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6月30日(火)Blc. King of Taiwan192mm

 Blc. King of Taiwanは、またさらに大きくなったなあ、と思って物差しを当てたところ、朝の時点で185mmを記録した。夜になったさらに大きくなり、192mmに達した。花びらの左先端部分がカールしていなければ200mmの大台に乗る可能性もある。花の面積は、植えてある3号鉢の面積の3倍くらいある。

 

6月29日(月)Blc. King of Taiwan175mm

 Blc. King of Taiwanはいやに大きいなあ、と思って物差しを当てたところ、これまで最大だったL. purprata var. roxo violeta170mm)を凌いで175mmを記録した。いきなりぽっと出のもらい物バルブなしつぼみだけ開花にもかかわらずこの巨大さは何事であろうか。

 

6月28日(日)Blc. King of Taiwan開花

 Blc. King of Taiwanが開花した(44)。かなり大きい。ちかぢか雨が降るような話を聞いたのでどこにおいておこう。本開花にはまだ時間がかかりそうなので今夜は元の場所に戻そう。物差しを当てて測ってみると155mmもあった。開花数時間でこの大きさとは驚いた。

 

 図書館で江尻光一著「洋ラン119番」だったかを借りてきた。

 

 日曜というのに仕事をしていたりする。いろいろな仕事がある。家庭の用事も多い。仕事の方はなかなかうまく行かない。常に何らかの問題発生により頓挫している。繰り出すあの手この手も大半はうまくゆかない。2勝50分け48敗というようなものではないだろうか。2勝といっても時々前進するという程度である。負ければ堪えるが、負けで教訓を得て次の作戦を立案し、実行する。負けると失った時間と労力は惜しい。気分は悪いが、負けすぎなければ健康を害することもない。気持ちを切り替えて次の手を考えよう。しかし本日のは痛かった。基本的に大部分の時間をさえない気分で生きている。次の手を考えているときだけ脳みそは喜んでいるようだ。まあ、蘭をはじめ楽しみは少しぐらいはある。

 

6月27日(土)

 Blc. King of Taiwanはまだ咲いていない。

 植え替えていたもので室内にあった鉢を庭に展開した。

 Cym. Sweet Debon ‘Sweet’シンビジウム・スイートデボン ‘スイート’を植え替えた。これもありの巣だったためスミチオン溶液に付け込んだのち、深めの鉢に木炭を底に入れ、株を入れ、隙間に先日いただいたベラボンをつつきこみ、パフィオに使ったバームキュライト+赤玉土+鹿沼土を入れた。

 Den. anosmumの折れたバルブから芽がでていたので、ベラボンで素焼鉢3号に植えつけた。

 Epi.スタンフォーディアナムの鉢が取れてしまっていたものをベラボンで素焼鉢3号に植えつけた。

 セッコクが再開花していた。この時期に咲くかなあ。

 

 高橋昌美著「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 パフィオペディラム」(日本放送出版協会、2006)を図書館で借りて読んだ。「パフィオ、いいなあ」、と思った。かつてはなかなか咲いてくれなかったのだが、今年はあれもこれも結構咲いてくれるのである。しかし本日もあちこちでパフィオを探したのであるが、めったにお目にかかれない植物であるのは確かである。そういえばカトレアも見なかったなあ。ここへ行けば売っている、というところはある。30kmは離れているか。

 この趣味の園芸シリーズは近年更新されて、前のバージョンはかの江尻光一氏が「パフィオペディラム」のほか、「シンビジウム」「コチョウラン」「デンドロビウム」「カトレア」「オンシジウム」(蘭の参考文献 全部読んだ)を独占していたのではなかったろうか。現在は、諸先生方がそれぞれ得意とする蘭について著されている。

 このシリーズは、指南書である性格上、1ヵ月ごとの育て方が定量的に記述されていて、わかっているつもりの高慢な私のような馬鹿読者には正直だるい。「鉢の容量の1/2の水を与える」というわかりやすくなければならない記述が大変だなあ、と思う。

 気になったのは109p「これまで、パフィオペディラムに感染するウイルス病はないといわれてきましたが、葉の中央がへこんで茶褐色になったり、葉の先端5cmぐらいが黄色から白っぽくなったりするなど、ウイルス病に似た症状が見受けられます」という記述。まず「ウイルス病はないといわれてきた」という記述に驚いた。パフィオはウイルスの心配を比較的しなくてもいいのか、そりゃいいなあ、と喜んだのである。「が」とつづくので、「たまにはあるのかな?」と気になって読み進む。当然「最近の研究でウイルス病が発見されています」とつづくものだと思いつつ読むと、「似た症状が見受けられます」とくるので、ウイルス病があるのかないのかよくわからない。あると思って注意したほうがよいのはわかった。

 

 新たに借りた畑から結構な量の野菜の収穫があった。キャベツ2玉、ズッキーニ1本、以下インゲンマメ、キュウリ、ナス、ピーマン、とうもろこしは安定供給(というよりは過剰生産)状態である。青虫のくそまみれのキャベツがあったのでこれを取って夕食に使った。「奥さん、現場を知らないね」といいたくなるようなすさまじい収穫である。ずいぶん食われているのだが、真ん中の玉までは食われておらず、ヤキソバに使った。とうもろこしはまだ小ぶりだったが、皮をはがして見てみると真珠が並んでいるのか、というくらいすばらしい光沢のコーンが並んでいた。こんなにきれいな白いコーンはみたことがない。取れたては生でくえると聞いた事があるので試しにかぶりついてみた。生臭さはなく、甘くうまみがあり大変美味だった。1本全部生で食べてしまった。これはいいおやつになる。

 

  かみさんが「100万桁の円周率」(だったか)という冊子を本屋で買った。3.141592653589793までは覚えている。普段使っているのは5桁ぐらいまでだ。冊子の内容は、延々100万桁まで数字が並んでいるというすさまじいものだ。これで320円は高いか安いか。日本人は江戸時代に当時世界最高の80桁まで求めたような話をかつて読んだ。円周率の計算というのはかなり大変らしい。級数を使って求めるんだろうなあ、とは漠然と思い至るのだが、はて具体的にどうやるのか。この冊子は円周率計算への招待状かもしれない。実際に計算に挑戦してみれば、320円は安いと思える楽しみは存在する、のだろう。

 

 以前Rachmaninov Piano Concerto 2 in C minor Op18ラフマニノフピアノ協奏曲2番、について紹介した。半年ばかりこの曲にはまっている。最近大変有名なピアノコンクールで優勝なさった日本人ピアニストがこのCDを出していて、テレビで聞いたところ、「演奏に参加していたオーケストラがあまりのピアノの見事さに、演奏終了直後立ち上がって拍手をした」というくらいすごいCDらしい。それはぜひ聞きたい。ここでも宣伝すればたくさんCDが売れて、そのうち安く出るかもしれない。

 

6月26日(金)

 海外在住の日本人蘭愛好家からメールをいただいた。北緯22度の砂漠気候でカトレアを栽培するという話だった。現地パキスタンのカラチ(アラビア湾に面した都市)の気候を調べて驚いたのだが、気温48℃という日があるそうな。「シースがあっても花がつかないのはなぜか」という内容の質問だったかと思うのだが、「暑すぎるんでは」といっちゃうと芸がない。さてどう記述しよう。

 シースなんかもともと出さずに、株分けして宅急便で送りつけても、行った先でいきなり新芽からつぼみがべろりんちょとでて大輪のカトレアが咲く、Slc. Yeong-Huei Chen‘Selection’のような品種もありますねえ。これ今月の話。

 シースが立派だとつぼみが出てくる可能性は高まるようですね。そこそこの大きさだと五分五分という雰囲気がある。シースは出たけれど、花の咲く時期ではなくてつぼみが出ない、というのはありました。たとえばカトレアラビアタなどが6月に立派なシースのあるバルブを完成させたけれど、つぼみは来なかった。時期が来るとシースが茶色くなっていてもつぼみが入るという例もあった様に記憶している。

 つぼみの出そうな株には、リンやカリなどの液肥を与えるという作戦もよく使いました。また、つぼみが来そうな時期は、出来るだけ寒すぎたり暑すぎたりしないように気を使いました。

 それにしてもインドの西でカトレアが栽培されているんですねえ。びっくりしました。

 

 

6月25日(木)

 Blc. King of Taiwanは明日開花であろうか。でかいつぼみだ。「ケツだけ星人」という埼玉的な名称があるが、「花だけカトレア」的なほとんどつぼみだけがはえているように見える。こういう花ばっかりという蘭には、Pleione maculatePleione formosana?があったねえ。

 

 夜中に、用意した黒豆の苗が大きくなったので、庭のあちこちに土を盛って植えつけた。その近くにはマリーゴールドを配している。図書館で家庭菜園の本を借りてきた。枝豆の摘心についてネットをみてもいつやるのかわからなかったため情報が欲しかった。その本には的確に本葉5枚程度になったら行うと書かれていた。もうちょっと育ててからということらしい。市価150g980円というもっとも高価な部類の豆である(農協で300g400円だったが)。丹精して育てたい。

 花マメは高さ2mに達した。

 

 

6月24日(水)

 Paph.papuanum?を植え替えた。なにやら生育が悪そうで、新芽もないし、どうなっているのか調べるつもりで見てみると、根がなかった。これでよく生えていたなあ。さすが極極希少種・・・。ミズゴケは苦手とみてプラポットに赤玉土+鹿沼土+バームキュライト(各1L50円のミックス)というええかげん用土を流し込んでよくよく水を流しておいた。半ばやけくそな植え替えであった。

 

 Den. Arikaのもとの鉢に残った葉のないバックバルブに新芽が出た。この鉢から葉のあるバルブ3本をとり、新しい鉢に植えたものから新芽が2つでてきた。なにやらDen. Arikaが急に増えた。

 

 昨年の11月9日にI氏から発送用の余剰株をいただいたときに入っていたBlc. King of Taiwanのつぼみが開花寸前である。新芽みたいな葉のないバルブからの開花であるが、つぼみは十分に大きい。これは思わぬ拾い物をしたと思う。この株は大層有名株なので、咲けばそのデータがよく参照されるだろうと思う。

 

6月21日(日)蘭棚拡張

 横木を渡せば蘭棚への搭載トレイ数が増えることは先週の検討でわかっていた。先週購入した板材(189円、1800mmL×100mmW×10mmt)3枚を棚に載せて、横に渡すと板に最大5つトレイが乗る。2枚の板でトレイが3つ増える。さらに3枚の板が欲しいと思ったが幅5cmのものは12本の束売りで1890円と高価である。買ってきた板は幅が少々広い。1枚の板を二つにぶった切ればちょうどいい幅で2枚の板になり、1枚あたり95円のコストになる。そこでノコギリを持ち出して180cmの板を立てに切り始めた。30センチでいやになってしまった。汗がたらーっと垂れてきた。汗か。そういや最近汗かいてないなあ。職場が30℃でひたすら「あちい・・・あちい・・・。まだ冷房入れてもらえへんのよねえ。地球温暖化防止かなんかしらんがえらい迷惑な話や」とぼやいてはばてていた。なんだか体の中に熱がこもったようになってひたすら不快に過ごしていたのである。頭脳労働や事務仕事は壊滅的だった。例年大汗をかいて汗腺を開く、というやり方で乗り切ってきたのであるが今年はまだたっぷり汗をかいていなかった。やるべし、とひたすらノコギリを動かして板3枚、全長5m40cmをぶったぎった。体全体がぬれねずみになり、あとで部屋干し臭がしてきたのにはまいった。

 板を並べる。トレイの載る2本の板は、別の2本の板で浮かせる。鉢の下の風通しがよいほうがよかろうと思うのである。板に錐で穴を開け、木ねじをドライバーでまわしこむ。しまった、太い。腕がへろへろになるほどまわした。実に疲れた。(月曜日は体調が悪くなった)

 トレイを乗せてみると、なるほど広々している。

 

 水仙花壇の5%くらいを掘り返して整理した。マリーゴールドの植え替えをした。子供まで参加して庭の土山に土を盛り上げていた。雨が降った影響でかなり高く積め、とうとう自分の背丈を越えた。おー、すごい高さだ。これで一段落というところか。明日は雨でとろけてしまうのであろう。

 父の日というわけではないが、焼肉をした。木曜日に1kg800円のオーストラリアビーフの塊が600円と見切られていたので小遣いで買ってきた。焼肉を食べない家族にはお好み焼きを3枚焼いておいた。直径26cmのお好み焼きは、キャベツと水とき小麦粉の生地の上に豚肉と卵を割ってのせた物体をフライパンをふるって空中で半回転させるという高度な技を要する。2枚はらくらく作ったが、予備の3枚目は分量が狂った影響で離陸に失敗し、トッピングの豚肉をいくつか床にぶちまけてしまった。何とかリカバーして3枚を焼ききった。庭で肉を焼き、子供らと食べる。まあもう焼肉って歳でもないなあと思う。数学の家庭教師をして、炭火の後始末をして、皿を洗った。おーい、父の日ってなんだ。

 

6月20日(土)

 植え替え時にちぎって庭に転がしておいたバックバルブから新芽が出ているものが多数見つかった。ビフレナリア・ハリソニエ?、オンシジウム2株、カトレア1株増えてしまった。恐るべし蘭の生命力。

 

 キングオブタイワンとかいう大きめのカトレアの、成長が停止した小さな新芽からどーんとでかいつぼみが出ていたのを発見した。これは咲くのだろうか。こういうのは初めてのことなので驚いている。

 

 庭のジャガイモが黄色くなってしまったので、芋ほりをした。枯れるのが早い。連作がよろしくなかったのか、植えたのが遅すぎたのか。6.5kgの食えそうな芋を得た。植えたのが3kgなので大層悪い成績である。そういえば花もろくろく咲かなかった。庭に勝手に生えているやつはきれいな花が咲いて元気そうである。4月12日に100円の見切り品3kgを植えたわけで、2ヶ月少々でこれだけ取れれば御の字とは思う。スーパーに行くとついつい野菜売り場をしげしげと眺めてしまう。なぜかジャガイモの値段が安くない。500g198円というところだろうか。100円の元手で時価2600円のジャガイモが取れたわけである。ジャガイモファンになってしまったので秋にはよく勉強してたくさん育ててみたい。

 たまねぎも高くなったように思われる。1つ40円以上している。これがじわじわ上昇するので、時価12000円のたまねぎがしりあがりに価値を上げてゆく。

 まあこういうことを考えて楽しんでいるだけのことで、肝心なのは本来の稼ぎをいかに増やすか、ということであるのはよくよく承知している。

 ジャガイモの跡地は、種から育てたマリーゴールドの苗を移植しておいた。1株70円くらいするのでそれが60株ほどある。

 水仙がこみあってきた花壇を掘り返した。ものすごい量の球根が出てきた。バケツいっぱい分くらいあっただろうか。ミミズの量もすごかった。庭の土はなにやらよろしい状況にあるようである。3列に球根を並べて植えなおしておいた。余った球根は100球くらいあるのだろうか。3球298円くらいするんだよなあ、と思いつつ。とりあえずチューリップと一緒に乾かして置く。これを裏庭などに切花用として植えよう。掘り返した水仙花壇は全体の2割にも満たないので、今後こういう再開発をするとますます余剰球根が出てくるだろう。

