蘭馬鹿日誌2004年8月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

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831日(月)Stanhopea満開、復旧作業、Den. Jacqueline Thomas x bigibbum開花

体調不良は風邪だったらしい。汗みどろで働いているうちに鼻水、腹、胃、肩こり、頭などの諸症状が軽くなった。夏風邪に勝つと冬がらくだ。

スタンホペアは満開になった。午前中すごい香りだったそうである。夜でも結構香っている。悪いにおいではない。

復旧作業である。蘭のメイン棚が台風で倒れ、二階の球根を芋畑にぶちまけ、棚が芋につっこんで被害がでたらしい。釣り下がっていたバンダは昨夜のうちに救出し、幸い外傷もなかった。授かりもので預かりもののバンダであった。ぐっと大きくなっているので発送で往生しそうだ。

植え替えたばかりで鉢からすっぽぬけたデンファレ以外目立った被害もなかった。そういえば胡蝶蘭の鉢が風で飛んでバルボフィラム・ロビーの上に落ちていた。これが最大の被害か。

どさくさにDen. Jacqueline Thomas x bigibbumが開花していた。明日まで待てねえのか。この忙しいのに。

 

8月30日(月)Stanhopea開花、台風直撃

体調不良でへろへろのまま家に帰る。職場から駅までは温かい風が吹いていた程度だったが、近所のバス停に着くとすごい暴風の中バスを降りた。こんなのは初めてというくらいの嵐だった。傘の骨と一緒になってじわじわ進む。傘だんご状態で家にたどり着いた。庭は何が起きていようが手のつけようがない。這うように家に入る。暴風雨圏がやたらと大きいのでかなり長い時間こんな状態かもしれない。

スタンホペアが開花していた。これから反転するがくへんは水平になっており、その幅は130mmだからかなりでかい部類に入る。これからどんな強烈な匂いだったか楽しみである。言うまでもないが、めでたく8ヶ月連続二桁開花達成である。例年最も蘭が咲きにくい8月(昨年は4株、一昨年は2株)をこのような好成績で乗り切ったことで、今後もますます花だらけの日々がつづくことだろう。

スタンホペアは、4つのつぼみのうち1つが水平に開花して130mmの花幅を誇っていた。もうひとつのつぼみがほころんでいた。寝転がってテレビを見ていると頭上でキャベツを裂くような音がしてでろんと開花していた。開花の際音がする花があるというのは本当だったのだ。

 

829日(日)今年度開花件数100件達成。

データ整理の際に、Prosthechea glumacea?の開花を記録し忘れていて、すでに8月25日に開花件数100件に到達していたことがわかった。昨年に比べ2ヶ月以上早い。また、7月の月刊開花件数は16件になり、これは2003年2月の記録と並ぶ最多件数となった。今年度の目標123件の達成は10月末の見込み。今年度の開花件数は150件と予想。

昨年と比べてよく咲いているというわけではなくて、即戦力になる株が村上園芸などから多量にもたらされたためではないか、などと考えている。内容的には咲くはずだった株の空振りが目立つ。240鉢も育てているのだから年間240件以上咲いても不思議はないのだ。半分以上からぶりするものと思ってよいのではないだろうか。精鋭部隊で固めればほとんどが開花するだろうけれど、変な種や安い鉢を好んで多量に召し抱えているため開花件数の見込みは不透明になる。

何にしても咲きすぎのきらいがある。夏場例年以上に稼ぎまくったようなので今後ますます咲きそうだ。重労働だが輸出に力を入れるほかなさそうである。

タンホペアのつぼみは存在感が強烈である。怪獣の卵みたいな色つやをしている。モスラみたいな巨大昆虫が出てきそうな雰囲気もある。これぞ蘭の醍醐味という見事なつぼみだ。隙間があいて、内部の空間がみえるつぼみがある。そろそろ開花かもしれない。急速に色が濃くなってきた。

台風は少し遠ざかりこれから進路を変えて近づいてくるらしい。今日はよい天気なので昨日の作業は今日でもよかったのだ。1日もったいないことをした。

かみさんの実家に残してきていたカトレア・ビカラーが帰ってきた。つぼみは無事だった。よかった。

バンダを家に取り込んだらいつもの「畜生働き」をするバッタが乗っていた。そいつをおっぱらってから気がついたのだが、花をたっぷりたべていやがったのだ。こんなものまで食うのか。蟷螂でもスカウトしてこないとやばいなあ。

8月28日(土)

怒濤の画像整理を行った。ゴンベッサさんからの画像Eleonthus fractifiexusリンクを張り忘れていた。Aerangis modesta花茎がたれて姿が美しい。広島植物園シリーズ、Phal. fasciataPhal. fimbriata、橋本バルボBulb. hashimotoiひょっとして「ハシモト園芸」の?、Onc. excavatumLyc. fimbriataLyc. denningianaAnguloa clowesiiAnguloa unifloraOnc. oblongatumEpi. hodgeanum、などなど。

今まで未公開だったうちのバルボフィラム・ファルカタムは、1バルブから花茎が3本も出た。この色つやがたまらない。

スタンホペアのつぼみを撮影した。なんとも異様で迫力のある植物である。別の花芽らしい芽を見つけた。

夕方から避難にかかる。久しぶりに株の総点検をする。Lc.SpecialLadyにつぼみを見つけた。バルボフィラム・ロビーに花芽が出たようである。

アングロカステの花が本日終了である。新芽が大きくなってきている。このままでは鉢の端でバルブが太るため、植え替えをした。新根に出くわすかもしれないので慎重にこけをとった。新芽はまだ根を出していないようである。バックバルブが1つとれたので「バックバルブ伏せ」にする。一回り小さい3.5号鉢に杉皮と水苔でうえつけた。この株は毎年植え替えが必要のようだ。

月下美人に8つつぼみが付いていた。これ全部咲いたらすごいだろうなあ。たくさん食べられる。

8月27日(金)

Norbidium? bulbosumという正体不明の蘭は2年も「なんだあ、こりゃあ、雰囲気はエンシクリアみたいだが」と私を悩ませたのであるが、咲いてみるともうこれしかなかろうというほどにているProsthechea glumaceaが見つかった。プロステケアといえば、もうほとんどエンシクリアであり、エピデンドラムでもあった。

スタンホペアのつぼみがすごかった。庭の奥地(芋畑のおかげで結構たどり着くのが困難な秘境になってしまった)から引っ張り出してみるとなかなかの迫力である。変な蘭の魅力十分である。バスケットの真下にどろーんと垂れ下がった肉質卵大のつぼみは迫力がある。写真じゃわからんだろうなあ。

マスデ「ワインレッド」は早くも勝利宣言なのかつぼみを5つもあげてきた。この種は強力かつ花も強烈な赤色で比較的大きく、花もち抜群、今年は3回目の開花になるのではないだろうか。最強のマスデである。

ずっと咲かなかったパフィオ「岩国」につぼみがあがってきた。パフィオのつぼみが2鉢もあるとはありがたい。

ハベナリア・ロドケイラのつぼみが開花間近である。100件開花、8ヶ月連続二桁開花にリーチがかかった。100件開花は昨年より2ヶ月も早くなる見通し。

Lc.MiniPurpleに立派なつぼみがでてまもなく開花である。ブイルスティケアラ・エドナ・スタンパーランドに花芽が出ていた。今年二回目の開花になる予定。

デンドロ・クリソトキサムに高芽が出てきたのだろうか。妙な芽がある。カピチュリフロラムにもなにかバルブの真ん中から芽が出ていた。花芽らしい。原種デンドロは生育が今ひとつのピエラルディーやクリソトキサムをのぞき、優秀なアフィラム、セカンダム、ノビル、トルチレ、ユニカム、スカブリリンゲ、モリニフォルメなど好調である。

