蘭馬鹿日誌2006年2-1月および更新記録

ランのよしなしごとをつづる。下に行くほど昔 

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2月28日(火)

Bc. Maikai ‘Mayumi’は本日終了のようである。

今月は17株の開花であった。来月は少しはペースダウンしそうである。

ツニアに新芽が3つばかりある。やたら高いバルブをつくってしまったのですこし小さいものでさっさと完成して欲しいなどと思う。

 

3月開花のラインナップ

Den. kingianum?:香りが良くてどばーっとさく。

Onc. Magic 'Hildas' :色鮮やかなオンシ。

Den. unicum:フルーツの香り

Den. anosmum (Den. superbum):サクマ式ドロップの香り

Bc. Cliftonii ‘Magnifica’ FCC/RHS:大輪のカトレア

Paph.‘Wine Red’:お気に入りパフィオ

Den.Rainbow Dance:さきっぷりが見事なデンドロ

Cym. Line Stone ‘Cute’:定番。

などなど

 

2月27日(月)祝Bc. Maikai ‘Mayumi’2ヶ月開花達成

Bc. Maikai ‘Mayumi’は開花して2ヶ月を経過し、なおしっかりと咲いてくれている。我が家で2株目の2ヶ月咲きカトレアとなった。

 

またYaphooで「蘭」を検索すると、順位が1つ上がって8番目に当サイトがでてきた。うちのサイトへのアクセス方法として、「当サイトについて」に記述しよう。

当サイトへのアクセス方法:Yaphooで「蘭」と検索してください。「温室なしで育てているさまざまな蘭についてのページ…云々」とあったらそれをクリックしてください。

道案内である。たどりついたはいいが、往々にして見失い、つぎに訪れることができなくなることもある。

それにしても「蘭」のようなごまんと候補がありそうなキーワードの上位になぜこのようなマイナーなサイトが上がってくるのであろうか。

 

Paph.‘Wine Red’に花芽がせりあがってきている。またこの魅力的なパフィオに会えるのかと思うと嬉しい。このパフィオをみるとなぜかスティーブン・キング著「刑務所のヘイリタワース」という作品を思い出すんですねえ(新潮文庫「ゴールデン・ボーイ」収録)。

そこはアメリカはメイン州のショーシャンク刑務所。浮気した奥さんを浮気相手もろとも撃ち殺した罪で銀行家主人公が入れられてしまうんですね。でもそれは無実の罪。この主人公、大変頭がきれますねぇ。こわいこわい看守がいて服役者をいじめます。正義漢の主人公が助ける。看守ににらまれます。どっこい銀行家税金やらなんやらの相談に乗って看守を手なづけちゃいます。その手管がみごとみごと。かっこいいんです。主人公に信服していろいろ手助けをする老黒人服役者がいます。これがそのPaph.‘Wine Red’にイメージがそっくりで。二人は友情を通わせます。お話は脱獄モノです。すごいシーンの連続で、もうコワイコワイとてもこういうことはできない。でも主人公は強い男でした。男の中の男。ラストはもう感動で泣きます。思い出し泣きまでしちゃいました。気持ちのいい涙がたっぷりでます。この作品「ショーシャンクの空に」という映画になりました。でも映画を見る前にぜひ原作を読んで欲しい。

いやあ、パフィオって本当にいいですねえ。さいなら、さいなら、さいなら。

 

2月26日(日)

大汗をかいて風邪を振り切り、寝床から這い出して水遣りをした。開花したシンビジウム・レディージュエルをケースから出してみると実に見事な開花株であった。ひょっとしてケースのほうが環境がいいのか、Den. kingianum?Epi.? 'Hanakoujou'Pleione formosana?、のつぼみが大変順調に育っていた。リビングの蘭のおおくはコナカイガラムシが這いずり回っているのであるが、ケースではほとんど見られない。Den. kingianum?はかつてアブラムシで往生した記憶もある。咲きそろうまで環境を変えないようにしようと思った。

