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更新2011-01-13
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最近何を買ったか、もらったか、ひろったかというのをトレースするためのページ。
全体のリスト
2004年度増加数123!
C. walkeriana
var. alba カトレア・ワルケリアナ 変種アルバ
2004年11月20日手柄山温室売店播磨ラン会の分け株500円
結構500円ワルケというのはある。しかもアルバというのがどんなものか見てみたい。先の楽しみである。
Coelogyne asperata
Lindl. 1849 セロジネ・アスペラータ
2004年11月20日手柄山温室売店播磨ラン会の分け株500円
「美花」なんてラベルに書いてあるからつかんでしまった。「マレー半島からソロモン諸島の海岸近く」ちゅうと高温性だろうか。アスペラータは「毛でざらざらした」という意味だそうで、リップのいぼいぼ突起によるとか。香りがよいそうだ。でかぶつらしい。
Dendrobium platycaulon Rolfe 1892 デンドロビウム・プラティコウロン
2004年11月20日手柄山温室売店播磨ラン会の分け株200円
扁平なバルブが特徴的な「値の張る原種」という記憶があり、値段がまたすごいのでつかんでしまった。フィリピン、ニューギニアの近隣原産、高温性。花期は初夏と秋。中高温性で強健、栽培は容易とか。
Dendrobium
amethystoglossum Rchb. f.
1872デンドロビウム・アメジストグロッスム
2004年11月20日手柄山温室売店播磨ラン会の分け株300円
あのあこがれのアメジストグロッスムがえらく安く出ていたためつかんだ。フィリピン原産だから高温性だろうか。
2004年11月3日 花工場2株で398円
Den.?‘WhitePurple’ デンファレ・白紫
ビギバムの姿で、中心部が赤紫、他は白。ビニールポットの寄せ植えだったので2号鉢にはめ込んだ。
Den.?‘PurpleStripe’ デンファレ・縞紫
ビギバムの姿で、中心部が赤紫、他は白と赤紫のストライプ。ビニールポットの寄せ植えだったので2号鉢にはめ込んだ。
2004年10月31日 村上園芸
Dendrobium moschatum Sw. 1805 デンドロビウム・モスカタム
その赤花というのを勧められるままにまず手に入れた。高芽取りだそうで、赤花はかなり珍しいとのこと。ありがたみはまだわからない。調べると「生えて、ちょっと上に伸びて、さらに伸びて伸びて2mに達し、ぶら下がる。花茎もたれる。花はムスクの香り花命1週間」とか。
Bulb. fascinator バルボフィラム・ファシナタ
1000円。ちっこいバルブにど派手グログロの花が「お化けだぞぉ」という雰囲気で出ている。姿はシルホペタラムだが、1花がつく。
転属か?Mastigion fascinator (Rolfe) Garay, Hamer &
Siegerist 1994。なんじゃこの属は。
Chelonistele
sulphurea ケロニステレ サルフレア
1600円もした。ラベルには「swiphrea」とあった。名札のつづり違いはよくあることなので気にしない。フォリドタによく似た香りの良い花があった。また花が出そうな芽があって、珍しく、花もきれいで、香りがよいので購入に踏み切った。おや、ゴンベッサ師匠のDendrchilumsp32とそっくりではないか。
データベースを検索するとChelonistele sulphurea (Blume) Pfitzer
1907がかかる。なお調査中である。
Eria
bractescens エリア・ブラクテスケンス
1000円。これもたいそう香りの良い清楚な花だ。香りは結構強い。
ゴンベッサ師匠がEria bractescensを持っておられた。あら、似てもにつかないねえ。Eria. javanicaらしい。
Gram. elegans グラマトフィラム・エレガンス
1000円。MAJという個体のシブリングクロスとのこと。グラマトフィラムだけは手を出したくなかったが、あまりにもバルブが美しいので手を出してしまった。属集めの色彩が強い。
Grammatophyllum elegans Rchb. f. 1882 は Cymbidium
elegans Lindl. 1828をみよ?おいおいそりゃないぞー。株はとてもシンビジウムという雰囲気ではない。
Phal.
speciosa ファレノプシス・スペシオサ
1000円。驚愕の胡蝶蘭だった。ちょっと小さめの胡蝶蘭の株から花茎がどこまでも伸びて1mくらい下に白い花がついていた。花には香りがあった。すごい。つぼみの出た後を数えると60カ所もあった。ここまですごい胡蝶蘭というのは見たことがない。写真は下から眺めたもので、遙かな高みに本体の鉢が見える。おなじものを横から見るといかに長い花茎であるかおわかりいただけるのではないだろうか。ラベルには「Phal.
speciosa tetraspia ×sib」とあった。Phalaenopsis speciosa var tetraspis [Rchb.f.] Sweet
1968 は Phalaenopsis tetraspis Rchb.f. 1881 を参照せよとある。調査中だ。
Zootrophion atropurpureum
[Lindley]Luer 1982 ズートロフィオン・アトロプルプレウム
Cryptophoranthus atropurpurans クリプトフォランタス アトロプルプランスとラベルにあった。しらん。なんじゃこりゃ、とつかんだ。最初レストレピアかと思う草姿だった。データベースではCryptophoranthus
atropurpureus [Lindley]Rolfe 1887 はZootrophion atropurpureum [Lindley]Luer 1982を参照せよとある。これまたさっぱりわからない。調査中だ。どうも聞いたことがない後者らしい。本当に聞いたことも見たこともない珍種である。とここまで書いて、「蘭」を引くと載っていた・・・。属名は「動物園に関係?」とおもったが「野獣」に由来。花は開花せず隙間が空く。その隙間の空いた花が獣の顔に見えるのだそうだ。
Eria pachystachya エリア・パキスタキア
2004年10月24日明幸園480円
かみさんがこれがいいというので、まあそういえばええかんじだなあ、と手が出た。セロジネ風の葉とバルブがあり、葉の付け根の下あたりから花茎が出ているのが珍しいと思った。
Slc. Rimfire ソフロレリオカトレア・リムファイヤー
2004年10月24日明幸園450円(←1350円)
これはひょっとして丸山画伯から聞いていた、この間いただいた絵のモデルではないだろうか。実物は結構立派な花が大きいカトレアである。見切りコーナーをみるとそのSlc.Rimfireが花おわり見切り450円(←1350円)で出ているではないか。ついつかんでしまった。花の終わったバルブの横にでかい新芽が出つつある。長く売り場にあった株なので、こういう新芽からは咲かないのであるが、ひょっとしたらということはある。その新芽も含めたバルブは6つあり、花の出た後は4つもある。これは好打率カトレアだ。しかも3号鉢でかさばらない。まことに結構な買い物であった。
2004年10月12日
Bulb.
lilacinum (=Bulb. crassipes)
バルボフィラム・リラキヌム
房状の花穂をつける有名種。開花期は冬だが、先は長そうだ。
Bulb.
medusae バルボフィラム・メデューサ
花が糸状にわーっと垂れ下がる有名原種。
Den.
kingianum デンドロビウム・キンギアナム
赤紫色とか。
Encyclia
polybulbon エンシクリア・ポリブルボン
有名原種
Max.
marginata マキシラリア・マルギナータ
ブラジル産。花は夏から秋。
Onc.
phymatochilum オンシジウム・フィマトキルム
ブラッシアぽい形のオンシ。「花茎は50cmから1.5m」!?
Paph.
gratrixianum パフィオペディラム・グラトリクシアヌム
パフィオの原種
Ornithodium
sophoronitis オルニソジウム・ソフロニチス
調査中。交配種のような雰囲気の属名だ。
Incdm. Popcorn‘Haruri’イオノシジウム・ポップコーン‘ハルリ’
有名交配種
Onc. Gower
Ramsey ‘Stella’オンシジウム・ゴワーラムセイ ‘ステラ’
有名交配種
Cym. Lady Jewel
シンビジウム・レディージュエル
(Sweetheart x
Redwood)株の姿が美しい。
Phal. Musashino
x Hakuhoh-Shiranami ファレノプシス・武蔵野x白鳳-白波
白い胡蝶蘭。
以上
Calanthe ?
カランセ 赤花
2004年9月12日 村上園芸(DAIKI宝塚店)980円
カランセとはいええびねとは雰囲気が異なる。大きなかっこいいバルブと大きな葉がいい。籠に入れてから大きいのでしまったと思った。
Cym. dayanum var. alba ヘツカラン(素心)
2004年9月12日 村上園芸(DAIKI宝塚店)800円
透き通るような美しい花だった。普通種は赤い筋が花弁に入る。できるだけ小さい株を手に入れた。香りはないといわれたがかみさんはあるという。
B. fragrance ブラサボラ・フレグランス
2004年9月12日 村上園芸(DAIKI宝塚店)1000円
ブラサボラノドサそっくりだが少し大きい。名前からして香りが期待できる。
Den. aggregatum デンドロビウム・アグレガツム
2004年9月12日 村上園芸(DAIKI宝塚店)700円
株は恐ろしく小さいが開花するという。
Dyakia hendersoniana ダイアキア・ヘンダーソニアナ
2004年9月12日 村上園芸(DAIKI宝塚店)1200円
きれいな桃色の花が咲く。コルク植え。花芽つきなので水を絶やさないことだそうだ。
Coelogyne uniflora セロジネ・ユニフローラ
2004年9月10日村上園芸(DAIKI宝塚店)500円
インド北部原産の矮性種。強健。開花は夏から秋。
Papilionanthe
teres (Roxb.) Schltr.
1915 (V. teles) ‘Oyamazaki’ パピリオナンテ(バンダ)・テレス ‘オオヤマザキ’
2004年9月5日豊橋蘭友会阿部蘭園500円
中高温性。直射日光。芳香あり。
ちっこい苗を安く買ってよろこんでいたところ「1mくらいにしないと咲かない」といわれた。道は遠い。この株はメリクロンだそうだ。明石蘭友会でみかけたなあ。
Pleurothallis
tribuloides (Sw.)
