蘭馬鹿日誌2004年4月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

20128-1220124-720123-201112-11201110-520114-201012201011-1020109-720106-420103-1200912-1020099-720096-420093-1200812-11200810-920088-720086-520084-320082-1200712-11200710-920078-720076-5200742007320072月後半20072月前半20071200612-111098765432200612002 12 11 10 9 8 7 6 2001年以前  インデックスに戻る  日誌迷作選

 

Top 日誌 蘭のリスト 蘭扉頁 画像掲示板 球根園芸館 画像登録 

 

4月30日(金)バルボ・ファルカタム開花

昨夜バルボフィラム(旧メガクリナム)ファルカタムが開花した。小型のコブラ蘭である。購入時バルブは3つで目立たない花芽があったどちらかといえばさえない株だった。その後花芽は3本もあることがわかりどんどん伸びてとうとうバルブよりも大きくなった。バルブにくらべ明らかに大きい花茎が3つも展開し、差し渡し30cmにもなる。偉容である。この花茎がえらくかっこいい。花は幅3mmと小さい。どこがリップかよくわからない。おっと、息を吹きかけると「バルボのお約束」みたいにリップがふりふりするではないか。おもろいっ!。ここまで面白い作りであったか。こりゃバルボにはまる人がいるわけである。

Paph.Deperle2つ目が開花していた。

赤いエピデンドラムは12月に購入した姿とほとんど変らない。ずーっとかわらずに咲いている。別の花芽があがりつつある。植え付けはたまげたことに入れた水が1時間は滞留しているような「沼地植え」であった。こういう環境がいいのか、真冬も絶好調だったようである。かつて素焼鉢に植えたエピデンドラムが弱ってしまったが、プラ鉢のほうがよかったのかと反省している。

予約先に蘭を送り出したいと思っていると、ご当地はスキー場に2mの雪がまだある、などという報道をしていた。まあ、よく乾かして送り出そう。

球根ページでヘビーな更新作業に手を取られている。

4月29日(木)バンダ・サンサイブルー、イワチドリ、Den.クリソトキサム開花

バンダ・サンサイブルーがつつがなく開花した。この花は失敗開花というものがない。どのつぼみも花が痛むことなくきっちり咲くという特徴がある。2つの花が咲いた。

イワチドリAmitostigma keiskei (Maxim.) Schltr.は開花株を昨年購入したもので、えらく小さい花が咲いている。

Den.クリソトキサムは神戸ラン展で蕾付を500円でかってきたもので、1つだけついていた蕾が咲いた。

エビネが開花して格好が付いた状態で昼間匂いを嗅いでみた。交配種らしく、香りがあるというふれこみだったが、2年目にしてはじめて香りを感じた。なにやらえらくいい香りという印象がある。地植えにするとはいつくばって嗅がないといけないので鉢植えでよかったと思う。

Max.テヌイフォリアに近いうちに咲きそうな蕾が出ていた。あのココナッツの香りを楽しみにしていたのである。

ミルトニア・サティのつぼみがいよいよ膨らんできた。フラグミペジウムアンデアンファイヤーもつぼみがくっきりしてきた。

Epi. atropupureum var. rosemはかなりよい香りがすることがわかった。強くはないが甘くさわやかな香りである。ああいいものを買った、と思わせる。

Epi. mariaeにおかわりの花茎がでてきた。折ったはずの花茎もなにやら成長している。折れてなかったのであろうか。新芽も出てきている。

植え替えをいろいろとやった。Den.レインボーダンス2.5号素焼鉢、ミルトニジウム・ププケアサンセット3号素焼平鉢、Den.Arika3号素焼鉢、Den.ブラナチャーミング3号素焼鉢等で、それぞれ杉皮+水苔で植え付けた。その後さらにデンファレ・セカンドラブ、デンファレ・Arika、デンファレ・プラモルトを3号素焼鉢に、Den. Jacqueline Thomas x bigibbum2.5号素焼鉢に植え付けた。デンファレは鉢が小さくないと根がほとんどまわらないようである。35号鉢は大きすぎたようだ。3号、できれば25号に押し込めたい。

4月までの前半戦では昨年の開花数実績を下回っていると思われたのだが、昨年47件に対し、今日までに53件を記録している(蕾、花芽つき株からの開花はカウントしない)。

4月28日(水)

バンダが咲きそうだが、明日だろう。我が家にきて第五回目の開花に当たる。年二回のペースを3年にわたって堅持している天晴れなバンダである。

机上で咲いているデンファレ「花工場」は、つぼみもあるのに新芽が出てきた。

超重い「蘭自慢」ページを改訂した。

コブラ蘭はいよいよ面白い姿になってきたのだが、花はどういう状態になったら開花したことになるのであろうか。

今夜は寒い。明日はよい天気だそうで、しっかり蘭を出して日に当てたいし、別途棚を設置したい。

4月27日(火)C. intermedia?開花期60日達成

C. intermedia?の開花期間が本日で60日に達した。朝はしゃんとしていたが、夜にはしおれていた。これゆえ赤いカトレアの花期62日間には及ばなかった。なんにしても2ヶ月も咲いてくれた実にありがたいカトレアであった。

デンファレQueen SoutheastとこれにひっつけていたDen.阪急池田(改札前で拾ったセッコクらしい一本のちぎれバルブから一株できてしまった)、デンファレ倉敷、デンファレ・ロイヤルストライプ、の植え替えを行った。デンファレはなぜか根腐れしやすい。内部はあまり元気のよい根がなかった。新芽は出ているので大丈夫だろうとは思う。一回り小さい2.5号素焼鉢にミズゴケ+杉皮で植えつけた。デンファレシリーズが当分続きそうである。

パソコンも根腐れじゃないかと思うほど遅い。これは休みに焼きを入れたらなあかん。

パフィオ・グラウコフィラム?の12代目の花がおとついから開花している。15代目までのつぼみが見える。ほぼ1年咲き続けるあっぱれなパフィオである。このような種をさして、本には「周年開花」とだけ記述されている。こんなすごい植物をそんな四文字熟語にもならない記述で片付けていた。そうかかれても当初何のことかわからなかった。「花期は周年」という意味に解釈していた。年中咲く植物はさすがになかろうと思っていたのである。Den.カスバートソニイは単一の花が1年咲き続けるという植物界でもっとも花命の長い植物だそうだ。しかし暑がりで育てにくいらしく、年中咲いていただくのは困難らしい。そこへもってきて我が家のパフィオは値段も手ごろだし(800円)温室やエアコンなしで真冬も真夏も咲き続けていたのである。えらい!。花もみつづけてきたとはいえ、飽きもせず実にすばらしい色合いとつくりである。

4月26日(月)Masd.Adew、Den. Formidible‘Ryouma’開花

開花ラッシュであろうか。マスデバリア・アデューとデンドロビウム・フォーミディブルが開花した。これで4ヶ月連続二桁開花、開花件数50台に乗るなど調子がよろしい。今月中にバンダも開花予定である。これにカトレア、シンビジウムやフラグミペジウムが続く。

デンファレは大半が新芽を出してきた。いよいよ成長期である。

成長期といえば屋外で以下に日光を稼ぐかというところである。本日は夜になり雨がよく降った。雨にぬれつつ庭に展開していたトレイをすべて屋内に入れた。三日連続で水遣りをしてしまった。

先日も紹介したAerangis hildebrandisは、あまりにも小さいオレンジ色の花をたくさん並べている。夜に香る。手にとって見るとあまりに精巧な花なのでおもわず笑ってしまうのであった。ほとんど勢いで買ってしまったときはなんというセコイ蘭かとあきれ、こんなものに800円も出してしまったことに後悔したのであるが、今では大層好ましく思っている。この写真ではわからないが、反対側にもびっしりと花の並んだ花茎がもう一本あるのだった。2号プラポットというのはどうにも頼りなさげであるが、意外と多くの蘭がこの姿で元気そうである。

