カトレア類 原種など

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2010年10月30日 

カトレア レリア ブラッサボラ エピデンドラム プロステケア エウキレ バーケリア

 ブラッソカトレア エピカトレア レリオカトレア ディアカトレア レリオカトニア ソフロレリア 

ブラソレリオカトレア ソフロレリオカトレア 

ポチナラ イワナガラ 名無し

カトレア類は、中南米のブラジル、ガテマラ、コロンビア、ペルーなどの熱帯から高山に多く分布し、樹木に乗っかっているか、岩にはりついて生えている着生種がほとんどである。→カトレア図鑑

花が大きく、また香りがよいものが多くあり、世話もこつを覚えればよく咲くので蘭栽培の中で重要な位置を占める。

 

植え付け

素焼鉢の底穴を広げ、はちかけを入れ、湿らせた水苔を根に巻いて鉢に入れ、隙間に水苔を固めに割り箸でつつきこんでやる。

 

屋外での生育環境

4月下旬最低気温が15℃を上回った頃から屋外で育てる。遮光40%のネットを張って直射日光をあてず、できるだけ長期間日光に当てると花付きがよくなる。日焼けしやすい種類もあるので、遮光率が明示してある遮光シートを横から差し込む西日などに用心しながら張る。温度が高ければ梅雨の雨はあててもよいが、秋雨は避ける。5月頃から油かすと骨粉を混ぜた市販の固形肥料を月に1度与える。加温が十分な場合新芽も成長するので、成長具合を見ながら肥料を与える。

 

冬の室内での生育環境

屋外の最低気温が15度を下回る10月頃室内に取り込む。5度以下にはしないようにする。室内で最低気温が8度を下回る場合は水を控える。それでも週1度程度は乾き具合を見て水を与え、与える場合は鉢底から抜ける程度にたっぷり与える。低温越冬では休眠状態で春まで活動を停止する。

加温して8度以上を確保できる場合は、根や芽が活動を続けるので乾いたら水をたっぷり与える。

 

 入手

ホームセンターや園芸店で中輪クラスはよく見かけるようになった。相場は花なし見切り品300円から500円、花つき780円から1500円というところだ。大輪は蘭展やラン友会などでないとなかなか入手の機会はない。苗が500円から2000円、花つき株は1000円から2000円というところである(2000円は単に当サイトの上限で、これ以上は手を出さないことにしている)。

 

 

 

原種

カトレア Cattleya

綴りを見ると「カトレヤ」と読みそうになるが、「日本語大辞典」ほかに従い「カトレア」と表記する。発音を聴くと「キャトリァ」と聞こえ、発音記号からも「カトレア」と表記するのがちかい。南米から送られた植物の梱包材に使われていたC. labiataを育てて咲かせた英国人William Cattleyの名にちなむ。ゴミになるところを助けて育てたのである。似たようなことをする人間がいるのである。

あまりにも有名なカトレアの原種は30種しかない。ちょっとがんばれば集められそうな数である、と思っていたが、いつの間にか70種になっていた。カトレア図鑑

 

C. bicolor  カトレア・ビカラー

カトレア・ビカラー Cattleya bicolor Lindley 1836 Subgen Schomburgkoidea Withner 1989

花径 10 cm。ブラジルの低中温性着生ラン。バルブが長細い。高さ80cm近くなるものもある。15cmほどの楕円の2葉をバルブの先端につける。葉の間から花茎を伸ばし、花命がながく、芳香のある花を秋に3ないし10個つける。通称:2色のカトレア 。

異名: Cattleya grossii Kraenzl. 1897; Cattleya measuresiana (Lindl.) Blumensch. 1861; Cattleya tetraploidea Brieger 1978; Epidendrum bicolor Rchb.f 1861; Epidendrum iridee Desc. 1821

 

Cattleya bicolor Lindley 1836 var brazilensisSubgen Schomburgkoidea Withner 1989

 どんなのかしらない。

Cattleya bicolor Lindley var coerulea Subgen Schomburgkoidea Withner 1989

セルレア変種がある。

Cattleya bicolor Lindley var grossii Subgen Schomburgkoidea Withner 1989

異名:Cattleya grossii Kranzlin 1897

2004年8月18日村上園芸

 よく知らないのだが、カトレアの原種だそうで、蕾が1つついている。2.5号素焼鉢水苔。広島のかみさんに託してしまったのでつぼみが心配である。

 2004年10月24日あまり調子はよさそうに見えない。

 2004年12月新芽が見えた。葉の色が悪く、おちたものもある。これは相当後退しそうだ。

 2005年1月15日新芽2つがでてこれでやり直しという状態である。

 4月17日入手当初は蕾まであったが、次第に零落し、いまは小さな新芽が活動しているだけになった。植え替え中唯一の根を折ってしまったらしく余計なことをした。2号素焼鉢に杉皮のふたをしてミズゴケで植えた。

 持ち直したように見えてまた新芽が枯れた。6月4日さらに新芽がでているが小さい。ほどなく7月にお亡くなりになってしまった。

 

C. harrisoniana カトレア・ハリソニアナ

 2007年7月28日 村上園芸(DAIKI明石) 1200円

なんだかよさげな雰囲気のカトレアがあって、我が家のC.intermedia var alba?に雰囲気が似ている。こちらのほうが背が高く、花には明瞭な芳香がある。名札を見るとよく知らない原種らしい。値札がないので、値段を聞いてこれをまずゲットした。

25cmの細長いバルブによく開いた長さ15cmくらいの葉を2葉を頂生し、その間から15cmの花茎をのばし、8cm径の香りの良い花を3つつけていた。

 