撮影が困難で魅力が伝えきれないファレノプシス・プルクラは花茎3本にぽこぽこびかびかピンクの花がつく。明日はこれを含めて相当数撮影しなければならない株がある。

水、風、とくれば光である。本日は光について考察してみたい。

遮光をさぼると後で泣きを見る。胡蝶蘭などは悪くすると枯れたりする。たった一日「ちょっとじゃまだからここにおいておきましょうねー」と日向に出して数時間わすれていただけで葉が変色、黄変、枯れ枯れになって弱ったあげくお亡くなりになることがあった。葉やけは「やっと稼いでたてた店でこれからもっと稼ごうというときに火事でみんな灰になっちまって」というくらい蘭にはコワイのである。

しかしよく考えてみれば炎天下で数時間あぶられれば人間だって結構まいる。日焼けの水ぶくれで苦しんだ経験はないだろうか。晴天にデンドロと一緒に日光浴をすればまず重度の日焼けで病院に行くことになる。

蘭によって耐えられる日光には差がある。ノビル系デンドロ、シンビジウムなどは耐性が高く、デンファレまではなんとかならして涼しくすれば直射日光に耐えられる。バンダ類、カトレア類、オンシジウム類は40から50%程度の遮光がよい。60%以上の遮光ではフォーミディブル、ミルトニア、リカステ類、パフィオ、胡蝶蘭、マスデバリアなどなどだ。蘭の遮光率は必ず調べておいた方がよい。

蘭は耐えられる日光の範囲内で生活できるような体の仕組みを持っている。パフィオや胡蝶蘭などは少しの光ですむ面があり、ある意味これが利点になっている。一方、デンドロやカトレア、シンビジウムなどたっぷり稼がないと咲かない蘭は日光不足の環境ではちと不利になるのである。遮光40%の蘭をお持ちの方は、午前10時までは直射で荒稼ぎをして、以後遮光にはいるように工夫し、一日6時間以上の受光を確保して欲しい。一方、遮光60%の蘭は、夏場ひさしで日が入りにくいマンション向きで、直射と西日に気をつければ扱いやすい。

光ももちろん風や水と関連が深いことは昨日述べた。風通しがよく、照り返しが少なく、温度を低く、水がたっぷりあればより強い光を受けても葉やけしにくくなる。暑い都会で育てるより光の収入が増える。これをどん欲に追求した結果どれもこれもぱかすか咲いてくれるようになったわけである。

さて、光は何かといえば量子エネルギーである。

E=hn

hはプランク定数で6.62×10-34Js、nは光の振動数で、振動数nの光はhnというエネルギーの固まり1つでもってぶち当たってくるということをいうとるわけです(毎晩はったりかましてるだけだから気にしないように。でもまあ数字全部よく覚えていたなあ。まだまだ若いもんにゃあまけんぞ)。この量子が植物の葉緑素というマグネシウムを持つポルフィリン環にぶちあたる。するとこれはそのエネルギーを別の分子に伝達する精巧な機械で、「よっ、はっ、ほっ」と光のエネルギーをうまく化学エネルギーに変えてしまう。具体的には強い還元作用のある物質をつくり、捕まえておいた二酸化炭素を還元して、有機化合物と酸素を作り出す。植物の中では一連の分子機械と原材料が整然かつ短時間にタイミングよく機能することでこの難しい同時進行の光化学反応を成し遂げているので、これを人間が簡単にまねすることはなかなかできないだろう。

光エネルギー→水を還元→二酸化炭素を還元して水素をつけ、有機物をつくる→いらんこの酸素を出す。

二酸化炭素は蘭の場合葉っぱの中に捕まえてためておくようなことを聞いたことがある。二酸化炭素は空気中にわずか0.3%。分子量44なので、1立方メートル中には昨日の結果を使うと40.87mol×44g/mol×0.003=5.39g含まれている。けっこうあるなあ、と驚く。部屋全体だとまあ2*3*3立方メートルとして97gもぷかぷかただよっている。部屋に100gも蚊や蠅またはゴキブリがいたらたまらんだろうに。ちなみに同様な計算で空気は6畳間に20.6kgもある。この二酸化炭素を運ぶのも風の働きであることはもちろんである。

8月26日(木)

あと1株。今月10株達成は微妙だなあ、と思ってきたがスタンホペアのつぼみが2こずつ風に吹かれて揺れていた。でかい。負けそう。近日中に咲きそうである。

パフィオ「メイコウエン」のつぼみがいよいよせり上がってきそうである。黄緑色の美しいパフィオだった。

本日は毎度いい加減な水やりについて考察してみたい。

我が家の水やりは実にいい加減である。基本的に全部に毎日やっている。脚立でネットの上に伸び上がり地上2m、蘭の1m上空から100鉢に一度にじゃーっとジョウロでかけてしまう。「乾いたら鉢底からぬけるまでたっぷりやります」が正しい。「240鉢もあってそんなん夜な夜なやっとれん」というのが事情である。どうケアしているのかといえば、休みに株の健康診断をしているのである。どこをどうみているのか調子の悪い株を見ると「む、こいつおかしい」とすぐピンとくるのである。その株に合う植え付けかどうかチェックし、またその株によい置き場かどうかを考え、遮光率を変えた場所か、風通しのよい場所かを選んで配置転換をする。それらの処置のおかげで少々雑な水やりでも株が根腐れしたり、新芽が腐る様子は皆無ではないが少ないようだ。

水やりは、日光と風に関連づけて考えないといけない。日光も風もふんだんにある比較的涼しいこの時期は蘭も書き入れ時で水はいくらでも欲しい、ように見えるのである。雨にもよく当てるし、水もどんどん欠かさずやるのである。

風があると洗濯物がよく乾くように、水分を含んだものを取り囲む水分を多く含んだ空気を運び去ってくれる。するとより多くの水分が奪われてゆくわけである。葉はこうして水分を運び去ってもらうことで日光の高温をしのぐことができ、水を吸い上げることで養分を葉に運び込むことができる。葉のこうした働きのおかげで根は水を吸い上げることができる。葉からの水の蒸散が蘭の中の物流を引き起こし、温度を下げる働きも担ってもいる。風、光、水はこのように密接に関わり合っているのだ。

風のないマンションの一室、日のあまり入らない部屋のカトレアにうちでやっているように毎日水をやったらどうなるかって、そりゃ上で述べたように葉から水は蒸散しにくくなるし、養分はあがらないし、根は水浸しってことになれば、光合成もままならず成長も悪くて根腐れするだろうなあ。だから水やら光やら風を別個に考えたらいかんわけですな。

風の概念は少々飲み込みにくかったかもしれない。主婦にはお日様に当てた洗濯物と部屋干しの違いが実感できるだろう。あれも風、光、水の関係につきる。屋外栽培はこの3者の方程式を読み解くのが成功の鍵だ。