マスデのワインレッドは今回かなり大きい。おお、という大きさである。かみさんの好みに合うためマスデ全般は輸出禁止対象になっている。今後も増えるのであろうが、あまりにも夏が暑い場合は枯れてしまうリスクがある。マスデは葉がかわいい。花が頻繁に上がってくる。結構長く咲いている。水のやりすぎを気にしなくてもいいなどなど好ましい点が多い。ただ、大阪京都奈良神戸等の都市部での栽培は困難と思われる。高温は何とか作り出せても、低温環境を夏場作るのは容易なことではない。

屋外の蘭の棚はその設置がさして難しいものではない。ホームセンターで木材を買ってきて、木ねじで枠を作る。その枠を適当な台の上に載せる。枠に遮光ネット200円をかける。枠の中に蘭を載せた園芸トレイを並べる。これだけである。およそ70鉢5つのトレイに入れた蘭をわずか5分で室内から屋外に展開できる。

4月25日(日)Masd.RoseMarry、Masd.`WineRed`開花

昨日開花したEpi. atropupureum var. rosemは濃い赤紫色で実に渋い。

本日は日差しがよいので朝8時から開花株と胡蝶蘭類以外は外に出した。

Masd.RoseMarryMasd.`WineRed`が開花した。Masd.Adewもおっつけ開花しそうである。ほとんど買ったばかりのマスデなのであるが、よく咲く。北海道、東北、山間部で蘭をなさる人はぜひ手がけてみてはいかがだろうか。

今月の開花株数はつぼみ・花茎購入株の開花を除いて9件になり、4ヶ月連続して二桁開花になるようだ。この間ずっと3日に1株のペースで何かしら開花していることになる。こういうことにこだわりだすと、つぼみ出しばかり気にしていかんのではあるが。

Den.ピエラルディーを素焼2号鉢に、Den.サンタイザベラを素焼3号鉢に、Den.チンサイを素焼2号鉢に、Diaca. Colmaniae を素焼3.5号鉢に植え替えた。コンポストは杉皮:ミズゴケ=1:1を使用した。Diac.コルマニエはバラしてみると水遣り直後にもかかわらず杉皮のコンポストがぱさぱさに乾いていた。新芽は二つある。Den.ピエラルディーはプラポットから乾きやすいコンポストに植え替えたのであるが、日焼けなのか葉の調子が悪い。Den.サンタイザベラはバークとミズゴケのちゃんぽん植えだった。チンサイは花が2つついていて、新芽はわらわらでており、調子がよい。

 

4月24日(土)3株送り出して、5株もらった。Epi. atropupureum var. rosem開花。えびね開花。Den.tortile購入

蘭を下さるという方にこちらから3株を送り出した。用意した箱に鉢ごとはおさまりそうもない。Cym. Luna Songは鉢からひっこぬいて掃除をした。伸び悩んで葉の色艶がわるい分枝バルブ群をひっぱると簡単にとれたため、これが株として手元に残ってしまった。Blc. Dal’s Horizonは見るからに根腐れで、バルブにしわがよっている。ひっこぬいて掃除をする。自力が残っているので新芽が2つある。これが育てば秋には開花するのであろう。Blc. Mount Sylvanも根腐れであろう。ぬいてみると植えつけもあまりよくなかったようである。新芽があるのでとりあえず安心だ。しかし先方はがっかりされるのではないだろうか。1月時点ではBlc. Dal’s Horizonは「まあ、りっぱな株、こんな立派なものをいただいていいのでしょうか」というくらいのものだったのが、寒冷・過湿で見事に根くされして「ちょっと、これ大丈夫?」という株になってしまったわけである。そういう株に責任を感じないではないが、もはや棚に納まらない以上新天地に送り出すほかはない。幸い先方は相当「できる」ことがこの直後わかった。

送り出した直後先方から株が5つ届いた。すばらしく丁寧な梱包であり、かつまた株の活きも申し分なかった。

Cym.「たれシンビ」

来年開花ほぼ間違いなしというほどいい芽のついた株をいただいた。名無しとはいえ、下垂性のシンビは欲しかった。

 Cym. floribundum (= pumilum) キンリョウヘン

中国、台湾の暖かい地域の日当たりのよい斜面に生えている。強健。花は、春に咲き、日本ミツバチを多量に引き寄せる香りを出しているといわれる。姿もなかなかで、立派な鉢をいただいた。

Max. porphyrostele マキシラリア・ポルフィロステレ

よく似た名無しをもっているのであるが、大きくなりすぎたので人に差し上げる予定である。マキシラリアは2.5号鉢の小鉢で楽しみたいなどと横着なことを考えたわけであった。

Ludisia discolor  ルディシア・ディスカラー(ホンコンシュスラン)

葉が美しい。花も清楚でかわいい。

ial. Mizoguchi 'Princess Kiko’BM/JOGA ディアレリア・ミゾグチ ‘プリンセスキコ‘

どこかで話題に出たカトレアの一種である。DiaとくればDiacm.bicornutumを混ぜるといういつものパターンであろうか。

これら5株は、鉢の選択、植え込み、肥料の仕込み、株の状態、株扱いになれた梱包、どれを取っても「むむ、できる」という「作品」であった。まずもって全てが1年以内に開花するだろう。世間は広い。まだまだ上には上がいる。書斎で能書きをたれている雑なおっさんとはちがうなあ。

買い物に出かけて意図せず花工場に立ち寄るとまず見切り品のミルトニア280円に手が出そうになった。ぐっとこらえる。つぼみまでついているなあ、と思いつつ、まあ大きいからよそう、と耐える。店内に入ると蘭はあいかわらず盛大にあった。もうそうそう手の出るものはなかろうとおもっていると、「なんじゃあこりゃあぁ?!」というけぶるように花がついたすごいデンドロがあった。でかい。細いバルブからその周りを包み込むようにたくさんの花が出ている。ぱっと見て原種のようにみえたが、これはピエラルディーと何かの交配種だろうか、などとおもった。「オーキッドクイーン」などというありそうな名前が手書きで看板に書かれ、トレイに刺さっていた。トレイには10株ほどのそのデンドロがならび地べたに置かれているのだった。しかし値段がすごい。高さ40cmもの花もわもわの開花株が399円だった。1399円ならわかる。それでも安いほうだろう。この規模なら安すぎる。これを見逃す手はない。ふと根元を見ると「Den.tortile」と手書きで書かれたラベルがささっていた。つづり方からすると原種である。まさかこんな大きな原種の開花株が399円だなんて、ちょっと信じられない。一番派手なものをつかんでレジに並んだが、店員も値段を把握していなくて私にいくらでした?と聞く始末である。近所に趣味と実益で蘭を作っている農家があるらしいとは感じているが、どうもそういうところからの委託販売扱いなのではないだろうか。だから安いのもうなずける。その農家にいってみたいものだ。

買い物開始早々につかんでしまったので大きな開花株を手に握りこんで大きな店内をうろつく。2.5号のプラポットに植えられているのに驚く。直径8cm高さ7cmのポットに高さ40cmの植物が盛大に花をつけているのである。根元のわりに花が立派過ぎる。店員のおばさんが仕事も忘れて「まあ、すごい花!、どこで買われたんですか」と話しかけてくるほどの株であった。わからないではない。

