蘭馬鹿日誌2003年9月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

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9月30日(火)

重要な蕾付きを除き、取り込みをさぼって様子を見た。最低気温11になっていた。

本日も日は差すが気温が低い。台風の位置からして気圧配置的に西高東低の冬型である。北から大気が流れ込んでくる様子が衛星写真でよくわかる。日中も天気はよいが少々寒かった。

 

カトレアが受け取る日光の時間について、6時間以上欲しい、という記述を見る。この6時間以上の日光が受け取れているかどうか評価したくなった。その場にいてカトレアの葉になったつもりで日の当たりはじめと終わりの時刻を調べるのが確実であるが、少々面倒である。なにやら小学校の理科みたいでしばらく考えてしまったが、日の当たり始める方角と日が陰る方角だけを知れば計算できることがわかった。100円ショップなどで分度器が入ったセットを売っているのでこれで日当たり開始の方角と、日が陰る方角の間の角度を測る。その角度をθとすると、その場所の日照時間は次式で計算できる。

日照時間=θ/360度*24時間

ざっと言って直角(90度)が6時間である。関東平野のど真ん中の広い場所で秋分の日の太陽は180度に渡って見えるだろうから12時間の日照時間が得られるわけだが、たいていは山があったり隣の建物などでかげってしまうだろう。我が家はまだ測定していないが西側に山があるため110度くらいではないだろうか。

日光が稼げない場合は冬場のライトアップ作戦が有効である。防犯と観葉のために蛍光灯や電球でライトアップすると花付きがよくなる。

 

夜戻ってみると気温は9度であった。こりゃたいへんと取り込みにかかる。あまりにも数が多くて辟易する。ノビル系デンドロを残してすべて取り込んだ。

 

9月29日(月)ラン出し

中温性ランを集め再編成したトレイで朝から屋外に出勤である。6:50に起床して作業にかかり、庭に展開したのが7:043分少々で食事を掻き込み、7:07に定刻通り家を出て7:09のバスに乗る。通勤中思い出したのだが、バンダ類を出し忘れてしまった。今日は好天でいい稼ぎが出来そうなので残念なことをした。

 

夜に株を眺めているとリカステの仕上がりがよい。あやまって花を傷つけてしまったが116mmの花幅でかなり大きく見える。株全体の姿がよい。

 

9月28日(日)ランの出し入れ

かなり心配したにもかかわらず最低気温は13度だった。最高気温は26度。本日は快晴だった。

 

昨日の冷え込みでランを取り込んでいたのでこれを庭に展開する。休日であるので助かるが、かなりの重労働だと思う。ランのトレイだしを出勤時間にできるだろうか。これまでもやってきたのであるが、ランは時間を経るにつれ数が増え、株も大きくなってきているのである。今後出し入れが日常化するためトレイの再編成を始めた。日当たりを考慮して詰め込み、トレイの数を減らす。もう今シーズンはたっぷり稼いで終わり、というランもあるのでそういう鉢は家の中の棚に留め置く。

 

来月は、アスコセンダ、デンファレ3株、カトレア宝塚II、オンシ3株、バーケリア、などフタケタの開花が期待できそうである。

 

ダイエーで胡蝶蘭の1株植え980円を売っていたが、花も葉も立派だった。ひょっとしてシグナスではないだろうか。

9月27日(土)手柄山温室植物園、洋ラン原種展

原種をことさら好むわけではないのだけれど、安いとつい手が出てしまうのが原種で、このところとみに原種が増えたような気がする。原種は変なものが多いので面白い。交配種は「花で勝負!」、という花重視の面があるが、原種はラン科植物のおもしろさを語るラン数寄の奥座敷といえる。ある特定の環境に適応して長い時間をかけて変な植物になってきたわけであるから、どうしてこんなになってしまったのか、ということを考える楽しみがある。交配種はもっと変な花を作れはするが、原種の持つ進化の歴史は交配により分けがわからなくなる。(と偉そうなことを書くが、原種を見ていてランのなんたるかがわかるほど研鑽を積んでいるわけではない)

本日は家族サービスのついでにラン見物である。手柄山にはこれで3回目だろうか。手柄山温室植物園は有料200円である。付近には駐車場が多く、1200円の均一料金である。

温室の入り口付近に多量のカトレア類が並んでいる。ラベルがみにくくて特定できないが、この時期にもなるほどきれいなカトレアが咲くものらしい。更に進むとラベルを明示した原種がずらりと並んでいた9月の原種展というのは珍しい催しなので見たことのない原種もいくつかあり写真を撮る。よく知っていても今まで画像を得ていないものもあった。Den. bigibbumなどである。このデンドロはデンファレ系デンドロの交配親として1万種を生み出したという記述を見た。デンファレは高温性のランであるのでこれまでラン愛好家の間でもあまりなじみがないのかラン展でもあまり見かけないのであるが、タイなど暖かい国ではものすごい種類の研究開発が行われているのではないだろうか。ほかにDen. bracteosumPaph. primulinumTrichoglottis. philippinensisPaph. liemianumなどの画像を得た。

この温室はラン以外にも珍しい植物が多く、こちらにも心を奪われた。

温室の外には売店があり、多くの売り物のランがあった。このところの「大量入荷」がたたって購買意欲が低い。品のレベルが高いのかお値段も高いレベルである。早々に退散し、家族サービスに徹したのであった。今後は秋の洋ラン展が1122日から27日まで行われるとのことだ。

 

家に戻るとハベナリアの2株目が開花していた。今月は15株開花である。月間最多記録は17株なのでかなりのハイペースで開花している。なんと昨年の3倍だった。

 

夜から気温がぐんぐん下がる。とうとう9時に13度になってしまい、吐く息が白い。快晴であり、明け方どこまで下がるかわからない状況であるため総取り込みを始めた。これから毎朝毎晩しばらく出し入れする羽目になるのであろうか。昨年も925日に8度を記録している。

昨年の日誌は2,3日とんでいたり、作業の記録がないためあまり参考にならないなあ。

 

9月26日(金) デンファレ「倉敷」開花、バンダ・サンサイブルーに花芽

デンファレ倉敷が朝からほころびつつあった。夜にはひらいてくれた。当初中心部は緑色だが、次第に白くなる。

 

本日はいい天気で日光をたんまり稼いでくれそうである。

 

越冬ケースの改造を検討している。全体を高くして背の高い蘭やぶら下げ蘭を収容できるようにする。40W蛍光灯を取り付ける。安全対策を種々検討する。また、ビニールの2重張りなども検討する。水やりに苦労したので、場所を設けて排水ラインをつけるなどなど。下段が比較的冷えるため、いっそ高温と中温で上下に分けてしまうと、高温をより高く保てる可能性がある。この冬下段はとくに暖めなくてもよい低温性のデンドロやシンビだったため、あまり効率がよいとは言い難かったのである。この冬は下段を解放し、重点的に加温する中、上段と切り離して扱うことを目指してケースを作り替える方針にした。

さて、そのケースというのは支柱になる2×4角材4本を棚に組み上げるための樹脂ブロック8個からなっている。横方に板を渡し、その板に蘭を並べている。棚だけなら3000円ほどのコストで作れる。昨年の加温は古電気毛布と電球だった。火災や漏電に十分注意して配線の接続に気を付けている。ケースをビニールで覆い、パソコンのファンを6Vで緩やかに回して内部に風を作り、P社の温度調節器で30度になると外気を内部に吹き込むパソコンファンが2基ある。これがうまく働かないと内部は天気のよい日中42度にもなった。また15度設定で加温のスイッチが入る。デジタル式の温度表示が夜中赤く光るので夜のケース内部の温度が外から一瞥してわかる。それをみて思うに、デンファレや胡蝶蘭などの高温性の蘭が多数入っていたのにせいぜい12度程度しか温度が上がらなかったように思う。逆に驚くのは、12度で胡蝶蘭やデンファレは9割咲いてくれるのである。

 

バンダ・サンサイブルーの花をみたいみたいと思っていたのである。かつての写真を壁紙にして待っていたのである。ここ数日で根の動きが活発になっていた。また昨年922日に花芽が出ているのでそろそろどうかと葉の間を毎日覗いていたのである。26日の日付が変る30分前に丸くつるりとした緑色の花芽を葉の奥に見つけた。今度開花すれば4回目の開花である。春から初夏にかけてと晩秋のだいたい年2回咲いてくれる。20027112003年4で、おそらく11月中に開花するだろう。この花はたまらん。

 

苗を購入後3年半、4回目の開花期を迎えているBlc. Mishima Desireに期待できるシースが出ている。なにやら蕾の陰が見えるような気がする。

 

Onc.Kalihiの花がぽろりと落ちていた。16日間

 

9月25日(木)なに?!洋ラン原種展!

