蘭馬鹿日誌2007および更新記録

日刊状態になってしまったランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔

連続有蘭花日数2329日 無枯蘭0日(2007/12/23)次回(今月6、今年146、新規34)。

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1月5日(土)

広島駅前の福屋8Fにて行われている広島県蘭展を朝から見物。

7日間にわたるネット落ち後あたふたと更新。

 

年末年始は、感謝の気持ちを持ってすごそう、などと考えて勉強と歩きばかりして過ごしていた。さっぱり日常的な食事に、ろくにテレビを見ない年末年始だったが、時々聞こえてくるニュースを聞くに、「うわ、とうとうはじまったか」などと思っていた。今年がよい年であるかどうかは人それぞれだろうが、社会を見渡して良さそうな状況にあるとは言い難い。それだけに感謝の気持ちで過ごす、ということが「えいちくしょうめ、なんでおればっかりこんな目に」などと考えて過ごすよりは少しはましな選択と努力につながるのではなかろうかと思うのであった。

 

1月4日(日)

毎年恒例の要に訪れる岩国市の春園生花で蘭を少々見た。

 

1月3日(土)

 三倉岳という山に登って、途中から雪が深く、山が険しくなり、山頂付近の岩場であまりにもコワイので引き返してきた。本当にすごい眺めだった。

 

1月2日(金)

 宮島の南側を歩いて過ごした。大変美しい海岸に行き当たった。

 

1月1日(木)

 廿日市市の極楽寺山に登って雪道の美しさを堪能した。よくこけなかったと思う。今年は感謝の一年だな、などということを考えながら歩いた。

 

12月29日(土)

移動日。

 

12月28日(金)

一日中雨。特になにもせず。

 

Paph. gratrixianum?に花芽があるようだ。

 

5月に戴いたコチョウラン胡蝶蘭Cakeら四株にはそれぞれ花芽が出ている。もう少し育てる場所が広ければ雄大に花茎に伸びてもらいたいところであるが、せせこましく遠慮がちに伸びてもらっている。

 

とてもたくさんの花茎と花芽とつぼみがあるのだが、おおむね年明け後の楽しみのようだ。

 

12月27日(木)Cym. sinense開花

Cym. sinenseが開花した(今月8、今年148、新規34)。

 

 あの超きつかった休日出勤の代休のため早めに休みになった。大変日和がよかったので、トレイに入れて屋外に出し、たっぷり水をやった。

 Slc. Yeong-Huei Chen‘Selection’に出た新芽それぞれからシースが出て、それぞれつぼみ2つずつ、つぼみ4個ですごい開花になりそうである。この株はきっちり年2回開花ペースだ。C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan'についても同様な状況になりつつある。

 Cattreya 'Takarazuka Kaori'はつぼみ2つがまもなく開花。

つぼみがあったOrnithophora radicanseは、屋内に入れると大変弱ってしまった。屋外に慣れていたものを悪いことをした。

どれもおなじみの開花が続きそうで、Lhta. oerstediiにもつぼみが出た。

 

 チューリップの球根の在庫を多量に持っている店があって、半額だったので980円ばかり仕入れてきた。花壇のうね2つ分に繰り越し球根やら購入球根を植えた。

 

12月26日(水)

Onc. Gower Ramsey ‘Stella’及びProsthechea cochleataのバックバルブ伏せに新芽が出ていたので袋から出して置いたのだが、いつまでもそのままにしていた。新品の2号素焼鉢に水苔で植え付けた。

Onc. Gower Ramsey ‘Stella’については、放出したはずが、分家として残って再出発である。

 

12月25日(火)

徹底して仕事漬け。クリスマスとますます縁がなくなってきたなあ。

 

12月24日(月)

屋外に出してマイナス3℃に当てていたOrnithophora radicanseに花芽が出た。咲くのだろうか。

 

世間はクリスマスイブらしいが、さほどにぎやかと言うほどでもない。

 

12月23日(日)

もう一方の棚に水やり。

 

重体のC.intermedia var alba?は鉢から出してビニール袋に詰めてバックバルブ伏せ状態に。

 

 

12月22日(土)

久しぶりに長く寝ていた。まあ水やりをしよう。トレイに入れて雨にあてる。無茶だが、それだけ横着になってしまったのだ。アブラムシを2株ほどで見かけた。アリもいる。これはまずい。スプラサイドを薄めてジョウロでぶっかける。

 

C.intermedia var alba?に手当をする。根も、葉も、茎も衰えている。害虫らしいものはみられない。急激に衰えたようにみえる。一ヶ月くらい水をもらわないとこういう雰囲気にならないだろうか。葉がぼろぼろ落ちている。バルブが何本も茶色くなっていた。付近に同じ症状を呈している株はない。これほどカトレアを弱らせるというのもまれで、それがこともあろうに我が家一の古株であった。この株だけは枯れることはあるまいと思われていたのだが、もはや瀕死の重傷である。これは蘭をかまわなくなった私への抗議かもしれないとさえ思えた。まさかそんなことはあるまいが、なんとか持ち直して欲しい。

 

ワルケが咲いているので撮影して置いた画像を整理してみると、なかなか写真写りのよい花であることに驚く。実物は画像ほどではないと思う。確かにワルケという姿形、香りをしている。うちでワルケが咲くとはありがたいことだ。ワルケにはまっている人の気持ちが分かる。

私のワルケ経験が乏しいせいなのか、ひいき目なのか、あまり見かけないような色の濃いワルケである。

 

