蘭の日誌2001年以前

 園芸日誌である。下に行くほど昔。  インデックスに戻る

2001年

12月24日(月)

ランのケースは自腹で胡蝶蘭の鉢(切り戻し花芽2本、新規花芽2本、合計花芽4本という驚いた株。近所の園芸屋「花信」1000円)を購入して気合いのはいる母親の工夫もあり、寒波来週時(外は霜で真っ白)に最低気温14.5度を記録した。もう胡蝶蘭のなかにはつぼみが付いているものなどもあり、これがらくらく越冬できる環境が整備できたのである。夜は毛布をかぶせるのが効果的であることがわかってきた。断熱さえよければ、160Wの熱源であっても十分な温度が保てるのである。もう少し工夫すれば100Wの電球だけで温度が保てるだろう。

 

12月16日(日)

宝塚園芸サービスにて、またまたランを3株購入してしまった。アングレカム属のディディエリという種Angraecum didieriをほしいほしいと思っていたのだ。よそのホームページを見ていて、姿や形、香り、マダガスカルという出身に惹かれてあれば買おうと思っていたのである。この2週間ほど頭の中によく現れるランだった。

もっとも近くにある本格的な園芸店はこの宝塚園芸サービスだった。四季を通して種々の品のよいランが売られているためよく寄るのである。今回もアングレカムディディエリのことを頭に思い浮かべつつ巡回していた。温室の中でふと足元を見るとごくごく小さな鉢がある。持ち上げてみると「アグレカムディディエリ」と読める。まさかね、そんなことは、何かの間違いだ、と思った。「アレグレカム」?、「ン」をマジックで速く書けば「レ」に見えるということは十分にあり得る。これはまさに探していた「アングレカムディディエリ」であった。

ランはあまたあるとはいえ、シンビジウム、胡蝶蘭、デンドロビウム、カトレア、オンシジウム、etc、etcの最後にありそうなくらい希なランのはずのしかもディディエリという種までどうしてぴったりと符合して、さらに500円という見切り品として巡り会うことが出来たのであろうか。もうランが呼んでいたという他はない。

「マダガスカル原産、標高600m〜1500mに自生する。草丈10〜20cm直立する。花茎は短く、長さ0.7cm、1花をつける。花はよく開張し、白色、径4〜6cm。距は長さ8〜15cm、次第に細くなり、先がとがる。中高温性。花は春に咲く」と紹介されている。よく見ると果実が出来ていた。このまま種を作って増やすつもりもないので取り除いた。これを取り除かないと次の花が出来ないと思われた。なにやら申し訳ないように思われたが、仕方がない。それにしても、何が媒介して受粉したのだろうか(通常はマダガスカルの蛾)。これから春に向けてなにか活動があるとは思えない。プラスチック鉢のなかでからからに乾いていたので2.5号鉢に植え替えをした。

エピデンドラムも安かった。500円である。キャンディという名前が付いている。うすい黄色だ。葉っぱが柔らかくなっていて少し弱っているようにも思えるが、新芽が2つ元気の良さそうな根を出している。

エビネの葉っぱの格好がよいものが580円であったのでこれも買った。

園芸店を他にも回った。なんというかランがどこも例年にない安売りをしている。不景気で売れないのだろう。ランの栽培業者が気の毒である。なんとかこの不況を乗り切ってほしい。そういいつつ安いものばかり買っている。まあいい。ランの普及につとめているのだ。

このところの寒波で、自作のランケースは最低気温が9度になり、高温性のラン(デンファレ、胡蝶蘭、大型のカトレアなど)には危機的状況である。大型カトレアのBlc.Dal’s Horizonの新芽の根元が腐ってしまった。

電気屋の広告を見ていたらコーヒーメーカが1000円だった。これをランのケースに入れれば保温と加湿を安全に行うことが出来るのではないか。早速買ってきて一晩使ってみたがやはり最低気温は9度まで下がってしまった。ロイヤルホームセンターに出かけてランの棚をいかに暖めるか腐心していた。前からライトはどうかと検討してきたのだった。100ワットの裸電球クリップ付き880円であった。これを買った。さらに反射保温シートも買った。1時の温度は13度だ。15度はほしい。保温シートをもう2枚増やしてはどうだろうか。まだ隙間があるのだろう。ケースの足下に隙間があるようだ。電球を150Wにするという選択もある。電球の強い光の悪影響が心配ではあるが、昼間に見たときには光も熱も太陽光線に及ばないので葉が焼けたりはしないと思う。最低気温15度が目標だ。

12月9日(日)

蘭にほとんど魅力を感じないかみさんに「あの青い花は蘭にしてはいい」と言われたバンダの購入を検討していた。私自身は根っこぶらぶらで寒そうで育てにくそうな花だし値段が高い、とおもっていた花である。350円のアスコセンダ(バンダ近縁属)を育てて半年になるがまるで動きがない。しかしバンダの見事な画像をよく目にするにつれ次第にバンダのことを考えることが多くなっていった。まず温度である。青いバンダはほとんどがV. coeruleaを親にもつ。このため越冬温度は10度あればいいそうで、すでに咲かせているカトレアやファレノプシス以上に難しいということはない。先の冬は暖かい団地だったからよかったが今度の冬はどうだろう。いろいろ心配してこの3ヶ月着々と準備を進めてきていた。

まず、部屋の中に高さ150cm幅160cmの木の棚をつくり(木材と組み付け器具でざっと8000円、ロイヤルホームセンター)、それを大きなビニールシート(幅1.8m長さ4m、約1000円、ロイヤルホームセンター)でくるんだ。これだけだとファレノプシスの葉っぱにしわしわがでてきてどうも具合が悪い。日中はシートを片面はずしているがそれでも30度と温度が高くなりすぎるようである。小型の扇風機とサーモスタットを持ち込んだ。26度になると扇風機が回る仕掛けである。だが、より重要なのは寒さ対策である。暖めるためあんか(60W580円コーナン)を購入し夜はビニールで覆って暖めていた。最低温度を正確に知るために最高最低温度計(1980円コーナン)を購入し、調べると12月7日で最低気温は11度を記録し、もう少し温度を高めたい。棚に使い古しの電気毛布60Wをぶら下げてさらに暖めた。これで寒波を乗り切れるかどうかだ。

バンダはこの時期あちらこちらで見かけるようにはなった。「花工場」で980円の花なし株を見たが「青い」という指定なので見送る。開花株は昨今の不況で安いものでも3800円程度だ。蘭展の即売会で見たものは5000円をくだらないし、練習用と表示されていた小さな株でも1500円で手が出なかった。「安く買って立派に咲かそう、蘭は2000円以下!1500円以上要稟議(?)」という暗黙のルールがあり、入手は容易ではない(60株中1500円を超える蘭は3株のみだ)。

職場の仕事を終え、自転車で散策していた12月6日のこと、行きつけの「緑のマーケット」に寄ると普段は扱っていないはずの蘭、シンビジウム、オンシジウムなどが所狭しと並んでおり、なかに恐ろしく見事なバンダがあった。魅了されるような青い大きな花がいくつもあり、葉っぱはぴんとして大きく張り出し、根っこが60cmもたれている。全長110cmくらいの大きな株だ。3800円なり、と表示されている。高いので検討外だがバンダにしては割りに安い値段だとおもった。ところが、店のあちこちに「蘭表示価格の半額」と表示されており、つまりあの立派なバンダは1900円というまことにお買い得な値段になってしまうのだ。巨大なバンダを自転車で下げて帰れないから今日のところはかえるにしても、これは見逃せないチャンスだとおもった。

数日悶々として過ごし、12月9日に意を決して同じ店を訪れると同じ花が変わらぬ姿であった。購入しようと手にぶら下げてみたところ妙におもい植物だとおもった。そのバンダを購入したところ、さぞものものしい入れ物に入れてくれるのだとおもったのだが、あろうことか手提げのビニール袋にいれただけでよこしてきた。袋から花はすべてはみ出している。車だけど持って帰る方法に難渋したが、天井のフックにぶら下げて帰った。くくりつけてあるわけではなく、急カーブを曲がったりすれば落ちて花を傷つけてしまいそうである。1時間後ろを気にしながらの運転の末家に持ち帰った。家に帰り、余りの大きさに驚きあきれたが花の美しさはひとしおで、写真を随分とった。V. Sansai Blue

球根の半額売り出しシーズンである。600円程度で高くて手が出なかった球根なども半額でまだまだ残っている。しかしもう植えるところがない。小粒のチューリップ球根を太らせようと1000球くらいを植えてしまったので花壇が埋まってしまった。そこへもってきてまだ入手していないチューリップの品種が出てきたりするのだった。

 

1123金(2003年10月30日に追加)

かみさんがハーブショップ香器でもらった兵庫フラワーセンターのただけんがきっかけになって、「寒蘭」展を見に行った。それを口実に球根を買いに行ったようなもんか。6種類増えた。

ウッディータウンサティの花工場でオンシジウムを480円で買った。花茎が2本でて花盛りであった。甘い香りがよい。Oncidium Twinkleという。「洋ラン ポケット事典」唐澤耕司、小笠原亮著、NHK出版、1999.によれば、

Onc. Twinkle  Onc.cheirophorum× Onc. ornithorhynchum )1958年登録、オルニソリンクムの交配種で小型の花を無数につける。花茎は細いながらも直立し枝ぶりもよい。香りがあり、小鉢品種としては鑑賞価値が高い。秋〜冬に開花。」とある。この本はよく網羅されている。

ところで、属名と、原種はイタリックか?

 

11月15日(木)

蘭が11月になり活動的になっている。大輪のカトレアBlc. Dal’s Horizonのつぼみが大きくなっていた。驚いたのは、別のちいさなシースしか出ていなかったできたてのバルブからもつぼみが生長しつつあったことである。小さなシースは先端が開き、そこをのぞくと花の小さなつぼみが見えた。小さな発育不良のシースのように見えても何かの拍子につぼみが出てくるかもしれないので注意が必要である。カトレアはこのほかにも昨年400円で買った赤い花をつけるミディカトレアにもシースの中につぼみと思える陰が見え始めている。胡蝶蘭は5株が花茎を出しており、まだ2株ほど出てきそうだ。デンファレは、職場といえでそれぞれ1株が咲いていて、職場に3株、家に1株につぼみがでている。Den.Arikaは花芽が出てきている。オンシジウムのつぼみが大きくなり、ジコペタラムにも花芽が確認された。ブラッシアはバルブが変色して心配だったが、花芽が出てきたようだ。マキシラリアにも基部にいくつも花芽らしいものがでた。シンビジウムは枯らしかけて今年復活したものまで花芽が見つかったので4鉢すべてに花芽が出てきたことになる。リカステはつぼみが大きくなりつつある。富貴蘭にも芽が出ている。こういう活発な活動が見られる反面、パフィオペデュラムなどは動きがない。晩秋とはいえ植物はダイナミックに活動している。

寒さに当てていたデンドロビウムはそろそろ「花芽分化」が完了するころであろうと屋内にとりこむことにした。14℃以下に一日3時間あてこれを20日以上、と本に書いてある。花芽らしいふくらみが見られた。

10月24日(水)

蘭はデンドロビウム以外早々に家の中に入れてしまっている。リビングの気温は20℃近くをキープしており、大型カトレアの花芽も順調に育っているようだ。リカステの花芽、オンシジウムの花芽、年間4ヶ月の開花期間を目指すデンファレの花芽、シンビジウムの花芽、ファレノプシスの花芽も順調である。

 

10月21日(日)

蘭は芽が出たり咲いたりといろいろ活動しているが、手間はたいしたものではない。

 

10月17日(水)