姫路の手柄山温室植物園で927日から105日まで洋ラン原種展をやっているという情報をラン友のF氏から得た。週末はこれできまりだ。

 

本日も雨だが暖かいので雨に当てている。デンドロには新芽が出るので禁物であるらしいが、それを知る以前にもう新芽が出ていた。

 

トップページの写真をLc. Schillerianaに更新した。「キャバレーシレリアナ」的な雰囲気のある花である。

「あら、あなたはじめてかしら」とママさんがおしぼりをもってやってくる。

「はあ、こういうところははじめてなもんで緊張しています」

などと馬鹿なことを考えてしまった。この花は写真にうまく撮れない。この怪しい雰囲気をよそに、リカステは(遠い昔の)女子高校生的な明るさがある。(^^;)何を考えているのであろうか。(んじゃ、Neolehmannia porpaxEpi. porpaxは小学生か)

シレリアナという名前のカトレアの原種があり、ファレノプシスにもその名の原種があるという実に紛らわしい。綴りからどうもドイツ人から来ているような名前だと思っていたが、調べてみるとカトレアシレリアナについてはドイツのハンブルグで蘭のコレクションをしていたConsul Schillerという人が1857年の秋初めてヨーロッパで咲かせ、これを記念してReichenbach(植物学者だろう)が命名した、ということになっているらしい。さらに調べを進めると、Schillerianaとはラテン語で「シラー氏の」という意味になるそうだ。何にせよ永久に有名な3種の花の名前として残るのであるからうらやましいことである。原種を見つけて名を残すのは大層困難になったが、交配種に名を残すのはまだ可能ではないだろうか。

 

夜にOnc.Kalihiの花がそのままの姿で落ちていた。15日間の開花であった。お代わりの蕾は開花まで2週間ほどかかりそうだ。

 

デンファレ・ブラナチャーミングは強烈に濃い赤い色をしている。こんな色の濃い花はあまり見ない。

 

リカステの3つめの蕾が開花し、花3つの満開になった。

 

オンシジウムスイートシュガー?、アサヒおよびデンファレ倉敷の開花が期待されている。

 

9月24日(水)ブイルステケアラ・エドナ、デンファレ・ブラナチャーミング、ハベナリア・ロドケイラ、初花3株同日開花

期待のFCCVuyl. Edna Stamperland FCC/RHS, FCC/AOSがいよいよ開花した。朱色の花である。いまのところ「そんなにすごい花かなあ」という程度である。

購入以来長く咲かなかったDen. Burana Charmingも今年花茎3本を出していよいよ開花した。ものすごく濃い赤紫である。これほど強い色の花も珍しい。

いつ咲いたのかハベナリア ロドケイラも開花していた。これが予想以上に素敵な花だった。姿が面白い。ほとんどリップと距が目立っているランで、セパルやペタルは小さくて地味である。たしかにサギソウに雰囲気がよく似ている。

初花開花が同日に3鉢というのは例がない。玄関が開花株だらけになってしまった。

 

本日は少々暖かいとはいえ散々ランを雨に当ててしまった。采配ミスといえよう。最近ラン栽培に気合いが足りないなどとおもう。蕾株などもずぶぬれである。

最高気温は19度最低は16度だった。カエルが出勤しているのでこのまま出して置いても大丈夫と見た。

 

バンダはセルレア以外紫である、とかみさんに言われ、「そうかなあ、そういえばむらさきねえ、あおいんだけどなあ」と日本語大辞典の色見本と対比したところ「おうちいろ」が最も近かった。このおうちいろとは、「おうちいろ(楝色)JIS センダン(楝)の花のような色で、明るい青紫」とある。「おうち」とはセンダン(楝)の古名。センダン(栴檀)とはよくしらないが別で、5月頃に咲くという。「樗色」とも書く。こういう色をどう伝えるか、と悩ましいところではあるが、ごく近い色をお手元のパソコンで出す方法がある。Webで調べれば色のデータがわかる。まずWEBカラーのコードは「#9985BB」という。これをトップページの背景の設定に書き込むと本日のトップページの色になるのである(白い模様も入れてみました)。また、パソコンで色指定をする場合RGBを入力するのであるが、その場合次の数字を入れる:おうちいろR/ 153 G/ 133 B/ 187。ちなみには、RGBR/ 0 G/ 106 B/ 182である。デジカメの作用で少々青くみえるバンダだが、近いには近い。

かみさんに青い花には何があると聞かれて、これが結構少ないのに驚く。文句なく青いものはなかなかない。ラン科にはバンダ・セルレアリンコスティリス・セレスティスがある。後者ははっきり青いと言い切れるラン科唯一のランではないだろうか。

 

9月23日(火)Vanda Wirat購入

 本日も天気が悪く肌寒い。取り入れている株を点検しているといろいろ活動がある。

バーケリア・スキンネリ(?:ラベル無し、開花株280円で購入)に蕾が見えるようになってきた。

カトレア宝塚IIC.Dorosaという説もある)の新芽に蕾が居るようだ。バルブの中程がぽっこりふくらむのでそれとわかる珍しいカトレアである。

バンダの仲間アスコケンダ (?バンダ カサムスディライト×アスコケンダ ペギーフー)に蕾が見分けられるようになってきた。

赤いカトレアに蕾が出た。例年1月頃の開花だったが、体力が付いたのか新芽がどんどん出てこれからばんばん咲きそうである。

「咲かない名古屋ドームシリーズ」とさえ言われたCtsm. Jumbo Polarの根元に花芽らしい突起が見つかった。花芽とわかるまで水は控えている。カタセタム3種はバルブが完成しているので花芽を出させるため水を控えている。

 

冬の棚に入れる蛍光灯を買った。小さな20Wにすればいいものを値段があまり変らないからと40W(長さ1400cm!!2500円を買った。だが、目算狂って棚にまっすぐには入らないようである。あーあ。これはでかいなあ。

 

出かけてかみさんの行きつけの菓子屋にゆくことになり近くにある宝塚園芸サービスで落された。土曜あたりに来ていたので何もないだろうとのぞいてみるとバンダが見切られていた。花8つ付けた青いバンダWirat1000。うちの強烈にきれいなバンダV.SansaiBlueと同じ「C-lucky(白木農園)」の札がさがっている。「なんということだ!でも金がない、ああ、丁度あった」と、ついひっつかんでレジに並んでいた。並んでいる間に「まずいぞ、もう場所がないぞ、もう身動きが取れないくらいランだらけじゃないか」という気持ちと「でも1000円だぞ、1000円、バンダが1000円」という厳しい葛藤があったが、結局「衝動買い党」が勝ってしまった。「とほほほほほほほほ」。バンダのバスケットを下げて後悔しつつ帰ったのだった。

持って帰って姿を撮影した。手提げの竹で編んだバスケットに入っていてなかなか立派な仕立てである。付け合わせに観葉植物がついている。驚いたのはバスケットの中に水がたっぷり入れてあったことである。水やりのたびに溜まったのだろうか。これではよわるとおもって花を支柱からはずし、その支柱をカゴからはずすと株が取り出せた。根の量が多い。

花はいわゆる青バンダの「おうちいろ」(色見本で比較して)である。デジカメには真っ青で写るのであるが、銀塩写真では紫に近く写る。厳密には青と言い切れないが、青を感じる。色の濃いドットがでている。大きさはV.SansaiBlueとあまり変らないようだ。それにしてもバンダも量産薄利多売の花になってしまったのだなあ、と嘆息するような出来事だった。ラン展で花無し5000円をくだらなかった珍しい花だったのである。生産者の努力に恐れ入る。

胡蝶蘭もバンダと同じく高嶺の花だった時代があるが、今や100円で売られているのを見て待っていれば安いものを手に入れられるランになってしまった(胡蝶蘭が高いのは技術料である)。100円のバンダをつかんだ人もいるそうである。

 

曇っていて少々温い。これなら取り込んでいたランを庭に出せそうだ。とりあえず庭に展開した。

 

バンダについてきた観葉植物はビニールポットに土で植えられていた。何者だこいつは?とかみさんが図書館から借りだしていた山渓ハンドブック1「観葉植物」(なんでそんなものを?)で調べると142pにあったリュウゼツラン科(もちろんラン科とは関係がない)ドラセナ・スルクロサ‘フロリダ・ビューティ’と判明した(結構見つかるものだと驚く。何でも鑑定団になった気分である。「いい葉っぱしてますねぇ」)。熱帯アフリカ原産で高さ1mにもなるらしい。観葉植物というだけあってなるほど魅力がある。この方面にもはまると困るのであるが、退任祝いにもらったココヤシを枯らし、上司が異動で机に残していったアラレアを枯らしている。実に枯らし率100%である。このほど春に買ったナニワイバラというバラも枯らしそうになっている。ラン以外はこっそり枯らしまくっているのである。ああ、なんてかわいそうな葉っぱたち。でもこの葉っぱいけてるなあ。

 

本日の最低気温13、最高気温20!だった。

 

9月22日(月)Lc.シレリアナはばっちり開花

Lc.シレリアナはえらく美しく開花した。写真をばちばち撮ったが、あまりよいものは撮れなかった。こういう撮影の難しいものもある。

 

出勤前は天気が悪そうだったのでランを出さなかったが(寝坊したとも言う(^^;)、しばらくしてよい天気になった。こういう日はランもよく日光を稼ぐので惜しいことをした。

 