Pleione formosana?の写真をみて、「え?こんな強烈な花が咲くの。280円だったか」と驚く。これまでほとんど夏の暑さと植付けの悪さで枯らしていたのである。目下の鉢は真っ黒い土みたいなものに植えてある。花は2つほどつきそうだ。

Epi.? 'Hanakoujou'500日以上開花後長い休暇をへて花茎を4本ほど上げてきた。

シルホペタラム ソーアルシーでいい写真がとれた。ドーサルセパルから触角のようなものが一本でているのがたまらない。「ピンハネ星人」だの「デコピン星人」だの変な名前を考えていた。このところ古いカメラで名作が出る。バルボフィラムのたぐいはぱっとみさえないかうげっと思わせる花が多いのだが、そのつくりの繊細さ、奇妙さ、面白さ、意外さの点からすばらしいものが多い。

 

最近このサイトを探すのにヤフーで「蘭」といれて検索すると9番目くらいになっていることに気が付いた。検索で2p以内に入るのは結構努力が要るそうである。多くは検索結果の2p目以降は見ないのだそうだ。以前は「Blc. Dal’s Horizon」のような特殊なキーワードで探していたのだが、便利になったものである。なぜか自分のサイトのアドレスが記憶できない。そんなものおぼえてられるか、と思うのである。人に私のサイトはこちらでござい、といって教えてあげるというようなこともはずかしいのでしない。

アップルのCMは毎度秀逸である。「地味な箱の中で単調な作業をこなしていた」という単調な作業というのはこのサイトの更新作業のことらしい。アップル社の「そこまでいうかだぁほ」というところは好きだ。いや、うちの石はAMDだったか。まあ蘭が華麗に咲きつづけているだけで、サイトの更新自体は「単調な作業」である。

 

鬼のように仕事をしていた金曜日の情景にBc. Maikai ‘Mayumi’がうかぶ。月曜にこいつがなお咲いていれば2ヶ月間咲ききったことになる。1輪がしおれていたので手折ると、花弁が透明になっていてなお美しいところがある。カトレアというのは、とくにこの花のように薄い花弁ではそれほど長く持ちそうにみえないのであるが、2ヶ月にわたって美しく咲く大変強い花なのであった。この上を行く70日間咲ききったカトレアもある。置き場所が花の寿命に大きく影響するらしいので一般家庭ではこれほど長く咲いてくれるものではないようだ。マンションなどで暖房をかけておらず、気温の変化が少なく、日差しが入る広い部屋があれば花のもちはよくなるだろう。

視聴者の方から、東京ドームで日本の蘭を買った、というお便りをいただいた。「日本で育てるには日本の蘭がよさそう」というお考えだったかと思う。白状すると日本の蘭は苦手だ。フウランとセッコクとえびねは、まだいい。だが、私はあの春蘭を枯らした男なのである。春蘭は近所の山にたくさん生えている。マイナス6度にさらされることが日常で、時に雪に埋まり、強風になぶられる日々であろう。日本の蘭はさむいさむい玄関に置き、ときどき日中は外に出している。洋蘭連中はぬくい室内に置いている。扱いがまるでちがう。どっちが楽かということはいえないが、洋蘭のほうが比較的私にはわかるような気がする。

 

2月25日(土)Cym. Lady Jewe開花

シンビジウム・レディージュエルが開花した(31、新規16)。閉じ込めケースの中で開花しているのを本日見つけた。ここ20時間ほど風邪で寝ていたのを這い出してきて更新のためにケースを覗きに行ったのであった。弓なりになった花茎に見事な花をつけていた。

やたらよく咲いてくれるのであるが、これは「株を大事に、むやみと増やさず、より環境のよいところにもらっていただく」という政策が蘭に支持されていると考えている。

しかしまあ風邪はしんどい。3日もかかってまだ直っていない。

 

2月24日(金)Sl. Layla開花

Sl. Laylaが開花した(30、新規15)。

風邪を引いてへろへろである。とことん戦ったのでさらにへろへろだ。這うように更新を済ませる。

2月23日(木)Cirr. thouarsii開花

シルホペタラム ソーアルシーが開花した(29、新規15)。開花まで3年半かかろうとは。まあ2年で咲くのが普通とおもっておけばいい。Cirrhopetalum longiflorumに似ているらしいが少々小ぶりなのだそうだ。よく出回っているようである。匍匐茎が少々長めなので妙にはみ出して場所をとる。花茎が思いのほか長くて花も意外と大きかった。ほそい糸飾りが大変キュートで造形の妙味が深い。