12月21日(金)Onc. Twincle開花

Onc. Twincleが開花した(今月7、今年147、新規34)。

 

 先週の土日が重労働でぶっつぶれ、12日間4時間台の睡眠時間で働いておりますと、本日は情緒に異常をきたしていたような。危なかった。倒れ込むように家に帰ってきた。

 ふと気がつくと蘭もHPもほったらかしでえらいことになっていた。かつてこれほど蘭とHPを放って置いた経験がない。棚の点検をしてみるとC.intermedia var alba?が明らかに病気だ。 

 

12月14日(金)C. walkeriana開花

C. walkerianaが開花した(今月6、今年146、新規34)。まだよくわからないねえ。本当にワルケか?。この時期に咲くか?。

 

寒さに慣れたのか、開花が続いている。ほかにカトレアのつぼみやら、Onc.Twinkleだの、マスデだの、ちょこちょこ咲いてくれそうだ。

 

12月13日(木)Epi. sophronitis var. Verithii開花

Epi. sophronitis var. Verithiiが開花した(今月5、今年145、新規33)。今年二度目の開花である。2鉢あってそれぞれ開花するようだ。

 

この冬最初の室内水やり。ものすごい手間だが、1鉢ひとはち手に取るので世話が行き届く。花芽2本付きのコチョウランをおっことして冷や汗をかいた。しかしフォーミディブルやらリカステがでかい。

 

最近NHKクローズアップ現代に出演なさっていたSさんから100円で手に入れたコチョウランの植え替えについて聞かれた。ひええ、こんな有名人とお話をしていていいのであろうか、といいつつも昔からのなじみではあるし、昔と何ら変わらずお花好きの方である。これからたくさん咲くので飾っていただきたいと思っているところで、いつも多くの蘭の世話をこころよく引き受けてくださるありがたい方であった。

コチョウランはこの時期植え替えると弱るので、ビニールポットの内部がよく乾いていることから、そのまま春まで世話するのが望ましいと申し上げた。

 

12月12日(水)Den. ? 'Murakami'開花

Den. ? 'Murakami'が開花した(今月4、今年144、新規33)。今年二度目の開花である。場所が寒いのか少々いじけ気味だ。

 

12月11日(火)Den.?‘WhitePurple’開花

Den.?‘WhitePurple’が開花した(今月3、今年143、新規33)。今年二度目の開花である。花茎が3本でてきてこれから長く咲きそうだ。

 

12月10日(月)

トップページも差し替えられないという手際の悪さである。

昨日から2つの棚は温度調節器による自動運転を開始している。

 

デンファレが見事に咲いたので職場の方に貸し出した。ドライフラワーづくりが趣味とのことで、花をいくつか取ってしまいたいとおっしゃる。昔は抵抗があったが、今ではそれもまた一つの有効な楽しみ方だなあ、と快く貸し出した次第。

 

12月8日(土)棚のビニール張りその2

え?もう8日。うっわー、やっべぇー、ヘタこいたぁ。へぇい、元気してる?。ボーナスが、出たんだって?、でも俺にゃあ関係ねえ。

村上園芸がDaiki神戸北町店に来ているらしいのだが家庭の用事でゆけそうもない。

 

リビングの棚のビニール張りである。棚をどかせてふき掃除である。窓を磨く。窓にビニールをたらす。棚にビニールをかけてガムテープで止める。以上25分の作業だった。

 

庭に球根植えをした。ユーロ高の影響で今年はチューリップが品薄で困るねえ。高いと売れない商品だからはなから輸入しないのだろう。チューリップをまばらに植えて面積が空くので、こっそりジャガイモを植えて置いた。花が終わる頃にはジャガイモ畑になっていることを期待している。

 

12月5日(水)Epi. boothii開花

エピデンドラム・ブーシーが開花した(今月2、今年142、新規33)。葉の間から花がにょろんとでていた。レモンっぽい香りがする。

 

12月4日(火)V. ? ‘Ikeda’開花

V. ? ‘Ikeda’が開花した(今月1、今年141、新規32)パピリオナンテ・テレスと一緒にひっくくっていたら相性が悪かったのか花が1輪になってしまった。

 

球根を探しに行きつけの園芸店に出かけたところ、店を閉めていた。バンダ サンサイ・ブルーを買った店である。こういうのは寂しいねえ。つい日曜にもよく覗いていた花屋が閉めていた。園芸店の経営を脅かしているものは何なのだろうか。

 

12月3日(月)

リンクの希望がメールであったので、Cattleya species・Collection にリンクを張った。カトレア原種がどばーっと掲載されている。すごい数だ。カトレア原種にはまるというのはここまでゆくらしい。そこへゆくとうちなんざちゅーとはんぱなもんである。(C. warscewicziiをお持ちである。ええなあ、どこかに落ちてないかなあ)。自己紹介で堂々と名乗っておられるのが頼もしい。わたしなどは世間怖さにつつましく隠れているのではある。囲碁5段でいらっしゃるそうで、相変わらず段など遙か彼方の私からすれば雲の上のお人である。

 

いつのまにか原種カトレアもたくさんそろってきたのであるが、500円台のやたら安いのを買ってくるため、先の長い楽しみになってしまっているのであった。まあ平均3年くらいかかるのだろうか。

 

Paph. concolorの開花日数が60日を超えた。パフィオ1輪の開花日数としては最長である。えらいなあ。

 