デンファレの安くてよい品がでまわっていて、これを買ううちに無名のデンファレだらけになってしまった。見切りのデンファレを買うと、どうしても植え替えたくなる。8月から9月ごろ植え替えたもので、成功したものは花芽がでてきたり、新芽がでてきている。夏に宮島で買った何が咲くか分からないデンファレはあと10日ほどで開花するようだ。気温が下がるため、うまく咲かせればこの時期のデンファレはよく持つことだろう。デンファレの買い時は夏から秋にかけてといえよう。また、昨年来育てているデンファレQueen Southeastは、今年と昨年のバルブからそれぞれ花茎がでて、多くが散ったもののこれまで14個の花を咲かせ、あと4つ残っており、18日で2ヶ月になる。おどろいたことに、それぞれのバルブから別の花茎が伸びており、これが咲けばあと2ヶ月咲かせ続けることも可能だ。年の3分の1を咲き続けることになるのだ。丹精した甲斐があるというものだ。

このほかにもこれから咲くと期待できるデンファレが5鉢はある。デンファレは高いもので700円なので、毎年長く咲かせることができればこれほど安上がりな植物はないのである。

ところで、小泉首相や田中外相を画面で見ることが多いが、注意していると背景にデンファレ(ときにオンシジウム)が映っていることがある。あのデンファレも長いなあ、とおもう。

花の咲いたデンファレを9月10月と時期をあけて380円で3鉢買った。花が大きいなどの理由でつい買ってしまった。3鉢目は比較的大きな花のあるバルブと、つぼみがあるバルブという豪華な内容だった。秋の蘭も実に楽しい。

昨年不発だったカトレア「Blc. Dal’s Horizon」のシースにつぼみが現れた(10月7日ごろ確認)。咲けばもっとも豪華な花になるだけに期待が高い。このほか、オンシジウムに花茎が現れたり、リカステにも花芽(10月7日ごろ)、シンビジウム(9月23日ごろCym. Line Stone “Cute”に4つ、10月7日ごろCym. Seaside Crown “Princess Masako”に1つ)にも続々と花芽が現れているため蘭はエキサイティングな展開になっている。昨年咲かせた胡蝶蘭にも花芽が出たが、こちらはこれからたっぷり半年かかることがわかっているためそうたいした事件ではない。蘭は花への変化がダイナミックなため驚きも大きく、記述のしがいがあるのだが、いかんせん暇がない。

 

9月10日(月)

ヘビ嫌いにはホラー話かと思うので以下は注意して読み飛ばしていただきたい。

庭のかえるを狙って何度か敷地内にヘビがいたことがある。見つけるそのつどしっぽをひっぱったりして親睦を深めていたのである。今回、長年の友好関係によるものか、より踏み込んだ形で親睦を深めようとする天晴れなヘビがいたので報告する。

2001年9月9日、門柱に蛇のぬけ皮が完全な形でぶら下がっていた!。これにさきだって、母親の部屋に蛇が入り込んで大騒ぎになっていた。どうもそのヘビの皮らしい。蛇は体長40cmの黒いシマヘビとのことだった。寝ていた母の横を通ったらしい。気がついた母親が騒ぐと床の間の前からたんすの後ろにはいずりこんで、ヘビが大の苦手のかみさんまで動員してたんすをうごかし、窓から蛇を追い出したそうだ。多分その蛇が庭のアマガエルをえさに何日も家にいたらしい(今もいるかもしれない)。

ヘビの皮は縁起がよいといわれている。上のような事件はそのデンでゆけばこのうえもなく縁起がよいのではないかと思われた。テレビで宝くじの1億円を当てた人の特集があったのだが、そのなかにヘビの抜け皮を完全な形で手に入れた人がはいっていた。母親は昔から珍重して、私が拾って帰った切れ端でも大事にして財布に入れていたようである。ヘビ皮は金運をもたらす、と信じているらしい。たしか3年前だったか、ヘビの抜け皮を完全な形で見つけて持って帰り、母親に献上した。けれど、一億円を当てたという話は聞かない。

今回のヘビの皮も完全で、尻尾の先までちゃんと抜けている。おもしろいのはおめめの部分は穴になっているわけではなく、そこにも皮があるということである。目からうろこ、であろうか。

こういう害のないヘビのほかにも、やまかがしやまむしもいるので気をつける必要はある。

9月3日(月)

ハベナリア、といってもなんのことだか、というマイナーな名前であるが、鷺草の属名である。鷺草「銀河」(写真約200kB)が開花して1週間以上になる。小さい花ながら香りがあり、姿の美しさと造詣の妙には魅了される。大事に育てて球根を増やしたいものである。

いろいろと仕掛けの多い花らしい。姿がこれほど美しくなったのは人間の「人為選択」によるものではないだろうか。あの特異な花は特定の昆虫が着陸しやすいタラップだろう。口吻の長いその昆虫は、おしべやめしべの固まっている部分に頭を突っ込み、そこに開口している長い植物体の袋(名前を忘れた)に口吻をさしこんで底にたまっている蜜を吸うのである。その際、粘着性の突起が昆虫の頭につき、頭を引いたときには花粉の塊を頭に頂戴するという仕組みになっている。これで別の固体の花にゆけば見事受精できるのである(写真に花粉突起などが鮮明に写っている)。

それにしても、袋の蜜といい、花粉の塊がついてくることといい、これほど多芸な植物もめずらしい。蜜袋の蜜は吸ってみると確かに甘い。また、ずいちゅうの左右の突起に指を触れるとその花粉の塊を受け取ることができるので、終わりかけの花で試してみてはいかがだろうか。

人から窒素リンカリウムを表すN:P:Kの比率で、5:10:5などの表記はどういう意味なのか、と尋ねられた。このことは積年の疑問だったのである。実は私はバケ学をやっていた人間であるため、原子の数の比ではないか、などということをこむずかしくも考えてしまっていた。それぞれの成分を含むよく使われる化合物として硝酸カリウム、硝酸カルシウム、リン酸二水素アンモニウムなどがあることをWeb上で調べ上げ、それらの式量などを計算さえしてみた。「肥料」なるキーワードなどで多くのページも見てみたが満足の行く答えは得られなかった。さんざん探し回って最後にハイポネックスのページを見たところ「肥料100g中に含まれる窒素、リン、カリウムのグラム数」と書かれていたのだった!。それで0.1:0.5:0.2なる変な比率があることも理解できた(比率ならば1:5:2と書くべきなのだ。100g中に窒素0.1g,リン0.5g,カリウム0.2gを含むということなのだ)。

それまで天真爛漫(放漫)な園芸をやっていたが、このところのチューリップの不作などから、肥料や病気の予防などに関心が向くようになってしまったのであった。「マンネブダイセン」なる薬がある。チューリップの花にぽつぽつと酸性雨にでも当たったような点が現れる病気(これにやられてこの2年不振だった)を防ぐ薬だそうだ。こういうことを覚えるにつけ、なんだか深みにずぶずぶとはまり込んでゆくような気がする。

8月20日(月)

デンファレ「クイーンサウスイースト」が18日に開花した。昨年の白地に縁が赤紫の花だったものとはずいぶん異なり、全体に濃い赤紫をしている。受け取った日光の量によって花の色が濃くなったりするというのは聞いたことがあるが、これほど変わるものだとは思わなかった。市販のものを2回ほど見、本にもこの品種が紹介されていて、そのつど昨年咲いたものよりも色が濃いので首をひねっていたのだが、合点がいった。

このところデンファレの魅力に取り付かれていて、デンファレの安物を物色していたのであった。倉敷や広島の園芸店で3株寄植の叩き売りをみつけたので買ってきた。倉敷の叩き売りはすごかった。胡蝶蘭4株、バンダとおぼしきもの一株、デンファレ3株、なぜかほおずき一鉢、観葉植物1鉢全部で1000円!というとんでもない内容だった。これから広島に下ろうとしているときにこんなに大量の鉢を運搬できないからバンダとデンファレだけで1000円にしてと交渉したところ、700円にしてくれた。バンダは花の散ったものでもなぜか1500円をくだらない高級植物のようで、これまで幾多の蘭店、蘭の販売場で手に入れることができなかったのである。高い温度が必要で冬越しが難しいと聞いていたので(実は10度以上だった)そんなリスキーなものに1500円も出せないとあきらめていたのである。それが350円程度でなかなか立派な株が手に入るとはありがたい。

倉敷で買ってきたデンファレを植え替えてみた。白倉敷と勝手に名前をつけた350円デンファレ3株はさらに分裂して4株になった。水が多すぎたのか、商店街の日当たりが悪い店だったためか根っこに元気がない。

宮島で買ったデンファレは水不足だったのか、適度だったためか根の張りがむやみとよい。乾燥気味に育ててよく日に当たっていたようだ。おかげでミズゴケが取り外せないためしばらく重石をして水につけていたほどであった。新芽もまもなくつぼみが出そうなほどに大きく成長しており、花を咲かせるべく気合が入る。

近くのホームセンター(ロイヤルホームセンター)で509円にて購入したデンファレセカンドラブも植え替えたが、根がおおくて難渋し、鉢が3.5号を必要とすることがわかってあわてた。

デンファレを3種類植え替えたが、植え込み材料の中に木片のようなものが入っている。そのほうが生育によいのだろうか。プロの仕事だからなあ。

本日は、台風直撃前日にもかかわらず夕方から時折雨の降る中植木鉢を探しに行った。近所のホームセンターはつぶれていた。あきらめず電車にまで乗って蘭屋が多い兵庫県宝塚市山本に行ってきた。どこも6時というのに早仕舞いをしているらしく植木鉢を手に入れることはできなかった。しかしその近辺でものすごい数の蘭を見た。これまであちこち見て回ったが、これほど蘭が集中しているところも珍しいのではないだろうか。驚いたのはあけっぴろげの空き地に申し訳程度の囲いをし、台をならべて遮光ネットを張っただけの設備におびただしい数の大型カトレアが並んでいる場所を見つけたことだった。ひょいとはいりこめる場所に高そうなカトレアがこれでもかというほど並んでいるのである。しかも囲いは大きく開いているところがあり車が入れるほどだ。みれば少なからぬ鉢に花が咲いているようである。これから台風が来ようというのになんということであろうか。それにしても近所にこれほどの蘭の産地があったとは驚いた。

8月2日(木)

兵庫の山奥に蘭とともに戻ってきてはや1ヶ月になった。東京ドームで333円で買った謎のカトレアが昨日開花した。クリーム色を基調にピンクがかっており、リップが紫色で、中心部分が黄色という凝った作りであった。夏に咲くこういう花茎の長いカトレアはレリアというのではないか、と思っていたがどうもそうではないらしい。いまのところ香りはない。

胡蝶蘭が7月20日に花がしおれてしまい、3月以来リレーで咲き続けてきた花が絶えてしまった。蘭は咲く期間が長いので、この一年なにかしら咲かせ続けてやろうとねらっていたのだが、うまく引き継げず残念なことをした。引っ越しの影響からかアングロカステが早々としおれてしまったのが痛かった。よく考えたら7月21日に園芸店でねじ花を買ってきているので蘭の花が絶えていた時期はごく短い(買ってきてまでリレーしようと考えるのが姑息か。一鉢50円だった。基本的には雑草らしく、これが蘭であると知らない人は私同様多いだろう)

ねじ花に先立って、7月15日に鷺草を買い(420円)、7月28日に岩国の園芸屋で風蘭(2鉢500円)とオサラン(300円)を買い、日本の蘭が増えてきた。このままエビネやらシランに進みそうである。

根腐れでお亡くなりになった胡蝶蘭が2株ほどでた。丈夫で簡単な蘭もそれなりの方法を守らなければあっけなく枯れてしまうということを痛感した。葉やけなどでダメージを受けた株などもいまは持ち直してやっと安定期に入った。

