蘭馬鹿日誌2005年12月-11月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

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2005年

12月31日(土)

  本日は広島市内のそごうでC-Lucky産のV. Sansai Blue を見かけた。うちのバンダの兄弟というかクローンであろう。なんと2株2花茎で4200円だった。昨年も同じ場所でBlc. Pamela Hetherington ‘Coronation’ FCC/AOSが売られていたのをみた。

 何を書いたら、というような気分の大晦日である。蘭はよく咲いてくれた。来年はどんな一年か。蘭の株を丈夫に作りこみたいとおもう。

 

12月30日(金)

  大島で恒例のみかん狩りをして、岩国の米沢園芸をみてまわった。デンファレの苗(花が終わってばらされてうられていたもの)180円であった。シンビジウムがたくさん並ぶ時期になった。

移転した春園生花を目指した。新装オープンのその園芸店はかなり大きく立派になっていた。蘭も結構あったのだが、これといって欲しいものはなかった。

 

12月29日(木)

  朝快晴だったので子供らをやとって屋外で水遣りをした。たっぷり水遣りをして冬篭りである。つぼみは多く、来年開花を楽しみにしていよう。

 移動して、途中福山西サービスエリア(広島方面側)に寄った。かつてデンファレがたくさん売られていたのを思い出していたところ、今回もずらーっとたくさんの花つき株売られていて驚く。ほとんどがビギバムであろうか。いろいろな色柄がある。525円か630円という値段で、オンシジウム、ノビル系デンドロも混ざって売られていた。レストランには見事な手のひら大の花5つをつけたカトレアが飾られており、ほかに胡蝶蘭、デンドロ、オンシジウムが並んでミニ蘭展の様相を呈していた。ええなあ。客がびっしり入っていなければあのカトレアの前で食べるのに、とおもった。ん?、これまでサービスエリアのレストランというとこの時期にもかかわらず閑散としていたようだが、ここだけはよく混んでいたなあ。味がいいのかなあ。全体に妙に活気があった。なんにせよ、あきらかにこのサービスエリアは蘭のプロが絡んでいる大変珍しいサービスエリアといえよう。

 

12月28日(水)Onc.‘Genki’開花

 Onc. ‘Genki’  オンシジウム 「元気」 が開花した(No.130,新規53)。今年はこれが最後の開花だ。なんにしても3日に一度というペースでの開花はなにやらすさまじい頻度だ。開花株をせっせと輸出し、ちょっと難しそうな鉢を手がけてずいぶんからしてしまったりもしたため開花件数は2004年よりも20件減少したのではある。週一くらいがちょうどいいかもしれない。しかし、今後、現有株を作りこめば咲率が向上するため180件という2日に一度というペースになる恐れもあるのだ。多くの蘭は1年以上育てて70%の確率で開花するという追跡結果を得ている。270鉢もあるのだからその7割で189件の開花になる。

 

バンダ池田がまださいていた。11月2日の開花以来60日近い。妙な折れ方をして切花になっていた最初の花茎の花はまだ良い色をしており、実に大きく見事だった。2番目の花茎は年を越しそうである。サンサイブルーかと思っていたのだが、うちのやつが毎度40日きっちりでしおれるため、どうも違うように思える。うちのものよりも花が立派でごつくて花期が長い。

 

Lyc. Jim Riopelleは5つ開花して見事なのにさらにつぼみ4つが出てきたそうである。本当にすごい株だ。

 

12月27日(火)Bc. Maikai ‘Mayumi’開花

Bc. Maikai ‘Mayumi’  ブラソカトレア マイカイ’マユミ’ が開花した(No.129,新規52)。冬の定番カトレアである。

 

ふと自作温室について思いつきを書きとめる。OKAさんの風と太陽とそして蘭に影響されて思うに、風力発電または太陽電池で内部に湯をつくっておくタイプの温室を考えてみた。夜の間湯は冷める。昼間は暑くなりがちな温室で熱を溜め込む。風力発電や太陽電池で得たエネルギーは基本的には温度を適度に保つのに使われるのであれば、内部の水槽に蓄熱して温度の平準化に勤めれば必要なエネルギーを少なくできるのではないだろうか。ファンや、どうにも寒い場合の加温を外部電源でまかなうことを考えた。開発課題は、強風や雪でつぶれない構造、建設方法、材料、保温技術、蓄熱槽の運転方法である。

市販の簡易温室の大きめのものを骨格にして検討を進めるという方法があるが、今年は庭にびっしりとチューリップを植えてしまったので何にもできない。

簡易温室は極力密閉して、内部に棚のかわりに衣装ケースに水を張っておく。日中は多量の水が内部の温度上昇をおさえる。夜間は、暖められた水が温度低下を防ぐ、というアイデアである。小規模な実験は可能だろうか。つまり、衣装ケースを温室と見立て、内部に水を入れて温度変化を記録するのである。表面からの熱拡散、熱容量のデータを取り、数式をいじりたおして実用の大きさになった場合の温度変化を予測するのである。

熱収入は入射する日光に比例し、設置面積に比例している。

熱放出は本体の表面積に比例する。比例定数は、断熱材の素材に依存している。

熱容量は、蓄えられた水に比例している。

熱拡散は、内部と外部の温度差にともない大きくなり、なにやらそれらしい拡散微分方程式を解くような話を一生懸命思い出そう。放射冷却についてはよくわからん。だんだん怪しくなってきたなあ。

こうやってモデルを立ててシミュレーションしたらカッコええんでしょうが、そのうちうるさくなって作ってしまうというということはありうる。

実験:衣装ケースに、水槽のある場合とない場合の温度変化。水の最適量について調べてみる。

たとえば、外気温0度で、最低温度5度、というような結果が得られたとすればかなり有望である。考えてみれば、最低気温と最高気温だけが問題なので、種々の計測装置は不要であり、最高最低温度計があればよい。もし日光蓄熱だけで最低8度を厳冬期に得られるのなら建設目指した技術開発に踏み切るだろう。まあそんなに甘くないわなあ。

 

12月26日(月)Lhta. oerstedii開花

いろいろ気分の悪い出来事が重なって一日低気圧気味に過ごしていた。やけくそで仕事の出来高は大きかったのであるが、肩がこって頭痛がした。まあ雨の日ばかりではないだろう。

Den. ? 'Hanakoujou'が花茎二本で盛大に咲いている。すごいねえ。なかなか味わっていられないが、目に入ると感嘆する。

Lhta. oerstediiが開花した(No.128,新規52)。久しぶりの開花である。23日間なにも咲いてくれなかった。これだけ開花がない期間があると記録かもしれない。今回つぼみを出したバルブは7つにもなる。だんだん大きくなってきた。

Bc. Maikai ‘Mayumi’がほころんでいるので明日開花してくれそうだ。

 

12月25日(日)

暮れの懸案整理の一日であった。手書きの年賀状に犬の絵まで書いて纏刻の印を押して出した。これまで25日に間に合ったことはかつてなかったなあ。

チューリップを植えるはずの予定地がにんじん畑になっていた。昨日カレー用に数本抜いたところ750gのお化けにんじんが出てきた。本日全部抜いたところかご一杯とれて推定5kgもあった。さつまいもが10kgだったことを思うと、作付面積のわりに収量が多い野菜だと驚いた。植えたときは発芽がわるく、まだらに生えてきて失敗だと思っていたのだが、こんなにいっぱい取れるのだったらまた植えようと思った。また、一昨年植えて今年大きく育ったサトイモも収穫した。観葉植物あつかいだったのだが、来年用の種芋を植え戻して、収益700gほどとれた。早速たがやして、見切り品チューリップ球根(500円→200円)15種およそ60球をラベルをつけて植えた。

子供の勉強を見て、気が付くと3連休も最後の数時間である。蘭はちょっとてにとってみるくらいであった。

Barkeria skinneriが盛大に咲いている。年々大きくなり花が増えてゆくようだ。こういうどこまで大きくなるのかわからない蘭がいくつかある。小さくても咲いてくれるが、大きくなるとさらに盛大に咲いてくれるという蘭である。

 

12月24日(土)

近所のご隠居さんたちに混じってゲートボール場の除雪作業を手伝って、へろへろ状態になりながらも水遣りを行った。次男をやとって手伝わせる。蘭を丁寧にトレイに入れてもらって運び出し作業をやってもらい、水遣りの終わった蘭を棚に戻してもらった。えらく楽である。雪が降っている気候だが、手っ取り早く水をやるには屋外がよい。並べて一気に水を2回かける。

今期は開花予定なしと思われたL. Icarusに花芽が出ていた。Bollea violaceaが冷害にやられたらしく葉の先端が茶色になっていた。場所を変えなければ。

 バンダが終了した。1輪まだ見られるので一輪挿しにさした。

12月3日から何にも咲いていない。これはこれで異常事態かもしれない。無作為に選んだ1日に開花がおきる確率は1/3である。n連続して開花が見られない確率は(2/3)^nで、n=21なら0.02%。そんな低すぎる確率は考えにくいので、寒波の影響で開花が遅れているとみるのが自然な理解である。それほどまで今年は寒いといっていい。この調子で何が起きるかといえば、今年分の開花が来年にまわり、丁寧な栽培で注意深く進めれば相当数の開花がおきうるということではないだろうか。

聞いた話では、神戸蘭展にかぎらずほかの蘭展もなくなるということらしい。蘭業界は不況?。景気は回復しつつあり、雇用は増加しつつあるようなことを聞いた。いくつかの有名企業が落ち目になっているようだけれど、元気の良い企業もでてきているのだろう。しかし景気が良くなったからといって蘭がはやるとはかぎらない。胡蝶蘭やシンビジウムなどの贈答蘭は売れても、カトレアや原種にはきびしい世の中かもしれない。もしかりに蘭がクワガタムシのようにはやっても、それはそれでちょっと難しいことになるかもしれない。蘭はクワガタムシよりも種類が豊富で、とてつもない広がりがある。こんな趣味にわっとアキバっぽいおっさんおにいちゃんが殺到したらたいへんである。まだNHKがちょろっとだけ良識を持って扱ってくれているうちはいいが、「蘭好きのこてこての世界」などと民法に面白可笑しく紹介された場合は眠っているオタク需要を掘り起こして、もともと蘭熱は感染力が高いだけに、蘭関連のHPだのブログだのが乱立し、大変なことになる恐れがある。この方面はそっとしておいて欲しいなあ、と思う。

しかし一方で、蘭にはまるためには蘭を手にしなければならないのではないか、とも思える。蘭をしらなかった時代、1998年以前にもし蘭を手にしていたら、必ずはまっていたと思う。そういう需要が眠っているのだろう。しかし、現物がなければ蘭はわからない。遠目にみているだけではわからないのである。こういう種類の植物はブームになりにくいのではないだろうか。だからもし、蘭業界が蘭ブームを巻き起こしたければ、蘭を配るというのが手っ取り早い方法ではなかろうか。背の低いバルブでかわいい花が咲くノビル系デンドロなどを街頭で配る。短期決戦で勝負だ。もらって1ヶ月で咲くようなやつがいい。寒さに強く、よほどのことがなければ枯れずにまずもって咲くようなやつ。咲いて香りがよければまたよろしい。こういう苗をよほどコストダウンして作る。蘭の苗つき雑誌というがあればまたよいのではないか。休眠中の苗をつけて、蘭の魅力と育て方を紹介するのである。

「蘭の世界」、特別付録、必ず咲くデンドロ、専用鉢付、図解必ず咲く植付け。作出者に聞く、驚異のデンドロの苦労話。自生地を行く、ベトナム。

デンドロはまだ2号鉢で何とかなるから付録におさまるけれど、ほかの種類はちょっと難しいかもしれない。こういう企画が一回くらいあってもおもしろいんじゃないだろうか。

 

12月23日(金)

 本日もさしたる動きはない。ホームセンターやら園芸店などを覗いたが、これというものはない。向山蘭園の名が見える蘭の苗ポット980円をみかけた。オンシジウム類とエピデンドラムなどの3種類ほどの苗だった。

 

 デジカメについてである。うちのは17500円のNikonCoolPix2100であった。かみさんのクリスマスプレゼントに2年前に買ったもので、かみさんから借りて使い倒している。壊れたとしてまた買う元気はない。なんだかこういうものを買う元気がない。仕事場には同じメーカーの8万円もする高級なデジカメがある。高級なほうは細かい設定ができる代わりに、細かい設定をしなければええ感じの写真が撮れないようにできているようだ。勉強と使い込みが必要である。だから何を撮っても下手な私には冴えない写真ばかり撮れる。ところが安い方のカメラは、カメラ任せでトーシローの私をコロリとだましてくれるようなええ感じの写真が撮れる設定が最初からはいっているのである。たとえ人が「へたくそな写真べたべたはってやがる」といったところで、自分がいいと思っていればいいのである。写真はどのサイトを見わたしても自分のところが一番きれいぐらいに思っているのであるが(いくつかのサイトには負けた、とおもっているが)、たぶん個々人それぞれに自分のところの写真がきれい、と思っているのだ。まちがいない。

 蘭の写真は株全体を撮ろうとすると、花がぼんやりする。なにやら特徴のない写真になるような気がして極力花がくっきり写るように、できれば背景に株の様子がわかるようにという妙な好みがある。お花がきれいならいいの、という写真は背景が真っ暗や真っ青で余計なものをいれずに格好をつけて撮影するのである。一方、蘭が好きという視点でみると葉や茎や根、鉢、周辺の環境までみたいところが写っていて欲しいのである。