最近なにが趣味かと自分でも考えてしまうねえ。ボーナスからでていた小遣いを家計に返納してかなり経つのでボーナスというのを楽しみに待つことがない。第一使い道がない。なにも買いたいものがない。1万円以上のものを買ったのはいつのことだったか。そうそう、昨年必要に迫られてDSを買ったのである。家族が使うので私はタダの一度も触ったことがない。

 

12月2日(日)ビニール張り

越冬加温棚にビニール張りを行う。まいど一人でやる手間のかかる作業で、今年は「そこまでやるかねえ、よくいままでこんなことをやってきたなあ。今年はさぼってみるか」などという迷いが出る。棚から蘭を庭に出して、棚をよいしょとどかす。木造の棚なので一人で持ち上げて移動できる。窓の周辺に掃除機をかけ、窓ふきをする。1間の窓にビニール(農業用マルチ1.8m幅100mのロール、たしか千円ほど。ここ数年同じものを使用)を2枚たらす。これで室内の空気が冷えるのを防ぐのである。

次に棚を掃除して、電気機材をどかし、横方向に3面を1枚のビニールで覆う。次に縦方向4面、棚の上階と中階をまた1枚のビニールで覆う。端はガムテープで止めて隙間を作らないようにする。

正面だけ、長いビニールがたれる格好になっている。作業時はこのビニールをはぐって蘭を出し入れする。上中階は加温保温し、蛍光灯がつくようになっている。下階は5℃以上をキープしたいシンビやデンドロを置く。

20分ほどの作業で準備完了である。まあやってみればそう大変ではなかった。しかしこれまでと違うのは、以前はもう少し心がこもっていたような、こまやかな配慮があったように思う。ちょっと最近疎遠になっているなあ。すまんなあ、と思う。

 

庭の蘭棚の解体を夕方からはじめた。ネットを張っていた木枠を、止めていた木ねじをはずして取る。さらにボルトで棚にくくりつけていた横木を取ろうとしたが、ボルトがさび付いていてとれず往生した。木枠をとったあと、金属製の棚の解体はやはりボルトのさびつきがひどく断念した。こりゃ困ったなあ、こういうのははじめての経験なので途方に暮れていた。このまま大きな棚が庭を占領するのも面白くない。このまま目立たないところに移動することを考えた。大きな物体なので移動には技術が必要である。横倒しにして中に入り、重心を持ち上げるようにしてゆっくりと移動し、裏庭に運び込んだ。これで庭にチューリップを植える花壇をしつらえることが出来る。

 

村上園芸の蘭展が12月5−9日ダイキEX明石であるそうである。

明幸園の近くといううまみはある。欲しいものがあるかどうか。球根には興味がある。

 

夜中ネズミの絵の図案が決まったので、一気に筆で書き上げ、年賀状が片づいてしまった。過去もっともあっさり年賀状が片づいてしまった。なんもかんも片づいてしまった。残るはリビングの蘭の棚のビニール張りぐらいだ。

 

12月1日(土)

天気が良いので出して水をやった。蘭の冬ごもりの支度をと思っていたがぶっ倒れて寝ていた。

 

息子に請け負わせていた球根むきが完了した。さっさと花壇を作って植えたい。

かつてはパソコンでいろいろしたいことがあったような気がするのだが、最近はさっぱり思いつかない。ひとつ山場を越して、ぶっ倒れて寝ていたが夜におきだして例年足を取られる年賀状にむかい、墨を擦って書き上げた。毎年干支の絵を描く。紙にいろいろ図案を書いてこれが決まるまで結構時間がかかる。今年は猛烈な生産性の向上があって、「うぅっ」と立ち止まって停止して、ぶらぶらして先送りにしていた部分を、数分の停止はあっても「えいや!」と乗り越えていってしまうようになった。生産性というやつは、この「うぅっ」をどう「えいや!」に切り替えるか、というところにかかっている。私にとってはある種自分が作り出した壁が存在していた。私自身はこれを「バカの壁」と呼んでいたのだが、有名な「バカの壁」とは別物の概念である。こっちが名前を変えて「思いこみ限界」とでもしよう。当然出来てしかるべきことに「無理!」といっちゃう中学生みたいな自己設定限界である。じっさいのところ無理なんてことはない。ぐずっているだけだ。

毎年年賀状書きでベンチマークを取っているようなもので、今年はまるで人が変わってしまったかのように速い。世の中にはもっと激速の人間がいるということが容易に想像できる。そのあたりが受験なんかでは差としてもろに出るのだろうが、懸絶した差であってもそれはなにやら本人の考え方次第なのであって、なにごとも考え方ではないか、ということを思う。出来ない自分に甘んじることも一種つまらない贅沢だったのかもしれない。

つまらない贅沢といえば、昨今の浪費がちな人々の消費行動というのはまさにそれかとおもえる。もったいない話ばかりだ。あれは自分が必要なことが本当は分かっているくせに、直接対決を避け、問題を未解決のまま放置し、そのフラストレーションを紛らすために金と時間を浪費しているのである。

 

11月30日(金)

あれ、もう一週間経っちまったのか?。月曜日から強烈な予定がいくつもあって、そこへ持ってきてドサクサに勝負手を繰り出したりで、2時寝の7時起きであまりストレスもなく、頭痛もなんのそので、金曜日には何もかもやっつけていた。ただごとではない。

 

デンファレがすごい。かっこいいなあ、と眺めている。冬中楽しめる。花芽やつぼみがまだまだ出てくる。

ほかはこれといって動きがない一週間だった。週末は冬ごもりのことをやっつけてしまおう。

 

11月24日(日)