これからはデンファレなどが咲く時期が来る。デンファレのおもしろい点は、昨年花茎がでたバルブからまた花茎がでてきているということである。花茎には10前後の花がつく。これを切り花にしてよくダイエーなどでもやすく売っているのである。育てやすく、花付きがよく、姿の美しい(でも香りはない)蘭である。こういう蘭を切り花にせず、かつ寄せ植えにもせず、一株ずつ売ってほしいものである。最近ではピンクの花のものが寄せ植えで3株セット3800円というようなものをよく見る。高くて手がでない。広島では赤い花のものを一株ずつ880円〜740円という売り方もしていたが、冬に岩国で花付き一株250円とか、76日間咲いていたあのデンファレが700円だったことを思い出してちょっと手がでないのである。その76日デンファレは5月にでた新芽がすくすくと成長し、新しいバルブが充実しつつある。秋にはまたあの花をみることができるだろう。デンファレは3種3株あるが、500円で名古屋蘭展で台湾系の店から購入したものは購入当初から根腐れのため不調で、バックバルブから小さな芽やら、本体のバルブから高芽が出てきており、株は増えるかもしれないが今年度中の開花はあきらめるしかない状況であった。このほか、個別の蘭の活動が活発でいちいち記述できないほどである。

 

7月12日(木)

出向先から古巣へ帰ることになり、大慌てで引っ越しをして山のおうちに帰ってきたのだった。

引越しの最中のごたごたの間、エンサイクリアはいつのまにかしおれていた。たぶん2週間は咲いていてくれたようだ。咲いていた胡蝶蘭は無事に運び込めたが、アングロカステは花が痛んでしまい、ほどなくしおれてしまった(三週間くらいか)。赤まだら胡蝶蘭がそれに続き(これも3週間くらい)、花を減らしつつもDtps.シティーガールとPhal. Mishima. Crystalががんばっている。

引越しの運搬で、破損してしまった株もいくつかあったが、当初懸念したほどではなかった。むしろこちらに到着してから、環境の変化やら遮光のまずさやらで多くの蘭が不調になっている。根腐れやら日焼けやらで大きなダメージを与えてしまった株がある。蘭は簡単、と思っていたので、根腐れや葉焼けなど実際に直面してみるとショックだった。胡蝶蘭を素焼き以外の鉢にいれて水をどんどんやったところてきめんに根腐れになった。また、受け入れ態勢などもう少し気をつけておれば防げたのではと反省している。

一方、300円で購入したカトレアにつぼみが出たり、300円のオンシジウムの鉢が順調だったりする。多くの鉢で芽が出る活動が活発になっている。

さて、本ホームページの本業の球根関係については、今年度カラーが豊作で、グラジオラスも大輪の花が咲くようになった。また、もっとも労力を必要とするチューリップの球根の堀りあげは一ヶ月遅れでやっている。遅れただけあってくさった球根が多い。植えた量が多いので回収する球根も多い。しかし土の調子も悪いような気がする。水仙は葉っぱが枯れて地上には跡形もない。このまま植えっぱなしにする。ゆりはアジアティックハイブリッド(すかしゆり系)が終わり、オリエンタルハイブリッドが咲き始めている。土がよくないのやら、生育期に水分が十分でなかったのか、あまり成長はよろしくない。

6月23日(土)

引っ越しの心配をしつつも、胡蝶蘭は調子よく咲いている。3つの胡蝶蘭を咲かせて気が付いたのだが、開花が迫ると、つぼみのいくつかがしおれてしまうように思われる。当初は「石油ストーブがにおうのが悪いからストーブ禁止」とか、「肥料が悪いから肥料撤去!」などとやっていたのである。胡蝶蘭の共通の性質かもしれない。もちろんそれを防いでまるもうけ的な咲かせ方もあるのかもしれないが。

先週Dtps.シティーガールということにしてしまった満開の胡蝶蘭にえらく形がよろしい花があることがわかりばちばち写真を撮っていた。

6月19日(火)

また例の場所で胡蝶蘭を2種4株拾った。「こまった、見捨ててゆこう」、と足を踏み出しかけたがやはり救出してしまった。重い鉢を二つ抱えて職場に戻る。結果を言えばこれがひろいもので、欲しかったアマビリスである可能性が高い株と、アマビリス同様小ぶりな花で、新弁が赤い花であった。4株とも葉っぱが青々つやつやしており、十分に来年の花を狙える苗としての価値があった。以前このような拾い物の鉢を差し上げて現在しっかり咲かせた同僚がひとつひきとってくれた。

6月17日(日)

なじみのベルプラザに行った。花の終わったデンドロが300円で出ていた。これなら咲くというような芽が出たものを2種類かって帰る。こんなに増やしてどうするものであろうか。

Den. Spring Color 'Hohoemi'

2001年6月17日ベルプラザ(埼玉県川口市神戸147番地 048-294-5000)にて315円で購入。バルブ3本、新芽3本という内容だった。

Den. Spring Harmony 'Harp'

2001年6月17日ベルプラザ(埼玉県川口市神戸147番地 048-294-5000)にて315円で購入。20cmバルブ2本、新芽2本という内容だった。

この時期、蘭を扱う花屋ではこういう見切り品が出てくるので、咲かせる自信がある人にはよい買い物になる。

6月16日(土)

夏の蘭店を見に、新宿に行ってきた。あまり規模は大きくなかった。なかなかの花はあった。今日はお買い得品が少なく、横浜に比べ値段が高く設定してあったように感じた。新宿の三越を訪れるような奥様ないしはクラブのママなどは蘭には財布がゆるいのだろうか。お買い得に思えたのは新芽が2つ大きなバルブが6つという盛りだくさんなブラッシア1000円のみというところだった。Brassia Longen Gigentiaという。見た目はオンシジウムそっくりである。近縁なのだろう。写真は200枚以上撮ってきたが、歩留まりは80枚で40%くらい。横浜でバルボフィラムを買った店やらアングロカステを買った須和田農園も店を開いていた。

最後の胡蝶蘭が開花。6月12日につぼみがしおれ始めた!。どうも骨粉入り油かすを発酵させて固めたものをバケツに入れておいたくさいくさい肥料水をやったのが悪かったらしい。5つあったつぼみのうち3つまでがしおれ、これは全滅か、と思っていたが、肥料を流し出して様子を見ていたところ、のこった2つのつぼみが6月16日に開花した。やれやれ。だが、いつまで咲いていることやら。

 エンサイクリア:6月12日に突如開花したらしい。変な花である。この時期、胡蝶蘭3種、カトレア、アングロカステなど6種の花盛りになった。

6月3日(日)

 横浜三越夏の蘭展に行って来た。展示のカトレアは面の長いレリアが多い。見応えはあった。パフィオはたくさんあった。部屋で盛りのカトレアや胡蝶蘭の類はなぜかあまりなかった。最近はあまり見かけない種類の蘭に関心が高いため、いろいろな種類をみては感心していた。花茎がむやみと高く伸びて咲くものなどあった。冬ものにはないおもしろさがある。カタセタムの巨大な雌花があるのに驚いた。高さ40cmほどに花茎を伸ばしタコ星人のような緑色の花をたくさんつけているのである。これほど奇妙でおもしろい植物はそうそう見られない。鑑賞価値はないと聞いていたがどうしてなかなか立派である。冬場の大輪のカトレア、胡蝶蘭、シンビジウム、デンドロビウムなど主力4属の豪華さはないが、雑属のおもしろさはある蘭展であった。

 買い物にもおもしろみがあり、名門須和田農園(〒272-0825千葉県市川市須和田2-26-20電話047-371-7768、FAX047-371-8547)のつぼみ付きアングロカステ(Angcst.(Angcst. Paul Gripp × Lyc. aromatica)1,260円はお買い得だったのではないだろうか。これはこの初夏の頃咲くものらしい。そだてているリカステよりもずっと大きなバルブが3つあり、そのうちの一つから18cmと7cmの芽が出てさらに花のつぼみが一つでている。なかなか堂々とした鉢である。見た瞬間これはお買い得と思った。アロマティカという原種のリカステはこの蘭展で見かけたので、においをかいでみたところ、シナモンのようなにおいだった。そういう香りの形質が遺伝しているかどうか、期待している。

 ところで須和田といえばあの江尻光一氏の名門中の名門蘭園、展示されている蘭もどこか品と輝きが違う、と思って妙に緊張しつつ見物していたところ、美人店員嬢に声をかけられてしまい、ももももしや江尻氏のお弟子様では、蘭歴3年の駆け出しのこのわたしめがお声をかけていただけるとは、と馬鹿なことが頭を駆けめぐってあがっていた。しかしいってみればただの客なのだ。しかしなんというか、著書を6冊も読んで信服してしまうとつい店にまでへりくだってしまうのだった。

 前に書いた大場蘭園同様、さすが有名店は品がいい割に安い。高級品もあるが、安くていい品もある。梱包もよい。しかし千葉は遠いなあ。いや、案内をよく見たら東京駅から総武線快速19分というから実はかなり近いことがわかった。よし、行くぞ。

 また、Sagami Orchids Co. Ltd., 277 Yoshigiwa, Hiratsuka City, Kanagawa Pref., Japan, 0463-55-4187で2鉢1,575円でEncyclia. cochleata及びCirr. wendlandianum "Abe"を購入した。エンサイクリアにつぼみが付いていたため購入を決心したが、バルボフィラムの一種らしいこのベンドランディアナムとかいうやつはまあおもしろそうな格好をしていたのでついでに買った。750円程度というので鉢の大きさや新奇性の点からも納得の買い物だったと思う。

 このあと仕事で職場へ出た。日曜日に何してるんでしょうねえ。とほほ。コードネームデジタルイスターなるプロジェクトの立ち上げを鋭意進めているのだ。中華料理職人の技能をITを活用することで家庭における奥様の技能アップ、しいてはおとうちゃんの満足度アップにより日本の競争力強化を図るというものである。ほとんど嘘だから本気にしないように。

 職場のデンファレには3日前に芽が出ているのを見つけていた。

5月30日(水)

 1時ごろ帰ってきてやっとめしである。あんまりである。それも3日連続で。

 蘭を見に行くツアーが定員割れのためかなくなってしまった。腹立つなあ。

ひろった胡蝶蘭はもうつぼみが二つしおれていた。これもあんまりである。原因がわからない。完璧に咲くものだと信じて疑わなかっただけにショックだ。花も予想したほど大きくはならない。大きくなる前にしおれているのかもしれない。1週間はおろか5日くらいでおかしくなる。

あまりにも付きがない。何かあるのでは、と勘ぐりたくなる。

蘭がこの調子なので楽しみは皆無だ。これでは次の蘭への引継はできそうもない。もちが悪すぎるのである。カトレアと白い胡蝶蘭は好調。

しばらくして対策を立てた。肥料が根にふれている部分があってそれが悪いのでは、と肥料を取り除き、よく洗った。また、切り戻した切り口から水分が蒸発して花に十分行き渡らないからではないか、と考え、切り口にラップを巻いた。はてさてどうなるか。

5月26日(土)

 時計の針が12時をまわり、同僚と仕事を切り上げて帰る道すがら、例の場所にまたまた出ましたよ胡蝶蘭が。「たすけてえええ」とゴミ袋の中から呼んでいるのが見える。しかもこんどは鉢が二つ!。鉢二つもって終電ぎゅうぎゅう詰めの京浜東北線に乗れるわけがないじゃないか。ぶつぶついいながら通り過ぎる。同僚がみかねて、もどってみたいでしょ、なんていうものだから、きびすを返して20mもどった。しかし、あたりは若者がうようよいてゴミあさりができる状況ではなかった。やむなく悄然と駅に向かうのだった。哀れ胡蝶蘭よ、すまんすまん。(書き忘れていたがたしか4月頃にも胡蝶蘭が捨てられていてこれで3回目のべ4鉢12株になる)