いろいろな要素の関係を知ることができる熱力学という学問があって熱、物質、温度、圧力の関係を扱っている。1立方メートルに25℃、湿度50%、1気圧の空気に含まれる水の量を計算してみよう。気体の状態方程式を使う。

PV=nRT

Pは圧力:1.013*105Nm-2Vは体積で1m3Rは気体定数で8.314JKmol-1nは気体のモル数、Tは絶対温度で、25℃なのでT=273.15+25K、となる。この式から気体のモル数nを求めると、

n = PV/RT=1.013*105Nm-2×1m3/8.314JKmol-1/(273.15+25)K=40.866mol

昨日示した水の飽和時の分圧の式から25℃では水の分圧は0.0315なので1m3にとけ込める最大の水の量は1.287モル。水の1モルは、水素原子2個(原子量1.00797)と酸素原子1つ(原子量15.99)なのでおよそ18gになる。このことから1m323gの水がとけ込むことができ、湿度50%ではその半分の11.5gの水が溶け込んでいる。閉じた1m3の空間に入れられた蘭からは10gつまり10ccほどの水しか未来永劫出てゆくことはできない。もうそれっきりである。しかし風のある屋外ではどんどん次の乾いた空気がやってくるから、たとえぐっしょりぬれた鉢でもあるだけの水分が鉢や株から出てゆけるのである。風様々である。

 

8月25日(水)Stereochilus dalatensis開花

Stereochilus dalatensisが開花した。いまいち妙な開花である。ズイチュウ(蘂柱)が見えるから開花とする。変な蘭だなあ。

昨年夏場につぼみを落としたLc.MiniPurpleにつぼみが出てきた。寒いくらい涼しいので今回は盤石だ。

今夜はつぼみがあかんようになった、ということについて考察してみよう。つぼみが出るくらい丹精した蘭もときにその大切なつぼみがだめになってしまうことがありますねえ。これは悔しい。もう1対0で負けたような痛恨のくやみ、なぜ打てない、もとい、なぜ落ちたマイつぼみ!と嘆くこと数時間夕食ものどを通らない時期がありました。しかしこれも明日への道しるべ、よく観察することで「そんな失敗もあったなあ、あっはっは」と笑って許せる日が来る。結論を申し上げましょう。環境が悪かったんですね。つぼみのおちた環境でしばし想像力を働かせ、「ここでいったい何が起きたのか」と探偵のように考えてみてください。「妻の供述によると、風はなく、じっとりと汗がにじんでくるようだった、とのことでした」「うーん、蒸れ、だな」

暑くて風がないと朝は元気だったカトレアのつぼみが、「ど、どうしたおまえ!、顔色が悪いぞ」というかすかなかげりを夕方には見せ、「ううん、なんでもないの」とかいっていたのがもうそのままはかなくなってしまうんですねえ。さながら夕顔の君のようにあっちゅうまに逝ってしまう。まあ、暑いときは日光稼ぎを休んででも風通しのよい日陰に引き込んであげることです。玄関はよくない。台風の折り玄関に避難したアングロカステのつぼみ10個のうち5つがだめになりました。風がない、というのはつぼみの生理としてはかなり堪えるらしい。やむを得ず夏場室内に入れる場合はどんな汚い手を使ってでも風を送ってやるべきでしょう。

夜間15℃以下にしなければならない!という妙なつぼみがあるので覚えておいてください。冬のシンビジウムの花芽についた開花間近のつぼみです。でもまあ、冬の夜に15℃を越えるのは受験生の部屋ぐらいじゃないでしょうかねえ。冬でも蘭の周辺には空気の流れを作ってください。しかし暖房の風を送ってはだめです。温度の高い空気はより多量の水分を溶かし込むことができる。ある温度tでの空気中の水蒸気の溶解度(水蒸気分圧)は次式で求められる(飽和蒸気圧を温度についてプロットし、多項近似で求めた)。

PH2O = 9.56*10-9t4 - 3.35*10-7t3 + 3.54*10-5t2 + 1.795*10-4t + 6.36*10-3

この式によると10℃で0.012だった最大水蒸気分圧が30℃では0.042と3倍以上になり、それだけ多くの水を含むことができる(乾燥させることができる)ことがわかる。(湿度100%の空気中の水分量は10℃と30℃では3倍以上違う)。暖房の風には十分注意したい。

ほかの要因としては、株が元々弱っていたのであかんようになった。寒さでよわって成長が止まった(デンファレなど)。暑さで弱って(マスデバリア)。肥料をやって、などの原因が考えられる。

まとめ:つぼみを落とした環境を体で感じろ。暑さに注意。風なしで蒸れに注意。乾燥に注意。熱い空気に当てるな。これらの失敗をしたらくよくよするだけでなく、何がいけなかったかをしつこく未練たらしく記録し今後に役立てていただきたい。

8月24日(火)

あと2株。今月10株達成は微妙だなあ、と思ってきたがStereochilus dalatensisが咲きそうだ。つぼみは変な姿である。新規開花が続く。変なつぼみといえばスタンホペアの花茎2つから異様なつぼみがいくつか目立つようになってきた。銭湯でうっかりみてしまったおっさんの又の間にぶらさがっているモノに色つや形大きさなど雰囲気がにている。ハベナリア・ロドケイラの花芽がどーんと立ち上がってきた。

今日も雨が降って水遣りは三連休になった。

マスデバリアは逃げ切ったか。弱っている株は3株。通称「ワインレッド」はもりもりつぼみをあげてきている。

FAQを作成し始めた。企画倒れに終わるかもしれない。項目を列挙してみた。なんだか病院みたいになってしまった。

専科

蘭を見分ける 開花株の取り扱い

シンビジウム デンドロビウム デンファレ 胡蝶蘭 オンシジウム カトレア パフィオペディラム バンダ ジゴペタラム

原種

 

症例

つぼみがピンチ

 茶色くなった 黄色くなった 食われた 折れた ひっかかった 

新芽がピンチ

 茶色くなった 折れた・折った 止まった 

葉がピンチ

 葉がたれてきた 葉にしわが寄った 

花が咲かない

茂るばっかり やたら増える ずっとマイナス成長

変な虫がいる

 白い虫が這う 丸くて平らなものが張り付いている 粉を吹いている 

害虫対策

 ナメクジ バッタ ダンゴムシ コナカイガラムシ カイガラムシ

株がピンチ

 ぐらぐらする 新芽が出てこない どんどん葉がおちて クール系を避けろ 

 

養生

 日光を稼げ 電球でも稼ぎにはなる 

植え替え

 水苔は2年を越すな 気根を見極めてコンポストを選べ 

遮光

 遮光で手を抜くな 40%と60%を使いこなせ

肥料

 NPKを覚えろ 株の状態に配合比をあわせろ 

水やり

 乾いたらやる 鉢底からたっぷり出せ 雨は低温で当てるな 時には乾かせ

加温

 加温が必要な種をみきわる 加温は戦略 

涼しく

 夏は蘭もばてる 涼しさで大きな差がつく 遮光と気化熱で乗り切れ

 

産分科

株分け

バックバルブ伏せ

高芽取り

種のあつかい

里子

 

 

手術

 

集中治療室

高温室

低温室

 

ご臨終

枯れた

 

蘭中毒

蘭中毒とのつきあい方

蘭が欲しい

蘭を買う 蘭をもらうには

 