そういえばツニアに新芽が2つでてきた。もう水遣りをして育てる。スタートが早ければバブルが大きくなって花がついてくれるかもしれない。

風邪を引いて咳が出て往生したがよく働いていた。

 

2月22日(水)

もはやこれまでか、と思いつつやはり書く。歯を食いしばって書く。咳が出るなあ。肩が張る。頭が悪くなったように感じる。こういうときはいつものように、L. Icarusはええなあ、などではじめる。現にすばらしいのだから文句はない。にょろーんとのびた花茎に形の良いもみじのようなオレンジ色の花がついている。

Bc. Maikai ‘Mayumi’の花が1輪終了した。もうすぐ2ヶ月だが、本当によく咲いてくれた。

 

2月21日(火)

特に何も書くことがない一日であった。

Den. anosmum (Den. superbum)のつぼみが今年は1つだけである。何年こいつと付き合っているのだ、1年間なにをしてきたのか、というていたらくである。有体に書けば、結構へたくそなのだ。まあ咲いてくれるだけありがたい。あの香りを楽しみにしていたのだががっくりきた。ええかっこばかり書いているようだが、じつのところ喜びと落胆の日々である。

 

2月20日(月)Slc. Rocket Burst ‘Deep Enamel’ HCC/AOSに花芽

昨夜開花したマキシラリア・マルギナータはどんなものかさっぱり知らなかったのであるが、ネットには画像が多く掲載されていた。

立派なシースがあって期待していたソフロレリオカトレア・ロケットバースト'ディープエナメル'を今日も手にとりシースをすかしてみていたところ、その隣のバルブの枯れたシースからにょろっと小さな花芽を出していることに気が付いた。「おお、これじゃ。でかした」ときたもんである。まだまだ開花ラッシュは続く。「燃えるような赤い色が美しい」品種だそうである。行方不明になったCattrayaRedの後継ということであろう。

 

本日ランをおいてくださるお得意様にDen. Arikaを貸し出した。いつもたいそう喜ばれて大事にしてくださる。ありがたいことである。Den. Arikaは淡いサーモンピンクがたいそう美しい。

 

掲示板にケシカラン画像が掲載されるようになった。あはは、と笑って削除している。「雑草抜き、コナカイガラムシとり、掲示板書き込み削除」が日課になるのであろうか。いやはや、日本人は品がなくなったねえ。仕事とはいえごくろうなこった。

そりゃそうとメダルがとれないってのはやっぱり真鍮色のメダルを見ると稲穂の模様が刻印されているような気がして力が出ないのかねえ。

 

2月19日(日)Max. marginata開花

風邪らしく、一日転がっていた。少々大事な予定があるので押さえ込みに躍起である。

昨日の日本大賞の録画を見た。またマスデバリアであったか。日本大賞はクール系が多いのではないだろうか。マスデ、リカステ、パフィオ、胡蝶蘭、デンドロ、マスデ、最近記憶ではクール系が4つ入っている。

テレビでイギリスの庭園の話を延々やっていた。プラントハンターの話やら、ウォーディアンケースやら、ランハンターの話が出てきた。

マキシラリア・マルギナータ28、新規14)が夜中に開花。これもいただきものである(堺市H様に感謝)。原種の新規開花である。

 

2月18日(土)Phal. Musashino x Hakuhoh-Shiranami及びPhal.'Arima'開花

Phal. Musashino x Hakuhoh-Shiranami 26、新規13)及びPhal.'Arima'27、新規13)が開花した。前者はまたまたいただきものである(堺市H様に感謝)。