夜家に戻るとLc.シレリアナは「どひゃー」というほどきれいに咲いていた。花の姿が細く、緩やかな曲線やひだなどがたまらない。花径も132mmと結構大きい。うっとりものである。買ったときはしまったとおもっていたがこれは手放せない(といいつつ株が二極化しており株分けの必要を感じる)今年も結局レリア・パープラタは手に入れ損なったが、この「もどき」で十分満足できる。早速撮影するのだが、どうも満足の行く写真が撮れない。

 

明石ラン会より、ありがたくも見学に来てもよいというお返事をいただいた。今から楽しみである。

 

Ornithophora radicanseが開花した。実に小さなせこい花なのだが、形が面白い。

買ってきた花茎が出ている株が開花した場合は「開花規定(花芽のみえない状態からこれを出して開花した場合に開花実績とみなす)」により開花実績にならないため、開花期間などの記録がおろそかになりがちである。

 

9月21日(日)Lc.シレリアナの再挑戦

夜中に読んだ本を暗がりでいつもの置き場に置いたらそこにリカステが居た。台風で取り込んだリカステを置くために本の山を撤去していたのである。リカステの花を文庫本ではたいてしまい、朝になってドーサルセパルが傷ついていた。あーあ。リカステの花はそよいだ葉があたった部分ですら茶色になる。丁寧に扱えば長く咲いてくれるのに悪いことをした。

 

一日中すごい風だった。蘭が外にあったらたまったものではないだろう。

 

Lc.シレリアナは開花時にバッタに食われてしまい、本領発揮とはいかなかった。全うに咲いていれば大層美しかったことだろう。今回別バルブから新たに蕾を出し、しきりなおし的開花である。蕾が小さい頃にまたバッタにとりつかれたが、なんとか食害を免れた。夜中に蕾がほころび始めた。朝にはほぼ開花した。夜にはいかにもレリア然とした姿に咲いた。

花がのびのびと本領発揮できる姿で咲くのは1輪または2輪程度、花茎がちゃんと間隔をあけて咲いた3輪程度がよいのではないかと思う。高さを変えて咲く房咲きもまたよい。そう言う花はとりわけ見事な1輪に絞って撮影することにしている。株全体の雰囲気は実に素晴らしいのであるが、それでは花のすばらしさが伝わりにくい写真になるように思われる。私の腕では株と花の両方ではどっちつかずの写真になる。

株全体を映像の記録としてビデオなどで保存するのはよい手かも知れない。全体の雰囲気がわかる。しかし実際に見たものでなければ質感などはビデオを見ても通じないかも知れないからこういうものを公開しても見た方はぴんとこないかも知れない。大株の全体画像からその大株の見事さを感じるのは困難だと思う。1輪の花のすばらしさを知らなければその花の集合体の価値がわからず、大株の写真ではそのありがたみが撮影者以外にはわかりにくいと思う。見事なカトレアの大株の写真を見ると、「あの端にひときわ大きい花のアップが見たい」などと思うことがよくある。そういう写真は「大株さ」を評価するための写真のようである。

してみると蘭愛好家といいつつもそれぞれえらく違うことをやっているように思える。たとえは悪いが、天文学、と一口に言っても「星の集合体である銀河の運動と起源」を探る研究と、「若い恒星のスペクトルから元素構成を調べる」研究などいろいろがあり、マクロに「超大株勝負」「ディスプレイ勝負」「一流原種勝負」「受賞したる」「交配やるべし」があればミクロに「変なものが好き」「このバルブと葉と根がたまらん」「ミニミニ蘭がかわいい」「見切り品大好き」「学名のうんちく」まで様々である。それは愛好家の性格が現れているようにも思える。

 

明石ラン会に見学をお願いするメールを出した。

 

画像の整理で遅れていた広島市植物公園見物の記録をした。

2003823日かみさんの実家の近くにある広島市植物公園で変わり咲き朝顔をやっているから見に行こうという話があり、10時前に出かけた。もちろん朝顔にさして興味はない。温室に直行する。

広島市植物公園は蘭関係の書籍でよく行き当たる唐澤耕司氏や、趣味の園芸で記事をよく見かけ、著作も多い石田源次郎氏が研究活動を行っておられた植物園である。園内の会館で「広島市植物公園栽培記録」なる刊行物が公開されおり、昭和55年の号を手に取ると両氏共著の報告が載っていた。

本日もすごい気温で、温室で汗だくになる。買ってきたデンファレが箱にたくさん並んでいた。名門広島市植物公園が買ってきたような鉢をならべるのであろうかと少々いぶかしがりながらみる。温室の花は少なかった。バンダもおびただしい数があったが咲いているのはわずか2株だった。パフィオ、オンシ、カトレア、ファレノそれぞれぱらぱらと咲いている。なるほど少々さみしい。うーん残念、などとおもっていたところエアコンの効いた温室にこれでもかというほど豊富な原種ランが並んでいた。

どれも凄腕の手になる雰囲気の株である。意外なことに冬よりも豊富な内容だった。みたいと思っていた原種の見事な株のオンパレードでカメラを持つ手が電池の発する熱で汗ばんだ。おかげで原種画像が急増してしまいそうだ。さすがは名門である。

これまでドラキュラの実物を見たことはなかったが意外なほど花の大きなDracula bellaや、ほかDracula felix、「猿の○星」を思い出させるDracula venetica、などがあった。夏のリカステや。

バルボフィラムのエキノラビウムなどもあった。これを見る機会は蘭友会にでもはいっていなければ極めて希なのではないだろうか。

リカステのアロマティカより少しだけ大きいLyc. cruentaや、見たことがない比較的大きなリカステLyc. schhillerianaがあった。

ミルトニアの原種Miltonia regnelliiMiltonia spectabilis var morelianaも初めて見た。

うちではちっとも咲いてくれないプレウロタリスの大きなものPleurothalis truncataとがPleurothallis stenostachyaあった。

デンドロビウムは何を見ても珍しい。Den. delacouriiDen. aduncum、ほかいろいろを見たが撮影をしくじったりしている。

胡蝶蘭の原種Phalaenopsis luddemannianaは玄妙な光線を感じる。

ションバーキアSchomburgkia brysianaはカトレアの仲間には見えないねえ。

エピデンドラムEpidendrum parkinsonianumは実物を見たかったものの1つだった。

広島植物公園のこの展示はラベルが大きく、丁寧で種の特定が容易で助かったのである。近くに加西フラワーセンターというところがあり、素晴らしいコレクションがあるのではあるがラベルの判読が困難で、つい画像を得るだけで満足する他はない。そう言う意味では京都府立植物園もラベルはよく見えない。

 

9月20日(土)

夜中になり冷え込んできた。1時で18、こぬか雨が降っていた。いよいよ夏も終わりという雰囲気である。30の日々が懐かしくなるのであろうか。

 

朝から曇り時々雨という天気だった。ハベナリア・ロドケイラや、ブイルステケアラ・エドナが咲きそうであるが、気温のためか開かない。Lc.シレリアナの蕾2つはバッタに喰われることもなく開花直前という状態になった。

大和農園洋ラン部のそばを通りかかったが、本日は元気が無くて素通りである。その近くにある園芸店にはよった。そこも蘭が多いのでこの時期の蘭というものをみた。この間蘭友会でもらったハウエアラ・ラバブラストの開花株1200円をみた。花が小さくぱっとしないという印象であった。ミルトニアの原種、スペクタビリスはよく見かけるがいつも1000円と安い。

夕方になり、ほぼすべての蘭を家の中に収容した。株を点検しているとオルニトフォラ・ラディカンスが花1つだけ開花していた。形は面白いがえらく小さい花である。

夜になり風が強くなってきた。持って入って正解であった。明日にはすべて出せるであろうが、雨の前には取り込まなければなるまい。

ブイルステケアラ・エドナ2本の花茎に蕾がずらーっとならんで見事である。3号鉢で立派な草姿である。

おおむねどれもよい生育状態である。

 

リカステの花もいいが香りもよく、このたびは葉、バルブ、花茎などの姿がよろしい。このたびは長く咲きそうだ。たぶん12月まで行くのではないだろうか。

Blc.DalsHorizonはこのたび2週間を超えて咲いてくれている。夏に咲いたカトレアは短命だと思っていたが、どれもよくもった。

 

機会があって英語版のWin2000でアメリカYahooに入り、Blc. Dals Horizonを検索すると、3番目くらいにこのサイトがかかった。ただし日本語の部分はばけばけに化けて見えた。ただ、種名などの部分は読めるのでいじり回してみれば大半の画像にはアクセスできた。有名種をそうやって検索すると多くはうちのサイトが世界中からアクセスできる。外国人からはこう見えるのか、という妙な気分を味わった。同じ種を持つ人は多いので、種名を入れて検索するとこの変なサイトに行き当たるらしい。アドレスを忘れても(実は覚えていない(^^;)いくつかのランの種名を覚えていればここにたどり着けることがわかった。

 

