蘭馬鹿日誌2002年2-1月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

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2002年

2月25日(月)

 住んでいる市には有馬高校という高校があり、新聞の地方欄に蘭展をやると出ていた。かみさんが美しく香りよく年3回咲くカトレアを買ってきてくれたことがある。休みにめずらしく8時台におきて出かけてきた。小規模だけれど見るべき蘭がある。即売会場でもあり、2000円または1000円という枠に押し込めたような売り方だと思わぬ掘り出し物があったりもした。花径9cmというすばらしく大きな花が昨年の葉のないバルブに12個も偏って咲き、新しいバルブにもつぼみが多数ついたデンドロが1000円だったので購入した。前に書いたダイエーの花の大きなデンドロ(毎晩眺めているのだが1ヶ月以上経っても買い手がなく、地下の売り場に1月の姿のままだ)をしのぐ巨大な花に思えた。翌日も母親を連れて出かけ、姿のよい桃色の胡蝶蘭などを買ってきた。その帰り道、宝塚園芸サービスという園芸店に寄った。ここでは3本立ち4本立ちのシンビジウムつぼみつきが1000円だった。母親はこれにも飛びつき、この2日間で蘭は4株増えてしまった。母親の寝室は蘭だらけになっている。この園芸店はこの不景気にもかかわらず店のどこもかしこも整っていて温室の内部はよく手入れされた美しい花でいっぱいだった。レジを済ませるとき写真をとってもいいか伺ったところ快く応じてくれた。89枚も撮ってきた。

 温度が低いのやら、蒸れるためか胡蝶蘭はどれも調子が今ひとつである。昨年池袋のゴミ捨て場から救出したシンビジウムは2鉢そろって順調。また、パフィオペディラムが我が家で初めて咲くため、少々コーフン気味である。

1月24日(木)

容量が限界に達した本「球根園芸館」とは別個に、旧「花画像園」のあるサーバに「新・球根園芸館」を構築した。

中村浩著「園芸植物名の由来」東京書籍、1981。植物名の語源の本である。こういう本にまで手を出すようになるとむやみと学名などが気になりいよいよ病膏肓にいる、という気がしてくる。属名と原種名をイタリックで、などとこだわる有様だ。著者はあとがきを書いてすぐお亡くなりになったらしい。1980年12月70歳だった。良い本だと思う。内容を興味の赴くままに書き留めてみた。

Orchid:ギリシャ語にゆらいする、いわゆる「きんたま」。蹴られて「おー、息子が(kid)」と言ったかどうか。丸いバルブが2個並んでいる蘭をみてそういう名前を付けたらしい。また、精力剤や媚薬に蘭が用いられたのもこのエッチな語源に関係があるのだろう。蘭にはセロジネというこれまた医学的な語源を持つ属があり、Orchidと対をなしている。

Cymbidiumは、cymbe(船)とeidos(形)、唇弁が舟形。

Paphiopedilumは、ラテン語のpaphius女神ビーナスに捧げた、pedilumスリッパ。

Cypripediumはビーナスの小さい足。

Phalaenopsisは、ギリシャ語のphalaina「蝶に似た」の意味。有名な品種のamabilisは「愛らしい」の意味。

Oncidiumは、ギリシャ語のoncosこぶ、eidos形、唇弁の基部にこぶ状の突起があることからきているとか。

Vanda、語源はサンスクリット語だそうだが、意味不明とか。

蘭は好調

我が家のリビングはかなり温い上、日当たりがよいので蘭の生育がよろしいようだ。この冬リカステ、大輪のカトレア、オンシジウム、ジコペタラム、デンファレ、赤いミニカトレアと咲き、現在白いミディカトレアが咲きつつある(3年連続)。さらにこのあとデンドロビウム、シンビジウム2株、マキシラリア、パフィオペディラム、年3回咲くミディカトレア、デンファレ、ファレノプシス2株が続くべくつぼみを太らせている。冬の蘭は休止期なのだけれど、花については実にダイナミックだ。

戸建てなので寒かろうと神経質になり、夜は雨戸をすべて閉めている。寒がりがいるため石油ファンヒーターは7時から24時までノンストップだ。また、夜中にはバケツ2杯の風呂の残り湯の差し入れ付きである。

最高最低温度計をなおす

最高温度と最低温度を記録する温度計で、蘭の栽培のためにはぜひほしい温度計である。昨夜の最低温度は11℃だった。よくこんな温度で蘭が育つものだ。見終わったらボタンを押すと押した時点の温度になる。この高価な温度計をおっことすと、壊れないまでも水銀がぶつ切りになってしまって困惑する。なんとか直せないかと呻吟し、体温計のことを思い出して振ってみた。実に安直にぶちぎれの水銀柱がくっついて何事もなかったかのように働いている。

さて、以前から気になっているアルコール温度計のぶちぎれにも有効かどうかためしてみた。かなりの大振りでしつこく振るとなんとかなおすことが出来た。これは知っていると得な事実だと思うので報告する次第だ。