C. loddigesii var. alba ‘Shirayuki’× var. alba ‘Santa Maria カトレア ロディゲシー (変種アルバ 白雪×サンタマリア)

2007年6月18日大阪府堺市H様より8株頂いた。8月4日新芽が2つある。

 

 

C. intermedia (var. orlata coerulea × aquinii coerulea) カトレア インターメディア (変種 オルラタ セルレア×アクイニー セルレア)

2007年6月18日大阪府堺市H様より8株頂いた。8月4日新芽がみえた。

 

C. labiata × sibling

 カトレア・ラビアタ Cattleya labiata Lindley 1821 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley

ブラジルに産する中温性着生種。カニ足のようなバルブがやや密に生え、1ないし2葉をつける。葉が開くとシースがみえるばあいがあり、シースからつぼみを出して秋に花径 18 cm前後の香りの良いピンクの花が花茎1本に2ないし5つ咲く。

変種Cattleya labiata venosa estriata "Carla Giovana Lindley 1821Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley

変種Cattleya labiata Lindley var. coerulea 1821 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley

異名Cattleya bullieri D.J. Carr 1886; Cattleya labiatum Rchb.f 1861; Cattleya labiata var autumnalis Linden 1887; Cattleya labiata var genuina Stein 1892; Cattleya labiata var warocqueana Rolfe 1890; Cattleya labiata vera Veitch 1887; Cattleya leeana Sander 1883; Cattleya lemoniana Lindley 1846; Cattleya massangeana Rchb. f. 1883; Cattleya morganae Warner 1882; Cattleya nalderiana Rchb. f. 1885; Cattleya pallida Lindl. & Paxton 1851-2; Cattleya peetersii Andr1885; Cattleya regalis hort. 1883; Cattleya rochellensii Rchb. f. 1888; Cattleya rollissonii T. Moore 1861; Cattleya wallisii L. Linden & Rchb. f. 1882; Cattleya warocqueana L. Linden 1890

2002年9月15日大和農園洋ラン部にて1050円で購入。

いいな、と思う花はもう見切り品では手に入らないということがよくわかってきた。蘭屋さんでむむこれはという花を買う方針に変更した時期があった。大和農園洋ラン部は我が家からもっとも近い蘭屋さんで、ここで月に1株だけ購入しよう、なんてことを考えるようになった。そこで名札もろくに見ずに花を気に入って買ってきた。なんだ?この「× sibling」てのは。調べてみると同種交配ということだそうな。つまり同種の別の個体と受粉させて作った種から得た個体。原種の定義が「自生地(原産地)に自然のままに存在する、未交配の種(山採り株、野生種)、または、その種の同種間交配から育てた株(シードリング株)」なので、原種と考えていい。なぜ、くだくだしく原種について書いたかといえば、カトレアの原種というのはどれも3000円とか5000円とか恐ろしく高いので、これを原種と軽々しく呼べるのだろうかと疑問に思ったためである。なにやら原種というのは格が上のように感じてしまうのである。花を気に入って買って帰ったのだが、ラベルを見て「お、これは原種では!?」と色めきたった。花はうっとりするくらいきれいである。ペタル間距離が134mmもある。香りもさわやかでよい香りだ。夜も香っている。カトレアの属名の最初の種として有名なラビアタはよほどのことが無い限り手に入らないと思っていたので驚いているのであった。カトレアの原種様は初めてなのでちょっと緊張している。

これほど有名でしかも実物が美しいにもかかわらず、紹介している本が少ない。いやに安かったことを考えると、花上がりが悪い、育てにくい、病気に弱い、などなど何かあるのではなかろうかとかんぐってしまう。もう次は当分見られないかも知れないと思い、むやみと写真を撮った。10月3日にドーサルセパルがぺたんとまがり、この日まで19日間も姿よく美しく咲いていた。来年も見たいのでしっかり育てよう。

この花を蘭友に自慢しまくっていたら、蘭友氏はおなじ大和農園に1500円で出ていたラビアタつぼみつきをねぎって1000円で買ってこられたそうである。

2003年1月頃から新芽が動いている。鉢の端からはみ出しているので植え替えの必要を感じた。2月が植え替え適期なのだそうな。2月23日に植え替えた。その後もバルブはすくすくと斜めに伸びたので、輪ゴムをかけて矯正している。4月末ごろ葉が開いてみるとシースなどはなく、葉が2枚になっていることがわかった。かなり大きな葉になりそうだ。5月末その葉の間にむき出しの蕾のようなものが見えた。6月10日蕾は2つあって5mmにまで大きくなった。低温にだまされて花芽分化したらしい。6月30日25mmになった。一時ツヤが悪そうで不調かと思われたがまだ生き延びている。ここまで来たら咲いて欲しいものだ。7月2日頃色が悪いと思った。気温の高い、夜温の低い日があったためではないだろうか。5日にはぽろりと落ちてしまった。ほんちゃんは秋だな。

7月20日ごろ新芽が明らかになってきた。9月14日かなり大きくなってきた。もうすぐ葉が開く。10月11日葉は開いたがシースの有無は不明。この時期に蕾も出ていないのでは作落ちかと落胆する。11月15日今年の作落ちは決定であった。少々寒いところで冬越ししている。

2004年3月28日新芽を見つけた。少々寒いところにおいていたこともあったが順調に生育しているようだ。7月17日シース持ちのバルブは2つあるようだ。昨年のような思いもかけないつぼみが出なくて助かる。8月28日シース二つにつぼみの影が見え、ふくらみ始めている。一方のシースはしくじったようだ。9月13日ほぼ開花態勢にはいった。ここまで長かった。15日開花(第一回)。大変美しい花と、よい香りで10月8日まで24日間さいていた。

