目である。枝豆みたいな歯ごたえの納豆に次第に魅力を感じてきた。思えば「買ってしまったーと思った大豆」はこのおうち納豆には最適な材料だった。おやつに食べたいレベル。キナコかけたりココアかけたりして食べることを検討している。納豆菌は、口内でよく噛むと歯周病菌をいぢめてくれるらしい。納豆菌は生きて腸に届き、悪い菌もいぢめて整腸作用があるという。すげーな納豆。取るべきマグネシウムと良質なたんぱく質、繊維質。死亡リスクを下げるという論文がでていた。これはもう納豆を食わないという選択肢はないやろ。それゆえ納豆はよく売れているそうである。

 納豆は、大豆150-250gをたっぷりの水につけて12時間以上おき、30分ほどゆでて、ざるで湯を切り、熱いうちに種になる納豆を4分の1パックほどいれてかきまぜ、熱湯消毒した容器に入れ、ふたをせずに濡らした付近をかけて、ヨーグルトメーカーに入れ、45℃、24時間設定で置くとできる。とても簡単に納豆を10パックつくれる。200gの大豆が440gの納豆になる。なんかめっちゃ得した気分。自宅でなんぼでもつくれる良質な食品である。

 本日業務スーパーの大豆1s450円(味噌用)を買ったのだけれど、この大豆、煮るとかなりでかくなるのでまた違った納豆になるのだろうなあ。食糧難になるということで中国では穀物を作付けるようお達しがでたそうであるが、国産大豆の値段は変わっていない。現在うちで食べている大豆は2018年取り入れたものだ。貯蔵性は高い。大豆はおすすめですねえ。オークションでも10s3300円だったし。

 

2020年4月5日(日)

 カトレアが一昨日咲いた。昔咲いてくれていたピンクのやつだ。お久しぶりですねえ。

 

 義母が検診で感染地域のこちらにやってきた。昨日往復700qのドライブで迎えに行ってきたのである。不要不急じゃないからね。コロナをもらってこないように細心の注意を払わなければ。

 

 買い物に行くとあまり変化のない街の様子であった。立派なデンドロビウムの開花した鉢が780円だった。

 

 1週間毎日ぐんぐん感染者は増えてきた。3500人くらい。世界的にみると恐ろしく少なくはある。デンマーク(人口570万、兵庫県546万くらい)より少ない。人口の割合で比較してアメリカの30分の1。でも、このままどばーっと増えると医療崩壊等で死人が増える。まだ言われていないが、週明けから「仕事にくるな」と言われる恐れがある。そういう状況に2月になると思ってびびっていたのである。アメリカで感染爆発が始まるまえに始まるとおもっていたのだ。1か月半もの時間を稼いだように見える。日本は本当に不思議な国だなあ。

 

 世界的に食糧不足の懸念があるそうだ。コロナ蔓延でしっかり働けないとか、バッタの大群が作物を荒らすとか、国際的な関係悪化で貿易が低調になるなど、さまざまな要因がある。日本はアビガン外交があるだろうから、混乱は比較的少ないと思う。たぶん働ける人がまじめにコメを作るから大丈夫だろう。

 黒大豆1s1980円をネットオークションで買った。義母の煮た黒豆はうまい。

 田舎の人口が減って、休耕地が多い。裏の畑は使われていないのがもったいない。あれだけの土地があったらめっちゃ黒大豆つくれそう。

 仕事に来るなと言われたら、畑の土づくりをしたい。

 

 

20203月まで

 

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