また、支柱は立てない。支柱を立てないとこうなる、というのがデータだからである。なにかと変な写真を掲示しているが、これは撮影者が見たい部分をぐっと凝縮して格好をつけずに撮影した写真だからである。ただ撮影者はその花と写真にほれこんでうっとりものの気分で掲載しているのではある。「いい、たまらない」と思いつつやっているので長続きしている。画像データは2000以上になっている。

トップページ画像は今年の総集編を編集しつつある。今年もいろいろ咲いてくれてありがとうという一年であった。

 

 子供と雪合戦をしたり、ピザの生地を作らせたりしていた。知り合いのだんなの椎間板ヘルニアに同情していたらこっちも腰痛を思い出しつつあるなあ。屈託いっぱいであったが1年間体の調子だけはよかった。そういう意味では幸せな一年だったかもしれない。そういう貴重な時間をありがたがりもせず過ごしてきたのだろうか。なんだかもったいない一年だったかもしれない。

 

12月22日(木)

 寒波で朝から吹雪だった。田舎のバスは強い。45分遅れで職場に出てみると誰も居なかった。

 今日も何も咲いていないねえ。つぼみはたくさんあるのだけれど。連休は雪で動きにくいだろう。水遣りもままならない。

 いつもどおり仕事をして帰る。道が雪でコートされている。これはあぶない。さぞやいろいろ見ものがあるだろうとバスの一番前に座って帰った。坂道で立ち往生した自動車が乗り捨てられているあたりに差し掛かると、前を走るタンクローリーが頓挫してバスの行く手を阻んだ。一部にチェーンを巻いているが登れないらしい。しばらく待たされて、とうとうバックで降りてきたが、チェーンから火花を出しながら滑り落ちてくる。毒物を満載したタンクがバスに迫ってくるではありませんか。(何の毒だ。表示がない。それだけにコワイ。ひいいいい)。辛くもとまってくれたのであるが、なかなかスリリングな夜であった。

 首相が「たばこ税1本10円でもよかったのに」とおっしゃったそうである。1箱600円(英国並)だったらポイすては減るだろうか。モラルハザードへの影響清掃費、医療費、なんやかんやを含んでその値段なら納得である。百害あって一利なし。1箱1000円でもいい。

 バンダがほぼ終了である。開花期間40日間の結構なお花であった。

 つぼみをカウントしてみる。ミニパープルがある。報歳蘭がある。ほかシンビジウムが2鉢。Bc. Maikai ‘Mayumi’がある。オンシジウム・元気がある。マスデバリアが2株ある。デガーモアラ・ウインターワンダーランド ‘ホワイトフェアリー’がある。Lhta. oerstediiがある。Phal. pallensもある。寒いおかげでゆっくり生育している。

 

12月21日(水)

 寒波で今日も寒い。雨だったが残雪は溶けずに残っていた。明日からまた一段と強烈な寒波でえらいことになりそうである。

 デンドロビウム・ゴウルディイに花芽が出ていた。こんな時期に出るのかと驚く。咲くのかどうかわからない。

 ルディシア・ディスカラーに花芽が5つばかりある。ホンコンシュスランなどと呼ばれており、今時分開花株が580円程度で売られている。昨年はさっぱり出なかったが、ことしはまとめて出ている。小出しに出て欲しいと思う。そういう時々まとめて咲く蘭があるようだ。

  

12月20日(火)

 寒波で今日も寒い。昨年の日誌を見ていると、20日になってやっと寒くなった、なんてことがかいてある。今年はとにかく寒い。

 マンションに住んでおられる知人が、本日の最低気温は17℃、ということをおっしゃる。えええええええええええええええ、17℃ですってえええええ。小山内博著「生活習慣病に克つ新常識」によれば、「暖かい生活が子供の副腎の発育を妨げ、体の防衛力を低下させている」という意味のことが書いてあった。かわいい子には寒い思いをさせろ、ということか。江戸時代に石油ファンヒーターがあったか?。まあこれまで人間がどういう生活をしてきたかを思えば、ある程度の暑さ寒さに適応している体を、エアコンと暖房で甘やかしているわけである。私の子供時代は寒かった。半ズボンでストーブはなかった。今でもいろいろ寒い思いをしている。パソコンの前で寒さにこわばりつつ書いているわけである。おかげで風邪は引く前にわかるのでいろいろ先回りして手を打つ。過去20年以上風邪で休んだことはない。まあそんなのはどうでもいいのだけれど、17℃もあったら胡蝶蘭天国にしたいところである。ええなあ17℃。

 先週姉葉氏の設計によるホテルの前に立った。駐車場はがらがらで入り口には事情経過を説明する張り紙がしてあった。通勤経路から300m、こんな身近に話題のビルがたっているのである。その波及効果が恐ろしい。もったいない話である。そういうあぶないホテルやマンションはなにか使い道がないものだろうか。地震のない国に移築するとか。まっとうなら胡蝶蘭をどれだけ育てられるのか、などと馬鹿なことを考えた。

 越冬棚は10度以上をよくキープしている。窓にビニールを張ったのがよかったものらしい。

 トップページの画像のストックがない。

 

12月19日(月)

 寒波で今日も寒い。

 出向中の蘭に水遣りを頼まれて見に行ってみるとLyc. Jim Riopelleが花5つをつけてものすごい開花株になっていた。Dtps. ‘池袋1も見違えるように葉が大きくなっていた。我が家で胡蝶蘭がこれほど巨大化したことはない。

 Lhta. oerstediiはつぼみつきのバルブが4本くらいになっている。結構こまめに咲いてくれるありがたい種である。

 エンシクリア・ポリブルボンにつぼみが見え始めた。

 いろいろつぼみはあるが、このところ何も咲いてくれない。まあ大事にやるさ。 

 

12月18日(日)寒波

 寒波のおかげで積雪4cmであった。一日中寒い。蘭についてはなすことがない。越冬棚の温度センサを昨日これぞという位置に調整した。今朝の表示は10度であった。まずまず機能しているようだ。

 花工場を覗いてみると大変立派なジゴペタラムの鉢が980円だった。あちこちで蘭は見かけたがとくにこれといったものはない。

 Spathoglottis affinis スパソグロッティス アフィニスが花盛りである。封筒に入った球根をI氏からもらった時は、育て方もさっぱりわからずまっとうに育つかどうか危ぶんでいたのである。ふと気が付くとシランのような葉がでていたが、咲いてくれるとは思っていなかった。いまでは30cmの細い花茎を筆頭に3本がでてきて、うち2本が咲いている。花茎は芽の根元から出る。細長く高く伸びて花を多くつける。なんというか、地からほそいものがのびて美しい黄色の花をつけているという姿がすばらしく良い。育てやすいようだ。原種は難しいなあと感じているのだが、こういう結構な原種もまだまだあるのだ。

 

12月17日(土)

 小春日和、と思って蘭を出して水をやっていると雪が降ってきた。連日-6℃を記録しているようである。六甲では沢が凍って氷の滝のようになっているそうである。今年は強烈に寒いと思う。明日はもっとふえるという。結局晴れ間をねらってすべてに株に屋外で水遣りを済ませた。

 Den. White Rabbit ‘Sakurahime’が凍ったのか不調になっていた。ノビル系デンドロもこれほど寒いと調子が悪い。デンドロ類もみんなケースに取り込んだ。日本の蘭は玄関に避難である。

 ここ48日ほど何も枯れなかったのであるが、本日とうとうDyakia hendersonianaが枯れてしまった。これは責任を取って1年間の蘭購入中止などと思ったりもしたが、精神衛生上良くないのでそこまで思いつめるのはやめよう。まったく枯れない蘭栽培というのを目指して数年が経過したが、結果がともなっていない。そういえば京都議定書からこっちあいかわらずわが国のCO2の排出量は増えつづけているそうである。

 CO2で思い出したのだが、あらたにリンクさせていただいたOKA氏の風と太陽とそして蘭」では、手作りの温室に手作りの風力発電でエネルギーを供給しているとのことだ。この手作りの温室をねらっていたのでやられたとおもった。風力発電を手作りというのがまた魅力的である。これはすごいページがでてきたなあ、と思った。

 Dial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGA、Dgmra. Winter Wonderland ‘White Fairy’のつぼみがくっきりしてきた。Den. Formidible ‘Ryouma’につぼみが見つかった。Burr. Stephen Islerに花茎が出ていたが、株が3倍になったのに花茎は1本と半減してしまった。

 とうとうPhragmipedium lindleyanumのつぼみが落ちてしまった。6月30日の開花以来ながいことつぼみを出してくれた花茎だが、さすがに時期外れの開花はむりでったか。

 

12月16日(金)

 蘭をやっている私のようなおっさんの喫緊の課題というものについて考察してみたい。こんにち仕事面では、目標設定、評価など成果主義が進み、仕事に対する姿勢がますます真剣になってきている。余裕というものはない、といっていい。これからいかに生き残ってゆくか、ということを考えながら日々を生きているのであった。このような課題だらけの毎日で、快刀乱麻の指針があろうはずもない。

当座できることといったら辛抱である。私は辛抱の足りない人間である。いまは心がけて辛抱している。具体的には、これだけは続けるのだ、という勉強をしている。土日正月365日ある一定量の勉強をする。学んだ内容を要約して記録している。

 昭和のころならそういう辛抱をして勉強をしていればいつか必ず成功する、という神話のようなものがあった。だが現在ではそんな考えは甘い。ショッカーにつかまって絶体絶命のピンチ22分目に仮面ライダー登場というのを今日の通り魔相手に期待するくらい甘い。昭和に甘やかされた私は長く「勉強していれば大丈夫」という甘えたことを考えていたものである。

 最近までは、己に出来うる最高のことを、先手を打って実行する、という獏とした方針だった。これも甘い。実のところ「結果を出す」「出して恥ずかしくない実績を作る」という書けばしごく当たり前ながら、実に成しがたいところにぐぐーっと面を上げておかなければならないのであった。「創意工夫により世の中に先んじて見出した知見、ないし技術を報告、または知的所有権の獲得」である。具体的には攻略目標を明確にして、勢力時間を集中して事にあたるのである。そういう勝負をかなりやったが負けることおびただしい。今日も負けた。一歩も引かず勝った勝負もあった。負ければ情けないし、気分も悪い。しかし、おのれの勝負をしないよりはましである。己に関係ない事柄に憂さを晴らしているより最も必要なことに手を打つというのは、気後れがしたり、恐れが出たり、気が乗らなかったり、気力がなかったりするのであるが、負ける腹立たしさや悔しさを次の勝負の気力にしてなにやら持続するのである。大事なことは、うだうだせずにただちに取り掛かることだった。若い時間をずいぶん無駄にしたとおもう。

 若いころ、ココロが糖尿病になるほど甘かった。漫画の影響があったようにおもう。さえない男がひょんなことからヒーローになる、という手合いの漫画、きれいな女の子がさえない主人公にほれてほれて、というまことに虫のよい展開をするようなひたすらココチよい世界が展開していた。こういうあまったるいものを好んでいたことを今では後悔している。これがおっさんになったということかもしれない。

 仕事仲間と協調して仕事をしているといろいろ見えてくる。人間様はえらいなあ、ありがたいなあと感心する。人を大事に、ということをやっと考えて行動するようになった。

 「おっさん、そんな生活たのしいんか?」という雰囲気が漂う今日この頃であるが、仕事というのは本来奥が深くて面白いものなのであるし、私的な楽しみとして蘭という極上の楽しみがあるのである。遊びはなくとも若いころより面白い生活をしているとおもう。

 

12月15日(木)

 出張で、蘭なしの生活をしている。

 蘭があろうと仕事で遠くへゆくことはある。家族の次に仕事は大事だ。飯の種である。蘭と仕事をくらべたらそりゃ仕事が大事なのは当たり前である。

 蘭をやっている蘭友の多くはもちろん仕事をお持ちである。その仕事のありようが蘭にも大きく影響する。出張なら数日水遣りが遅れるだけだが、出向ともなれば蘭を抱えて大移動ということもある。私の出向時代はまだ蘭が少なかったがそれでも花をつけた胡蝶蘭の運搬は少々気を使った。

 仕事をしている以上、蘭より仕事が優先であり、HPより最低限の蘭の世話が優先される。その仕事の時間に占める割合が昨今増加している。いわゆる「忙しくなっている」という状態だが、その影響で蘭のほうも少々手抜きが多くなってきている。仕事のストレスから蘭の乱買いに走り、買いすぎて世話が行き届かず、枯れてしまってやけを起こす、というような悪循環があるようにも思える。それゆえ、蘭をやる人間にとって仕事とは考察すべきものである。

 どうも仕事は誰にとっても「忙しくなっている」ようだ。なぜか。勤め人は人件費が高いのでITをどんどこ導入してどんどん使おうということではなかろうかとおもう。仕事はまた「難しくなっている」ようだ。各人に「成果主義」が導入され、「目標を明示」し、のちに「評価」がなされている。いきおい、将来のことを考えてランのことを考える時間が減っているのである。

