蘭馬鹿日誌2002年9月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

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2002年

9月30日(日)

ランの棚をもう一つ作った。手馴れてきたため2時間ほどで組みあがる。1つのコストは2000円ほどである。窓辺は棚がかっぽりとはまり込み、開花中のランが並んでいてにぎやかだ。窓がふさがったように見えるが、キャスターつきなので寒い夜間は棚ごと窓から離れるようにしようと思っている。

寒波に恐れをなして庭に展開している蘭を室内に持ち込んで混乱した。蘭を耐寒性で分類し、新たに部署し、寒波が来た場合速やかに室内に取り込めるようにする作業でへとへとになった。ランが多すぎると感じた。昨夜は16度だったので今夜は屋外とおもっているとまた雨が降ってきたので取り込んだ。

蘭については、きれいな花もいいが、植物自体に興味があるので、ラン科の属のリストを作り始めた。380属ほどはすぐ手元の本で見つかる。目立たない種まで網羅した日本の蘭の本をあさると多くの属名がでてくる。日ごろ学名だと思っているものは、どうも簡略化しているらしく、学名で記述されたものをみると発見者の名前や、よく分からない略号が多く使われている。

属名の由来はほとんどがギリシア語である。学名というとラテン語だと思っていたのだ。記述はラテン語でおこなうのだが、語源がラテン語という属名はまれだった。人口属や種名は人の名前も多い。延々奇妙なつづりをにらむ作業の連続で400属をこえたリストを作成した。まだまだ増える。しかし750属の情報を集めるのは大変なことだと思う。

9月25日(水)

休暇中思いがけず明幸園の側を通りかかったので足を延ばした。渋滞で時間を食い、行って見ると閉店した直後だった。6時半までとのこと。遠方から来たのに残念、などと店員にいうと少しだけならと店の中を覗かして貰い、見切り品3株を引っつかんで売って貰った。またまた明幸園に大層感謝している。

しかし帰り道3株も増やして後悔していた。これからはこれぞという逸品をもったいをつけてかうのだ、などと思っていたのである。

家に帰り、名札をみて喜んだり困惑したりする。

B. nodosa ブラサボラ ノドサ

780→300円。高名な原種でうれしい。開花期は秋だそうな。来年までにしっかり育てよう。

Sc. Beaufort ‘Elizabeth’AM/AOS ソフロカトレア ビューフォート エリザベス

800→300円。むむむ、数時間前古本屋で買った古い「趣味の園芸」1988年1月号のカトレア特集に載っていて「ええなあ、このカトレア」とか思っていたやつだった。個体名が違うので特徴は違うだろうが、欲しいと思った数時間後に手に入るのであるから奇遇である。開花期は不定だとか。

?(N?P?V?)ormidium bulbosum

770→380円。ラベルはなく、値札に見たことがないつづりが書いてあった。心当たりのつづりはすべて当たったがわからない。ネットでもかからない。まったくなぞのランである。南米産という雰囲気である。葉っぱがマキシラリアのようで2枚頂生し細い。5cm細長いバルブがある。葉の間から花茎が立ち上がり、3cmほどの細い花がついている。エピデンドラム・コクレアタムをほそーくしたようなといえば近いような。ランはまだまだ知らないものが多い。

家に帰り、最高最低温度計をみてたまげる。8度!?。なにかの間違いでは。何を思ったか夜に水をやったりしていたが、どんどん冷え込んでくるので心配になり、寒がりなランだけ家の中に入れた。翌朝また温度計を見ると最低気温9.5度だった。週末は本格的な冬支度を始めなければなるまい。

9月22日(日)

風が冷たくなり、強く3日も吹きつけている。今月に入り何度もランが飛ばされた。大きな被害はないが、セッコクのバルブや株分けしたエピデンドラムが折れ曲がってしまった。そろそろ秋雨が気になり始める。ビニールシート298円を買ってきて備える。最低気温も摂氏14.5度を記録した。