 百合は過去最高という成長振りを示している。高さ2mを超えたオリエンタルハイブリッドがある。すかし百合、アジアティックハイブリッド、鉄砲百合系など続々開花している。

 花マメが順調に伸びている。黒豆も、インゲンも、スイカも、とうもろこしも、キャベツも、ニンジンも、サツマイモも、トマト、ナス、ズッキーニ、キュウリ、かぼちゃも順調である。いったいいつの間にここまでやっていたのか。気がつくと土いじりばっかりしている。

 

6月17日(水)

 

 夜な夜な庭で作業をすることが多い。マリーゴールドの苗の移植を火曜日に5株、水曜日に3株おこなった。

 

6月14日(日)

 V. Sansai Blue は葉の下5cmくらいからのすべての部分が枯れている。ある種の病気がしたからやってきているのかもしれない。そこで下をばっさりやってまだ生きている部分には根がないためミズゴケで巻いて深い鉢に入れた。もう背水の陣という雰囲気である。

 

 蘭の棚に横木を買ってきた。幅120mm、長さ1800mm厚さ10mmの板で、189円だったものを3枚。4枚にすればよかった。

 

 花マメ5つぶから1つだけ発芽し、結構大きな株になった。これを庭に場所をとって植えた。さらに、2株発芽していた黒豆の苗を植えた。庭はマメとマリーゴールドでいっぱいになる予定。

 さらに、かみさんからサラダ菜を植えよと、種をかってもらった。これもたくさん苗を作ろう。

 本日の夕食作りは一品多かったので疲れた。

 

6月13日(土)

 蘭棚での蘭の位置を最適化していた。開花株の写真を撮る。

 Paph.papuanum?は見てみると状態があまりよろしくない。新芽が出ていない。さすが極々希少種?は育てにくいのだろうか。

 油かすの発酵玉肥の大袋を片手にぶら下げて庭をうろうろして新芽が伸びようとしている株に与えて回った。

 

 あちこちのジャガイモがもう茶色くなってきているようで、うちのジャガイモも一部茶色くなってきた。試しに一株ぬいてみると小芋5個230gという程度だった。やはり植えるのが遅かったか。なんとか元は取れそうだが。

 チューリップ球根をこどもをバイトに雇ってむいてきれいにした。表面がさらっとしていないとカビが生えて弱るようである。すごい量だった。疲れた。

 畑でちゃんと作っていたジャガイモは収穫されていた。「インカのめざめ」というとんでもない名前の品種である。「クリのような食感」とどこかで読んだような気がする。食用に売られているのは阪急オアシスで一度だけ見かけた。「うまい芋」と前評判の高いジャガイモであった。これにあこがれて、ロイヤルホームセンターで種芋を買って育てていたのである。「作るのが難しい、あまり大きくならない芋」とも言われていた。出来たものを見ると、思いの外大きく、明瞭に黄色いので男爵とメークイーンとは明らかに違う。断面も黄色。揚げても黄色だった。包丁をいれたとき「え?」というくらい硬かった。なんでもすぱすぱ切るうちの包丁を通すのに力がいるとは。なんでもうまいいもは硬いという。皮をむいて、切って、水にさらして、かみさんにポテトフライにしてもらった。子供らはフライドポテトに飢えていたのか瞬く間になくなってしまった。うまいにはうまい。私などに評価しようもないが、食感は明瞭に通常の芋と異なる。

 家庭内のバイトでアイロンかけを志願したが、やってみると腰にくるうえ、あまりの作業量と熟練した技術が必要であることから挫折してしまった。私は衣料の方はさっぱりで、自分で服を買ったことがない。単身赴任中かみさんの指示通りおうちクリーニングでワイシャツはネットに入れて洗っていた。これが唯一の衣料取り扱い技術であった。

 

6月12日(金)

 蘭友から椰子殻チップほか、アスコセンダ、デンドロ2株が届いた。でかいアスコセンダだ。これが分け株?。ほとんど本株のような大きさ、重さだ。すごいねえ。デンドロもなかなかよい感じの株で先が楽しみである。

 椰子殻チップはあくぬきがしてあって助かった。

 アスコセンダはかなり以前から買ってあったバスケットにはめ込んでつるしておいた。

 

 昨日Paph. ziekianumといっていたものは、Paph. papuanum 'Wakayama F'となっているそうである。本HP所蔵の画像をみるとNewOrchidのものとはかなり印象が違う。ネット上には、よく似ている画像もあった。なにしろこの種の画像は4つしか見ることが出来ない。まあともあれ我が家の株はPaph.papuanum?として扱う。画像がこれほど少ない原種パフィオというのは今もなお珍しいパフィオなのだろう。パフィオ××××から「たのむ、不確かでも良いから1万円で売ってくれ」と言われたら「んじゃ大納言小豆4kgまたは丹波黒大豆1kg買って送って。着払いで送ったげる」(あとでスーパーで見てみると丹波黒大豆は150g980円もしていた)というふざけた取引になるのだろうか。お金をいただくのはかなり抵抗があるなあ。なにを考えているのか。このパフィオは譲渡株リストに入れようとしていたなあ。「極々希少」というのがそそられる。当初「なんじゃこの妙な交配種は」とおもっていたのである。

 

 あれ、NewOrchidにもPaph. papuanumの写真が載っていて、これはうちの画像と一致している。だが、Paph. ziekianumとは別物に見える。ネット上のパプアナムはPaph. ziekianumとよく似ている。どうもこれら希少種は分類がいまだに混乱しているのではないだろうか。希少種そっくりのパフィオが我が家に忽然と出現したりするなど、原種パフィオはまだまだおもしろそうだ。

 パフィオのトーシローのkojimaに、「よし、教えてやろう」という画像掲示板への書き込みを歓迎します。

 

6月11日(木)

 蘭友が椰子殻チップをたくさん送って下さったそうである。わざわざありがとうございます。しっかり使います。

 

 ブックオフで105円で買ったNewOrchidsNo58を見ていると、P11にPaph. ziekianumという聞いたこともない原種の記載があった。それが、この間咲いたPaph.?‘宝塚’にそっくりなのである。いや、そもそもこのパフィオも気が付いたらあったという不明株だった。100円くらいででていたのを買ってきたのだったろうか。

 「Paph. ziekianumジーキアナムは、ニューギニアの西部に自生し、よく似た種にブーゲンビル島に自生するウェントワーシーアナムがある。ともに極極希少種で、国内にはほとんどはいっていない。種名は発見者のZieckにちなむ。」とある。

 極々希少種、というところがそそられるねえ。そんなに珍しいパフィオだったのか、と喜んでいたが、そのニューオーキッド1993年の本だった。いまならごろごろしていても不思議はないわなあ。

 

 昨日植えた丹波(三田)の黒豆の残りをどうしようかとおもっていたが、1つかじってみると、生でもあまくてうまいことがわかった。いくつか食べたあと、炒ればもっとうまいのではないか、と思って炒ってみたところ極めて美味であった。最近マメに煩悩している。スーパーに行くとマメコーナーでいろいろなマメを見ている。小豆、ササゲ(中国産)、北海道大納言小豆、丹波大納言小豆、北海道大正金時豆(インゲン)、北海道大豆、北海道黒大豆、丹波黒大豆、白花豆(インゲン)、紫花豆(インゲン)などが売られている。この中で最も高いのが丹波黒大豆(250g980円だったか)なのである。ちょっと炒って、あまくてうまみがあって香ばしいこの豆はなるほど値が張るだろうと思う。私は、農協で300g400円のものを買った。果たしてこれで何株そだつだろうか。

 

6月10日(水)

 先日鉢とともに東京ドーム蘭展のパンフレットをいただいた。これをぱらぱらと見ていると、「村上園芸、パフィオ、デンドロ、他各種取りそろえています。〒791-0242 愛媛県松山市北梅本町乙355 電話089-976-6977、FAX089-970-3356」という広告が載っていた。写真がついていてどうもデンドロビウム・トサエンセ、いわゆるキバナノセッコクというもののようにみえる。むむ、この写真はどこかで見たぞ。背景に覚えがある。なんとかいうブログでみた。「お世話になっている蘭屋さん」という表現と購入品の様子から、どうもその蘭屋さんとは村上園芸らしいとにらんでいたが、ここへきて両者の関係を明瞭に示す証拠が挙がってきたというわけである。ちょっと面白かった。世間は狭いと言うことだろうか。

 その村上園芸をネットで検索するとうちの村上園芸ファンサイトが筆頭にくる。もうちょっとよくよく宣伝してあげたいものである。購入した株できれいに咲いたものをいくつか並べてみた。

 

 冬に咲いたカランセが先日再度咲き、なにやら今回もかっこいい。やっと今頃になって芽が出てきた。なかなか手放しがたい良い株になってきたようだ。ひょうたん型のバルブが大変面白い。花もよろしいが、葉の形も好きだ。ひょうたんバルブの上の方はぽっきりと折れる性質がある。しかもそれで1株増えるというまことに妙な増え方をする。既にそうやって1株増えているのだった。

 

 昨夜庭の土を入れたプラポットに水でふくらせて置いた黒豆を植え付けた。庭で育ててみようと考えている。

 庭を掘り返したため、中央に大きな土山が出来ている。ただ盛っておくのも面白くないのでどこまで高くなるか盛り上げてみる。マメの苗が出来たら、畝をつくってマメやらマリーゴールドやらを植える。

 

6月9日(火)

 蘭の花がとぎれずに咲いてそろそろ3000日が近づいてきたのであるが、ふと思えば比較的少ない時期かもしれない。Lhta. oerstediiPleurothallis tribuloides Paph.DeperleEpi.? 'Hanakoujou'、などどれも花期が長いので安泰である。

 

 バスを降りるとあちこちに蛍を見かけた。ふと川の方をみると蛍が集団で、びかっ、と光ったところだった。蛍の明滅は時々同期するものらしい。なんじゃあれは、と唖然とした。ちょっと観光名所みたいに蛍が多い。今年はどうしたのかというくらいたくさん居た。庭も領空侵犯じゃないが、結構入ってくる。晩飯前に蛍見物をしていた。

 今年のユリはまた過去最大というくらいすごいつぼみの量だ。すかしユリは3種類ほど咲いている。気候が冷涼だったためだろうか。

 業務スーパー付属の八百屋で、「トウ」と書いてある紙が入った大きなネット売りのタマネギを見た。なるほどとうを切ったあとがある。保存性が劣りそうなのでたたき売られているのだろうか。とすると、この時期のタマネギは安くなっているだろう。しかしトウがたったタマネギの分だけ貯蔵にまわるものが少なくなるので後半からじりじり値をあげてくるのではなかろうか。

 業務スーパーでは大納言小豆を買った。これを植えてみたい、などと思うのである。250g248円なので、きっと手間の割にがっかりする量しかとれないのではないだろうかと買った後で迷った。やはりもう少し黒豆に注力しておくべきだったか。黒豆の方が値段が高い。黒豆をさらに植えるべく残っていたマメを皿にひろげ水に浸して置いた。夜中にビニールポットをあけて庭の土を入れて置いた。

 

6月8日(月)

 譲渡先からお返しにといって鉢が届いた。すごい量だ。送料も半端ないだろうに。ありがたやありがたや。こっちの蘭がまだ先方に着いていないのにねえ。かねてから準備しておられたのであろうか。いらなくなったと仰るのだが、なかなかきれいな素焼鉢、プラ鉢、駄温鉢がでかい箱にぎっしりととどいた。なかに我が家特産の焼き素焼鉢がはいっていた。蘭譲渡では鉢は持ち出しなので助かる。いくら炭火で焼いて再生しても譲渡株にひっついて流出してゆくのである。10株でざっと400円程度か。年間50株は出てゆくから50個補充というとバカにならない量だ。そんなのは先方の負担する着払い送料に比べれば微々たるものではあるが、ちりも積もればと思わないではなかった。なにしろ私は大変な吝嗇家である。この度不景気のあおりを食らってボーナスとやらが相当減るそうだ。これでもう気分はマイナス273.149℃である。磁場まで使ってここまで冷やしたかアキラ君というくらいの温度だ。今回10回発送できるくらいの多量の鉢をいただいたのでまたばんばん増やして・・・などとよからぬことをたくらむ。

 蘭愛好家には多量の素焼鉢がたまって困っている人も居るかもしれない。庭で盛大に焼き肉もとい炭火を長時間起こして煙を出していられる環境というのはある種贅沢なのかもしれない。だからといって多量の素焼鉢が流入してきたらえらいことになるだろう。バーベキューシーズンなのか炭の値段が上がっている。素焼鉢の在庫も十分だし、当分焼き肉も食べたくないので冬にでも焼こう。

 発送できるものはあらかた出してしまった。クルマで何度か余剰株を取りに来てくださる方がおられたが、大物が結構あるのでまた遊びにきてくださらないだろうか。

 

 夜家に戻ると畑にサツマイモが植わっていた。「素早い・・・」。一本いくらだったのか気になる。ここ数年サツマイモは過剰だ。作付け面積がどんどん拡大し、食べきれないほどとれる。悲しいかな保存がへたで、冬には劣化してしまう。果たして採算はとれるのだろうか。

黒豆の発芽率が思いの外悪かった。苗不足だったのではないだろうか。良い豆がとれればたすかる。

なにか保存の利く食料を植えた方がいいのだろうなあ、と思う。小豆は需要が高いのだけれど、あれはどうやって育てるのだろうか。

「まるごと楽しむジャガイモ百科」吉田稔著、農文教、1988にはまっている。「ジャガイモは一本立ちにせよ」という近所のばあさまや母の指導をいぶかしく思っていたのである。なにしろ1本だけひょろーんと伸ばしても畑の面積の割に葉が少ない。本によると、どうも4本がよろしいらしい。茎1本だけだととれる芋の数が限られてくる。大きくしてもうまいとはかぎらないという。これでもかというくらいデータが示されている。今回の4月植えはさすがに遅かったのか、最適なでんぷん量に届かないおそれがあることがわかった。さすがにジャガイモは奥が深い。

家の外で変な動物の声がするなあ。なんだろうか。このごろは蛍がよく飛んでくる。

パソコンは整備したけれど、と思う。最近ウインドウズはどれもいい態度である。結構待たされることが多い。裏でどんだけ忙しいかしらんが、まずユーザーの要求を聞け、等と思う。お客様最優先という姿勢がない。おーい、人が入力しとる途中で自動保存にかまけとったらいかんよ。むかむかむか。Windows7はなにやらきびきびしているといううわさあがある。もうなんかどうでもよくなってきてるんだけど金ためてまってるかねえ。

小遣いを貯めて思うのは、やっぱり欲しいものがないのが残念、ということであった。せいぜいが、いろんな品種のジャガイモの種芋を買ってみたい、とか、チューリップの球根ぐらいしか思いつかない。頭を酷使するようなものや、手のかかる作業や、集中して取り組むようなものというのは別に金を出さなくてもふんだんにある。金をかけてしょーもないことをしてもとおもう。うまいものを食べたければ、手をかけてつくればいいのである。期待のゲームを買って2ヶ月になるが、さっぱりやる気が起きない。時間が惜しいと思う。HDDを増設したのでインストールしてみたが、オープニングをみただけで大儀になってやめてしまった。