 なぜ、忙しくなってゆくのであろうか。ITの導入で効率はどんどんあがり、人間はあまり働かなくても安んじて食ってゆけるという世の中にならないのか。いや、本当はあまり働かずに食っている人々もふえているのかもしれない。しかしあまり働かずに食うというのはどういう人生なのか経験がないのでわからない。あまり働かずに食う生活で家庭がなりたつのだろうか。

 朝7時から夜10時までは仕事のために家の外にいる。15時間だ。もっと出ている人もいるだろう。1時から7時まで寝て6時間。のこりは3時間だ。風呂は15分。晩御飯15分。蘭を15分眺めて、HPは30分。

 仕事とは何であろうか。狩にゆく、米を作る、モノをつくる、モノを売るから、さまざまな世のため人のための仕事がある。最近雇用が減ってきているのだろうか、とおもう。ITで効率が上がるとそれまでの人の仕事はITで置き換えられているような。かつて手で書いていた書類は、早い人と遅い人であまりにも大きな差はつかないが、ITの電脳空間では猛烈に書く人と、まるで書かない人の差が大きいような。IT社会になって働く人の専門性が高度に発揮されている。かくてバリバリ仕事をする人はますますばりばり仕事をして稼ぎ、英語も数学も文章作成も何にも出来ない人は結構増えているようだけれど単純不安定低賃金仕事をするのだろうか。そういう人が増えてできる人が少ないと出来る人は忙しいだろうなあ。職場ではたいそう優秀な若い人をよく見るのだけれど、そういう人は大変少なくて、誘惑が多いからかさっぱり学問も出来ず、職場で使い物にならない人が増えているのだろうか。優秀な高学歴の人であっても就職がむずかしい昨今である。そういう現実をしっているのかどうか、学問にも身が入らないような話がバスの中で漏れ聞こえてくるのであった。若い人が希望を持って学問をしたり働いたりできない状況はわが国に限ったことではなく、隣国の中国やフランス、ドイツ、いや世界的な傾向なのかもしれない。こりゃたいへんだなあ、とおうちの蘭の行く末が心配になるのであった。

 いろいろ忙しくなってくる世間について書いてみたが、実際のところはよくわからないということを思い知っただけであった。蘭をやる勤め人の将来の考察は困難だ。それゆえ、蘭をやる人間として成すべきは、己の安定、家庭の安定、そして蘭の安定である。そういうぐぐっと己に近いところを考察してみたい。

 

12月14日(水)

 出張で、蘭なしの生活をしている。今朝の三田は最低気温-5.8℃と出ている。

 蘭日誌といえばかなり長い期間毎夜コーフンの楽しい時間だったのであるが、最近は新味がなく、工夫もなく、単純に日々の記録となっている。あまりにも長くつづいたため惰性で途切れずに続いている。内容もなにやら惰性気味だ。

この日誌はお約束として蘭以外のあれやこれやを出来る限り記述しないことになっている。時々実生活のくさぐさや、世間の出来事、意見などを書いてしまうことがあるが、後日吟味してできるだけ削除という方針である。逆にそういう制限があるから続いてきたのではないかと思う。なにか新味を出そうとして、つい禁断のなんでもあり記述に手を染めたくなる。「おれも匿名で言いたい放題書きたい。俺の話を読んでくれぇ!」と。しかしなんでも書いていいとなるとかえって書くことができなくなるようにおもう。数回はいいが、飽きてくる恐れがある。人間は、世の中に向かってなにか書きたいという欲求はあるのだが、やってみると案外つまらないということに気がつくのである。世間のあれやこれやに「こうだ!、けしからん!」と書いたところで世の中なーんにもかわらないし、なーんにものこらない。自分と関係のない事柄に匿名で批判的なことを書くのは気分がいいのかしらんが、単なる憂さ晴らしに過ぎない。批判を書くことで目下の自分が取り組まなければならない問題から目をそらしていることが多いので逃避行動にすぎず、まったく利益はない。批判は不利益をこうむる当事者がするべきもので、子を持つ親が教育政策に意見申し上げる、というのは望ましいが、「ほにゃらら監督の采配はだめだ。やる気がない」というのを書き込むのは時間がもったいなくないのだろうか。そういうウルサイ批判記述をしてあとで読み返しても、書いた自分ですら「ふーん」である。読み返して面白くないものを書く元気はでない。だから好きなもの、自分が扱っているものだけに集中して書くという姿勢をはずせないのである。

 

蘭を育てるわれわれ人間のことを考察してみたい。われわれは蘭が好きなのである。蘭をやる年齢は20台から90台までさまざまだろうが、小学生がやっているという話はあまり聞かない。著者は小学校のころからチューリップなどが好きで球根を買ってきては庭に植えていた。家庭訪問で先生に「きれいね」とほめられた幸せな記憶もある。そういう記憶が案外園芸好きになったきっかけかもしれない。おっさんになり、庭を得てから家族のために植えた球根花にはまった。30台にして園芸に熱中したのである。

蘭を認識したのは、300円で蘭の鉢を買った1998年2月のことだった。まったく異質な植物に強く惹かれた。蘭は手にした瞬間から強い魅力を放つ植物だとおもう。晴れがましい場所でみかける胡蝶蘭やシンビジウムは手の届かないシャンデリアの玉に似て蘭を知らなかった私には飾りとしか思えなかったが、手に取った鉢は不思議に満ちており飽きさせない。それゆえ、よく咲く、丈夫で育てやすい蘭を小学生に与えれば、少なからぬ人数が蘭にはまると思える。ノビル系デンドロの苗を小学校に寄付している蘭屋さんもある。

作戦としては、デンファレの苗がよいと考えた。蘭の中では比較的勝負が早いからである。4月の春の蘭展で500円ほどで手に入るものだが、数がそろえばもっと安く手に入るのではないだろうか。5月に新芽の出た苗を小学生に配る。2号鉢で、ビニールポットに入った苗をミズゴケで固めに2.5号鉢に植え替える。新芽を鉢の中央にもってくるのがコツだ。1週間教室内のランドセル置き場においておく。吊り下げ具もつくる。暖かい時期に校庭の日当たりのよい場所につるすとよい。2週間ほどして、早速玉肥を与える。6月面白いほど新芽が伸びてくる。7月玉肥を取り替える。さらに驚くほど伸びる。8月品種によっては小さい鉢に10倍の高さまで伸びて子供らは目を見張るだろう。そのころには花芽が出てくる。9月にはつぼみが見えてきて、咲く株もでてくる。最初は小さくてさえない花にみえるがだんだんその魅力に気がつくだろう。鉢は不安定で立たないものが多いので、工作の時間鉢を支える入れ物を作る時間を持つとよいとおもう。いよいよ開花となり、家にもって帰ることになる。家族に喜ばれるだろう。おかあさんは「うわ、蘭じゃない。私らのころは朝顔だったのに、最近の学校はすすんでるねえ。でもまあ結構いい花じゃない」といってくれるのではないだろうか。10月満開になり子供は得意満面である。家族もデンファレの魅力にはまってしまっていることもありうる。

前にも書いたような気がするなあ。小学校でやるのならバルブがあまりにも大きくなりすぎず、複数の花茎が出て、色や柄がいろいろあって面白いビギバム系のデンファレがよいのではないだろうか。

しかし大きなシェアを占め、実績のある朝顔の牙城にどこまでくいこめるだろうか。朝顔は育てやすく、花も大きい。しかし花を観賞する時間が短い。朝の一時、せいぜい30秒みるだけという弱点がある。だが、デンファレは9月に咲けば12月まで、子供の机の上、リビングにおいてずーっと見られる。朝顔の鉢が冷たく庭に転がっている冬、まだ咲いているデンファレを手にした小学生は、先生の「大事に育てれば、来年はもっと花が増えますよ。その先何年でもずっと楽しめます」という言葉に期待して、鉢を手に野望をたくましくしているのである。1月、級友の「おれんとこまだ咲いてるぜ」という報告に「うげ、なんちゅう花じゃ」と驚く子供も多いのではないだろうか。観察していると、1輪が130日間咲いていたということもあり、脅威の記録が続々と誕生するのではないだろうか。そういう楽しみがある。

子供だから志半ばにして花茎を折っちゃう、ということはある。大変残念な出来事だ。朝顔ではまずおきない事故だろう。しかし鉢が小さいので、小さい面積でたくさん育てることが出来る。先生はそういう子供のためにバックアップを1トレイに10鉢は育てておくことが出来る。多くの子供らが結果を出して満足したころ、余剰な鉢は子供らにあげるといえば喜んでもらってくれるだろう。ただ、先生自身が蘭にはまってしまう危険性はある。

ビギバム系は冬の寒さに強いという。寒い時期の水のやりすぎには弱いが、週に一度暖かい日にたっぷりと与え、できるだけあたたかいところで管理すれば簡単に冬越しが出来る。暖かいマンションなどでは冬でも新芽が出て旺盛に生育する。

子供らは最近ムシキングなるものにはまっているそうである。これがゲーム王だったり、ポケモンだったり、いろいろだ。それぞれ安くはない。だが、デンファレは10万種の交配種がある。見切り品は数百円である。はまるとコワイ。だが、世話の必要なデンファレにどこまでもはまり込むことは困難である。これだけはまっている私ですら13株5730円を保有しているだけである。子供が園芸を趣味のひとつとして持つのは悪くないとおもうのだけれどどうだろうか。

息子がサボテン「金鯱Echinocactus grusonii」を育てている。広島市植物公園にて学芸員さんに種をもらってそれを育て、2年目に直径7mmになっている。ぱっと見がさえない花が咲くまで60年かかるようなことを聞いた。また、はつか大根を栽培して1個20円で家庭に納入して小遣いを稼いでいる。はんだづけとLEDが好きで、碁が強い小学5年生であった。

 

今夜は比較的時間があったので長く書いていた。しかし蘭をやる人間様にはそれぞれの実生活がある。現実から抜け出すことを「現を抜かす」と書くのだろうが、それぞれに昨今はキビシイ現実がある。そういう蘭をやるキビシイ現実に立ち向かう人間様を考察したかったのだが、楽しい小学生の蘭栽培に逃げてしまった。また後日である。

 

12月13日(火)

 またまた出張である。やってきたのは標高300mの山の中。遠くの峰が雪化粧している。連日-4℃の最低気温である。昨年はこれほど寒くはなかった。

 そろそろ今年も終わりである。来年何をしようか、などとおもう。来年こそは枯らさない一年に、とおもったところで春にたくさん枯れそうで困る。来年は増やさない、といったところでついついつかんでしまうのだろう。まあおとなしくやる。2004年の蘭栽培は好景気だったが、2005年は調整局面に入り、下半期は「出口の見えない低迷」という雰囲気である。これから蘭を始める初心者のみなさんは私のように集めすぎに注意していただきたいとおもう。

では、いくらぐらいが適正な鉢数なのだろうか?。かつて蘭栽培が楽しくて仕方がなかった時期は、50から200鉢の間の時代ではなかったかとおもう。もう蘭ほしくて仕様がないのである。だから、初心者によせ、といったところで聞く耳もちゃしないとおもうが、あらかじめ制限は必要である。

制限の根拠はなにか。加温できる日光の入る場所の面積だろうか。わかりやすいのはワーディアンケースである。でもワーディアンケースがいくつもあっても水遣りが大変だ。200鉢もあると水遣りで腰が痛くなるほどである。たっぷり2時間は水遣りばかりしている。100鉢で1時間か。また、ケースで制限しても、株が大きくなるので将来あふれて往生する。

蘭がこれほどこころを捕らえた理由は、変化が激しいからだろうか。種種雑多な蘭があったばっかりに年中のべつまくなしに開花し、手入れもさまざまで実に刺激的だった。まあなんのかんの書いたが、選び抜いたいろいろな属の100鉢があれば楽しい蘭生活が長く続くのではないだろうか。なんにしても人それぞれではある。反省としては、「1度に10鉢も買うな」ということだろうか。指名手配の品種でなければ1鉢だけにすればよかったのではないか。

指名手配品種というのは、本やネットなどで十分な情報を見ており「これ欲しかったのよねえ」といって探していたような品種である。こういうものだけを手に入れていれば、「手に入れすぎて手入れが行き届かず咲かずに枯れる」という最悪の事故は防げるのだろうとおもう。

 

12月12日(月)

 シルホペタラム・ルイスサンダーに花芽が出てきた。かつては出た花芽はよっぽどのことがない限り咲くものという自信があったのであるが、最近はしけるんじゃないかという不安のほうが大きい。まあ人間強いときもあれば弱いときもある。このサイトだけが調子が悪いというわけでもないようで、たまに覗きに行くサイトの多くが休止状態で寂しい昨今である。

 

 それにしても寒い。数日前に降った雪が山から消えない。リビングの棚は、ファンをまわし、電球2個に蛍光灯1本を増設した。越冬ケースが18度というのが変だ。熱電対(温度センサの一種、異なる2種類の金属を接合し、ある温度での電子の居心地の差を電位差として測定し、温度を計測する)が変なところにあたっているのだろうか。

 

12月11日(日)

 子供と大阪に出かけたのであるが、特段面白いこともなく帰ってきた。

ものすごく寒い一日だった。その割には越冬ケースの温度が例年よりも高い。かつて霜でバリバリの朝には9℃まで下がっていたという記憶があるが、今年は14℃程度のようである。窓に張ったビニールが効いたのだろうか。行方不明の最高最低温度計を見つけ出して計ってみる必要はある。