Lindl. 1830subgen. Specklinia sect. Tribulodes Luer 1986 プレウロタリス・トリビュロイデス
2004年9月5日豊橋蘭友会500円
中高温性。遮光60%以上。
2鉢500円だった。遠めで見てもいい色の赤い小さな花がみえる。誰も手を上げないのでさっと手を上げてつかんできた。赤いやっとこみたいな形をしている。1つはI氏がもらってくれるだろうか。
Dockrillia
wassellii
[S.T.Blake] Breiger 1981 ドックリリア・ワッセリー
2004年9月5日豊橋蘭友会1000円
中高温性。遮光40%以上。北オーストラリアのケープヨーク半島。開花は不定期だが晩春や初夏など。Den.wasselliiで流通。
買い損なったものが再度出てきたのでつかんだ。バスケット植えで花はない。初めて村上園芸で見たとき「変わったブラサボラですね」「デンドロですぜ」「ええ、これがぁ」と驚いたことがある。いろいろブラサボラそっくりだ。ただ、1000円で手に入れた後、500円に下がったのが残念。読みを誤った。
Bulbophyllum
barbigerum Lindley
1837 SECTION Ptiloglossum Lindley 1862 バルボフィラム・バービゲラム
2004年9月5日豊橋蘭友会700円
高温性。遮光60%以上。芳香あり。熱帯アフリカのギニア湾沿岸、シエラレオネ、ガボンに産する。高温高湿度。花が蚊のようで花茎にたくさんつぼみがついて順次咲く有名種。風が吹くとどういう仕組みかわからないが虫が尻尾を振るような奇怪な動きをする。風で動いているのか虫が本当に居るのかわからないほど真に迫った動きである。
ゴンベッサ氏が「この蘭はおもろいよ、700円って言ってごらん」というアドバイスをもらって落札した。相場観で値段を読み、仕切り人の呼吸をみはからって、タイミングよく値段を提示するというコーフンの買い物である。このあと「今日は3鉢くらいかなあ」と当初の上限をはるかに超えてずるずるいってしまったのであった。こういうやつを世の中は誰も止めてくれない。
Bollea
violacea (Lindl.)
Rchb. f. 1952 ボレア・ビオラセア
2004年9月5日豊橋蘭友会1000円
中高温性。遮光60%以上。芳香あり。ガイアナ、スリナム、ブラジル産。25から40cm葉6から7枚が扇のように広がる。花は5から7センチ、肉厚で香りがある。中温。夏咲き。
ボレアがでたといのでつい買ってしまった。4号鉢いっぱいに茂っている。でかいなあ。こんなのどうやってもって帰るのかと買った直後途方にくれた。しかしほしいと思っても売っていないものは貴重である。
Dendrobium
gouldii Rchb. f. 1867
SECTION Spatulata デンドロビウム・ゴウルディイ
2004年9月5日豊橋蘭友会500円
高温性。遮光40%以上。
すごい数が出品された。見た目はただのデンファレだった。「アンテナタムのような原種。花もちよし」と聞いて手が出た。
Prosthechea
radiata (LINDL.) W. E.
HIGGINS プロステケア ラディアタ
2004年9月5日豊橋蘭友会250円
メキシコ、コスタリカ、ベネズエラに分布。言うまでもなくEpi.radiatumである。ひっくり返って咲くたこ蘭の仲間。香りがよい。
探して3年かかった。「2鉢で500円」という安値で手に入るとは。
Bl. Richard
Mueller ‘Orchid Height’ ブラソレリア・リチャードミュラー ‘オーキッドハイト’
2004年9月5日豊橋蘭友会250円
Bl. Richard Mueller = B.
nodosa x L. milleri (1965)
ラディアタのおまけとはいえ、姿が清楚で美しい黄色いカトレアである。4本のバルブすべてに花茎の跡がある。
Masdevallia gutierrezii Luer 1979 subgen.
Masdevallia sect. Minutae
Rchb.f Ex Woolw. 1896 マスデバリア・グッチェルジー
2004年9月5日豊橋蘭友会500円
なんと中高温性のマスデが存在した。白く、小さく、姿がきりりとして大変かわいらしいマスデである。香りもある。
Gongora
galeata (LINDL.) RCHB.
F. ゴンゴラ・ガレアータ
2004年9月5日豊橋蘭友会800円
メキシコ特産。ひだのある富士山型のバルブがキュート。花茎は根元からでると30cm垂れ下がり変な形の花をいっぱいつける。花茎は複数出る。夏咲き。
花茎は2本。1つは咲いている。他にも伸びつつある花茎がある。これはよく咲くものらしい。
Oncidium
croesus Rchb. f. 1857 オンシジウム・クロエサス
2004年9月5日豊橋蘭友会配布苗500円(参加費)
中高温性。遮光60%以上。花付がよいらしく花茎が出た後が多い。リップ以外が茶色でリップが黄色という面白い色合いの花がつく。
Arpophyllum
giganteum Hartw.
ex Lindley 1840 アルポフィラム・ギガンテウム
2004年9月5日渡邊氏よりいただく
コスタリカ、コロンビア、ジャマイカに産する。春咲き。よく日に当てろとか。ロウソク蘭などといわれている。中温性。遮光60%。花期は晩冬から春。
2004年の神戸蘭展で大賞を取った種である。某蘭友会で売られているのを見たが、高いものだった。背の高い株を丁寧にダンボールに梱包してくださっていて大変ありがたかった。なんと感謝申し上げてよいやら。
Stanhopea
tigrina Bateman ex Lindl. 1838 スタンホペア・チグリナ
2004年9月5日ゴンベッサ氏にいただく
中高温性。遮光60%以上。芳香(くさいらしい)。
Cirr.
Louis Sander シルホペタラム・ルイスサンダー
2004年9月5日ゴンベッサ氏にいただく
Cirr.
Louis Sander=Cirr. longissimum x Cirr. ornatissimum
有名なシルホペタラムの交配種である。大型でかっちょいい、たらりとたれた花が咲く。「H11.11.7川口蘭園配布苗」とラベルの裏にある。そうか、こういうことを書く場所なのか。
Bulbophyllum
orthoglossum
Krzl. 1896 Section Lepidorhiza Schlechter 1911 バルボフィラム・オルソグロッサム
2004年9月5日ゴンベッサ氏にいただく
高温性、香りがある。遮光60%。Bulbophyllum carunculatum Garay,
Hamer, & Siegrist 1994 SECTION Lepidorhiza Schelchter 1911とは花に筋のあるなしで明瞭に違う。
ラベルに「H15.4.10(113)38株分(H10.9.阿部)」とある。
Pleurothallis
restrepioides
Lindl. 1836 subgen. Elongatia Luer 1986 プレウロタリス・レストレピオイデス
2004年9月5日ゴンベッサ氏がよりいただく
レストレピアみたいなプレウロタリス、ということらしい。中温性。芳香あり。遮光60%以上。
「H16.1.4(269)78高芽」通し番号みたいなのは何でしょうねえ。新芽にシースがみえる。めったに手に入らないのがプロウレタリスという属である。
C.
bicolor カトレア・ビカラー
2004年8月18日村上園芸 75
よく知らないのだが、カトレアの原種だそうで、蕾が1つついている。2.5号素焼鉢水苔。
Den. antenatum ‘Matuli
Green’ デンドロビウム・アンテナタム‘マツリグリーン’
2004年8月18日村上園芸 1000円 74
あこがれのアンテナタムであった。ただ、写真のように薄い緑色をしている。かみさんの好みだったようだ。3号プラポット杉皮植え新芽つきである。
Bllra. Smile
Eri ビーララ・スマイルエリー
2004年6月27日花工場3株480円 73
ビーララというのはブラッシア、コクリオダ、ミルトニア、オドントグロッスムの4属交配属でね、ブラッシア以外は耐暑性が低いのですが、ブラッシアを混ぜて暑くても枯れなくなりましたねえ。しかもこの品種は花もちがよくて、時間がたつにつれて蝋のような白い花だったものがピンク色に縁取られてゆくんですねえ。花の姿といい色合いといい仕事してますねぇ。2002年の神戸らん展で見かけて以来探してましてねえ。当時は1株2000円を下らず手が出なかったところに店員がやたらと褒めちぎっていました。やっと出てきましたねえ。
しかしえらい下がりましたねえ。生産過剰なんですかねえ。3株の寄せ植えですね。咲いているときは高かったんでしょうけど。
Vanda ? ‘Ikeda’ バンダ?’池田’
2004年6月21日 職場で4株 72
花が終わったバンダ4株をいただいた。大変立派なバンダだった。早速寄せ植えをばらす。えらくたくさんの支柱でとめてあり、根はミズゴケで覆って巨大な化粧鉢に寄せ植えされていた。こけを回収し、株を引き抜いてみると大きな発泡スチロールがでてきて、これが支柱を支える役割を果たしていた。期待した名札は撤去されていた。ある意味消耗品扱いである。丁寧に支柱をはずし、株ごとに分けた。さらに支柱をバスケットに通して曲げ、葉のない茎と支柱をビニールタイでくくり、支柱の上部先端をフックにまげてやると一丁あがりであった。こうしてぶら下げ体制のバンダ4株をつくり木の下にぶら下げて風にあてておいた。根に元気がないが、葉はみずみずしく、これなら11月に咲くと思えた。
Phal.
violacea ファレノプシス・ビオラセア 71
2004年6月19日明幸園893円
この二年間ずっと探していた。高温性であり、結構胡蝶蘭を枯らしてきた私としては株には申し訳ないが我が家に来ていただいたのであった。中心部がピンクで周辺が緑色のボルネオタイプというやつである(資料画像Phal. violacea)。咲きそうな大きさではある。葉は農薬が展着した2枚にきれいな新葉が1枚。来年開化予定。
以下10株2004年6月12日村上園芸(DAIKI神戸北町店)にて購入
デンファレ「村上」 500円 70
その中で名無しのデンファレ500円が目を引いた。つぼみぼこぼこの花茎、新芽の大きなやつが2本、葉がしっかりしていてこの時期にこれほど体力のありそうなデンファレはよほど生育環境がよくないとこうはならない。いろいろなデンファレを持っているが、つぼみのつき方がおもしろいので手が出た。
奄美のフウラン 500円 69
奄美のフウラン500円。これもつかんだ。少々大きいだけでフウランはフウランだ。
Paraphalaenopsis laycochii パラファレノプシス・レイコッキー 68
パラファレノプシスを薦められた。花がファレノプシスみたいなのだけれど、葉は棒みたいである。変な属には弱い。
Paphiopedilum primulinum M.W.