 有馬高校蘭展で購入した蘭が、ちょうど4株(Phal.'Arima'Cym. sinenseL. IcarusDen. Chinsai ‘Miyabi’)開花している。有馬高校産はこのほか、Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicateLyc.Sunrise x Macama Masd. Night Shade Masd. Rose MarryOdtna. Susan BogdanoDen. Saigyoku Queen × Sailor Boy ‘Pinky’Lc. Special LadySlc.L. itambana 'B-6' × Sc. Beaufort 'Elmwood'、があり、12株に達している。枯れたものはSlc.L. itambana 'B-6' × Sc. Beaufort 'Elmwood')の1株、まだ咲いていないものはこのあいだつぼみがしけたMasd. Night Shade だけである。

 

 本日水遣り後庭からトレイを撤収していたところ、トレイを載せていた台のバランスを崩してかたむき、トレイ3つが折り重なるように地面に落ちる事故があった。この事故での昨年のバルブが折れ(瓢箪型バルブのくびれの部分から普通に注意していても折れるものらしいがこれまでなんとか折らずにきた)た。このほかの蘭に目立った外傷はなかった。事故に巻き込まれた蘭のなかにはつぼみをつけた花茎の重そうなシンビジウム・レディージュエルがあったが損傷をまぬかれている。台は角材を二本渡しただけの粗末なもので、普段はバランスを考えながら置いていたが、本日はバランスの目測を誤り事故に至った。今後台が倒れないような措置を検討する。

 

 蘭展の中継をちらりと見てから買い物に出かける。有馬高校で蘭展があるのかないのかが目下の関心事である。見に行ってみたが、あたりは工事をやっていて近寄れず、遠目にやっている様子はなかった。

 

本日開花株を庭に集めて撮影をした。新しいカメラはどうも使い方がわからず苦戦しているが、古い半壊れカメラでは息を呑むようなすごい写真が撮れた。何度見てもいい。会心の一枚であったがまあ私が撮るんだからたかがしれている。トップページ画像の在庫が潤沢になった。

 

C. schroederae  (Carlos Arango×Popayan)は本日で終了である。きりりと端正な花に得もいえないすばらしい香りだった。

 

2月17日(金)Lc.Irene Finneyにつぼみ

 いただきもののレリオカトレア・イレーネフィネイのシースにつぼみが入ったようだ。シースはもうひとつあり、こちらにも入りそうである。大輪のカトレアの開花に期待が高まるのであった。しかし、こういってはなんだが、大輪のカトレアは、不得手である。下手糞である。変な方向に向いて咲くわ、混み合って咲くわ、葉の陰で咲くわ、過去の成績は散々である。なんとか上手い手を考えたいものだ。

 胡蝶蘭2鉢が開花しそうである。

 デンファレDen.B4は月曜日に終了した。

 囲碁親子戦第三戦で投了負けをくらってしまった。実に悔しい。ランでは少々枯れようが花芽を飛ばそうがこれほど悔しい思いをすることはない。なるほど「碁打ちにボケなし」と言われる理由がわかる。

 そういえば東京ドームで蘭展があったなあ。中継が午後からあるらしい。この蘭展があるころご近所の有馬高校で蘭展があるのだが、情報をつかんでいない。

 これから夜中の水遣りである。おお、マキシラリア・マルギナータのつぼみがでかい。

 

2月16日(木)

 そろそろ東京ドームラン展が始まる。行きたいかといわれれば、近ければ、とはおもうが近畿から行こうなどとは思わない。あれに出かける元気はない。仕事に入れ揚げて、走ったり縄跳びをずいぶん飛んだり、碁で消耗し、子供の算数を考えたりしていると、ランに関しては家のランで満足という「足るを知る」境地に達している。オリンピックをやっているらしいが、さっぱり関心がないなあ。

昨今はブログばやりであちこち見ていると皆さん元気そうである。いいねえ、元気で。かと思えばさっぱり更新がなされていないサイトもあり、惰性であろうがなんであろうがとにかくつづけるだけでも続けているこっちとしては少々さみしい。