 行方不明だったファンと加温電灯、温度調節器がみつかった。これを取り付けて冬支度は完了である。

 

12月10日(土)

 天気がよく、気温も高かったので全部出して水遣りをしていた。仲居さんのようにトレイを抱えてかがんだり立ったり運んだりを繰り返して腰が痛くなった。

 宝塚園芸サービスにて目をつけていたマスデバリア三種がまだ花もしっかりした状態でそれぞれ200円ででていた。ううう、なんということか。しかし棚はいっぱいだし、いろいろ調子の悪い株もあり、すまんすまんと思っているところなので今日のところは手が出なかった。

 

12月9日(金)

 トップページのバンダは実は前編で、このあと後編がある。おなじ花の写真が前編8枚、後編6枚というしつこさである。後編が効く。

 トップページの下のほうに好きなだけ画像を貼り付けるようになってかなりたつ。最近気がついたのだけれど、貼り付けてある画像はそれをみた人が保存しておけないようだ。そういういけずをするつもりはなかったのだけれど、結果的にそういうことになってしまっているらしい。

 蘭・自・慢というのは、ある種蘭のカタログみたいになっていて、これをみれば好みの蘭を見つけやすいし、情報へのアクセスが容易である。思えばこれが本HPのある到達点かもしれない。

 夜になってさらに自分のホームページから画像を取り出す検討を行った。右クリックすると「すべて選択」という項目が出てくる。これをえらんで再度右クリックすると「コピー」という項目が現れる。コピーしたものをワードなどを開いて文書ファイルに貼り付けるとトップページやら「蘭・自・慢」の画像などをすべて取ってこられることがわかった。これにより定期的にトップページを保存しておけるということがわかった。トップページの場合わずか400kB、「蘭・自・慢」は2.5MBであった。

 パソコンが立ち上がるまでの時間蘭の本をぱらぱらとやっていたらBc. Maikai ‘Mayumi’ は「非常に強健な冬咲き種」と紹介されていた。しかしながら我が家では7月にも大変すばらしい開花をしている。今のつぼみが咲いて3回目の開花になる。

 Lhta. oerstediiのつぼみが現れ始めた。これもよく咲いてくれる。

 

12月8日(木)ホザキヒトツバラン開花

 「狂い咲き人妻蘭」じゃない、ホザキヒトツバランことデンドロキラム・フォルモサナムが開花した。「狂い咲き人妻蘭」で思い出したが菊池寛著「真珠夫人」の表紙は蕗屋虹路のええかんじの美人画で、まだ読んでいないのだけれど、ちょっと期待しちゃうわけである。しかしよく見るとこの絵にはデンドロビウムが描いてあるのだ。「ええ花やんけ」と思った。フォーミディブルみたいなバルブである。のどが紫で花の周辺が桜色、と言ったってこんな花はみたことがない。

 春にいただいたC. schroederae 'Carlos Arango×Popayan'の枯れたシースに影が見える。これはひょっとしてつぼみが出るのだろうか。おなじくいただいたC. maxima 'Yamadori' も見事に咲いてくれたので、ひょっとして原種カトレアというのは咲きやすいのだろうか。C. trianae 'Mooreana' FCC/RHSは咲きにくいという記述を良く見る。この株は固体が登録されて100年になるという記述も見た。道理でやたらめったらみかけるわけである。じわじわ原種カトレアが増えつつある。

 カトレアの活動が活発化しつつある。Pot. Haw Yuan Goldのシースに影が見える。Bc. Maikai ‘Mayumi’にはつぼみが5つ。ディアレリア・ミゾグチ ‘プリンセスキコ‘に花茎2本。

 ひそかにつぼみを出していたステレオキラス・ダァテンシス がひそかにしけてしまった。

 ゴンベッサ師匠にいただいたデンドロビウム・ポルカオレンジタワーはノビル系だとおもって耐寒性があるのだろうという扱いをしていたら葉が凍ってしまったのかだらんとたれてしまった。あらー。

 今朝は天気がよかったのでシンビジウムを出して出かけたが、気温の記録を見るとその時間はマイナス4度だったそうな。あーあ。こういうボンミスがつづくなあ。誤って1000分の一を入力したとか、1株61万円の売り発注が、61万株1円の売りで株価300円下がったなどという報道をみた。300円も下がったら小遣い稼ぎの株ゲーマーは結構すったんじゃないか。1200億円の損失?。フェイルセイフって言葉知ってる?人間のミスを大きく拡大するITの怖さというか。「入力一発人生終了」じゃいかんだろうに。ところで本日通勤中に後ろから、でででででで、という音がして背中をぐいと引っ張られた。振り返ってみると、ええ感じのおねえさんがしりもちをついていた。「だいじょうぶですか?、立てますか?」と聞けば大丈夫といっていたような。なんだか最近いろいろあぶなっかしい。

 

12月7日(水)

 久しぶりの水遣りである。水切り籠を使った室内水やりである。風呂の残り湯をバケツに汲んできてHB101を数滴たらしこんで水差しで鉢に流し込んでやる。4回くらいウオータースペースをいっぱいにしてやり、水を切ってから棚に戻す。これを100鉢くらい1時間半かけてやった。重労働であるが、楽しみでもある。しかしどうも調子が悪い鉢が多い。はっきり下手になったなあ、と自覚している。最近下手なドライバーが増えてよく血たらして道端でうなってる方々が多いなあ、と思うがなんやかんや下手になっているのが最近のご時世ではないだろうか。

 カトレアの開花に失敗した。半開きでとまっている。乾燥だろう。ライトをつけたらファンをまわすべきだったか。水遣りが遅れたためか。下手になったなあ。

 このところ反省としては蘭の立場に立ってものを考えていないと思う。「めんどい・・・」と思っているのだ。「貴様それでも蘭愛好家かぁ!」「わかったよぉ、やりゃあいいんだろ」「こころがこもっていないっ!」「はいはい」という葛藤が頭の中にあるわけよ。「いそがしい」というのはなぜかすごくかっこわりいなあ、と思っているので言わずにいた。あのせりふを吐くとなんというか、「へっ、おれの能力なんてこんなもんよ」的なあきらめが漂ってすこし悲しい。「力及ばず」とは言う。だが、本当は「あそこであの手を打っておけば。あそこで臆さなければ、くくく、己に負けた」というのが正しい。そうしてみると「いそがしい」にはまだ攻めの姿勢があっていいか、などと思う。100敗した1年であった。蘭には迷惑をかけた。負けていると思考が己中心になって蘭への配慮が低下するのである。勝つ方法を模索してこれまた目の前の蘭への関心が低下している。

 

 「いただいたオンシジウムが枯れそうです。カトレアも枯らしてしまいました。どうしたもんでしょう」という内容のお便りをいただいた。これまで行った扱いがわからないのでコメントが難しいわねえ。「砂糖入りの紅茶がいいかもとおもってあげました」とかいうならわかりやすいんだけど、まあそんなことはしとらんよねえ。そういう想像をするからどういうことをしたか書いて欲しいものである。診断ポイントを列記する。点検していただきたい。

        広くゆったりした安定感十分の鉢に植え替えた

うっかり40度以上にした

         おっことして折った

         葉やバルブを好みで切った

        直射日光と高温で葉やけを経験した

        5度以下を何度も経験させた

        水を10日やらなかった

         濃い肥料を与えた

         水を毎日これでもかとやりすぎた

         ずっと日陰だった

        柔軟仕上げ剤が倒れて鉢にこぼれた

         いいようなことを聞いてビールを与えた

         車に置いたままパチンコにゆき炎天下の車内でぐったりとなった

  この最後のやつはパチンコじゃないけれどやった覚えがある。葉と花がみんな落ちてしまった。何とか復活してくれたけれどあれはかわいそうだった。

 

12月6日(火)

 V. Sansai Blue もいいが、Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateLyc.Sunrise x Macama がきれいに咲いている。デンファレも7株が開花しており、ほかLyc. Jim Riopelleやオンシジウム2株など花盛りの季節である。

 

 リビングの棚は昨夜から90W電球での加温を開始した。いつも思うのは15度を保てたらなあ、ということであった。11度でもいいんだけど。つい8度くらいまで下がってしまうといろいろ弱るし生育の鈍るものが出る。

例のマンションは保温のほうはどうなのだろうか。材料費をケチってあるということは、外への熱の放散が大きくて案外通常のマンションよりも寒いかもしれない。ということは上空から赤外線スコープでみればケチりマンションは赤外線で煌々と輝いているかもしれない。本件についてはまったくお気の毒で言葉もない。

マンションでいいなと思うのは15度が保てるということである。うちで弱っている高温モノは楽勝だろう。胡蝶蘭のものすごく大きなものが作れるなあと思う。大きなツヤのある葉っぱにはあこがれる。ああいう葉っぱを作ってみたい。シレリアナなどは50cmくらいの葉っぱになり、50以上の花がつくだろう。ええなあ。パフィオもええ感じにさいてくれるだろう。ただ、夏場日光がとりにくいのでデンファレ、カトレアなどは苦戦を余儀なくされそうな気がする。

 

昨日のアリか蜘蛛かという生物は、今朝のみ終わったコーヒーカップのコーヒーをなめていてらりってしまい、コーヒーの滴におっこちてもがいているところを鉛筆で助け出した。触覚のように動かしていたものはよくみるとアンヨで、こりゃ蜘蛛だなあ、とお里が知れた。「アリグモ」という名前だろうと検索してみるとかかる(昨夜はクモアリで検索してしまった)。そのものずばりのアリに擬態した蜘蛛だった。アリになりすましてえさになる昆虫に近づき、捕まえて食べてしまうらしい。大変面白い生き物であった。なつかれているのかちょくちょくみかけるのがうれしい。

 

12月5日(月)

 リビングの棚のビニールまきを日曜の夜からやっていた。窓の半面をビニールで覆う。棚にもビニールをかけておいた。

 たくさん咲いてくれてありがたいのであるが、このところ調子のよくないものが多い。2004年ごろの「原種拡大いけいけどんどん路線」のつけが回ってきたものとみている。当時は空前の開花ラッシュで自信過剰となり、「なんでも咲くぞ、なんでもこい、いくぞ、買うぞ」とまことに景気がよかった。本来行うべき事前の購入検討もなく、安い、面白い、きれい、で手当たり次第に買っていた時期があったのである。今回不調になったシンビジウム・エレガンスにしても、栽培方法や栽培経験者の情報をネットで集めることも出来ていない。では本来どういう手続きを踏むべきであったかを振り返っておく。

 まず、種を認識して、その特徴、データとして残したい点などを頭に思い描いておく。欲しい種として認識しておき、この時点で栽培可能かどうか簡単な判定をしておく必要がある。

 近場の園芸店で欲しい種を見かけた場合、値段が下がるまで3週間もその種の美点をじっくり検討してから、ぐぐぐっと下がった値段で購入しているのである。Pleione maculateやはそのようにして購入した。

 C. trianae 'Mooreana' FCC/RHSなどは固体名指定の指名手配だった。これについては気合が入っている。

 しかし昨年の原種購入はよくわからずに買っているものが多い。いまでもよく調べがついていない。「この種のことを知っているのか?」と己に問えば勉強が足りないと認めざるを得ない。原種はある環境に適応した種で、その範囲が狭いものが少なからずある。「デンドロ」「シンビジウム」いうと耐寒性のあるものと思いがちだが、高温性で水が好きというものだって原種にはざらにあるから、普通にみかける蘭あつかいしているとまったく検討はずれということはある。高温性のくせに直射日光がだめでそれでいながら涼しいのが好き、とか、夏すずしいところはだめ、というようなものがいるのを最近感じる。デンファレは夏場涼しい我が家では生育があまりよくないようだ。かようにデンドロ類も夏冷涼日陰から夏高温多湿直射日光、冬15度多湿から3℃乾燥までさまざまである。情報、準備、判断が必要だった。枯れそうなものは3つともおろそかだった。

 近所の園芸店には環境要求の厳しい原種はそうそう現れないと思ってはいる。じっくり考える時間があるし、値段も安く、品物も悪くない。

原種買いをするには少々準備と勉強が必要と思い知ったのであるが、この枯死を無駄にしないためには出来るだけ記録をとって情報を残すことが必要かと思う。

 

本日蘭を置いている机に変なアリがいた。蘭の鉢についてきたものとみえる。動きがたいそう機敏で、反応が速く、手が近づくと構える。目がいいのだろう。ぴょんと飛ぶこともある。極めつけは、しりから糸をたらして高いところから降りることも出来るし、糸を手繰って登ることもする。そんなアリは生まれてこのかた見たこともないからとっつかまえて観察してもしてみた。頭、胸、腹がはっきりしており、足は6本、触覚が2本、どうみてもアリだ。しかし蜘蛛が徹底的に擬態している可能性はある。眼もみたが蜘蛛の様ではない。離してやると、いつまでも机の上をうろうろ歩き回っている。同僚にこんな変なアリがいると2人ほどみてもらった。

 

Den. Jacqueline Thomas x bigibbumの古バルブが根元から枯れていてこれが折れてついていた高芽がとれてしまった。これはこれで好きな人もいるだろうから大事に育てよう。

 

12月4日(日)ビニール巻き、プレイオネ・マクラタ購入

 家族の用事で運転手として振り回されつつ、立ち寄ったロイヤルホームセンターで目をつけていた「ヒマラヤトキソウ」789円の花終わりが200円で出ていた。しおれた花が3つばかりついていたものをつかんだ。