Wood & P. Taylor 1973 パフィオ・プリムリナム 67
なんというかわいらしい花で、つやつやした美しい黄色であろうか。これがいつまで咲いてくれるのであろう。
Paph. primulinum var.
purprascens パフィオ・プリムリナム 変種・プルプラセンス 66
こちらのプリムリナムは変種でちょっとしぶい色をしている。普通種の方が美しくてかわいいので女性に人気があって値段も高いという変な現象がみられる。
Thunia marshalliana Rchb. f.
1877 ツニア・マーシャリアナ 65
ちょっと見かけない夏の蘭である。冬場棒のようになったバルブを新聞紙につつんで保存するようなことを育て方の本で読んだ。その本に載っている蘭は全部育ててみよう、などと思って3年、これで全部揃ったのだった。
Miltonia spectabilis var
moreliana Henfry 1837 ミルトニア・スペクタビリス変種モレリアナ 64
夏の蘭としては有名な種である。えらく持ち上げている記述を本で見て昨年から欲しいと思っていたのだった。
Maxillaria luteo-alba Lindl.
1846 マキシラリア・ルテオ-アルバ 63
ルテオのアルバではなく、ハイフンを入れてルテオ-アルバという名前なのである。マキシラリアでは花が大きい部類に入る。姿がバルボフィラムみたいで面白かったため手が出た。
Restrepia brachypus Rchb. f.
1886(←striata)レストレピア・ブラキパス 62
ストリアタで売られていたが、データベースではブラキパスらしい。ついにあこがれのレストレピアを手に入れたのであった。あの姿がたまらない。「禁煙してても吸いたいタバコおばけ」を私に連想させる素晴らしくユーモラスでかわいい花なのである。ハート型の葉がまたかわいい。
Rhyncholaelia digbyana
[Lindley]Schlecter 1918 リンコレリア・ディグビアナ 61
前々回グラウカの小さな株を手に入れていた。今回とうとうディグビアナを手に入れてしまった。香りがよかった。めったに手に入らないような種である。
以上、村上園芸20040612のお買い物だった。
以下の12株を2004年5月18日
Epi. floribundum エピデンドラム・フロリバンダム 60
「数年花なし。茶の香りがするとか」。フロリバンダに縁がある。同じ名前を他属でみるがどういう意味なのだろうか。エピデンドラムの原種は楽しみである。
Bc. Maikai ‘Mayumi’ ブラッソカトレア・マイカイ‘マユミ’ 59
「友人からダブってもらった」とのこと。定番中の定番。多くの人が持っているのでこれだけは買わずにそのうちもらおうなどとさもしいことを考えていた。大当たりである。
Blc. Magic Meadow ブラッソレリオカトレア・マジックミードウ 58
「黄色い花が咲く。リップに赤い色が入る」。名前は聞いたことがある。
Blc. Mishima Glory ブラッソレリオカトレア・ミシマグロリー 57
「まだ花はみず、新芽よくでる」。ミシマさんでは私も苦労しました。
Cat Omake カトレア おまけ 56
他家に養子にやったはずが戻ってきてしまった。大事にしよう。
株はどれも大変元気そうで、すばらしいものばかりだった。思うに前に差し上げたものからすると圧倒的に今回いただいたものの方が立派である。株の活き、色艶など申し分ない。しかも名前すら知らない品種というのは実に得がたい。厚く御礼申し上げたい。
Den. loddigesii デンドロビウム・ロディゲシイ 55
「なかなか咲かない」とか。定番中の定番。多くの人が持っているのでそのうちもらおうなどとさもしいことを考えていた。大当たりである。
Den. Spring Poesy ‘Mon ami’ デンドロビウム・スプリングポエジー‘モナミ’ 54
「昨年NHKで新花として紹介され、数ヵ月後もらって株分けしたもの。白地にピンクの縁取り。リップに濃い黄緑色」。つづりはわからんので適当に書いた。後で調べたところポエジーは「詩」という意味だろうと思いつつPoesyを探し当てた。Spring
Poesyで検索にかかる。‘モナミ’という固体名はネット上に記述がない。フランス語のMy friendにあたるMon amiではないだろうか。スプリングとくれば山本さんちのデンドロではないだろうか。さすがネーミングに志操がある。
Onc. aquinii オンシジウム・アキーニイ 53
「黄色いオンシ。ペタルがリップ化。よく増える」とか。原種のオンシはあまり手に入らないので実にありがたい。該当する原種の情報がない。
Onc. Sharry Baby ‘Sweet Fragrance’ オンシジウム・シャーリーベイビー ‘スイートフレグランス’ 52
チョコレートの香り。まだ咲いていないとのこと。かなり有名な固体。一目見て巨大なリカステではないかとおもったほどバルブが立派だ。香りもすばらしいらしいが雄大である。
Hwra. C** Tzy Lovely ‘CT Golden
Bug’ ハウエアラ・チャンツィーラブリー‘CTゴールデンバグ’ 51
「黄色い小花がたくさんつく。よく増える」とのこと。つづり調査中。
Ble. striata 口紅シラン 50
欲しかった口紅シランである。きれいに咲いている花つきだった。よく増えるそうだ。これで「赤」「白」「口紅」がそろった。
Lc.Irene
Finney 49
大輪のピンクのカトレア
Paph. `Wine Red` パフィオ・「ワインレッド」
2004年5月8日明幸園800円 48
赤黒いパフィオに目がいった。名無しである。パフィオ嫌いのかみさんが「これならよし」というので手が出た。こういう濃い色のパフィオが欲しかったのである。光に透かすと素敵なワインレッドである。花全体の渋いツヤもいい。ペタル間106mmもあった。見た目近い品種はPaph. JoAnne’s Wineである。葉が5枚しかなく、花に比べ株が小さい。これほど株が小さく新芽もないので次に花を見られるのは2年先くらいではないだろうか。夜見るとつややかな黒い花である。
Btcm. Little Dragon ‘Kid’ バプティシジウム・リトルドラゴン‘キッド’
2004年5月8日明幸園300円(←650円) 47
Bapticidium (Btcm.) バプティシジウムといい、バプティストニア(Baptistonia)と、オンシジウム(Bapt.
echinata x Onc. cheirophorum)の2属間交配であることがわかった。「鮮明な黄に茶褐色リップ、花幅は約2cm、栽培容易な小型種」という。交配親の原種はどちらも見たことがあるが、こんなものが交配できるとはオンシジウム類の幅の広さを思い知らされた。
Onc.obryzatum オンシジウム・オブリザタム
2004年5月8日明幸園580円(←3000円) 46
きりりとしたバルブに高く長い花茎がのびてけぶるような花がつくカッコイイオンシという印象があった。1バルブでいいから欲しいと思っていたのである。11月あたりからつけねらってやっと5月になって見切り品が出てきた。あまり大きくない株が800円、シンビジウム並みの大株が580円だった。迷わず安い方を買った。
Den. tortile デンドロビウム・トルチレ
2004年4月24日 花工場399円 45
ええ?このすごい開花株が399円?なにかの間違いでは?というほど見事な株だった。しかも見たこともないような原種だったのである。こういうものにまだ出会えるのだった。
以下の五種の蘭を静岡のKさんが着払いで送ってくださった。
Cym.「たれシンビ」
2004年4月24日静岡県のK様よりいただく。 44
来年開花ほぼ間違いなしというほどいい芽のついた株をいただいた。名無しとはいえ、下垂性のシンビは欲しかった。
Cym. floribundum (= pumilum) キンリョウヘン
2004年4月24日静岡県のK様よりいただく 43
中国、台湾の暖かい地域の日当たりのよい斜面に生えている。強健。花は、春に咲き、日本ミツバチを多量に引き寄せる香りを出しているといわれる。姿もなかなかで、立派な鉢をいただいた。
Max. porphyrostele マキシラリア・ポルフィロステレ
2004年4月24日静岡県のK様よりいただく 42
よく似た名無しをもっているのであるが、大きくなりすぎたので人に差し上げる予定である。マキシラリアは2.5号鉢の小鉢で楽しみたいなどと横着なことを考えたわけであった。
Ludisia
discolor ルディシア・ディスカラー(ホンコンシュスラン)
2004年4月24日静岡県のK様よりいただく 41
葉が美しい。花も清楚でかわいい。
Dial. Mizoguchi
'Princess Kiko’BM/JOGA ディアレリア・ミゾグチ
‘プリンセスキコ‘
2004年4月24日静岡県のK様よりいただく 40
どこかで話題に出たカトレアの一種である。DiaとくればDiacm.bicornutumを混ぜるといういつものパターンであろうか。
Onc. Super Star ‘Sophia Beauty’ オンシジウム・スーパースター‘ソフィアビューティー’
2004年4月4日 神戸らん展 ヒロタインターナショナルフラワーにて2株500円 39
ブラサダとこのオンシジウムをセットで500円、というつもりで購入したのだが、つかんだときミスったらしくおなじオンシジウムを2つ買ってきてしまった。ショックである。まあすばらしいオンシを二株つかんだに違いないと思い直す。プラポットでは育てにくいのではずして余分なみずごけをはずし、2.5号素焼鉢と2号素焼鉢に(どちらが最適か判断しづらい)ミズゴケ杉皮混合で植えつけた。
デガーモアラ (Degarmoara:デガーモアラ)
略号 Dgmra. =Brassia(Brs.)×Miltonia(Milt.)×Odontoglossum(Odm.)