ランのサイトを見ていて思うのは、ブログタイプのサイトはランというよりは己をさらけ出す的なところがあり、主体は著者である。旧来の最近衰退気味なホームページ系では、テーマにこだわるようなところがあり、こちらは本人の熱が冷め次第更新が止まるというところがある。本日見ていた見事な碁のサイトは、本因坊秀策の「耳赤の一手」を再現してくれる。その一手が打たれた瞬間、「おおっ!これが」と息を呑む。こういう凝ったことは書式の決まったブログじゃやりにくいだろう。そういういみで懲りたい人はホームページでしこしこやるわけである。でもそのサイトも著者が筆を折ってしまっていた。まあたしかにそんなに凝ってそれがいったい自分の何になるの?とあるとき思う気持ちはわかる。しかし、なんといってもいいものが世の中にはある。ランを筆頭に、Mozartしかり、囲碁しかり、数学しかり、読書しかりである。そういう素敵なものをどこまでも末永く味わうことができればありがたいことだ。

 ブログと携帯は私には無理だと思う。

 

 本日水遣りをしていたらBc. Cliftonii ‘Magnifica’ FCC/RHSのシースにつぼみの影が見えた。

 BcといえばBc. Maikai ‘Mayumi’である。ラン展で見るたびに「さえない花」などと思っていたのであるが、12月27日からずっと咲いてくれており、そのよさがじわじわと浸透してしまった。見るたびに「ああ、いい」とおもう清楚さである。涼しくて広い場所ではカトレアのもちが恐ろしくよろしい。

 夜中リビングの棚の半分に水遣りをした。

 

2月15日(水)Paph. primulinum var. purprascens開花

Paph. primulinum var. purprascens25、新規13)(写真左)が開花した。30cmのしっかりした花茎にきりりと咲いている。購入時の花が延々咲いてくれていたので、この開花は相当長くなりそうだ。コクロペタラム亜属としては初めてまともに開花してくれた。大事に行こう。

一昨日だったかSl. Laylaにつぼみが出た。この種は葉が開くと出し抜けにつぼみがこんにちはするタイプである。バルブの太さでつぼみがいるかどうかわかる。大変いい色の花が咲いてくれる。株に勢いがついてきたので今後頻繁に咲いてくれそうだ。つぼみがありながら新芽も育ちつつある。

Cirr. thouarsiiシルホペタラム ソーアルシーのつぼみが5つばかりある。これも今月の開花だろうか。今月あと6鉢ばかり咲く可能性がある。

1121日(月)以来切花で咲いていたDen. Pramortが月曜日にしおれていた。最期に見たのは210日だったので82日間の開花であった。本体は117日以来開花しつづけている。

Den.?‘PurpleStripe’の花が213日に終了した。928日以来138日間の開花であった。いい花だった。

デンファレも主力のバトンを胡蝶蘭に引き継ぎつつある。すでに2鉢が開花してこれから2鉢が開花し、7月まで開花期間を引っ張ってくれることだろう。なんといってもデンファレと胡蝶蘭が主軸を成している感がある。これにパフィオだのエピデンドラムだのリカステだのが意外なほど長く咲いてくれるのであった。

 

2月14日(火)L. Icarus開花

 L. Icarus24、新規12)が開花した。バルブが8cmくらいで、葉が15cmだが花茎が60cmほどある。

 本日はぬくくなったとはいえ、今朝は-2℃ほどだった。寒いので植え替えなどの作業はご法度であろう。4月に莫大な量の植え替えがありそうである。本当にずっとやっていないのがさみしい。

 

2月13日(月)

パフィオのPaph. primulinum var. purprascensのリップが姿を見せ始めている。昨年咲いたパフィオを数えても2株しか思い出せないので、パフィオが咲くというのは特別なことのように思える。13株あって2株の開花だとするとパフィオはなかなか腕がいりそうだなあ、と思える。Paph.?'Wine Red'は葉が痛んでしまったのだけれど花芽らしいものが見える。

今朝もマイナス6度と寒いせいか新たな花芽などはあまり見つかっていない。Den. kingianum?につぼみが見つかっている。例年3月初旬開花予定だ。

 