本ホームページと球根園芸館は多量の画像の貼り付けと網の目のようなリンクを張り巡らせたためファイル200個のアップロードになった。いまだにモデムでやっているのである。ADSLはまだ山奥にはきていないのだった。実はあまり興味がない。よそを見ている時間より、家のランを見たりものを書いているほうが時間がかかるためである。ランをやっていると携帯すら持つことが出来ない。小遣いはあまってもっぱら家族に食われている。仕事・ラン・家族サービスの生活である。

 

9月19日(金)

咲きそうな蕾がいろいろあるが、どれが咲くという予想が立たない。ハベナリア・ロドケイラ当たりは今夜咲きそうだ。

 

週末は特にこれをしよう、蘭を見に行こう、買いに行こうという予定はない。この間の蘭友会で満腹状態である。ただ100円とか200円とかを見るとやはり手が出てしまう。あの心理はもったいないというよりもなにか「かわいそう」と思ってしまっている部分がある。あの100円パフィオはそれでも売れなければ捨てられてしまうのではないかという切迫感があった。なにかこう「連れて行ってくれ!」みたいなものを感じたのである。うちの蘭はそう言うものが結構ある。ゴミ捨て場から救出したものや、根腐れでくたっとなっていた見切り品などである。

たぶん気の迷いだろうが「あのおやぢが帰ってくるまでは咲いていよう」と私の顔を見てから食後見てみるとぽろりと花が落ちているようなことがあった。57日も咲いていたカトレアとか、131日咲いていたデンファレとか、いやに気合いの入った花が多い。そういう錯覚を持つあたりからしてちょっと気持ちの入りすぎた蘭栽培をしているのかもしれない。たとえ名無しだろうが、かわいいものはかわいい。この気持ちに応えるようにやたらよく咲いていてくれるようにも思える。

 

職場の人間が机の上に咲いている蘭を見て、「蘭は今時分咲くのですが」と聞く。「蘭は年中無休です。蘭の花が咲いていなかった日はもう2年も前のことです」と答えた。たぶん死ぬまで私の蘭が咲いていない日が来ることは無いのではないだろうかとさえ思える。鬼が笑うか。

 

本日の最低気温は18、最高気温は31だった。

 

9月18日(木)デンファレ「サティ」開花

デンファレ「サティ」が開花した。このデンファレは「オミアイピンク」と呼ばれる品種に似ているように思う。よく見かける品種である。

 

ノビル系デンドロのハマナレイクに最近新芽が出てきた話を書いたが、本日見てみると完成したバルブの止め葉が出る位置に1つだけ蕾が出ていた。実に妙な時期に妙な蕾の出し方をしてくる。咲けば今年3度目の開花になる。

 

衛星写真に台風が見え始めた。4日くらいで近づいてきそうに思える。

最低気温15、最高は33

 

9月17日(水)

今月は6月以来久しぶりにフタケタ開花が確実になった。新規開花のVuyl. Edna Stamperland FCC/RHS, FCC/AOSHab.ロドケイラ2株、Den. Burana Charmingが数日以内に開花する。また、デンファレ倉敷、デンファレサティなども近い。なんのかんので今月15鉢は堅いところだ。

Vuyl. Edna Stamperland FCC/RHS, FCC/AOSは蕾が真っ赤に色づき、花茎が2本長くのびて枝分かれもしている。FCCというからには相当きれいな花が咲くのではないかと期待している。

ノビル系デンドロとカタセタムは水を控えめにしている。

 

デンファレに住み着いていた蟻は膨大な量らしく、机の上にはいつも蟻が居た。100匹はつかまえたように思う。これではたまらないと今度は2時間鉢を水につけ、蟻を追い出し、机の上に置いて周辺を合成洗剤で囲った。翌日机の上にあれほど居た蟻は見かけなくなった。

本日の最低気温は15。雨が降るようなら取り込まなければならない温度になっている。

 

9月16日(火)デンファレに新芽

朝みるとデンファレ「宝塚」の最後の蕾が黄変していた。ほか6つの花は正常である。根本を見ると新芽が出ている。こいつの影響かも知れないし、3連休の間暑い室内でほったらかしだったためともいえる。デンファレに新芽が出てくる例がこのところ多い。これから寒くなり、我が家の設備ではこの新芽を十分育てることは困難になる。最低20という高温を作り出せれば春に開花させることは可能かも知れない。そうなれば1年中デンファレを楽しむことが出来る。とはいえ最低20というのは困難である。

この鉢は蟻の産地で結構な数が机の上に出勤してくる。集めて屋外に追い出したりしていたがおっつかない。すまんのうとテープにぺたっと捕獲していた。だんだんすごい数であることがわかってきたので100円ショップで蟻用の薬剤を買ってきた。今後はこういうもので蟻を退治してからでないと取り込めない。

 

本日の最低気温は14、最高気温は29だった。某球団が優勝した時刻から気温が急降下し始め、とうとう15を割り込んでしまった。そろそろ気温が気になる季節である。取り入れ、取りだしの時節を把握するためこれから最高最低気温を調べたい。

 

9月15日(月)リカステ開花

昨年作落ちしたリカステが開花した(今月9株目)。この3月に株分けのついでに(2株とバックバルブ、分け株はもらい手に宅急便で発送した)駄温平鉢4号の底を広げ、杉の皮を敷き水苔で植えたのであるが、これが当たったのか例年になく巨大な葉がでて、夏だというのに蕾が3つ出てきて連日半月間の33以上をものともせずこれまでにないしっかりした姿で開花した。購入したときは52日間も咲いていたので季節的になにやら長く咲いてくれそうである。バックバルブも葉が出て一株になった。

株の様相が購入時と大きく変化していることに気がついた。花茎の高さと花の大きさは大差がないが、葉の大きさがまるで違う。購入時は花の下に葉があったが、現在は花をおおうほどに大きな葉(幅80mm、長さ400mm)が高く茂っている。葉といい、にょろーんと伸びた花茎といい、いい姿だねえ。滅多に見られない植物ではある。

 

株の総点検をしていた。不調は胡蝶蘭1株で、加湿が原因らしい。胡蝶蘭類は涼しくなったと思っているのか葉が出てきた。ここぞとばかりに昨日安売り398円で買って来た○イポネXHBXXの混合うすめ液をあたえる。本当は開花用リンカリのみの液肥を与えたい時期ではあるが、切らしてしまっていてない。新芽や葉が出てきているものが多いのでもうしばらく窒素入りでもいいかも知れないが、デンドロにはかけないように注意する。9月は蘭にはよい季節なのか活動が活発になりつつある。ノビル系デンドロはどれも好調で直射日光にもかかわらず光るような葉が美しい。蕾もわらわらでている。

 

蘭の棚のそばで新芽の出たLc.PriPriの植え替えをした。立ったまま鉢穴から指を突っ込み株をすぽんとぬく。昨日の株とは対照的に内部はあまり根が廻っていないので生育はあまりよくなかったことがわかる。この株の本領はまだまだらしい。さえないバックバルブは引きちぎって株をコンパクトにした。3号鉢で思わしくなかったので2.5号鉢にした。最近入れている杉皮を防虫網代わりに入れ、鉢かけをいれ水苔で植え込んだ。

 

1年以上芽が出なかったBlc.DalsHorizonのバックバルブを植えていた3.5号鉢はお取りつぶしである。鉢から引っこ抜いて状態を見る。生きているのでひんむいて棚の下にころがしておいた。芽を出すには枯れるくらいいじめないといけないらしい。

 

夕方から気温がぐんぐん下がってきた。昨夜の最低気温は18を記録していたが今夜はもっと下がりそうだ。

 

9月14日(日)デンファレ「ロイヤル」開花

デンファレ「ロイヤル」は、某ホームセンターで真冬に見切り品100円を購入して2年目になる。真冬にデンファレの見切り品を買うのはかなりリスキーであるが、当時から自作保温箱が充実していたのかその年の秋にはもう開花していた。昨年同様ピンクのストライプの花が咲いた。我が家はクール系もそこそこ咲くが、デンファレやファレノプシスなどの高温系もよく咲く。

たとえ名無しだろうが気に入りの花が律儀に咲くのだからいいのだ、と名無しだらけの我が棚を見つつ自己弁護している。そう言えば大枚はたいた原種は今年咲かなかった。まあそうしたものであろうか。

本日も「宝塚園芸サービス」を巡回していた。球根商戦は低調である。新品種は極めて少なく、まだなにも見つけていないのである。水仙に1種みつけたが、模様眺めである。

蘭のある温室を覗いてみると614日ここで780円で購入したPaph. glaucophyllumの隣にあった兄弟株が見切り品なんと100円になっていた。うちの奴はもう3ヶ月になるがまだ咲いて6個目のつぼみが付いている。うちのほうが店よりも環境がいいのであろうか。もう3ヶ月も咲いていたとは驚いた。まだまだ咲きそうだ。ただ、この売れ残りの兄弟株の方が新芽が大きいかったので迷った覚えがある。こんないい花を100円で見切るとはなんということであろう、という分けのわからない「もったいない」感が押し寄せてきてついつかんでしまった。横にあったミニデンファレ(赤と書かれていた)200円もついでにひっつかんでしまった。このバルブ姿はビギバムだろう。帰って早速2号鉢に植え替えた。