2005年1月29日とくに変化なし。春に植え替えて3号鉢にしよう。

4月3日鉢が割れていたため、植え替えた。4バルブをバックバルブとしてとり、バルブ4つ新芽2つで3.5号素焼鉢にミズゴケ、杉皮、椰子殻チップの混合で植えつけた。バックバルブはビニールに湿ったミズゴケとともに入れてバックバルブふせにした。バックバルブは北海道S氏にもらわれていった。

6月24日新芽は二つあるが秋のことは読めない。

9月初旬に二つのシースにそれぞれ2つずつつぼみを確認した。9月19日に開花(第2回)。C. labiata C. labiata 4輪が大変美しく咲いてくれた。10月8日終了。

2006年5月4日2バルブからそれぞれ新芽が2つずつでて、それぞれ大きくなりつつある。玉肥を与えた。順調に育てばこれまで最高の開花になる可能性が高い。

7月23日いずれもシースは出ず、これからの新芽の勝負か。それにしては時間が足りないような。

9月16日新芽3つほどあるが、この時期にこれでは遅きに失したというところか。

2007年4月1日植え替えをした。昨年花なしの株である。内部の根の張りはよくなかった。杉皮が嫌いだったのかもしれない。手でちぎって2つの株になった。よきせずバルブ2つがとれてこれはバックバルブ伏せにした。出来た2株は3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

 

C. labiata S/A ‘Zonada Mate’× tipo ‘Dina’ カトレア・ラビアタ
2005年5月30日北海道S氏より贈られる 

期待できる新芽が出ている。10月8日来年に期待だ。

2006年5月4日株は健全に見えるけれど新芽遅いねえ。

9月16日かなり大きな2重シースをもつバルブが完成したためこれは開花確実と喜んでいたらつぼみが入らない。

10月13日シースからつぼみ3つが出てきた。

10月21日すごい花が咲いた。香りもかなり漂っていた。11月8日終了。

2007年4月1日植え替えをした。昨年よい開花を見せてくれた株で、もらったままの植え付けになっていた。丁寧にはずして、苔を取り、3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

 

C. lueddemanniana ‘Royal Flash’ x coerulea ‘Sigui’ カトレア・ルデマニアナ

 2006年11月23日 神戸蘭友会 500円

 4号鉢だが内容は3号鉢だ。春に咲くそうだ。なんでもカトレアではもっとも花の姿がきりりとしているそうで、ありふれた種でも実にびしっと咲いてくれるそうだ。昨日購入した鉢はシースつきバルブが2本、鉢の縁をまたいで生えているという絵に描いたような理想的な仕上がりになっている。春には花が見られると確信しているのだ。

 2007年3月25日シースにつぼみの影は見える。

 5月3日たいへんしょぼくれた花が咲いてくれた。私の花が見たいという希望にこたえて無理やり咲いてくれたものらしい。これは大事に育てなければと、花後2株に分けて植え付けた。

 8月4日シース付のバルブが育っている。

 2008年4月8日つぼみが2つほどある。

 

Cattleya maxima Lindley 1831 カトレア・マキシマ

通称:ザ・グレーテストカトレア (なんでやねんっ)。花径 12.5 cm。中低温性。ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー北部の海岸ちかくの乾いた森の標高20mから1500mに着生まれに岩性する。バルブは2センチ程度の間隔で立ち、扁平な棍棒状20ないし30cm。楕円形20cm程度の葉が1まいつく。花茎には5ないし15の花がつく。リップに紫色の筋がはいる。花期は秋から冬。Cattleya maxima

遮光50%。通常のカトレア扱いで育てる。異名Cattleya malouana L. Linden & Rodigas 1986; Epidendrum maximum [Lindl.]Rchb.f 1861

2005326日神戸蘭友会500

C. maxima (semialba x sib) はて、マキシマ、名前は良く聞く。帰って画像を見てなっとくする。ほんまにこんなのが咲くのだろうか。

ひょろひょろしたバルブが4本。よく見ると花茎のミイラがついていた。他にも花茎を切った跡がある。こりゃひょっとして期待できるか。

4月29日新芽が5mmほどに。6月24日順調に大きくなっている。10月8日大きく育ったバルブにシースはあるが、新芽が出てきていてわからない。

2006年7月7日開花。古いシースからつぼみが出て開花するという意表をつくパターンだった。2輪開花し、1輪目は22日にしおれた。結構もっていた。9月16日買って1年半になるが買ったときのままであったのでかっさばいてみる。神戸蘭友会会員は網戸の網、発泡スチロール、ちょっと高級そうなミズゴケで3号鉢に植えていた。バックバルブを取る。新芽は3本ある。株は大きくなっていたが2.5号のほうがよさそうに思えて、鉢かけ、ミズゴケで植えた。えらくかっこいい。

1012日北海道S氏に異動。バックバルブが残っている。115日に2号鉢に植えた。

200784日 バックバルブがしっかり育った。今年は花はなさそうだ。

 

 C. maxima 'Yamadori'  カトレア・マキシマ

2005年5月30日北海道S氏より贈られる 

山取り品種とラベルに書いてある。「1本のちぎれたバルブから元気に増え」たのだそうですが、シースつきのバルブがあるんですねえ。うちのマキシマより立派。10月8日シースにつぼみ2つがみえ、シースの先端から出てきている。

11月2日開花(第一回)。ミディカトレアという風情であった。香りはない。

2006年5月4日新芽がどんどん出てきている。10月14日シースつきバルブは2つ。かなり大きくなった。シースつきバルブ3本。

2007年3月25日シース3つにつぼみの影が見える。

200748日バルブ3本、シース3つからそれぞれつぼみが出てきた。推定6個。

418日開花C. maxima 'Yamadori'。本当に見事な開花だったC. maxima  'Yamadori'