Dgmra. Winter Wonderland ‘White Fairy’ デガーモアラ・ウインターワンダーランド ‘ホワイトフェアリー’ 38
2004年4月4日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500円
こういう花ええなあ、とおもっていたビーララそっくりの大きな花だった。よりどり2株1000円のなかにあったのでつかんでしまった。何だこの略号は!かえって「蘭事典」を探す。載ってるわけねえわな、入力した覚えがないもん、と思っていると載っていた。
新芽が2つもある。健康そうな背の高い姿のよい株だ。プラポットでは立てることができないので3.75号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。
Epi. atropupureum var. rosem エピデンドラム・アトロププレウム変種rosem 37
2004年4月4日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500円
こういう花ええなあ、と思っていた種がよりどり2株1000円ででていたのでつかんだ。しかもつぼみが2つついているのである。かなりお買い得だったと思う。
安定が悪いためプラ鉢からはずして3号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。
Den. chrysotoxum デンドロビウム・クリソトキサム 36
2004年4月4日 神戸らん展Vietnum
Orchidsにて500円
4:50ごろの投売りで出てきたものをすぐつかんだ。よくみると痛んでいるが花芽につぼみが見える。プラバスケット植えなのでこのまま育てる。植え替えなかったのはこの日購入した8株中これだけだった。
スコエノルキス (Schoenorchis:スコエノルキス)
10種ほどがヒマラヤ、ニューギニア、オーストラリア、太平洋諸島に分布する着生ラン。属名はギリシア語で「ヨシまたはイグサ」と「ラン」をくみあわせたもの。
Schoenolchis gemmata スコエノルキス・ジェマタ 35
2004年4月4日 神戸らん展Vietnum
Orchidsにて1000円
ドイツ語で「きれいな蘭」と書くとこういうつづりになるのではないだろうか。ウムラウトがつくのだろう。そう思って「シェンオルキス」と呼んでいた。たまたまそういうつづりであろうか。かみさんの指名手配種であった。そういうと2株で1000円といわれうっかりつかんでしまった。あとで1株500円になったのである。1株はI氏にもらっていただいた。
株自体はしっかりしていたが、根は黒く細く乾いていて、プラポットのミズゴケが新しすぎた。これは合っていないようにおもわれて2号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。
Den. unicum デンドロビウム・ユニクム 34
2004年4月4日 神戸らん展Vietnum
Orchidsにて500円
色も美しく、場所もとらず、ひっくり返って咲くところが面白い。
プラポットに芽の出るところが完全に埋没して植えられていたため、はずして2号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合コンポストで植えつけた。
ステレオキルス (Stereochilus:ステレオキルス)
6種がインドからインドシナに分布する。 代表種 Stereochilus
dalatensis
Stereochilus dalatensis ステレオキラス・ダァテンシス 33
2004年4月4日 神戸らん展Vietnum
Orchidsにて500円
さっぱりわからない属である。そのわからなさゆえに購入。
Dendrochilum
glumaceum デンドロキラム・グルマケウム 32
2004年3月27日明幸園300円
先日800円で売られていたものをつかみかけたが、ぐっとこらえたという経緯がある。香りもよく、原種図鑑Dendrochilum
glumaceumであこがれていた種であった。
C.
walkeriana var. coerulea カトレア ワルケリアナ 31
2004年3月20日神戸蘭友会1500円
主なバルブは7つで小さなバルブも4つほどある。新芽が4つもある。株の内容が充実していて市販のものからすると割安に思えた。側面に穴の開いた素焼鉢に杉皮と発泡スチロールで植えつけられている。「Stonfelld
x sumi」や「株分け14.3.12」となんだかわからないが交配親の情報や分けた日付がラベルにある。
Den.
parishii Rchb.f 1863 デンドロビウム パリシイ 30
2004年3月20日I氏より分け株をいただいた
雰囲気がアノスマムに似ている有名なデンドロの原種であった。
Chysis
bractescens キシス ブラクテスケンス 29
2004年3月14日 村上園芸 円)
最後の土壇場でもうこれ以上はかごに入らないというところでつかんできてしまった。
中高温性で花期は夏とか。
Bulb.(Megaclinium)
falcatum バルボフィラム ファルカツム 28
2004年3月14日 村上園芸
あこがれのメガクリニウムであった。花芽がある。バルボなのに葉が2枚ある。そういえば画像があった。すげえ、こんなになるんだろうか。
Blc.Chia
Lin ‘Shin Shyn’ ブラソレリオカトレア・チアリン‘シンシン’ 27
2004年3月14日 村上園芸
言わずと知れた‘96の日本大賞である。整形美赤大輪カトレアで、香りがすばらしくいいといわれている。前に日誌で欲しい欲しいと書いていたあの株を早速手に入れてしまった。
Paph.armeniacum パフィオ・アルメニアクム 26
2004年3月14日 村上園芸
大層美しい黄色い花がずらーっと並んでいた。高難度のパフィオというのは承知であり、付近の気候が冷涼であるのをあてこんで買った。「2年は待たされる」「花を見て選びましたね」といわれる。花はとりわけ袋のふくよかなものを選んだ。
Lc. Persepolis レリオカトレア ペルセポリス 25
2004年3月14日 村上園芸
大きな白い花である。C.Kittiwake×PegiMayneの1973年の登録とのこと。同僚が欲しそうにしていたので、増やして差し上げるたくらみがある。
Den.scabrilingue デンドロ・スカブリリンゲ 24
2004年3月14日 村上園芸
デンドロ中最も香りが強く、香りがよい品種といわれ高いのに手が出た。
Sarcochilus hartmannii サルコキルス・ハルトマンニイ 23
2004年3月14日 村上園芸 1000円
知らない属なので手が出た。しかも花芽つきである。見た目はフウランみたいだ。
Angraecum
leonis アングレクム・レオニス 22
2004年3月14日 村上園芸 480円
安くて花が美しいので手が出た。えらく小さいので先の楽しみ買いである。
高温性、花は冬。
Liparis
griffithii リパリス・グリフィシイ 21
2004年3月14日 村上園芸 800円
I氏の話では花が緑色で目立たないそうである。
Den.aphyllum デンドロ・アフィラム(ピエラルディー)20
2004年3月14日 村上園芸 600円
欲しかった種である。立派な株は花も多く高いが、小さい株はそれなりに安くなるという「従量制」の商売なのが実にうれしい。要は大きく育てればたくさん咲くので、小さい株ほど先の楽しみがある。
Gastrochilus
japonicus ガストロキルス・ヤポニクス(和名 カシノキラン)19
2004年3月14日 村上園芸 398円
なんじゃ?カシノキラン?。ポケット事典を持っていたおかげで素性がわかり手が出た。台湾と日本の暖地に自生する単茎性蘭。花期は夏。
Den. Rainbow Dance デンドロビウム・レインボウダンス 18
2004年3月10日DiK宝塚店村上園芸蘭展380円
開花株でえらく安くて名前もあるのでつかんでしまった。
Den. Chinsai ‘Miyabi’ デンドロビウム・チンサイ「雅」 17
2004年2月21日有馬高校蘭展700円、小さいつぼみがどんどん大きくなって結構大きな花が咲くミニデンドロである。すごい数の小さなつぼみがある。意外なほど大きな花に育って咲く。
Cym. sinense ‘Kinpounishiki’ シンビジウム 報歳蘭「金鳳錦」 16
2004年2月21日有馬高校蘭展700円:当初漢字が読めなかった。カンランと思われていた。「香りがたいそうよい」らしい。花のしぶさ、葉の「ふ」といい曲線がたまらない。ネットで調べてみたところ「報歳蘭」Cym.
sinense の中にタイミンラン(大明蘭)というグループがあって、そのなかに「金鳳錦」(きんぽうにしき)があった。「中国南部原産。葉がよじれて半回転している。入手はやや困難」などとある。そういえば半回転している。たくさん並んでいたぞ。
調べが進むうち「強い香り」「葉が美しい」などいろいろ好ましい性質があり、見れば見るほど強い魅力を感じるようになった。「ラン熱中症」のp127にもその魅力が述べられている。
暖地のシンビジウムらしく、「5℃以下にしない」「15℃以上」などという記述をみてたまげた。カトレア扱いでゆく。
Masd. Night Shade マスデバリア・ナイトシェイド 15
2004年2月21日有馬高校蘭展600円、珍しいことに香りがある。細長い先が面白い。花の中の実に小さなリップが「れろれろれろ」と揺れることに気がついて面白いと思った。
Masd. Rose Marry マスデバリア・ローズマリー 14
2004年2月21日有馬高校蘭展600円、これもかすかに香りを感じる。コッキネアのすばらしい色合いを髣髴とさせる。
Phragmipedium lindleyanum (LINDL.)ROLFE フラグミペジウム・リンドレイアナム
2004年1月25日村上園芸(DiK三田店) 13
これはものすごく大きくなって1花茎に20輪も付けるようになるという恐ろしい種である。Prag. lindleyanum(昨年の明幸園での画像。花はかわいいけれどぼこぼこついていてめちゃめちゃ大きかった)。2月に見事に咲いた。
Jumellea alborecens ジュメレア・アルボレセンス
2004年1月25日村上園芸(DiK三田店)1000円 12
うわ、こんなものまであったのか。蕾がある。中高温性らしい。1月につぼみが咲きたいそう美しかった。2月にさらにつぼみが出て開花した。
Rhyncholelia glauca リンコレリア グラウカ
2004年1月25日村上園芸(DiK三田店)600円 11
言わずと知れたブラサボラ・グラウカである。あのあこがれのグラウカだ。すごいものがでてきた。だが、ものすごく小さい。花よし香りよし。3年で花が咲けば御の字である。
Aerangis
hildebrandis エランギス ヒンデブランディス