これらの見切り品に対する心理は何なのであろうか。こんなにいいものがこんなに安くでてきて買わないでどうする、というところであろう。こまったものだ。

 

リカステがほころびかけているように見える。支えもしないのに立派な蕾を結構長い花茎の先に付けている。

 

Lc. Aloha Case #32’× C. intermedia var. delicateが一ヶ月以上咲いて本日終了し、おとつい台風で落っことして割れた後始末として植え替えを行った。はずしてびっくりしたのは蟻とその卵がばらばら落ちてきたことである。こんな奴らが居たとは全く気がつかなかった。これは徹底的に水苔を撤去する他はない(あとで庭に放免した)。根がほとんどで水苔がすこしという堅い塊をゆっくりほぐす。たっぷり30分くらいかけて古い根を切除しつつさばく。新芽はすでに2つ見える。3つ目が出そうな雰囲気もあるので慎重に作業する。株全体が寝てしまったような格好をしているため仕立て直しも兼ねているが古いバルブがじゃまをするので慎重に見極めて切除する。取れたバックバルブには芽の出る箇所があるのでビニール袋に水苔を少し入れて下げておく。35号素焼鉢の底に最近やっている杉の皮を防虫網のかわりに敷き、鉢かけで押さえ、水苔を敷いておく。ここに水苔を内部に抱かせて根っこのまわりを水苔で固めた塊を鉢に押し込んだ。それからいつものように株の周辺から水苔を詰め込んでゆく。この株は水を好むようなので箸で水苔をつつき込まず、指で押し込んだだけにした。

 

9月13日(土)またバッタが出た。

夜中にみまわっているとLc.シレリアナの上で触覚が動いていた。またあのバッタである。見るとシースから蕾が出ていた。これからいただくところだったのか、食べ頃を待っていたのかも知れないがなんにせよ危ないところだった。とりあえず屋外は危険なので持ってはいる。今度喰われてはたまったものではない。

一夜明けて外にあったはずのカトレアが玄関にあった。風で落ちたらしく鉢の下が割れて無くなっていた。花も葉もまったく無傷である。蘭はよく落したがほとんど無傷であることが多い。

取り込んでいた蕾カトレアをみると小さなバッタが蕾のそばで食べ頃を待っていた。とりあえず無傷でほっとした。点検して取り込んだはずなのに易々ととりつかれている。棚でも同じ種類のバッタをつかまえた。何かうまい手はないのであろうか。カマキリを招聘しようと思っていると近くにカマキリが現れた。

 

開花株がたまって開花株だらけになった時期がある。開花株数の状況をグラフにしてみた。ピークは3月中頃にあった。これから第二のピークがやってこようとしている。

 

懸案のカトレア「おまけ」の植え替えをした。2001年東京ドームで31000円で買ったセットの1つである。新芽が1つ出てきていた。買ったときのままで2年半を経過してしまい、直近の開花は花数が減った。内部のコンポストはさほど腐食しているようではなかったが生きた根が少なかった。弟の芽がいつも割を食うようなので株分けして3号と3.5号の株にした。バックバルブが1本出来てしまった。この東京ドーム3鉢1000円セットは合計8鉢まで増えている。増えるなあ。

 

9月12日(金)

出がけにせっせと写真を撮った。そういえば一週間ぱったりと新規開花がない。今月はフタケタ開花確実なので別段気にもならない。

 

バッタに喰われたLc.シレリアナはそれでも凛として咲いている。購入時よりもかなりよい花になっているように思う。レリア・パープラタというのはこういう感じだったように思う。なるほどはまる人もいるわけだ。

 

明日から三連休なので気合いを入れてHPへの記述作業をしようなどと考えている。種毎の成長記録をさぼっているので日誌をたよりに記録してみたい。

 

Lc. Aloha Case '#32'× C. intermedia var. delicate810日に開花して5輪を咲き次いで1か月が経った。夏にカトレアが1ヶ月も咲くとはありがたい。しかも今回は極上の花に見える。このカトレアは毎回やってくれる。

 

 

9月11日(木) いよいよOnc.Kalihi開花

朝巨大オンシジウムOnc.Kalihiが半開きになっていた。夜になればあの偉容を見られると思うと楽しみである。北海道在住の方の話を聞いてほしくなったのであるが、「大変面白い花」だそうで、しかも「次々咲く」という。(Onc.Kalihiをネットで検索するとなぜかうちのページがかかる)

 

咲かずの蘭(花を見ていないか1年あいたもの)がいくつかあったが今年の活動は良好で、つぼみ、花芽が出たり、バルブの太り、シースの出がよかったりする。秋になりこれでもかというほど開花が見られそうである。最短はあと3日ほどでリカステが開花する。連日30度を超えているが調子はよさそうだ。

 

夜になり仕事から戻るとOnc.Kalihiはリップを残してほぼ開花した状態だった。相当大きいオンシジウム様の花であるが、これからまだ大きくなるものらしい。見ほれるほど変な花である。虫のようにみえて、それらしいところに目玉のようなものまでついている芸の細かさだ。かみさんは「デスラー総統の玉座」などとよくわからんことをいう。よくみるとおかわりの蕾が出ていた。

 

9月10日(水)

蘭友会のことを考えてボーっとすることが多い。それほどの衝撃であった。調べてみると近所の蘭友会にも見学可とある。申し込んで見物しようなどと画策しているのであった。

昨夜Onc.Kalihiのつぼみがほころび始めた。今朝大雨が降り、その後を見ていないので気になる。

いろいろ手を尽くして集めた原種画像200種になった。ラン科のたったの1%である。1000種も集めればなかなかのものだろうが先は長い。ネット上には4000種集めたというサイトもある。ラン科ではないが自分で集めた植物画像4000種で図鑑サイトを作った先生がおられ、これが大変ありがたい。なんにせよ上には上がいる。

 

9月9日(火)復旧作業

机上のデンファレは「倉敷」かと思っていたらどうも「宝塚」らしい。実に素敵に咲いているのであるが、蘭友会のあの絢爛たる開花株を見るとこいつなんぞは4鉢500円くらいか、とほほ、などと思ってしまう。

蘭友会のおかげで我が家の鉢の価値が暴落してしまった。まあ平均580円で仕入れているのだから下がっても知れている。問題は「立派に咲いたこれなら1000円ぐらい、エッヘン」と思っていたところが実は300円くらいであるということを知ったショックである。恐ろしいことだ。まあだからといって手持ちの蘭への愛情が薄れることはない。

500円購入したファレノプシス・ルデマニアナはどうもこれまで見てきたものとまるで違う。茶色い縞模様が多かったのだが、この種は美しい光るようなつやのある赤い色をしている。参考書を繰っていたらPhalaenopsis luedemmannia var purpurea Ames & QuisPhalaenopsis pulchra (Rchb. f.) H.R. Sweet 1968とある。写真もぴったり一致している。こちらのほうが入手しにくそうだし、たいそう美しいので気に入っている。よく調べてみると香りのある種もあるようだ。

リカステが今週中に開花しそうである。Onc.Kalihiもまもなくだ。デンファレがどんどん咲きそうである。

蘭友会について詳しくリポートしてしまったが、蘭の素人がこういうものを書いているのをあまり見ない。もし見つけたらかなり早い時期にどこかの蘭友会に入っていたかもしれない。本日多量の写真をリンクしたためその記事の毒性たるや恐ろしいほどなのではまっている人はあまり見ないほうがいいかもしれない。

セッコクおよびPhal.プルケリマは本日で終了である。

 

9月8日(月)蘭友会のあと

デンファレを机の上に置いたため机の上がアリンコだらけになっている。そこに住んで生活していたらしいが、周囲の草地からえさを調達していたか、油かすをたべていたのが机の上でしかも鉢は乾くし油かすは撤去されてしまって途方に暮れているようである。気の毒だが、屋外で鉢を水につけ水攻めで追い出した。

それにしても疲れが取れない。莫大な量の整理案件がある。新コーナーの不具合すら直せない。

やっとの思いで昨日の日誌を書き上げた。文字数4900。原稿用紙12枚分になった。入手株数9株も空前だが、一日で書いた量としてもすさまじいものがあった。

 

9月7日(日)休刊日:圧巻豊橋蘭友会

8日に回想をぼつぼつ書く。すごい一日だったのでなかなか整理がつかない。書くべきことが頭を渦巻いている。

6時起きでバスに乗り最寄りの駅でI氏と落ち合った。青春18切符のあまりを使い、快速電車をのりつぐこと4時間少々、蘭談義をするうちあっという間に豊橋に着いた。そこでまず最近蘭にはまって飛び込み参加のジョニママさんとおちあい、集合場所に移動する。ゴンベッサ氏が顔見知りのI氏に手を振ってくれてお目見えを果たすことが出来た。ゴンベッサというバンドルネームからスペイン語圏の歯並びのいい浅黒いメキシカンな人を想像していたのだが、日本の紳士、という感じの方だった。