FAQに記事を記述し始めた。まとまらないがおいおい改めてゆく。

原種

 原種とは自生種のこと。ある特定の環境に順応した自然種。ランの場合原種には明瞭な違いや特色があるものがおおい。原種といっても均質なものではなく、これはひょっとしたら異種ではというような変種や、数限りなく個体差が見られる。多くの原種にはまる場合と、特定の原種の個体差で集める場合(セッコク、フウラン、ワルケ)など愛好家もさまざまである。

 カトレアの原種を集める、という絢爛豪華な楽しみ方もあるが、愛好家が多くて大きな市場がある反面お値段もはる。

 雑多な原種は値段も安く、みょうちきりんな蘭の数々が楽しめる。ただ、種類は25000種もあり、手の届く範囲に1000種はあってコレクションが大規模になる恐れがある。バルボ専門、パフィオ専門、というようにある程度区切りを設けておられる方もいる。

 原種の情報は限られており、文献に当たってしらべるほかはない。英語が読めればネット上には原種について集大成したサイトがあるのでこれをもっぱら参考にする。いろいろな原種を手がけるためには英語は必要である。

 購入は原種を多く扱うナーセリーとある程度親しくなる必要がある。

 

8月23日(月)Den.biggibum?「宝塚赤」開花

どう見てもDen.ビギバムそっくりのデンファレ「宝塚赤」が開花した。真っ赤である。大変かわいい鉢で目立つ花が咲く。花茎の先端部分とつぼみのいくつかをナメクジに食われた。

Lc.ミニパープルにつぼみが出つつある。寒暖の差が激しいので注意しつつ扱う。

なんじゃこりゃあ、というつぼみを付けたStereochilus dalatensisは明日にも開花しそうである。

リカステの開花には気をもむ。花びらがいったん反り返ってからのびてくる性質があるからだ。失敗開花か、と思わせておいてからあとで優美な姿になる。

なにやらお客様が増えつつあり、カウント数が妙に増えてきた。掲示板に質問が書き込まれることもある。夜中までたっぷり記述作業があるため「プリンス礼須川瑠偉(レスが悪い)」になりがちだ。よく聞かれる質問を想定してFAQを作成しはじめた。むやみと記述の多い本サイトのどこかしらには書いてあるのだろうが、人様にはとてもそこまで目が届かないだろう。要するに情報が整理されていないのである。それをFAQに統合しようという壮大な計画である。企画倒れになるのであろうか。

どういう方針で書くか。「デンドロの古バルブがたれてきちゃった、どうしましょう」→「切っちゃえー!」、とアイウエオ順に項目をたててリンクを張り、記述につなげるか。

しかしまあ、なにやら責任が伴う記述にならないだろうか。かといってよそのサイトにあるように「君もしくは君の仲間がとらえられても当局は一切関知しないからそのつもりで」的な、要するに「しくじってもうちはしらんけんね」と書くのも無粋である。本を出している先生方はそんなことを書いていない。あれはかなり覚悟のいることか、正しいことを確信して書いておられるのだろう。

まあぐちゃぐちゃ考えていても始まらないから、まあとりあえずページの骨だけ作って寝よう。ぐー。

 

8月22日(日)C.labiataに花芽

C.labiataに花芽がでていたのを昨日見かけた。購入して2年になる。昨年6月につぼみが出て暑さでしけてしまったのである。シースが二つあり、それぞれつぼみの影が見える。これは咲いたらすごいのだろうなあ。1000円で開花株を買ったときはすごかった。花は大きくてすばらしかった。だが、文句なしに素晴らしいのはその香りだった。しかも部屋いっぱいに香る。この花が1000円でいいのか、なんと素晴らしい蘭か、と感激した覚えがある。2002年9月15日の日誌はえらく記述が多い。

Leptotes tenuis × bicolor につぼみが見える。デンファレ類にわらわら花芽がでてきている。9月も例年通りの開花ラッシュらしい。

2003年の日誌は294000字(400字詰原稿用紙735枚分)だった。もう少しでイスカンダルという数字に驚く。2004年は42538+193823字に達している。仕事にリソースを食われて記述は減っているはずなのだが増えている。蘭が咲きまくるからだろう。

プレイオネのすべての鉢が8月に相次いでお亡くなりになってしまった。植え付け、水やり、病気などの諸原因が考えられるが、暑さも影響しているように思える。2年以上のつきあいであったがかわいそうなことをした。

調子がわるく、パームコーンに植え替えていたCom. macroplectron?の株元がちゃいろくなってきた。こうなると絶望的だ。大変すてきな花が咲く株だったので実に残念である。もっと早く有効な手が打てていたら助かったかもしれない。

ガンセキランも何も出ないところを見るともうあかんようだ。バルボフィラム・デアレイもアウトだろう。今年はお亡くなりになる株がかなりな数になっている。うーん、言葉が出ない。

本日は夕立のため昨日同様水やりをさぼっている。

8月21日(土)Lyc.Jim Riopelle開花。Onc.?aquiniに花芽

5月にいただいたOnc.?aquiniに花芽が出た。盛大に咲くタイプらしい。現在咲いているオンシがあまりにも見事なのでオンシファンになっている。

ナメクジがデンファレ(ビギバムそっくり)のつぼみを食ったらしい。毒を撒く。

Stereochilus dalatensisにはつぼみが3つ以上みえる。

村上園芸のファンページを作ったわけではあるが、実のところ他様々について記述したいところではある。もっとも相手もあることだから取材できて許可をいただいたところしか書くことは出来ない。また、もっと入れあげたいのはやまやまであるが棚や時間などリソースに限りがある。本サイトはネット上の我が家の蘭の棚であって、蘭の健やかな育成と己の楽しみの他は目的がない。それゆえ宣伝活動というのはまったく行っておらず、ひっそりとやっている(つもり)。だからまあ、どこかの蘭屋さんのファンとしては草葉の陰で感謝しているというスタンスである。

夜になりLyc. Jim Riopelleが開花した。昨年の花3つもよかったが花一輪でもありがたい。いつも鉢のどこかにカエルが居る。何かの役に立っているのであろうか。葉の上にカエルの糞をよく見る。空中を飛ぶ肥料を捕まえてくれるようだ。それでよく咲くのかどうかは疑問である。

今月8ヶ月連続二桁開花、100件開花達成はほぼ確実のようである。あまりにもよく咲くので自宅の蘭への感謝も大きい一方、新規な蘭への購買意欲はかなり低い。思うに観賞用とか、きれいなものなどはさんざん見てきたため、そういうものに関心が向かない一方、変な蘭への関心は高まっているようではある。

「○○バカ日誌」というどこかで聞いたことがあるようなタイトルの映画を見に行った。親孝行である。蘭好きにとって大阪市内は用のない場所である。ご贈答用の蘭しか見かけない。がんばれ、生き残れ、などと思う。

8月20日(金)Phal. pulcherrima及びV. Kasam’s Delight × Ascda. Peggy Foo?開花、Onc.Kalihi開花。

広島から18切符で移動していた。昨日ネットで風速の記録を見ていると10mという表示がある。蘭が吹っ飛んでいないか心配になり、いそいそと電車6本を乗り継いで帰ってきた。