天気が良いのでまたぞろ蘭を出した。水遣りもした。

我が家初のワルケの開花という期待を背負った鉢をよく見るとワルケと書いた札が刺さっていた。誰からもらったものか思い出せない。気がつくとやたらとワルケの鉢がある。5鉢くらいあるのではないだろうか。いつのまにか集まってくるのである。このつぼみが出たワルケのバルブがもっとも大きい。バルブというのは、栄養と水分の貯蔵庫で、ある程度水不足の恐れを蘭が感じないことには立派なバルブにならないということを経験的に感じている。「お、水が切れるな、この環境は。用心して貯水のためバルブを大きくしよう」という仕組みが備わっているのである。もっと想像すると、水が不足する→バルブ内部の電解質濃度が高まる→バルブの成長を促すホルモンが分泌される→バルブが大きくなる、という仕組みではないだろうか。じゃあバルブの分泌を促すホルモンとはなにか、とさがしてみたくもなろうが、これが大変な仕事で、あまり金にならないとなれば研究費は出なし、論文にしにくいと思えばこれをテーマに選ぶ人間も少ない。何の話になっているのか。

まあともあれ、ワルケというのは「なんかバルブを大きくしたいな」と思わせなければならないものであることがオスマンダというコンポストを見て思った。ほかのカトレアのように「まあとりあえずミズゴケ」という「とりあえずビール」的な宴会幹事御用達居酒屋的発想ではワルケに花芽はつかない。せめて1つ星、クリスマスに彼女ときめるぜこのあとの作戦はあれやこれや的なコジャレタ料理店の発想で攻めねば咲いてくれないと思えた。まあなんにしても春の植え替えまでに作戦を考えよう。「ふふふ、ワルケがもう咲いて咲いて」という状態になりたいものである。でもまあ、よそはどこもかしこも咲いている一方、うちだけ咲いていない。うちにないものといえばケータイだろうか。ケータイの強烈な電磁波がワルケに「なんかマジやばい」と思わせて花芽をつけさせるのではなかろうか、などと思ったりもする。

 

本日ダイヤモンドシティーのバイキングに家族サービスで出かけたのである。めし代6900円は昨今使い道のないおやじの小遣いから支出される。入店待ちをしていて思うのだが、こういうところをあるく日本人というのは私も含めてメタボリックな体型をしている。このダイヤモンドシティーというのはなにやらアメリカ郊外の大型店舗のモールそっくりだし、歩いている人間もアメリカっぽくなってケツはでかい腹はでているというざまになっている。中国では兄ちゃんねえちゃんはなにやら精悍な体つきできびきび動き、お肌ぷりぷりで健康そうに見えたのが印象的だった。日本人はどことなくくたびれて「かったりーな」という雰囲気に見える。おれこんなところでバイキングなんか食ってたらますますいかんなあ、などと思って、食後巷で有名なプレミアムアウトレットを(ちっとは見るところが出来たかどうかと)ひやかす、という話も気が乗らずに帰ってきたのだった。

一昨日、海外ドキュメントを見ているとアメリカのとある学校で「知り合いが殺されたことある人手を上げて」とやると半分ほどが手を上げていた。「弟が薬の売人で、殺された」「おじ二人が殺された」などなど。知り合いに殺されたという人の話を聞くことはあまりないと思うが、これはちょっとあんまりだと思った。「下流同盟」という本があって、大型ショッピングモールの進出が地域社会の荒廃につながるという内容で、なんとも悲惨な状況がいろいろかかれている。人間ってのは消費だけじゃないんだから休日はもう少し特殊な企画を打ってすごしたいなあ、などと思った。

 

11月24日(土)神戸蘭友会、3株カトレアをもらった。ワルケにつぼみ、オンシジウム・フィマトキルムに花芽

 天気が良いのでまた蘭を庭に展開する。

 

神戸蘭友会にゆくべくI氏の家に行くとカトレアの分株を3株くださった。これに満足して神戸蘭友会では何も買わず。

C. Miyuki ‘Abe’ カトレア・ミユキ ‘阿部’

2007年11月24日 I氏にいただいた

春に植え替え予定。

C. Sea Breeze ‘Fellrath’s Pride’ カトレア・シーブリーズ ‘フェラスズプライド’

 バルブ3つ。

Slc. Estella Jewel ‘Kazumura’  ソフロレリオカトレア・エステラジュエル ‘カズムラ’

 バルブ3つ。

 

 神戸蘭友会の蘭展では、いきなり分け株売り場に直行した。I氏はちょっと休憩してからゆくとのこと。しかし入り口で知り合いと話し込んでいるうちにI氏に先を越され出物3株(原種カトレアのまだもっていない種類)を買い逃してしまった。

 

 咲ずの蘭と思われていたワルケ及びオンシジウム・フィマトキルムに花芽が出た。このワルケはオスマンダーらしいものに植わっていて、特徴的な株なのだが、登録をさぼっていたのか該当する情報がない。

 

ジャガイモの収穫をした。12kgとれた。2kgの種芋800円から考えて、1kgの市価を200円とすると1600円の利益である。まあ、実りに感謝である。在庫が乏しくなりつつあるらしいたまねぎの値段がじりじり上がって1玉70円に迫りつつある。我が家の在庫は年内分はまだある。9月に19個の球根を植えたので、これが収穫できれば結構な利益になる。してみるとたまねぎというのは利益率が高い。

サツマイモが庭の少ない面積で8kgもとれたのには驚いた。この時期まで芋が成長しつづけていたようだ。1本の値段からしてサツマイモの利益はじゃがいもを上回っているように思われる。サツマイモはいろいろな料理に入って消費されている。