飲まず食わずだったのでクルマで喫茶店に連れて行っていただいた。広いクルマの中に巨大なデンドロキラム・マグナムがあった。本日の蘭友会の展示株とのこと。色が黄色に変る珍しい種だそうだ。早速大株に出会えたわけである。喫茶店でひとしきり蘭談義をして関西では珍しい「みそかつ定食」で腹ごしらえをして会場に向かった。

広々した場所にある農協が本日の会場だそうだ。潮風の心地よい日の明るく広々した三河の風景だった。三河の風土は家康に象徴されるように質実剛健、堅実、言いようによっては吝い。隣接する派手好きな尾張とは人情も異なっているのではないだろうか。

会場は普通の会議室だが見えるだけでもかなりの数の蘭がある。会員の人気投票にかけられる株は10ほどだが、他の数百という色も鮮やかな開花株は競りにかけられるのだという。受付で見学参加料として500円を払い、ジュースをもらった。会員は配布苗をもらえるそうで、受付に青々した葉を茂らせたオンシジウム様の株の入った2号プラポットが多数並んでいた。

その配布苗はHwra. Lava Burst 'Puanani' AM/AOS(ハウエアラ ラバブラストプアナニ、名前がハワイ的な感じだが)という。種名を「溶岩噴出」と訳せばどういう花が咲くか想像できる。これを受け取ったゴンベッサ氏は私に惜しげもなくほいとくださった。

HowearaLeochilus(しらんなあ)、OncidiumRodriguezia3属間の交配で作られた人工新属である。この属名の省略形は名札にはHowとあったが、本とネットではHwra.とある。かなり有名個体株らしく1800円という値段が付いており、あとでわかってえらく得した気分になった。

会員は平均年齢55歳という雰囲気である。7080台という方も多く見られる。30台の人もちらりほらり見かける。まず年輩の会員が講演をなさっていた。しかし参加者の多くは私同様このあとの競りに心を奪われてちっとも聞いていないようであった。

競りの前に展示株の投票がある。見に行ってみると強烈に珍しいものを間近で見ることが出来た。バケツ蘭をみた。コリアンテス (Coryanthes:コリアンテス)という。略号 Crths. 20種がメキシコのユカタン半島から南方に、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカ、パナマ、トリニダード、ベネズエラ、英国領ギアナ、ブラジル、コロンビアとペルーなどの熱帯雨林に幅広く分布する常緑性の大型着生ラン。「バケツラン」とよばれ、花の水溜りに蜂をおっことしたあげく花粉を運ばせるという、「ハンマーオーキッド」と並ぶいじめ花である。

初めて見るのでさんざん写真を撮った。バルブからたらーんと垂れた花茎の先に3つの結構大きな奇怪な姿をした植物体がぶら下がっている。容器が下がっていて内部に水がたまっており、それは容器の上部の植物体からしたたってきていた。あまりといえばあまりにも変な花だ。もとのバルブと葉はよく見かけるようなカタセタムみたいな姿をしている。これを見ただけでも目の法楽というところなのだが、ほかさまざまな蘭がこれでもかと私の目を釘付けにしたのだった。レナンテラ巨大なくさい花のバルボフィラムまるで知らない花キクノケス(いつも菊之助、といってしまいそうになる)などなど。数は少なかったが私の好きは変なものがたくさんあって楽しかった。

ふと、せりにかけられる多量のケースに目が行く。エランギスというバンダのような姿をした蕾付きの株があった。こういうまるでしらない属が欲しいと思っていたのである。しかしこれは高値(1500)で手が出なかった。

投票結果もよくわからないうちに(くさい巨大バルボが1位だったらしい。花はこぶし大だった。)さっさと競りが始まり、立派な開花株、有望な蕾株、未知の珍しい属の株がすごい安値で売られるのである。蘭友会の競りを仕切る人は巧みに蘭を捌いてゆく。これぞと思う蘭は最初から値を指定してくるが、多くは「500円!」「1000円!」と手を挙げれば株を得ることが出来る。あまりに安い値を提示しても仕切人に「もう少し出せ」などといわれて適正な価格になるようである。このあたりの呼吸は絶妙だった。

美しいカトレアの開花株が出た。きれいだなあ、でも大きいなあ、と思っているうちになんと500円で落札されてしまった。この値段に驚愕してしまった。落札したのはジョニママさんだった。さらにあとで名札を見てみるとC.Hawaiian Wedding Song 'Virgin'らしい。年3回も咲くという記述もみえる。しかしいくら欲しくてもあれほど巨大なものを遠方まで運ぶのは勇気が要る。このあとも極上のカトレアがこれでもかと言うほどの安値で競り落とされていったが、とうとう1つも手を出せなかった。ちかくの老夫婦は恐ろしいような数の株を落札していた。あれをいったいどうするのだろうか。超立派なカトレア・ボーリンギアナ開花株が2000円で売れてゆくのを見た。お店ではまず買えないような巨大なデンファレだの、超マイナーな属だのがどんどん出てきて会員の座る机は戦利品の蘭が咲き誇る景気のいい状態になった。

阿部蘭園が実に変った蘭をたくさん出展していた。ゴンベッサ氏はこの蘭園のおもしろさをしきりと強調される。よほど面白い蘭園らしい。出る品それぞれ玄人受けするような、私にとってさえ妙なものばかりが出る。大きな葉っぱのバルボフィラム1500円を薦められたがバルボは今ひとつわからなくて敬遠してしまう。知らない属でしかも500円かつ小さな鉢だったためついひっつかんでしまったものがあった。Trichoglottis pusilla (Teijsm. & Binn.) Rchb. f. 1856

トリコグロッティス (Trichoglottis:トリコグロッティス) 和名ニュウメンラン属。略号 Trgl. 60種ほどが東南アジアからポリネシアの広い範囲に分布する着生ラン。日本にはluchuensisニュウメンラン入面蘭などを産する。属名はギリシア語の毛と舌をくみあわせたもの、とラン属事典にある。

本種はジャワに産し、高温性単茎性着生ラン。秋から冬に続いて香りのある白地に紫の縞のある小花が咲く、という情報をあとでネットから得た。

Phal. lueddemanniana 500

手書きのレシートにスズキとある。有名な胡蝶蘭の原種である。この間広島市立植物公園で見かけているのだが変種なのかかなり違う。花のツヤがすごい。葉も美しい。

Den. capituliflorum Rolfe 1901 デンドロビウム・カピチュリフロラム 500

オーストラリアやニューギニアが原産。草丈:10-20cm 香り:無し長さ15mmの白花を房状花期:初夏とのことである。I氏の買ったものには花芽が出ていた。実に奇妙なところから出ているのが印象的だった。(ネットで売っているものは3000円くらいしているのをしって得した気分である。)

Ceratostylis rubra ケラトスチリス・ルブラ 500

手書きのレシート「浅田」とある。さえない色の花だが、咲き方が珍しいのでつい手が出た。

ケラトスチリス (Ceratostylis:ケラトスチリス)60種が東南アジア、インド、フィリピン、ニューギニア、南太平洋の島々に分布する着生ラン。属名はギリシャ語のkeras角+stylis柱、からなる。育て方は、40%遮光、最低温度12度以上、水は十分に与え、乾かさず、湿度も高めに保つ。生育期に薄い液肥を月に2回。ヘゴ板が向く。

Ornithophora radicanse オルニトフォーラ・ラディカンス 250

 これも手書きにレシートに「浅田」とある。さえない花らしいが、なぜか載っている本では大きく扱われる変な蘭である。

オルニトフォーラ (Ornithophora:オルニトフォーラ)

略号 Orpha. "1種がブラジルに産する小型の着生ラン。属名はギリシア語のornis, ithos鳥、 phoros態度、で蕊柱の姿を側面から見て鳥みたいだったため。栽培は強健で容易。栽培温度最低10度。ほぼオンシジウムの薄葉系に準じる。ヘゴ板も可。

 

Onc. ornithoryncam x flexosum 250

オルニトフォーラと3株セット500円というとんでもない安値だった。見た目はOnc.Twincleに似ている。親が共通だからであろう。もう一株Onc.スイートシュガーはジョニママさんにもらっていただいた。

 

昨年明幸園で購入した名札が達筆すぎてわからない謎の蘭「Norbidium bolbosum(とよめた)」らしい蘭が出品された(500円)。名札を撮影してきたところ「Hormidium bolbosum」とよめる。ネットで探すとHormidiumEncycliaを見ろ、というので該当するものを探すと、Encyclia bulbosa (Vell.) Pabst 1972 とおもわれ、これはEncyclia boothiana (Lindl.) Dressler 1961であるとのことだ。エンシクリアなら見た目なるほど納得が行く。だが掲載された写真はまったく似ておらず捜査はまたも暗礁に乗り上げてしまった。

せりも気持ちが落ち着いてくると私のようなひねくれ者は手が出ないものが続く。オンシジウムやカトレアの開花株は安いといってもあまり手が出ない。ドリチス・プルチェリマなども季節なのかよく出ていた。