シンビジウムが倒れたり傾いていただけだった。よしよし。でかい蕾のリカステも無事だった。

Phal. pulcherrimaDor.V. Kasam’s Delight × Ascda. Peggy Foo?が開花していた。蕾株はあと4つほどある。今月も10株開花であろうか。景気がいいなあ。

ありがたくも我が家のPhal. schillerianaの写真が載った「こども雑学ブック@」世界文化社を出版社の方が送って下さった。感激至極。厚く御礼申し上げます。でもまあ私の下手な写真がなぜ載ることになったのでしょうかねえ。中身は小学生対象といいつつ大層面白い。「422日咲いていたデンドロビウム」という記述には驚いた。そういえばうちのPaph. glaucophyllum8月16日復活開花している。とぎれてはいるが400日を超えて咲きそうだ。まあ上には上がいる。記録は淡々と。

PsychopsysOnc.Kalihiがまた咲いた。購入以来4回目の開花であろうか。リップは完全には開かない花らしい。

明日もいろいろありそうだ。

8月19日(木)

夜中に広島植物園で撮影した原種画像を整理していた。昨年とあまり変らない内容だな、などと思いつつも新規な画像が結構あった。

昨年バルボフィラム・エキノラビウムがあった。今年はしおれていた。村上園芸でも売られており、お値段は3000円と高嶺の花であった。

本日は家族サービスに徹してランの出店のことは後ろ髪を引かれつつもガマンであった。何しろ9月8日にわざわざ村上園芸様のほうから宝塚におでましなのである。じゃま無しでじっくり9月12日(日)にでも決戦するほうがよかろう、と考えた。

一方、今年の豊橋蘭友会は9月5日(日)だろうか。昨年のあのすごいラン展を思い出して少々そわそわしないではない。

本日「温室がなくても栽培できる洋らん入門誰にでも見事な花を咲かせられる」小田善一朗著、日本文芸社、1983、という本をブックオフにて105円で手に入れた。このところこの手の掘り出し物が多い。著者の小田氏の本はこれで3種類になる。80年代のラン栽培をリードしてこられたのであろう。文字が多くて結構厚いのが素敵だ。

村上園芸についてまとめたファンページを立ち上げた。

8月18日(水)村上園芸

村上園芸のおっかけをやっているようなものかもしれない。たまたま予定が引き寄せられたわけである。広島のDIK五日市店に行って来た。広島植物園でひとしきりランの見物をして、歩いて会場を目指す。3kmほどあるいただろうか。五日市駅からは結構あるだろう。広島バイパスを超え、インターチェンジに向かう道の途中を左折して、新幹線の線路にひっつきそうな場所にDIK五日市店はあった。

店内を結構探して売り場を見つけた。ここもまたランの売り場としては大規模だった。本拠地松山が近いせいかランの大軍団が展開している。いつものお二人に会う。なにやら客と店員というより、職場の同僚に会うような気がしてくる。

こちらにはユーザー?(^^;)参加によるミニラン展もあり、見事な開花株が展示されていた。バンダ・セルレア様におめにかかった。

ご当地は唐澤先生、石田先生など著名ラン学者を輩出した広島植物園はじめ有名ラン店などがあり、ラン愛好家が多く、玄人っぽい人が結構な数売り場にはりついていた。それゆえか、本日は「しらんなあ」という玄人っぽいランが多かった。3万円のパフィオがあった。大変立派な花であった。なるほど格が違う。花もすごいが、葉からしてちがう。でもとなりに398円のデンファレが立っているのがお茶目ではある。お店なので撮影は遠慮しているが、原種画像が大量にとれそうなので惜しいなあ、といつも思う。

本日扉に飾ったジュメレアも村上園芸で購入したものである。開花株が売られていた。しょっちゅう咲くところがすごいランである。

本日は子供連れ(で8kmを歩いた)で気が散り、しかも疲れて空腹、遠征のため鉢数は制限、などの諸事情によりお買い物のほうはさっぱり乗らなかった。それでもなんとか2鉢を得た。

C. bicolor  カトレア・ビカラー

2004818日村上園芸

 よく知らないのだが、カトレアの原種だそうで、蕾が1つついている。2.5号素焼鉢水苔。

Den. antenatum ‘Matuli Green’ デンドロビウム・アンテナタム‘マツリグリーン’

2004818日村上園芸 1000

 あこがれのアンテナタムであった。ただ、写真のように薄い緑色をしている。かみさんの好みだったようだ。3号プラポット杉皮植え新芽つきである。

ツアーの予定が変ったとかで、予定表をいただいて帰ってきた。このページをみてお出でになる人が広島にもおられるそうで驚いた。9月8日からは岡山西大寺から宝塚になった!

818日から22日:広島DIK五日市店

825日から29日:香川丸亀

98日から12日:ダイキ宝塚店

916日から20日:愛媛宇和島北

923日から27日:愛媛ナーサリー朝生田

107日から11日:広島EX

1014日から18日:香川One川島(高松)

1021日から25日:愛媛喜田村今治

1030日から113日:ダイキ兵庫神戸北町店

116日から119日:愛媛EX重信(松山周辺)

1119日から1123日:西大寺(岡山)

1127日から121日:広島川内

128日から12日:兵庫宝塚

1215日から19日:愛媛EX新居浜

1222日から26日:愛媛ナーサリー朝生田

1月6日から1月10日:宇品(広島)

1月13日から1月17日:EX美沢(松山)

1月20日から1月24日:?

2月2日から2月6日:川内(広島)

2月9日から2月13日:EX重信(松山周辺)

2月19日から2月27日:東京ドーム、2月18日は内覧会

3月10日から3月14日:ナーサリー朝生田(松山)

3月17日から3月21日:福岡ドーム

東京ドームとは全国区ですねえ。まあお店に近寄るのが大変だと思いますが(^^;)。

 

8月17日(火)

盆からずれた時期に休みを取っている。明日は村上園芸の出店を楽しみにしている。それにあわせて盆の間鬼のように働いて休みを取ったようなものである。真夏にはどんなランがでてくるのであろうか。楽しみである。遠いところに来ているためあまりたくさん仕入れるわけにはゆかないが、久しぶりのラン購入なので少々気合いが入る。

本日は家族サービスに徹していたためランは街角のものしか見ていない。寝るかお勉強しているか歩いているという状態である。

昨日サービスエリアでデンファレが多数売られていたのを見た。なかなか良さそうな開花株が400円から600円と花の量に応じて値段がついている。

台風が日本海側を通るようなニュースを見た。こういうコースも結構危ない。

折しも「ガリレオ式温度計26℃―16℃気圧計付」というのをソフマップにて1000円で買ってしまった。気圧計というが、液柱が上下するのをみる、というもので、天気が悪くなって気圧が下がると上がり、天気がよくなると下がる。ラン栽培の役に立つものかどうかよくわからない。

出先からのええかげんな更新であった。

8月16日(月)

オンシジウム オブリザタムに花芽が出てきた。時期的にオンシジウムはわらわら花芽を出す頃である。よく見ているつもりでも気がつくとぎょっとするほど花芽がのびているのであった。