こんなすごい原種を知らないというのは変だ、と道々思っていた。見た覚えがない。交配種としてもこういうのはみたことがない。最近できた交配種だろうぐらいに思っていたのである。帰り着くと早速調べる「Den.tortile」を「山渓カラー名鑑 蘭」で調べると213pに載っていた。写真は手に入れた株よりもぐっとつつましいものだった。なるほど花は酷似しているのでまちがいなさそうだ。写真を何枚も撮ったが、この株のすごさがわかりにくい。

Den.tortile デンドロビウム・トルチレ

2004424日花工場にて巨大な開花株を399円で購入

インド、マレー半島に広く分布。ヒルデブランディイに似るらしいが、リップに筋がないのでちがう。

ここ数年すごい開花をしたらしい跡が残っている。昨年と一昨年のバルブに咲いた後がある。これまで小苗から順々に大きなバルブができ、9年ほど経過しているようだ。それにしても399円とはもったいない。見るたびに「ほー」っと感心している。花径は70mmあった。

撮影し忘れていた開花株をまとめて撮影した。

Aerangis hildebrandis:あまりにも小さい花だが、くっきりしてきれいである。夜に香る。

Sarcochilus hartmannii:今ひとつ元気がないねえ。

Schoenolchis gemmata:これはちょっと撮影困難である。

Den. scabrilingue:香りのよいミニデンドロという風情である。

Den. Spring Harmony 'Harp'の花が92mmに達した。

書き忘れていたが、Epi. atropupureum var. rosemおよび、えびねが開花した。前者は渋い色をしている。えびねは今年花茎2本である。

つぼみ株で購入したDen. chrysotoxumBulb.(Megaclinium) falcatumがまもなく開花である。後者は花茎3本、コブラ3匹というにょろにょろぶりである。あまりにも仕事が強烈な一週間だったため反動が蘭に出たような一日だった。

 

4月23日(金)さぶー

えらく寒い晩になった。蘭の生育もストップしそうである。大半を家の中にしまいこんでいる。

お花の好きな人に開花株の蘭の面倒をみていただくことにした。Lc.LoveKnotである。今年も盛大に咲いてくれた。香りも上々である。

明日蘭のわけ株を宅急便でいただくことになった。下垂性のシンビジウムやら、シュスランやら、いろいろ珍しい苗をいたけるようである。こちらからお返しにCym. Luna Song Blc. Dal’s HorizonBlc. Mount Sylvanなどを贈る。どれもあまり元気そうでないでれんとした株なのでもうしわけない。いつくしんで育ててやるとおおすごい、という花がつく株であったが、どれも大きすぎて手が回らず越冬で少々よわりぎみであった。でかいものは押し込める場所が限られてくるため、寒い場所に置かれたり、我が家ではかわいそうな扱いになる。新天地で真価を発揮していただきたいものである。明日は発送準備にかかるが、はたしてうまく積み込めるだろうか。

シンビジウムは今年6種のうち4種が開花またはつぼみを出している。春蘭に花が出なかったのがショックだった。洋蘭うえつけでは花が出ないものらしい。

寒いといいながら絶好の光線だったため80%の蘭は屋外で日光浴をしていた。夜にはさらに冷え込んできたので耐寒性のあるものもみんな屋内に収容した。

 

4月22日(木)

Paph.Deperleが至近距離で効く。これをぼーっと眺めていたいものであるがそうも行かない。

マスデバリア・「ワインレッド」のつぼみがえらく大きい。姿がペリカンのようである。つぼみの脇に別の小さなつぼみがある。花茎に花を複数つけるマスデバリアもあるのでたまたまそうなっているのであろう。

えらく暑い一日で往生した。新規に作った遮光棚にはトレイ4つが収容できたが、まだ足りない。室内の棚の光が当たる場所を活用しつつ、出せるものは出そう。しかし、ここへきて急に気温が下がるそうである。

 

4月21日(水)新棚創設

Paph.Deperleがご開帳である。爺さんそっくりのつらつきである。

「アダプテーション」という映画の話を聞いた。ルポルタージュの「Orchid Chief」だったかを映画にしようと苦悩する映画関係者の話とごっちゃにしたパラレルストーリらしく、まあなんにしても蘭が出てくるのなら借りてきて見よう。かの「Orchid Chief」はなぜか読むのが大儀だった。「蘭熱中症」は猛烈に面白かったが、こっちは印象が薄い。「蘭熱中症」を映画にしてくれりゃあいいのにと思う。

朝、蘭のトレイを出しているとさすがに場所が足りないことに気がついた。ほんの少し思案しているうちに時間切れになってしまった。10分程度の早起きでは配置を検討する暇はない。通勤のバスに揺られつつ思いついたのは厄介者の木製自作蘭の棚のうまい利用法だった。かの棚は蘭のケースを試作していたときにつくったもので、強度と寸法がいまいちだったため、もてあまして野ざらしになっていた。屋外で使うにしてもトレイを置くと下のトレイに影を作るというどうにもまずいつくりであった。思いつきはこのトレイを現在使用している直射日光のあたる台の上に横にして置き、トレイを並べる横木を渡して、上から遮光ネットをかけるというものだった。

帰ってきて蘭を収容した後、早速設置にかかる。その間わずか5分。「劇的ビフォアアフター」調に書けば。

「野ざらしになり汚かったあの棚も、発想の転換で、蘭たちが憩える快適な場所に変化していたのでした。トレイの出し入れも容易で、しかも日当たり、通風のよい場所に5つのトレイが収容できるようになり、水遣りにも最適な場所になったのでした」

本格的な夏の棚は庭がチューリップで埋め尽くされているためまだ稼動できないのだけれど、この簡易棚の出現で多くの蘭に長時間日光を当てる場所が確保されたのであった。ひさびさの快挙であった。いざ出陣である。

蘭を交換しませんか、というお話があった。いろいろやり取りするうちに大層魅力的なわけ株を譲っていただけることになった。「隣の芝生は青い」ではないが、よそ様の蘭は持っていない種であれば好ましく見える。今回の交換では輸出株の数より輸入株が多い。なんやかんやで春のわけ株・送り出し株はさばけた。

 

4月20日(火)3株開花:Paph.DeperleLc.Love KnotDen. Spring Harmony 'Harp'

珍しく一日に3株開花した。こういう日は昨年は4回もあった。Paph.Deperleは黄緑色のつややかな卵のようなリップが見えている。Lc.Love Knotは花4つがうまくならびそうだ。Den. Spring Harmony 'Harp'は今年花が大きい。

フォーミディブルがまもなく開花しそうだ。バンダもあと1週間ほどである。昨年購入したイワチドリにつぼみが見える。セッコクのつぼみが見え始めてきた。今年も盛大に咲いてくれそうだ。セッコクは安くて手に入れやすく、増えるうえ、香りもよく、花つきもよい。

日本にはフウランやセッコクなどのすばらしい着生種があるが、ヨーロッパには着生蘭は自生していないと聞いている。「ええっ、着生蘭が生えていない?」と驚いたものである。合衆国もあまり数はおおくなく、カナダ、ロシアももちろんなので、いわゆる先進国中最も蘭の種類が多いのは日本である。

蘭のもっとも多い場所はどこか?といえばニューギニアで、続いてブラジル、インドネシアというところらしい。蘭の分布は偏っていて、8000種が集中する中南米(ブラジル、コロンビア、ペルー、ガテマラ、エクアドルなどにカトレア類、オンシジウム類、フラグミペジウム、マキシラリアなど)、7000種が集中する熱帯アジア(インドネシア、中国、インド、スリランカ、マレーシア、タイ、カンボジア、台湾、フィリピン、ベトナムなどにデンドロビウム、シンビジウム、ファレノプシス、バンダ類、パフィオペディラム、セロジネなど)、アフリカの一部(マダガスカル島、南アフリカなどに、アングレクムなど)に種の多くが集中しているようである。広大なユーラシア大陸では日本からインドまでの暖かく雨の多い領域に集中していて、大陸の大半の面積には薄く広く分布している。メキシコを除く広大な北米大陸は、種の数をあつめても日本より少ないようである。日本は蘭を育てるには気候的にむいているように思われる。