ジョニママさんは驚いたことにこのあとも巨大なBlcやら開花株ばかり4つを買い、しめて3500円に達していた。電車でどうやってもって帰るのだろうか。

私とI氏は52500円だった。

競りのさなか、あのバケツ蘭が競りにかけられた。これをすかさずゴンベッサ氏は2000円で落札した。その日彼の唯一の買い物だった。その時私は500円狙いの超けちけちモードだったため「うへえ、2000円は手が出ない」と思っていたのだが、今思うとあんな珍しい蘭がたった2000円とはなんという惜しいことをしたのだ、と後悔しているのだった。

4時ごろになってせりは終わった。あっという間の3時間だった。興奮冷めやらぬ状態で会場を後にする。競り落とした株の運搬が大変だ。それからさらにゴンベッサ氏の温室へお邪魔するのであった。

温室は自宅に引っ付いた形で建っていた。内部はものすごい数のランで埋め尽くされていた。持ち主は株の名前や歴史を踏まえてそれを見ているのであろうが、よそから来たものには漠然とランがあるなあ、という感想を持つことに驚きを感じた。私のかわいい蘭たちはそれを見に来た人にはただの蘭か、わるくすると変な草に見えてしまうのであろう。蘭は持ち主には歴史のある存在として認識されているのである。その株を見た瞬間に株を得てからの歴史が脳裏に展開するのである。

ゴンベッサ氏の500株10年は私の200株5年とはまるで歴史がちがう。6号鉢クラスと3号鉢を比べるようなものだ。見た目の面積でさえ10倍の開きがある。蘭数寄はここまでくるのかと恐れ入るのだった。

お土産にということでデンドロの高芽をいただいた。

Den. pulchellumと、ノビル系の元祖Den. nobileであった。(プルケラムは忘れていたけれども何度もお目にかかっている実にすばらしいデンドロだった。今頃になって感激し、重ねて感謝申し上げるしだいである。)

家の中にも開花株の蘭があった。すばらしくエレガントな姿のセロジネと、見たこともないようなバルボフィラム、大きなパフィオ、カトレアなどである。

驚いたのは巨大な魚拓が壁を覆っていたことだ。どれもこっちが食われてしまいそうな大きな魚である。近所の浜からの投げ釣りで得た釣果とのことでまたおどろく。1kmくらい投げているのであろうか。その魚拓もごく一部らしく、分厚い束がたんすの上に載っていた。

「ゴンベッサ」とはシーラカンスの生息地での呼び名らしい。釣り仲間からそのように呼ばれる様になったそうだが、魚拓を見てなぜかなるほどと思った。

5時半にゴンベッサ邸を辞し、6時に電車で来た道を戻る。当初3株ほどをビニール袋に下げて帰るというプランだったが、3人とも重いトレイを両手で抱えてよたよた帰る羽目になってしまった。網棚に置けば結構運べるものである。かくて9株というかつてない多量の株を抱えて帰りつつ、蘭友会の恐るべき実力をまざまざと見せ付けられた一日だった。

この場を借りて、ゴンベッサさん、Iさん、ジョニママさんに楽しかった一日のお礼を申し上げたい。

 

9月6日(土)Lc.シレリアナ開花するもまた喰われ。デンファレクイーンサウスイースト開花

本日開花すれば6日連続開花の新記録になる。気分的には「(カープにしておくが)破竹の六連勝」であろうか。

休みになると日中じっくり鉢を手にとって花芽探しが出来る。最近では「おお、こんなところにつぼみが!」という思いがけない蕾を見つけることがあるので楽しみである。

朝になり階下に降りてくるとBlcの素晴らしい香りが玄関に漂っている。Lc.LoveKnotや石斛の香りもいい。なかなかよい写真が撮れた。

 

庭のはずれの蘭の棚にLcシレリアナを見に行くと予想通り開花していた。だが何かが変だ。うわっと驚いたことに、もう1つのつぼみは喰われていた。よく見ると容疑者が花茎の根本で腹を膨らませてくつろいでいた。詳しくは特集記事で述べるが、容疑者はバッタであった。二度もバッタに喰われるとは恥ずかしい失敗ではある。しかしまあ開花しているんだからと少々余裕がないではない。これで5種類のカトレアが咲いているという華やかな状態である。

このバッタの撮影をして、取り調べをしていた。私は触覚をつまんで所払いの場所まで引っ張っていった。「いてててて、放せコノヤロウ」と暴れる。不敵な面構えである。「つぼみ喰ったくらいでがたがたいうなよ。ほれ、返してやるぜ」とばかりに私の目の前でクソをしやがるのだった。みれば足が2本足りない。「身障者であったか。まあいい、放免してやるから、失せろ」、とこのときは仏心があった。

 

家族と出かける。かみさんの立ち寄った菓子屋の近くには大和農園洋ラン部がある。しかし明日のことを考えて眺めるだけにした。ミルトニアの原種スペクタビリス1000円はお買い得だったかもしれない。掲示板にあまり出回っていないと書いてしまったリカステ1500円があった。あるところにはあるものだ。

 

かように凶悪犯罪が起きるのは温床があるからで、みれば棚の周辺は草などがいっぱい繁茂している。そこで懸案だった庭の草抜きをすることにした。そういえば夜回りをすると必ずヤブ蚊にしたたか血を吸われかゆい思いをする。それも庭が草ぼーぼーだからにちがいない。庭中多量に紫蘇が生えているのでちょっと儲けた気分になっていたのだが別に全部酢の物や刺身のつまにつかえるわけもなく、大半が不要なので抜いてしまう。そもそも勝手に生えてきたものだ。表も裏も雑草という雑草をせっせと抜くと汗だくになった。サツマイモもはびこっているため蔓をひっくりかえしてやる。なぜこうすると芋の太りがよくなるのか知らないが、蔓を整理しつつ雑草を抜く。夕方になりヤブ蚊の抵抗勢力にさんざん喰われる。数えてみると23カ所も腕やアゴなどをぼこぼこにされてしまった。頭に来て名古屋市内で爆発したことで記憶に新しいあの噴射力の強い殺虫剤をふりまきつつ作業を進めた。ふとLc.シレリアナを見ると実に素敵な姿なのだが何か妙だ。よく見るとリップだけが喰われているのである。開花してよい写真が1枚でも撮れれば不満の無かった私だがこれではデータにならない。あーあ。

しかし別バルブに期待できるシースが上がってきている。まだまだこれからだ。

 

9月5日(金)エピデンドラム・ポーパックス開花

蕾はいろいろあるがさすがに5日連続開花とはならないのであろう。(といいつつ期待している)

デンファレ「倉敷」が大化けで実によろしい。花は73mmと大きく、先端にほんのりとかすかな赤みがある。全体の姿が実に涼しげでよろしい。こういう草姿は写真に撮りにくい(腕がない)ので、つい花のアップばかり撮影している。えもいえぬ姿は育ててみないと味わえない。株にくらべてあまりにも小さく見える3号鉢からすっと伸び上がったバルブの頂上から、さらに花茎が伸び上がって花が周囲を見晴らすように重ならずに咲いている。窓辺に映えるこのシルエットがたまらん。久しぶりに言うてしまうが、デンファレはいい。これが4350円で仕立てに1100円ほどしかかからないと思うと実にコストパフォーマンスがよい種である。

デンファレ「宝塚」は白地にうすピンクのデンファレである。花は68mmである。花の重さで鉢が倒れるため鉢に石を乗せた。微妙なバランスで立っている姿がいいのだが、デンファレはどれも倒れやすくなってしまう。2重鉢にするか、つり下げるかする必要がでてくる場合が多い。

 

玄関に置いた巨大Blcの鉢はなんとか格好が付いてきたように思う。きりりと咲いた花を見るとじつにいい花だと思う。

夜になり恒例の夜回りをしていた。デンファレ・クイーンサウスイーストのつぼみは惜しいところだ。Lc.シレリアナももうちょい、というところか。今日はさすがに何も咲いていないのか?。おっとありましたねえ。エピデンドラム・ポーパックスが。Neolehmannia porpaxEpi. porpax)全開するとえもいえず面白い姿の花になる。蕾はほかに1つあり、べつにあった1つは軟腐病かなにかでだめになっていた。これで明日また何か咲けば連続開花の新記録6日である。

別のオンシジウム「アサヒ」から花芽が出てきた。これでオンシジウムの花芽つきは3鉢になった。

 

夜中に蘭画像アルバムCDを作成していた。蘭の写真ばかり4000枚が節操なく入っている。フリーの画像閲覧ソフトで毎秒1枚をスライドショーでみていると1時間以上ぼーっと見ていることになってしまう。蘭中毒者には毒性が強いCDである。こういうあぶないものをつくっていったいどうしようというのか。

 

9月4日(木)石斛開花(4日連続開花)

蕾はいろいろあるがさすがに4日連続開花とはならないのであろう。昨夜石斛の蕾を見つけた。この石斛は昨年も8月にとぼけて咲いていた。咲けばもうけである。季節はずれの開花は花の様子も変って面白い。

 