またランの棚づくりをトライするため木材を買い込む。今度は木ねじで作ってみようと思った。2種類の角材を切り出し、安いすのこ(2枚350円33cm×75cm)がちょうどはまり込む大きさの棚をつくった。切り出して木ねじでくみあげてゆく。1時間少々で望みの棚が出来た。高さ170cm、幅78cm、奥行き38cmである。横棒にすのこをわたし、一段の収容数は10鉢〜20鉢。もう1つ棚を作り、100鉢を収容する予定だ。温度を20度に高め、太陽電池ファン、温度調節器、排気ファンなどを備えて冬でもバンバン咲かせるすごい棚にしたいと考えている。棚のかたちがみえて気合が入る。

園芸店にゆきカトレア名札つきSlc300円の見切り品を見ていると、かごにオンシジウムと花が60mm程度と小ぶりだが青いバンダを入れた40台のおじさんがやはり見切り品を気にしながら横を通った。むむ、同類に違いない。私のようなけちけち園芸おじさんは相当数いると私は見ている。この間もご近所の同好の方(40鉢)から楽しいメールをいただいたのであった。ありふれたオンシジウムに手を出しているところを見ると、ランにはまり歴はそう長くないだろう。しかしもう数分早く来ていればあのバンダを検分できたのにと、残念に思った。レジで後ろについていたが全部で1200円とか店員がいっていたのであのバンダは花が7つほどもついて1000円以下のお買い得品だったのだ。ちっ、惜しいことをした。 

そういえばうちのバンダはどうしているだろう。かえってしらべてみた。太い根が9月に入って出てきている。株が充実してきたようなのでそろそろ次の花芽が出ないか期待していた。よくよくみると葉の間の深いところに小さな花芽を見つけた。7月にあれほど見事に咲いたのに、まったくこのバンダはすごい。「ふふふ、勝った!」などとほざいていた。

9月16日(月)

自生地発見である。

ふと思い立って家から徒歩三分の裏山に出かけた。マツタケシーズンとかで山に入るのはアメリカをゆくイスラム教徒のような気分である。細道が山を縫うように続き、延々お地蔵様が1kmにわたってならんでいるという面白い場所がある。その細道から外れる別の道に分け入った。南向きの斜面だが木々が高く、下草がほとんどない場所で細道の上にランが落ちていた。どこにも根を張ることなく、抜かれた草のようなそれを持ち上げることが出来た。唐突な話だが春ランのようである。集中豪雨で流され、細道の上に放り出されたのであろうか。ひからびたように軽い。代々の干からびたバルブが連なっている。ラン独特の根が伸びている。この根を見るとランであることを疑えない。辺りを見回すとそこここに同じ種類のランが生えていた。ランを見たいと思って山に入ること8分にしてランをみたのである。ほんまかいな、といういぶかしい思いとともに、ランを手に山を降りた。こういう株を持ち出すこともある意味では自然破壊とのそしりをまぬかれない。育てて大きくしたら山に返す、とかなんとか理由をつけて山を下るのであった。本当に春ランかどうかわからないということがあり、よく見てみたかったのである。

しばらくして、細道のそばに生えていたことから人が植えたものではないか、という疑いがでてきた。もっとよく見ようとまたまた山に行く。今度は地蔵のならぶ道をあるく。よくよく見て回ったが、それらしい植物はみえない。さらに道を進むと、南向きの斜面で、下草のすくない場所に差し掛かったときにつぎつぎとランが見つかった。結構たくさんある。春ランが増えすぎたらここに植えに来よう、などと考えていた。今度は自然に咲いているところを見たいと思った。春にもうろうろしているのであったが、時季をはずしたようである。頻繁に見に来るしかないようである。

9月15日(日)

HPのタイトル文字の「蘭」をワードで作図して篆(てん)書体(はんこに使う古い書体)で書いてみた。五体字類を100円で手に入れたため、はんこに使う字をすばやく引けるのである。ある団体の15文字のはんこを篆刻ぽく彫った実績がある。こういうことをやっていると20はふけて見えるだろう。さてこの蘭の字はよく見ると人が棚のようなものを支え、その上にランが生えているような絵になっている。まさにそういう植物ではないだろうか。

9月もなかばになり、絶好調と思われたランたちだったが、どうもそうでもないようだ。今月はどうしたものか徹底的にどこまでもついておらず、その余波なのか、これまでなかったランの落下が5鉢もあり、1鉢ひどい葉やけをやらかしてしまった。まったく何かにたたられているように思える。