4月19日(月)

Paph.Deperleはほころんでいながらもったいをつける。スリッパの部分が大きくなるまで少々待たされるようである。

Den. Spring Harmony 'Harp' がほころんできた。今年はつぼみが4つという寂しい開花である。とはいえ、咲けばうれしい。

Pot. Houraiはじつに小さくてかわいい花であった。

今年のチューリップ画像は加西フラワーセンターの実にうまい植え方やら、デジカメの進歩のため実にすばらしく、連夜手をとられて蘭のほうが手薄になるほどである。

昨日「蘭の女」というビデオを買った。原題を「Wild Orchid」という。ちゅうと「原種蘭を追い求める女蘭ハンターの話か?」と期待するが、「リオデジャネイロを舞台に展開する官能うんぬん」というきれいなお姉さんがでてくるのはいいとしても大統領からしてああいう国の映画だなあ、という内容であった。パッケージの写真にシンビジウムが写っていた。「あのなー、アジアの蘭じゃろうが、せめてカトレアぐらい使え」と鼻白む。それでもひょっとして蘭園が舞台なのでは、と期待してみる。エッチなシーンの合間に蘭の花を画面の隅に探すが、半分まで見てシンビジウムとカトレアらしい蘭しかみいだせていない。「蘭を出せ!」「なんでこんなタイトルをつけたんじゃ?」「やれやれ…」というビデオであった。江尻さんのビデオを4本もっているが、そのほうが蘭好き(ただし初心者)にはお勧めであることは論を待たない。蘭と言うのはどこかの本にも書いてあったが「媚薬」になる、など「えっち」な印象を西欧諸国ではもたれているものらしい。日本では「お武家」「香り」「床の間」「わびさび」「宋代の水墨画」などというイメージなのだがなあ。話は飛ぶが、加西フラワーセンターでセロジネの紹介文をみていると「めしべの柱頭に深いくぼみがあることから、ギリシャ語のkoilos(くぼみ)+gyne(女性性器)から命名された」と大書してあった。Orchisからして「キンタマ」なので要するにそういう風に見られている植物なのではないだろうか。

 

4月18日(日)Pot. Hourai開花

購入以来ほぼ2年経過のPot. Houraiが開花した。かわいい花である。久しぶりの開花である。

気がつけば4月も後半になっていた。いつの間にか室内に差し込む日光の角度が変わり、ほとんど日のあたらない棚もでてきた。蘭の棚のビニールを取った。蘭をトレイに纏め上げ、出し入れを考慮した編成にした。屋外の窓際の棚にダイオネット遮光率50%をかけてトレイ5つを屋外に出せるようにした。いよいよ屋外に打って出るのであった。そだって鉢外にでつつある新芽が多く、株としては充実しているのではあるが、一面新芽を失うリスクもある。今後の出し入れで気をつけないとLc.PriPriの二の舞になってしまう。

昨夜はバンダ・ウィラット、アスコセンダ、アングレクム・ディディエリ、開花しているデンファレ「花工場」を夜取り込み忘れた。

 

4月17日(土)

チューリップを求めて加西フラワーセンターに行ってきた。おりしも花の切手展という催しがあり、蘭の切手がたくさん展示してあった。それを夢中で全部撮影してきたのであるが、はたしてそういうことをしてもよかったのであろうか。それにこういうものをネット上に出したりしたらまずいのではないだろうか、などと考えつつ、Polskaなる国の切手Cattleya warszewiczaを示す。NicaraguaCycnoches Egertonianumなんてのもあった。いつもの原種画像あつめをしているようなものだ。「そりゃまずいでしょう」といわれるまで「世界の蘭切手」のページでも作ってさらしておこう、などと思がはたして作れるであろうか。

ここの蘭温室はいつ来てもすばらしい。ただ、いつもラベルがもうすこし見やすかったらと思う。セロジネの1mも垂れ下がる花やらアーチが見ごろだった。パンデュラータだろうか。こんなに大きくなるのなら800円の奴をつかまなくてよかった。

加西フラワーセンターのあと素焼鉢の補充にと明幸園へ行こうとおもったが自粛した。蘭売り場でまた何かつかんだら大変である。咲いていないものが100種くらいあるのではないだろうか。

チューリップ画像はおそろしくよかった。デジカメの進歩はすごいねえ。しばらくこちらに手を取られそうである。

Onc.Kalihiのつぼみがあかんようになっていた。何が気に入らなかったのであろうか。

4月16日(金)

Masd. ‘Wine Red’ がまたまた開花しそうな状況だが、今回は花茎がこれまでになく長い。

Masd.RoseMarryがつぼみを1つあげてきた。買ったときも1つだったなあ。

バンダ・サンサイブルーのつぼみは5個で確定のようである。だんだん花の数が減っているように思われる。

数日前からえびねに花茎2本がでてきている。花が咲くまで鉢を動かすなみたいな記述を呼んだような気がする。

気がつくとカトレアのつぼみが4種類もある。つぼみだらけなのでちょっと調子が出てきた、というところである。

パフィオ・ディパールのつぼみがほころび始めた。だが、開花までは少々時間を食う。

神戸らん展の画像整理がやっとおわった。掲載作業がまだまだある。そこへ持ってきて明日は1000枚ほどのチューリップ画像を入手しようとしている。疲労がたまる一方だなあ。

 

4月15日(木)

C.intermedia?の最初に開花した花がしおれ始めた。朝はしゃんとしていたが、次第に花びらがたれてきた。花茎が黄色くなっており、これが終了の目安らしい。48日目であった。昨年は開花が早く、寒い時期ではなもちがよかったが、今年は開花が遅く、暖かい時期になって花の寿命をみじかくしたものらしい。それでも48日は実に立派なものである。最後の花が終わるまでに50数日かかるだろう。なんにしてもすごいカトレアである。本体は完全に鉢の外に出てしまい、鉢はどこを持っていいのかわからないくらい根に取り囲まれて株分けもままならない。このまま大きめの鉢にいれて栽培するという手もある。

机の上で大規模に展開していたこのカトレアと入れ替わるようにPaph.Deperleのつぼみがほころびつつある。開花まではまだ数日かかりそうだ。

また、コクレアタムはもう1つのバルブから別の花茎を立ち上げてきた。メインの花茎は4つの花が開花し、実に見事で、香りもますますよくなってきた。このコクレアタムの面白さはバルブが年々大きくなってきていることである。植物園で見てあまりの大きさにたまげたものがある。キューピーマヨネーズの500gチューブみたいな巨大なバルブに遭遇してしまったのである。買ったときはイチジクカンチョウくらいだったが、いまでは木工ボンドくらいになっている。律儀に、複数、長期間、咲いてくれるまことにおすすめの蘭だが、売っているのをあまりみない。「ああ、蘭はいいなあ」としみじみ思わせてくれる一鉢である。

キシスというのは今のところ花が面白い以外は香りもないし、咲いている期間も短いようである。

4月14日(水)サルコキルス・ハルトマンニイ開花

朝から夜中までべったり仕事で水遣りもできない。さすがに本日は目の前の蘭すらながめる暇もなかった。

そういえばシンビジウムの第二花茎が咲いていたなあ。

Sarcochilus hartmannii サルコキルス・ハルトマンニイもさいていた。花茎つき株を購入して1ヶ月して開花した。最近助っ人つぼみばかりの開花でプロパーが開花していない。つぼみはたくさん出ている。まあもうちょっとというものが多い。