庭のピーマンはさむさでなりがわるくなって終了。かなり重宝したらしい。

同じく庭のにんじんは順調に収穫され利用されているそうだけれど、利益が把握できない。ここ2ヶ月間の利益とすればあまり大きな寄与ではないだろう。

 

 

11月23日(金)

  天気が良いので少々冷えるが庭に出して水遣りをした。

 

連日寒い。最低気温がマイナスになった日が2日もある。

 

 子供と15kmほど歩いた。

 さつまいもがあまりに多いので、庭の畝ひとつ掘らずに残しておいた。寒さで蔓が枯れ始めたので芋掘りをしたところ大きな芋がごろごろ出てきた。8kgぐらいは収穫できたのではないだろうか。ジャガイモも4個ばかり出てきた。

 

11月20日(火)Den. Arika及びDen.? 'Royal'開花

Den. Arika及びDen.? 'Royal'が開花した(今月6-7、今年139-40、新規32)。どちらも花が比較的大きい。とくにDen. Arikaはデンファレでは最大級の90mm級なので見ごたえがある。つぼみは13個以上連なっている。バルブも姿が良いのでこれは楽しみだ。

 

水曜日から神戸蘭友会の蘭展があるそうな。金曜日あたりが狙い目だろうか。500円あたりの原種カトレアを得るにはよい機会である。

 

 

11月18日(日)

 結構な直射日光につられて蘭を出したが、ほどなく曇りがちになり、出して馬鹿を見たというほど寒々とした一日になってしまった。

 

11月17日(土)

 見事な快晴で、撮影日よりであった。結構立派なものが揃って咲いている。

 いつもの液肥(リンとカリとHB101)をやったくらいの世話だった。

 

 

11月13日(火)デンドロビウム 「ビギバム4」、Epi.? 'Hanakoujou'及びSlc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS開花

 デンドロビウム 「ビギバム4」Epi.? 'Hanakoujou'及びSlc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSが開花した(今月3-5、今年136-8、新規32)ソフロレリオカトレア・ロケットバースト'ディープエナメル'は、わけ株からの前触れのない気まぐれ開花だった。デンドロビウム 「ビギバム4」は、2号鉢から花茎2本出して結構な数のつぼみをつけての開花である。デンファレの生産性の高さを見せつけるような花つきのよさだ。

 またまたデンファレ礼賛になるが、3月に苗を買って秋に花が見られるというのはデンファレの大変優れた特性だと思う。カトレアにもそういう苗はあるが、デンファレのほうが確実のように思える。まあたくさん咲いてくれている。

 本日はおまけに月下美人まで開花した。こんな寒い時期に咲いてくれるのは初めてのことである。つぼみを風で塀にぶつけて傷つきながら咲いてくれた。I氏のところのわけ株も開花したそうである。月下美人というのは本当に優れた品種だと思うが、いつのまにかものすごい大きさに育っていてもてあましている。

 

 付き合いの長かったPhal. 'YellowGreenが弱って枯れてしまった。今年の生育が今ひとつだったので気になっていたのだが、寒い夜に戸外に出したまましまい忘れたという一件がこたえたのか葉がなくなってしまった。何年経っても胡蝶蘭はうまくならないなあ、とあきれる。

 

われながら最近書いていない。蘭への関心が極端に薄くなっているのである。「ゼオライトのOD基がオレフィンに吸着するのをpsレーザーで励起して調べる」というような話にのめり込んでいたり、「PtRu触媒のXAFS計測」だったり、「アルカリイオン半径と等量導電率の関係」だったりで、気がつくと日が暮れている。最近は愉快に楽しく暮らしているという雰囲気ではない。毎日なんとかならんか、と現状打開の道を探るが、なかなか簡単ではない。誰しもそれぞれ闘っているという点ではかわったことはない。

 

11月12日(月)

 デンファレの咲いているやつで、複数花茎が出ているものがあってそれがまた開花している。えらく盛大に咲き誇っている。

 

 今日もひとやま乗り越えたのでへろへろしている。まだ本調子ではない。以前は蘭友からメールをもらうと3倍返しくらいにして書いていたのだが、さっぱり文章が浮かばなくなってしまっている。

 

 私だけ? 福田首相の顔がおしりかじり虫に見えてしまうのは…。

 

 小島よしお氏の名前を見ない聞かない日はない。小島よしみで気にはなっていたが、さっぱりテレビで見かけないのにいろいろな番組で引用されている回数が半端ではない。あの芸にはどこか惹かれる。しかし一部奥様方には大変不興で、「あれが出たらテレビを切る」という人を二人知っている。「そんなの関係ねぇ」というのはなんというか、ある種関係性の破壊である。しがらみだらけの現代人としては言ってみたい言葉なので、ファンも多いのだろう。しかし、関係性を重視する家庭の奥様にあっては、子供やだんなに「そんなの関係ねえ」とやられたらたまったものではないので、あの芸はある種不安を掻き立てるのか受けが悪いのだろう、と私は思った。ある種思考停止用語でもある。きめつけてぶち壊しにする破壊力のある言葉である。

 そういうぶちこわし状態がなにやらみえてきている。米国経済の破綻の兆候である。年収300万円の人間に1億円の豪邸を買わせるという詐欺まがいの経済で出来た債権が世界中にばら撒かれていた。そんな回収不能の債権を買うほうも買うほうだ。「浪費するアメリカ人」だとかいう本がある。ちらりと読んだだけであれはもう病気とわかる。ちょうど子供と世界恐慌の話をしていた翌日、世界同時株安になっていた。いやな予感がする。とうとう来るべきものがきたか・・・という不安がよぎる。