ラン用語集を作り始めたのであるが、参考にしようと用語をネットで探して見ると、これでもかというほど立派な用語集が見つかったためにわかにぐれてしまい「いい加減な用語集」を作成している。

またまた大和農園洋ラン部に出かけてきた(3回目)。この時期は近所の園芸店にでかけても出物がなく、ぱっとした花もない。けれど家にもっとも近い本格ラン屋さんにゆくといつでも多種多様な開花株が飾られている。激安名無し株もいいが、少々高くてもこれはいい、というお気に入りの花を買ってくるのもまたいいのではないだろうかと思うようになった。1000円の大輪カトレアがあった。300円程度の花無し株もいいが、どれも小型のLcであることが多い。136mm幅の大輪のカトレアというのは見切り品では出会えない。1000円で買い得と思えるほど端正な花だった。香りをかぐ。すっきりした甘い香りがする。まあ落ち着こうと店内を一回りして、なお好ましいと思えるため買うことにした。かえってラベルを見る。現場で見たときには安いこともあり、C. labiataと何かの交配種だと思っていた。けれどC. labiata × siblingと表記されていて、つまり原種だった。ラビアタといえば、最初に発見されたカトレアではないか。ランハンターだったウィリアム・スウェインソンが、採取した植物を運搬中に保護するための梱包材に使っていたぱっとしない植物を、それが届いたイギリスの園芸家ウィリアム・カトレイが育てて1818年に開花させた。当時でみれば恐ろしく大輪で美しい香りのよい花に仰天したことだろう。

これほど有名でしかも実物が美しいにもかかわらず、紹介している本が少ない。いやに安かったことを考えると、花上がりが悪い、育てにくい、病気に弱い、などなど何かあるのではなかろうかとかんぐってしまう。もう次は当分見られないかも知れないと思い、むやみと写真を撮った。それにしても惚れるような花である。もう元は取った気分だ。それから資料をあさったりネットで調べたりしたが、ラビアタ専門のすごいマニアがいるようだ。育てにくい種ではないという。よく見ていると、つぼみがついていた跡があり、花が少なかったから安かったのだろう。それにしてもこの花は効く。

 

9月1日(日)

1年間ランの花を絶やさずに咲かせつなぐことが出来たが、やはり8月を越すのは大変だと思う。

8月の開花は2鉢だった。今年の8月までの開花は32鉢なので8月は少ない。月別に見ると、1月から7月まで4鉢以上開花している。

花の咲いた株がもっとも多かったのは7月13日から24日までの9鉢であった。通常5ないし6鉢は咲いているのに、8月は3鉢の時期が長かった。8月の層を厚くしたいと思う。

9月から12月までにはデンファレの多くと、カトレア、あれやこれやが咲くため、開花数が増えると予想される。

そういえば暑がりのマスデバリア、ディサ、ミルトニア、オドントニア、リカステはそろって夏越しに成功したかに見える。どれも暑さに強くなるような交配がなされているらしい。胡蝶蘭、デンファレ、バンダの寒がり御三家の冬越しといい、冬の陣、夏の陣を制したという気分である。

L. purprataがブームなのであろうか。初夏にNHKの「趣味の園芸」に紹介されて欲しいと思う人が多いらしい。なにやら気になりだして本格蘭屋さんである大和農園洋蘭部に行って聞いてみると、なるほど人気があるようで、花なし株がレジの横に多数並んでいており、お値段も人気を反映してか3500円と結構なものだった。うっ、と思って目をそらすと、パープラタそっくりな花が咲いている。(今思うとそこがうまい店だと思った)立派で大きな株に花が3つもついて1500円。原種、インターメディアとの交配種なのでレリオカトレアである。つぼみつきも多く用意してあった。つい手が出てしまい買って帰えると、とたんに開き始めた。でかい株だと思う。面白いほどにすっくと立ち上がった姿の良いバルブである。この時期に咲くところを見ると、交配で開花期がちゃらんぽらんになって、バルブさえちゃんとつくればほいほい咲いてくれそうな気がする。香りを確認していなかったが期待している。

秋の植え替えシーズンというべきか、胡蝶蘭を4鉢、バルボフィラム、エピデンドラムを植え替え、デンドロの高芽採りをして4鉢に植えた。

 

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