 

 

6月7日(日)

 譲渡株の発送は気温が上がる前にやらなければと思いつつ、遅れに遅れていた。本日リストを片手に株を集めて庭を練り歩き、株を集めた。問題発生である。L. lobata var. albaというどうにも咲かない古株の新芽が鉢から水平にはみだしていた。こういうのが困る。先方にとっては大事な新芽なので、到着時これが折れているとさぞかし気分が悪いことだろう。そこで大事を取って植え替えにかかる。この咲かない株はこれまで様々な植え付けをあざ笑うかのようにバルブの太りはそこそこで芽ばかり出してきたもので、シースのシの字も見たことがない。今回の植え付けもさっぱりだったから新しい手を考えなければならない。今回は、水苔に小石を混ぜてみた。ひょっとして開花にミネラル分を必要としている変な奴かもしれないと思ったからだ。ぶった切ってみると4株になってしまった。この株をさばかなければ、という動機が発端となって他の譲渡先への荷造りが急遽促されるのであった。

 結局、L. lobata var. albaをおまけとしたのこり2件の発送をやっつけ、コンビニに持ち込んだところ、本日の集配は終わっていたため到着はどれも9日の16−18時ということになってしまった。

 これで春の譲渡株放出大作戦は終了した。庭で株がそれぞれに適した場所で落ち着いてしまったため、出すとすれば秋が望ましい。

 今回作業の効率化のために全持ち株のリストを1枚の紙にまとめて打ち出して置いた。まいど、ラベルを書くときに綴りを忘れて往生するからだ。しかし、書きながら思うに、リストの綴りも少々怪しい。

 いざ送る段になって、なんじゃこの植え付けは、という今後の生育によくなさそうなものは植え替えた。

 植え替えた挙げ句、新芽が鉢から飛び出していて発送が困難な株があって、これは今回見送った。

 

 早起きして、子供の用事で出かける。母より「サツマイモの苗を買ってこい」と言われていたが、あちこちの店で売り切れていた。どこもかしこもタマネギのあとはサツマイモという黄金のパターンがあるようである。宝塚園芸サービスを覗くと苗はあったが値段が折り合わない。10本273円を見た後で1本55円には手が出ない。かわりにショウガの種芋が500円でかなりの量入っていたためこれを購入した。ずっとショウガに煩悩している。帰って植えてみるが、先に植えたものは1ヶ月にもなろうかというのにまだ芽が伸びていなかった。これから植え付ける芋と状態はほぼ同じだ。これは気温が低いためではないだろうか。もともと気候が冷涼な我が家の近所はショウガ栽培に向いていないのかもしれない。とはいえ、15株ほどの芋を植えた。

 おっと、あきらめていた花豆の芽が1つだけでていた。これは大事に育てて花を見たい。

 エンドウ豆の収穫に行ったところ2kgほどとれた。こんなにどうするのか。

 マリーゴールドの芽は70に達していた。

 メール発送3件。

 晩飯づくりと、球根むき作業がのこっている。なんかつかれた。

 

 

6月6日(土)

  Den. Formidible ‘Ryouma’に花芽が出ている。

 

家族の行楽でやっぱり日本橋へ。道中息子を算数でしごき倒す。しかし、なぜいつも日本橋なのか。子供らは電子部品等をあさりにいった。いまどき電子部品ねえ。私は、パソコンのHDDが手狭になったため、とりあえず増設という安直な路線をたどることにした。パソコンも進化しているため、最近のHDDの規格であるシリアルATAは使えず、大容量1TB7000円を購入することは出来ない。古い規格のものなら中古で安かろうと考え4000円までなら、と5件ほどの中古屋を物色する。一軒目で2000円160GBのものがあった。古いパソコンにあれこれ投資してもしかたないので、このくらいの容量で十分だろうと、検討に入る。これ1件では相場がわからないのでさらに探す。案外扱っているところは多くないなあ。なにやら魅力的なジャンク品をみかけた。USBカメラ、テンキー、マウス、延長コードなどの旅のモバイルセット1280円か。迷ったが、まあまたねと手放したあと、「いや、いくら何でもお買い得すぎるのでは」と振り返ってみるとよそのおっさんが握りしめて検討に入っていた。しまったなあ。一周して帰ってみたらもうなかった。みるとパソコン鞄が出ていて結構立派なもので480円だった。ちょうど通勤鞄がへろへろになってきたのでこれを買って使おう。最後に寄った店は店員以外誰もいなかった。160GB1800円。最安値なのでこれを購入した。

家に帰ると母がやっている畑のたまねぎを収穫しろと言われる。もの凄い量だった。かつてない豊作だが、今年はとうがたつ(ネギ坊主がでる)という珍しい現象のため葉の部分をひっくくる作業でこまった。たまねぎにネギ坊主がでるとどうも品質が落ちるらしいとは知っていたがどうしてかは知らなかった。かつて淡路島のたまねぎが暖冬でとうが立った年はタマネギが高騰し、おかげで我が家は含み益を得た。たまねぎは例年5月25日頃には葉が倒れる。たまねぎ本体と葉の連絡部分がやわらかくなり葉がくたっと倒れるのだ。だが今年は葉が倒れるのが遅かったため本日の収穫となったのである。隣の別の家の畑のタマネギは全部にとうがたっていた。今年はなにやら異常だなあ、と思う。たまねぎは、倒れて柔らかくなった茎の部分をビニールひもで束ねてくくり、つるしておくと保存が利くという野菜なのだ。だが、とうがたつと、本来柔らかくなるはずの茎が硬くなってしまい、くびれがなくなってくくれなくなるということがわかった。それゆえとうがたった株だけを集めて別途篭にいれ、雨の当たらないところに置いておく必要がある。チューリップの球根のとなりに場所をつくっておいた。くくったタマネギはガレージに吊して置いた。くくってぶら下げたタマネギだけでも昨年の倍はある。この度のたまねぎは母が種から苗を作り育てたもので、通常1つ5円程度の苗の値段がかかるところを節約することができた(300個とすると苗代1500円の節約になる)。例年12月まであるのだが、今年はどこまで保つだろうか。本日からにんじんが収穫できるようになった。畑の恵みに感謝して草抜きや掃除をして帰った。

たまねぎのあと夕食をつくり、8時頃やっとHDDにかかる。フォーマットしていないHDDをどうやってパソコンに組み込むのかすっかり忘れている。FDISKというコマンドがきかない。しょうがないのでOSをインストールして、その際にパーティションを切り、フォーマットする。これに取り替えるHDDからデータを引き継ぐ。取り外すHDDにバックアップするデータを詰め込み、取り外しているころには日付が変わっていた。「パソコンはサル仕事」とはよくいったもので、おもしろいところもあるが、こんな生産性も創造性もない作業はあまりやりたかねえなあ、というのが実感である。

160GBもいったい何に使うのか。あればあるだけ使っちゃうと言うのが人情なのだろうか。あまりビデオなどとっておかないのでたぶん埋まらないだろう。それにしてもお気楽ユーザーのかみさんのデータバックアップで恐ろしく時間を食った。

 

6月4日(木)

 一昨日だったか、仕事が終わってからちゃりんこをこいで「ナメクジ殺し剤」を買いに出かけた。さすがにもう夜な夜ななめくじを殺して歩くのに疲れた。久しぶりに自転車で遠くへいったような。何年もこういうことをしていなかったようなきがする。自転車が恐ろしく速く感じる。大変立派な住宅があって、日本は富を蓄えたのだなあ、と思う。

 成分のメタアルデヒドってなんやねん、と思って調べてみた。覚えているのは、2,4,6,8テトラメチル1,3,5,7オキシシクロオクタンだったっけ。どうやって合成するのだろうか。シクロオクタンを作るのも大変そうだが、1つおきにケトンで、1つおきにメチル基がついている。原料は何だろうか。そういえば無機合成ばかりしていたはずだったが、重合反応だの環化反応だの有機反応をよくやっているような。

 

 

 庭に植えたマリーゴールドの芽は50まで数えられた。大きくなれよ。

 

 

6月3日(水)Masd. Red Barron開花

 Masd. Red Barronマスデバリア・レッドバロンが開花した(43)。花がマスデにしてはやたらと大きい。

 

 庭に植えたマリーゴールドの種子が発芽していた。

 

5月31日(日)明幸園、村上園芸、蘭の棚設置完了、トレイ落とし事件

 子供らの行事で早起きして出かける。子供らを送った後、さあどこへゆこうと考えて、かみさんの用事に引っかけて明幸園にゆく。特に買う予定のものがないので、店内を眺めて過ごす。よい香りの蘭がたくさん咲き誇っている。いつ来ても見事ですな。Renanthera monachicaが750円だった。けっこう良い株であるが、高温性なので冬に枯らしたら申し訳ないと遠慮する。店はものすごいにぎわいだったため、レジで待たされるのを嫌って何も買わずに次に行く。

 I氏の情報により村上園芸が明石DAIKIEXに来ているので覗いてみる。売り場にある500円コーナーに妙な開花株があるのが目に飛び込んできた。「セロジネ?」とまず思ったのは、新芽が開いた状態で長い花茎がでて6つの黄味がかった白い花がついていたからである。でもなんか変だ。値札にマジックでミルトニアとある。よく見れば、ミルトニアだが、ミルトニアはバルブが出来てから花芽が出るものだという固定観念があるため、ますます奇妙に思えた。花は大変清楚で美しい。こんな面白い株が500円とはいったいどうなっているのか。この株は何という名前か村上社長に聞いたところ、知らない、とのことだった。そんなに珍しいものか、と驚く。案外試されているのかもしれない。

 

Miltonia flavescens ミルトニア フラベスケンス(?)

村上園芸 明石DAIKI 2009年5月31日 500円

 ボタニカによると「ブラジル北部からパラグアイ、アルゼンチンの熱帯の低地に分布する。匍匐茎が長く、12cmの卵形で扁平なバルブが離れて立つ。30cmのストラップ状の葉が2枚頂生する。葉より長い花茎に7から10個の7cmの花がつく。中高温性」。珍しいなあ、ミルトニアなのにねえ。

 

 村上社長に挨拶をしてから売り場をざっと一回りしていると、この度は珍しい開花株も多く、大変充実していた。Den. hankockii(資料画像)が売られていた。途中までちょっと太いバルブから、葉のある辺りから細くなる面白い形をしている。古くて細い枯れ枝のようなバルブに、とってつけたような黄色い花が咲いている。よくこんなのでこうも鮮やかな花が咲くと驚いてみていた。値段も結構するのだった。ところがふと気が付くとその株が500円コーナーに1つだけあったのだ。

 

Den. hankockii デンドロビウム・ハンコッキー

村上園芸 明石DAIKI 2009年5月31日 500円

 3cmほどの黄色い花だがかなり香りがよろしい。

 ハンコックさんの見つけたデンドロビウムなんだろう。新芽、葉のあるバルブ2本、葉のない小さいバルブから花一輪。2号鉢。ということは、バルブが育つ年もいれて花まで3年かかるということか。古いバックバルブに花が咲くという妙なことになっている。

 

 家に戻って蘭棚周辺の整地にかかる。多量の土砂をスコップで掻き出して地面をならす。いろいろ考えることが多くて少々鬱々と過ごす今日この頃だが、土と格闘してだらだら汗を流すとまあなにやらすかっとする。合間に裏の倉庫の片づけをしていた。堀残した球根の残党を集める作業もあった。Cym. Sweet Debon ‘Sweet’や、購入した株の撮影もやった。このシンビジウムは花茎7本で盛大に垂れ下がって咲いている。ナメクジにずいぶん食われたのだろうが大変かっこいい。なんのかんのでまた夕食を作る時間になってしまう。本日はなぜかお好み焼きを3枚焼いた第一陣と、トマト缶を開けて作ったトマトソースと新タマネギのパスタを第二陣で作った。コーヒーを入れ、皿を洗ってから作業に戻る。家事ってほんと大変だねえ。

 とっぷり日が暮れてからスチール製の棚にネットを張るための横木をボルトで固定する。さらにその横木に棒2本をかけて、地上2mまで脚立でのぼって、4つ目キリで穴を開け、木ねじで固定した。これでやっとネットがかけられる。ネットは大昔宝塚園芸サービスで見切り品200円で買ったダイオネット遮光率40%である。もう8年は使っているわなあ。ほころびて、穴があいている。なんとか張れたので助かった。

 これで6トレイ分の棚ができたので、他の棚の混雑を解消できた。ところがトレイを置く場所に横木を渡していなかったため、はみ出してトレイがバランスを崩して落っことしてしまった。出荷予定の株までまっさかさまに地面に落ちてしまった。あーあ。1年に一度あるかないかの大事故である。焦って作業を進めるものじゃないなあ。

 作業終了が10時近かった。またしても譲渡株発送作業ができなかった。すみませんねえ。

 

5月30日(土)Cal.? “Murakami”開花

 久しぶりに蘭を見るような。昨夜ナメクジを5匹ほど捕獲殺害している。ナメクジをもだえ苦しませて殺す薬を切らしているため、せっかく咲いた見事なシンビジウムがへろへろになってしまった。セッコクもかなり食われた。かといって薬に頼っていていいのか、と思わないではない。そりゃまあ自分の手を汚さないので楽といえば楽だが、でもまあ殺すことは殺すわけで、殺生には違いない。ナメクジも庭にいるからには生態系において重要な役割を担っているかもしれない。

蘭関連は世話人のへろへろな状況に呼応するようにへろへろである。すまんのう。本日も庭仕事で蘭関連の処理が遅れ、譲渡株の発送が滞ってしまった。おまけにかなりの大雨が降ってさらに作業が遅れた。

 

 庭の球根を堀りださないと蘭の棚が置けない。昼前からせっせと地面にはいつくばって球根を掘っていた。今年は意外なことに豊作のようだ。年々土が連作で弱っているのではとも思えるが、そうでもないのだろうか。昨年円安の時期があって、球根は品薄だった→球根の高騰→見切り品在庫の払底→庭に植える球根が足りない→結構ゆったり植えた→ゆえに球根の育ちと歩留まりがよかった、ということなのだろうか。

 いい歳をして「実はチューリップの球根、大好きなんです・・・」なんていうのも恥ずかしいのだけれど、あの形がいいなあと思う。あの栗みたいな非対称な姿がよろしい。なにやら昔感じていたヨロコビがじんわりと思い出される。