 電車を待つ間も未練たらたら(欲しければ買えばいいので、べつに欲しいわけではない。ああかわいそうという感傷にすぎないのであった)でいたが、突如自転車での救出作戦を思いついた。

 尋常ではない。さんざ働いたあと終電で家に帰り、すぐさま自転車で10kmの道のりを深夜ゴミにまみれた蘭を拾いに行くなどというのは滑稽を通り越してむちゃである。なぜか浮き立つ心の底をのぞいてみると、蘭にかこつけて日頃の鬱屈を自転車をこいではらそうという気分があった。

部屋に帰るなり米をといで炊飯器にかけ風呂を沸かして出かけた。午前1時半だった。自分なりにこのあきれた行動の理由をつけると、それは防災訓練だった。そうそう、防災訓練。

神戸のあの地震の直後を知る私にとって地震に対し無策とも思える東京で、もし仕事中地震にあったらどうやって逃げるか。大規模な火災が起きた場合、荒川に短時間でたどり着き対岸に逃げることが生死を分けるかもしれないと考えていた。避難路は高架道路が縦横にまたぎ、ペンシルビル、壁を接しないばかりの住宅地が延々5kmも広がっている。かねてから避難路を探索しようと考えていたのである。そう、考えていたのである。

 1時45分には戸田橋をわたった。深夜だから道がすいている。ライトの電池が心配だ。案の定おまわりさんに「気をつけて」とやさしく声をかけられた。礼をして通る。おまわりさんと相性のよい私だったが、さすがに無灯火だととがめられるだろう。職務質問をされてまさか蘭を拾いに行きますとも言えない。だが無情にも往路ではやばやと電池が切れてしまった。

 夜の街を自転車は快調に進む。毎日往復70km走って職場に通っていたこともあったので風を切るこの感じが心地よい。

 たちまちサンシャイン60が近づいてきた。明るい商店街を抜けたり暗いガード下を通ったりして進む。

 目標が見えた。さあミッション開始だ。おや、ゴミ袋が見えないぞ、もしやもうもって行かれてしまったのか、ああなんということだここまではるばる来て。

 だが、近づいてみると見えなかったもっと端の方にその問題のゴミ袋はあった。まだ若者が何人か突っ立っていて客引きをしていたが、かまわず袋から蘭を取り出す。胡蝶蘭はずっぽりと鉢から抜けてしまった。中の水苔がぐっしょり濡れている。どうも前の持ち主は胡蝶蘭が好きなくせに世話の仕方をまったく心得ていないらしい。二つ目の鉢がゴミ袋の底にあって取り出せない。用意して持ってきたゴミ袋にすべてを入れて、その中で袋を破り鉢を取り出した。鉢は重いのでそのままゴミ袋に入れ(なんで分別していないのだろうか)株を数えたり点検することもせず、リュックに詰め込んでその場を離れた。その間3分ほどだったろうか。遠路はるばる来てこんな目にあって救出した胡蝶蘭はそのときの感覚ではかなり弱っていてもうだめである可能性は高い、と感じていた。

 胡蝶蘭につけてある支柱の針金がじゃまだ。リュックからはみ出す。それを曲げてリュックに押し込みしょって自転車にのるとこんどは針金が背中にあたって痛い。これをさらに押し込んで帰路についた。電池が切れたので無灯火を気にしつつ(途中おまわりさんとすれ違って目があったが何もいわれなかった)黙々と帰った。戸田橋をわたったあたりで空がわずかに白んで鳥の声が聞こえてきた。3時半に部屋に戻り、ご飯を食べて風呂に入って寝た。

翌日2時に起きて(毎度週末は寝だめをする)株を点検してみると6株を持って帰り2株は成長点破損などでお亡くなりになっていた。運搬中にだめになったおそれもある。一つは根腐れしていたようだ。2種4株をそだてることになった。一つの種は花がついていて、今咲いているPhal. Mishima Crystalそっくりであった。咲いているPhal. Mishima Crystalはかなり大きな花だが、しおれかけたその花はそれよりも一回り大きいのに驚いた。もう一種にもしおれた花が付いており、やや小振りでリップに赤い色が判別できる花が咲いていたようだ。この種は株が小さく葉っぱも小振りだが緑色がみずみずしい。こちらは切り戻しをして育ててみることにした。つぼみが出るようなら同僚がもらってくれそうだ。

水のやりすぎで痛んだと思える根っこを取り除き、葉っぱをあらった。健全な株が2つ。葉っぱが痛んだ株が二つである。2つは素焼きの4号鉢に植え替えた。だが、一挙に4つも蘭が増えたため在庫の鉢が払底してしまった。やむなく鉢を探して夕方近い近所に自転車で出かける。さすがにけつがいたい。

 川口や浦和(現さいたま市)というところは延々と市街地が続く。家々にはいろいろな鉢植えを楽しんでいるところも多く、街の潤いとなっているように感じられはする。ただ、その日もホームセンターや花屋などを探して市街地を10kmちかく走ったのであるが、むやみと車が多くて疲れ、うんざりした。結局みつからず、以前から見つけていた店に行ったが品揃えが悪いうえ高い。素焼きの鉢のようなものを手に入れるのにこれほど苦労するというのはなんだろうか(ついていないのだろう。最近人生勉強の機会が多いよ、まったく…)。店は多いが、「あかすり」や「電池」を手に入れるにしても目星をつけて最初に入った店にない、というようなことはよくある。関東は不便なところだ、とよく感じる。

あまり意見を書かないことにしているのだが、つい書いてしまう。なぜ関東の人間は券売機や乗り越し精算機、スーパーや飲食店のレジなどで値段がレジに表示されてから財布を出して金を探すのだろうか。はなはだしい場合は、後ろポケットから20秒も財布を取り出そうとしてもがいた親父が居た。関西からきた人間には耐え難いほどの時間の無駄に思えるのだ。(「どついたろかほんまにぃ」とか「はよぉはらいんさいや」とかと思っている。なにか文句を言うとあとで追っかけてきて後ろから殴られるかもしれないので黙っている。現にそういう事件が多いなあ)関西ではある程度頭の中で金額を把握しており、それに近い金額をあらかじめ手に持って支払いに臨むものなのである(偏見だろうか)。また、定期券の指定区間以外で買った切符と定期券をいちいち精算機に通すというのも遅れたシステムだと思う。関西の自動改札機は切符と定期券を重ねて通せるのだ。

世間は世知辛いようだが、部屋の中は胡蝶蘭とカトレアが咲いてごきでんである。

5月25日(金)

 蘭のよく咲く時期だと思う。どの鉢も活発に活動してなにかしらの変化がある。むやみと蘭のことを書いている時間が長くなり、また3時をまわってしまった。

 ひろった胡蝶蘭は、もはや昨日になった24日の朝開花した。かえってきてみると2つはっきりと開花していた。幾分小振りかともおもうが、胡蝶蘭は咲いてしばらくすると大きくなるので本領はこれからかもしれない。花はリップが赤紫色をしており、ほかの花びらは白地にほんのりと赤い筋がみえる。株の姿がよい。花茎がすっくと伸び上がって株から60センチの高さにしっかり花をつけている。

 白い胡蝶蘭は相変わらず大きく豪華である。しかし今日は花の上に茶色い汚点をいくつかみつけてしまった。よく見ると花がかびたり病気だったりするのではなく、コーヒーのしぶきか何かが付着したものと見えた。急須に水を入れ花の表面を洗ってみた。水は花によくはじかれ、左手に持ったフライパンに落ちる。花が揺れるたび花の組織がきらきらと光る。紙のような花だ、という人もいるが、この輝きを知らないからだろう。今日訪問した会社の会議室でみた胡蝶蘭はそろいすぎてよそよそしかった。

 丁寧に汚点に水をかけてゆくと次第に汚点は消えていった。なんだか胡蝶蘭の掃除の仕方を開発したように思う。

 カトレアがまもなく開花しそうなくらいつぼみが大きくなりつつある。このカトレアが前回開花したのは写真の記録から昨年の9月16日だった。その前は5月か6月ごろ開花した株をかみさんが買ったものだ。初夏秋二度咲き、その都度花が2つというまことに結構なカトレアである。これはありがたい株だ。しかも花の形がよろしい。大事に育てて年三回咲かせてみたい。そういえば香りはないはずだけど、育て方によって香りがでたりすることもあるように思えるので期待してみよう。

 24日は出張の帰りに、かねてから行きたかった蘭園があり、足をのばしてみた。東京ドームの世界蘭展で今年好みのリカステを買った大場蘭園である。なにやらわかりにくい地図がついたリカステの育て方を書いた紙をくれた。それを眺めてもあの蘭園を見つけだすことは難しかったのではないだろうか。その地図も持たずに歩き出し、少しの遠回りもすることなくドンぴしゃりその場所にたどり着いた犬のような感覚にはまたしてもあきれた。

 だが、木曜定休日だった。よしんば休みでなくても営業時間の5時をまわっていたのでみせてもらえなかったろう。

 雨模様の空で夕方である。雰囲気はすこし暗い。なんとなく民家のような蘭園である。温室は3つほどみえる。色とりどりの花が見える。にぎやかな花屋を思い浮かべていたのでその落ち着きぶりが意外で、敷居が高そうに思えた。

「横浜三越夏の洋ラン展5月29日から」という情報が掲示されているのを見たのが収穫だった。

 むむむ。夏場に咲く蘭を拡充したい、などと思っていたのである。

 だが、今現在胡蝶蘭がわらわら咲いていて、カトレアが咲き、さらにおっつけ別の胡蝶蘭が咲き、ひょっとするとパフィオペディラムが咲き、夏にはオンシジウムが咲き、という目白押し状態なのにまだ?。でもゆけば変な蘭を欲しくなるのだろうなあ。実は夏の蘭というのはあまり知らないのである。それゆえこのイベントは絶対に見逃せない。カメラの算段をしなければ。

5月24日(木)

 かえってくると拾った胡蝶蘭のつぼみが2つ一度にほころんでいた。仕事でぐったりしていたので喜びそびれた。いやあ、ついに咲きましたねえ。ここまでが意外と早く感じた。「必ず咲く」という確信があったので(なぜか胡蝶蘭というのはそういう安心感がある)それでも2月24日以来きっちり3ヶ月かかったことになるか。つぼみの大きさが小振りに見える。拾ったときにはなんと大きな花、としおれた花を手のひらに広げて写真を撮っていたものだった。冷凍してあったその花をみると、今咲いているPhal. Mishima Cristalよりもすこし小振りにみえた。どれほどのものが咲くか期待しつつ朝をたのしみに寝る。赤いリップが見えて期待させるのであった。

 一方Dtps. Sogo Beach (Leopard Prince × Minho Princess)は、元気そうなつぼみはあるものの葉っぱがどうもあまり元気でない。でれーんとしてつやがなく、どことなく黄色がかってみえる。花を咲かせようとするときは新規な葉っぱはできにくいものらしい。だから株はどんどん弱っているものとみてよい。500円なので、花を見られればありがというというような株だ。最後の花が咲き終わったら切るぐらいのつもりでいないと、株が衰弱してしまうだろう。しかし、冬は苦手そうな株に見える。赤い筋が花にたくさんついている派手な花らしいのだ。こういう花を咲かせる株は素人には難しいときいたことがある。しのごのいっても株を枯らせるような失策をするまい。

