蘭花周年生活のすすめ
2011-01-12
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育てて咲いた蘭が年中咲いている、という状態は1日もとぎれずに1405日になる(2005年6月23日時点:蘭を手に入れたのは1998年。はまったのは2000年2月の東京ドームラン展。連続開花が始まったのは2001年8月19日で当時は50鉢を下回っていた。連続開花1年後鉢数は110鉢に達していた)。身の回りになにがしか蘭の花がずーっととぎれずに咲いている生活はなにやら心安らぐ(わきゃないわなあ。コーフンの日々である(^^;)。最低限の設備や、何鉢の蘭をどのような種類で集めれば年中蘭の花を見ていられるのか考察した。
花を年中見るためには
蘭の花は年中なにがしかの種類が咲いている。上手に集めれば年中華やかな蘭の花と生活できる。そのような生活のために必要なものは、遮光材を張った屋外の棚(作る)、室内の加温できるケース(これも作れる)、蘭50鉢程度あればよいのではないだろうか。加温ケースが必要な理由は、やたら日数を稼いで咲いてくれる胡蝶蘭やデンファレのために必要だからである。
ざっと以下のような当番表になる。()は守備固め。
1月〜4月:デンドロ、シンビジウム(ジゴペタラム)
4月〜7月:胡蝶蘭(アングロカステ)
8月:胡蝶蘭(乗り切りにくい月)
9月〜12月(〜さらに5月):デンファレ(オンシジウム)
8月がなんと言っても乗り切りにくく、この時期に咲いている花を多く召し抱えるのがポイントである。
屋外の棚
かつて単身赴任して埼玉の団地に住んでいたのである。バルコニーのフェンスに近い高さの棚をつくって外に向けてレースのカーテンを張っていた。日光は午後1時からしか射さなかった。それでも大輪のカトレアやデンファレや胡蝶蘭が咲いた。団地だから無理、ということはない。いわんや一戸建てをやである。
室内の棚
咲きまくる蘭の冬越しのためには最低12度あれば十分だ。
掃き出し窓半分の寸法で木造の棚を簡単に作ることが出来た。これに50鉢ほどが収容できる。キャスター付だからお掃除も簡単だ。夜になれば寒い窓辺から離してやる。加温には電気毛布をたらしてビニールをかけてやると簡単だ。日中温度が上がりすぎるので手動でビニールをはぐる必要がある。市販のケースには専用の換気扇を取り付けることが出来る。部屋がマンションなどで温ければ加温の必要はない。
蘭の選定
召し抱える蘭を、4段の棚の収容数から考えて50鉢と仮定する。この50鉢で1年を咲き繋ぐ場合、開花期間の長いものや、季節ごとに蘭を選ぶ。
デンファレ5鉢:最も開花期間が長くなる頼りになる蘭である。9月から3月あたり。冬場を極力暖かくして芽を早くだし、5月から戸外栽培をして35度を超えない日には直射日光に当て、肥料も多めにやる。
ファレノプシス4鉢:2月から7月までをカバーする。加温する必要がある。直射日光にうっかり長く当てないように注意する。
デンドロビウム3鉢:1月あたりから4月までをカバーする。花付きのよいミニタイプを選ぶのがポイントだ。
シンビジウム2鉢:1月から4月あたりをカバーする。大きいので棚には入りにくい。下垂生のものがいいかもしれない。
オンシジウム3鉢:花期も長く、集めておきたい種類だ。
エピデンドラム2鉢:花期はかなり長い。
アングロカステ:初夏に咲いて香りもよく花期が長い。ただ葉が大きいので場所を取る。
以上が年間の花生活を支える「やたら咲いている」蘭である。9月から7月は大体カバーできる。8月に咲くものを蘭屋さんで買ってきて8月の穴を埋める。このほかは趣味で集める。
カトレア10鉢:花期の長いものはないが、これがないとコレクションがさみしい。
パフィオペディラム3鉢:これも蘭の楽しみとして入れて欲しい。
バンダ、アスコセンダ各1株:花期は30日ほど。
このほかは趣味で選ぶ。
フウラン、エンシクリア、ジゴペタラム、バーケリア、エビネ、ヴィルステケアラ、などがお勧めである。
蘭の購入
デンファレ、胡蝶蘭、デンドロ、シンビは4大蘭で、見切り品でも簡単に手に入る。デンファレは12月ごろ安く、胡蝶蘭は6月、デンドロは4月、シンビは1月ごろがやすそう。いずれもピークを過ぎた頃だ。とっておきの50鉢にするために、花付き株をみて少々高くても買ってしまうほうがいいかも知れない。
他の蘭は園芸店を探して歩く。ラン展や蘭屋さんも有効である。蘭屋さんでは8月に咲く蘭を重点的に集めたい。
けちけち路線では平均500円として25000円という予算であろうか。人生は人によっては長いんだからゆっくり集めればいいのである。
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