 ジャガイモも連作している。見切り品種芋3kg100円を4月12日に購入して植え、本日つぼみが出てきた。芋も4cm大のものが出来ている。十分採算がとれるところまで育った。うれしいねえ。ジャガイモのつやつや緑色の葉っぱが好きだ。そういうわけで最近ジャガイモにはまっているのである。でもこういうものを育てていると「センチュウ」がわくのだそうだ。線虫、と書くとまたイヤラシイ。たぶん顕微鏡で見るとくねっていやがるのだろう。くねるんですぜ・・・、イヤでしょう(でも頭の中でうごめくそいつの映像はこの間テレビで見た口の中の雑菌がくねっているところだった。口の中も似たようなものか。また奥様方に嫌われるようなことを書くねえ)。そのセンチュウというやつはマリーゴールドで取る、という話を昔からよく読んできた。マリーゴールドというとこの時期花付きのポットがよく売られている。本日午後から買い出しでなぜかDAIKI神戸北町店に居た。そこでマリーゴールドが「コンパニオンプランツ」と題して1ポット58円で売られていたのである。どうも土の中にいるセンチュウが喜んで寄って行くらしいのだ。10月に花が咲かなくなったところで、根っこごと抜いてしまうと花壇に潜んでいたセンチュウの多くもマリーゴールドもろともに駆除されるというものらしい。「それってどーいうコンパニオンよ!?」と思わないではない。コンパニオンといえば、イベント会場で飲み物なんかを配ってくれている若いお姉さんというイメージがある。飲み物のグラスを渡す際に、「おねえさん、ついでに僕の悪い虫ももっていって、はあはあはあ」とかやったらそりゃ「迷惑行為禁止条例」等で捕まるだろう。やめなさいよ、よその娘さんに。

 閑話休題

 さて、そのマリーゴールドだが、明るい黄色の良い花がついていた。なんでも10月までずーっとさいてくれるものらしい。しかし1株58円は高いのか安いのか。見れば稲のように根本から増えたりはしないだろう。種はないのか探してみた。「マリーゴールド(ボナンザミックス)」(Tagetes patula キク科タゲテス属、原産はメキシコ、グァテマラとか)サカタのタネ、148円、50本分というのがあった。これを買って帰る。6月末まで植えられるようだ。種まき後50日で開花するとある。すごいなあ。蘭だと種まき後5年ちゅうのはざらだろうに。36倍速か。

 もの凄い集中豪雨のあと家に戻ると花壇はぬかるんでいた。それでもせっせと掃討作戦をやって球根を救出した。めしを作れといわれ、途中焼きそばをつくる。食後さらに作業を続け、マリーゴールドの苗床を作ったところで日がとっぷり暮れた。

 ここで蘭の棚を家の裏から担いでくる。裏庭で物置になっていたのをあれこれどけて道をつくる。でかいがなんとか一人でもてる。これを日当たりの良い庭のいつもの場所にどんと据えると少々違和感がある。隣のサクランボの木がぐっと大きくなっていて棚にかぶるのだ。例年東西方向に長辺を置くのだが、今年は南北にしてみようと考えた。これなら蘭への水やり等の作業もしやすいと思えた。棚を拡張する方法もいろいろありそうだ。

 

 Cal.? “Murakami”が咲いていた(42)(おっと、“”じゃなくて‘’だった。そういう基本も忘れ果てたか)。冬にも長いこと咲いていたのが、夏にも咲くのか。ずーっと咲かなかったモノが、プラポットに植え替えて大きく育ち、かっこよく咲いた。しかしこの時期に葉っぱはおろか、新芽すらもない。ひょうたん型のバルブの根元から長い花茎を出して咲くタイプである。でもまあこういう気まぐれ開花で、次にいつ咲くのかわからない。

 

 夜になり、暗い中、手回し充電式リチウムイオン二次電池内蔵白色LED3球懐中電灯(89円:すごい価格破壊だねえ)の光をたよりに苗床にゆびで5cm感覚の孔をぷすぷすあけて、通常2、3粒いれるところを1粒ずつタネを入れる。キク科のタネは細長い。白い皿にタネをあけて、ひとーつ、ふたーつ、と数えながら植え付ける。偶然にも108個のタネがあった。「ふ、俺の煩悩を埋めるのさ」、とシリーズで言ってしまう。

 1株58円である。発芽率70%として76株。50株出来ても2900円か。ふふふふ。皮算用だが、これで庭中をマリーゴールドだらけにして、センチュウをずばずば取って、庭の土をリフレッシュし、来春はさらに素晴らしいチューリップ花壇を、ともくろんでいるのであった。

 

 本日出かけたDAIKI神戸北町店で花の終わったデンドロ、写真付きラベル付き5種類が300円だった。いずれも葉があるバルブに花がくるタイプで、新芽が花の付いていたバルブよりも大きな有望株もあった。さすがにそうそう蘭を増やすのもどうかと思うので眺めるだけにして置いた。

 

5月28日(木)

 ふとテレビ台の上に置いて置いたビニール袋を見てみる。バックバルブを水苔にくるんで入れて置いたものだ。カトレアっぽいバックバルブから新芽が出ている。バルブの形からレリア・アンセプスを思い出した。3号リサイクル素焼鉢に植えると結構様になっている。

 Pollardia pterocarpaポラディア・プテロカルパのバックバルブも新芽が出てきた。2号素焼鉢に水苔で植える。

 

 先週球根を掘り返したので庭に巨大な土山が出来た。今年はサツマイモを植えるつもりがないので、一つどこまで高い土山が出来るか検討してみる、という妙なことを考えていた。

 

5月26日(火)

花マメはインゲン豆の一種であることがわかった。空豆のように大きいのだが、よく観察すると雰囲気が違う。どうも今頃がまきどきらしく、昨夜から水に入れてふやかしておき、今朝5つの豆をそれぞれ鉢植えにした。

インゲンは南米原産で、新大陸が発見されて以来世界に広まっていった植物である。そういう植物には、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト、ピーマン、唐辛子、カカオ、カボチャ、パイナップル、アボカド、バニラがある。新大陸がもしなかったら今よりも生活はかなり質素ということになる。トマトぬきのイタリアン、チョコレートなしのフランス菓子、唐辛子なしのキムチ、ジャガイモのないスナック菓子、コーンスターチなしの発泡酒の値段やいかに、などなど。

バニラビーンズの製法はアステカ文明から来ているそうで、バニラがなかったら、バニラアイスやら種々の有名な香水が作れないという。また、新大陸には素晴らしい蘭があったわけで、カトレア、レリア、ブラサボラ、オンシジウム、リカステ、フラグミペジウム、エピデンドラム、エンシクリア、マキシラリア、マスデバリア、プレウロタリス、スタンホペア、レストレピア、などなど、どれもこれも重要な属ですな。

アジアといえば、デンドロビウム、ファレノプシス、シンビジウムというご贈答用御三家がある。また、なんといってもパフィオの魅力が素晴らしい。さらに、バンダ、セロジネなどなど。

アジア、南米の2大産地のほかに、アフリカマダガスカルにも第三の蘭の産地がある。アングレクムとディサあたりだろうか。

 

5月24日(日)

 庭に埋まっているチューリップの球根を掘り出して回収し、蘭の棚を設置するというようなことを毎年やっている。今年は例年になくチューリップの葉が枯れるのが早かったので回収作業にかかった。葉が枯れるのが早いと球根も小さいのだろうと思ったら意外なほど大きなモノが多量に出てきた。回収が遅いと、茎を伝ってナメクジが入ってきたりするのか、どうなのか、球根が多く腐ってしまうこともあった。早めに回収してあげるのがよい球根を得るためによろしいのかもしれない。それにしても庭のみみずの数が例年になくすごい。そんなに環境がよくなったのだろうか。植え付けの際、堆肥の量をけちったようなきがするのだが。

 もの凄い重労働で、立ちくらみやら肩のこりやら腕に力が入らないやらへろへろのどろどろになった。棚を設置する場所を確保できたが、めしを作る時間になってしまった。棚は来週設置だ。

 

 V. Sansai Blue バンダ サンサイ・ブルーが相当弱っている。根があかんようになって、それから本体の葉がいちまーい、にまーい、と減ってきた。かなり上の方に生きた根が出てきたのだが、これも停止してしまった。これを枯らすと当サイトも年貢の収め時ではなかろうかといやーな気分で過ごす。2001年の冬からの長いつきあいなのだが、これほど弱ったことはない。肥料かけすぎたのかなあ。ちょっと寒いのでこいつだけ家に取り込んだ。

 

 小遣い稼ぎの家庭内バイトが50回に到達し、貯蓄が2500円に達した。本日は、昼食を作り、夕食を作り、皿洗い2回、家庭教師1回の5回分であった。今月の小遣いは手つかずだ。先月の繰り越しから、久しぶりに「機動戦士ガンダムThe ORIGIN 17」(中古)を買った。このガンダムというのは受験時代にお世話になった。重たい話なのだが妙にすかっとした記憶がある。ニュータイプになった気分で問題集をやっつけていたので大変はかどった。合格発表の結果を叔母から電話で聞いたときにもガンダムを見ていたような思い出がある。50台から30台まで、技術の話をすると時々ガンダムが出てくる。さてそのガンダムには「デンドロビウム」という名前のメカがあるそうだ。綴りもそのままDendrobiumとあった。デンドロビウムについて知りたくて検索すると本家のデンドロを押しのけてこいつが上位に上がってくるのである。「なにぃ?」と思ったが、どんなメカかはしらない。本日も電気屋のガンプラコーナーで見かけた。3万円もするのだ。かなりでかい。これがどうしてデンドロビウムなどと呼ばれるのか気にはなる。初代ガンダム以外はまったく興味がないため、どういう状況でデンドロビウムが出てきたのかさっぱりわからない。まあおいおいしらべてみよう。

 サティで高知産ショウガ99円を買った。ショウガに煩悩していた。よさげな芽があったので買ってきて、重さを量って写真を撮り、庭に植えた。はたして使えるショウガが育つだろうか。

 昨日黒豆をポット植えしたのだが、直まきについてもどうなるか気になるため、昨夜から水でふやかした種を畑に埋めてきた。

 

5月23日(土)Den. Petit Parasol及びDen. Rainbow Dance開花

 Den. Petit Parasol及びDen. Rainbow Danceが開花した(40-41)。

 

 譲渡株の発送を行った。

 

 Cym. Lady Jewel : シンビジウム・レディージュエルを植え替えようとしたら莫大なアリが出てきた。バケツに水を張ってつけるが、葉にびっしりついていたので洗い流す。枯れたバルブをはさんで新芽の出る箇所が2箇所に分かれている。それゆえ2つに分けるのがよろしいようだ。しかし大きなシンビジウムを分けるというのは容易なことではない。鎌は歯が立たなかったのでノコギリで切った。それぞれ5号プラポットに小石を流し込んで植えた。

 

 全国に新型インフルエンザ患者は300人ほどだそうな。ふと思ったのは、サマージャンボで億円が当たる当選者はそれより多くないだろうか。それほど低い確率なのになぜ皆さん身銭を切ってマスクを買い求めているのか。坑ウイルス薬も十分で医療も行き渡った日本で極めて低い確率で罹患する毒性の弱いウイルスなんかたいしたことないと油断しているのだけれど、それはまあ浅はかな考えであった。実のところインフルエンザで命の危険にさらされる人を護るためなのだと気がついた。日本人はえらいなあ。結束して疫病の封じ込めに努力しているのである。

 コニー・ウィリス「ドゥームズデイブック」というSFを読んだ。14世紀のイギリスへ調査のために時間旅行をするという話で、主人公はそこでペストの蔓延に遭遇する。一方出発した時点のイギリスでは新型インフルエンザが蔓延し、どちらの時代も人がばたばた倒れてゆく。疫病との壮絶な死闘が繰り広げられるかなり怖い話だった。どちらの時代も、他人を護ろうと努力する人間がいてその崇高な姿に大変感動を覚えた。

 もしも現在のウイルスが国内で蔓延して変異した場合、国としての防衛力というかモチベーションが落ちていることが考えられるので、そのときが危ない。

 

 「三田市川徐」産丹波の黒大豆300g400円(パスカル三田購入)を一晩水にふやかしておいたものを、本日プラポットに植えた。長さ50mの畝を用意している。丹波黒大豆は、丹波笹山を中心とする気候風土に適した特大の黒大豆である。フジッコのお豆さんなどで、黒大豆の煮豆としてよく知られているが、丹波の黒大豆は豆の大きさがかなり大きい。正月おせち料理用黒豆の煮豆といえばわかりやすい。ところで枝豆が大豆であるということを知らない人が多い。この黒大豆が枝豆の姿をして出てきたとするとたいていの人は特大のマメとその味の濃厚さに驚くのである。枝豆の状態では色は黒くない。関西では11月に一部百貨店に出回る、数百グラム1000円という高級枝豆である。かつて幾度か栽培に挑戦してきたが、そのつど「まあ取れるにはとれるがあまり多くない。豆もあまり大きくならない」という結果が続いていた。今年は市販の種の袋を3種類ばかり店頭で読んで勉強した。驚いたのは摘心という作業があることである。主要な芽を苗がある程度大きくなった時点で摘んでしまうというのだ。その芽は長くツルのように伸びることもあった。摘心すると脇から多くの芽が出て、株全体が横に広がり、花の数が稼げるらしいのだ。「そうだったのかーっ」とひざを打ち、種の袋が1つ300円17ml入りだったかで高いので、農協で料理用の豆を購入してきたのであった。1/3ほどを皿に広げて水を張る。ほどなく豆はよく膨らんできた。丹波黒大豆の芽は鳥の好物らしく、直接まくと鳥に食われてしまう、という経験をしたことがある。また、ナメクジも結構好きらしい。そこで用心しつつビニールポットに植えることにしたのである。たっぷり大きな豆がとれるとご贈答用の豆代が浮いてよかろうと思う。

 

 本日母子という場所で名物の花マメを買った。400g600円の豆である。この豆はソラマメの一種だろうか。和菓子に使う白花マメをふた周りほど大きくした巨大なマメで、煮豆にすると猛烈にでかい。小ぶりのシイタケほどの大きさになる。1粒でおかずになる、と思えるほどの大きさだ。その煮豆のうまさにちょくちょく買いに行くのである。この植物が豆をならせるところを見て見たい。標高500mの高原で育つので、どうもうちの近所ではむずかしそうではある。

 

5月22日(金)

 Den. Arika:を植え替えた。バックバルブ(2005-2003)をとると、葉のあるバルブは3本。これらは2008,2007,2006年のバルブである。新芽があるが、鉢からはみ出した2008バルブではなくて、2007バルブから出ていた。つまり将来のことを考えてはみ出した2008ではなくて鉢の中のよい位置にある2007を選んだのだろう。そういう細かい建設計画指針のようなものが遺伝子に組み込まれているようである。偶然とは思えない。賢い植物であるように思われた。2.5号素焼鉢から3号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。バックバルブはまるまるそのままもとの鉢に残った。このまま置いてみて新芽が出るかどうか見る。

 

5月20日(水)Cym. Sweet Debon ‘Sweet’開花

 Cym. Sweet Debon ‘Sweet’シンビジウム・スイートデボン ‘スイート’が開花していた(39)。昨年よりさらに盛大に滝のように花茎をたらしている。

 

 たまたま同席した同僚の子供が例のインフルエンザにかかったそうで、かなり身近になってきた。私は風邪の症状はあるが、ひどくならず低調な日々を過ごしている。普通のインフルエンザで年間30万人もお亡くなりになっていることを考えると、油断大敵といいつつも新型はあまり恐れる必要がないという気がしてくる。

 

5月19日(火)セッコク2株開花

 Den. moniliforme デンドロビウム モニリフォルメ =セッコクおよびセッコク 金山金剛が開花していた(37-8)。

 

 デンファレは軒並み新芽が出てきた。

 

5月18日(月)セッコク 美鈴ミスズ系開花

 Den. moniliforme Misuzuセッコク 美鈴系が開花していた(36)。

 