Onc. obryzatumがきれいである。花には環境が悪いリビングだが、花が丈夫なためしっかり咲いている。Onc. ? ‘Genki’は兄弟株がよそでは終了したという便りをいただいたのだけれど、寒いところに置いてある花8輪の開花株は変化がない。まだしばらく咲いてくれそうだ。

 

さる政治家が広島カープの買収に便宜を計っていたという報道に接して思ったのは「いんでねぇ」(難解な広島弁)であった。その政治家を映したVTRを見ていると、エピデンドラムがうつっていた。政治家は、歩みを止めてそのエピデンドラムの鉢によってゆき、嬉しそうに花を観察していた。まあラン好きなら悪く思わないでおこう。

 

2月12日(日)Burr. Stephen Isler及びLudisia discolor 開花

 Burr. Stephen Isler22、新規11)及びLudisia discolor ルディシア・ディスカラー23、新規12)が開花した。後者はいただきものである(静岡市K様に感謝)。

ルディシア・ディスカラーはホンコンシュスランとかいう名前で売られている。難しいランではないらしいのだが、変に鉢からはみ出して、それでいて弱るのが始末におえない。花茎を5本だしてまっとうに育ったのは鉢の中の1本だけだった。はみ出したものをぶった切って植えたものかどうか迷う。春になったら整理してみよう。

 Burr. Stephen Islerは常連である

やたら寒いこの冬の気候のため花が終わるのがはやいようだ。暖房に石油ファンヒーターをつけている時間が長い。時々止めたりもするので寒いぬくいの変化が激しく、それゆえ相対湿度の変化も激しくなる。この変化についてゆけない花がいくつかあった。ずっと12℃というような環境で微風でもあれば花のもちはよい。

 

2月11日(土)

夜中と午後から水遣りをした。

Onc. obryzatumが見事に咲いている。黄色い花束のようだ。

Cym. sinenseはすべてのつぼみが咲いた。

Burr. Stephen Islerは明日にも開花しそうだ。

 

2月10日(金)

Pot. Haw Yuan Goldが乾燥のためか先端付近からしおれ始めている。どうもうちでは大輪のカトレアは冬場長く咲いてくれない。

 

2月9日(木)

交配種の画像データをごっそり新・球根園芸館に移す検討をはじめた。画像は全部で55018MBほどある。送ってみたが早速失敗した。まあじわじわやろう。

プリンセス・キコ」が咲いた、というニュースが流れていた。妙に脚光を浴びているようである。最近とみによく出回っており、らんフェスタでもものすごい数を見かけた。奇遇といえば奇遇である。

 

2月8日(水)

特記事項なしだねえ。水遣りでもしよう。

 

Ceratocentron fessellii ‘B’

Den. peguanum ‘Uesgi’

Cirr. thouarsii ‘KN

Bulb. ambrosia

Coel. parisii

Chysis aurea株全体 :すごい大きさだ。

Max. triloris

 

 

2月7日(火)

 昨日とうとう日誌のアップロードが容量制限にかかってしまった。のこりあと200kBほどではないだろうか。なにか削らないと入らないところまできているようである。日誌は書いたけれどアップロードできなくなる日がくるやもしれない。さしあたってできることは「蘭の壁紙」ページの削除である。このページの「球根園芸館」に移設を検討する。今後蘭展画像など掲載しにくくなる。こりゃ衰退するぞ。

 皮肉なことにこういう日に新しいデジカメがとどく。かみさんが出してくるまですっかりわすれていた。電池を入れ、電源を入れ、日付と時間を入力し、うるさい音を切り、マクロ撮影でリビングの蘭を軒並み撮影したのち、パソコンにドライバをインストールして、USBで接続、画像を取り込んだ。この間15分。決まりきった作業で取り説を見なくても進行するのであった。まあ悪くない写真が撮れている。やれやれ、容量不足といってる端からアップロードしてるよ。

 

2月6日(月)

 さる1121日(月)に花つきのDen. Pramortの鉢を落っことして2本あった花茎のうち1本を折ってしまう事件がおきた。その花茎を惜しんで水を入れたグラスにさして花を観賞していたのであった。