84日 そのまま植え替えもせず新芽5本を大きくしている。

200848日植え替えが必要な時期にサボったため生育がおもわしくなく、このたびはよい花が咲きそうもない。

 

C. schroederae  (Carlos Arango×Popayan) カトレア・シュレデレ

 「静岡の戸塚園芸からBS株を買い、バックバルブを取って育てたもの。4月に鉢増しをし、新芽が下向き加減で伸び、なかなか上に向かず鉢にぶつかりそうになったため、5月の初めにミズゴケを全部取って植え直した。このため新芽が少し出遅れた」とか。これがバックバルブからとは思えないような立派な一株である。

2006年1月6日シース二つにそれぞれつぼみがあがってきたようである。

 116日シースからつぼみが出てきた。シュロデレーというとC. schorderae 'Amenon'C. schroederaeC. schroderae ‘Emi’ はええ感じであった。

カトレアのシュロデレーC. schorderaeというのはつづりを見るに「シュレーダーって人が絡んでいるな」、と思って調べているとなるほどそういう人の名にちなんでいた。Schroederoeはドイツ語つづりだとoにウムラウトをつける。量子力学のシュレディンガーSchroedingerに似たつづりなのでなじみがある。このシュレーダーさんのからんだこのカトレアのエピソードがネットに公開されていた。大変マニアックなサイトで、よくこれほどくわしく原種カトレア発見の経緯を読ませてくれるなあ、と感心した次第である。カトレア原種というのは大変強力な魅力があるのだということがよく理解できる。

 そのC. schroderae ‘Emi’ というのは、「棍棒状のバルブがないことと、花がより大きい、ひだのあるリップに目立つオレンジ色のスポットがある、という点でカトレア・トリアネと異なる」と説明にあるくらいだからトリアネによく似ているらしい。そういうカトレアとはつゆしらず、ミディサイズだろうくらいに多寡をくくってあまり期待もせずに適当に育てていたが、「花径23cm」ほんまか?、というおおきな花がつき、「トリアネより香りで勝る」などという記述を読むにつけにわかに期待が高まる。

 1月30日開花。もう1つのつぼみはしけてしまった。香りは、我が家で1,2を争うというところにいるように思われる。フウランか、ラビアタか、甲乙つけがたい。218日終了。916日立派なシースが出たバルブが完成している。1014日新芽がでてきているので、これの成長を待っているらしい。

 1110日シースつきのふといバルブ2本。

 2007126日開花。30日間きりりと咲ききった。C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan' C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan'

 2007年4月1日植え替えをした。大変よい開花を見せてくれた株で、もらったままの植え付けになっていた。丁寧にはずして、苔を取り、3.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。

 新芽を折ってしまう事故をやった。

 8月4日その後でてきた新芽2本が大きくなりつつある。

2008年2月17日つぼみ4つでまもなく開花C. schroederae 'Carlos Arango×Popayan' 4月8日まだ最後の花がついている。

 

C. skinneri ‘Danae’ AM/AOS カトレア・スキンネリ’ダナエ’

Cattleya skinneri Bateman 1839 subgen Circumvola sec Moradae Withner 1989

通称: Skinnerのカトレア。Costa RicaではGuaria Morada, GuatemalaではCandelaria, 中央アメリカではSan Sebastianの呼称がある。

花径 8-9cm。メキシコからコスタリカにかけて産する着生蘭。標高200-2300mの湿った森の木の幹や枝、岩場に生える。バルブは成長したものは25-35cmの棍棒状で、2葉をつける。葉は長楕円形で、長さ10-20cm。葉の間から花茎が垂直に10-14cm伸びて4-15個のかすかに香る花をつける。開花期は春から初夏にかけて。冬場休止し、乾燥させる。夏場できて茶色になったようなシースから花を出す。 コスタリカの国花。異名:Cattleya laelioides Lem. 1852-3; Epidendrum huegelianum Rchb.f 1862

2005年3月26日神戸蘭友会500円

スキンネリというと、ええ色だったなあとおもってつかんでしまった。立派な裸バルブ3本の根元に小さい苗という風情の小バルブが2本。バックバルブから出た株だろうか。先は長い。

 4月17日バックバルブ3ばかり大きく、新バルブ2つは大変小さいので、葉のあるバルブ2つと、まだ色の良い古バルブをつけて2号素焼鉢に杉皮のふたをしてミズゴケで植えた。

 10月8日新芽は元気に育ったが来年に期待だ。

 2006年9月16日シースつきバルブが2つばかりあるが、新芽も育っており、開花はよくわからない。

 2007年8月4日シース付バルブが見える。

 

C. skinneri カトレア・スキンネリ

2005年6月8日 静岡市K氏より寄贈

 大きなバルブに新芽があり、即戦力だ。こいつは秋にやってくれそうだ。

 2005年6月24日別の新芽が見つかった。

 10月8日新芽は元気に育ったが来年に期待だ。

 2006年9月16日成長過程という風情で今年も開花はなさそう。

 11月10日シースつきの大きなバルブが2つになった。見違えるほど大きな株になった。

 2007年3月12日開花。C. skinneri C. skinneri

 6月18日大阪府堺市H様へもらわれていった。

 バックバルブから新芽が出てきたので7月29日に2号鉢に植え付けた。

 

 