昨夜Blcが咲き損なって9花揃い咲きはならなかったわけであるが、これでがっくりということもなく、机上のデンファレを愛でているのであった。蘭も見事に咲かせるというのはそうとうワザが必要なのだろう。フィニッシュの決まりやすい蘭とそうでない蘭があるように思われる。その辺は趣味の領域で、私としては写真が撮れる形のよい花が1つでもあればいいと思っている。勤め人としてはずっと開花株を見ていられるはずもなく、また、株全体を撮影は、一番美しいとおもっている花のアップの撮影とは両立しない面がある。株全体を見事に咲かせてその均整を目標にする人もいるだろうが、今の己の技量ではそれを目指すのは困難であるし、今後もそういうワザの必要なことは目指さないのであろう。咲けば御の字である。

 

どっこい、夜になり石斛が開花した。つぼみ2つのうち1つが咲いた。こういうせこい開花を開花として登録していいのかというのはあるが、まあ開花は開花である。4日連続開花というのは初めてか?と思って調べてみると5日連続というのが今年はすでに2回あった。蘭をあるていどやっている人にはざらにある現象のようである。開花している株の数はこれから増え続け、これで「連続蘭花のある生活日数」がまた200日ほど伸びるわけである。

 

Blcの5つぼみがそろって開花したが、1つが窮屈そうにつぶれているので切り花にした。キリギリスが乗っていて咲かずにしおれた花を検死解剖したところ、花粉の部分が茶色くなっていた。何らかの事故が花粉周辺に起きてこれで開花しなかった可能性が高い。

別のオンシジウム「スイートシュガー?」に花芽が出た。

2年前350円で買って昨年作落ちのアスコセンダに花芽が出た。今年は根がよく廻っているので調子がいいのだろうと思っていたがやっと出た。同じ木枠バスケットに同居しているアングレカム・ディディエリにも蕾が動き出している。またしても蕾でまくりトレイの上空である。あの場所には一体何があるのであろうか。

 

9月3日(水)デンファレ「宝塚」開花

今朝のBlc.DalsHorizonはまだ開ききっていない。

 

デンファレ「宝塚」が予想通り開花していた。3日連続の開花である。へりがほんのりとピンクのかわいいデンファレである。昨年6月に購入し(見切り品3800円)、育てて花芽が出たものを同僚にあげてしまったため開花するのを見るのは初めてだった。

 

おとつい開花したデンファレ「倉敷」は花径73mmになっている。買ったとき(一昨年見切り品を4350円)よりもずいぶん立派な花が咲いている。これはじつに清楚でいい花である。株の姿がまたたまらない。デンファレは寄せ植えよりも(高くて買えないけど)1株植のほうが好きだ。

 

今年は多くのデンファレで花茎が複数出ている。一昨年のバルブから出る例も多い。本日はそういう花芽を2つみつけた。ともかくものすごい数の花芽になっている。デンファレ切り花10298円と安いわけがわかる。しかし鉢植えは格別の味わいがあるのでこれをやらないのは惜しい。でもやればはまるからコワイ。

 

デンファレはマンションのように暖かい環境ならばもっとも育てやすい蘭であることに今頃気がついた。なぜもっと普及しないのであろうか。冬場12あればいいのである。20以上あれば年中生育しているらしい。花芽もバルブが大きければどんどん出る。ただ、日光をよく当てないと株が充実しない。

 

連日34を記録している。大阪は36だそうだ。蘭の花にはよろしくない時期である。これでよくリカステの蕾が大きくなるものだ。Epi.porpaxの蕾がかなり大きくなってきた。

 

リカステの蕾は3つで、新芽ではないことが確認できた。かつて3月に開花株を買い12月に咲き9月に咲けば立派に不定期咲きである。バルブがうまく育てば咲くということだろうか。今回はまだバルブが見えるか見えないかというところで蕾が出てきたのでたまげた。葉もかなり大きく活動中である。この株には期待している。

 

Blcを夜に眺めていると花の1つが兄弟花の陰で圧迫されて窮屈そうであった。満足に見られないのももったいないとばかりに切り花にしてしまった。のこり3つは並んできれいに咲くはずだったのだが、キリギリスになにか悪さをされたのか不調になっている。Blcのような巨大多花の扱いはまだよくわかっていないのでせっかく咲いてもこのようなヘボな扱いをしているのだった。

 

9月2日(火)Blc開花、Lc.シレリアナの蕾を食われる

夜も2回見に行き、朝も見てきたBlc.DalsHorizonのつぼみはさながら台湾バナナのようにうまい具合に展開している。ひっくり返っていたつぼみもひねりが入ってほぼ正常な位置に落ち着きつつある。実に大きな蕾で色合いも上々である。少しほころんでいるので本日開花しそうだ。昨年よりも二ヶ月半早い。135mm級の花が4つ揃い咲きすると壮観であろう。おっつけ咲く5つ花とあわせて9花ずらりと並んだところを撮影したいものである。さすがBlcは派手だ。仕事に出てくると少々そわそわする。飛んでくる悪い奴に襲われなければと思う。

 

このBlcが乗っかっているトレイは集めたわけではないのにどうしたものか蕾株が4つも集中している。リカステの蕾3つがくっきりとしてきた。Lc.Schrellianaのつぼみ3つもしっかりしている。さらにEpi.popaxの蕾も見える。実は特異的な場所なのかも知れない。蘭の棚の北西角で、周辺はサツマイモの葉っぱにおおわれて適度な湿気や風がある。縁起がいいので今後これぞという株はここに置こう。

 

昨日開花したデンファレ「倉敷」を部屋に持ち込んで鑑賞している。立派な花だが、葉が日焼けで少々痛々しい。かわいそうなことをした。もっと慎重に日に当てるべきであった。とくに8月は気を付けなければとおもう。

 

蘭友様のお手引きで豊橋蘭友会におじゃまできることになった。蘭の有名地域豊橋である。何しろ蘭の出てくる推理小説の舞台にまでなっている。昨年仕事で出張してマスデ「豊橋」を手に入れ、えらくいい花が咲いて味をしめているのである。胡蝶蘭の株100円が売り出されてさっと売れてしまっていたのにも未練があった。こりゃそうとう蘭をやっている地域だという印象があった。神戸・明石・姫路の3蘭友会も(HPを見て)すごそうだが豊橋蘭友会もすごそうだ。

しかし、こんな怪しい奴がくるというので困っている人がいるかも知れないが、すみっこでおとなしくしているので蘭友会を是非見せていただきたい。なんでもすごい株が安く手に入る競りがあるそうだ。これもおとなしくしていようと思いつつ買いすぎて身動きが取れなくなったらどうしようと心配している(トレイ持ってゆこうかな(^^;)手提げひもつけて)。旅費は元を取って余った18切符が蘭友氏のぶんまであるので気楽な旅である。天気が悪かろうが行く。心配なのは東海地震くらいか。

 

さて、家に帰ってみるとBlc.DalsHorizonが蕾4つのうち3つまで開花していた。花の上にキリギリスが乗っていてわずかに花を汚していやがるので追っ払った。3つが折り重なるように咲いているためあまり格好はよくない。ああいうちんぴら虫がうろついていやがると安心が出来ないので部屋に持ってはいる。あまりの重さと苔ずるずるで手が滑りそうになる。それにあまりにも大きい。あの広がりに3号鉢なら8つはおけるのではないかと思う。これは大変なことになった。しばらく見ていると付けていたテレビが「夏の日差しの紫外線がシミをつくる一方、エアコンのため乾燥肌になってしまう」なんていうのをやっている。バッタ類のあまりこない、遮光しているすぐ外の棚に出すことにした。そこには2株の4号鉢がいたので夜に配置転換である。これらをBlcの跡地に置きにいったとき異変に気がついた。Lc.シレリアナの蕾がへんだ。よくみると何者かに3つあるうちの1つをしっかり食べられてしまっていた。普通はナメクジと相場が決まっているのであるが、現場検証の結果這ったあとがない。それに数日前からナメクジを警戒して「ナメダウンF」を各所に配置し厳戒態勢で臨んでいたのである。その警備をあざ笑うかのように食っていきやがった。容疑者はあのキリギリスだ。次はこっちにしようとBlcをねらっていた可能性がある。やれやれ。

 

オンシジウムの「アサヒ」に花芽が出た。ごく普通の黄色い花がつく。

 

9月1日(月)デンファレ「倉敷」開花。今月はたんまり咲きそう

9月初日にデンファレ「倉敷」が開花していた。昨年咲いたものより大きく見える。ペタル(花弁)の方がセパル(ガクヘン)よりも小さいのでこれから更に大きくなる可能性がある。

「宝塚」も間もなく開花する。カトレア2株がつづき、さらにどかどかとデンファレが開花する予定である。今月はひさびさのフタケタ開花を記録しそうだ。いや、デンファレはいい。

昨日Onc.ケイロフォルムの花芽を見つけた。「花芽が出た」欄が混んできた。

 

温室無しで180500種を育てているHPを見つけた。ざっとうちの倍の規模である。すげー、という内容だった。はまって7年だそうだからかなり先輩になる。更新も頻繁なようだし内容が深い。リンクフリーと書いていないので勝手にリンクは張らないが、世の中には気合いの入った恐ろしい人がいる。私は蘭達のためにも仕事で1山当てようと画策しているため現在は本ページも細々とおとなしくしているつもりなのであった(^^;)

 

 

 

 

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