 

5月21日(月)

こんなあほ日誌でも読んでくださる方がおられるようで。どうも恐れ入ります。

今夜も終電近だった。人に言えないやくざな仕事をしている(うそよーん)。変に期待しつつ通過する例の場所には最近蘭は出没しないようである。まあ結構なことだ。

 デンファレ「arika」はこの5月18日にしおれ、連続開花日数76日を記録した。いい花だった。また咲かせたいけれど、まだ新芽がでておらず、職場の亜熱帯な気候にだまされているらしい。職場といえば、ネットワークはしょっちゅう止まるし(無料プロバイダが止まることはまれ)、インターネットはモデムより遅いし、マシンはネットワークの影響を受けるのかPentiumV800MHzが泣くような遅さだし、気温は朝から27℃と夏日だし、夜は23時に30.5℃を記録するのである。日誌を2年間で500pほど書くことがあるが、あえてコメントはしない。

 職場といえば同僚からありがたいことにカトレアをいただいた。日頃からけちけち人間であるため(蘭40鉢の値段を覚えている!)、そういうことができる人を心底尊敬してしまうのであった。何という愛らしいバルブ!。名前をLc. Love Knot 'Sato'という。名前の由来がわかるような丸みを帯びたかわいらしいバルブをしている。ただ、職場に来るなり12時間でしおれ始め、翌日には見る影もなかったのである。あえてコメントはしない…。(カトレアはもってかえってしっかり育てております)

また、アマリリスがしおれてしまい、12日間だった。暖かいのでしおれるのが早い。最初のうちこそ豪華でおまけによい香りまでしたものだった(昨年は香りがあったとは記憶していない)が、しおれると生臭いようないやなにおいがするので、ぽっきり折って捨ててしまうしかない。

胡蝶蘭は昨日5月20日に11個目のつぼみが開花したため花8個の満開状態で実に美しい。あのたった4枚の葉っぱでよくもここまで大輪の輝くような見事な花をつけるものだと感心する(花の方が本体よりも大きい)。これからまだ20日間は咲いているだろうから、最初から数えると60日も楽しめる。大事に育てれば毎年楽しめるのである。

それを追いかけるように(大きな声では言えないが、池袋のとある薬屋の前で深夜ゴミ袋から救出したあの)胡蝶蘭もつぼみが11個で確定し、あと数日で開花する。花茎を途中からぶった切るだけでそんなにもつぼみを付ける何で、胡蝶蘭てなんてちょろいんでしょうか。同僚に差し上げたものもすくすくそだってつぼみがでているという。まったく胡蝶蘭はいい!。ただ、写真写りが悪いのが悩み。

職場旅行で蘭園にゆけるらしい。急に職場を見る目が変わったことはいうまでもない。

 蘭の育て方、などを大それたことに大規模に編纂している。どうせ計画倒れに終わるのだろう。よしんば書き上げてアップロードしても、読んでまじめに蘭に取り組んだ人に迷惑をかけるだけではないのであろうか。しかし、私のけちけち精神を持ってすれば、蘭栽培に新しい新機軸を持ち込めるのではないだろうか。それは経済性ということである。すなわち、300円からはじめる一生つきあえる蘭!(そういえば最初の鉢は300円だった)。胡蝶蘭はいくらで手にはいるかご存じだろうか。新橋のとある花屋ではなんと3株500円なのだ(もちろん花の終わったやつね)。何が咲くかわからないばくち的気分も味わえるのである。さああなたも蘭を始めましょう。(といいつつ掲載はいつになるか)

 

5月14日(月)

前回書いてからこんなに飛んでしまったか。

 3月3日に職場で開花した700円デンファレ「arika」はこの5月14日に連続開花73日を記録した。一つの花がこれほどの長期間咲いているというのをみたことがない。咲いているうちにドライフラワーになったのでは?と思われていたが、すぐ上の後から咲いた花がちゃんと植物らしくしおれた(この花は開花時にエアコンの熱風に当たってしまったため花びらがねじれていた)のでやはりちゃんと咲いているということが理解できた。やはり蘭はすごいと思った。それにしても一番最初に咲いた花がしおれずに、2番3番としおれたのが変といえば変。最初の花は持ち主の期待が込められているからか「わしがんばるけんね」的にがんばって咲いているのかもしれない。

 昨年咲かせたアマリリス「ボレロ」が今年も5月8日に開花した。アマリリスが繰り返し花を咲かせるとは知らなかったので驚いていた。以前にも咲かせようとしたことはあったが、うまくいかなかった。冬場日当たりのよい室内でちゃんと水をやってきたからだろうとは思う。また、親類の家で正月に庭から植木鉢に植え替えて室内に持ち込んだものも咲いた。アマリリスも丁寧に育てればいつまでも花を咲かせる植物かもしれない。ただ、花の寿命が蘭に比べるとかなり短い(一週間くらい)。

 2月24日の深夜池袋の路上でゴミ袋から救出し満員電車で苦労してもってかえった胡蝶蘭3株は、素焼きの鉢に移し替え、すくすくと育っている。太く長い花茎を本体から35センチくらいの節の先1.5cmで切った。2株は知り合いにもらわれていった。こった株からは花茎の先端の節から新たな花芽がでて、これが形よくのびてつぼみを11個もつけている。株は葉が5枚もあり、肉が厚く色つやがよい。大きな花が咲くことがわかっており、それも確実なので、これはまさに拾いものだった。胡蝶蘭がこれほど扱いやすい植物であることはまだあまり知られていないようである。

 練習用500円としてたたき売られていた胡蝶蘭も順調に花茎を伸ばしてつぼみを付けており、赤筋の珍しい花なのでこちらも期待している。

 昨年蘭店で買って育てていた胡蝶蘭(Phal. Mishima Cristal)も見事に咲いている。大型の花の胡蝶蘭である。花の寿命は3週間というところだろうか。花茎の支柱立てなど事前に検討しておかなかったため花同士の接触が問題となった。それにしても本体よりも花の方が重そうだ。葉っぱ4枚に咲いている花が5個という状況である。

 胡蝶蘭の華々しい活動の一方で、カトレアやシンビジウム、デンドロビウム、デンファレ、パフィオペディルム、カタセタム、ジゴペタラム、マキシラリア、リカステ(これらは属名)のすべてが新芽を出して活発に活動しており、日々の変化が楽しい頃なのである。

 

3月28日(水)

 フォトハイウエイという画像専門のプロバイダに50MBの画像を置けるようにして1日がたった。ここに花の種類ごとのアルバムを作り、これはと思う写真をアップロードし始めたところ。各種水仙の画像をいくつか新たにリンクを始めた。

 

3月27日(火)

 大阪の出張から帰ってきてよせばいいのに夜に職場に顔を出した。仕事は強烈であるが、コンピュータのうえには実に美しいデンファレが咲いているのでストレスが減る。今日も終電近かったなあ。

 さて、懸案であった画像を扱うサイトへの加入を検討した。ホームページは限界に来ているため容量を食う画像をアルバムとして掲載できるホームページスペースを50MBも提供してくれるのであった。あっさりと入会手続きは終わり、早速写真をアップロードして水仙の画像をリンクした。どんなものであろうか。良質の、これはという写真を今後拡充してゆく予定であるが、ページをご覧の方には少々重たく感じられることだろう。

 

3月26日(月)

 出張で大阪へ。朝自宅を出るとき、ついふらふらと花屋を覗いた。店の温室に入るとえもいえずよい香りがしたのだった。目当てのカトレアのにおいではなかった。カトレアと同じ値段で景気のよい鉢がそばにあった。花の見た目はさえないがじっくり見るとかわいい花がデンファレのような花の茎にたくさんついている。香りに負けるように買い求めて車に乗ると猛烈なよい香りでむせるようだった。キンギアナムというデンドロの一種らしい(780円)。実家の近所に花屋があり、蘭が恐ろしくやすいのである。こういうところがあるのなら、なにも足の指が巻き爪でうみまくるほど蘭展を歩かなくて良さそうなものである。

 

3月24日(土)

 神代植物公園に行って蘭展を見た。詳しくは蘭展報告へ。

 また鉢が増えた:先週の日曜日につい出来心で御徒町駅前でシンビジウムを買い(1000円)、ナゴヤドームでカタセタムという不思議な属の蘭を3鉢も買い(台湾系蘭店珍寶蘭園にて3つ千円で購入)、花のしおれたデンファレ(濃い赤色の欲しかったやつ500円)を買った。増える増える。

 我が家の蘭の現状:巨大カトレアは2週間をすぎてなおしおれる様子はない。小型の白いカトレアも3月20日に二つ目の花が咲いて快調。リカステも同様。満開で購入したデンドロも時折花が一つずつしおれる程度。胡蝶蘭のつぼみが直径12mm程度と、かなり大きくなっている。湿度と温度に気をつけ、扇風機まで回す気の使いようである。最初のつぼみが黄色く変色して落ちてしまったからである。花を見るまでは気が抜けない。気温は夜中の2時でも21度ある。暖房器具はない。ここ5日くらいこういう暖かい気候が続いていた。

 

3月13日(火)

 深夜にまた例の場所で同じ同僚と帰る途中、シンビジウムをゴミ袋から救出した。少々げんなりする成り行きであった。これ以上蘭の鉢が増えても世話が大変である。

 Cym. Luna Song “Aphrodite”ルナソングアフロダイト登録番号第6361号 有限会社バイオU 香川県善通寺市櫛梨町594だそうだ。黄色い花茎が豪華に3本も立っている。前回よりも鉢は少し小さく見えるほど茂っている。中にバブルもといバルブが5個、いくつかは恐ろしく大きなものだった。鉢に一杯に盛り上がっているので植え替えの必要を感じる。どうも新芽もいくつか出ている。ラベルの裏に「この植物は登録品種のため出願者に許可なく増殖することはできません」と書いてある。こうやって鉢が捨ててあることにいい加減俺は腹が立ってきたぞ。花を飾り物に使うのならまだしも、鉢ごと捨てるとは生き物をなんだと思ってやがる。「きれいでしたね。花が終わったから捨てましょ」か。まあ切り花の感覚ならそうなるかもしれない。切り花は生き続けることが困難だから仕方ないにしても、鉢はずっと生きてゆけるのだ。また、この鉢だって石油の固まりみたいなものだし、中身だって相当手間がかかっている。電話すれば引き取りに来てくれたって良さそうなものだと思うんだけど、どうだろう。この使い捨て感覚はもうやめようぜ。こんなのを認めている限り日本人は豊かにはなれないと思うね。それどころか大きな罰を受けるとさえ思えてくるのだ。

 まあ気を静めて。前回のものは、Cym. Line Stone “Cute”だそうだ。白地に先端付近が桃色の美しい好みの花だった。「この植物は登録申請中品種のため無断で増殖をなさらないようお願いいたします(品種権利者、徳島脇町渇ヘ野メリクロン)」とまたぞろ書いてある。ちょっと丁寧だが言っていることは同じか。このような記述は冷静になって読んでみると、別に花が終わったら捨てろといっているのではなく、育種にべらぼうな手間がかかっているから増やして売ったらいかんよ、と言っているのだろう。受粉をさせ、種ができるまで長期間待ち、種をまいて花が咲くまで何百という鉢を数年育て、よい花をつける株を見いだした成果なのであろう(まるで遺伝子のカードゲームだ)。それならそれでもう少し書き方がありそうなものだ。「登録品種を許可なく増殖し販売をするものは法律により罰せられます」とか。要するにコピーして売ったらいかんよ、というのと同じことではないのか。