C. trianae 'Mooreana' FCC/RHS カトレア・トリアネー‘ムーレアナ’FCC/RHS

2005年11月26日 神戸蘭友会 1000円

 分け株売り場ではさして欲しいものもなく安いものを物色していた。原種カトレアや交配種のカトレアの分け株が多数売られており、ワルケは300円のものを2株みた。500円のかみさんの好きな「濃い赤」Blcの鉢がいい感じで、これをつかんだ。原種カトレアというとsetsu氏のところで開花しているトリアネーなんか欲しいなぁ、等と思っていたのである。どれも2000円ほどするものばかりだ。トリアネーをやるとなれば練習で500円くらいのか、少々高くても音に聞こえたC. trianae 'Mooreana' FCC/RHSあたりをやってみたいなー、とこのところ考えていたのである。まあ小さな株ですら2000円をくだらず、まだまだトリアネーの人気は高い、こりゃ当分無理か、とおもっていたらまさにそのC. trianae 'Mooreana' FCC/RHSが目の前に現れた。しかも1000円。手にしていたBlcを放り出してこれをつかんだ。超有名で今日どこの蘭展でも3株は展示してあるためさしもの銘株も値崩れしてしまったのだろう。

 2006年9月16日結構大きなバルブがでて、新芽が活動中だ。11月10日シースはないがかなり大きくなった。新芽が2つある。

 

C. walkeriana var. coerulea カトレア ワルケリアナ 

2004320日神戸蘭友会1500

主なバルブは7つで小さなバルブも4つほどある。新芽が4つもある。株の内容が充実していて市販のものからすると割安に思えた。側面に穴の開いた素焼鉢に杉皮と発泡スチロールで植えつけられている。「Stonfelld x sumi」や「株分け14.3.12」となんだかわからないが交配親の情報や分けた日付がラベルにある。

買ってすぐに新芽が4つほど不調になって腐った。そのご新芽がさらに出て持ち直した。小さい鉢だがなにやら力がある。

2004年7月17日新芽が4つほどすくすくと育っている。8月1日さらに新芽の活動がある。バックバルブはしわしわになっている。11月7日バルブはぶりぶり肥えている。まあ良い仕上がりだが、果たして来春我が家で咲くのであろうか。

2005年1月29日変化なし。3月29日新芽が2つほどみえる。まさか花芽か。

4月29日新芽は3つほどだ。花芽らしいものはない。

 10月8日新芽は元気に育ったが来年に期待だ。

2006年3月頃庭に出して入れ忘れて凍死寸前に。

2007年4月ごろ 鉢の外に完全に出てしまったので植え替える。

2007年7月29日バックバルブ株2つが芽を出したので2号鉢に植え付けた。

 

C. walkeriana var. alba カトレア・ワルケリアナ 変種アルバ

2004年11月20日手柄山温室売店播磨ラン会の分け株500円

 結構500円ワルケというのはある。しかもアルバというのがどんなものか見てみたい。先の楽しみである。

 4月29日新芽は葉芽だった。

 10月8日新芽は元気に育ったが来年に期待だ。

2006年1月17日新芽が2つある。

 

C. walkeriana ‘Sanuki’ ワルケリアナ‘讃岐’

2006年5月17日四国のN氏よりいただいた

また苦手なワルケが増えて3つになった。なにが苦手と入ってワルケくらい苦手はない。なにやらマイナス成長気味の株だ。

 

 

C. walkeriana alba Pendetive AM/AOS

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

新芽がある。植え替えがひつようか。Pendetive?

2007年4月7日植え替えをした。もらったまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

C. walkeriana ワルケリアナ

誰かにいただいて忘れてしまったオスマンダー植えのワルケ

2007年12月開花。まさか咲いてくれるとは思わなかった。写真写りがよい。香りも良い。

 

C. warnerii カトレア・ワーネリー(アルバ×アメシアーナ)

 2006年1月8日姫路私立手柄山温室植物園新春洋ラン展 播磨ラン会わけ株500円

アルバ×アメシアーナなるものが2年辛抱くらいで咲いてくれそうだったのでこれをつかんだ。はて、ワーネリーちゅうのはどんなカトレアだったろうか。カトレア図鑑には「ブラジルの中高温性着生種。2重シースから花茎をのばして晩春から初夏に香りの良い、色が良く変わる数花をつけて咲く。花径20 cm。名の由来: Warnerにちなむ。」とある。20cmというのはちとでかい。現在の3号鉢4バルブのちっこい葉っぱで20cmの花とはかけ離れているため将来を楽しみに育てよう。

2007年8月4日ちょっと大きくなってきたか。

 

C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’ カトレア・ハワイアンウエディングソング ‘バージン’

 2005年9月4日豊橋蘭友会 500円 (資料画像C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’)

 白く大きなカトレアである。よく見かける有名種だ。つぼみ3つつき。

大きいのやら小さいのやらがある。小さいのをつかみかけて、中位のにした。それでも電車での運搬には大きかったのである。

 花後9月11日に植え替えた。10月5日バックバルブを北海道S氏に贈った。

 10月28日葉の間からシースなしでつぼみが出てきた。

 2006年12月2日開花C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’

 2007年4月1日植え替えをした。浮き上がってしかも重心が高く、普通に置くとこけてしまうようになっていたため、苔をはずしたほぼそのまま3.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。

 5月26日開花C. Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’。大変きれいな白い花だったためかみさんの輸出禁止令がでた。

 11月10日盛大に開花。だんだん実力をつけてきたなあ。

 

C. Sea Breeze ‘Fellrath’s Pride’ カトレア・シーブリーズ ‘フェラスズプライド’

2007年11月24日 I氏にいただいた

 バルブ3つ。

 

C. Miyuki ‘Abe’ カトレア・ミユキ ‘阿部’

2007年11月24日 I氏にいただいた

春に植え替え予定。

 

 