ごっそり株をもらってくださる方がいて喜んでいた。株が多すぎて日当たりが悪く、蘭に申し訳ないと思っていたのである。嫁ぎ先ですばらしく開花している写真が送られてくるので相当うまい人らしく、安心である。

最近の放出方針は、「開花しやすいものは放出」「開花歴があり、うちよりも蘭にとって環境のよさそうなところにもらっていただく」。少々いい株でも、今後継続してほいほい咲くものはデータもたくさんたまってもはや研究の余地がないのでもらっていただこうというわけである。一方、「未開花のもの、思い出深いもの、変な挙動をするもの」は残留である。

ずーっと蘭の花が咲き続けて1000日まであと1ヶ月を切ったのである。

4月13日(火)アスパシア・ルナタにつぼみが出た

正月に購入したアスパシア・ルナタには当初から新芽が2つ育っていた。これから春にはつぼみが出ると予想されていたので本日調べてみると結構大きなつぼみがそれぞれの芽に見つかった。植え替え時にはまったく気がつかなかった。

Aerangis hildebrandis エランギス ヒンデブランディスの猛烈に小さいがくっきりした花からなかなかの香りがする。

Den.ユニクムはさわやかでフルーティーな香りがあることがわかった。

Sarcochilus hartmannii サルコキルス・ハルトマンニイの花芽株を購入して1ヶ月になる。まもなく咲きそうなくらいにつぼみが大きくなってきた。今年買ったつぼみ株で途中でだめになったものはないのがありがたい。

ミルトニア「サティ」に2つ目の花茎が見つかった。

植え替えたばかりのPaph.「花工場」の葉がぬれたようないやな雰囲気になっている。これはナンプ病では?。乾かしぎみにしてあるが、さらに用心して送風機の風の当たるところに置いた。

4月12日(月)Epi. mariaeの花芽を折った

屋外に出していた1トレイのつぼみ花芽精鋭部隊を夜に回収中、暗がりでEpi. mariaeの花芽を折ってしまった。手を出す前に気をつけよう、と心でささやき、注意して伸ばした指が葉のない古バルブの先端に突き出た無防備な花芽を直撃したのであった。この気分は表現の仕様もない。2000円という最高額(蘭購入額の上限で、税込み2100円だったが、今日では2000円と心に決めている)でかみさんのために購入して大事に育てていたが、昨年は空振りをし、今年こそはとおもってそだてていたところに花芽をさずかってよろこんでいた矢先の事故であった。しばらく落胆していたが、まあ昨年のバルブに出た花芽で、今年のバルブにも花芽の出そうなシースがある。咲けばいいのだ、と気分を落ち着けるのであった。

カトレア類につぼみが続々と出つつある。ゴーマンにも最近思うに、「咲きすぎ」なのである。うっとりものの鉢が机の上に3つもある。それらをぽーっとながめていることがあり、これはいかん!、と思う。あのコクレアタムがたまらん。むかし広島市植物公園で出会ったEpi.フレグランスまたはラディアタムとおぼしき花から漂うすばらしい香りに魅了されたことがあるが、弱いながらもそれとよく似た香りを放っているのである。花、姿、香りと三拍子そろっている。またパフィオのディパールのつぼみがたまらん。実に優美な姿である。咲いたらもっと強烈だろう。

本日Aerangis hildebrandis エランギス ヒンデブランディスが開花した。2004125日村上園芸(DiK三田店)で購入したものである。当時から花茎はのびてきていた。猛烈に小さい花だがくっきりと蘭の花として主張している。 うーん、これはすごい、しかし写真に撮れるかどうか…。

花工場にて480円で購入したエピデンドラム「花工場」はそのすばらしい赤の発色によりかみさんとわたしのお気に入りである。はて、いつから咲いているのか?としらべてみたところ20031214日の購入時からずっと咲いていたのだった。本日で121日になる。マリのような真っ赤な花房を4つも咲かせていたが、かみさんがひっこかして3つをぶち折り、1房だけになっていた。その後新芽から花芽が出て咲き、さらにぶち折れた茎から花芽がわらわらでてなお盛大に咲いている。こりゃすごいなあ、と感心している。ところでEpi.キャンディベルもかつては花房5つの盛大なかぶだったのだが、どうしたものか調子をくずしてほとんどかれかかったことがある。今でもかつての繁栄がうそのように落剥しているのであった。植え方に秘密があるのだろうか。「花工場」の方は水はけが恐ろしく悪く、沼地みたいな植え付けになっている。何度も植え替えたくなったが、機嫌よく成長しているようだ。ひょっとするとキャンディベルもプラポット向きの植え付けでじめじめがむいていたのかもしれない。蘭が不調になるといろいろなことを考えてしまうがなかなか答えはない。まずい、と思ったときに打った手が当たることも多いが、はずれてかれてしまったこともある。

4月11日(日)植え替え2株

本日も陽気がよいのでまた庭で植え替えをした。

Cym. Seaside ‘Crown Princess Masako’  シンビジウム シーサイドクラウン プリンセスマサコ  超有名株であるが、うちではずっと咲いてくれない。植え付けに失敗していることはわかっていた。株は簡単に外れた。根のまわりはすこぶるわるい。バックバルブをとりはずすと、小さな株が1つできた。今回は軽石、バーク、ヤシガラをまぜた市販のミックスコンポストで植えつけた。小さな株は小さいプラポットに入れて杉皮で植えつけた。

 Pths. Pteropheraプレウロタリス プテロフェラを植え替えた。こいつの名札は少々妙で、原種のようなのだが交配種のような表記になっている。こういう例はけっこうあり、あとで原種と判明したGom. Verboonenii ‘Golden Falls’ CBR/JOGAも同じ形式の名札だった。鉢から簡単に引き抜けて、コケを見るとまだほとんど腐っていなかった。株を掃除してミズゴケ+杉皮で元のプラポットに植えつけた。

塊根で越冬する地生種は芽が出るまでが心配なのである。ハベナリア・ロドケイラ、岩千鳥、ウチョウランに芽を見出して一安心であった。

昨日Lc.SpecialLadyにつぼみを2つ見出したが、バルブが完全に下を向いているため取り扱いに往生している。

どことなくパソコンが不調である。応答しなくなることがあり、そういう場合はあせらず待っている。中をあけて掃除をしてみると少々調子がよろしいようである。さらに変な点があるので調べてみると中のあるボードがうまく刺さっていなかったようだ。この問題を解決後、それでも、まだすこし変だったが前よりましになったような気がする。

4月10日(土)植え替えて13株

陽気がよいのですべてに株を庭に出して水遣りをした。しかし場所が足りず普段は置かないような場所にまでトレイがはびこった。トレイは17個にまでなっていた。えらい数である。

念のためまたまたスプラサイドの千倍希釈水乳化液を噴霧していた。

おりしも庭はすさまじい数の球根花で覆われていた。トップページをそれらしく花だらけのものを撮影してかえた。

気候がいいと植え替えをしたくなる。目に付いたものを手に取り、庭で立ったままコケをひん剥き、根だけにして近くにあった在庫の素焼鉢に放り込む。こうしてひんむいた株が12にもなった。多量のミズゴケと杉皮を水で混ぜ合わせて絞っておいた。

まず、懸案のパフィオ・グラウコフィラム?IIをひっこぬいた。プラポットに軽石+バークなどのミックスコンポストだった。株は立派になったが根にあまりよさそうな環境でないようにおもわれた。3.5号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植えた。なにやら惚れ惚れするような株になった。