 こんな殺伐とした札をつけるよりも、胡蝶蘭についていたような、「もう一度咲かせるためには」、ぐらいのリーフレットくらいつけろ。だが、シンビジウムはそういう意味では難しいのであろう。かなり日光を必要とするのだ。花を咲かせるのが難しそうなのであまり期待をせずに葉っぱを楽しむことにしているほどである。芽かき、といって有望な芽以外は取ってしまう作業も必要だ。それを知らない人が多く、貧相な葉っぱばかりの鉢にしてしまうのであった。それでもバルブは増える。増えたら株分けをする。そういうのを人にあげるのを誰が止められよう。しかし咲いたものを人にどんどんあげられるほどの腕前と設備をそろえるのはいつのことであろうか(春に近所を散歩していたら野ざらしのシンビジウムがどこでも咲いていたので案外ちょろいのかもしれない…)。

 それはそうと、この夜中に悲惨なことがあった。かえっていのいちばんにカーテンを引いて保温につとめていたらスーツで胡蝶蘭を引っかけてしまいみごとあの長い花茎のついたやつを落としてしまった。幸い布団の上に落として茎は折れなかったが、つぼみが一個ふっとんでしまっていた。外傷も一つある。これでパーになったかもしれない。それならそれで、と開き直る気分はある(5月に無事満開になったが)。

朝からけちの付き通しだったなあ。職場の窓辺において置いたデンファレに暖房の風がもろに当たって花びらがひん曲がってしまうこともあった。

 

3月11日(日)

 カトレアは4日目でピンク色を増し、ますますいい色である。昼間は芳香が増す、という仮説があったが(香りを時間を選んで出す性質がある蘭があるから)確かに香りは強くなっていた。このにおいはカトレアらしくはあるが、ある種つよい独特な香りがあり、好き嫌いが分かれそうだ。

 昨夜かすかに感じたリカステの芳香は昼間になるとはっきりとわかるにおいになった。甘い香りで、好ましいかなりよいにおいだとおもう。これこれ、と思う香りだ。リカステに香りがあるとは知らなかった。それにしても望めばかなうもので、香りのある蘭がほしいほしいと思ってきたのであった。

蘭の一年だった。思い返してみると、苗で買って咲かなかった蘭も3鉢もある。これらはいつ咲くかどうかもわからない。いずれも大輪のカトレアであった。いま咲いているものが咲かなかったらさぞかし落胆し、大輪のカトレアは無理だと思ったことだろう。私はやはり蘭は難しいのではないかと感じている。比べるのも変だが、一昔前のドリアンよりも大輪のカトレアの鉢は高くて滅多に見られるものではない。蘭展だからたくさん見られるにしても、大輪のカトレアをふつうの生活で見ることはまずないのだ。やはり容易に咲く花ではないのだろう。

 

3月10日(土)

 カトレアに香りがあることを確認した。なるほどこれがカトレアの香りであった、と思うにおいである。まだ本調子でないのか草っぽい青臭いにおいも混じる。昨日はにおいがなかったのでひょっとするとこれからさらによい香りになるのかもしれない。きれいなうす桃色のカトレアである。部屋の端から楽しめるほどに大きい。いろいろと蘭展を見てきたわけだが、どれも人様のカトレアだったわけで、花びらにふれるはおろか葉っぱすらさわったことはなかった。こうして自分のカトレアをみていると結構難儀な花なのではないかとおもう。こういう花はたしかにそんじゅそこらには咲いていない。でかすぎるし、びらびらが多すぎる。日本で大きな花といえばせいぜいヤマユリ止まりではないだろうか。こういうびらびらの花が2週間も咲いていられるというのが不思議である。本当に巨大だ。色も香りも大きさも尋常ではない。また、母体のバルブは親指ほどしかなく、花のつぼみよりも小さかった。まったく変な植物である。この変な植物ぶりが私にとっては蘭の魅力になっている。

 それにしても気に入らないのはあのきれいなピンク色がカメラにとらえられないことである。いやもうまったくきれいな色である。

3月8日(木)巨大カトレア開花

とうとう巨大カトレアが開花し、その規模、色と形がおよそわかるようになった。花の大きさは蘭展などで見る最大級の大きさである。色はクリーム色を基調にしてかすかにピンク色が浮き出ている。また、辰弁に濃い赤紫が三角形のスポットとして見られる。この調子で完全に開花すれば花は整った姿になるだろう。花の寿命は2週間と予想される。期待した香りは観測されていない。

写真を昨年のものと見比べてみると、やはり今年の方がかなりよい。腕が上がっているのである。まああれだけ修行すればそうか。来年になれば今年の写真が味気なくなるのだろうか。

今気がついたのだが、330円で買った名称不明のカトレアは、それまでのバルブに花がついた後があり、バルブがある程度育てば花が咲く確率が高い種類のように思える。ふふふふ。

ああ、また3時を越えてしまった。やれやれ。夜な夜な蘭に精気を吸い取られているような日々が続く。

 

3月5日 巨大カトレアの素性がわかった

 いよいよ蘭展の最終日である。買い物に勝負がある。ほしいものは、オンシジウムのおもしろそうなやつ、胡蝶蘭のピンクのやつ、デンドロビウムの色のいいやつ、やすければリカステなど。

謎のカトレア(ばくちで買ったやつ)について、もしやと思い、ラベルから判読できた文字をインターネットの検索にかけてみたところ素性が判明した。つづりはやはりSylvanであった。Sylvanてなんだ?。辞書を引くと「文語で森の、森に住む、樹木の多い、木立からなる、名詞で森の住人、森の精。」とある。

Blc. Mount Sylvan 'Evelyn' AM $65.00 The flowers are fully filled in. :Huge soft pink flowers with darker lip.

「大きなうす桃色の花で、辰弁が濃い色になる」、とよめるが(その通りだった。芳香のことまでは書いていなかったが)。

なにしろつぼみが巨大ででれーんとしている。まだ緑色なので何色なのか気になっていたのである。知らなければまだ楽しみがあったといえる。だが、見るまでははっきりとわからない。

 

2月24日(土)二夜連続 今度は胡蝶蘭の鉢を救出

 仕事が大変な一日だったが、なんとかうまくやりとげて終電目指して気分良く同僚と帰る道すがら、昨夜の問題の場所にまたしても蘭の鉢が…。こんどばかりはあきれた。この調子では家の中が蘭だらけになってしまう。だがとても捨てておけないのである。

 今度は3株寄せ植えの胡蝶蘭だった。花は寒さにでもあったのか不自然なしおれ方をしていた。花がまばらになったので捨てようとして寒いところに出していたためだろうと思った。

 これを見捨ててゆくことは毛頭考えなかった。救出する、という理屈から言えば昨日と同様である。まずいのは金曜の晩の終電はたいそう込むということだった。相当な困難が予想される。だがしのごのいっていられない(終電の時間が迫っている!!)。鉢は簡単にゴミ袋から取り出せた。どえらい重さだ。あたりは結構たくさん人がいた。ゴミ捨て場の横にジベタリアンが二人座っていた。昨日ほど抵抗はなかった。同僚がいたからだろうか。

 胡蝶蘭の鉢は昨日のシンビジウムの鉢よりも植物としての広がりは少ないようだ。だが、鉢が陶器製なためかなりおもい。胡蝶蘭の花茎はかたい針金に結わえられていて、これを3本まとめてつかむとぶら下げて歩けることがわかった。埼京線はまだすわれたからいい。足の間に鉢をかかえて本を読む。すると目の前におそろしく背の低い男が立ち、背伸びをするようにつり革につかまった。目をつぶっている顔を見ると、あごの張った味のある、おもしろい顔をしている。まあそれはいい。問題は金曜の晩やたらめったら混む京浜東北線である。乗り込んでみるとまあ何とか乗れないこともない。足の間に鉢をぶら下げて何とかのれた。大事に葉っぱを傷つけないように周囲と距離をとる。なんとか持ち帰ったのではあるが、なにやらあきれるほど大きい。株のそれぞれがかなり大きい。うちの胡蝶蘭がミニタイプに見えるほどである。まあたしかにこういう立派なファレノプシスの苗がほしかったのである。実に堂々としている。しおれた花をのばして観察すると、白に辰弁がきれいな赤い色をして妙なひげがでているのである。花も咲けば好みの花であろう。かなりの大輪だ。先が楽しみではある。(実際このあとばんばん咲くのであった)

 

2月23日金 シンビジウムの鉢を救出

 仕事部屋の気温はこの日29.1℃を記録し、夜中というのに28℃もあった。いったいどうなっているのだろうか。汗だくになって働いた一日だった。

くたくたにつかれてあたふたと職場を後にした。いやもう眠い。

 いつも「パイアグラ」の呼び込みお兄さんが「おっぱいもんですってパイアグラ、お客さんおっぱいいかがですか」とやってくるあたりで(池袋ってそういうところです。私ですか。娘をもつみでよそ様の娘さんにそんなことようしまへん)、積み重なっているゴミ袋からシンビジウムの葉っぱと花がにょっきりつきだしているのを見つけてしまった。切り花なら別に「まだ咲いているのにもったいない」ぐらいですむのだが、よく見ると花も葉っぱもしゃんとしているからもしやと思いのぞき込んでみた。なんと鉢ごと捨てられていたのであった。このまま捨て置いた場合鉢はゴミ回収車の中にたたき込まれて押しつぶされてしまううえ、焼かれてしまうのである。

「まだ咲いているシンビジウムの鉢が!!」

 これにはがまんならなかった。花がほしい、というわけではない。終電ぎりぎりだし、鉢を持って人の多い電車に乗るのはやっかいである。だがそれでも、見捨てるわけにはいかないと思った。ちゃんと育てればずっと一緒に生きてゆける鉢なのである。救出作戦にとりかかった。

 人通りも12時半とはいえけっこうあり人目が気にならないではない。鉢はゴミ袋のなかでごみにうもれていた。必死にゴミをかき分けてみる。簡単そうではなかったが、ひっかかっているところを丁寧にはずして鉢を引き抜くことができた。かなりでかい鉢だ。シンビジウム自体もかなり大きなもので、葉っぱが立派である。これを持って帰るのは難儀だ。

 サラリーマンが葉っぱいっぱいの鉢をつかんで終電に駆け込む姿は実に異様だったことだろう。車内でも葉っぱはいっぱいに広がっている。幸いむちゃくちゃこんでいるようではなかった。これが金曜日だったらとおもうとぞっとする(翌日金曜日に同じ目に遭うとは夢にも思わなかったが)。問題は京浜東北線である。乗り換えではあえて先頭車両の先頭に乗った。なんとか鉢をおくスペースがあって助かった。鉢の葉っぱに尻をなでられながら必死にケータイ電話でメールを書いている貧相な男がいた。キーボードなら0.3秒ですむ文字の入力にたっぷり20秒くらいかけて文字を埋めているようである。あれでは親指が疲れて仕事にならないのではと思った。本当にそうなるかどうかは知らないが。

 蕨までが遠く感じた。コンビニまで重い鉢をつかんでゆびがにがった。店の入り口に鉢をおいてパンを買ってきた。途中公園で鉢の周りを洗った。あとで気がついたのだが、電車の中ではずっと残飯の蕎麦の切れ端を貼り付けていたようである。道理でねばねばしていた。部屋についてほかの蘭のそばに鉢を置くとその大きさに驚く。花はもうすこしだけ楽しめそうだ。確かにシンビジウムはほしかったので、得をしたことは間違いない。買う、とすれば鉢が大きいことやら、値段のことやらで踏ん切りがつかず、手に入れることはできなかっただろう。昨年300円で手に入れた花の終わったシンビジウムは実家で手入れができず半分がた枯らしてしまったので(2002年に復活した)、それを育てて花を咲かせるのは当分無理だろう。報われない作業はつらいものだ。だからこういう天の贈り物は実にありがたいのである。白に辰弁がほんのりと桃色の花である。葉っぱは痛みが少なく、想像していたように安っぽいものではなく、それはそれで鑑賞価値があるものだとわかった。バブルというふくらんだ部分も興味深い。蘭展の前になにやらさい先がよい。人によってはひどい目にあったというべきだろうか。(この株は翌年盛大に咲いた)