C. walkeriana  v. coerulea × C. schileriana v. coerulea カトレア・ワルケリアナ セルレア×シレリアナ セルレア

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

うわ、なんちゅう難しそうなモンがくるじゃ。シレリアナといえば気難しいやつだ。苦手のワルケに咲いたためしのないセルレアとくれば三重苦手の株である。ほどなく最初の新芽らしいものがあかんようになった。

9月16日なんとか別の新芽が出て生き残ったという風情だ。

 

 

C. Candy Tuft × C. intermedia ‘Sherry’ カトレア キャンディータフト×インターメディア‘シェリー’

2007年6月18日大阪府堺市H様より8株頂いたうちの1つ。

 8月4日新芽がある。

 

C. intermedia var. aquinii coerulea × C. novilior coerulea ‘Blue Blood’カトレア インターメディア 変種アクイニセルレア×ノビリオール セルレア ‘ブルーブラッド’

2007年6月18日大阪府堺市H様より8株頂いたうちのひとつ。

 8月4日新芽がある。

 

白いカトレア (C. intermedia var. albaではないだろうか)

初めて手に入れた蘭であった。電気屋で花の終わったものを300円で2鉢買った。奇妙な堅い葉っぱ。植木鉢にこびりついていた根のあと。全く異質な植物に目を見張る思いだった。世話の仕方がまったくわからず、だんだん弱っていって一鉢は枯らしてしまった(最初に枯らした蘭)。庭の柿の木の下に放り投げていたら芽が出てきたのであわてて図書館から本を借りて勉強した。この鉢こそが蘭に引き込まれる強い魔力を持っていたのだった。(→蘭にはまる) 

開花すると白い花が6週間も咲いていた。一年目は惚れ込んでしまうほどの花だった。二年目の花はほかに多くの花があったため昨年のように惚れ込むということがなかった。また、2年連続して花が2つというのがけちだなあと思う。葉っぱばかりでたという印象がある。鉢が込みすぎていたのだろう。鉢を落として割ったのを機に株分けし同僚に差し上げた。

2001年7月引っ越しの際にどういう目にあったのか、葉っぱが焼けてしまって比較的大きなダメージを受けた。見栄えはわるくなった。その後回復するが、葉の寿命が4年以上あるようなので、見た目の悪さはしばらく続く。

2001年11月まで、例年通り生育している。春に株分けしたため成長点が1つになり、つぼみも1つになってしまった。

2002年1月13日つぼみが大きくなったが、花の上下がひっくり返っている。このままだとひっくり返って咲くことになりそうで肝を煎る。毎日見ているとゆっくりと正常な位置になっていった。1月22日開花(第三回)。例年より花が大きいようだ。ただ、咲かせるときの気温や湿度によるのか、ガクヘンが反り返ってしまい今ひとつ花姿がよろしくない。それでも3月2日まで40日間咲いていた。5月4日に新芽2つを確認。

7月19日新芽二つはこれまでになく大きく成長している。シースがあり、一つはこれまで見られなかったダブルシースになっている。育てる腕が上がり、環境がよくなるとそれにあわせて拡大して成長するというおもしろさがある。

10月10日これまでに新しいバルブが1つ増え、また1つ増えようとしている。この4本が花を出す可能性がある。かつてない仕上がりである。

11月26日新芽は活動を控え、3本あるシースにそれぞれつぼみらしいものが見える。今年は花3つか。その後5つであることがわかった。

2003年1月15日花3つが開花(第四回)。のこり二つが21日に開花。遅れて開花した花のスパンは95mmもある。花5つが派手に咲いている。2月末まで咲いていると予想した。ところが50日と設定した目標を3月5日に達成し、そのまま咲きつづけている。あたかも咲いて10日というような状態をずっと保っている。

最初の花は3つとも3月10日に55日間で終了した。朝には美しく咲いていたが、夕方6時を過ぎたあたりからコラムの色が変わり始め徐々に垂直だったドーサルセパルが前に倒れてきた。しおれるその日まで美しく咲き続けていた。

最後に咲いた花のスパンは93mmで、比較的大きな花になった。3月14日弁慶の仁王立ちのように終了。株全体の開花日数は59日間だった。

開花期間中に新バルブの葉が開いてシースがでてきたが、そちらは活動がない。

5月10日新芽を2つ見つけた。7月5日まだ開いていないが例年になく大きい芽だ。デンドロと一緒に直射日光に当てている(といっても梅雨で雨ばかりだが)。これまでになく巨大な芽になりつつあるとおもっていたら葉が3枚あった。バルブ1つに葉が3枚とはめずらしい。

8月27日新芽は3つでてきた。これらを大きく育てれば来年の花になる。10月11日かなりよいバルブに育った。今年も安泰という内容である。11月15日シース3つ、昨年同様の内容である。

12月26日蕾がみえない。今年は遅れているのであろうか。

2004年1月5日シースに蕾の陰がみえる。蕾は昨年同様5つと判明。1月30日蕾がシースから出てきた。今年は開花時期がばらけそうだ。

2月27日にほころんで28日開花の予定だったが確認できず。

開花したのをみたのは3月1日だった(第五回)。最も左から2番目の花が開花した。次に最も左が開花し、左から三番目が開花し、3月10日一番右の2つの花が開き満開になった。