 

11月10日(土)C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’開花

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’が開花した(今月2、今年135、新規32)

 

ダイキ神戸北町店で村上園芸の蘭展を開催中だそうだが、用事があってゆけない。

 

夜勤18時間労働の出張から帰ってきたら肩こりで頭痛がする。

 

中国で買ってきた塩津桃肉というものを食べた。塩という字は中国では、皿の上に、土とトが乗っている。見たことも食べたこともない食品である。見た目干し梅かとおもってつかんだのだが、字面から塩漬けの桃のドライフルーツなのであろうか。値段は10元(170円)くらいだったのではなかろうか。コンビニか、量り売りの多い駄菓子屋で買ったものの1つである。中国干し梅紀行第4袋ということで子供が食べてみたが吐き出していた。そうか、まずいのか、たっぷりはいっているなあ、もったいないなあ、しゃあない食って見るか、と1つ口に含んだ。いきなりかじったら味が濃すぎたりして失敗するのだろう。じっくり時間をかけてしゃぶる。塩辛いのかというと甘い。砂糖のほかに甘草が入っている甘味である。だがじわじわと辛味が広がってくるのが奇妙だ。唐辛子の粉が入っているようにパッケージから読み取れる。そう悪い味ではないので安心した。子供はこの辛味が苦手で断念したらしい。なにやら咳止めの効果が期待できそうでこれからの季節重宝しそうだ。しかし10分たち15分経過してもなおしゃぶりごたえのある味が染み出してくるので驚く。すこしずつ噛めばさらに味がでてくる。およそ20分経過後甘味酸味うまみが渾然とした「ああ、これぞまさに桃の味」という美味と歯ごたえのハイライトを迎えて驚ろくやらうれしいやら、これはまたいいものを手に入れたとほくそえむのであった。食べたことのない変なものをおいしく味わうというのはいろいろ発見を伴って実に楽しい。それにしても1かけらはもとは小さくはない桃の一片だったのだろう。これに20分かかるというのは、その中身の詰まり具合からいって恐るべき食品である。50粒は入っている。恐るべきコストパフォーマンスである。こういうものは国内ではどこで手に入るのかさがしてみたくはある。

 

11月6日(火)V. Sansai Blue開花

バンダV. Sansai Blueが開花した(今月1、今年134、新規32)

 

蘭を送った栃木県のTさんからニッコウキスゲをいただくとともに、デンドロを2種類いただいた。

Den.Summer Night Dream 'Sachi' デンドロビウム・サマーナイトドリーム‘サチ’

このデンドロは、フォーミディブル系だそうで、この系列はなかなか手に入らないので実にありがたい。香りも花もちもよさそうなので期待している。

Den. Rainbow Dance デンドロビウム・レインボウダンス

かつて送り出して、あれはいい花だったなあ、と懐かしく思っていたら別固体がやってきた。こちらはバルブがあまりたれないようである。

どちらも大変期待させてくれそうな株だ。プラポットに入っているが、悪くない植付けなのでこのまま育てる。

Tさんは蘭の過疎地栃木県宇都宮におられるとのこと。蘭が豊富にあるのはどこだろうと考えたら、おそらく豊橋、姫路明石神戸宝塚の蘭ベルト地帯などだろうか。たくさんもらってくれそうな人がいてありがたい。

 

中国毒素というか、中国の疲れを引きずって本日も歯が痛い、肩がこる、腰が痛い、足も痛い。しかし、世間がなんと言おうと中国物はうまい。買って帰った干し梅10種類を、順番に干し梅大好きの子供と賞味する日々である。コンビニや駄菓子屋、空港の売店などで、1袋100円ほどで買ってきたものだが、日本の干し梅の1000円分くらいの分量入っている。どれも食べたことのない風味で、甘味、酸味、塩味が渾然として深い。最近は、公的機関の検査を受けた検査証のマークを貼り付けることになっているらしく、ほとんどのパッケージにS字のマークがついている。だからといって安心できるものでもないが、まあうまければいい。

本日無錫のコンビニで80円で買ったのど飴がなくなってしまった。杏仁味の飴だった。こういう味の日本の飴をしらない。ゆえに少々さびしい。中国らしいのは、飴1つが入った包装を破るのにかなり力がいると言う事である。何箇所もトライしてみるのだが、なかなか切れ込みが入らない。日本の缶詰が開けやすいのと同様、日本の飴の袋も開けやすいのである。日本ではいろいろなことにさりげなく高い技術がそそぎこまれ、こまやかなこころくばりがあるということを飴の袋から感じた。

図書館に返しに行く「地球の歩き方上海」をいまごろみて驚くのは、小籠包33元など、1品の中華料理が結構な値段で紹介されていたことである。バンドという上海の有名観光地からビルの裏手に道一本入ったところに中華料理屋があった。写真のあるメニューを背にしてお姉さんがレジにすわっていた。値段も表示されていて、小籠包8元、炒飯8元と表示されている。これなら注文できそうだと、指差し確認で頼んだところなんとか通じたようである。初めての上海の夜9時におっさんのディナーが16元、つまり270円。中国本来の値段というのはこれよりも安い可能性はある。別に遊びに来たのではないのだからこんなもんでいいのだ。