Pleione maculate プレイオネ・マクラタ

 2005年12月4日 ロイヤルホームセンターにて200円で購入

 ブータン、シッキム、アッサム、ビルマ、タイ、中国南部の標高1500-2500mに分布する。サーカスのテントのような形をしたバルブをもち、基部から花芽が出て秋に開花する。クール系のプレイオネとみた。花の出たところから新芽が育ってゆくのであろう。ついていたラベルに学名が印刷されているのがありがたい。安いがばくちではある。

 

 本日は一段と寒く、雨模様だったのがみぞれ混じりになってきた。こりゃ大変と越冬棚から蘭を追い出し、うんしょともちあげて窓際から移動してビニールまきにかかった。

 ビニールは農協の透明マルチである。昨年買ったので2年目である。使ってみるとまだまだあるので来年も大丈夫だ。

 今年は窓にも張ってみる。窓と室内の空気の接触を絶つ。それから棚に縦に巻き、横に巻きして窓から見ると3重のビニール隔壁になっている。隙間をガムテープで塞いで出来上がりだ。温度調節器をとりつけ、加温電気毛布、蛍光灯2つ、内部ファン、排気ファンをつなぎ、チェックした。

 蘭に水をやり、棚に並べるがなかなかうまく収まらない。3段の棚は下段を無加温とし、中段、上段を加温して蛍光灯で照らす構成である。

 寒がりらしいシンビジウム・エレガンスの新芽が2つともナンプでやられてしまっていた。どうもこのところ後手に回る。この株はかなり加温が必要と見たが、こう毎回新芽があかんようになると現時点では栽培困難である。

 

12月3日(土)Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicate

 本日は寒さでなにも出来なかったなあ。

 Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateおよびBarkeria skinneriが開花した(No.127,新規52)。バーケリア スキンネリは今年は咲いてくれないのではとあきらめていたがなぜかにょろにょろと花茎が出てきて開花してくれた。レリオカトレア アロハケース×インターメディアvarデリカタはつぼみ5つの強烈な開花になりそうである。この株には歴史があり、14回目の開花になる。どちらも毎年律儀に開花してくれる。

 

12月2日(金)

 そろそろ棚にビニールを張り、加温設備、ファンを出す時期になった。明日からかかろう。

 ゴンベッサ蘭の登録作業

 Coel. trinervis : 花のアップ 

 L. perrinii var coerulea :

 C. bowringiana ‘Black Prince’ :

Aerangis modesta : 花のアップ

Bulb. flavescens :

Stanhopea insignis flava :

Stenocoryne secunda : 花のアップ

Psychopsis papilio :

Den. griffithianum : 花のアップ

 

12月1日(木)

 トップページのバンダの写真がやたら効く。ええなあ、と思う。花はまた咲いてくれるだろうが、写真を撮る機会はこれで最後である。その機会をつかまえてよくぞとれたと思う。ええもんみせていただいてありがとうと株に感謝する。

 家のバンダがまたすごい。写真が今回最高の出来である。残した写真は20枚を越えている。もちろん素人の独りよがりである。

 

Epi. rondoniensis:掲載忘れ。

 

11月30日(水)

 風邪らしい症状はすっぱりぬけて助かったが、本日はDen. Pramortの鉢を落っことしてしまい花茎を一本折ってしまった。おいおいおいおい、どうしたんだぁ。なにやら最近用心がたりないと言うか、一本抜けているというか、さっぱり調子が出ない。最近の落ち目ぶりといったらないが、そういうこっちの事情で蘭に迷惑をかけるというのも情けない。今日はがっくりきた。

 

 シンビジウム・レディージュエルの花芽からつぼみがせり上がってきた。

 そういえばDen. ? 'Takarazuka Red'は出向先で終了して帰ってきた。

 本日Lyc.Sunrise x Macamaの2号つぼみが開花した。3号、4号がつづいている。

 デンドロビウム mini竹本に花芽が出ている。

 来月はなにが咲くのか。Dial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGA、Barkeria skinneriLc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicate、などあまり多くはないような気がする。

 

11月29日(火)

 風邪が流行っているようである。だるい、通じがよい、頭が痛い、においに敏感になるなど不快な症状がでる。こういうときに悪い知らせが届く。人に差し上げたバンダの花茎がぼっきり、というお話であった。トップページに誇らしげに咲いているバンダである。もらい手はえらくすまなそうな様子で、実にお気の毒という他はない。

だが、こういうことはべつに珍しいことではなく、私ははじめて手に入れた花つきバンダをおっことして、7輪中5輪を吹っ飛ばしてしまった経験がある。2001年12月13日のできごとであった。いま玄妙に咲いているは購入当初もすばらしかった。それを落としてしまったという記述が実に淡々としているのが妙ではある。当時は「分不相応であったか」という気持ちだった。だが、バンダのすごさはそこから7回開花し、その都度素晴らしい花を見せてくれたことである。株がしっかりしていれば花はまた見られる。がっかりするどころか、ますますその良さに魅せられてしまうのである。

バンダの妙なところは、開花当初は花がたいへんしょぼくてがっかりさせられることである。なんだ、こんなに小さくてさえない色をした花か、と咲くたびに毎回思うのである。だが、次第に大きくなり、開花時の3倍にもなる。色も透過する光が冴えて凄絶な美しさに変化するのである。開花後2週間ほどもかけてバンダは最高の状態に達する。その見頃は2週間以上続く。鑑賞期間は40日ほどにもなる。

 

11月28日(月)Onc. ornithoryncam x flexosum開花

 本日やっと球根花壇の西側が完了し、植え付けはほぼ80%完了した。 

 Onc. ornithoryncam x flexosum が開花した(No.125,新規52)。花茎を一本折ってしまったのが残念だが、つぼみがたれてくるうえ、開花までやたらと待たされるので、花茎を丁寧に扱う期間が長いのが難儀である。

 カンランがちいさな花1つでよく香っている。

 

神戸蘭友会報告第二屋:新規原種画像。

C.dowiana ‘Blumen Insel’:滅多にお目にかかれないようです。

Cal.elemerii var alba :

Gomesa laxiflora :

Lrubescens var alba :

C. walkeriana var coerulea San Gabriel :

Aerangis biloba :

Denrigidum :

Oncmimeticum var flavidum Radames:

C. trianae var tipo Clord:

C. maxima var concolor Tsubota 

 

1127Onc. Magic 'Hildas' に花芽

 Onc. Magic 'Hildas' に花芽が出た。

 日よりも良いので庭に展開した。

 

 神戸蘭友会で得た新規品種画像情報である。データベースの参照が簡便なので新規データがすぐにわかり、登録作業が楽だ。

 Bc. Rolling Thander ‘El Toro’

 Blc. Sweet Room ‘Rie’

 Blc. Toshie Aoki ‘Pokai’ :音に聞こえた名花

 C. Potia Coerulea ‘Takagi’

 Lc. Puppy Love ‘TrueBeauty’ :これも有名株でいままで画像がなかった。

Blc. Longriver Conpton ‘GoldenStar’

  Blc. Yen Surprise ‘Linda’

  Lc. Pirate King ‘Crimson Glory’

Slc. First Dream ‘Maetsu’

C. Green Emerald ‘Queue’

Lc. Dinard ‘BlueHeaven’

Bl. (B. Tetralip X L. purpurata)

Lc. Stephen Oliver Fouraker ‘Elmhurst’ ::

Lc. Sensational Value ‘Green Dragon’

Blc. Empress Worsely ‘Roman Holiday’

Blc. Keowee ‘Mendenhall’

Slc. Red Magic

Slc. Love Castle ‘Kurenai’

Bc. Binosa ‘Lyna’

Blc. Lois Mcneil ‘Vi-Blue Hawaii’

Blc. Memoria Crispin Rosales JunYuan

Lyc. Wyuna Narelle x Roolena :

 

1126神戸蘭友会蘭展

 真冬にプルプラータ、フー。そういう気分のトップページである。本日は連日の氷点下ではあるが、日中はよい日和だったので総出しをして水やりをした。このプルプラータは2003年11月22日須磨離宮公園ラン展神戸洋蘭会にて800円で購入したものである。このほか、ワルケ、マキシマ、スキンネリと購入している。この花を見ているとなんだか開催中の神戸蘭友会蘭展に行かねばならないような気がしてくるじゃないの。

 

 本日は、家族でわっと須磨離宮恩賜公園に行って来た。途中またしても高速を出て迷った。分岐からすぐの出口を出て左と覚えておこう(前回は右へいって迷った)。私は神戸蘭友会の蘭展見物である。ネット上の蘭関係者をさがすが見あたらないようだ。今回はトップページに速報掲載したように毎度のことながら見事なカトレアの数々がみられた。ん!?パフィオはほとんど見かけなかったが。なに、2株だと?。どうなっているのだ。本日の画像の出来高は66株であった。

 

 分け株売り場ではさして欲しいものもなく安いものを物色していた。原種カトレアや交配種のカトレアの分け株が多数売られており、ワルケは300円のものを2株みた。500円のかみさんの好きな「濃い赤」Blcの鉢がいい感じで、これをつかんだ。原種カトレアというとsetsu氏のところで開花しているトリアネーなんか欲しいなぁ、等と思っていたのである。どれも2000円ほどするものばかりだ。トリアネーをやるとなれば練習で500円くらいのか、少々高くても音に聞こえたC. trianae 'Mooreana' FCC/RHSあたりをやってみたいなー、とこのところ考えていたのである。まあ小さな株ですら2000円をくだらず、まだまだトリアネーの人気は高い、こりゃ当分無理か、とおもっていたらまさにそのC. trianae 'Mooreana' FCC/RHSが目の前に現れた。しかも1000円。手にしていたBlcを放り出してこれをつかんだ。超有名で今日どこの蘭展でも3株は展示してあるためさしもの銘株も値崩れしてしまったのだろう。

C. trianae 'Mooreana' FCC/RHS カトレア・トリアネー‘ムーレアナ’FCC/RHS

2005年11月26日 神戸蘭友会 1000円

 

変な計算をする。この受賞株の分け株を100万円で買ってだれか日本に1980年頃持ち込んだとしよう。2年で2倍に増えると仮定する。1982年には2倍になり原価が50万円になったとする。1984年には4倍25万円、1986年には8倍12万5000円と計算してゆく。面倒なのでエクセルを使う。すると2000年くらいに1024株で原価約1000円になる。20年で1000倍、2006年には8000倍と増える可能性がある。まあどれだけ増えようとも見てみたい花であることは間違いない。現在は5つバルブがあり、2年後の2008年の開花を目標に育てるのであった。

 

ニュース速報:蘭友からのメールで、「今度の神戸蘭展はないんだって」「えええええ、なんでぇ」という事態になっているそうだ。おいおい、大阪の次は神戸か。大丈夫か関西は。

蘭友氏によると、下げていたバンダを何者かに持ち去られたそうである。もっていってうれしいかしらんが、私などは後の恨みがこわいねえ。盗みってのはすごいリスクだ。売価たかだか2000円のバンダをもっていってばれたら社会的信用を失うから、職場に聞こえようものならリストラリストの筆頭に書かれて大損だ。それに、そういう行為はものすごく恨まれるから、十二指腸潰瘍になったりとか、糖尿になったりして目がつぶれて、足腰が立たなくなるような罰が当たるように思う。そういう迷信で脅してる訳じゃないのだけれど(脅してるか(^^;)私が祟る、おらおらおらぁ、まずは貴様の膵臓からじゃぁ、くされたランゲルハンス島がみえるわっ)。病気になったら通院ごとに1000円と3割負担の医療費がかかるとすりゃすごい金額だぞ。

人のものをしっけいしてゆくような人間だから当然ええかげんな生活をしておるわけで、その後の生活は気の毒なほど惨めにおちぶれて、ある日新聞が一杯たまっているからまずいとおもってにおいを嗅いでみるともうもうえらい悪臭で、死後3ヶ月、なんちゅうことになってしまうんでないの。布団の外に転がって、ウジ虫だらけで、両手をうえに突き出し、畳にシミを作りながら眼窩をおちくぼませて、口を開いた状態で見つかるわけよ。そうなる前にだれも助けてくれないわけよ。助けて欲しいとすらいえなくなる。

心を入れ替えて夜中にこっそり返して置いた方がいい。それで生活変わるんでないかい。早朝は蘭が痛むから、夜10時くらいに門にかけて手袋してピンポンダッシュでもしてね。そうすればすべて丸く収まる。ほしけりゃわしのをやる(いつかね)。わるいことはいわんから返せ。それで救われる。あの相生の大根をとっていったやつも返しに来たそうじゃないの(あのときもむちゃくちゃ書いたわなあ。また書くぞ)。あの上の部分だけあればうちの息子なら花を咲かせて種がとれる。

 

11月25日(金)