 

2001年1月28日(日)

ぬくい一日であった。10時に目を覚まして11時から活動をはじめ、2時ごろ出かけた。横浜の三越に蘭を見に出かけた。写真を200枚撮るとどこも見ずに帰ってきた。

家に帰り、飯を炊いて、写真の整理をした。67枚が選に残った。37%の歩留まりは比較的高い。なかなかハイレベルな蘭展だったとおもう。売っている蘭も多かったけれど、ねらっている香りのよい蘭はまったくなかった。育てるのがよほど難しいのかもしれない。

 

2001年1月26日(金)

夜中インターネットで百貨店の催しを調べていたら蘭展を見つけた。横浜でやっているのだった。第27回洋らん展 同時開催-洋らん即売コーナー- 2001年 1/23(火)〜1/29(月) 4階催物会場、横浜駅西口でてすぐとか。土日で考えよう。いろいろ写真を撮ってこよう。百貨店めぐりも楽しいかもしれない。

 

1月19日(金)

 パソコンの再インストールやら、怒涛の仕事やらですっかりご無沙汰していた。そろそろこのままほうっておくとホームページを削除されてしまいそうなので更新する。

ファレノプシス:花芽は30cmにもなった。ななめ30度でのびる。つぼみが現れ始めた。

大輪カトレア:一鉢だけ花芽がみえる。白いカトレアは昨年同様花芽が出てきている。

蘭はいずれもなお生育しているように見える。最低気温は10度ほど。

 

2000年

10月29日(日)

ファレノプシスの花芽は順調に伸びている。1.5cm。

デンドロは花が3つしおれて8つになってしまった。それでも1ヶ月以上咲いている(それぞれの花は25日ほどの寿命だ)

だめだと思っていたカトレアの鉢から復活の新芽が出てきた。蘭展の台湾の出店で買ったものだが、よくない品をつかまされたのかこちらが未熟だったのか程なく新芽が腐って2枚の葉のうち1枚もとれてしまい、葉っぱ一枚しおれかけた状態で鉢にいれていたのであった。これではだめだろうと思っていたが、そののこりの葉っぱががんばったようで、このほど葉っぱの根元に小さな芽が出ているのを見つけたのであった。花が咲くまでは3年以上かかりそうである。

 

10月15日(日)

ファレノプシスは10月ごろ花芽を出して3月ごろ咲く:ファレノプシスを買った当初はこれから夏にかけて咲くのだろう、ぐらいに思っていたのである。買ったあと、春になっても初夏になってもまるで活動が無いので面白くなくなり疎遠になっていた。夏の終わりからにわかに活動が活発になり、葉が二枚出てきたので大事に育て始めた。10月14日になってどうも花芽が出つつあることが観察されたので、本に当たるとなるほどこの時期に出ると書いてある。開花は3月ごろだそうだ。だからファレノプシスの本を3月7日に買っていながら肝心なところをぜんぜん読んでいなかったことになる。恨みを言えば冒頭にでも「3月に咲かせるのを目標に春からこの本をよく読んで十分世話をするべし!」とでも書いておいてくれれば、「よーし3月だな」と気合が入ったことだろう。でもそれじゃあ本の売れ行きがどうなるかしれたものではない。とにかく知っていればまだ上手に育てられたろうにと思う。しばらくのあいだベランダの足元に置いておいた時期もあった。吊り下げる籠を8月29日(なんでこう詳しいかといえば、買ったものを小遣帳につけているからである)買ってから、たぶん通風が良くなったためか生育が目に見えてよくなった。通風が大事、という原則がよく理解できた。

すき焼きをつくる:一昨日、ふとすき焼きが食べたいと思った。それを覚えていたのか、買い物に行って材料をそろえた。牛肉398(200gぐらいか)、切りごぼう100円、生しいたけ98円、白菜98円、こんにゃく100円、シラタキ100円、ヤキ豆腐120円、もやし28円、えのきだけ128円、長ねぎ98円:しめて1268円であった。高いなあ、2食分ぐらいあるか、と思って料理にとりかかる。

フライパンに切って洗った材料を並べて行くが、たちまちあふれた。多かったのである。ある程度間引いて、それでも山盛りにして火にかけた。砂糖を小匙やまもり7杯はかけたろう。しょうゆはだぼだぼとの上からかけた。目分量である。キッコーマンしょうゆはなにやら黒っぽかったので汁もえらく濃い色をしている。大丈夫だろうかと思いつつ煮る。変な味になっていないだろうか心配になる。このレシピは母親の調理の様子をみて盗んだのである(変な息子だねえ)。何度か調味料の分量で失敗もしている。

 煮こむこと10分くらいか。香りでわかる。ご飯や卵を用意する。食べてみると、肉はうまい。だんだん食べ進むうちに全体的に大層うまいことがわかった。うまいうまい。卵三個でさんざんたべたが半分ぐらいにしかなっていなかった。1268円ならおおいに結構。野菜たっぷりで東京に来てもっとも健康的なご飯であったように思う。結局これが腹いっぱい3食続いた。まだのこっている…。

 

10月14日(土)

 イスラエルのえらい騒ぎやら、石油高やらでアメリカの株があぶない!、とこの13日の金曜日は思ったが(反発した)、そういう世界情勢にお構いなくうちの蘭は好調で私のホームページは太平楽である。今日までにデンファレは8つめの花が咲いた。

 カトレアのシースが成長不良で黒くなってしまったものがひとつでた。遮光が強かったためだろうか、十分にバブルが太らなかったようである。カトレアはどれも今ごろになって新芽がどしどし出ている。どの鉢も2本以上、多いものでは4つも新芽がでてきた。今後どうなるのかよくみえない。

 昨日ファレノプシスに、葉っぱの付け根から怪しい突起が緑の葉を突きぬけて現れているのをみつけた。これは花芽か?、と期待したが色が根っこの成長点のような色をしており、下に伸びつつあるので恐らく根っこであろう。葉が4枚で花芽が出るものであろうか、と思う。だが、本日もう少し上の場所で薄緑色をした別の突起が見つかった。この突起の動向に注目したい。

 本年度の球根商戦は昨年の乱買いによる「バブルのバブル」(かつてのオランダではないが)でチューリップやゆりの扱いがよろしくなかった。買った以上ちゃんと世話をしたかったとおもう(だが実家は遠い)。今年はこれを反省しておとなしくしている。水仙は開花と越年の歩留まりが高かったので今年も昨年並みに意欲的に買って行く方針である。

 このところインターネットの利用が増えている。アメリカに「ぶち」(福山弁)「どえりゃあ」(名古屋弁)「ぼっけー」(尾道弁)「えらい」(関西)「たいへん、きわめて、すごく」気合の入った蘭のホームページを見つけたのである。4年ほどインターネットを使っているが、自宅でモデムを使っていると、目的のサイトをさっさと一巡して回線を切断の後、ごくじっくりとオフラインでそれらサイトの内容を見るようになった。すると、これまで画像しか見なかった英語のサイトをじっくり見るようになったのである。なにやら新しい楽しみをみつけつつあるような気がする。これまでざっとしかみていなかったWebをじっくり見るようになった、というところである。電話代がこわい。

 

10月9日(月)

 デンファレが好調に咲いている。11あるつぼみのうち6つが開花。次第に愛着が増す。色も輝くような赤紫色である。このデンファレというのはこの季節一本100円で売られている。そういうデンファレもきれいではあるが、どこを向いて咲いているのかばらばらである。育てたものは胡蝶蘭のように整然と並んでいて美しい。おそらく一ヶ月以上は咲いていることであろう。

パソコンに電話を接続し、パソコンをジャックにつないだのでつなぎたいときにインターネットにつなげるようにしたため利用が増える。電話代の増加は先月で2000円ほどであった。これに気をよくしてますます接続回数が増えている。

姉妹ページの建設が進む。画像94で7MBに達した。

探していて高くて(相場7千円)手が出なかったノート用モデムカード56kBpsが、秋葉であろうことか1990円で出ていた。これをつかってノートもインターネットに接続できるようにした。ドライバ組み込みなどの設定に10分、接続設定に10分であっさりとつながった。

今年の球根商戦はおとなしくやっている。世話が行き届かないため必要最小限にしようとおもう。くりこし球根が多かったのでこれを大事に育てる。

9月23日

 デンファレが開花。(Den.QueenSouthEast)

8月31日(木)

 ホームページの更新作業を行っている。フォントがまちまちなためマシンによって文字が大きく表示されたり小さかったりする不具合の解消に努める。

 MYSTというかれこれ7年くらい前にはやったゲームソフトをやっと最後までやりおおせた。500万人がやったというだけあって本当によくできていると思う。実は英語版で、最初に出会うメッセージからして英語だったので挫折していたのだが、このたびプレステの中古ソフトを980円で購入してすこしやり、娘(7つ)や息子(6つ)に糸口を発見してもらい、購入から5年目にしてやっと火がついたように最後まで進んだ。

 もうだめかと思ったカトレア2000円がどうも復活しつつある。いまさらながらカトレアの生命力に強靭さを感じる。また、どうも相性が悪いと思っていたファレノプシス800円は、今ごろになってやっと新しい葉っぱと根っこがでてきた。買ったときには葉っぱが散ってはらはらしたデンドロビウム500円はとうとう花芽らしいものがでてきてすくすく育っている。

8月25日(金)

 なかなか登録できなかった無料ホームページにようやく会員登録ができた。こみあっていたのであろう。さっそく簡単なページを作成した。これをアップロードしようと思ったのだけれど、FTP?はてなんであろう、面妖な。やったことが無いめずらしい画面が目の前に広がる。英語のFTPソフトを大昔使っていたように思う。それよりもずっと便利になっていることに気がつかずに面食らっていた。まあドラッグアンドドロップである。それであっさりうまく行って、とりかかりから30分で新規ホームページの立ち上げができた。

 姉妹ページ:花画像館

8月24日(木)

 なんやかんやでこの日までひまが無かった。パソコンのふたをあけ、PCIスロットにモデムカードを差しこみ、ドライバをインストールした。さらに無料プロバイダのCD-ROMからソフトをインストールし、電話線を引いて接続開始。わずか20分でつながった。登録作業を行い、メールの送信実験も行った。ただ、無料50MBホームページは登録を何度もよくわからないメッセージが出て受けつけてもらえなかった。

8月19日(日)

 思い立ってモデムカードを秋葉に買いに行った。2880円である。数年前の10分の一であった。

 CD-RW20枚1000円というものも買った。もう40枚にもなるがどうしたものであろうか。変にリッチな気分である。容量持ち。億万バイト長者。バイトの価値も下がったものである。バイトインフレか。

8月17日(金)

 無料プロバイダからのCD-ROMが届く。いよいよ新規ホームページの製作に乗り出すのであった。

8月13日(日)

 予算待機(なんのことでしょうねえ)がおわって18時間ほどねて、実につまらない土曜日を過ごした。

 無料ホームページ50MB!、というのがあるそうである。むむむ、である。水仙の写真がすごかったのである。これを掲載したい。だが、整理を進めるうち、同定できないものが多数あり、元気もないので当分このページでやってゆくことにしたのであった。