テーブルに座って外を見ると、店の入り口をでてすぐ信号の柱が立っていてそこにホームレスのおじさんが小銭を乞うカップ麺の皿を出して座り込んでいた。その距離わずか5mである。少々胃がきゅきゅきゅっとなる感覚はある。少々またされて小籠包8元8個入りと炒飯8元普通盛りが現れた。かのおじさんを視界に入れながらも小籠包は美味だった。うわさどおり、熱いスープがじゅわっとでてる。あちちちち、とパニックになりながらもだんだんと温度がさめてゆき、なんともいえぬうまみが広がってくる。もちもちした皮の食感、肉のうまみの濃い具など、楽しみの多い料理だ。炒飯もかなりおいしい。これだけで満腹にはなる。食事を堪能するうちにおじさんは立ってどこかへいってしまった。私は、その背を見送りながら、明日はわが身かもしれないと思ってある種の覚悟を感じないではなかった。旅行に来て楽しくしている日本人にしても先のことはわからない。かつて高杉晋作がしのんで上海にやってきた際、列強の中国支配ぶりに強く国のことを考えたかと思う。上海はいろいろと考えるべきものを見せてくれる。私にとっては大変価値のあるレストランの食事だった。(翌朝下ってしまい、2日間調子が悪かった。因果関係は不明。水道水でうがいをしたためという説が濃厚)

貧富の差が拡大しつつある、といっても12億の人間が活力一杯に食えているのだから大変立派なシステムではないかと思う。ただ、気の毒なことに、資源の枯渇、環境悪化、自然災害、水質悪化など難問山積で、隣国でみていてもはらはらする。この国の旺盛な活力がこれらの問題をうまく解決してくれなければ、我々日本も大きな打撃を食らうということを感じた。

 

 

11月5日(月)

バンダは明日開花予定だ。このバンダは本当に律儀にこの時期に咲いてくれる。

 

異動発令

2007年11月5日高松市N様

Max. porphyrosteleマキシラリア・ポルフィロステレ

Dendrochilum ‘Murakami’ デンドロキラム‘村上’

Onc. longipesオンシジウム・ロンギペス:時々咲いてくれる。

Brassia Longen Gigentia:ブラッシア ロンゲン ギガンティア:うちではなかなか咲いてくれないが、よそでは咲いてくれた。

Prosthechea radiataプロステケア(エピデンドラム、エンシクリア)) ラディアタ:花が長い。芳香。

Ornithophora radicanseオルニソフォーラ・ラディカンス:かわいいミニミニ蘭。在庫多数。

Epi. sophronitis var. Verithiiエピデンドラム フロニチス変種ベリシー:エピデンドラムにしては花が立派。開花頻度が高く、花が長い。

Eria pachystachyaエリア・パキスタキア:代表的エリア。

Pleione maculateプレイオネ・マクラタ:晩夏咲き。葉がなくなったら日陰へ。

Bulbophyllum barbigerumバルボフィラム・バービゲラム:マニア垂涎の珍花。

 

まだもらってくれようという人がいて、はて何を出したものか。

 

人に恨まれてでもいるのか歯が痛いねえ。食事が食べにくい。なんとなく毒素がたまっているように感じる一日だった。

たまねぎうえつけ完了。

 

11月4日(日)

昨夜のうちに蘭を梱包したので、先方の都合をメールで伺ってから昼に発送した。

 

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’の花茎がくったりとうつむいていたので支柱をした。

 

たまねぎの植付け時期で、2種300株を1680円で買ってきた。1株6円ほどだ。たまねぎは今年安定して1個50円で推移していたので、たまねぎ1つで40円浮くということを考えると、ざっと12000円浮くということになろうか。まあ皮算用ですが。

作りすぎてももったいないし、足りなくても惜しい。農業は結構むずかしい。安いからといって国内の農業をないがしろにすると、昨今のエネルギーや農産物にかかわる大きな変化に足をすくわれて大きなリスクを生じる恐れがある。石油の値段が今後もどかどかあがることになれば、ジャガイモなんかも燃料用に回されて思わぬ高値になってしまうかもしれない。

 

 

11月3日(土)急遽決まった蘭の譲渡

ほぼ1週間世話らしい世話をしていなかったなあ。とりあえず水遣りをした。あまり調子がよさそうではない。出荷株の作業などがある。

 

ニッコウキスゲ球根を下さるという方がいて、蘭もお好きなようなので、これ幸いと蘭譲渡株の営業をしたところ以下の株をもらってくださるようです。

デンドロが猛烈に大きくて箱にはいらず、みかんを入れていた箱からみかんを流しだして入れたという経緯がある。デンドロファンには堪えられないような立派な株で、これら多量のバルブがすべて咲いたらすごいだろうなあ、と思う。私はバルブ1本咲いてくれただけで満足して送り出すのであった。

 

異動の発令:2007年11月4日栃木県宇都宮市T

Prosthechea radiataプロステケア(エピデンドラム、エンシクリア)) ラディアタ:花が長い。芳香。

Ornithophora radicanseオルニソフォーラ・ラディカンス:かわいいミニミニ蘭。在庫多数。

Den. ? 'Hanakoujou'::わけ株がよく育った。花が大きい。

デンドロビウム・ゴウルディイ::株はよく育つがなにしろめったに咲いてくれない。

Den. tortileデンドロビウム・トルチレ:美しいが大きい。

 

Lc. Melody Fair Summer King x Blc. Japanese Doll No.1 ブラソレリオカトレア(Lc.メロディフェアxBlcジャパニーズドール):わけ株