 ここ数日ネットでみた最低気温は氷点下だった。たしかに霜は降りている。だが屋外のデンドロは凍った様子がない。凍ったらアウトだ。何とか凍らずにいてくれたようだ。これはたぶんモル凝固点降下というやつじゃないか。平たく言えばなにかしらとけ込んでいる液体は凝固点が下がるというやつである。また、ガラス板に挟んだ水は凝固点が下がる。マイナス70℃まで凍らないというような記述を読んだことがある。つまり水分子が固体との相互作用で氷の結晶をつくりにくくなり、凝固点が下がるという現象である。植物の細胞にある水はそんな風に凍りにくいのではないか。そんなわけで氷点下でも凍らなかったのでは、などと想像する。別に家からの輻射熱によりデンドロの位置では氷点下を免れていた、という説もある。まあ何にしてもよかった。本日は用心して玄関に取り込もう。

 

 なんやかんやで1週間水やりをしていない。最近蘭にたいする思いやりが低下しているのか、水曜日あたりに水やりをするところをやりそびれているのだった。月曜から木曜まで居なかったんだからあたりまえか。昨夜はぶっ倒れていたし。明日はしっかり手入れをしよう。

 バンダというのは水やりという点で他の蘭に比べて楽なのではないか。なにしろ霧吹きでしゅっしゅでおわりだ。鉢を運んで水をやって、水を切ってから棚に戻す、という作業がない。置き場所も暖かそうなところに下げておくだけじゃないか。暖かい環境なら年2回は律儀に咲いてくれる。今咲いているバンダは数えてみると7回目の開花だ。蘭をやるならバンダは育ててみなくっちゃ。

 当サイトでは、なんやかんやとやってみたいことはたくさんあるのだが、そうは問屋がおろさないのが人生というものである。若い頃は何でも出来ると思っているし、やる気もあるのだが、実のところ何にもしていなかったなあ、と思う。やりたいことの間でふらふらしているとなんにもできない。職場に立派な仕事をする人が多くいるということがみえるようになってきた。すごい人がいる。あのように能力を高めるにはどうやるのだろう、と考えることが多い。集中と、継続、逃げないこと、途中で手を抜かないこと、など己の弱点は多い。蘭をするにしてもよい仕事をしたい、などと思う。

 

11月24日(木)カンラン開花

 夜勤の出張からへろへろになって帰ってきた。この年になって32時間ぶっつづけで仕事をする羽目になるとは。長年通勤をしてはじめてバスで寝過ごして1kmほど山奥に連れていかれてしまった。

 食後リビングで丸太のように転がって寝ていた。起きるとみかんをむさぼり食っていた。10個は食べたろうか。強烈なうまさである。今年のみかんはすごい。

久しぶりに蘭を見るような気がする。おおおお、パープラタがでかい。170mmは我が家最大である。バンダがまた絢爛豪華に満開だ。つぼみ株を買ったカンランはつぼみがぼろぼろおちて最後の一個になっていたものがなんとか落ちずに咲いてくれた。いやあ、ありがたい。Barkeria skinneriのつぼみがくっきりしてきた。Phragmipedium lindleyanumがつぼみ1つつけてしぶとい。デンファレ類は9株も咲いている。

 

本日はNHK趣味の園芸、「デンファレ」「コチョウラン」などの著書で高名なトミーこと富山昌克氏(ブログhttp://blog.goo.ne.jp/stella78/)より掲示板に書き込みを戴いた。氏は、蘭の交配・育種、農園経営、園芸の啓蒙活動、執筆活動等幅広く活躍され、当代を代表する園芸家の一人である。著書には氏が独自に編み出した真新しい園芸技術が記述されているので、手に取ったときに「むむ、これは」と私にしては大変珍しく古本屋ではなくてちゃんと書店で購入しているほどである。人が銭を払って買うような本を書くということはなかなか出来ることではない。日本全国の津々浦々の図書館に氏の本があるのである。すごいことだ。やろうと思ったって出来ることではない。そのような観点から大いに尊敬している。もう少し私も年が若ければ「おお、あのトミー様から掲示板に書き込みが。ははーっ。御尊文を拝し恐悦至極。まあどうしましょう。ああ、お返事になにをかけばいいのっ!」といって舞い上がってしまって往生するところなのだろう。また、氏が出演する趣味の園芸はかかさずビデオにとるとかするとか著書を買い集めるとかするのであろうが、枯れたおっさんになってしまった現時点では自前の蘭の世話で手一杯であった。

それにしても趣味の園芸に「バンダ」が出ないのは解さない。入手機会が極めてまれで、持っている人も少ないから本を出しても売れないと思っているのだろうか。しかし本が出れば市場が出来るのではないか?。その本には当然入手方法を書くだろうに。きょうびバンダはネットで簡単に手にはいるのではないか。本の表紙に素晴らしいバンダの写真でもつけておけば、蘭をやっている人間の多くはあこがれていて必ず手に取る。バンダの潜在需要は高い。

我が家のバンダは今日もすばらしい。差し上げたバンダ5株もぱかすか咲いているようだし、今後バンダをやる人はますます増えるだろう。

 

11月23日(水)

 出張で蘭を目にすることはまったくない。ここは山奥で、コンビニに買い物に出たが蘭をまったく見ることは出来なかった。

 ケータイ蘭のことを書いたところ香川のN氏から「そういうものがあります」というメールをいただいた。どうもありがとうございます。http://store.yahoo.co.jp/junk/r-026-1-021.htmlに紹介されているのだけれど、カプセルに入れたフウランを持って歩くという趣向らしい。なんだかそういう殿様がいたようなことをどこかのHPで見た覚えがある。大名行列の籠にフウランをぶら下げて旅するというものらしい。籠ならいいけれど、クルマのミラーに下げたら高温で3日ともたないので注意が必要である。昨年開花直前のデンドロとダーウィナラを車に積んで田舎に帰ったことがある。また、仕事の出張先でつい手に入れてしまったマスデバリアを机の上に出して仕事をしていたことがある。出張して、会議の席上机の上にパソコンやら書類やらをひろげ、おもむろに「うちのカトレアちゃん、うふ♡」といってかばんの中からカトレアを出しておいて置いたら、ちょっと異様か。しかし職場を花だらけにしているやつはいる。あまり花だらけなのもまずいので同僚、上司の部屋までお花を飾ってさしあげているような人もいる。職場がお祝いにもらった蘭を育てて満開にしてしまったとか。いるいるいる、いるよねえ、いるいる。そういうのはざらにいるからみなさんどんどんやっていいんじゃないですか。はははははははは。

 

昨日の問題と解答:「中心角90度の扇形ABOをBとAOの間の点Cで折って、中心Oを円周と重ねた点をDとする。角度DOBを求めよ」

 答え:60度。辺DO、OB、DBは扇形の半径なので3辺が等しく、正三角形であるため。息子に質問され10分考えてわからず、かみさんに10秒で解かれてしまった。

 

11月22日(火)

 出張で蘭を目にすることはまったくない。ここは山奥で、買い物がてら花屋の前を通り過ぎることすら出来ない。

こういうとき、ケータイの蘭ちゅうもんがあったらどうだろうか、などと思った。カプセルに入れて持ち歩くのである。蘭というのは手をかければ結構枯れることはないので、もって歩いて人肌で温めながら手をかけてやれば結構元気に育つのではないだろうか。2号鉢が入り、固定できるカプセルを開発すれば、どこででも蘭の葉、根、茎、ときに花が目を楽しませてくれるという寸法である。しかしまあ気分だけでまったく実用性がないのでそこまでしようとは思わないのである。

 

 

11月21日(月)初霜

 出張で蘭をめでる時間がとれない。絶好調バンダに霧吹きを頼んで出てきた。

 

 今朝は初霜があって土の上が白くなっていた。デンドロは軒下にあって家からの輻射熱で凍っていないとは思うが、凍ったらアウトである。もうデンドロすら凍結の心配をしなければならないほど寒くなったのである。しかしろくな手当ても出来ないまま家を出た。

 

 そろそろ蘭の棚にビニールを巻かなければならない。ビニールも大きなものはホームセンターなどで買っていたころはかなり高く感じた。一冬1000円どころではなかったと思う。最近は農業用マルチを農協のお店で買う。1本1m幅50m980円だったか。巨大なサランラップみたいなものである。1本で数年使えるように思う。棚は3つあり、3面に張って、片面を開放する。幅170cmの大きな棚は残った面に電気毛布をたらし、さらにビニールをたらす。内部に空気循環ファンと温度が上がりすぎた場合の換気扇2機をいれている。この換気扇はパソコンファンに牛乳パックの煙突を取り付けた、ちょっと人には見せられない雰囲気のものである。煙突の先にはビニールをかぶせ、風が来れば開くが、風が止まると閉じて外気が入らないようにはしてある。温度制御器はPica製で、低温でスイッチの入るコンセントと、高温でスイッチの入るコンセントをもっている。熱源は蛍光灯40W+20W、電気毛布である。こういう設備はワーディアンケースもどきといえるもので、2002年12月8日の日誌に記述があり、今年で3年になる。以後あまり進歩している様子はない。最低気温9度はあいかわらずで、ちょっとパワー不足である。せめて12度に出来ないだろうかと毎年この時期になると考えてしまう。

 一方、小さいケース2つは片面を開放しているため厳密にはワーディアンケースとはいえない。電球で暖めている。電球は1球140円の普通の電球2つでそれぞれのケースを温めている。ファンをずっとまわりっぱなしにしている。昨年は、「閉じ込めケース」ではなくてこの開放ケースで胡蝶蘭の年越しをした。枯れたものも出たが、多くが越冬して元気に育った。

 最低温度15℃さえキープできれば枯れる蘭はまれになり、うはうはぱかすか咲いてくれるだろうにと思う。しかしそれがけっこう困難なのである。

熱量、主として電気代にかかる費用を計算したことがある。毎月3千円ほどになったのではなかったろうか。毎日発泡酒が飲める。タバコが10本も吸える。まあ何事も安くはない。

今年は1℃でも最低温度を高める手を考えたい。目指せ最低温度10℃作戦。開放ケースは夜はファンをとめてビニールをたらすとか。閉じ込めケースは熱を蓄える保温材を置くとか。そりゃそうと、最高最低温度計が行方不明になっているなあ。

 

11月20日(日)

 昨夜開花したSpathoglottis affinisスパソグロッティス アフィニスがいい感じである。リップが錨形というかおもしろい形をしている。

 天気はいいので庭に展開して水をやる。水やりには寒い気候になったので気を遣う。数も多いので結構時間を食う。

 本日は球根植え付け3週目の作業をしていた。おおよそ1平方メートルを耕して植えた数がざっと63個。おもうことが蘭ならいくつ置けるかということである。真っ平らにおいてざっと100鉢はおけるか。実際日の当たる窓辺に置いた棚の底面積1平方メートル分に蘭を立てに積んで100株は置ける。そういう置き方が出来る小さな種類がたくさんある。100株あれば年中どれかしら咲いてくれるだろう。チューリップの開花期間は1株一週間ほどだが、蘭の多くは3週間ほど楽しめ、長いものは3ヶ月にわたるものもある。チューリップは庭に植えた場合目にする時間はあまり多くはないが、蘭は屋内に置くことが多いので眺めている時間が長い。そういう意味では密着型の園芸ということがいえる。やはりチューリップにはチューリップの良さがあるので、どちらもせっせと作業をしている。

 

11月19日(土)Den. Chinsai ‘Miyabi’およびSpathoglottis affinis開花

 Den. Chinsai ‘Miyabi’が開花した(No.123,新規51)。これが咲くと長い。

 バンダを出荷して、ちょっと寂しいか、と思っていたら古株のバンダが凄絶な光を放ちはじめた。薄い色で、まさに蒼天をみるような美しさである。これこれ、いやぁいいねえ。

 レリア・パープラタは過去最大170mmに達した。細身なのでさほど大きいとは感じないのだが、大きいことは大きい。3号鉢なのにかなり大きな株に見える。夏にまともに咲いたらさぞかし立派な株だろう。香りはまだない。ないこともあり得る。

 宝塚園芸サービスで10月29日に見かけた大変香りの良いカトレアをその後も値下がりをねらって待っていた。本日1900円が500円になっていたので購入した(こんなこと書いてええんか)。3株あったので、新芽のあるものを選んだ。ひょっとするとまた咲いてくれるかもしれない。香りはレモンのような甘い香りで、カトレアとしてはあまり経験のない香りで実に強かった。花はしおれていたが幾分香りを感じることが出来る。花は淡い黄色で好みというほどではないので、もう香りだけで買ったようなカトレアである。

カトレア「宝塚香」 

2005年11月17日 宝塚園芸サービス 500円

 化粧鉢からビニールポットがぼっこりはずれた。表面のミズゴケを取り除いてみると3.5号径のバーク植だった。鉢にくらべて株は小さく、おまけに鉢のへりから外に出そうなので植え替えをしたいところだ。実はバークをもっておらず、バーク植の経験も乏しい。バークについては研究課題として残されているので来年春から本格的に取り組みたい。

 「五蘭塾」という札が蘭につけられているのを最近よく目にする。育て方のしおりをつけてくれているのだった。ただ、品種はさっぱりわからない。そのしおりにLittlePrincessだのSilkyQueenだのGoldenDragonだのNanaだのと写真入りで紹介されている花がみえるが、そのどれにも該当しないように見える。しおりには「(有)宮川洋蘭 http://www.livingorchid.com」とある。また値札に「品種名1210103」などとある。これらを手がかりに品種の調査にかかる。

 調査の結果関連情報はなく、結局よくわからなかった。

 夜になってSpathoglottis affinisスパソグロッティス アフィニスが開花した(No.124,新規52)。

 