パフィオ「明幸園」はこの冬つぼみがしけてしまった。プラポットとミズゴケ植えだった。ひん剥いてみるとあまりねがおおくない。これも3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植えた。

パフィオ・ベナスタムは開花株を購入したもので、ビニールポットに小石で植わっていた。ビニールポットがあんまりだとおもっていた。ぬいてみると根がすくない。どうしたものかあたかもつながっていなかったかのように2株に分かれた。もともと2株だったのではないかと思われるほどだ。それぞれに新芽がある。いきなり意図せず増えてしまった。パフィオ・ディレナティイの植え替えのときに似たようなことがあったからパフィオの性質なのかもしれない。そういう意味ではパフィオは株分けしやすい植物ではないだろうか。それぞれ3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植えた。

パフィオ・アルメニアクムもプラポットに小石だったので引っこ抜いてみた。根はある。新芽は根の部分が分岐したように出てくるものらしく、株から離れた根のような茎から伸びている。新芽の状態はあまりよくなさそうだ。3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植えた。

パフィオ「花工場」(ヘンリエッタフジワラそっくり)はプラポットにバーク植えだった。はずしてみるとビニールポット植えであることがわかった。新芽がかつてでかかったらしいが途中でだめになったようだ。今の新芽はよく育ってきた。根はあまり状態がよくない。3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植えた。

このように植え替える理由は、それがよさそうに思え、ある程度実績があることや、管理の面から砂利よりもミズゴケなどのほうがこぼれないので扱いやすいからである。実は大失敗かもしれないが、そういうことは先にならないとわからない。昨年植え替えたディレナティは失敗で、ディパールは成功だった。

Burr. Stephen Islerもプラポットでいつもじくじくしているように見えたためひっこぬいてみた。根のまわりはよくはないが、まあまあだった。3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植え替えた。

Pholidota chinensis?は以前から乾きすぎるような盛り上がった植え付けが気に入らなかったのである。ぬいてみると根のまわりが悪い。これは実力を出し切れていないとおもった。3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植え替えた。

Blc.Chia Lin ‘Shin Shyn’4号プラポットに杉皮+ミズゴケで植えられていた。新芽が出てきたのだが、少々ぐらぐらする。どうもしっくりこないのでバラしてみると、根の量にくらべポットが大きいということがわかった。3.5号素焼鉢に杉皮+ミズゴケを固めに植え、なおぐらぐらするので、支柱をたてた。

Lc. Mini Purple は植え付け以来2年を経過し、少々手狭になっている。また、花芽が途中でだめになったりしたこともあり、植え替えで挽回を図る。ひんむいてみるとカイガラムシなどは多かったが、まあまあ健康そうではある。3号素焼鉢に杉皮+ミズゴケで固めに植え替えた。

Dendrochilum glumaceumは、株の割にずいぶん大きなプラポットにうわっていた。コンポストの表面があまりきれいでないと植え替えたくなる性分であった。引っこ抜いてみるとナメクジがいた。こいつを庭に弾き飛ばし、さばいてみると根がほとんどない。やはりそうか、と思いつつ、コンポストをはずしてみると株からほんの1cmほど出た健康そうな根を見出した。珍しいことに根の先端がオレンジ色をしている。緑、紫、などは見たことがあるがオレンジは初めてだ。2.5号素焼鉢に杉皮+ミズゴケをゆるめに植え替えた。

マスデバリア「明幸園」はこのあいだつぼみがしけた。バルブが増えてプラポットに接触している箇所があったことや、マスデは水を好み、いつも湿らせているためミズゴケの痛みが激しいという。年に1度は植え替えるほうがいいらしい。はずしてばらしてみるとまあまあ元気そうではある。プラポットは劣化している様子がないので、株を中心にすえて新しいコンポストでゆるく植えつけた。

マスデバリア「宝塚」はこのあいだつぼみがしけた。カイガラムシもわいていた。はずしてばらしてみるとまあまあ元気そうではある。プラポットは劣化している様子がないので、株を中心にすえて新しいコンポストでゆるく植えつけた。

まだまだ植え替えは発生しそうである。

マスデバリア・アデューにつぼみがみつかった。ローズマリーやワインレッドにつづいている。マスデはよく咲いてくれる。

Onc.シャーリーベイビーに花芽が出た。新芽がナンプ病であかんようになって「しゃーない、咲くか」と花芽を出してきたらしい。昨年も調子が悪く、ふてくされたような咲き方だった。

カトレア・ワルケリアナの新芽は4つともナンプ病になってしまった。つまむとくろーい汁がでる。買ったときには元気だったので、明らかに環境不適合ではないだろうか。そうか、我が家はそれほど環境が悪かったのか、と腹を立てる。コートにべったりと寝そべって砂を握り締めた状態の「お蝶婦人」の気分である。「よくって、この屈辱忘れませんことよ!」

最近原種蘭に手を出すことが多いが、過去1年を振り返ってみてもあまりいいことはない。著者は「あらゆるせこい手をつかってほんのちょっとでも花を見る」「難しいものは避ける」というスタンスで開花件数としては多くの花を見ることができた。このことを、「ひょっとしてわしはラン栽培がうまいのでは?」と勘違いをしたことが間違いの元だった。昨今の買い物をふりかえるにちょっと浮かれすぎていたと反省している。初心を思い出したい。

 

4月9日(金)

パフィオ・グラウコフィラム?の花期が昨日で300日に達した。花は11代目である。気温も高くなってきたし、調子もよさそうだから1年間咲き続けてくれそうである。

明日は気温が上がり、天気もよいので徹底的に蘭の世話ができそうだ。

先週の神戸らん展の画像整理をしているがまだまだかかりそうである。とりためた交配種や原種の画像は掲載可能なものが100枚を超えそうである。これらは新規のHPに掲載の予定である。

パフィオの原種図鑑でもつくってみようかととりかかってみたが、たかだか100種とはいえ、結構骨が折れ、スタミナが足りず「また今度にしよ」と見送ってしまった。なぜこういうことをやろうなどと思うのであろうか。そもそもそこまでパフィオにはまっているかといえば、そうでもない。パフィオの画像が30種と、比較的よく集まっているうえ、100種が手ごろに思えたことや、パフィオは人気が高くあまりにも重要な属、と考えたからだ。偏見かもしれないが、カトレア属よりもパフィオのほうがとっつきやすい。カトレアのあの敷居の高さはなんなのであろうか。

最近家の中になぜこれほどまで蘭がはびこるかということについて気がついたのだが、熱帯の木陰は家の中に環境が似ているのではないだろうか。日本原産の屋外の蘭は家に持って入ると具合が悪くなるようだが、熱帯の蘭は少々日陰でも暖かくて湿度があれば元気に育つ。そういう人間の居住空間にマッチした植物だけにもっと栽培されてもよさそうなものである。我が家でおこなってきた電球で加温する方法は実に簡単である。電球栽培はかなりの種類の蘭に対応可能なようにおもわれる。これが今後LED(ライトエミッティングダイオード、発光ダイオード)などを使うようになるともっと安全で簡便な「蘭栽培セット:ばんばん花が出ます」などが発売され、はやるのではないだろうか。LEDは特定の波長の光を消費電力を抑えて出すことができる。しかもLEDを選んで光の波長を蘭の生育や花だしに最適なものに設定することができる。どんな日当たりの悪い部屋でも蘭の花を楽しめる日がくるかもしれない。