最低気温は15.8℃まで下がってきた。寒くて何度か目を覚ました。寒冷地であるなあ。付近の田圃は稲穂で黄金色ではあるし、気分的にこの二日間秋である。

この夏は酷暑といいつつ例年になく多数の開花株がある。購入後ずーっと咲いている2株もカウントすると14株にもなる。昨年のこの日は5株、一昨年は3株だった。

村上園芸が広島の五日市に市を出す予定と聞いている。たまたま近くへゆくのであるが果たして出店しているだろうか。真夏の村上園芸はどんな蘭をだしてくるのであろうか。そういえば蘭の買い物というと6月27日のBllra. ‘Smile Eri’以来ではないだろうか。この3株はどれも新芽が出てきて順調である。

鉢を落っことして割っていたGom. Verboonenii ‘Golden Falls’ CBR/JOGA の植え替えをした。表面はこけが生えて弱っているように見えたが、その下は水苔がどこにあるのかというくらい元気そうな根だった。3号素焼鉢にスギ皮+水苔で植え付けた。

8月15日(日)

電気屋のパソコンから我がホームページを引っかける場合Blc. Dal’s Horizonを用いている。まあよそで見るとこう見えるのか、というのを見ているだけである。

パフィオのグラウコフィラム?が行方不明になってあわてた。棚で作業しているときに風呂釜の上に置いたのを忘れていた。風で横倒しになって乾いていた。つぼみが大きくなっており、株はしっかりしていた。1週間くらい忘れていたかもしれない。かわいそうなことをした。危うく大事な鉢を失うところだった。コンポストがこぼれでていたので植え替えをした。3.5号素焼鉢にスギ皮+水苔で植え付けた。この時期植え替えというのも異常かもしれないがやってしまった。新芽が2つなかなかよい感じに成長しつつあった。

余勢を駆って落っことして鉢を割っていたNorbidium bulbosumもやってしまう。3号素焼鉢にスギ皮+水苔で植え付けた。

割れていた鉢といえば成長中のデンファレ・宮島も割れっぱなしであった。3.5号素焼鉢にスギ皮+水苔で植え付けた。

新芽が早々に腐って心配していたDen.クリソトキサムに別の新芽がでていた。何かに食われたDen.ピエラルディーも新芽がでてきた。大変な遅れではある。Den.アフィラムはまだまだのびていいのだろうと油かす骨粉固形肥料をコルクの上にくくりつけてやった。

デンファレ・村上には新旧2本の花芽があがりつつあるが、新芽も出てきている。大変勢いのある株だったようだ。

Onc.Kalihiのつぼみがまた咲きそうだが、新芽があかんようになっている。これは残念である。

8月14日(土)

久しぶりに休日出かけた。松澤正二著「洋ラン12ヶ月」、主婦の友社(1982)という本を古本屋にて105円で見つけて購入した。写真といい、解説といい、えらく充実した内容の本だ。この後にくる松澤正二著「初めての洋ラン12カ月(温室なしで育てる)」、主婦の友社(1999)も内容の充実した良書だった。この古い方は温室の写真などがあり、見たこともない紹介内容が多く、参考になる。

ずっと開花してこなかったCtsm. fimbriatumから花芽らしいものがでてきた。展開が早いため株が充実して花芽がついたものらしい。

Btcm. Little Dragon ‘Kid’の花芽が何物かに食われていた。この株のある棚では「食われ」事件が頻発している。花芽ものはその棚からは退去させることにした。

デンファレ・クイーンサウスイーストの花芽が何物かに食われていた。むむむ、とおもっていると昨年のバルブからバックアップがでてきていた。

Den. Jacqueline Thomas x bigibbumから気がつかないうちに花芽がでてつぼみまで付いていた。

ノビル系デンドロ類は止葉がでてきたものが多いようである。もう充実期に入りつつあるようだ。

夕立でたっぷり雨をもらって助かった。

早くも太陽の差し込む角度が傾いていて直射日光を食らっていたカトレアがあった。100円遮光ネットを追加で取り付け棚の前から垂らしておいた。

パフィオ・メイコウエンに花芽が出てきているようだ。

8月13日(金)

盆というのに仕事であった。出張で暑かったなあ。明日から連続して休みを取っている。もちろん18日の村上園芸に照準を合わせているのであった。

留守中乾かしてはいけない蘭に手当をしておく必要がある。

明日はじっくり蘭をみてつぼみ探しをしよう。

我が家では昨日最低気温16.6℃を記録した。確か最低気温が15℃を下回ったら家に入れるような話があったなあ。昨年は9月に9℃を記録したことがある。6月にもそんな温度があった。やはり寒冷地か。

そろそろ大丈夫ではなかろうかと5:10:5の液肥を与えた。高温期は肥料をさけるが、夜間涼しくなればやってもよかろう。秋から第二の成長シーズンである。一部のデンドロは完成期なので窒素肥料は禁物である。止め葉を見かけるようになった。長雨の昨年と異なり、今年は多くの蘭が葉が黄色くなるほどよく日に当たっている。葉が黄色くなるというのはよわってそうなっているわけではなく、光合成が十分できたためらしい。だからあとで色は戻ってくる。葉の色の緑色が濃いと光合成の出来高が少ないそうである。

8月12日(木)

水やりについて、この時期も「水苔の表面が乾いたらやる」というのが基本なのかもしれない。そんな悠長なことを勤め人がやっとれんので毎日1ないし2回ざぶざぶやっている、というのが現状である。雨の日はさぼる。それ以外の日は周辺ぐっしょりというくらいやる。とにかくもう乾くいとまもないくらいのつもりでやっているが、やっぱり乾いている。朝たっぷり、昼葉水、夕方葉水、と3回はやりたいなどと思う。うちは風が十分なのでそれでよいのかもしれない。鉢底まで十分に風が通っている。

油断していたら「世界一暑い大阪近辺」にあるデンファレがぎょえーというほど葉やけしていた。36℃青空直射でてきめんである。かわいそうに、という状況だ。

赤いカトレアがやっと本日終了である。

8月11日(水)Jumellea alborecens開花

Jumellea alborecensが開花した。連夜の開花でありがたいことである。そろそろつぼみの在庫が、と思ったが、6株ほど咲きそうなものが頭に浮かぶ。これはひょっとして今月も2桁開花であろうか。今月10株咲くと昨年より2ヶ月早く今年度100件開花達成である。現時点ですら19件先行している。

今日までの225日間で93件の開花であり、咲率四割一分五厘(ある1日に1株咲く確率)、この逆数をとると2.4日に1株が咲く頻度である。月に15鉢が開花する頻度は2日に1鉢開花ということで、なにやらそういう世界が見えてきているようにも思える。一面あまり眺める時間もないので花に申し訳ないとも思う。ところでこの頻度で開花株を買ったらどうなるだろうか。開花株を1鉢1000円と考え、365日*0.415=151.5鉢、つまり15万円にもなってしまう。購入金額の総額144,650円(2000年から4年間、ちなみに148円の発泡酒を毎日1本飲むと4年間で216,080円になる。250円のたばこ毎日1箱だと4年で365000円である)であるから、なにやら毎年投下した金額以上に咲いてくれているようである。