1月18日(金)

蘭をやっていると、属名、種名、個体名がはっきりしたものが多い。チューリップには種名がないものが多く、蘭と比べてみると以下のようになる。

T.  ‘Angéliqe’ 人気のある「アンジェリケ」。種名は詳しい本にも載っていない。

T.  praestans  ‘Van Tubergen's Variety’  「プライスタンスV.T.V」として入手容易。原種praestansのうち(種名がイタリックになる)

Cym. Seaside ‘Crown Princess Masako’ ご成婚を記念して名付けられ現在よく売れているシンビジウム「プリンセスマサコ」。交配種なので種名Seasideがイタリックにならない。

蘭は思うに19世紀まであまり交配も行われず、その後にわかに品種を特定しながら交配をおこなってリストをつくりつつ現在に至っているため、何と何を掛け合わせてこれこれの品種になった、という記録が綿々と残っているのに対し、チューリップは古くから交配が行われ、なにがなにやらわからなくなっているために、個体名のみが知られているようなのだろう。

種名というのは、そう考えてみると、親を原種までたどれる系図が書ける種につける名前、ということだろう。蘭の種名多くが親をすべて書き出せ、どのような原種が交配に用いられたかすべてたどれるような登録がなされている。

原種、とはなにか。天然自然の環境に適応して遺伝子的に安定している種のことらしい。しかし人間もホモサピエンスという種なので、種の中にも個体差があり、個体名がつくのである。

ここで疑問がわく。個体名が同じということは、蘭の世界では遺伝子的に同じコピーを意味している。アンジェリケの球根が分球すれば、子球は遺伝子的に同じものが出来る。そういう増やし方をしたのかどうか知らないが、日本中の莫大な数のアンジェリケ(我が家にもきっと10個以上はあるだろう)がまったく同じ遺伝子をもっているのだろうか。なにやらそらおそろしいようだ。

ラン科とユリ科

園芸を趣味にしていると植物の科名が気になってくる。おなじみなのはラン科、ユリ科、ヒガンバナ科、アヤメ科である。ランやってます、というとその中の750属のあれやこれや、世界中のまったく形態の異なるランを「やって」いる場合が多々ある。属名で並べると、シンビジウム、デンドロビウム、オンシジウム、カトレア、ファレノプシス、バンダ、リカステとそうそうたる面々である。一方、「ユリ科やってます」という人はめずらしいのではないか。チューリップ、ユリ、ヒヤシンス、ムスカリ、オモト、スズラン、アリウム、タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク、アロエ、アスパラガスなどなど。これらをひっくくって楽しい園芸とはちょっと言い難い。アブラナ科となると楽しみ方がまたべつもので、大根、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、菜の花、クレソン、マスタード、ミズナ、わさび、葉ボタンなどなどこれもそうそうたる面々である。

なにやら科の共通特徴を知ると、植物がわかったような気がしてくる。それに、なんとなく植物のありがたみもわかるような気がするのだ。

 

1月16日(水)

蘭展

1月12日手柄山温室植物園の蘭展を見に行った。小規模ではあったが見たことのない蘭もあり、温室そのものもおもしろかった。

売店で多くの蘭が売られていたが、部屋中蘭だらけなのに食傷しつつあり、さすがに新規購入にはブレーキがかかる。そのなかでお買い得と目にとまったのはLc. Elcerritoだった。双葉で真ん中から花茎が15cm(もっと伸びるだろう)でて咲きに房のようなつぼみが9つついていた。写真も添付されており、オレンジ色の細面の花がたくさんつくものらしい。昨年蘭展で見かけ、美しい写真がとれたレリオカトレアがあったが、それに近い色をしている。ちょっとたのしみである。

水族館も近くにあり、小規模ながらつぼを押さえている内容で、亀に特化したかめかめ派水族館だった。亀好きには堪えられないだろう。どちらの施設も姫路城を借景した妙に美しい手柄山公園にあり、入場料200円からすれば満足の施設だった。

1月11日(金)

蘭はジコペタラムと赤いカトレアが新たに咲いた。シンビジウムとデンドロビウムとデンファレ及び胡蝶蘭のつぼみが大きくなりつつある。あの池袋でゴミ袋のなかから救出したシンビジウムがいまや花茎4本立ちの立派な株になった。

デンドロといえば、ダイエーにずいぶんすばらしい鉢が並び始めている。たいそう花が大きく、色が鮮やかでバルブのつやもよい。値段も4000円前後である。いろいろ花屋をまわっているがこれほど魅力的な鉢をあまり見かけない。通勤中寄り道をしては眺めて帰る毎日であった。よく半額処分品を買うのであるが、あのデンドロばかりは見切り品にはなりそうもない。景気低迷で蘭はえらく安値になっているが、やはりよい品は高嶺の花だ。

 

2001年以降の蘭の日誌と更新記録

 

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