2004年1月25日村上園芸(DiK三田店)800円 10
2号プラポットにはいった小さい植物だが、もう花芽が出ている。橙色の花がついていたようだ。
Coelia bella (LEMAIRE) RCHB.F. セリア ベラ
2004年1月25日村上園芸(DiK三田店)1500円 9
かつてはBothriochilus
bellus LEMAIREという名前で出ていた。かみさんの指名手配を受けていた株である。売っているのを見たことがないので握り込んでしまった。
Paph. venustum (WALL EX SIMS) PFITZER パフィオペディラム・ベナスタム
2004年1月25日村上園芸(DiK三田店)1500円 8
私が陰嚢といってつけねらっていたあこがれのパフィオである。
Blc. George King ‘Serendipity’
AM/AOS ブラソレリオカトレア・ジョージキング ‘セレンディピティ’
2004年1月24日 明幸園ラン展(明石ラン会)1500円! 7
昨年来あこがれていた株だった。セレンディピティとは「捜し物をしていておもわぬ発見をする」という意味ではなかったろうか。たまたま見つけた名花ということだろうか。
4号鉢で大きなバルブがいくつもあり、新芽もあり、花茎が出たあとさえある。こういう株を名指しで購入する際の手間と相場を思うとなんという幸運であろうか。しかし鉢を見ながら身の程をわきまえない買い物をしたようにも思えた。私にBlcを育てる資格があるのだろうか?と疑問を感じているのである。
Bc. Cliftonii ‘Magnifica’ FCC/RHS
2004年1月24日 明幸園ラン展(明石ラン会)800円! 6
「FCC」に弱いのである。FCCを受賞する株は世界で年間10株ほどしかない。それが800円とはなんと言うことであろうか。花茎が出た跡が2本ある。新芽もある。データは手持ちにないので詳細は不明だ。だがこの株をひっつかんだ。
「その株は私がつくっていたものだ。昔の有名株だね」とおっしゃる明石ラン会のM氏が会場の株についてあれこれ親切に教えてくださった。「今は持っている人が少ないだろう。リバイバルで売られているのを見たがバルブ3本で1万円だった」という。ネットで探し回るが、画像や記述にたどり着けなかった。
Masd. ‘White’ マスデバリア 「ホワイト」
2004年1月11日 京都高島屋ラン展にて600円で購入 5
昨日購入したマスデバリアは妙な特徴があることが分かった。しおれているのだと思っていたのだが、よくみると複数の花が1つの花茎についていたのだ。花が2つまたは3つだった。こういうのは初めてである。
Lhta. oerstedii
ロックハーティア・エルステディイ
2004年1月4日アルバオーキッドにて1000円で購入 4
大層変な姿の蘭である。花はオンシに雰囲気が似ている。
Aspasia lunata アスパシア・ルナタ
2003年1月3日春園生花にて150円(←980円)で購入 3
名無し株がずらーっと並ぶ中、あのスズキラン園の札がついていた。新芽二つが出ている。この新芽から花が出るのではないかと思う。オンシジウムの近縁だが、新芽の出方が面白い。バルブが高い位置に出来る。
Burr. Stephen Isler ブラゲアラ・ステファン アイスラー 2
2003年1月3日春園生花にて150円(←980円)で購入
名無し株がずらーっと並ぶ中、あのスズキラン園の札がついていた。なんと花芽が出ている。これほど安い花芽付株というのは見たことがない。
Onc. ornithoryncam オンシジウム・オルニソリンカム 1
2003年1月3日春園生花にて290円(←580円)で購入
かなり大きなバルブに大きな花茎2本がでて花が盛大に咲いている。かなり香りがある。ビニールポットに入って売られているので趣味家向きだろうか。
2003年増加数53
Den. Santa Isabel
‘TrueLove’ デンドロビウム・サンタイザベル「トゥルーラブ」53
2003年12月31日 ディック楽々園店、680円
巨大な花のデンドロを見かけた。花もでかいがバルブが驚くほど太い。面白みもあり花も見事で値段も手頃だったが、もうデンドロはちょっとねえ、と思っていると、あとからやってきたかみさんが「香りがたいそうよい、花が好みのシロ、機嫌がいいから買ってやろう(直前に誕生プレゼントのパソゲーを買ってあげていた)」といって買ってもらってしまった。
という。ブラジルで作出された品種とラベルにあった。「花は純白でリップに僅かにクリーム黄色を彩る。生育は旺盛で、花付きは抜群によい。大輪花、強健」とある。計測の結果最大の花は90mmに達していた。でかい。香りは風邪を引いているのでよくわからない。
2003年12月20日花工場380円 (←780円) 52
またまた花工場で買ってしまった。花付き、つぼみつきでこのお値段である。11月16日から目を付けていたパフィオであった。なぜ売れ残ったのかは謎である。グラウコフィラムとローウィーの交配種のような姿をしている。ローウィーには姿といい色といいあこがれていたが大きくて場所を取る。これにグラウコフィラムのような逐次開花でどんどんいくぜ!的なパフィオが交配してあるためうまく育てれば長く楽しめる種のようにみえた。
エピデンドラム「花工場」
2003年12月14日花工場480円 51
赤の発色が素晴らしくよいエピデンドラムがあり98円のカトレアと一緒に購入した。花茎は4本ある。こういうエピデンドラムはものすごく長く咲くのでありがたい。新芽もある。
カトレア「花工場」
2003年12月14日花工場98円(←680円) 50
なんと98円のカトレアである。こんにゃく1枚の値段であろうか。花付き株は680円だった。パピーラブのような花がついていた。葉の色が薄い。見るとプラポットにバーク植で、プラポットの外側にぐるぐると根が巻き付いたあとがあり(見栄えが悪いから引っぺがされたのであろう)、かなり元気がよいと見た。花茎を切ったあとは2本あり、最新のバルブの親から新芽がみえる。こういうやる気のあるカトレアが好きだ。
Laelia
lundii レリア・ルンディ
2003年12月6日明幸園400円(←830円) 49
ブラジル東部に分布する。花期は冬だそうだ。あと1年かかるわけね。小さなプラ鉢に10cmほどのレリアらしい形をしたミニバルブがいくつも生えている。花の出た跡が多い。
Masdevallia
‘adew?’ マスデバリア「アデュー」
2003年12月6日明幸園300円(←950円)48
花1つだけのこっていて、すでに持っている色だが形が整っているので気に入って買ってきた。カタカナでアデューとだけあるため品種だか個体名だかわからない。
Den. Snow Baby ‘Green Pocos’ デンドロビウム スノーベイビー ‘グリーンポコス’
2003年12月3日皿井洋蘭園のモニターに当たってもらった
47
先日愛知県の皿井洋蘭園が実施しているミニデンドロビウム育成のモニターに応募した話を書いた。そのデンドロが昨夜届いていた。このモニターは蘭友F氏の薦めで応募したもので、デューティーは掲示板に数回報告を書くというものだった。この私が数回ですむわけはない。しかしよそさまの掲示板を私の記述で埋め尽くすわけには行かないのでかなり遠慮しながら書き込むことにしよう。
そこで今回の使命だが、来年プロもびっくりというほど猛烈に巨大化させてぼこぼこに咲いていただこう、というものである。
花は咲き始めたばかりで蕾ぼこぼこの鉢だった。さすがプロ、とうなる。プラポットにバーク植で、ボリュームのために3株が植え込まれていた。バルブは大25cm2本、中15cm1本、小6本、極小古バルブ3、新芽2という盛りだくさんな内容だった。花芽は34カ所についており、それぞれ花が3ないし4つつくものらしいから全部咲けばさぞや見事だろう。
初年度に極小のバルブが出て、2年度で15cmくらいになり、3年目に20cmくらいで蕾が出た奴を出荷するものとみた。2年目のバルブは格好が悪かったのか切ってあるようだ。
葉の表面が白い粉を吹いたようになっている。買ってきたものは葉がそうやって白くなっていることが多い。おそらく肥料や薬によるものではないだろうか。うちのデンドロは薬をさぼっているためか葉はプラスチックをひいたようにつるつるぴかぴかしている。このあたり、葉の色つやで商売に差が出ないのであろうか。
Masd. ? ‘Wine Red’ マスデバリア「ワインレッド」
2003年11月30日宝塚園芸サービスにて525円 46
宝塚園芸サービスに行くと比較的花の大きなマスデバリアが大量入荷していた。どれも名無しだが花が立派である。オレンジ色の大きな花が4つ5つとついた鉢が並ぶ中で赤いマスデバリアが1つだけあった。花は1つだけだが幅22mm、縦に88mmもある。花茎は200mmもあった。コクシネアとなにかの交配種ではないだろうか。あこがれのコクシネアだったら6月には枯れてしまうだろう。名無しであれ交配種を作ってくれるからこういう立派な花を暑い暑い関西で育てることが出来るのである。値段はあろうことか500円だった。蘭の値段とはおもえないねえ。この店にはいつも驚かされる。こういう鉢はかみさんの指名手配なので購入して帰った。いままで4鉢が夏を越したが、果たして今後も枯れずにすむのであろうか。こいつは性質が弱いかも知れない。
評価2004年1月9日:購入後すぐに蕾が出てきた。
L. purprata var. roxo violeta
2003年11月22日須磨離宮公園ラン展神戸洋蘭会800円 45
欲しいと思ってから長い時間がかかって安く手に入れた。購買意欲が低かったがまっすぐな背の高いバルブを気に入って購入した。ほぼ2ヶ月ぶりの蘭の買い物であった。葉は32cmバルブは15cmもある。こういう背の高いバルブが何本もあって、新芽も30cmくらいになっている。来年6月頃の開花を目指して育てる。しかしvar.以下はさっぱりわからない。
V. Wirat バンダ・ヴィラット
2003年9月23日宝塚園芸サービスにて1050円 44
V. Madame Rattana ´ V. coerulea 1979年登録。株が大型で花茎がながいという。
出かけてかみさんの行きつけの菓子屋にゆくことになり近くにある宝塚園芸サービスで落された。土曜あたりに来ていたので何もないだろうとのぞいてみるとバンダが見切られていた。花8つ付けた青いバンダWiratが1000円。うちの強烈にきれいなバンダV.SansaiBlueと同じ「C-lucky(白木農園)」の札がさがっている。「なんということだ!でも金がない、ああ、丁度あった」と、ついひっつかんでレジに並んでいた。並んでいる間に「まずいぞ、もう場所がないぞ、もう身動きが取れないくらいランだらけじゃないか」という気持ちと「でも1000円だぞ、1000円、バンダが1000円」という厳しい葛藤があったが、結局「衝動買い党」が勝ってしまった。「とほほほほほほほほ」。バンダのバスケットを下げて後悔しつつ帰ったのだった。
Paph. glaucophyllum? パフィオペディラム・グラウコフィラム?