今夜は寒い。今朝は20.8℃を記録した。よしよし、涼しいのはありがたい。

8月10日(火)スタンホペアに花芽!Barkeria skinneri?開花

夜中掲示板にスタンホペアがでていて「うちのはちっとも咲かないなあ」と腐っていた。仕事の疲れがとれずへろへろの状態だった今朝、台風で避難して釣り具から玄関脇の棚に置きっぱなしになっていたStan. connata × panamensis?のバスケットを持ち上げてみた。ん?なんじゃ、この芽は?。新芽がバスケットの下にでるわけはないのでもちろん花芽である。おおおお、ついにでたか。それまで冷や飯を食っていたスタンホペアだったがにわかにVIP待遇になり、蘭棚の元の場所につり下げられた。今夜観察してみると立派な花芽が水苔の詰まったバスケットの底辺から2つにょっきりとでていた。それにしてもなんで真下からもっこりでてこられるのだろうか。花茎1つに2花ほどつく。朝みたときは1つだとおもっていたのが2つになっていてまたうれしい。とにかく迫力のある花なのである。蘭の中では屈指というほどぎょっとするつぼみと花、それに強烈な香りがある。2年ちょっとかかったが、まあ御の字である。今後は夏になるとほいほい咲いてくれそうな気がする。

写真を見るとなんともキモイ花である。つぼみがまたきしょい。そこがまたいいのである。つぼみの状態をまだみていないので楽しみである。

開花株なのに2000円とやすかったのでつい手がでてしまったのだが、花はさっさと終わるため以後2年間大きくてかさばるのでずっと後悔していた。「つぼみの状態で人気投票2位になる」といわれるつぼみがみられるとあって少々楽しみである。

Barkeria skinneri?が開花した。これも小さい割に感動もののいい花がつく。しかも長持ちだ。

周辺地域ではすごい夕立があったのだが、家の周りはさっぱり乾いていた。8月も涼しくなって調子が出てきたようである。最低気温は21℃だった。

本日は眠くなるとこのサギソウをみて目を覚ましていた。こういう写真が撮れて大変うれしい。

8月9日(月)Den. Rainbow Dance開花

Den. Rainbow Danceが開花した。春に買ったばかりだったのだが。次はジュメレアであろうか。

マスデを水攻めにして冷却する方法を検討している。水の気化熱で温度を低く保ちたいと考えている。

庭のオルニソガラムが開花した。まったく見たこともないような球根植物である。

トップページにサギソウをもってきた。いいねえ、サギソウは。なんというかピントが合いやすいというか。フウランは20枚は撮影しているがさっぱりピントが合わない。

8月8日(日)

ゴンベッサ氏からすばらしい原種画像をいただいた。気が付くともらったものがたまってしまっていて、このような貴重な画像を公開もせず死蔵させてしまっていたのを反省して掲載作業を行った。

Bulbophyllum foetidum:こういうバルボが在るのかと驚く。

Bulbophyllum uniflorum:渋い色のバルボ

Den. lowii:こういうきれいで華やかなデンドロも在るのか。

Pleurothallis tribuloides:なんともコメントの仕様がない。広島植物園でも見かけたがPleurothallis tribuloides、人気があるのだろうか。

Rhyncholaelia dygbiana:この有名種の画像をいままで入手できずにいたのであった。現物を持っているのだが。

 画像掲示板を立ち上げつつもホストがほとんど投稿していないのではけしからんと反省し、ちょくちょく投稿することをにしよう。

今年我が家の蘭は受光量が多い。秋に入れば吹き上げるように花、つぼみ、花芽を出してくるのではないだろうか。秋にはしかし手塩にかけた蘭とのお別れがまっているのであった。今後同じように咲く蘭については新規なデータが得られないためよく咲くものから誰かにもらっていただく予定である。60鉢はもらっていただかないと冬場家に入らない。これは大変なことである。分かれがたい蘭もあり、選抜、発送だのが大変だ。やはり買いすぎは禁物である。世話が行き届かないことなど、反省点が多く、このため蘭への欲求はきわめて低い。適正数量は150株であろうか。また、蘭へのリソースが仕事に流出している。蘭、家庭、仕事でまわっているものが仕事の比重が増えてきているのだった。仕事が増えているのではなく、仕事の魅力が増えているのである。このサイトも実は内容のほうがめっきり薄味になっているのであった。

8月18日は広島県五日市市に村上園芸が来るそうである。たまたまその時期そのあたりに居ることになりそうだ。真夏の蘭屋さんにはなにがあるだろうか。近年の真夏重視政策で今年は盛夏というのにたくさんの花が在るのでこれ以上層を厚くすることもない。しかしまた面白い蘭があるんだろうなあ。

ガリレオ式温度計の写真を撮ってきた(ガラス玉に種々きれいな色のついた液体が入れてあるようす)。こういういいものはどんどん紹介していきたい。

とうとうアイスパック280円と衣装ケース398円でマスデを冷やすという無謀な検討をはじめた。まだ相当弱っているという段階ではないので何とかなるかもしれない。このままでは危ないのはたしかだ。夜になって調べてみると最高気温31度だったようで、パックはさっさと解けていた。氷の量が足りないのではないだろうか。とにかく30℃を切ればいいのだ、と思いつつ別の手を考える。フタに水を張ったらどうだろうか。

蘭の設備ページを拡充した。

この日誌をもっともよく読んでいるのは私自身である。自分で書いておいておかしなことが書いてあるとよく笑っている。そういうお気に入りの話を集めたページを編集してみよう。→日誌迷作選

 

8月7日(土)Jumellea alborecens、Den.「アサヒ」につぼみ

Jumellea alborecensにつぼみが出ていた。不定期咲きであったか。

Den.「アサヒ」につぼみが出ていた。背の低いデンファレである。よく似た株があったのだが見当たらない。名札はあるが果たして「アサヒ」なのだろうか。Den.「宝塚赤」かもしれない。Den.「宝塚赤」はどこへいったのだろうか。まあつぼみはつぼみだ。これで今月の開花予定は6株になった。過去6年間でもっとも層が厚い。そりゃそうか。

花芽が続々と出ている。Hwra. Chian-Tzy Lovely ‘CT. Golden Bug’ の頂生する葉の間にさらに葉がでてその付け根から花芽が1本だけ出ていた。あたかも二階建てのオンシジウムのようだ。こういう妙なところから花芽が出た例はOnc.SweetSugar?でもある。5月に明幸園にて300円で買ったBtcm. Little Dragon ‘Kid’ に早くも花芽がでた。

Stereochilus dalatensisTrichoglottis pusillaに花芽のようなものがみえる。トリコグロッティスは、買ったときはこれは来年咲くのだろうか?と危惧していたのであった。元気に大きくなってきたのでありがたい。Epi.porpaxにつぼみが出そうだ。

タイリントキソウが2鉢お亡くなりになっていた。これでこのシリーズは3株がおなくなりになった。暑さということはあるか。やはり扱いを間違っていたらしい。すまんのう。ゆるしてくれ。わしがわるかった。コンクリート塀の近くなので輻射熱が夜遅くまで出てくるようだ。

Den.ピエラルディーも不調である。ナメクジに新芽を食われたようにも見える。秋に持ち直すように手厚く扱う。バッタもいろいろ乗っかっていることがある。蟷螂が居たのが心強い。こいつはさすがに蘭はくわんだろう。蛙がものすごい数のっかっている。蛙の糞の量をみるに相当働いているようだ。これええ肥料になるんじゃないだろうか。