0時時点で新型インフルエンザの患者の数は152人になっている。初日2名、二日目25人、三日目152人か。

 

5月17日(日)

 天気が悪く、とりこんだままの蘭も室内で窮屈そうにしている。風雨が強くシンビジウムも倒れていた。これ植え替えようかなあ、などと思うが、体調がいまひとつだ。風邪だろうか。それとも阪急電車の中で例のやつをもらったのだろうか。

 

 朝も7時から地域の清掃活動に参加した。1にゃー(=50円)ゲットである。現在37にゃーたまっている。「にゃー」は我が家のお手伝い給与単位である。パソコン基金の目標の5%まで11日かかった。完了まで比例計算で220日か。ワークシート「おうちで稼げ」によると終了予定日は12月11日と計算できる。もっともそこまで待つつもりはない。この小遣い稼ぎのおかげできわめて守銭奴的気分が横溢し、小遣い支出に強い抑制がかかった。お手伝い記録シートを作成し、1にゃーごとに1つの升目に記録を入れる。600個の升目があり、目標達成までが一目でわかる。こういうのを見ていると小学校時代の冬のマラソンを思い出す。校庭のトラック一周200mを巡ると升目を1つ埋める。升目の要所には住む町を基点とする鉄道の駅名が書かれており、20周走ると隣の駅、さらに30周走ると次の駅、というふうに妙に心をそそる心憎い企画であった。だが初日はりきりすぎて10kmを走ってトップに立ったあと、筋肉痛でお休みして、だいたい三日坊主でおわっていた。道中にはノートなどの景品も用意されていたのに残念であった。

 家事は三日坊主というわけにはゆかない。家事だけにつづくという面もある。家にいてごろごろするよりは面白い。皿洗いにしても、お湯は油もの以外には使うなとか、水を極力散らすななど種々取締りが強化されてきている。

 

16時時点で新型インフルエンザの患者の数は25人になっている。職場から3kmあたりの至近距離で患者がいるというのはちと恐ろしいようではあるが、今のところ誰もお亡くなりになりそうもないので緊迫感はない。たとえ関西で10000人罹患者がいても、3000人に一人、というものである。なかなかウイルスをわけてもらえるという機会はない。けれど広がることを防げないというのはある意味このインフルエンザの恐ろしいところで、まだまだ未知のウイルスであって、たとえば気温が上がると毒性が高くなって致死率が上がる、なんてことがないとも限らない。現に暖かそうなメキシコでは死者の数が多い。

 

小雨になったので畑にゆく。えんどう豆がたくさんぶら下がっていたので取り入れた。洗って生で食べると甘くておいしい。ジャガイモも直径5cmくらいのがそだっていた。

 

5月16日(土)Pleurothallis tribuloides開花

 天気が悪く、とりこんだままの蘭も室内で窮屈そうにしている。

 Pleurothallis tribuloides プレウロタリス・トリビュロイデスが開花していた(35)。

 

 交配種画像のリクエストがあり困惑した。9.5GB、59309枚の画像からどうやって探し出すのか。

 こんなにリクエストがあった。

C. Bow Bells 'Purity'

C. Dinah

C. Irene Holguin 'Sun Raise' 

C. Margaret Degenhardt 'Saturn'

C. Porcia 'Cannizaro'

C. Princess Bells 'Betty's Bouquet'

Lc. Amber Glow 'Magnificent'

Lc. Drumbeat 'Triumph'

Lc. George Baldwin ’Prolific’

Lc. Hiroshima Melody 'Blue Lagoon'

Lc. Hyperion

Lc. Irene Finney 

Lc. Melody Fair 'My Way'

Lc. Mildred Rives 'Orchidglade'

Lc. Mini Purple 

Lc. Molly Tyler

Lc. Nippon

Lc. Olie Johnson 'Fair Lady'

Lc. Orglade's Grand 'Yow Chang Beauty'

Lc. Prophesy 'Monterey'

Lc. Ronald Hausermann 'Carl'

Lc. Shellie Compton 'Touch of Class

Lc. Stephen Oliver Fouraker 'Addison'

Bc. Mount Hood 

Bc. Pastroal 'Innocence'

Blc. Alma Kee

Blc. Buttercup 'Nacornsawan'

Blc. Chunyeah 'Good Life No.1'

Blc. George King 'Serendipity'

Blc. Gold Country 'Fine Gold'

Blc. Goldenzelle 'Taida'

Blc. Lucky Strike 'Gold Ring'  

Blc. Memoria Helen Brown 'Sweet Afton'

Blc. Memoria Roselyn Reisman 'Diana'

Blc. Nai Thong Leng 'No. 1'  

Blc. Norman's Bay 'Gothic'

Blc. Oconee 'Mendenholl'

Blc. Pamela Hetherington 'Coronation'  

Blc. Ports of Paradise 'Gleneyrie's Green Giant'

Blc. Ranger Six 'A-OK

Blc. Toshie Aoki 'Pokai'  

Slc. Anzac 'Orchidhurst'

Slc. Falcon 'Alexanderi'

Slc. Hazel Boyd 'Splash'

Slc. Jewel Box  

Slc. Vallezac 'Billy Miles'

Pot. Kozo's Scarlet 'Vi-Emi'

 どれも相当な有名株らしい。

 

 とりあえず検索をかけてみる。名前の一部をキーワードに検索すると案外さくさく見つかる。

 なかなかすばらしい画像が多い。さすがは「蘭」といえよう。ほほほほほほ。だが、じつのところ有名株の画像の大半もっていないというのがわかって少々くやしい。

 

 メールで送ろうとしたら、メールの画面にたどり着くまでが大変で、さらに画像のアップロード画面が出ずにブラウザが停止した。まあうちの通信環境なんてこんなもんよ。15枚2.5MBもある。これを1枚ずつアップロードしているとまた止まるかもしれない。

 確実なのはHPで公開という手である。それを先方におかれては、ブラウザの「編集」「すべて選択」でコピーしていただき、ワードなどに貼り付けてから画像を別途保存して利用していただきたい。

 

 神戸の感染者が増えて2名になった。こりゃこれからいろいろ大変かもしれない。

 ぞろぞろ感染者がでてくる。まつりまで中止になっている。

 ええ、大阪でも。こりゃ動きにくくなるなあ。

 東京地区は埼玉に感染者がでそうだなあ、などと思う。

 ええ、豊中で100人。こりゃ仕事に出られないかも。

 関西はいろいろな行事が中止になるそうである。

 関西停止か?

 

 朝、昼、晩、夜中と皿を洗い、夕食を作り、家庭教師も2回分こなして本日は6にゃー(=300円)ゲットだ。

 

5月15日(金)Paph.Deperle開花

 Paph.Deperleパフィオペディラム ディパールが開花(34)。今年も花茎3本。それぞれに2花をつけるようである。

 

 仕事帰り阪急電車で太った若い白人女性が前に座っていたが、げほげほ咳をしていたのが少々おっかなかった。このところ寒かったから風邪を引くやつが多い。こいつ例のインフルエンザじゃねえだろうなあ。

夜中にニュースで、渡航歴のない神戸の高校生が新型インフルエンザに感染していたことがわかった。やっぱり出たか。私の予言とは30kmほどずれていたが、やっぱりすり抜けた感染者が市中をうろついていたようであった。やだなあ、つい最近神戸をうろついていたしなあ。

 

5月14日(木)蘭をいただいた

 突如蘭友から蘭が届いた。晩飯の皿洗いをしてから検分にかかる。

 

Den. speciosum 大明セッコクだったっけ

 オーストラリア、ニュー・ギニア原産。なにやら高温性なのだろうか。

 化粧鉢にバーク植えだったが、扱いにくいので、バックバルブを2本ぶちっと取って、3.5号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。バックバルブはバルブ伏せにした。

 でかいバルブだ。咲きにくいといわれているのだが、花茎の切ったものがついているところを見ると咲いたことがあるのだろうか。

 

Den. なんやったっけ

 交配種でキンギアナム系らしい。化粧鉢にミズゴケだったが、バックバルブを2本ぶちっと取って、3号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 

Den. Hawaiian King

 フォーミディブル系の巨大な花が咲くという。不運にも3.5号素焼鉢が割れていたため、3号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 

 大変さわやかな一日だった。けれど、昨夜の気温のデータを見ているとなんと最低気温4.9℃を記録している。街の気温なので、山に囲まれたこのあたりはさらに寒かったのではないか。用心して大半の蘭を取り込んでおいてよかった。おかげで朝から蘭出しにかなり手間をかけた。今夜も寒い。あらかた蘭を収容した。最高気温31℃をみたり、4.9℃だったり真夏と冬が同居するような一週間である。この時期には例年ずっと出しっぱなしにしていたかと思うのだが。

 

 

 

5月10日(日)植え替え

 本日も植え替えが続く。カトレア5株を植え替えた。

 錦幸園でまた鹿沼土+赤玉土+バーミュキュライト各1L合計150円の土を買ってきた。

 気温31℃を記録。クレイジーですなあ。

 夕方から炭火を起こして鉢を焼いた。気温が高いところに火を扱う作業で汗だらだらのうえにすすだらけになる。炭火の中の鉢をまわし、うちわで炭火を煽る。2時間以上やっていただろうか。なんでこんなしんどいことをやっているのかと疑問を感じつつやる。2号と2.5号は焼きやすい。3号からなかなか焼けず、炭で黒くまだらになった汚いやけ具合になる。なんだかいやだなあ、となげやりになりつつやりおおせた。じつにしんどかった。疲れ果てて焼肉がのどを通らなかった。肉も炭火も当分見たくないなどと思った。

 

 おうちの小遣い稼ぎのお手伝いも昨夜で7回になった。1回50円で何回やれば目標の新規パソコンに手が届くのか。まずマザーボード7000円までが140回だ。次のCPU7000円までが300回。HDD6000円までが420回、ケース6000円が540回、DVD3000円までが600回、メモリ2000円までが640回。一日2回としてもざっと320日かかる計算になる。励みとするため、600までの数字を書いた表を作成した。数字の箇所に日付を書き込んで消化具合を判りやすく見せる。とらぬ狸の皮算用とならなければよいが。本日夕食作り、皿洗い、家庭教師で11回になった。じつにしんどい。ほどほどにしよう。今日一日ろくなことがなかったように思う。

 

5月9日(土)植え替え

 本日も植え替えが続く。15鉢はやっただろうか。屋内で休憩中の蘭は6トレイ分にもなる。

植え替え時に思うのは、サイトにあるいついつ植え替えた、という記述は現場で役に立たないということであった。現物を見て、生育の様子、たとえば鉢からはみ出してゆきそうとか、作落ち気味とか、根の活動具合などを見て、ミズゴケの痛み具合なども触ったり、嗅いだり、雑草の生えぐあいもみてその場で判断する。だからまあサイトにいくら記録しても意味がなかった。現場ノートなどはよいかもしれない。それを整理すれば育成記録としてはおもしろいだろう。ともかく、植え替え歴はラベルに書くのが正道だろうが、鉛筆で鉢に書き込む作業が簡便であるため定着した。

 

このところずっと寒いような気候だったが本日やっと暖かくなった。屋外の温度表示は29℃を記録した。約半分の蘭が植え替えのため屋内で静養中ではあるが。

 

明日鉢を焼くつもりで炭を買ってきた。トップバリューの炭は6kg470円だったかで、最も安い。素焼鉢はたしか重油を焚いてつくっているのだろう。カーボンニュートラルな(もともと大気中に存在したCO2で、燃やして戻しても総量は増えないといわれている)炭で鉢をリサイクルするのはCO2削減への寄与が大きいのではないか、などとえらそうなことはいわない。私にしてみれば純粋にそのほうが安上がりだからやっているだけのことである。2号鉢11個を焼けば炭代がちゃらだ。100個近い素焼鉢が丸儲けだ。こんなうまみのあることをやらいでか。

今回、鉢を焼いてから焼肉、というようなことを考えてみる。鉢が黒いのが気になっていたので、もっとおちついてじっくり焼いておきたい。

 

植え替えで出たミズゴケを植えたジャガイモの根元に集める。ミズゴケでジャガイモの好む酸性土壌になるかな?と期待してのことである。庭に見切り品100円3kgのジャガイモを18株連作して植えている。だめもとではじめたのだがよく育ってきていい感じになってきた。

別途畑を借りているおかげで本日からたまねぎは自給できるようになった。これから12月過ぎまでたまねぎは自宅にぶらさがっている。ニンジンもまもなく自給可能だ。今年は借りた面積がやたらと広いのでいろいろな企画がある。ただ、作りすぎでえらいことになった経験がおおいので、多品種少量栽培に専念する。

家庭内バイトは好調で、子供の家庭教師(算数)、子供の宿題チェック、皿洗い、食事作り、など営業活動をしていろいろ仕事を取ってきた。一日100円稼げば、小遣いが10%も増えた勘定になる。これは大きい。

子供の修学旅行の説明会に出ていたのだが、よく考えると週明けにも、いや明日にも、ひょっとするといまにもWHOが「フェーズ6ちゅうことで、よろしく」という話になるかもしれない。そうなると職場などでは「不要不急の出張はとりやめ」ということになるらしい。それでもちろん修学旅行もなしか?。学校の先生に手を上げて質問したところ「県の教育委員会がきめる」のだそうだ。なるほど。

フェーズ5になった日のことだったが、「横浜ででる?」とつぶやいていた。その夜テレビで「横浜で感染を疑われる人がでた」という報道があったのでなにやら気味が悪かった。しばらく前から「大阪で出る」と思っていたが、「大阪の人が成田で隔離される」という話になっている。これも気味が悪い。いまは「まもなくフェーズ6になり、修学旅行は中止。検疫をくぐりぬけたウイルスにより2次感染者が大阪、東京、横浜、名古屋、(この順がみそ)で発見されて、学校は閉鎖、休業となる企業などがでてくる」ということを予想している。潜伏期間で検疫を潜り抜ける可能性はどのくらいあるのか。なぜか今日も米を20kgも買い込んでいた。はずれてくれることを祈る。

 

5月8日(金)Den. moschatum開花

 デンドロビウム・モスカタムつぼみ1輪だけが開花していた(33)。やれやれやっと咲いたか。原種画像データを持っていないので、これはこれで結構珍しい種なのだろう。

 

5月7日(木)Den.‘吹雪’開花

 譲渡作戦終了。先方に無事に届いたようである。

 デンドロのつぼみ1輪だけが開花していた(32)。

 

 莫大な量の鉢を焼くために炭火を起こすのであるが、ついでに焼肉と思い、牛肉1kgを買ってきた。100g89円のオーストラリア牛モモ肉である。あまりにも安いけれど大丈夫だろうか。

 

 本日から屋外に出したままにした。これより蘭は9月末まで長い屋外生活である。

 

 パソコンに煩悩して、本日はCPU、マザーボード、メモリ、HDD、ケース、ドライブについて価格調査を行い、35000円という結果を得た。毎月5000円を捻出し、7ヶ月かかる。えーと、今月はすでにぴーぴーなので、来月から小遣いを切り詰めて順調に行けば12月ごろだろうか。先は長い。