11月18日(金)

 バンダを出荷して、オンシジウムとリカステを貸し出した。超豪華3株が出払ったあとでもDen. ? 'Hanakoujou'がすごい花をつけはじめた。花がでかい。花茎2本につぼみがたくさんある。これが全部咲いたらすごいだろう。さらに同じく花茎2本につぼみがたくさんあるDen. Pramortが大変いい色を出している。まさにデンファレの季節である。

 レリア・パープラタは葉の間ででろれんと咲いていた。(失敗っぽい開花だが写真でも・・・)と思って鉢を片手に下げていると、かみさんが「きれいな花ねえ」という。かみさんのこのみは傾向としては分かっているつもりだったが、意表をつかれた。写真を撮ってみるとなかなか豪華な雰囲気はある。かつては花がでかいと喜んでいたものだったが、最近はにぶくなってしまって、物差しを当てて140mmもあるのをみて驚く。

 Spathoglottis affinisがまもなく開花である。花を見ることもまれな属ではあるから、少々興味がある。

 Ludisia discolorに花芽らしいものがある。

 花芽が夏にしけたDial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGAに2本の花芽が伸びてきた。今度は慎重に行こう。

 今年はあきらめていたBarkeria skinneriにつぼみが出てきた。葉はもうない。

 Bc. Maikai ‘Mayumi’にも2本目の花茎が出てきた。

 このあたりでBlcジョージキングもマキシマもおわり。

 

11月17日(木)レリア パープラタ開花

 4時起きで出張である。モーレツに寒かった。お勉強をしつつ電車3本を乗り継いで横須賀にやってきた。海が見える。カモメが浮いている。その先に軍艦を見た。なんであんな色に塗っているのであろうか。

仕事の合間に覗いたショッピングモールで下垂性のシンビがけっこうよかったが値段が2000円と安い。さすがダイエーである。

仕事がおわってからも帰り道は延々お勉強をしていた。東京ではとくにこれをしたいという事柄がない。電気屋をみてみたが往年の魅力はない。ただ、あの女子高校生のミニスカートはすごい。こんなに寒いのにああいう格好でいるというのはポリシーがなければでけんやろう。関西も短くなってきたようだが、まだまだ関東にはまける。新地のホステスのねーちゃんかと思うようなおねえさんまでいた。ああでもしないと子孫が絶えると本能的に思っているのか、あれは男にしっかりせい、ということを身体で表現しているように最近は思える。まさに景気回復の原動力といえよう。昨年木更津の女子高校生のミニスカートにびっくりした思い出があるから、横須賀、横浜、川崎、東京、舞浜、千葉、木更津までの長いながい東京湾の海岸線沿いにびっしりとああいうミニスカートが生息しているのかと思うと空恐ろしくなる。いやいや、秋葉原、川口、蕨、大宮、桶川、深谷、本庄、新前橋方面の内陸にも当然分布しているのでは。

家に帰るとレリア パープラタNo.122,新規51)が開花していた。L. purprata var. roxo violetaというお名前である。「えっ、ちょっと早いんじゃない」とおもった。花茎が短く、葉の間で窮屈そうに咲いている。リップが色の濃い青紫であった。けっこうでかいなあ。どこまでちゃんと開いてくれるものであろうか。

宿願のレリア・パープラタの開花であったが、ちょっと時期が悪すぎるような。やたら寒いのである。すまんのう、わざわざさいてもらったのに、というくらい季候が悪い。本来6月ごろ咲くものなのにねえ。

なんのかんのいって3年連続120件以上開花を達成している。つまり3年間ずっと3日に1鉢開花というペースを続けているということである。蘭はいいねえ。今日みたいにびっくりするような開花にも出くわすし。

落っことしたLc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateにまた別のつぼみが出てきたようである。

 

11月16日(水)

 バンダを見た人がケータイで撮影して、その画像を家族に見せたところ、「蘭とはこれほどよいものか、ひとつ育ててみたい」とおっしゃったそうである。へへへへ、そらよろしゅうおまんな。いろいろありまっせ。

写真が欲しいと言われて送ったところ、その知り合いにも配られ、掲示板にも感想が寄せられるほどの強烈な魅力があるようである。ただ、もらってくださる人からの音沙汰がない。電話をしてもつかまらず、見頃なのにおしいなあ、などとおもいつつ明日はこっちが出張である。

 蘭をみて人それぞれに感じるものが相当異なるようである。ざっと50人ほどがかのバンダの現物を見ているし、屋外にある場合は通行人も見ているのだが、寄ってくる人は5人ほどで、あとの方々はどのように感じているのか想像も出来ない。育てた人間とすれば、かつては強烈に魅せられていたが現在は落ち着いたものである。

 著者もおっさんといっていい年齢になると妙に落ち着いてきて、昔は仕事が重なると大騒ぎをしていたのだが、いまでは冷静にぼやきもわめきもせず粛々とこなしている。欲求もすくなく、「遊びたい、食べたい、寝たい、買いたい、欲しい、みたい、聞きたい、どこかゆきたい」などさまざまに強かったものが、「落ち着いて本や文献を読み、仕事をしたり、ものを書きたい」というところに収斂してきた。「枯れた」という雰囲気である。それゆえ蘭の趣味も、欲しいものもなければ、どうしても咲かせてみたい、ということもなく、「枯れないで欲しい」「もらわれてよろこばれればいい」というところまで、「こっちは枯れた」状態である。こういうのは脳内の状態を反映しているのだろうなあ、と思う。一所懸命やって成し難きを成せば「ちょーきもちええ」とばかりに脳内麻薬が出ていい気分になれるわけであろうが、「やっぱり成し難かった」ということがつづくとそういう「ちょーきもちええ」物質は出ないわけで、脳みそもそれなりに「枯れた」状態に慣れてくるわけだろう。そういう枯れた脳が見る蘭は、「わーきれい、すごいすごい」と言ってくださるひととは別に見えているように思われる。また別に、仕事をしすぎてへろへろな状態で見ると「なんて美しいんだろう(ばたっ)」的に強烈にそのすばらしさを感じる刹那がある。こういうのはいいな。

 

11月15日(火)

 Den. ? 'Hanakoujou'は開くと淡いピンク色であった。花をよく眺めた一日だったが、こういう日は得てして書くことがない。

棚の蘭を見るに窮屈そうで気の毒である。毎年こんなに窮屈な思いをさせてきただろうか。例年もうすこし夏の稼ぎでプリプリとした雰囲気があるものなのだが、今年はちょっと生気を感じない。かなり日光稼ぎには心を砕いたはずだし、台風が少なかった分昨年よりも30日は余分に日に当たっているはずなのだが雰囲気は今ひとつである。

 

11月14日(月)Den. ? 'Hanakoujou'開花

 Den. ? 'Hanakoujou'が開花した(No.121,新規50)。もらわれていったDen. ’Miyajima’そっくりのデンファレである。大きさまでそっくりになってきた。これが咲くと長い。

 デンファレもすごいが、V. ? ‘Ikeda’ オンシジウム・ゴワーラムセイ ‘ステラ’ Lyc. Jim Riopelleの3株がほれぼれするほど素晴らしい。オンシジウムは花茎の枝3つを息子に折られて「なんかシャビー」とおもっていたが展開してみると花茎が高い分見応えがある。大変かっこいいオンシジウムである。バンダは過去最高のできである。文句なし。目に入るたびに「おおー」と感嘆している始末である。リカステは花茎7本、花4つ。葉が完璧ならホテルのロビーに置きたいほどの出来だ。

 

 日誌も2003年のあたりから年中無休状態になってきている。無理に続けて書いているわけではなく、習慣としてごく自然につるつる出てくるという日誌である。その日のお題は夜に棚を一回りしてからパソコンに向かって考える。長期の出張もなく、出張してもネットがあり、田舎に帰っても電話のジャックがあり、パソコンがありという環境が享受できる世の中である。書くことがある、というのは蘭がそれだけ趣味としておもしろいということを示しているのではなかろうかと思う。毎晩30分文章を練るというのは頭のためには良いのかもしれないが、特段それで得をすることはない。金儲けも考えたことはない。純然たる趣味であり、蘭の裏方に徹している。何のためにやっているのかと言えばただの楽しみである。花を見て、その素晴らしいところを記録して、味わう、というそれだけである。

 蘭は時間はかかるもののねばり強い思考力があり、人間を魅了するために花の美しさ、奇妙さ、多様性を持つよう長い時間をかけて進化したのでは、と思うことがある。多くの種が連携して人間を誑しこみ、蘭を育てるようにしむけているのかもしれない。そうやって操られて蘭が栄えるための広告塔としてこのページがあるのかもしれない。蘭に操られるから蘭はいかん、というものでもなくて、ある種の共生関係と見る見方もある。蘭にとりつかれることによってある種精神の安定を得ているのかもしれない。

 

11月13日(日)

おわりかけのC. maxima ‘Yamadori’を見ていたら、なんかええなあ、と今頃になって良さが分かってきた。

朝から晴れていたので蘭を展開してまたまた水やりをしていた。

セッコク「金山金剛」を落っことして割ってしまったので植え替えをする。リサイクル2号鉢にミズゴケ植といういい加減な植え付けであった。金山金剛ちゅう名前をエングリッシュ風にいうとゴールドマウンテンダイヤモンドちゅうなんやわけのわからん「どっちがでるんや?、ええ?どっちもでるんかぁ?そんな山あるかい」というネーミングになっている。

息子を200円で雇ってチューリップ花壇を2つ作らせた。楽だ。子供はありがたい。こんな頃から頼っていては老後が心配である。その花壇に深い溝を掘り、鶏糞をいれて耕す。牛糞を混ぜ込む。めずらしくかみさんが球根を植えてくれた。育成用の小球2kgを3平方メートルくらいに植えてもらった。夕方からさらにもう1本に畝にかかり、くりこし開花球68球を植えた。

蘭は寒くなってから取り込んでいた最中またも鉢を落っことしてしまった。うげ、つぼみ5つつきのLc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateであった。目立った外傷はないものの開花があやぶまれる。

 

11月12日(土)

 晴れ間もあるので庭に展開してリンカリ肥料を水に混ぜて与えていた。ふとみるとさっきまであったはずのカンランのつぼみがいくつかなくなっていた。色つやが悪いなあ、と不吉なものを感じていたが落ちてみるとショックである。これは花が見られるものかどうか分からなくなってきた。結構難しいものである。事前によく勉強しておけば良かった。買ったつぼみ株をしけらせるという経験はあまりないので少々へこんだ。飲めない酒(ベリーズ10mlに牛乳90mlを加えたもの)を飲んでくだを巻いていた。なにやらさえない一日であった。

 

 そういえばショックで大事なことを忘れていた。パフィオPaph. primulinum var. purprascens(写真左、ちなみに右は普通種のプリムリナム)に花芽が出たのである。このタイプに花芽が出るのは初めてであった。パフィオは滅多に咲いてくれないので貴重な花芽である。

 

11月11日(金)

 本日は開花も休止という一日であった。やたら雨が降る。

 

 咲いたバンダをもらい主に対面してもらったところ相当感激しておられたようだ。まあ、ああいうものをみたらたまげるわなあ。

 

 この時期はデンファレがぱかぱか咲き出していい感じである。デンファレというのは高温性でありながらなんとか枯れず、高い確率で花を見ることが出来るという点がありがたい。しかしまあ個体差もあり、中にはさっぱり咲いてくれないものもあれば、そんなに咲かなくてもというくらい咲いてくれるものがある。デンファレと胡蝶蘭8割、とおもっている。それぐらいよく咲いてくれる。冬の最低気温が12℃以上あればもんくなくおすすめの蘭である。その場合日当たりが悪い場合は胡蝶蘭を、直射日光がふんだんに当てられる場合はデンファレを選択するべきである。

 

 私はシンビジウムが苦手で、なかなか咲いてくれないと思っているのだが、今年は比較的多くの花芽があるように思う。Cym. Line Stone ‘Cute’ Cym. Luna Song ‘Aphrodite’ Cym. Sara Jean ‘Ice Cascade’ 、キンリョウヘン、シンビジウム・レディージュエル、ホウサイランCym. sinenseにも花芽があるようだ。ただCym. Seaside ‘Crown Princess Masako’Cym. dayanum  var. alba には嫌われたようである。

 

 レリア・パープラタのつぼみがせり上がってきた。

 

11月10日(木)V. Sansai Blue開花

 V. Sansai Blueが開花した(No.120,新規50)。4日連続5株の開花であった。明日も続きそうな気配だ。また、これで3年連続120件以上開花となる。この結果3年間3日に1鉢というペースで咲き続けていたことになるのだった。

 

 しかし、咲いた咲いたと喜んでおれない。一方で枯れていった蘭たちは37種になる。手がけた蘭の約1割を枯らしてしまったことになる。9割は元気か?といえば、さらに1割ほどあまり調子が良くない半枯蘭があるように思われる。蘭を枯らしてしまうと言うことについて厳粛に考察してみたい。

 枯れる要因はいくつかある。反省も記述した。

@環境が合っていなかった:だったら手を出すべきではなかったが、これは「育ててみたい」という意欲に知識と用意が伴っていなかったのである。例:クマガイソウなど。また、十分な温度環境を整えることが出来ていないのでなお努力の必要がある。胡蝶蘭や単茎性の蘭の多くがこれに該当し、枯因のトップ。