 普通サイズのカトレア三種類は、新芽すべてにシースがあるような報告をしたが、じつは6本の新芽のうちシース持ちは5本であることがわかった。とはいえ、開花の予感十分なのでこれを大事に育ててゆこう。枯れてしまった台湾産の2000円の苗と胡蝶蘭以外はすこぶる調子よく育っている。

 このやくたいもないホームページもどうやら見ている人がいるらしい、ということが最近明らかになった。うれしいやらはずかしいやら。

 できるだけ自分臭さを出さないように、主義主張をせず(うそつけ)、淡々と花の情報を、という方針だったのだけれど、よけいなこともたくさん書いてしまっております。写真の隅に、逃げ損なった足とか、トリミングしそこなった手とか、電気釜とか、洗濯物とか、万年床とかあり、どうも不評なようです。

 

8月1日(火)

 仕事で疲れてかえってからも前向きな仕事はせず、ホームページに新たな画像を乗っける作業をしていた。

 

7月30日(日)

 ひさびさに写真を補充している。植えて咲いて写真を撮ったのだけれど、どれがどれやら、という困難さを伴う作業であったこともあるが、一番の問題はもうホームページに与えられている容量がないということなのである。花の写真は524MB4000枚もあるのだ。あれもこれも公開したい。だが、容量はあと500kbもないのである。それもこれも日本の通信環境が悪いからではないのか!。IT革命だ何だといいながらたったの12MBじゃないか。こういう欧米諸国に遅れをとり、多くの業種で負ける状況下において、情報発信技術の向上に努めるホームページメーカの容量増加は喫緊(きっきん)の課題である(これ、通産省の文章でよくつかう決まり文句なんよ)。日本政府はそこのところをどう考えておるのか、ドン!(テーブルを叩く音)。

 5GBは欲しいなあ。HDDをもってこいというのならもってゆくぞ。(20GBが露天で9800円で売られているご時世である。もうHDDに煩悩することもなくなったなあ。本日の秋葉巡回にて)

 今年は水仙がすごかった!。ううう。これをアップロードしたい。ううう。

 世間にはすてきな花の写真を掲載しているホームページが多くある。諸先輩方にいろいろと感謝申し上げる次第である。しかしながらデジカメやパソコンの性能が上がっても、通信環境の貧弱さから通信でやりとりされる写真の多くは容量の小さなものに限られている。このため元の写真のみずみずしさなどが失われるほど加工が行われているのである。ああもったいない。もっとみたい。

 

7月28日(金)

蘭のその後について

 ホームページの容量が限界に達しつつあったため、ほったらかしになっていたのである。蘭の世話はずっとしていた。咲いた白いカトレアは当初さえない花だと感じていたものだったが、次第に愛着がわいてきた。4月10日に突如しおれるまで2月29日から6週間も咲いていたのであった。しおれたときの寂しいことといったらなかったので、7月末の現在まで書くこともためらわれていたのであった。これまでこれほど愛着を持った花はなかった。蘭はこわいと思った。

 現在は驚くほど旺盛に葉や根を広げている。

 このほか、購入した大型のカトレアは、台湾産の2000円もした苗が枯れてしまった他は国産の1000円台の鉢3つは快調で、それぞれ2つずつ新芽を出していた。そのそれぞれにシースがあることが7月27日にあきらかになった。シースがあるということは、花を付ける資格があるということである。大事に育てれば大輪のカトレアを秋に見ることができるということがわかって喜んでいる。

 デンドロビウムも新芽が大きく育ちつつある。胡蝶蘭は不勉強だったためか生育が思わしくない。 

 

6月7日(水)

 Yahoo!に「チューリップ」や「球根」などで検索にかかりやすくなっている。理由は不明。それでまたホームページを続けてみようという気になった。

6月6日(火)

 2月20日に鉢植えにしたゆりは順調に生育している。つぼみがみられるようになった。アジアティックリリーとオリエンタルハイブリッドなので開花時期と性質はずいぶん異なっている。

6月5日(月)

 マタタビを知っておるか?。キウイの仲間である。ネコ科の動物が好み、この植物を摂取すると酔っぱらったようになるというのだ。それは是非見てみたいとかねてから思っていた。スーパーで580円も出してネコに買って試したことはあるが、顕著な効果は見られなかった。仕事から帰ると近所のネコが香箱を組んで寝そべっているので、「そこに居れ!」といって部屋に戻り、干からびたマタタビと思われる植物をとってもどり、ネコにおずおずとさしだしたのだった。眠そうだったねこはとたんに鼻をひくひくさせ、はぐっとしなびた緑のつるに食らいついてものすごくうまそうにそれを食べてしまったのだった。「そういうものをたべてからだにわるくないのか?」とおもうのだが、食べてなおあたりをかぎ回り、かけらでもいいからさがして食いつきたい様子であった。人間にはこれほど狂おしい気分にさせるたべものがあるだろうか?

6月4日(日)

 往復140km、奥多摩の日原鍾乳洞へのサイクリングをやらかした。そこでマタタビを思われる植物を発見した。Webで、この時期葉っぱが白くて目立つと書いてあったのでそれと思われるつる性植物を採取してきた。けつがはれあがって往生した。

5月のまとめ

 チューリップは中旬まで咲いていた。ホームページの休止が続く。

4月のまとめ

 今年のチューリップは不作であることがわかった。土壌づくり(酸性になったか)に失敗したところへ、酸性雨でも降ったものらしい。残念である。

3月のまとめ

 水仙100種類がたいそう見事にきっちり咲いたようであるが、忙しくてかみさんまかせにしていた。

 勢いよく立ち上げたのであるが、検索エンジンにはさっぱりかからないのでいやになって放置してしまった。

3月12日(日)

 東京は夢の島熱帯植物園に行って来た。胡蝶蘭やカトレアもあった。猛烈に大きな熱帯植物があってたまげた。

3月9日(木)

 このホームページが検索に引っかからないわけを追求していた。そういう登録をウエッブ上でするものらしく、それらしい登録作業を行った。

3月7日(火)

 蘭の写真、蘭展の報告、球根植物その他にカラーの写真を掲載。重たくて評判の悪いページだろうとは自覚している。誰も見ていないだろうとは思う。

3月4日(土) 

 蘭展二回目。 同僚に新しいデジタルカメラとスマートメディア40MB分を借りて行って来ました東京ドーム。一週間のうちに500枚もの蘭の画像を手に入れることができた。

 また、欲しかった蘭の苗をのべ6つも購入した。

 C. Pot. Haw Yuan Gold といい、展示もされていた。明らかに中国系の名前だ。台湾系の店は必ず扱っていた。バブルが2つに芽が1つじゃ今年は無理なんだろうぐらいに思っているが、まあ大事に育てよう(実ははやばやと新芽の根元が腐って枯れてしまった)。

 鉢で売られていた1000円のものの名札は判読が難しい「Blc. Mount Sybran」1.5.7やらOP→やら3.4.16てのはなんなのだろうか。裏にも7.6.30とある。平成元年5月7日、三年4月16日、七年6月30日ちゅうことかしら。こけでずるずるな鉢というのもこまるような。なにやらばっちいかんじである。うーん。

 胡蝶蘭はPhal. Mishima. Crystalという。有名な品種が日本人の手になるものなのであろうか。興味深い。

 Blc. Dal's Horizonというのは黄色の赤弁1500円である。

 Blc. Mishima Desireは、パステルピンクの1200円である。ミシマさんはこの世界では有名なのだろうか。

 Den. Queen Southeast は500円で買ったデンドロビウムである。

 

2月28日

 朝からカトレアの開花が始まった。夜中戻ってみるとばっちり開花していた。写真を最新のものに差し替えた。

 蘭展のページは文字化けしていたので修正後アップした。カトレアの写真を最新のものに差し替えた。

 

2月27日(日)

 完全に蘭にはまってしまった。かねてより楽しみにしていた「世界らん展日本大賞2000」(東京ドーム)に行って来たのである。そこで見た蘭の数々にまいってしまい、気がつくとカトレアの苗を手にしていたのであった。写真200枚を撮り、ほっとしたところでまたデンドロビウムとカトレアの苗を買ってしまい、この日3700円の散財であった。戻ってから自転車でホームセンターに行き、水苔1380円と植木鉢を買って、合計ざっと6000円の蘭セットになってしまった。やれやれ。一方、窓辺のカトレアは開花が始まっていた。

 早速蘭展の模様を報告するページをアップした。カトレアの写真を最新のものに差し替えた。

2月24日

 アマリリス4つが開花。360度全開である。みごとみごと。

2月20日

 5キロ離れた巨大園芸屋「ベルプラザ」に自転車をこいでのりこみ、7号鉢220円、園芸土320円、オリエンタルハイブリッドゆり「ムスカデット」(白に赤紫の点)298円およびアジアティックゆり「ゴールデンホーン」(黄)198円を購入。しめて1083円のセットで5月と7月開花予定の鉢を作った。寒さにあわせるためベランダに放置。

 アマリリスのあまりの見事さゆえに鉢植えの魅力にとりつかれてしまい、ゆりの鉢植えを計画。

 チューリップ画像データベース番外編を作成した:なにやらホームページの工事をしていたら朝5時になってしまった。10MBを超えてしまい、今後の成長が懸念される。まだまだやりたいことはあるのだが。

2月19日

 アマリリスがいよいよ大きく開花。

1月23日

 ホームページの建設。さっそく6MBに。

1月22日

 念願のホームページを開設できた。

 

1999年

 12月:球根たたき売り商戦。今年は薄商いだったが、8割引の店が現れてチューリップなど300球を購入。

ホームページが開設する方法を腐心。

 11月23日:アマリリス「ボレロ」のプラスチックポットを980円で購入。

 10月:球根商戦激化。今年は種類が思うように集まらない。

  カトレアの鉢を窓辺に置く。みるみる成長を始めた。

 9月:球根商戦はじまる。

 7月:オリエンタルハイブリッドゆりのさかり。かみさんの実家でもよく咲いた。

 6月:すかしゆり終わり。チューリップの球根収穫。20kgを収穫。

 5月:水仙の最後が咲いた。中頃までチューリップが咲いていた。

    カトレアの鉢が活発に成長を始めた。このころはある程度育て方を理解していた。

 4月:花の楽園状態に大満足。デジカメで写真2000枚を撮った。兵庫フラワーセンターに調査へ。

 3月:水仙が咲き始める。チューリップの早咲きが咲いた。

 

1998年

 12月:球根たたき売り商戦。チューリップ213種類、ゆり約40種、水仙約60種を集めた。

 10月:球根商戦激化。

 9月:球根商戦はじまる。球根植物のホームページ作成を計画。

 7月:オリエンタルハイブリッドゆりのさかり。グラジオラスで大敗。はっぱばっかりだったなあ。

    カトレアの鉢が復活。新芽が出てきたが、あまり成長せず。

 6月:すかしゆり終わり。チューリップの球根収穫。

 5月:9日までチューリップが咲いていた。グラジオラス球根フィーバーに罹る。

 4月:花の楽園状態に大満足。デジカメを購入するやいなや兵庫フラワーセンターへゆき写真50枚を撮った。カエルが妙に多いとしであった。

 3月:カサブランカのポット180円を買って職場の木陰に植えた。

 2月:花の終わったカトレアの鉢を300円で購入。たちまち葉を枯らしてしまった。

 

1997年

 12月: ゆりを9種類植えた。

 10月:チューリップをいろいろな種類集めて植えた。このときは種類別うんぬんに全くこだわらず、適当にやっていた。

 4月:オレンジや黒に近い紫のチューリップによろこぶ。

 

1996年

 10月アムステルダムのスキポール空港で買ってかえったチューリップ17個が球根園芸の始まりとなった。(おっさん園芸中毒の始まりというわけだ)

 

 

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