どうしたことだ。まだ咲いているぞ。ざっと80日間普通の水道水を忘れがちに換えているグラスで咲いているのである。切花が3ヶ月もつという話を聞いたことがない。デンファレの切花を買ってきて一般的なデンファレがどの程度もつか実験してみたいなどと思った。

 デンファレというのはこのように大変優れた特性をもっているのであるが、それはオフィスで発揮される傾向にある。しかし、あの華やかな南国調の花がオフィスに咲いていると、より鮮やかであるため少々ミスマッチか、という点で敬遠されているのかもしれない。また、用心深い人ばかりではないのが世間というもので、デンファレのように伸び上がる超不安定な蘭に必ず、衣服、ブラインド、お盆、書類、パソコン等を引っ掛ける人がいるためなかなか気長に鑑賞するというわけには行かないようである。それは家庭においてはもっと条件が悪く、せっかくの花茎がぼっきりなんていうことがままある。花上がりがよく、花期がながく、育てやすいというすばらしい性質をもちつつもいまひとつ人気がないようなデンファレの原因は、背が高いということであろうか。とすれば、ビギバムのように背が低いものが好まれるのかもしれない。

 ところでダイエーなどで切花をよく見かけるのであるが、もっといろいろな色柄のデンファレがあるのでいろいろ供給して欲しいなどと思うのであった。エカポール‘パンダ’が出てきたら買ってしまうと思う。

 

 C. schroederae  (Carlos Arango×Popayan)の香りは、我が家で1,2を争うというところにいるように思われる。フウランか、ラビアタか、甲乙つけがたい。

 Pot. Haw Yuan Goldが見事に咲いている。

 Cym. sinenseは大変かっこいい。これが香りを放ち始めるのを期待してまっている。報歳蘭というが本当に旧正月に咲くのに驚く。

 

 デジカメがぼろぼろになってしまっていた。かみさんが必要だから買え、という。ネットでみつくろって、注文しておいた。明日届くようだ。今度はコニカミノルタである。

 

Paph. gratrixianum ‘All Pink’

Paph. victoria-mariae

Paph. henryanum ‘Candor’ AM/AOS

Paph. wenshanense ‘T Souichirou’:不勉強で知らないのだけれど、「ウェンシャネンセ」ちゅう原種があるんですか?。NewOrchidに写真が載っていた。知らないうちに原種がふえるものらしい。

Macodes petra ‘F’:ジュエルオーキッドというやつらしいです。

続く

 

2月5日(日)Phal. 'YellowGreen及びLeptotes tenuis × bicolor 開花

 Phal. 'YellowGreen20、新規11)及びLeptotes tenuis × bicolor 21、新規11)が開花。夕方になっても半開きなのでまだよくわからないが夜更けに開花した。

 花工場でジゴペタラムが300円であった。大きいのでどうにも手が出ない。

 らんフェスタの画像整理原種編

S. wittigiana ‘No2’:

Ida fimbriata ‘Green Grass’ :Lyc. fimbriataから別属になったのだろうか。

Eria tlaba

Den. petiolatum ‘Inner Mountain’

Den. lawesii fma bicolor ‘Wakayama’ :

つづく

 

2月4日(土)Pot. Haw Yuan Gold及びIncdm. Popcorn‘Haruri’開花

 Pot. Haw Yuan Gold18、新規10)及びイオノシジウム・ポップコーン‘ハルリ’19、新規11)が開花した。Pot. Haw Yuan Goldは今回花がいくぶん大きいようだ。Incdm. Popcorn‘Haruri’は2花茎に分岐した枝振りがかっこいい。これもいただきものである(堺市H様に感謝)。

 C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan'は大変良い香りがする。チェリーブランディの酸味を抜いたようなやわらかい香りである。いままでかいだことがないような特徴的な香りだった。

 レリオカトレア・サクラキャンディは大変鮮やかな桜色で明るく開花している。この時期カトレアは5株開花中だ。

 京都府立植物園で蘭展をやっているようである。いってみたいと思いはしたが寒波の来襲で積雪もあり、寒いので足が鈍った。

 Paph. venustumが枯れてしまった。わかれた2株とも相次いで枯れてしまった。やはりパフィオのことは「わかっとらん」という程度の栽培技術といわざるを得ない。パフィオを枯らしたのはこれで3種目だったろうか。