A植え付けが適切でなかったため弱った:植え付けは大事で、枯れる要因はここに源があると思える。根の扱いを誤ると株は弱る。植え付けに起因する枯死は大きな割合を占めていると思われる。@とは密接な関係がある。

Bもともと弱っていたか、芽を持っていなかった:見る目がなかったのやら、たまたまもらったものがバックバルブだと起こりうる。

C落とす、うっかり寒さに遭わせた、水のかからないところに置き忘れて乾きすぎた、などの偶発的な事故:植え付けや、据え付け、運搬に安全策を講じれば防ぐことが出来る。水わすれが原因で枯らしたものは2例ある。長期不在で水不足により弱ったと思われるものがいくつかある。

D偶発的に病害虫に出くわした:健康と防除に留意する。冬の越冬体勢はなお劣悪な環境で、病気の蔓延が起こりえる。病害虫は弱った株に出るのでこれが主因となって枯れた例はないと思っている。

 対策をまとめると、以下のようになる。

@環境の向上に努める。温度を上げる努力をする。

A植え付け技術の向上。

B病害虫の防除。

C無謀な入手を避ける。

というところでしょうか。

 

11月9日(水)Masd. ? ‘Wine Red’開花

 今朝Masd. ? ‘Wine Red’が咲いていた(No.119,新規50)。大変色の濃いマスデで、長く咲いてくれる。葉がたくさんあってよく栄えている。

 

 レリア パープラタのつぼみがシースからせりあがってきた。「え?咲くの?」ととまどう。6月頃咲く花が咲く季節ではない。季節はずれといえばBc. Maikai ‘Mayumi’が夏に咲いたが、やはり冬にも咲いてくれるようだ。

 

11月8日(火)デンファレ「B4」開花

 今朝デンファレDen.?‘PurpleStripe’の第二花茎が咲いていた。だが花を眺めているとどうにも現在咲いている白地に赤のストライプには似ておらず、赤とピンクのツートンカラーなのであった。こりゃいったいどうしたことかと2号鉢を覗き込んでみると、小さいバルブが群れているあたりから順順に大きく育っていった過程が見て取れるが、その小さい苗のころのバルブが2系統あるようなので、本来2株だったらしいのだ。購入時2株の寄せ植えと思っていたものは実は3株だったものらしい。ということは1種類もうけ、開花1件のもうけである(No.118,新規50)。よく見れば色の濃い味のある花だ。ビギバム系の花なのでビギバムの4番目ということでB4と適当な名前をつけた。ビギバム系は多彩で面白い。

 デンファレといえば昨日開花した「村上」とおもわれた株は花を見ると実は行方不明だったDen.Pramortだった。じゃあ「村上」はどこへ行った、というところである。

 

11月7日(月)Onc. Gower Ramsey ‘Stella’及びデンファレ「村上」実はDen.Pramort開花

 Onc. Gower Ramsey ‘Stella’ (No.117,新規49)及びデンファレ「村上」(No.118,新規49)実はDen.Pramortが開花した。このオンシは大変花茎が高い。デンファレ村上は節操なく咲く常連なので特にコメントはない。

 バンダV. ? ‘Ikeda’ がすごい。本日花7つが満開になった。感動モノのできである。2本目に4つつぼみが出た。これが全部咲いたらその強烈なことといったらないだろう。あまり強烈なので人に差し上げることになっている。もらったほうもたまったものではないだろう。

古株のバンダV. Sansai Blueの葉を数えた。14あった。過去の写真から17枚あったことがわかっているので少々マイナス成長しているのが気になる。当分花はいいから養生して葉を増やして欲しかったのであるが、つぼみが7つもある。これも今年はすごい開花になりそうだ。咲くとバンダ踊りといって、下がったバンダのまわりをぐるぐるぐるぐる回って鑑賞するのである。蘭好きの至福のひとときといえる。「えーなんでー」と思っている人はバンダを知らないのである。確かに蘭の本に載っている写真は現物とは似ても似つかない変な色をしているし、蘭展ではブツが遠すぎるうえ光線が悪い。自然光、それも午後のそれを透過気味にみてもらいたい。「うわー、これはたまらん。いいわいいわ」、という怪しい光が心を蕩かすのである。あまりにも強烈なので私はお勧めしない。

フロリダからメールが届いた。「貴サイトを楽しませていただきました。蘭にはまって1ヶ月です。蘭を売ってください」、という。どうもネットショップだと思われているらしい。下手な英語なので無理もない。すこし書き直しておくべきだろう。「すまんのう」というメールを出す。

 

11月6日(日)Yonezawaara Blue Starに花芽

 風邪気味にもってきて朝から雨が降っており、ぼーっとしてすごした。花壇を作りたかったが、そうもゆかぬ。片付けていた蘭の室内棚を出してきて窓辺にすえつけ、蘭のトレイを置く。これで屋内で日光稼ぎをする時期になった。

 

 蘭の日誌を統合したところ、あと2ヶ月をのこして2MBに達していた。歴代の日誌をしのぎ、本サイト最大のファイルである。今年そんなにも書くことがあっただろうかといぶかしい。ロールをまわす回数は300回近いでかさである。そういうファイルでも案外簡単にアップロードできてしまうようで、すごいものだ。A4で356pあるこれを仮にファックスで送ったら大変だろうと思う。

 

 Yonezawaara Blue Starに花芽が出ていた。買って1年経っていない。買ったときは化粧鉢にぐっしょりミズゴケ入りで根がほとんどなかっただが、元気になってよかった。

 

 Dendrochilum glumaceumMasd. ? ‘White’の植え替えをした。前者ははずしてみると根しか見えなかった。大変元気である。なにやら盛り上がってきたから変だなあと思っていたら根が太りすぎてせりあがったものらしい。そろそろ新芽が出そうだから緩めてやろうと思っていたのだ。そのまま3号素焼リサイクル鉢にいれて鉢まし。後者は弱っているように見えたのでコンポストを取って1まわり小さいプラポットにミズゴケ植え。

 

11月5日(土)

 9時起きで蘭を庭に展開した。久しぶりに屋外に出したように思う。リン・カリ肥料を水に入れて与える。

Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateのつぼみは5つあるようだ。これまで1花茎につぼみ3つで咲いたことはない。

 Odtna. Susan Bogdanoが枯れてしまった。オンシ類とはいえ、難しいものがあると思った。Den. capituliflorumも新芽が枯れたのであかんようである。

 歯医者が終わってしまった。土曜日の早起きの友、毎週の楽しみだったのに終わってしまった。

庭に花壇を作りチューリップの小球を植えた。今年は繰り越した球根を少なく感じる。

 

11月4日(金)

 10分おきるのが遅れたばっかりに蘭を出せなかった。霧が深くて雨も降ってきたようだったので出さなくて良かったと当初思ったが、日中は晴天で暖かく、惜しいことをした。

 今年は咲かないようにみえたBarkeria skinneriに花芽が出てきた。すでに花芽2つでしくじったディアレリア・ミゾグチ ‘プリンセスキコ‘に新たに花芽が出てきた。Bc. Maikai ‘Mayumi’にも花芽が出てきた。

 開花したバンダは花7つ+花茎もう一本という盛大さである。古株のバンダも今回は久しぶりに花7つになりそうだ。

 Den. Arikaの今年のバルブに花芽が出たのにつづいて2003年、2001年のバルブにも花芽が出てきた。そんなにも古いバルブから果たして開花できるのであろうか。そういうデンファレの古バルブからの花芽は続々と出ているようで、把握しきれていない。

 ノビル系デンドロは、Den. nobileを筆頭に止め葉を出して順調に太っており、葉が落ちつつあってどれもすばらしい開花になりそうである。

 

11月3日(木)村上園芸・カンラン購入

 かみさんや子供の用事で出かけたのであるが、時間に秋があったのでDAIKI神戸北町店に来ている村上園芸の出店を覗いた。すでに欲しい蘭は大半手に入れてしまったため満足しており、心安らかに蘭をながめていた。

ふと見るとデンドロキラムがあった。まあええかんじに花芽が4つもあって、ちいさくて、しかも800円と安い。「ホザキヒトツバラン」と書いてある。「やいやいやいてめえ、ちくしょうこうだっ、ぺっぺっぺ、おぼえてろっ」と、ほざいて人に唾する蘭・・・、というイメージを脳裏に浮かべたがまさかねえ。

日本名のついた蘭は少々難しいのではとおもったが、デンドロキラムだからだいじょうぶだろうとこれを手にする。近くに来られた村上社長に聞けばDendrochilum formosanumだという。かえって「蘭」の写真を見てその繊細優美な写真にほれぼれとする。うわ、これたまらんなあ。P231である。この大著「蘭」でさえデンドロキラムは4種(コビアナム、グルマセウム、フィリフォルメ、フォルモサナム)しか掲載していない。「洋ラン ポケット事典」にしてもグルマセウム、フォルモサナム、ウェンツェリイの3種である。洋書のボタニカ・オーキッドは14種だった。このようにデンドロキラムはまだ認知度が低く、出回っているものがSPだらけというのもうなずける。しかしデンドロキラムは文句なしにすばらしい植物である。優美な姿と香りのよいものがある。まだ知らないだけかもしれないが、比較的育てやすい蘭だとおもう。

Dendrochilum formosanum デンドロキラム・フォルモサヌム(ホザキヒトツバラン)

2005年11月3日村上園芸(DAIKI神戸北町店) 800円

 

 カンランがあった。3年くらい探しているがたいてい高い。ここでは2000円前後でつぼみつきのものがあった。

 

Cym. kanran ‘Kousyuu’ 杭州カンラン

2005年11月3日村上園芸(DAIKI神戸北町店) 

 すっと立ち上がった葉にこれまたまっすぐに伸びた花茎が立ち、つぼみがいくつもある。香りは大変よく、村上社長いわく「古来からあった欄間は床の間のカンランなどの香りを客に楽しんでもらうためにあったもので、蘭込みの日本の文化だったのだ」という。東洋蘭のことはよくしらないので今度調べてみよう。

 

 帰り道、デンドロキラムの咲いた姿を脳裏に描いていたところ、突如「穂咲一葉蘭」という漢字変換が完了し、あーっ!、とおどろいていた。

 

 家に帰りやったことといえば、球根花壇の造成ぐらいで、今日は天気今ひとつだったためランの活動はお休みであった。

 

11月2日(水)V. ? ‘Ikeda’、 Lyc. Jim Riopelle、C.maxima開花

 V. ? ‘Ikeda’  (No.114,新規47)、Lyc. Jim RiopelleNo.115,新規47)、C.maxima(No.116,新規48)が開花した。同日3株以上開花というのは今年は4回目になるが、今回は「本格派ストロングバンダ」「超弩級プリティーリカステ」「グレイスフル原種カトレア」そろい咲きどうだどうだどうだ控え居れ的開花で、ははーっ(ひれふしー)、的な一日になった。まあ本日はまだ半開き状態なので本領発揮はこれからである。C.maximaはなるほど本で見たことがある色と柄だった。

 今年もあと2ヶ月ほどになる。昨年実績から推定してあと17株ほどの開花がありそうなので、今年は140株の開花というところだろう。これでも3日に1株以上開花というペースになる。3日おきに咲いた蘭の鉢が家に届いたら「お花がうれしい」を通り越してちょっとあせるのではないだろうか。開花株がたまりにたまって27株にも達したことがある。そんなにどこに飾るのか。私もいったいどう切り盛りしているのかわからなくなっている。ちゃんと見て記録して写真を撮っているのが不思議だ(撮り逃すものもあるが)。140件開花は温室持ちにはまだかわいいものだろうと推察する。「いちいち数えていない」「草葉の陰で咲いているが見に行けない」「なんか奥のほうで咲いている」とまあ、ある種秘境の花になっているような話を聞いた。大変しょぼい花まで咲いた咲いたとよろこんでいる当サイトはまことにほほえましいほど初心者然としているのである。

 蘭・自・慢は、全部見るのにマウスのロールを114回まわした。そういうヒジョーシキなページがいくつもあってちょっとうれしい。そういうページをすみずみまで見てくださっている(とおっしゃる)方がいるというのがまたうれしいじゃないの。「蘭の全ページ制覇じゃー!」「ええ、そんな隠しページがあったのか」「ううう、迷った」「うー、だめだ、もう読めない、ばたっ」「いっそダンジョン&オーキッド、って名前にしたら」

 

111日(火)C.maximaほころぶ

 ネットで最低気温を見たら2.8℃だった。こりゃたいへんだとばかりに屋外のシンビジウムやデンドロを軒下に入れた。霜にやられたら取り返しがつかないからである。

 バンダは明日開花だろう。リカステのつぼみがかつてないほど大きい。

 C. maximaほころんでいた。うちで2種目の原種カトレア様が咲くのかと感無量である。でもなんだか本で見ているよりも花が小さそうだなあ、と思う。

 職場の同僚の観葉植物が枯れてしまった。ガラスの容器にゼリー状のコンポストが入っていて、こじゃれた雰囲気の机上観葉植物であった。みたところ「コジャレ」さにこだわるあまり植物そのものへのいつくしみというか、そういうものがうすく、お飾りなのである。はたで見ていてもどうしたものかさっぱりわからなかった。南無なむ。蘭とは末永く付き合ってゆきたいものである。

 

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