我が家の子供らの小遣いは、固定給ではなく労働量に比例しており、仕事をこなさないと支給されない。仕事のひとつに皿洗いがある。皿洗いで食器乾燥機を埋めると50円もらえる。最近子供らはサボりがちでかみさんの手が荒れているため50円欲しさに就職希望を出したところ「働いてよし」という認可を得た。子供のしのぎを掠め取るのか?。いやそうではない。おやじが15時間外で働いて、家に帰ってまで皿洗いをしようというのだ。そうまでしてつかもうとするハングリー精神ちゅうものを見て欲しいわけよ。たった100回皿を洗うだけでHDD1TBくらいは買える。それはそれですごいことだ。

昨夜最初の皿洗いをして、今朝早起きをしてさらに50円ゲット、と張り切っていたが寝坊をして稼ぎ逸してしまった。ああ、金持ちになりたい。

金持ちになりたい、と思う気分はようするに「やっと俺にも欲しいものが出来た」ということなのであろう。僧侶のような3年間、欲しがりません勝つまでは、たえがたきを耐え、しのびがたきをしのびというような日々だった。しかし、考えようによっては不自由のなかにもキンキンに中身の詰まった本当の幸せが存在した様に思う。煩悩の出現で頭が悪くなった様に思う。

 

ニュースの音声がはってきてぎょっとした。「兵庫県、明石市、サンディエゴから訪問、38℃の熱」。うわ、ついに来たか。明石とはまあえらい近くで。「新型の疑いはない」。なーんだ。もし新型の患者がわらわらでてきたら職場に出られなくなるかもしれない。週明けにもフェーズ6になると職場ではもっぱらのうわさだ。でも日本で出ていないので、仕事が休みになることは当分なさそうである。

 

ふと感染者が出た国を赤く塗りつぶした世界地図は、先進国だけが赤く染まっていることに気がついた。つまり検査する能力があるということか。赤く染まっていない地域には感染者が野放し、ということは十分にありうるわなあ。たとえばメキシコ→コロンビア→中国を船便で、というような潜在的なコースは悪夢のようだ。だからフェーズ6にもしなるのであれば、それはすでに遅かった、ということは十分にありうる。

 

5月6日(水)植え替え

 朝から今年最初の譲渡蘭発送を行った。着払い送料は1260円のみこみ(1160円という説もある)。明日午後到着予定だが、ゴールデンウイークの渋滞にかかって遅くなる恐れはある。発送事故防止のため先方に電話をかけて確認作業を行ったのちに発送した。

 

 トレイ1つ分をまた植え替えた。植え替えに際しては、あきらかに生育が思わしくないもの、コケが古くなっているまたは劣化がみとめられるもの、苔の耐用年数を過ぎているもの、入手していらい一度も植え替えていないものなど、手当たり次第におこなった。

本当に多量に植え替えを行ったため、2号、2.5号リサイクル素焼鉢が払底してしまった。それを見越してこれらの鉢は余分に買ってある。

 植え替えは推定80鉢に達しているだろうか。とても記録が追いつかないので鉢に直接植え替え日を鉛筆書きした。

 

 マキシマを植え替えた際、あきらかな作落ちが認められた。しかし原因がなにか、作業中に感じていたことを記録できていないし、思い出せない。ノートでもつけるべきなのだろうなあ。コケが古かった、というところだろうか。根がすくなかった。新しいバルブは以前のものに比べ小さくなっていた。これでは咲けない。このたびは3号素焼平鉢を用いる。譲渡株にしようとも考えたが作落ちでは気が引ける。悔しいので今年一年頑張ってみよう。

 

 今年の植え替えは例の小石(鹿沼土、赤沼土、バームキュライト:ある意味無茶なパターンだ)の他は、リサイクル素焼鉢チリ産ミズゴケ、底のふたは鉢かけ、という簡便なやりかたにおちついている。

 

 植え替えて思うのは、根がよくまわっていない生育不良の株が多い様に感じられた。2007年の杉苔蓋+ミズゴケはそう悪くなかったとは思う。これは結構あった。2008年のバーク蓋にミズゴケは今ひとつだったように思う。バークからいやな物質でもでているのだろうか。それとも2008年から使用を始めたリサイクル鉢がよくなかったのだろうか。昨年ドラコンボールと称してもちいていた椰子ガラ繊維はいまのところよい結果を得ていない。これも根があまり好んで伸びている例をみなかった。水遣りがいい加減だったのか、株が乾きすぎて弱ったものが多かった様に思う。リサイクル鉢に懸念は残るものの、鉢のコスト削減は魅力的なのでこれは進めたい。そのためにも今年の生育の良否をよく見極めたい。

 

 植え替えで多量の廃棄ミズゴケが出た。これらは土を酸性化することが期待できるので、見切り品100円で購入したジャガイモの種芋を植えた庭の畑にばら撒いておいた。ジャガイモは酸性土壌を好むらしい。果たしてよい結果が得られるだろうか。ジャガイモにへんなウイルスがつかないか、といやなことを考える。ジャガイモはウイルスに罹患しやすいためわざわざ種芋を買うのだから、別に今回限り生育さえよければ、収量さえよければなんの問題もない。100円の元手で3kgの種芋を植えたわけだが、3kgのジャガイモがとれれば御の字である。なにやらよさそうな葉がしげってきた。ミズゴケの効果を比較するためにミズゴケなし、という株を用意したほうがいいかもしれない。

 

 連休は仕事か植え替えしかしていないような。もっとするべきことがあったのではなかろうか。本当に時間の使い方が下手だなあと思う。

 

5月5日(火)植え替え

 「うちの蘭ぼろぼろやなあ」という状況から植え替えにより、なにやらましになってきたという雰囲気である。すごい量の古鉢が出てきた。リサイクル鉢にするにはこれを炭でよく焼くという処理をしなければならない。しかし、ただ鉢を焼くためだけに炭火を起こすというのもなんとなく気乗りがしないので、いつも子供らに焼肉を振舞うという口実を設けて、彼らに炭火を起こさせるというずるい手をつかうのである。焼肉は土曜日だな。

 

 庭の棚にネットを張った。ネットは7年くらい使っているように思うのだが、かなり痛んで裂けている箇所が多い。あきらめようかと思ったが、避ける方向が同じなので、その方向に張力をかけて張るとなんとか使える。この一年使おう。

 

 植え替えるべき鉢はまだ出てくる。ここらで一気にやっつけてしまうか。ものすごい量だ。植え替えた鉢はトレイ4つ、のべ60鉢に及んだ。あと1トレイ以上あるだろうか。

 不調のカトレアについて共通しているのは乾きすぎと思える株や、やたらコンポストが粉みたいになっているものがよくないようだ。コンポストの痛みは根の活動の不活発さを招くようで、痛んだコンポストの内部には新たに伸びてきた根が皆無であり、根はコンポストを避けるように鉢や外にはみ出してくる。こういうコンポストの痛みは、使用期限が切れたものを使い続けていたという疑いがある。

 C. skinneri ‘Danae’ AM/AOS:カトレア スキンネリ ’ダナエ’ 2.5号素焼鉢からはみ出していたため植え替え。3号平素焼鉢にミズゴケで植えた。

 Epi. boothiiエピデンドラム・ブーシー 鉢から猛烈にはみ出していた。このまま寄贈にまわそうと考えていたが、梱包に難儀するはみだしっぷりにこのままではまずいと思う様になった。こんなにはみ出して内部はどうなっているのか興味を持った。案の定2号鉢の内部には根はほとんどいなかった。分けてみると4株くらいになってしまった。1鉢2号新品素焼鉢にミズゴケで植えた。他は明日だ。

 Encyclia fragrance エンシクリア・フラグランス いただいた年に一度だけ開花し、以後やたらと増えるが咲かず。植え付けに問題があるのだろうと植え替えた。根の状態はよろしくなかった。3株にわかれてしまった。それぞれ2.5号リサイクル素焼鉢2つ、2号リサイクル素焼鉢1つにミズゴケで植えた。

 Epi. sophronitis var. Verithiiエピデンドラム フロニチス変種ベリシー 干からびて弱っているやつをミズゴケを巻いて素焼鉢2号リサイクルに植えた。

 Onc. Sweet Sugar?オンシジウムスイートシュガー? そろそろ時期かと思い、植え替えた。バックバルブ伏せで出来た株だったので、古いバックバルブを取り除いた。2.5号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 Onc. Gower Ramsey ‘Stella’ オンシジウム・ゴワーラムセイ ‘ステラ’ そろそろ時期かと思い、植え替えた。バックバルブ伏せで出来た株だったので、古いバックバルブを取り除いた。2.5号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。なにやらやたらとカッコイイ鉢になった。

 植え替えが多すぎて記録がおいつかなくなってしまった。

 

 5月だしカエルも鳴いているから外に出しておこうと思ったが、自分が寒いと感じるので耐寒性のあるもの以外すべて取り込んだ。

 

 それにしても手はよくうごいているのだが、それだけに記録の事務作業がまったくついてこない。こういうことをやっている場合じゃない、もったいない、時間が5連休でもまったく足りない。詳細な記録を残すことでよい面もあろうが、実態に追いついてこないため記録自体が破綻しつつある。もっと簡素化できないだろうか。そもそも蘭は育てばいいのであって、そのために必要なことはなんだろうか。詳細な記録が増えた株をもらっていただく際に役立っているという重要な面がある。

 パソコンというのはまだまだ不便だと感じる。「ゴワーラムジーの記録出して」と音声で指図すると、ダイアログ窓が開いて「Onc. Gower Ramsey ‘Stella’ですね」と答え、「生育記録に入力。今日の日付入れて。植え替え、と書いて」「2009年5月5日植え替え、ですね」「OK、ファイル保存」、という感じに言うこと聞いててきぱき仕事してくれないかしら。

 重要なデータは、開花画像と、育て方の方針、たとえば管理温度の目安、水遣り、植え付け、植え替え方針などではないだろうか。どこで買った、いくらした、という情報は興味はもててもあまり意味があるとは言いがたい。

 生育記録が複数のシートで記述され、さらにそれぞれのシートに複数の生育記録がある。1種を1枚で管理すると、リンクもはりやすく、画像もべたべた貼れていいのではなかろうか。それが楽かといえば疑問だ。

 容量の大きなサイトで、持ち株に背番号を振ってエクセルで背番号のついたシートを管理すると記述や管理が楽かもしれない。もし最初からサイトを構築するのであればそれがよさそうだ。でもまあそういうことをして当面楽しくなりそうには思えない。

 

5月4日(月)植え替え

 この10日くらいの記憶があまりない。土日祝日早朝夜中日中夜間を問わず仕事で塗りつぶしてしまった。世間は連休というものらしい。頭が働かないときに植え替えをぼちぼちやっている。

 頂きもののSlc. George Hausermann ‘Carl’ HCC/AOSが弱って枯れてしまった。冬越しに失敗したらしい。名前がかっこいいので期待していたのだが残念なことになってしまった。

 レリオカトレア ミニパープルも枯らしてしまった。

いろいろ不調になっている。この半年間あっぷあっぷだったのでいろいろと世話が行き届かなかった。

 

 30鉢は植え替えただろうか。

 バルボフィラム・リラキヌム:鉢からはみ出していたので2株に分けて、それぞれプラポット3号にミズゴケで植えた。

 C. walkerianaカトレアワルケリアナ:ものすごくはみ出していた。オスマンダ時代にいい花がさいたものの、ベラポン繊維で植え替えてからは何もでず。大きいので4つに分かれてしまい、それぞれ3.5,3,2.5,2号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 C. Miyuki ‘Abe’ カトレア ミユキ ’阿部’3.5素焼鉢に植えられていた。いただいてから手を入れていないので新芽もあることだし植え替えた。バックバルブをとった。3号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 Coel.sp:フラシダと書かれたラベルがでてきた。今後はフラシダということで。はずしてみると根が大変元気がよかった。バックバルブをとって3号プラポットにミズゴケで植えた。

 レリア・アンセプス:花芽をぶち折ってしまう下手をしでかしたあと新芽が2つ出た。はみだしまくっていたため、バックバルブをとって3.5号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateレリオカトレア アロハケース×インターメディアvarデリカタが誰かに呪われているのかというくらい不調に見えたので鉢から出してみると、ミズゴケの劣化が激しかったため植え替えた。枯れた部分をどんどんとってゆくと小さな株が2つ出来た。それぞれ2.5号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 Lyc. Shoalhavenリカステ ショールヘブン4号駄温平鉢にミズゴケで植えたが、うっかりおっことして新芽ごと地面にべっちゃりと落とし、鉢が割れたので再度同じように植えつけた。

 Lyc. Chita Sunset ‘Perlcolor’ を素焼鉢からkojimaスペシャルの4号駄温平鉢にミズゴケで植えた。

 パフィオ・原種「堺」も、プラポットに混合土へ。

 胡蝶蘭Cake2:株がかたむいていたため植え替え。3号リサイクル素焼鉢にミズゴケで植えた。

 

 プレウロタリス・グロビィ:素焼鉢で不調なのでプラポットにミズゴケという条件に戻した。

 

 昼から出勤する。途中蘭を多く扱う園芸店に寄る。レナンテラの交配種で大変かっこいい花をつけたものを1050円でみかけた。昔なら飛びついていただろうが、レナンテラは寒さに弱いから、と遠慮する。重労働を短時間でこなして、買い物をして帰った。

 

 いつからやっていたのか思い出せないくらい長い仕事が取りあえず一段落したのは21時だった。久しぶりに更新をして、それからピザを焼く。一昨日ピザのCMを見ていたらむらむらと食べたくなり、生地をこね始めた。11600円もするのか、じゃあつくろう、という変なインセンティブが働くのである。秤を出し、ボールを出し、薄力粉180g、強力粉180gにイースト大匙1杯、砂糖大匙3杯、塩小さじ1杯入れてまぜ、50℃に暖めた牛乳360gを注ぎ込んでこねる。たいてい牛乳が多すぎるので強力粉を加えて硬さを調節し、こねてこねて最後にはボールを床に置いて生地を投げ落としてたたきつける。生地を皿に置き、ラップをかけて電子レンジの発酵で60分、膨らんだ生地をこねてから6等分し、ビニール袋に保存した。平行してトマトソースを作る。オリーブオイル30mlをフライパンに入れ、にんにくの皮をむいて包丁の側面でつぶし、さらにみじん切りにしたものを加え、弱火で加熱し、すこし熱が通ったらトマト缶を1缶あけて水を飛ばす。ペースト状になったら皿にあけてラップをかけて保存しておいた。ローズマリーなどのハーブも庭から取ってくればいいのだろうが、この日は忘れていた。定番のレシピが頭にはいっていると思いついたら即座にかかれるので便利だ。

 子供が包丁研ぎに凝ってしまい、100円の包丁は猛烈な切れ味となっていた。娘が触れただけで指の腹をざっくりと切ってしまった。それがために食事を作るのが楽しいという妙なことになっている。たまねぎを切る。こんなのはじめてという凄絶な切れ味で厚さ0.5mmにスライスしてゆく。ピーマンの輪切りが苦もなく出来る。シャンピニョンもすかすか薄切りして、サラミ、ベーコン、トマトも切る。