Epi. Eagle Valley Orange King’ エピデンドラム・イーグルバレイ ‘オレンジキング’:リップがないたまげたエピデン

Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateレリオカトレア アロハケース×インターメディアvarデリカタ:年5回咲く驚異のカトレア(ひどい植え替えでぼろぼろですが・・・)。

Onc. Gower Ramsey Stella オンシジウム・ゴワーラムセイ ‘ステラ’:一本で花束級のゴージャスオンシ。

 Den. fimbriatum var. oculatumデンドロビウム・フィンブリアタム:高芽取り。芽の出にくい種ですな。

 

中国出張時自由時間は夜しかとれず、私は怪しい食品を探して町をさまよった。あるときは道に迷い2時間歩きつづけたこともある。紙を拾って、英語がまったく通じないタクシーの運転士に、書くまねをしてみせてペンを要求した。紙にホテルの名前を漢字で書き、宿に帰り着くことが出来たのだった。タクシー代は申し訳ないほど安く、運転士は律儀にお釣をくれた。

30日の晩は、上海市内をさまよって南京東路において怪しいお姉さん5人のアタックをかわした後(しょぼくれたおっさんでも日本人と見分けて「日本語勉強してます、お話しましょう、お茶を飲みたいです、いい店があります」と誘ってきます。「田舎から出てきてはらぺこです」というのもいました(うそつけ、ええなりしてるやんけ)。話してみるといくつか矛盾がでてきます。これはあぶないとおもいましたねえ。ついていってはだめですよ。私はぼったくり飲食店の客引きとみていました。行きたいところの道を聞くと親切に道をおしえてくれましたが)、22時にホテル近くでコンビニらしい店を見つけた。照明が蛍光灯だったが恐ろしく暗い。全体的にいえることだが、お店の照度が日本のコンビニの3分の一程度なのである。昭和50年という雰囲気が妙に懐かしい。現地の人が普通に買い物をする場所はかなり安い。インスタントラーメン2.5元(1元17円。42円、あんまりかわらんか)。お茶を3つばかり買ったなあ。家族に干し梅がすきなやつがいて、安いので多量に買い込んだ。ものすごい種類がある。食べたことがない、予想外の味のするものがたくさんあって大変魅力的な買い物である。

現地へは、手提げかばん1つで乗り込んできて、なかからたたんだリュックを出して汚れ物や食品をほうりこんで、帰りは荷物2つで帰ってくるという作戦だった。だからリュック一杯のお土産をたんまり仕入れて帰ってきたのである。だが、自分の土産は湯のみ38元とお茶だけだった。

その際の支払いはおよそ1000円そこそこだったと記憶しているが、いつも元単位の買い物になっていたものが、このときレジには小数点以下の数字が表示されていた。みなれないコインを3つくれた。元の下の単位は角という。10角=1元である。5角は黄銅貨、1角は白銅貨とアルミがあった。

今日になってその1角をしげしげとみていると、姿の美しい春蘭が刻印されているように見えるのである。アルミ貨は少々古くてわかりにくかったが、白銅貨のほうはまぎれもなく中国春蘭である。これはいいものを手に入れたとにんまりしているのであった。何しろ蘭が刻印されたコインをこれ以外私は知らない。

 

出張していて思うのだけれど、肝心な情報は案外頭に入ってこないというか取り損ねている場合が多い。まず、手荷物検査では、パソコンを出さなければならないとか、上着は脱いで差し出さねばならないとか、結構慌てさせられた。

中国は資本主義になれていないのかまだ「商売へただなあ」と思わせる面があってほほえましい。空港のゲートの外と中では、同じ物の値段が倍になってしまうような「下手をこいて」いる。外のコンビニで買った湯のみ38元はゲートをくぐると80元になる。こんなものをみせられては観光客の財布がゆるむわけがない。元の消化をもくろむ観光客の足元を見ているようでもあり、印象が悪いから、結果的にリピーターを逃していないだろうか。元の売り抜けでは苦労した。値段の割りにいまいちとおもえる商品が多かったためである。もっといいものがあるはずだ。ゲート内の免税品がドルの値段というのもなんとなく元がよわいみたいで残念である。全体として観光客がみる品物の値段があがっており、中国への魅力を低下させている。魅惑の中華料理の味も以前に比べると少しレベルが下がったように感じられる。手間のかからない食品がはびこりつつあるためだろう。日本だってむかしは飯がうまかったのだ。

中国では当初言われていたマナーの悪い行為というのを一度も見かけず、事故もみず、タクシーは安くてぼらず、ぼったくりらしいものにもいちどもあわなかった。たまたまかもしれないが、ムカッとしたのは関空でなにわのおばちゃんに両替で割り込まれたことや、関空でチェックインにえらく時間がかかったこと、湾岸線で2回事故渋滞に遭遇したこと(日本人運転ヘタデース)、公衆電話を探して走り回ったことぐらいで、中国ではもっぱら郷にしたがっていたためか不快な気分になることはなかった。おおむね親切にしてもらうことが多かったので中国の印象はよい。

外灘(ワイタン:バンド)を歩いているときのこと、観光客相手にみやげ物をうっているのだが、見ると光るコマからレーザー光線が出ているのである。子供のおもちゃにレーザー光線とはたまげた。私が高校生のころにはじめてレーザー発生器を見たが、ものすごく高価なものだった。値段を聞いてみると20元(ざっと330円)だという。これは安い。3つ50元くらいにねぎって買ってきて、レーザーポインターでもつくればよかった。

 

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