2003年9月14日宝塚園芸サービス 100円 43
蘭のある温室を覗いてみると6月14日ここで780円で購入したPaph. glaucophyllum?の隣にあった兄弟株が見切り品なんと100円になっていた。うちの奴はもう3ヶ月になるがまだ咲いて6個目のつぼみが付いている。うちのほうが店よりも環境がいいのであろうか。もう3ヶ月も咲いていたとは驚いた。ただ、この兄弟株の方が新芽が大きいかったので迷った覚えがある。こんないい花を100円で見切るとはなんということであろう、という分けのわからない「もったいない」感が押し寄せてきてついつかんでしまった。
Den.「宝塚赤」デンファレ「宝塚赤」
2003年9月14日宝塚園芸サービス 200円 42
ミニデンファレ(赤と書かれていた)が200円だったので名無しだがひっつかんでしまった。このバルブ姿はビギバムだろう。帰って早速2号鉢に植え替えた。近くの山でみつけた杉の皮で底の穴を塞ぎ、鉢かけをいれ、水苔で植えた。
Den.
nobile デンドロビウム・ノビル
2003年9月7日高芽をゴンベッサ氏よりいただく
41
ノビル系の元祖であった。
Den. pulchellum デンドロビウム・プルケラム
2003年9月7日高芽をゴンベッサ氏よりいただく 40
プルケラムはいただいた当時忘れていたけれども何度もお目にかかっている実にすばらしいデンドロだった。今頃になって感激し、重ねて感謝申し上げるしだいである。
Onc. ornithoryncam
x flexosum
2003年9月7日豊橋蘭友会250円 39
オルニトフォーラと3株セット500円というとんでもない安値だった。見た目はOnc.Twincleに似ている。親が共通だからであろう。もう一株Onc.スイートシュガーはジョニママさんにもらっていただいた。
かみさんのこのみの花が咲きそうである。花茎がいくつか上がっている。
Ornithophora radicanse オルニトフォーラ・ラディカンス
2003年9月7日豊橋蘭友会250円 38
これも手書きにレシートに「浅田」とある。さえない花らしいが、なぜか載っている本では大きく扱われる変な蘭である。
オルニトフォーラ (Ornithophora:オルニトフォーラ)
略号 Orpha. "1種がブラジルに産する小型の着生ラン。属名はギリシア語のornis,
ithos鳥、 phoros態度、で蕊柱の姿を側面から見て鳥みたいだったため。栽培は強健で容易。栽培温度最低10度。ほぼオンシジウムの薄葉系に準じる。ヘゴ板も可。
Ceratostylis
rubra ケラトスチリス・ルブラ
2003年9月7日豊橋蘭友会500円 37
手書きのレシート「浅田」とある。さえない色の花だが、咲き方が珍しいのでつい手が出た。
ケラトスチリス
(Ceratostylis:ケラトスチリス)60種が東南アジア、インド、フィリピン、ニューギニア、南太平洋の島々に分布する着生ラン。属名はギリシャ語のkeras角+stylis柱、からなる。育て方は、40%遮光、最低温度12度以上、水は十分に与え、乾かさず、湿度も高めに保つ。生育期に薄い液肥を月に2回。ヘゴ板が向く。
Phalaenopsis
pulchra (Rchb.
f.) H.R. Sweet 1968 ファレノプシス・プルクラ
2003年9月7日豊橋蘭友会500円 36
手書きのレシートにスズキとある。有名な胡蝶蘭の原種である。この間
Den.
capituliflorum Rolfe
1901 デンドロビウム・カピチュリフロラム
2003年9月7日豊橋蘭友会500円 35
オーストラリアやニューギニアが原産。草丈:10-20cm
香り:無し長さ15mmの白花を房状花期:初夏とのことである。I氏の買ったものには花芽が出ていた。実に奇妙なところから出ているのが印象的だった。(ネットで売っているものは3000円くらいしているのをしって得した気分である。)
Trichoglottis pusilla (Teijsm.
& Binn.) Rchb. f. 1856
トリコグロッティス (Trichoglottis:トリコグロッティス) 和名ニュウメンラン属。略号
Trgl. 60種ほどが東南アジアからポリネシアの広い範囲に分布する着生ラン。日本にはluchuensisニュウメンラン入面蘭などを産する。属名はギリシア語の毛と舌をくみあわせたもの、とラン属事典にある。
本種はジャワに産し、高温性単茎性着生ラン。秋から冬に続いて香りのある白地に紫の縞のある小花が咲く、という情報をあとでネットから得た。
Hwra.
Lava Burst 'Puanani' AM/AOSハウエアラ ラバブラスト’プアナニ’、
2003年9月7日豊橋蘭友会 ゴンベッサ氏よりいただく
33
名前がハワイ的な感じだが)という。種名を「溶岩噴出」と訳せばどういう花が咲くか想像できる。これを受け取ったゴンベッサ氏は私に惜しげもなくほいとくださった。
HowearaはLeochilus(しらんなあ)、Oncidium、Rodrigueziaの3属間の交配で作られた人工新属である。この属名の省略形は名札にはHowとあったが、本とネットではHwra.とある。かなり有名個体株らしく1800円という値段が付いており、あとでわかってえらく得した気分になった。
Psychopsys(Onc.) Kalihi
サイコプシス・カリヒ
2003年8月30日明幸園にて1350円+税で購入
32
5月22日の日誌に「ネットを見ていて明幸園の通販のページに「オンシジウムカリヒ1400円」というのをみつけた。最近は名前と画像データがあたまの中でつながるようになっているため、あのOnc.パピリオ(Pychopsys. papilio)もどきと気が付いて驚いた。kramerianum
x papilioという交配種である。花の大きさ、奇妙さ、次々咲くなど魅力的な特徴を持っている。通常3000円をくだらないものだと思っていた。咲くまでは結構かかるかも知れないが、ちょっと気になる」と記述し、当時から目を付けていた。本日かみさんの用事のついでに明幸園を訪れたところなんと蕾付きでその苗が展示してあった。値段、珍しさ、蕾付き、ということで四の五の言わず購入。蕾がいつ頃開花するかは不明だが2週間ほどだろうか。株本体の姿はバルボフィラムのような雰囲気がある。花茎は30cmほどだ。
2003年9月11日開花した。
Epi.
stanfordianum
2003年8月23日春園生花にて588円で購入
31
メキシコ、パナマ、コロンビア、ベネズエラに分布している。このあたりは雨季と乾季がはっきりしているという。冬から春に根本から長い枝分かれする花茎が上がってきて香りのある多数の花を付けるという。
大野への買い物のついでに岩国の「春園生花」に足を伸ばし、気になっていた「スタンフォーディアナム」を迷い抜いて購入した。「980円、高い、うううしかし1ヶ月も考えてきたのだ。」といいつつ置く。店の入り口付近にはBlcだのアングロカステだのアスコセンダなどを3株千円という強力3点セットがあって心をかき乱していた。しかし決め手があった。再度(合計6回目くらい)「スタンフォーディアナム」を手に取ったとき、花茎が根本から上がっていることに気がついた。こういうパターンは私にとっては珍しい。かくて選んだ株を固く握りしめてレジに行くと、4割引だったそうで結局588円になった。
Lc. Candy
Taft ‘Taffy’ ´ C.
walkeriana var. alba
2003年7月5日(土)宝塚園芸サービス525円。 30
L. purpurata var. carneaが千円以下で出たという情報を聞いて行ったが見つからなかった。見切り品にありふれた色の花がついたありふれた草姿のカトレアがあった。花はへりが痛んでいるがしっかりしている。本来ならまず手をださないのであるが、手にとって香りをかいでしまったのが運の尽きだった。さわやかな香りだった。いつもの癖でバルブの数を数え、花茎のあとを数えると、バルブ開花率4/6でまずまずだ。こういう香りのランを持っていないため買ってしまった。化粧鉢なので花後植え替えをして年末の開花を目指す。パープラタはまたでいいや。
Dendrobium
secundum [Bl.]
Lindl. 1828
2003年6月28日(土)明幸園1300→400円。 29
前回3月同様せっかく来たんだから的購入であった。かみさんが気に入っているうどん屋のついでにおとずれた明幸園で、購入意欲が一段と低下している時期であった。名前を聞いたことがある有名原種で、見切り品であったため目を付けていたが、デンドロの売り場で1080円と表示されていたためお買い得と判断して買ってしまった。かみさんのうけも悪くない。このデンドロは葉が落ちたバルブの頂上付近から真横に花茎が突き出すように出てきて花を密につけるという面白いデンドロなのである。葉のあるバルブが1つと裸バルブが2本、新芽はない。
2003年6月14日宝塚園芸サービスにて780円で購入。28
高温性、不定期咲き、1花ずつ続いて咲く。初心者にお勧めの品種とか。
名札無しのその花を見かけたときには、なかなかいいじゃん、と思わせるものがあった。しかしそれだけではちょっと、と思っているとまだ堅い蕾が1つあるのが目に入った。さらによく見るとその先にさらに蕾が次々出てきそうな気配がある。ながーく咲く種があるということを読んでいたので(江尻光一著「パフィオペディラム」)これは面白そうだと手が出た。帰り道に眺めているとだんだん花の良さがわかってくる。ただならぬ花である。つややかなうす桃色をしたリップ。おけけいっぱいで2回ねじれたペタル。黒い毛におおわれた蕾。なにやらたまらない魅力がある。特徴は原種のグラウコフィラムに一致している。
2003年5月31日オージョイフルにて380円で購入。27
強健で花期が長いという。メキシコから南、コスタリカに分布している。
Ohジョイフルなるホームセンターに行った。よく妙なランがあるのでそのコーナーを見てみると原種とおぼしきマキシラリアがあった。赤茶色まだらの花を多数付けている。3.5号のプラスチック鉢にこれまたふにゃふにゃのビニール鉢に入った株二つが入っていた。花のたくさん付いた立派な株と、今年は花は出ないような貧相な株をまるでコンポストがわりにねじこんであった。こりゃどこかのラン屋が経営難でやけくそに仕立ててうっぱらったような仕立てである。しかし株はなかなか立派なものがあった。しかも380円という破格である。ランを当分買うつもりはなかったのだが、手にとって嗅いだその香りに負けてしまった。ココナッツミルクの香りのように感じられた(かみさんはセロリだという)。赤茶色のまだら模様の花も実に味がある(かみさんのきらいな「ジャングルまだら」だそうだ)
ほふく茎は急角度で上を目指すタイプらしく、バルブの連なりがオブジェのようだ。長く頂生する1葉がカーブを描いて垂れるすがたがたまらなくいい。新芽も出ている。これはいいものを買った。2号鉢ほどなのだが、幅40cmもの広がりがある姿の堂々とした見事なランである。
イワチドリ Amitostigma keiskei (Maxim.) Schltr.