 クッキングペーパーを30cm角に切り取り、強力粉をふる。生地を麺棒でのばしクッキングペーパーとほぼおなじ大きさまで四角く伸ばす。粉をふるのは今回初めてだが、生地があつかいやすくなってよろしい。生地は2枚のばした。

 トマトソースを大匙1杯、伸ばした生地に広げる。ネットでピザの作り方を知ったのはかなり昔だったと思うが、生地1枚に大匙1杯という量が意外だった。これより多いと味がしつこくなる様に思われる。その上にたまねぎ、ピーマン、シャンピニョン、トマト、サラミ、ベーコン、と盛り付けて最後にピザ用チーズ115g230g入りの袋の半分)をばら撒く。

 かつてピザはガスオーブンで焼いていたが、そのオーブンが壊れ、しばらくピザなしの時代がつづいたが、電子レンジによる調理をかみさんが会得し、時々食べられるようにはなっていた。しかしその電子レンジもこの間壊れてしまい、後継機については詳しくないのでかみさんに操作してもらう。何℃?と聞かれるので210℃などと適当なことをいう。10分ほど余熱にかかるそうで、準備が出来ると音がする。ピザをいれて待つこと11分。ガスオーブンの20分よりは早い。取り出す際温度が高いので注意が必要である。ガスが燃える水蒸気がないためなのか、妙においしく感じられる。二日続けて2枚ずつ焼いて堪能した。

 連休中は食事ばかり作っているような気がする。昨日は昼にトマトソースパスタ、夕食はやきそば、夜食にピザ、本日の夕食は鮭ときのこパスタバターしょうゆ味、夜食にピザ。かみさんはえらくご満悦のようである。

 ピザは大変美味だった。薄い生地も申し分なく、ジューシーであつあつのトッピングもすばらしかった。生地が残り2枚あり、明日も楽しめる。ピザは自分で作ればざっと600円ほどで30cm級を2枚焼けて大いに堪能できる。

 

 新型インフルエンザの影響で海外旅行を楽しみにしていた人々には気の毒というほかはない。乗客にたまたま普通のインフルエンザ患者がでるだけで大変な足止めを食うし、それでなくてもものものしい検疫で時間を取られて大変だろう。それにしても先進国中で確認されていないのは日本だけだろうか。なんとなくいやな予感がする。どこかの国が押さえ込みに失敗して「持続的な感染の拡大」なんちゅうことになったらフェーズが6になる。そういう脇のあまい国が結構あるとおもう。6になると、なにが困るといって、職場が閉鎖になる恐れがある。マニュアルによると、食料を2か月分備蓄してお家でしばらくおとなしくしておくのだそうだ。ちょっといいかも、と思わないではない。しかしインフルエンザが新しいモードでどーんとひろがると、さらなる進化を遂げんとする段階にはいるわけですよ。そのさらに新型が恐ろしいんでしょう。

 クルマでおでかけのみなさんには災難というほかはない。1000円の高速料金のおかげで多大な渋滞を耐え忍ぶ難行苦行の行楽になった方が多いという。なんのかんのと大変そうな連休ですな。貧乏暇なしの私は、たまっている仕事、作業、懸案の処理に忙殺されてひたすら頭と手足をうごかすほかはない。普段より1時間は寝坊しているが、寝る時間は1時間遅くなったので、気分的には平日よりもきつい。おかねがないのでどこにゆこうという気にもならない。そういえば岡山で蘭展が開催中という。岡山は遠い。

 (気の毒といいつつ、本当は行楽に行く暇も元気もお金もないので、うらやましがっていただけのことですが。それなら家で仕事してた方がマシよねー、という負け惜しみを書く気力もない)

 

 

5月3日(日)植え替え

 ぼーっと植え替えをしている。

 パフィオ用に錦幸園で1L50円で買ってきた混合土=赤玉土+鹿沼土+バームキュライトでもっていろいろ植え替えた。

 シンビジウム ラインストーン 'キュート':しばらく花をみない不調株が3鉢あり、これらを混合土で植え替えた。報歳蘭「金鳳錦」杭州カンランスルガラン‘晃輝’ 、も同じく植え替えた。

 セッコクが不調だ。セッコク 紅木田セッコク 金龍、なども混合土で植えてみた。Den. toltileはリストに登録されていないが、これも開花しそうもないものはためしに混合土で植えた。

 3.5号プラポットがはちきれそうになっていたアルポフィラム・ギガンテウムを一回り大きなプラポットにして混合土で植えた。今年は珍しくシースが出たものの開花する様子はない。

 バプティシジウム・リトルドラゴン‘キッド’も調子が悪い。いろいろ試してだめだったのでこれも混合土で。

 花を見たことがないビフレナリア・ハリソニエも、プラポットに混合土へ。

 当分花を見たことがないOnc.aquinii も、プラポットに混合土へ。

 椰子ガラ繊維でよわっていたOnc. Super Star ‘Sophia Beauty’  をプラポットに混合土へ。

 

 

 5月2日(土)エンシクリア手柄山開花

 Encyclia 'Tegarayama'エンシクリア 手柄山が開花した(32)。先月の12日以来20日も開花がなかったような。よほど不調なのだろうか。

 

4月26日(日)

 曇りで、寒く、雨も降ったため蘭も出せず。

 

 2時まで計算漬けの仕事をして、早朝から仕事に行っていた。かなりきつい仕事だった。まあ時にはこういうこともあるんでしょう。帰って食事(お好み焼き直径23cmを5枚焼いた)を作り、炭火で焼肉もし、皿を洗う。働きづめの一日で、パソコンを開くとまたぞろ仕事をしている。まだものすごい作業量がつみあがっている。あははは。

 チューリップが終わりつつある。5月末に球根を掘り上げる。その後の花壇だが、今年は芋を植える必要がない。家族があまりにも広い畑を借りたため、毎年10kgの上がりがあるサツマイモを庭に植える必要がなくなったのだ。蘭のためにどーんと面積をとったとしても余る。そこで考えたのだが、最近庭の土が劣化してきたようにおもうので、ここらで大だい的に掘り返してなんらかの土の再生を図るべきなのだろう。というのは実は建前で、本当は子供時分から大好きだった土遊びをするのである。いいおっさんが山を作って遊ぶのだ。アホだ。しかし仕事漬けの日々で唯一脳裏に射した光明だった。土や砂で作った造形というのはだれでも経験があるだろうが、どんなに立派なお城をつくってもそれはたちまちのうちに波にさらわれるか誰かに壊される運命にある。砂の城、とははかないものの代名詞みたいなものだ。出来たものをまた継続して発展させたいというようなことを子供時代に考え、広い庭が欲しいと思った。それが実現できたのは幸いとして、やっぱりおっさんだから庭を掘り返してそこに長時間しゃがみこんでいるというのは、すでになんどもやってきたこととはいえ、見栄えのいいものではない。だが、かまうもんか。俺はやるぜ、という気分になっている。きっと疲れているのだろう。

 構想としては、庭を東西に横切る2本の山脈を作り、その山脈の間から流れる川をぐるぐると引き回し、蘭の棚に下に深い穴をほって、落としこむ。枯山水といっちゃうと、枯山水が「いっしょにすんな!」って怒るだろうが、まあ要するになーんちゃって枯山水なのだ。まあ連休中まっとうに寝ればすこしはまともなことを考えるのだろう。

 

 

4月25日(土)

 一日中雨が降ったため蘭も出せず。

 鉢焼き用に、炭火をおこすついでに焼肉をするため、昨日牛肉1kg(1000円)を買ってきた。しかし植え替えも進んでおらず、焼く鉢が少ない。結局家族で焼肉だけちゃっちゃと食べた。

 

 雨といいつつ、霧雨になったときに近所の山を歩く。谷川が増水して普段と違う趣がある。ふと見上げた岩の上に春蘭が咲いているのを見つけた。2株あって、それぞれに1つだけ花をつけていた。この時期咲くものらしい。人工物の近くだったため人が植えたのでは、という疑いを持つ。ここには植えないだろうというところに咲いているのをみかけたことがない。今ひとつどういうところに咲くのかつかみきれていない。

 このほか、カラーの仲間というか、姿の面白い、マムシ草が多数咲いているのをみかけて面白い散歩だった。

 

 本日毎週の歯医者は、最後の治療が終わってしまい来週から来なくてもよいことになってしまった。4ヶ月間はらはらどきどきの行事だったが、来週からないとなるとかなり寂しい。Men In Black IIという映画を見ていた際に、犬の姿をした宇宙人に上司が労働条件を提示するシーンがあって、「歯科の保険もついている」と言われて、犬が、にやぁ、と笑うのである。私はそれをみて「そうか歯の保険ってそんなにいいものなのか」とおもったのが子供時代以来恐れていた歯医者を見直すきっかけになった。米国では医療費が高い。保険料も高いのだろう。だから誰もが病気や怪我をしないように気をつけているのだそうだ。本来そういうものじゃないんだろうか。医者に行くと数百円という払いだったりすることもあって、安いのに慣れてしまっているようなところもあるが、本当はそれが大変ありがたいことなのではないかと思う。歯の保険が利くというのはひょっとして結構なステータスなのかもしれない。なにしろ大変知識も腕も経験もある歯医者様が、わたくしめの小汚い歯の表裏隅々まで歯石取りをしてくださる。これをありがたいといわずして何といおう。

 

 

4月24日(金)

 夜帰ると寒い。本日も取り込む。

 デンファレの多くが新芽を出している。今年はスタートが早いのか。カトレア類もいい芽がでている。

 

 トップページを作成してみると危惧したように画像のクオリティはかなり落ちているようである。まあ表示される大きさが4分の一になっているのでインパクトが小さいのだろう。

 

4月22日(水)

 夜帰ると寒い。本日も取り込む。

 

 連休の楽しい予定というものをまったく思いつかない。仕事漬けで仕事のことしか考えていない。したいことも食べたいものもない。現時点で最も楽しいのは通勤中の読書である。それも本次第なので他力本願な楽しみだ。こりゃまいったなあ。かつては寝ても醒めても蘭だったのが、最近はぼーっと世話をしているという体たらくだ。

 パソコンが液晶画面に変わってほのかに楽しい。未整理画像をスライドショーで流していると京都蘭展の画像にすごいものがごろごろあることがわかった。それでもなかなか画像整理は進まない。

 しかし液晶画面になったおかげで仕事がはかどるというやっぱり仕事漬けである。やったらやったぶんだけ給料が上がるという性質のものでもなく、打ち込んでいるというほど寝食を忘れているわけでもなく(でもまあ5時間睡眠か)、それでもそこに目指すものがあるので、それをなんとかモノにすべく種々あの手この手を繰り出すのだけれど、やっぱり欲が出るとよくないのか、体も頭も固くなったように働きが悪い。これは世のため人のため家族のためと思ってちょっと肩の力を抜こうと考えて淡々と作業を進める。すると1ヶ月も進展がなかった作業がさくさくとすすむのだった。ジャズを聴きつつ、エクセルで計算して、ワードで記述する。昨夜は2時間がぶっとんでいた。最近ニュースも見なくなって世の中がどう動いているかよくわからなくなってきた。

 仕事が面白い、という人はいるわねえ。やりがいのある面白いはずの仕事をしているのだけれど、そんなに面白いかなあ、と思いつつやっている。そういう意味では仕事がへたくそなのだろうなあ、と思う。

 

 ほのかにパソコンを組み立てたいなどと思う。予算にざっと5万円ほどかかる。使っているパソコンで何不自由ないので考えてみるだけである。デュアルコアだのクアッドコアだの、CPUが2つ4つと並列処理をするものが流行っているらしい。そういうのが職場にもあって、ちょっといいかも、と思うときはある。だが、家で使っているパソコンが現時点でもなお一番さくさく動いている様に思われるので、液晶画面にかわったことだし、もっと使い倒してみよう、という考えに戻ってしまう。

 お金が惜しい、という気持ちが種々行動を束縛している。では、はなにゆえそのように感じてしまうのだろうか。ローンだの学費だのでつつましい経済生活をする必要があるのは確かだが、どうもそれだけではない。金を出すに足るだけの魅力的なモノやサービスがないからではないだろうか。USJよりも歯医者のほうが有意義だ、という考え方で楽しく過すのは難しいだろうなあ。

 

 不景気、というフレーズに世間は飽きが来ているのではないだろうか。不謹慎なことをいえば、仕組みが悪くて困っている人はいるが、活力は失われていないと思える。急速に回復しつつあるのではないだろうか。

 

 連休といえば植え替えだろうか。ミズゴケもたっぷり買ってある。鉢も焼いてある。しかしなかなか植え替えたくなるような鉢を見ていない。

 

4月20日(月)

 昨夜の気温の記録をみて「11℃」とあり、夜出すのはまだ早かったなあ、と反省した。

 

4月19日(日)

 朝蘭を出して水遣りをした。強い日差しがあり、気温も28℃まで上がった。夜カエルが鳴くので今年初の夜間出しっぱなしにした。明日天気が崩れるとかで、夜に取り込む予定。

 

 宝塚園芸サービスに野菜の苗を求めてよってみたところ、花いっぱいのデンドロ500円、胡蝶蘭500円で出ていた。あいかわらず蘭が豊富なお店である。

 

 ストレス解消に近所の山の稜線を10kmほど歩いて鉄塔見物をしていた。汗でどろどろになってとりあえずスカッとした。余計なことを考えずに夜はどたっ、と寝ることにしよう。

 

4月18日(土)

 あっという間に週末になってしまった。蘭の世話はぼちぼちやっていた。このところ開花するものもない。

 

気がつくと一週間が終わって土曜日になっていた。仕事が山積みである。ものすごい量をやったようだが、それ以上につみあがっている。ここ1ヶ月の記憶があまりない。だいたい5時間ぐっすり眠っている。今年も花をゆっくり見る暇も無く春が過ぎて行きそうだ。

 

一夜明けて歯医者である。今年は1月からずーっと毎週歯医者に通っている。歯医者に通える幸せ、というようなことを考えながらかよっている。本日も問題のある歯を抜かれやしないかとひやひやしていた。大変腕のよい歯医者だとおもっている。毎回10分でちゃっちゃとこなしているところがすごいなあと思い、仕事にも参考にさせてもらっている。あの10分刻みで昼までぶっつづけで働くのだろうか。大変なお仕事だとおもう。丁寧に一本一本歯の周りの歯石をとってくださる。ありがたやありがたや。

 

昔液晶ディスプレー(三菱RDT174LM)を購入して、使っているCRTと交換するのが億劫で、なぜか子供用パソコンに使っていたが、このほど画面がぼやけてきたため、作業に支障が出てきたため、古いCRTを子供らの液晶ディスプレイと交換したのであった。解像度をこれまでの1024×768から、1280×1024、32ビットカラーにして使う。写真のスライドショーを見てあまりのきれいさにどひゃー、とか言ってしまう。パソコンまで速くて性能がよくなったような気がする。画面が広い。テレビを見ながら日誌を書ける。テレビとDVDが一緒にみられる。テレビ、DVD、ワード、エクセルを1画面で表示できる。こりゃはかどりそうだ。エクスプローラ3つ、エクセル2つ、テレビ、エクスプローラ2つ、ワードも開いてごちゃごちゃやっていた。すごいなあ液晶ディスプレイというものは。表示ひとつでこんなに変わるものだろうか。でかいCRTがいなくなって周辺も恐ろしくすっきりしてしまった。