一日を30℃以上で過ごした。神戸蘭展で買ってきてかみさんにプレゼントしたガリレオ式温度計を見ると浮いている玉が1つになっていた。30℃と32℃の間の温度というわけである。玉は32℃から2度ずつ下がり、14℃まである。温度が上がると低い温度のタグがついた玉から底に沈んでゆく。真冬はすべての玉があがっており、部屋がぬくもるにつれて玉がゆっくりと下におちてゆく。原理はというと、玉の全体としての密度がある温度の水の密度と等しくなるように作られており、温度の変化にともない水の密度が変化すると、水より密度の大きな玉は沈み、密度の小さい玉は浮力を得て浮き上がるというものである。なぜこのような温度計が神戸蘭展に?と不思議に思っていたがどうも温室用具らしく、温室を外から見ても内部の温度がわかるという優れものなのである。温度計に近づいて目盛りを見ずとも、「青い玉(ガラス玉に種々きれいな色のついた液体が入れてある)がみえるから適温」などとわかるようになっているのだ。実物はかなり美しい置物である。これが3000円とは安い。かみさんにもめちゃめちゃよろこばれた。玉二つでエアコンを入れるきまりになっている。通販でも手に入るようである。

8月6日(金)Onc.SweetSugar?開花

Onc.SweetSugar?が開花した。盛大な枝振りである。今後が楽しみな1株である。

まもなくDen.レインボーダンスが開花する。次はバーケリア・スキンネリであろうか。

アングロカステはリカステ・アロマティカによく似た香りがする。赤いカトレアがなお美しく咲いている。デンファレ・プラモルトが姿よく咲いている。サギソウはこのたび1茎に花が4つある。この1茎しか伸びてこなかった。今後は注意深く扱いたい。Phal.プルクラがますますいい色をしている。まもなく写真で紹介できるだろう。

写真で思い出すのは誌上に掲載された我が家のPhal.シレリアナである。なんでも出版社から掲載誌をおくってくださるばかりか、「薄謝を差し上げたく」銀行口座を教えるようメールをいただいた。えらいことである。また、なんとうれしいことであろうか。そこまでありがたいことをしていただいてばちが当たらないだろうかと心配になる。その掲載誌は宝にしよう。

たまたま使える画像がなかったためネット上に存在したあの画像に白羽の矢があたったのであろう。さして上手い写真ではない。切り株に2羽目のウサギは当たらないだろうから期待はしないが、写真は丁寧に取ろうか、などと思った。明日は気合を入れたトップページの写真である。

8月5日(木)

今日も初日が出ませんねえ。いや、今月はまだ何も咲いていないというだけの話である。

台風は2時には静かになっていたらしい。あまり風は強くなかったようで被害らしいものはなかった。

なんとまあ今日も書くことがないねえ。調子の悪いマスデバリアをどうしたものであろうか。

明日は暑いらしい。

デンファレの花芽はクイーンサウスイーストとプラモルトで出ている。

シースや、つぼみの出そうなカトレアは結構ある。生育の良否はまだよくわからないのであるが、日によく当たり、風になぶられてきたので、秋に大変よい成長や成熟をする可能性はある。

8月4日(水)ふってわいたような台風

夕方になって台風が日本のそばに発生したようなニュースを見た。え?、と衛星写真を見てあっけにとられる。まったく気がつかなかった。家に帰るとシンビジウムがぶったおれて鉢から外れかけていた。ずぶぬれになりつつ清涼棚の蘭を避難させる。避難中、シルホペタラムの鉢を落としてしまった。重いぶらさがりもののスタンホペアを回収した。ズボンもどろどろである。ほとんど用意も出来ないままもうええわいとそのままにする。11時前には徳島県に上陸したという報道があった。台風のことを聞いて5時間後に上陸したというのはかつて経験がない。こっちに来るようである。これにはこまった。前回の台風10号がもたらした降水量を1時間ほどで降らせるほどのすごい雨である。久しぶりの雨だ。アングロカステを避難させていたところ、セパルが折れていた。風でぶち当てて折れたらしいなあ。やれやれ。まったく今年はいろいろ往生する。

8月3日(火)

夜の巡回用の懐中電灯の充電池が切れたため本日は見回りをしていない。咲きそうなものはまだ咲いていない。この充電池は3年前秋葉原のジャンク屋で掘り出したもので、単一の電池を4つ板で溶接して直列にしてあった。これをばらして使っている。型番など何も読み取れず、蓄電池だろうぐらいに思って200円で買ったものである。NiCdかもしれないが、やたらもつのでニッケル水素のような気がする。かなり重宝している。

小雨が降るので水遣りもサボった。明日は雨が降るそうである。

日誌は2003年4月22日以来日刊で途切れず記述されているようである。今日で470日になる。なんというしつこさであろうか。

アングロカステは花5つが咲く予定だ。10個は多すぎたのかもしれない。まあ、また挑戦してみたいものである。年々芽が出る時期が後ろにずれてゆくのが気になる。春にどばっと葉をだして秋にはさっさと終わってくれないと場所をとってかなわないのである。I氏が雄大な葉っぱのアングロカステを持っておられたが、葉が観葉植物のように巨大であるためあれはあれで大変だろうなあと、あこがれつつも敬遠しているのであった。アングロカステは気をつけないと巨大なものが多いようだ。

リカステはかわいい丸いバルブの上に涼しげなパラソル様の葉を茂らせており、大変好みの株姿を見ているだけでうっとりする。アングロカステはこのリカステを全体に3倍した姿になる。花はリカステのほうが大きいようだ。

8月2日(月)

23時で外気温は22度まで下がっている。朝は冷え込んで腹を冷やし往生した。本日は日差しは強いけれど快適な気候だった。こういう日が続けば蘭がよく肥える。

品種別ファイルの記述がぶっ飛ぶ理由がわかった。貼り付けてある画像が消えてしまう問題があり、バックアップから画像を持ってくるさいホルダーごと移動すると記述ファイルまで古いもので上書きされてしまうのだった。修復が大変だ。これが原因で重要な記述が消されてきた可能性がある。修復作業を行う。

オンシジウム・スイートシュガー?がまもなく開花である。

赤いカトレアが盛りだ。ルビーが花の格好をしているようなすごい花である。本領発揮まで2年かかった。3年半で年2回見事な花が咲くまでになった。この先さらに化ける可能性がある。

8月1日(日)ぐったりスタート

申し訳程度の雨しか降らない台風だった。庭は乾いている。台風後の後始末をやっていた。トレイの大移動で新たに発見された花芽などはない。マスデはいよいよあぶなくなってきたようだ。タイワントキソウの1株が枯れていた。このシリーズは管理がいい加減でどれがどれやら見分けがつかない。バルボフィラム・デアレイもほぼお亡くなりになっている。8月はかなりお亡くなりになる株が増えるのではないだろうか。

ありゃあ、絶好調だったはずのアングロカステのつぼみがいくつかあかんようになっている。10花開花だったはずが残念である。玄関生活で蒸れたらしい。リカステには別のつぼみが見えてきた。

このところラン栽培への気合と気迫が足りないのである。記録もえらくいい加減になっている。日誌に記述してあるとはいえ、個別の育成記録がぶっとんでしまっている。

なさけなーい気分の8月スタートであった。8月1日なのに涼しい。カナカナがしきりと鳴いている。気分だけ初秋である。

暗澹と各品種の更新を行う。なんだかお亡くなりになった蘭がふえたなあとため息が出る。かなり長い時間をかけて全種類の記述に目を通し追加の記述を行った。

 

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