ヒナラン属・岩千鳥は高さ5〜15cm、地中に細長い円筒形の塊根がある。リップの姿が「千鳥模様」そっくりであることから名が付いた。本州中部と四国の水際の岩、日陰に生える。
2003年5月18日花信にて開花株を500円で購入。26
初めて見てから1週間じっくり調べてから購入した。
(Pholidota:ファリドタ):30種ほどが熱帯アジアを中心にインドからフィジー諸島への広い範囲に分布する着生ラン。属名はギリシア語の鱗片状の、による。花茎をつつむ葉の形による。栽培はほぼデンドロキラムに準ずる。
Pholidota
chinensis フォドリタ シネンシス
2003年5月18日花信にて800円で購入。25
至近距離にある園芸店花信であきらかに蘭科と思われる、バルブ、つややかな葉、匍匐茎、新芽と花芽がある3号鉢が園芸トレイに20個ほど並んでいた。「ホドリータ」とカタカナで書かれたラベルがついている。花芽の形や葉の様子からこれは持っていない属の蘭だと直感した。「ホドリータ」ではさっぱりわからないが、名前からしてなにやら南米の蘭の雰囲気がある。
800円のその株を買うとき南米産ですか?と聞いたところ店の人もわからないとのことだった(店員がよくわからないものを売っているというのはどこの園芸店でもあるから気にはしない)。
帰って調べる。「ホドリータ」というとつづりはHoかPhoで始まるはずだ。簡単にラン属データベースでつかまった。
文献をあさると3冊に記述があった。「洋ランポケット事典」にはフォリドタで記述されている。この本に載っていると言うことは育てやすいランのように思えて安堵する。セロジネの近縁と言われるとなるほどよく似ている。特徴などからPholidota
chinensis (中国南部、バルブは3〜6cm、2葉を頂生。葉は長楕円形8〜15cm、花茎は下垂し、長さ10から15cm。2列に10から20花をつける。花は幅1.5cm白色半透明、花期は春、中温性)と思われる。こういう珍しくもかわいいランをみるとやはり手が出てしまう。
ミルトニジウム ププケアサンセット ‘ハワイカイ’
Mtdm.
Pupukea Sunset ‘Hawaiikai’ (Milt.warscewiczii ´ Onc.
cheirophorum)
2003年5月17日明幸園にて見切り株300円 24
どうも欲しいものがなかったが2年ほど前500円のププケアサンセットを買うか買わないか迷った覚えがあり(安いけれどぱっとしないなあ、などと考えていた)、300円ならと手が出た。えらく小さい。親のケイロホルムによく似ている。300円で名札付き個体名付きの株だから格安である。
評価2004年1月9日:花茎3本、つぼみもついた。よい買い物だったと思う。
ムギラン Bulb. inconspicuum
2003年5月12日ウエタニ園芸にてつぼみつき480円で購入。23
謎のデンドロアフィラムもどき
2003年4月25日阪急池田駅の券売機前にてバルブを一本拾った22
根本あたりからちょんぎられた長さ15cmくらいの細身のバルブで、花が終わったあとがあり、つややかな長い葉が6枚ほど付いていた。なぜこんなところにデンドロが…。あきらかに1株増えるとわかっているものを捨てることはできないので持って帰ってきた。たぶんありきたりのデンドロのバルブだろうと思える状況だったが、見た瞬間変わった点があるのに気が付いた。直立するタイプのデンドロとすれば葉の並びがおかしいのである。下垂生のバルブとしてぶら下げてみると日光を受け取るのに適した角度に葉が並ぶ。また、石斛系のデンドロかと思えたのだが、花が1つずつ付いたあとがある。石斛は複数付くのでどうも石斛ではなさそうだ。じっと眺めているとこのところほしがっていたDen.aphyllumではないかと思えてくる。
今だから書くが、このDen.アフィラムを注文しておきながら、そのラン屋さんの出店に乗り込んでよく似た違うランを「これだ!」とひっつかんで買ってしまったのである。そのランは強烈な魅力をもっていたので結果オーライではあったが、アフィラムには未練があった。まさかねえ。
根か芽を出すために水苔と一緒にビニール袋にいれてぶら下げて置いた。
それにしても見かけないタイプのデンドロである。かつて道ばたにランが捨てられていることはあっても落ちていることはなかった。しかも正確に私の通り道に仕掛けられていたように思われるほど不自然な場所に、踏まれたあともなく落ちていたのだ。私を良く知るラン好きが私を試しているのではないかとさえ思える。とすれば、そのとき当人は現場に居たはずだし、当然この記述を見ているはずだ。面白い想像である。
こういうおもしろいランとの出会いはあとあと楽しみである。なんとか育てたいものだ。
タイワントキソウ白花
2003年4月22日ロイヤルホームセンターにて280円でかみさんが購入。21
なんでかみさんまで私のランを増やしてくれるのであろうか。こっちが減らそうと躍起になっているというのに。しかも猛烈に仕事のきついさなかだった。いそいそと素焼2号鉢に植え付けた。
すでに2株あるタイワントキソウと同種と見なしてとくに登録作業を行わないという方針である。時期的に遅いので開花は来年だろうか。気の長い人には今時分が安く手に入れるチャンスであろう。
2003年4月19日「花工場」にて380円で購入。20
大きなピンクまだらの花付き胡蝶蘭「ビーナス」なるものが380円で1株だけ売られていた。寄せ植えをばらしたとおぼしき単一の株だった。葉がところどころ傷んでいる。あまり見ないパターンの傷み方なのでちょっと不安になる。時期がよいのでなんとかなるかと購入に踏み切った。
「ビーナス」とだけカタカナで値札に書いてあったことと花を手懸かりに調べると「洋ランポケット事典」(NHK出版)であっさり見つかった。写真も特徴もよくあっている。花茎が複数出やすく花数が少ないという記述もあり、なるほどこの株は3本出ていたようなあとがある。丁度寄せ植え株が売られているのを見かけた。2万円で花茎6本だった。こういう有名種を400円ほどで手に入れた幸運に感謝して大事に育てよう。
家に持ち帰り花を測ったところ105mmもあった。寄せ植えをばらしたものなので根元は根と水苔のかたまりである。これががぼがぼのプラポットに入っていた。根は傷んでいない。ほどよく乾いている。「花工場」はランが好きなのかちょっと通なランを扱う店だけあって扱いもよろしいようだ。鉢増しのつもりで素焼鉢をえらぶと4号になってしまった。初心者の同僚が5号鉢に植えつけても立派な花が咲き、3号に植えたわたしの同種の株が枯れてしまったことを思い出し、すこし安定感のある鉢にした。
Den.
anosmum (Den. superbum) デンドロビウムアノスマム(スーパーバム)
2003年4月5日仲里園芸(神戸ラン展)1500円2株
19
タイ、マレー半島、インドシナ、フィリピン、ニューギニアに分布する。茎の長さ60cmから1.2mにもなるという下垂するデンドロである。9ないし10cmの桃色の花がつき強い芳香があるという。
2003年3月31日仲里園芸の通販にて1500円で購入する予定だったが、届かないうちに神戸ラン展でお伺いしたところ蕾付きコルクづけの立派な株をみつけ、「これだ!」とばかりに2つ1500円で売っていただいた。なんとも風格のある姿で大層気に入った。芳香のある下垂するデンドロである。
Den.
Aris デンファレ・アリス
2003年4月5日仲里園芸(神戸ラン展)500円苗
18
売られているデンファレで持っていないものは全種類買うつもりで行ったのだが、1種しかなく、その黄色い花がでる苗を買った。持っていないタイプである。ふとおもうのだが、デンファレの苗を売っているお店は少ないのではないだろうか。
Ionopsis
utricularioidesイオノプシス・ウトリクラリオイデス
2003年4月5日神戸ラン展にて山上園芸(
文献に寄れば熱帯アメリカに5種が見られる着生種。中温性。花は(あちらでは)周年みられるとか。ロドリゲシア・デコラに近いような花だ。そういえばオンシジウムと交配できるらしい。開花株もあったが、すぐ散りそうだったので買ったのは花茎が立ち上がっていて蕾も見えないような株である。1000円の開花株はかなりの花数がついていた。よく育つとなかなか面白い株になるらしい。これは面白そうだ。
Paph.Deperle(delenatii
x primulinum) パフィオペディラム ディパール
2003年4月5日神戸ラン展にてらんの家蕾付き800円
16
1980年登録の有名種である。「真珠色で点が入らない白花として評価が高い」という。開花株は卵のように白くてつるりとしていた。蕾は2つあって、開花は2回目になるようだ。買って帰って斑入りの葉が立派とおもったが、端から端まで30cmもあるのだ。こんな良さそうな株がなぜ800円!?。
Calanthe discolor 地エビネ
2003年3月30日花信にて新芽2本つき300円
15
近所に山野草を扱う園芸店「花信」があった。ここならあるかも知れないと思っていってみると3cmほどの花芽2本付き「地エビネ」300円というのがあったのでこれを買い、庭に植えた。
Lc. Aloha Case var. coerulea
2003年3月29日ホームセンターコメリ(吉川店)でスズキラン園作出の2.5号鉢を970円+税48円で購入。
14
この交配種はLc.