 

しかし、こうやって画面のクオリティをあげると、蘭ページ作成にいろいろ支障がでてくるのではないだろうか。ストックの画像にクオリティーの高いものがかなりあったのだが、サイトに打ち上げる際にトリミングをしてクオリティーを落としているのが今後気になるかもしれない。

 

Den.モスカタムの花芽は高芽ではないかと心配していたが、本日つぼみを確認した。やれやれ。

Cym’Boy’が花茎5本でほぼ満開だ。我が家でこれほど盛大に咲いたシンビジウムはなかった。今年はもすごかったし、も花茎5本ですごい開花をしてくれそうである。

調子が悪かったをポットから出してみると水をやったにもかかわらず

8時に蘭を展開し、夜7時に取り込んだ。昼は25℃まであがったようだが、夜はまだ寒い。出しっぱなしは来月からだ。

 

野菜の苗を求めて錦幸園にゆくと、1L50円量り売りの土が目に入り、赤玉土、鹿沼土、バームキュライト(ひる石、雲母)をそれぞれ1L購入した。パフィオやシンビなどのコンポストにしようと考えたのである。バームキュライトは軽石の代わりに買ったのだが、これを蘭のコンポストにしているのを見たことが無いからあまりよろしくないのかもしれない。まあものはためしということで。

 

 

4月12日(日)Masd. Red Barron開花

 好天を通り越してまたまた暑い一日だった。蘭の出し入れ体制を整えたおかげでスピーディーに蘭を庭に展開できた。

 日焼けに弱そうな蘭は裏の遮光ネット(風雪に耐えて昨年のまま)のある棚に4トレイ展開した。棚の下は水仙やらチューリップやらが咲いている。毎年蘭の下で日陰にもめげず育ち、春には大きな花を咲かせているのがすごい。

 

 昨日明石に行ったときに寄ったパン屋「ぶうらんじぇ」が好評で、チラシをもらって帰っていた。みれば宝塚山本東2-2-1(あいあいパーク内:阪急宝塚線山本駅下車徒歩5分)にも店があるとあった。よく知っていたはずの場所である。本日出かけたついでに寄ってみると明石の店を凌ぐ充実振りで、105円均一で大変おいしいパン(150種類とか)がこれでもかと並んでいた。カツサンドがすごい。野菜がしゃきしゃきしていてはさんであるソースも秀逸である。おそるべきパン屋といえよう。パンの話が本筋ではない。そのあいあいパークには園芸店があって、久しぶりにのぞいてみると、驚くほど充実した開花株が売られていた。

「本日は蘭のメッカ、山本はあいあいパークからお伝えしております。実況は私kojima、解説は児島さんにお越しいただいています。児島さん、ひさしぶりですねぇ。」

2007年以来じゃないでしょうか。最近めっきり買わなくなってますからねえ。もともと当地は適正価格と申しましょうか、破れかぶれ的な安売りはしませんので1000円を超えるとどけちなkojimaさんにはちょっと手が出ないでしょう。

「・・・そ、そうですねえ」

「じっくり育ててしっかり咲いた良い株を売るというところに徹してますからね。それにしても店の入り口からして蘭がたくさんありますね」

Rhyncholaelia digbyanaリンコレリア・ディグビアナです!。開花株が売られているのはめずらしいんじゃないでしょうか。」

「1万円越えてますよ。これ増やして人にあげてましたねえ。けちなくせに変なところで欲がないですねえ」

 「デンドロ・セニールがあります」

 「枯らしたやつですねえ。惜しいことをしました。これも2000円を超えています。開花株を見るのは初めてでしょうか。原種データベースに画像がないですから、かなり珍しいということでしょうか」

 「おっと、Ansellia africanaアンセリア・アフリカーナがあります。こういうものが売られているのははじめてみます」

 「株の見た目はデンファレそっくりですが、アフリカにデンドロはないので、デンドロが占めているニッチに別属の蘭がはまってよく似た形態の蘭になった、ということなんでしょうか。香りはあるんですが、なんとなく煙たいような変な香りです」

 「花の大きなオンシがありますよ。Onc. Jiuhbao Gold ‘Tainan’ SM/IOKでしょうか。」

 「2005年の1月に800円で苗を買って一向に咲く気配もない株になっちゃってますよね。ここでは開花株が1500円ですよ。4年努力して700円の差が埋められませんねえ」

 「ほっとけっ。そりゃそうとC. intermediaインターメディアが売られています。大変珍しい。2種類ぐらいありますねえ」

 「インターメディアが売られているというのは珍しいですねえ。さすが蘭のメッカ山本です。いいものを見せていただきました。価格も2000円台です。もちろん手も足も出ませんが」

 「ああ、キンリョウヘンCym. floribundumがあります。これも売られているのは珍しい。」

 「えらく探している人がいますよね。3000円ですか。花は無いんですが、これからということでしょうか。それにしてもこれほど珍しい蘭が売られているというのは山本ならではというところなのでしょうか。パン屋のついでに今後が楽しみですねえ」

 「このほか、リカステ、パフィオ、胡蝶蘭など豊富にあります。では、このへんでさようなら。」

 

 そのあと用事で日生中央のオージョイフルに言ったところ大輪のカトレアLc.アイリーンファレルだったかが売られていた。「花は大きな16cm径がなんと2つもついています。ラベルもしっかりささっています。お花が終わった後もそのまま育てられる4号素焼鉢、椰子ガラ植えです。しかも、葉のしっかりしたでかいバルブ3ないし4本付、というまことに本格的な仕立てで、お値段なんと1600円(声が裏返る)。今回は4鉢のご提供。」昔なら飛びついているだろうなあ。なかなかこれほどの大輪をこうびしっと咲かせるのは大変だ。プロの仕事で、とうとう大輪のカトレアをホームセンターで、育てやすい素焼鉢で買えるようになったのである。ちょっとびっくりした。

 じゃがいもの種芋が「全品100円」とあるので「男爵3kg入り」に手を出してしまった。庭の空き地にショウガを植えたいと考えていたのであるが、種芋が高くて手が出ず、こういう安物に飛びついてしまったのである。馬鹿だなあ。1ヶ月遅い。もとで100円ならなんとかそれだけ分のジャガイモは回収できそうな気がする。連作という愚も冒している。果たして採算がとれるのだろうか。早速植えて、よく水をやり、硫酸カリと尿素をまいておいた。

 大変せせこましい芋畑について家族から「連作障害もおきるだろうし、今頃芋を植えて、このへたくそ」となじられた。直後聞いた話しでは近所の農家の方から畑を借りたという。見に行ってみるととてつもない広さに見えた。こんなに広いのならわたしの猫の額のようなジャガイモ畑をなじらなくてもよさそうなものである。かつてこの規模を借りて耕作してえらいめにあった覚えがある。首謀者はひっこけて腕の骨を折って戦線離脱し、私がふんばった。あの年は草抜きに明け暮れてたいへんきつかった。またすごい夏になりそうだ。

 

 さらに三田市内のダイエーにつれられて行くと、「1株植えの胡蝶蘭がなーんと990円(声が裏返る)」。これは前にも紹介したか。このまま育てて、夏まで花が咲いているという結構な株である。マンションなら越冬も容易だから胡蝶蘭から蘭を始める人も増えるかもしれない。

 

 最後はDAIKI三田店でバーベキューコンロ1750円を買った。植え替え後の鉢を焼くためのものだ。鉢を焼くとコンロの耐久性が低下するのか、焼肉と鉢焼きにつかっていたコンロはさびてぼろぼろになってしまったため購入した。今度のものはもうすこし大事に手入れして使おう。

 このお店ではデンドロ開花株の1株売りがあった。通常ノビル系デンドロというのは見栄えのために3株程度が寄せ植えにされているものなのだが、いろいろな種類のデンドロが花つきで690円ででていた。変わった売り方である。じいさまが2株ひっかかえて1株ぼとりと落っことしていた。プラポットだからふにゃふにゃしており、中の椰子ガラが床にざらっとこぼれてしまっていた。

 

 家に帰るとMasd. Red Barronが開花していた(31)。開花株を撮影し、蘭を家に収めた。暑い一日だったが夜は冷える。この時期出したままでよいのは5℃耐寒性のあるデンドロ、フウラン、シンビジウムぐらいである。

 

4月11日(土)

 好天を通り越して暑い一日だった。棚のビニールをはいで、窓から直接蘭を出し入れできるようにした。これから1ヶ月くらい出し入れの日々である。

 

4月10日(金)

 開花中の胡蝶蘭2株(Cake白、セミアルバ)を、花の好きな恩師にもらっていただいた。抱えてみると大変立派な株に育ったものである。

 リカステは花がまもなく終了のようだ。

 

4月9日(木)Bulbophyllum barbigerum開花

 Bulbophyllum barbigerumバルボフィラム・バービゲラムが開花した(30)。毎年律儀に開花してくれる。

 

 本日は天気もよく、朝から蘭を出す。裏の棚にも日光がはいっているようだ。やっと春が来たか、と思う。蘭を出してしっかりと水をやった。

 

 V. Sansai Blueがやたらと軽くなってしまった。少々心配である。長い付き合いだからなあ。

 

 Den. Aris:デンドロビウム アリスは、置き場所が悪かったのか、寒さがよくなかったのか新しいバルブがぶよぶよになってしまった。このままだと枯れる恐れがあるため、ぶよぶよバルブを切除した。

加温ケースの温度制御を停止した。

 

屋外はまだ5℃近くまで下がるだろうと思う。シンビジウムと耐寒性の強いデンドロのみ屋外に残した。

セロジネ・spは、花茎が垂直に立って花がついているさまが報歳蘭みたいで面白い。

日誌を見ると昨年のビニール撤去は4月5日の土曜日だった。そろそろ撤去して朝晩出し入れをしよう。

 

リビング前にかみさんが大昔つくった木製の棚は長年蘭置き場として重宝していたのであるが、多年の使用でぐらぐらになってしまった。このあたりで新しい蘭置き場を建設する必要があるか、と考えている。

 

間もなくLyc. Jim Riopelleリカステ ジムリオペレが開花してから4ヶ月になろうとしている。そろそろ花も終わりつつあるが、それにしても長い。葉が差し渡し1mほどになっている。直径3cmだったバルブも現在では5cmのものができている。3株に分かれており、高速増殖状態である。

 

 

4月7日(火)C.CancyTuft×C.intermedia‘Sherry’開花

  C.CancyTuft×C.intermedia‘Sherry’(29)が開花した。実はインターメディアだと思い込んでいたが、よくよくラベルを見ると交配種だった。花はインターメディアっぽいが、交配種らしい雰囲気もある。独特なツヤはインターメディアの特徴なのだろうか。わずか10cmのバルブに双葉がつき、その間から5cmほどの花茎がでて、大変かわいらしい花を2つつけた。この株は、だいぶ以前2007年6月18日にいただいて以来登録もせずほったらかしになっていた。そういう戸籍の無いラベルだのみの株が結構あるらしい。どれも逸品ぞろいのようなのでまことにもったいない。まだまだいろいろな案件が山積みで捌ききれないため、慢性的に整理がつかない。

 

4月5日(日)

 好天で蘭を朝から全部出して水遣りをした。

 

 I氏の家に行き、村上社長から言付かっていたビニカラーのパフィオを貰い受けた。

 

 家に開花中のパフィオが3株になった。今年はパフィオの当たり年なのか、開花する株の割合が高い。ひょっとして持ち株全部が開花してくれる可能性もある。

 パフィオのコンポストには小石ミックスを使う例が増えてきた。以前はひっこかしたら小石がこぼれていやだぐらいに思っていたのだが、それでパフィオが弱るということも無くて、小石をざらざらっと入れておけばよく、めったに腐るということもなくて扱いやすいことがわかってきたため、徐々に小石植えが増えてきた。弱ったり、花がなかなか咲かないものも小石植えにして目立って結果がよくなってきた。

小石植えの材料は、確かホームセンターで一袋いくらの量り売りの袋に鹿沼土、軽石、バーク、赤玉土などをあれもすこしこれもすこしと混ぜて買ってきたような覚えがある。また、別途方解石(昔の灰皿に敷いていた立方体の形をした白い炭酸カルシウムを主成分とする小石)を買ってきて混ぜている。

 

そりゃそうと、キクノケス・バルシオラム‘ピンクドーブ’が枯れてしまった。葉のないバルブで越冬するのだが、そのバルブが干からびてからからになってしまった。この冬は水遣りの回数が少なかった。そのため干からびたと考えられるが、どうすればよかったのか、明確にはわからない。世話が足りなかったと思う。

 

未処理のたまった画像が800枚。HPの復旧も膨大な作業を前にぼーぜんという状況だ。うーん、まだまだ復活ならず、という気分。桜咲く春とはいえまだまだ寒いし、調子も上がらない。

 

4月4日(土)

 雨で肌寒く、蘭の水やりもままならない。

 

 ブックオフでNew Orchidのバックナンバーを105円で手に入れてきた。新しく見えたのだが、異様に保存状態がよかったためで、本当は1993年あたりの本だった。パフィオ図鑑になっていてなかなかの内容であった。

 

 寒いせいか、庭は水仙の盛りで、本来なら多量に咲いているはずのチューリップがちらほらというところである。そのチューリップも畝の1本はどうしたのかというくらい生育が悪い。なにか変な肥料を入れたか、入れすぎたかしたのだろう。

 基本的に幸せに生活しているつもりなのだが、問題も多く、いろいろくよくよと考え、多量の心配をして過ごしている。若かりしころは結構能天気に過ごしていた。屈託やコンプレックスもいろいろあったとは思うが、うきうきと楽しい気分を感じていたのは若いころの方が多かった。おっさんになりすこしはものがわかってくるとなかなか考え方がシビアになってきてひたすら次の手を考えているという日々になる。とくにこの半年はしんどかった。桜は咲いても春は遠いなあ、という気分である。

くよくよするのにうんざりして勉強を始める。するとすこし気分が軽くなる。勉強をしつつ目下の問題解決に取り組めばすこしは気が楽になる。くよくよ考えるよりは、頭が働くようにしたほうがかなりましのように思える。それにしてもこの「くよくよ」というオノトマペは何なのだろうか。字をあてるとしたら「苦世苦世」か?

 

4月3日(金)Cym.’BOY’及びCoel.sp開花

 Cym.’BOY’: シンビジウム?'ボーイ'及びCoel.sp(27-8)が開花した。

 シンビジウム?'ボーイ'は、2007年にいただいて以来2008年、2009年と連続で開花し、今年は花茎5本という盛大さである。

 セロジネspは昨年村上園芸で購入したもので、「堅い葉が2枚頂生しているところがなにやら珍しい、この株は新芽からほぼ確実に咲く」と村上社長がおっしゃっていた。言われたとおり律儀に咲くところがなにやら好ましい。

 次の開花はインターメディアだろう。

 

4月2日(木)胡蝶蘭コチョウランCake3開花

 胡蝶蘭Cake326)が開花した。

 

 今朝も霜柱がでていて連日寒い。

 

4月1日(水)Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS開花

 Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOS25)が開花した。今回は2つのバルブから花茎とつぼみを出して開花。

 

 朝山は積雪で白かった。

 

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