鉢を同僚に倒されたり、花をどつかれたりしたがなんとか咲き続ける。4月27日に花期60日間を達成して終了。

7月17日大きく育った新芽1つとこれから大きくなる新芽2つという構成である。力がありながら育つ速度が遅いカトレアである。それゆえ増えすぎず、珍重してしまう。

8月1日今年は新芽4つらしい。悪くない展開である。8月28日4つ目の新芽が虫にかじられたのか伸び悩んでいる。昨年同様3本がよく育った。

2004年12月25日シース4つにそれぞれ花芽が見られる。

2005年1月15日つぼみは2,2,1というところだろうか。

2005年1月28日あと数日で開花というところまできた。つぼみは1,2,1で出そろった。

2月1日に開花(第六回)。この花は3日後ペタル間が106mmを記録した。第二は2月14日、第三は2月15日。2月21日第4花が開花した。3月30日最初の花は58日に達した。

4月1日まで持ちこたえ、カトレアの1輪開花日数60日を記録した。夕方にペタルが垂れるまで咲き続けた。しおれる姿に目頭が熱くなる。いい花を見せていただいた。

4月14日1株開花日数としては最長となる73日間を記録した。こいつもいよいよ植え替えだ。

5月21日 C.intermedia var alba?に新芽がでていたので、すわ植え替えとかっさばいた。この株は花が60日ももつというすごいカトレアである。ぱっと見はさえないカトレアだが、その清楚で凛とした美しさは我が家最高の花の1つといってよい。やたら大きな株だった。記録を見ると2001年の株分けから手をつけていない。変だなあ。そうだったかなあ。鉢は表面の大半を根に覆われていた。鉢を砕いて取り除く。じわじわほぐして切断する場所を探す。かなりゆっくり楽しむようにやっていた。はさみを焼いて匍匐茎を切った。新芽2つの株、1つの株、新芽はないが葉のあるバルブ4つの株が2つ。合計4株になったように見える。とりあえず2株をそれぞれ杉皮蓋、椰子ガラ、ミズゴケで素焼鉢3号に植えた。もともと株は鉢の外にはみ出していたため、植えつけると株が傾いて見える。この2株は即戦力である。あとの2株はバックバルブ伏せにする。葉が多いので袋が膨らむ。これでほとんどの植え替え必要株に手が入り、譲渡株が出揃ったのではないだろうか。

 新芽1つの株は北海道S氏に贈った。バックバルブ1つは堺市H氏に贈った。

 6月12日バックバルブ伏せをしていたC.intermedia var alba?に新芽が現れた。2号鉢に植えたらどういう展開を見せるか興味があったので、ぐっとタイトに2号素焼鉢に杉皮で底穴を塞ぎ、バルブ伏せにつかっていた318円/150gのミズゴケで植えた。

9月11日2株のうち1株は2本のびてシースが1つついたが、一方はシースなしで新芽が育ち、さらに新芽がでつつある。

咲いているべき時期になっても何も出ていないのでめずらしく今年は棄権ということらしい。

2006年9月16日つぼみ2つがシースから出てきたところだ。今年は妙な時期につぼみが出る。9月27日開花(第七回)。11月9日終了。この季節はあまりもちはよくないようだ。

2007年4月7日新芽が2つ見える。

8月4日新芽2つはシースをだして大きく育ち、あらたに新芽を出してきている。

絶好調だったはずが、12月21日異常に気づく。

12月22日C.intermedia var alba?に手当をする。根も、葉も、茎も衰えている。害虫らしいものはみられない。急激に衰えたようにみえる。一ヶ月くらい水をもらわないとこういう雰囲気にならないだろうか。葉がぼろぼろ落ちている。バルブが何本も茶色くなっていた。付近に同じ症状を呈している株はない。これほどカトレアを弱らせるというのもまれで、それがこともあろうに我が家一の古株であった。この株だけは枯れることはあるまいと思われていたのだが、もはや瀕死の重傷である。これは蘭をかまわなくなった私への抗議かもしれないとさえ思えた。まさかそんなことはあるまいが、なんとか持ち直して欲しい。

12月23日重体のC.intermedia var alba?は鉢から出してビニール袋に詰めてバックバルブ伏せ状態に。

2008年2月16日茎の一部が緑のほかは茶色になってしまった。10年の付き合いだったが残念だ。これは痛かった。

 

ブラッサボラ Brassabora (B.)

カトレア属の近縁で、この属の花を交配したものが、カトレアの世界ではものすごく多い。大輪、大リップ、よい香りになる。

B. fragrance ブラサボラ・フレグランス

 2004年9月12日 村上園芸(DAIKI宝塚店)1000円

 ブラサボラノドサそっくりだが少し大きい。名前からして香りが期待できる。

2005年1月29日変化なし。6月24日比較的大きなバルブに育ったので期待している。

10月8日新芽は元気に育ったが来年に期待だ。

2006年9月16日つぼみかどうかよくわからないものがついている。11月9日つぼみが2cmくらいになった。

2006126日開花B. fragrance

2007年1月25日別バルブから開花。結構花持ちがよい。

2007年4月7日植え替えをした。購入以来植え替えていないので着手。ほとんど本体は株の外にはみ出していた。3号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

6月18日堺市H様に差し上げた。

 

B. nodosa ブラサボラ ノドサ

2002年11月4日明幸園780→300円。

高名な原種が手に入ってうれしい。開花期は秋だそうな。来年までにしっかり育てよう。10月10日ごろ、新芽が2つ出ている。

参考文献によれば、この種は大層古くから知られており、1691年に記述がみられるという。よく育つと不定期に咲くという。秋から完成したバルブが太っているが、花芽がどんな風に出るのか見当がつかない。