Mini Purple(L. pumila× C. warkeriana)× C. warkerianaである。ほとんどワルケリアナに近いような。
かみさんが兵庫ラン展で見た「青いカトレアはいい」という。青いカトレアは確かに青かったように思うが是非咲かせてみたいと思って買った。それにしても山の中の新装オープンのホームセンターになぜ970円均一で「イオノシジウム」、「メガクリニューム」、「シクノケス」、原種のデンドロ、なんやかんやの珍しい蘭の苗があるのであろうか。しかも写真や育て方のデータが書かれたプラスチックコートした立派なカードがついている。どこかで見たと思ったらかつてLc. Aloha Case ‘#32’× C.
intermedia var. delicateやLc. Special Ladyにも同じ形式のカードが付いていて、同じように「スズキラン園」と書いてあった。かつてのものより少々グレードアップしたようである。この売り方はなかなかいい。この蘭屋さんは三河の国の有名店で、この方法で手広く商売、いや、蘭を提供してくれているものらしい。
買ったあとで「開花期 冬」とあってがっくりきた。青花まで先は長い。
Phaius
flavus ファイウス フラブス (ガンセキラン)13
2003年3月21日明石のホームセンターコメリにて598円で苗を購入。
明幸園→明石天文科学館→ホームセンターコメリとまわっているときに見つけた。珍しい属が600円である。ほかにアツモリソウなどがあったが、まだお勉強が足らないと思えたのでこのガンセキランだけにした。
育て方の方針:プラスチック鉢か駄温鉢に軽石と赤玉土を等量混合したものに、バルブの基部がすこし埋まるように植える。夏60%とパフィオ、ファレノ並に遮光する。春から秋は水をよくやるが、11月からの寒い時期は乾かし気味に管理する。肥料は固形置肥(月1つ)と液体肥料(週1回水代わり)を与える。3年に1度程度春に植え替え。ガンセキランの語源はバルブがしぶとく硬く残るからだとか。
Sl. Layla (L. Starry Sky
x
2003年3月21日明幸園900→300円。
12
せっかく来たんだから的購入であった。購入意欲が低下している時期であった。しかし植え替えの必要性は遠慮会釈もなくわき起こってくるため明幸園で資材を多量に買い込んだ。持っていない属の出物はほとんどなかったが、見切り品で出ていたソフロレリアだけはもっていなかった。さえない小さな鉢だったので迷ったがえらく安いこともあって購入した。買って眺めているとかわいく見えてくるものである。
Ascocentrum (Asctm.)
ampullaceumアスコセントルム・アンプラケウム
2003年3月2日兵庫ラン展にて420円
11
手ぶらで出たはずのランの売店にふと思い立って戻ると、先ほどまでは目に入らなかった小さな鉢が500円の値札を振って待っていたのであった。最終日の値引きもあり420円になった。このランは、ヒマラヤ、ミャンマーなどに分布し、紅桃色の2cmの花がつき、花穂は8cmほどになる。春から初夏に開花。持っていない属の原種の値段が420円というのはかなりのお得感である。
しかしどうも中心部が病気にやられているらしい。枯らさずにすみであろうか。
L. Icarus レリア イカロス
2003年2月22日有馬高校らん展にて開花株1100円
10
有馬高校らん展で展示品とおもわれた巨大ランに値札がついていた。ちょっと驚きの1100円。高さ105cm(花茎90cm、バルブ15cm、葉20cm幅35mm、花径64mm:写真の隣はデンドロビウム・ハマナレイク)花茎2本、山吹色の花11個という堂々たるものである。名札がない。同じ種類とおぼしき一回り小さい鉢は名札(当初撮影に失敗しL.lcarum?と思っていたがL.Icarusと判明)があったりなかったりで1300円だった。大きすぎるから安くなっているという珍しい商いである。あまりに堂々としているためか、はたまた暗い人通りのすくないところに置かれているためかだれも関心を示さない。当初から居た一団はたくさんの株を抱えて引き上げてしまい、結構空いてきた。会場をふた周りほどして購入を冷静に検討していた。こういう大型ランは大きいが故にふつう高価なものなのである。売っている機会も限られている。名札無しでもかなりおもしろい買い物である。花茎がなければ高さ43cmで棚(53cm)に入る。円錐形のバルブといいすっと伸びた葉といい、よい姿をしている。これに決めた。
買って帰る道すがら、いつものように後悔の念がわいてくる。(小さく、かわいい鉢という路線だったじゃないか。それなのにこんなにも大きい鉢を買ってしまって。先日咲いたLc. Elcerritoそっくりの花じゃないか。しかも名無しだぞ!)おっさんの渾身の買い物が1100円というのも滑稽だが、買い物の後も結構悩ましいのである。ただの草ではあるのだが、己よりも長生きかも知れず、ある意味で自然からの預かりもののように思われ畏敬の念を抱いているためにその後の育成に責任を感じるのである。
家に帰って眺めてみると花もおもしろい姿をしていて、並んで咲く姿もすばらしい。開花歴も花茎跡が6つも見つかった。こういう妙なランがほしかったのだ。
花は1週間でしおれてきた。育てた環境で咲けばもちはいいが、購入株には花もちはあまり期待できない。花茎はこれまでいくつも花がついていた跡があった。
評価2004年1月9日:活着が遅れ、芽出しがおくれ、作落ちしたとはいえ実によい花が咲いた。
L.
lobata var.
alba レリア ロバータ var. アルバ 9
2003年1月26日明幸園ラン展にてバックバルブ分け株400円で購入。
明石ラン会のラン展の片隅で分け株などの販売をしていた。おお、安い、という珍しい株がいくつかある中、レリアの原種は持っていないというので手が出た。安い。しかし安いなりの理由もわかる。どうも株分けをしたしっぽの部分らしい。バルブを出す可能性も怪しく、出ても小さければ来年の春夏に咲くかどうかも怪しい。来年の春咲けば御の字というところだ。ランの図鑑によれば花径13cmのでかい立派な花が咲く種のようだ。ワシントン条約の付属書Iにあげられている2種のレリアの1つらしい。
Den.
thyrsiflorum デンドロビウム シルシフロラム 8
2003年1月25日京都高島屋ラン展にて苗1500円購入。
このランは花かんざしの飾りのようにブドウの房のような白地に黄色いリップの多花をつける。インド、中国南部、タイに広く分布している。
店の名前を見ていなかった。ラベルはタイのナーセリーらしいく印刷が悪くて判読困難だ。15cmくらいの葉のあるバルブが5本生えている。開花は春だが、株の大きさから今年は期待できない。別に売られていたヘゴ板づけの同種の株は差し渡し60cmの巨大なもので18000円也だった。気合いを入れて育てるとあそこまでなってしまうのである。原種とはおそろしい。
家に帰ってよく眺めていると、デンドロの花芽特有のぷっくりと出た部分が発見されて期待されるが、春のことはわからない。なんだか姿がかわいい。ちょっと気に入っている。
翌日明幸園で一回り大きなヘゴ板づけの株を1600円で見かけた。まあいい。この株を気に入っているのだ。
2003年1月13日明幸園にて開花株500円で購入。
初めてまともに開花株を買った。それにしても安い。買うときは花だけでなく、根本から出てきている新芽をよく見て買った。比較的大きな新芽に小さな新芽が2つ、合計3つもある。これならまじめに育てれば来年も咲くだろうという株だ。最初は値段があまりに安く、しかもたくさん同じ花が並んでいて、ありふれたパフィオだと思っていたのだった。花は完璧な姿をしているように見える。見れば見るほどすごい。これははまりそうだ。
ながめるにつれこのパフィオは強烈だった。なぜこれほどのパフィオが500円なのか。人をパフィオにはめようという販売促進の意図があるのかもしれない。今年はもうパフィオでゆこうという気がしてくるほどだ。
開花したパフィオを手にするのは4鉢目である。ディレナティイ、300円の見切り品、200円の花無し、フラグミペジウムなど。今回の花は92mmと大きい。株のわりに花が大きい。類似の花を本で探すと、よく似たものがわらわらでてきたので、同定は不可能とあきらめる。丈夫そうで、3つある新芽もちゃんと育って来年も花を見せてくれそうな健康な株だ。(画像をもういっちょう(^^;)
評価2004年1月9日:蕾がせり上がってきている。購入後1年でパフィオが咲くのは初めてなのでよい買い物だったと思う。
2003年1月13日明幸園にて開花株を750円にて購入。
見事な開花株の値段を見てたまげた。名無しでマクロプレクトロンとはどこにも書いていなかったが、どう見てもこの種と思えるのでそのように扱う。ぱっと見た目オンシジウムのようだけれど、よく見たらまるで違う形態をしている。姿が何ともいえず美しい。メンタム、つまり距が5cmくらいのびている南米ではそう多くないタイプだ。
評価2004年1月9日:葉を焼いて生育がにぶるも1月に蕾が大きく育ち、秋から出ている新芽にも蕾がでてきた。これはよい買い物をした。
2003年1月13日明幸園で花2つ付き株650円を購入。
かみさんが気に入った色をしたものを昨年見かけた。その鉢は花1つで3500円もした。たぶん原種のveitchianaだったのではないかと思う。1年経っておお、あの色(濃いオレンジ色で細かい毛がピンク)では、と手に取ると650円という驚くべき値段だった。名無しだからだろう。それにしてもマスデの中では花が立派だと思う。1ヶ月して花茎が上がってきた。
評価:初夏と12月に開花し、2004年1月にさらに蕾が出ている。よい買い物だった。
2003年1月12日宝塚園芸サービスで花1つ付き株を380円で購入。
マスデバリアがなぜか1鉢だけぽつんとあった。この地方では珍しい蘭という認識があったためつい手が出た。ピンク色で中心と先端がオレンジ色をしている。新芽もいくつか見られる。よく見ると小型でうつむき気味のさえないマスデバリアだった。
評価2004年1月9日:12月に12個ぐらい蕾が出てきていくつか開花したが湿度不足で大半不発に。
Dar. Charm ‘Blue Star’ ダーウィナラ チャーム‘ブルースター’ 3
難波高島屋春ラン展にて500円で購入。
Neof.
falcate x Vasco.
Tham Yuen Hae
みためはちょっと大きめのフウランで香りも見本株を嗅いだところふうらんそっくりだった。ダーウィナラはDarwinara (Dar.)とつづる。フウラン・バンダ・アスコケントルム・リンコスティリスの4属交配種だ。
評価2004年1月9日:12月からよい花が咲いた。香りは感じられない。
2003年1月3日岩国の園芸店にて開花株を780円で購入。
バルブ3つに花茎3つ、それぞれに花が6つほどついていた。珍しい蘭の開花株がやすいのに驚く。1月11日花はいたみ始めた。
評価2004年1月9日:咲くには咲いたけれどもう少し湿度を保てばきれいに咲いただろう。
2003年1月3日岩国の園芸店にて開花株を280円にて購入。
スキンネリとはどこにも書いていないが、多くの本にばっちり同じランが載っている。かわいい花が5つばかりついていた。それにしても開花株の値段とは思えないような安い蘭だ。
評価20031122:よく咲いて姿もよく大変お得な買い物だった。
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