先週の日曜日だったか、エウキレ・マリエ(エピデンドラムまたはエンシクリア・マリエ)の葉の落ちたバルブから花芽が出ていたようだ。

エンシクリアなどのコーン型のバルブに2葉を頂生する姿がかなり好きである。バルブと葉という蘭科の姿が実に好きだ。

エピカトレア・エルハチロの花茎は4本になった。つぼみも見え始めた。これは大事に行こう。

Pot.ホウライのつぼみ2つは成長がはかばかしくない。このまましけたら残念である。

 

4月8日(木)

Prosthechea cochleata(エンシクリア・コクレアタム)の甘い香りはさらに強くなっている。資料でも「無香」とでている。例年になく花が大きかったことや、長時間観察しているため見出されたのであろうか。みればみるほど面白い形をしている。「無香」と思われていたC.intermedia?にもかすかに柑橘のような香りを感じた。

Paph.Deperleのつぼみがよい姿で伸びている。これを見ていてもうっとりものである。

キシスの第二のつぼみが玄関で姿よく開花した。リビングはむれたのであろう。

蒸れたといえば胡蝶蘭「池袋I」の花がいくつもしおれてしまった。

Den. unicum(蘭展での画像)のつぼみがほころびはじめた。

4月7日(水)

いろいろ不調である。急にぬくくなるとワルケリアナの新芽が3つもあかんようになり、やっと出たオドントニアの花芽があかんようになり、開花したキシスの花がもうしおれるなど、残念なことが多い。そこへもってきてデンドロが落とされたり(終わりかけの花がとんで鉢が割れただけだったが)、とさんざんであった。昨年は4月中旬以降にフラグミペジウムの花茎の具合が悪くなっているような記録がある。用心したい。

ぎゅうぎゅうづめなのもいけない。早く出してやりたいがまだ、時々えらく寒いことがあるので油断できない。

そういえば新しく作成したホームページは、アップロードしたファイルが見えたり見えなかったりとこちらも懸念材料が多い。

犬顔やデンファレ宮島に新芽が出た。新芽は続々と出ているので枚挙に暇がない。

先日からマスデバリア・ローズマリーにつぼみがあがってきている。大きくて立派な花だった。咲けばありがたい。

パフィオ・グラウコフィラム?はあいかわらずさきつづけている。もう一鉢はうかうかしていると花芽が出そうなほどそだってきた。ディパールは花茎がかなり伸びてつぼみも大きくなってきている。

Epi. atropupureumは現在ではPsychilis  atropurpureaとなっていることを昨日書いたが、Epidendrum atropurpureum var. roseum (Bateman) Rchb. f. 1854 Encyclia hanburii (Lindl.) Schltr. 1914となっているらしい。最終的には咲いてみないとよくわからない。

 

4月6日(火)マスデバリア「豊橋」開花

9月に尾羽打ち枯らしたように弱ったマスデバリア豊橋は冬の間に復活し、1輪だけ花をつけた。これから夏にかけて何度か咲いてくれるかもしれない。マスデバリアワインレッドもつぼみがあがってきている。マスデバリアは妙なときに咲くので目がはなせない。

図鑑や資料部門を1つのサイトに独立させるべく、無料領域を確保し、ファイルのアップロードを行った。このところ容量限界に達していたのか送ったはずの古いファイルが更新されるなど挙動不審だったため早めに処置した。これでたまりにたまった原種画像や交配種のデータベースをこれでもかというほどつくれる。

 

4月5日(月)キシス開花

つぼみつき株で購入したキシスが本日開花した。たいそう面白い花である。つややかなロウ質で、リップの奥に歯のような構造物がある。かおりはまだ感じない。

ミルトニジウム・ププケアサンセットが盛りである。114日から花茎3本を咲きついでいる。

本日でデンファレ宮島は終了となった。開花期間151日間であった。

昨日購入したEpi. atropupureumは現在ではPsychilis  atropurpureaとなっていることがわかった。かなり大型になる種らしいが、バルブといい葉といい好みの姿であり、花も面白く美しいようだ。

カトレア・ワルケリアナが不調で、4つあった新芽のうち2つがあかんようだ。「けっ、これだから原種カトレアは」とまたも相性の悪さに気分を腐らせるのだった。原種カトレアは苦手である(といっても2鉢しかないが)。安い鉢をつかんでもすぐ手を離して避けているほどだ。やはり分限をよく知るべきであったか。

一方、昨年花を見ることができなかったミルトニア「サティ」に花芽がでた。結構なことである。

バンダ・ウィラットに花芽じゃないかと思われるものがみえる。これが咲けば「バンダは得意」といえる。

パフィオは苦手である。好きだけれどこれまで年に1鉢しか咲いてくれなかった。今年も1鉢かもしれない。

 

4月4日(日)神戸らん展

本日はI氏がチケットつきで迎えに来てくださるという恐れ多い展開になっている。時間まで保温ケースのランを雨天の庭に出し、水遣りをして、スプラサイド散布を行った。

スプラサイドはいろいろ聞いた結果カイガラムシ、コナカイガラムシにもっとも効果がある薬品であるが、購入時点での日誌でも述べたように「劇物」であり、購入には免許証の提示、サイン、捺印が必要になる。そういうものものしさゆえ効き目も期待できそうだが、こっちもやられるんじゃないかという危惧も一時もって使用を差し控えていた。いまのところ金魚も死なないし、体の具合も悪くはない。

さて11時なりI氏がお出でになった。早速車に同乗し地図もなしで40km離れたポートアイランドの会場を目指す。トンネルを通るとたちまち三宮で、ポートアイランドにもあっという間に着いた。12時半ごろだったろう。これから延々4時間半の「闘い」である。

ここ数年の経験を言えば、会場の駐車場よりも少し離れたホテルの地下にある市営駐車場(1時間150円だったか)に停めるほうが時間の節約になる。たちまち会場に着いた。いきなりI氏と別れそれぞれに作戦行動をとるのであった。

写真を取りまくった。結果を言えば「またあの照明か」といまいましい思いで画像を眺めている。原種リストを作り始めると原種の撮影に気合が入った。大賞はArpophyllum giganteum ‘Kawa’であった。昨年の秋に明石蘭友会のわけ株頒布でお目にかかった種である。名前に覚えがあるのだが、まさかあのときの方では?。まあ、そんなこんなで貪欲に原種画像を集めて回った。

休憩に売店をぶらつく。内容にくらべえらく安い株を多く見かけた。2階の休憩所でかみさんにつくってもらった握り飯を食べて落ち着く。

最終日なので早速値下げ攻勢が始まっていた。

ステレオキルス (Stereochilus:ステレオキルス)

6種がインドからインドシナに分布する。 代表種  Stereochilus dalatensis

Stereochilus dalatensis ステレオキラス・ダァテンシス

200444日 神戸らん展Vietnum Orchidsにて500

 さっぱりわからない属である。そのわからなさゆえに購入。

Den. unicum デンドロビウム・ユニクム

200444日 神戸らん展Vietnum Orchidsにて500

 色も美しく、場所もとらず、ひっくり返って咲くところが面白い。

 プラポットに芽の出るところが完全に埋没して植えられていたため、はずして2号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合コンポストで植えつけた。

スコエノルキス (Schoenorchis:スコエノルキス)

10種ほどがヒマラヤ、ニューギニア、オーストラリア、太平洋諸島に分布する着生ラン。属名はギリシア語で「ヨシまたはイグサ」と「ラン」をくみあわせたもの。

Schoenolchis gemmata  スコエノルキス・ジェマタ

200444日 神戸らん展Vietnum Orchidsにて1000

 ドイツ語で「きれいな蘭」と書くとこういうつづりになるのではないだろうか。ウムラウトがつくのだろう。そう思って「シェンオルキス」と呼んでいた。たまたまそういうつづりであろうか。かみさんの指名手配種であった。そういうと2株で1000円といわれうっかりつかんでしまった。あとで1500円になったのである。1株はI氏にもらっていただいた。

株自体はしっかりしていたが、根は黒く細く乾いていて、プラポットのミズゴケが新しすぎた。これは合っていないようにおもわれて2号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

Den. chrysotoxum  デンドロビウム・クリソトキサム

200444日 神戸らん展Vietnum Orchidsにて500

4:50ごろの投売りで出てきたものをすぐつかんだ。よくみると痛んでいるが花芽につぼみが見える。プラバスケット植えなのでこのまま育てる。植え替えなかったのはこの日購入した8株中これだけだった。

Epi. atropupureum var. rosem  エピデンドラム・アトロププレウム変種rosem

200444日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500

こういう花ええなあ、と思っていた種がよりどり21000円ででていたのでつかんだ。しかもつぼみが2つついているのである。かなりお買い得だったと思う。

 安定が悪いためプラ鉢からはずして3号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

デガーモアラ (Degarmoara:デガーモアラ)

略号 Dgmra. Brassia(Brs.)×MiltoniaMilt.)×OdontoglossumOdm.)