 

2月3日(金)

 寒波がきたためかいくつかあるつぼみの開花は足踏み状態である。

 オンシ「元気」が八輪で満開である。まいどオンシジウムの輝くような黄色と「なんでまたスカートにふくらみ袖のお嬢さんスタイルなのだろう」という変な花の造形にぼけーっと見ほれてしまうのだった。花茎が細くて目立たないため空間にぽっかりと花が浮かんで見える。これもいわゆる「ありふれた」蘭であるため蘭展で見かけることはない。とはいえ、机の上でいつまでも見ることができるため愛着が湧く。めずらしくないとはいえ実は魅力たっぷりで飽きない。

 人間は植物なしでは生きてゆけない。ひょっとして最近は「えー、そうなの?なんでぇ?」なんていう人がいるかもしれないが、「じゃ誰が酸素つくるんじゃ。地球上にある酸素ガスはほぼ全部植物が作ったものである。たんぱく質、脂質、炭水化物の根本は植物じゃ」というたところでそういうことを感じにくくなっている。そこへ蘭というやつはするどく切り込んできて植物体をこれでもかと見せつけてくれるところがいい。花、茎、葉、バルブ、根、みんな見せてくれる。萩原朔太郎の「竹」という詩を好きな人は多いだろうが、あの「かすかにけぶる」根のイメージは鮮烈でありながら本来目にすることがかなわないものである。だが蘭はもう根はべろべろにでてきて見せてくれるのである。これが面白くないわけはない。

 

2月2日(木)Cym. sinense及び開花

 Cym. sinense17、新規10)が開花した。2年かかった。報歳蘭「金鳳錦」という名前のほうがよく知られているようである。ホウサイランは、葉のふをたのしむものらしいのだが、花はしぶくて美しい。これはいいものが咲いたと喜んでいるが、これからかみさんにいわせると香りで選んだようないい匂いがするのだそうだ。新芽が3つあり、来年はもっと咲いてくれるかもしれない。現時点でつぼみは8つある。

 今月は東京ドームで蘭展があるのだったなあ。2月18日から。ダイキ五日市店で村上園芸の出店があるそうだ(2月1日から5日)。5000円以上お買い上げで東京ドーム蘭展のチケットをくれる(数量限定)そうである。わたしもお調子者だからチケットなどもらおうものなら夜行バスで出かけてしまうかもしれない。うわ、しんどそうだ。まだらんフェスタの画像整理すら終わっていないのであった。この東京ドームをやっているころ近所の高校で蘭展をやっていて毎年なにかしら掘り出し物が出てくるのである。

 

2月1日(水)Den.Arika及びLc. Sakura Candyが開花

 Den.Arika15、新規8)及びレリオカトレア・サクラキャンディが開花16、新規9)した。デンファレ・アリカは上品なサーモンピンクで、あまり似た花をみたことがない。サクラキャンディはかわいい感じのミニカトレアで、昨年いただいたものである(静岡市K様に感謝)。

 Cym. sinenseがほころんでいるので明日開花してくれるだろう。

 

シュロデレーのつぼみのもうひとつはしけた。ううう、すまん。

「開花ラッシュ」「めちゃめちゃよく咲く」「困るほど咲く」「バンバン咲く」「この世をばわが世と思う蘭花の絶えたることもなしとおもえば」など、自慢めいたことを書くと必ずなにがしらかの災いがおきる。「おごる平家も久しからず」「道長君生活習慣病だったそうだ」「東京地検特捜部捜査官(もちろん人間様)の心はお金で買えないわなあ」。人間「少々せこい花が咲いたくらいで馬鹿みたいに自慢するな」と思うのはむりからぬことで、そういう思念にある種作用が存在するのではないか、と感じるのである。こういう感覚をもっていれば「咲くが勝ち」「ぼくの100鉢開花させる方法」みたいな本はかかなくてすみそうである。

 

 

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