Dgmra. Winter Wonderland ‘White Fairy’   デガーモアラ・ウインターワンダーランド ‘ホワイトフェアリー’

200444日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500

こういう花ええなあ、とおもっていたビーララそっくりの大きな花だった。よりどり21000円のなかにあったのでつかんでしまった。何だこの略号は!かえって「蘭事典」を探す。載ってるわけねえわな、入力した覚えがないもん、と思っていると載っていた。

新芽が2つもある。健康そうな背の高い姿のよい株だ。プラポットでは立てることができないので3.75号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

Onc. Super Star ‘Sophia Beauty’  オンシジウム・スーパースター‘ソフィアビューティー’

200444日 神戸らん展 ヒロタインターナショナルフラワーにて2500

ブラサダとこのオンシジウムをセットで500円、というつもりで購入したのだが、つかんだときミスったらしくおなじオンシジウムを2つ買ってきてしまった。ショックである。まあすばらしいオンシを二株つかんだに違いないと思い直す。プラポットでは育てにくいのではずして余分なみずごけをはずし、2.5号素焼鉢と2号素焼鉢に(どちらが最適か判断しづらい)ミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

かみさんの土産には前からほしいほしいと言っていたガリレオ温度計が温室と一緒くたにうられていたので、これを買って帰った。こんなしゃれたものが売られているとはなかなかの蘭展であった。

かえりみち私のナビゲーションミスでえらい山道をかえるはめになった。ご苦労をおかけしたI様に心よりお礼申し上げます。

 

4月3日(土)デンファレ「花工場」?開花

総出撃とおもっていたらうす曇で寒かった。ふとケースを覗くとデンファレが咲いていた。昨日「宮島」まだ咲いているのを確認しているので、これでもうしばらくデンファレを見ることができる。昨年の91日(本当は729日開花のもらわれていった「倉敷」)以来8ヶ月間デンファレが咲いている。

原種蘭図鑑の拡大版のめりこみつつある。暇さえあれば種のデータをかき集めて打ち込んでいる。

中温棚の蘭をすべて屋外にだしてスプラサイドの千倍希釈液を霧吹きで吹きかけた。

明日はいよいよ神戸らん展である。電話による打ち合わせでこちらを11時に出発することになった。

4月2日(金)

今夜は家に帰ってきて庭に足を踏み入れてあまりの花の数に驚いた。庭が花でもこもこになっていたのである。花の大半は水仙である。水仙は年々花数が増えているようである。今年も花後にお礼肥をして球根を太らせる。チューリップもまた猛烈に咲きそうである。

一方蘭のいくつかにつぼみがある。花芽株を購入したキシスは大きな白いつぼみがすぐにも咲きそうである。フラグミペジウム・アンデアンファイヤーの花茎が伸び始めた。昨年はこの状態でしけてしまったのである。寒かったからではないかとおもう。昨日の朝は氷が張っていたからまだまだ油断できないのである。

蘭原種電子図鑑のデータ編集を開始した。瞬く間に1000種の種名データがそろう。エクセルで編集する。Web上ではエクセル方式がいいのか、用語集方式がいいのか。画像とのリンクを考えた場合、チューリップデータベースで実績のあるエクセル方式のほうがよさそうである。

このデータベースの編集方針は「この種を見かけたときに買ってもいいのか?」という問いに答えられるよう留意する。魅力、香り、育てやすさ、育て方の指針について記述し、種の特徴についての記述は省くか写真にゆずる。

とりあえずいれものをつくった。原種蘭図鑑の拡大版である。

4月1日(木)

これまでの蘭画像を見ていると未整理のものがたくさんある。潜在的にかなりの数が公開できずに埋もれているのであるが、どうも処理速度が最近落ちてしまいなかなかアップロードできない。カタカナ名はわかっているが、つづりがわからないものは本サイトでは公開していないのである。最近画像の容量を落としすぎていて画質が低下している。いよいよけちけちサイトになってきたなあ、と反省しきりである。

本日「蘭の小部屋」というサイトを覗いた。すばらしい写真が数多くあり、原種画像もこちらが足元にも及ばないほど充実していた。それなのにアクセスカウンターがまだ2000ほどだったので驚いた。もったいないことである。

海外には少々しょーもない写真でも(すばらしい写真も多い)かきあつめて4000種の原種蘭の情報と画像を公開しているサイトがあることは何度か紹介した。欧米人はこのような連携は得意らしい。日本人はおのれの画像などに思い入れが強すぎるのかこの手の連携を好まないようである。ネット上に蘭図鑑をつくるから画像を募集、ということを誰かが言い出すだろうか。なかなか言わないだろうし、画像を投稿するのもなんとなく気が引ける。

4000種というと毎日1種ずつ丁寧に記述して画像をリンクしてゆくとして10年以上かかる。画像も400種までなら今年中に集まらないではないが、400種を記述するのはかなり骨が折れるだろう。まだそれほど原種蘭にはまっているわけではないのでまさか自分がやるはめになるとはおもっていないのだが、案外半年ぐらいするとチューリップ400種リストを作ったときのように猛烈にのめりこんでいるかもしれない。いつでもはじめられるくらいのデータはそろっているのである。しかし自分にそれをする資格があるか?ということをよく思う。

芸能人の水着写真を自分で撮影したからといってそれを自分のサイトで公開してよいか?といえば否である。肖像権というものがある。ほうぼうで撮影してきた蘭の写真には肖像権とまではいわないが「育てた人の持つ肖像権」があるのではないだろうか。たとえ法的根拠がないにしても「道義的に」云々ということで、「おんどりゃあ、だれに断って写真だしとんじゃ、コラァ」とすごまれると「スイマセーン」といって逃げるしかないのであった。(なっさけなあ…)

そこでまあ割り切りをする。やはり自分がHDD内で楽しむためにとことん画像とデータを集める。それをうっかりネットに出してしまっているということはありうる。そう、あくまでうっかりと。

 ところで化学物質については何十万という種類の物質について原著論文へのアクセスは容易で、合成方法、構造、融点ほかの物性、原子の相対的位置関係、NMRXRDのパターンなど、実に膨大な記述を見ることができる。蘭については原種の情報にどのようにアクセスするのであろうか。形態、原産地と育つ環境、種名の由来などなど。サンダースリストへの登録方法はわかるが、原種としての認定はどのようになされているのであろうか。

 

 

 

 

Top 日誌 蘭のリスト 蘭扉頁 画像掲示板 球根園芸館 画像登録 

 

SEO [PR] カードローン比較  空気洗浄 冷え対策 動画 無料レンタルサーバー SEO