2003年5月11日新芽は3本あるようだ。7月2日花芽のような突起が目立つようになった。新芽それぞれに花芽が出てきたようである。別に新芽が2本でつつある。

7月25日蕾の数は花茎2本で3つのようである。

8月8日つつがなく開花。夜によい香りがする。花3つが並んで咲いた。

8月22日まで22日間開花。新芽も2つほど伸びてきている。

 2004年2月1日新芽3つが育ってそのまま越冬中。

 芽の系譜を追ってみると11代目になるようだ。一年間に2つ進むとして6年ほど昔の葉がついていることになりはしないか。ちょっと畏敬の念を覚える。

 新芽2本から花茎2本がでてきた。

 7月17日つぼみそれぞれ3つずつ6個が開花目前である。新芽がさらに3本ある。7月19日開花。すばらしい開花だったが、早くも31日終了。ちょっと蒸れてしまったようだ。8月28日新芽が3つほど出てきている。

2005年1月29日変化なし。

4月17日I氏にもらわれていった。1輪咲いたそうである。

 

B. nodosa ‘Susan Fuchs’FCC/AOS ブラサボラ・ノドサ

2005年5月30日北海道S氏より贈られる

ひええ、FCCですかあ。我が家3株目のFCC。大きな新芽が伸びています。これがくると聞いてうちにあったB. nodosaをI氏に惜しげもなく差し上げたというけしからん陰謀があったんですねえ。

 10月8日新芽は大きく、元気に育ったが来年に期待だ。

2006年初夏の花芽は虫に食われた。9月16日新芽は伸びたが花芽らしいものは見えない。その後花芽をまた食われた。

2007年4月1日新芽が2本あった。いただいたままの植え付けで、はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてミズゴケをとりのぞき3号素焼鉢にミズゴケで植えた。この株は生育も花芽も申し分ないが、そのつどバッタに食われて花を見られないという難点がある。

2007年9月19日開花。花が大きくてでろれんとたれている。

 

レリア Laelia (L.)

 中央アメリカからアルゼンチンに約70種が分布し、多くがブラジルで着生・岩生している。唇弁が筒状ににゅにゅーと伸びたようなカトレアの一種だ。属名はローマ神話のかまどの女神Vesta(ウエスタ)に仕えた処女の司祭の一人の名にちなむとかいう。わけがわからんねえ。近年ソフロニチス属に大半が編入されてしまったらしい。面倒なのでレリアでいく。

 

L. anceps レリア アンセプス

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

有名原種。

9月16日新芽が大きく育ったがシースはなし。

2007年4月1日もらったままの植え付けになっていた。丁寧にはずして、苔を取り、3号素焼鉢にミズゴケで植えた。

 

. crispa 'Paris' self  レリア・クリスパ

2008年11月9日I氏よりいただいた。未だ咲いた試しなし:レリア・クリスパとはめずらしいものが手に入った。

 

L. lobata var. alba  レリア ロバータ var. アルバ

2003126日明幸園ラン展にてバックバルブ分け株400円で購入。

明石ラン会のラン展の片隅で分け株などの販売をしていた。おお、安い、という珍しい株がいくつかある中、レリアの原種は持っていないというので手が出た。安い。しかし安いなりの理由もわかる。どうも株分けをしたしっぽの部分らしい。バルブを出す可能性も怪しく、出ても小さければ来年の春夏に咲くかどうかも怪しい。来年の春咲けば御の字というところだ。ランの図鑑によれば花径13cmのでかい立派な花が咲く種のようだ。ワシントン条約の付属書Iにあげられている2種のレリアの1つらしい。全く活動はない。2月中頃もっとも古いと思われる葉が黄変してとれてしまった。あーあ。大丈夫かしら。

46日水やり中新芽が2cmも伸びてきているのをみつけた。いつの間に、と驚く。親バルブは2本残っているが根がないのかしわしわである。なんにしても芽が出てよかった。しかし生育は遅い。512日ちっとも大きくならない。親バルブもどんどん弱っているようだ。結構難しい植物のように思える。

610日新芽は2cmまでのびて根が多く出ている。別の新芽も見える。危機的状況は去ったように思われるが、開花までかなりの年月を覚悟しなければならないほど株は小さくなった。72日新芽も順調に伸び、ほかにわらわら小さい芽がでてきた。

ネットで見かける写真で群を抜いて美しい花の様に思える。あと1000日くらいかかりそうだ。913日新葉は5cmほど。新芽は3つほどある。

200421日新しい5cmほどの葉が4枚ほどになった。意外と早く大きくなってきたように思う。3月ごろから肥料を与えている。9月3号鉢に植え替えをした。10月場所を変えて栽培している。バルブはあまり大きくならないらしい。

2004年12月23日株自体が大きくなってきた。元気そうである。新芽が育ちつつある。マガンプKを与えた。

2005年1月29日やたら根が動いている。元気そうだ。油粕骨粉を2つ与えた。

4月29日成長速度が遅いのが気になる。6月24日新芽もあるが、バルブが大きく育たないねえ。

 10月8日新芽は元気に育ったが高さが低いような。来年に期待だ。

 2006年 一回り株とバルブが大きくなってきた。調子が上がってきたようである。5月3日息子にバルブを1本折られる。やたら新芽が多く、バルブも大きくなってきた。

 9月16日3号鉢にバルブがびっしりという状態だった。新芽を数えなければ27枚あった。新芽を入れると40近い。こういう状態を好む蘭がいるだろうか。そのあたりがよくわからない。それでも周辺を威圧するほどでかいのでぶった切ることにした。はち底を破壊して指を入れ力を入れるがさっぱり出てこない。こんなことは珍しい。とうとう鉢を割ることにした。コンポストにはヤシガラや杉皮などがはいっていてなんとなく合わなかったのだろうかと思いつつ取ってゆく。切れそうなところからぶちぶち切って適当な大きさにすると4株になってしまった。3号プラポット、2号素焼2個、2.5号素焼にそれぞれミズゴケで植えた。2株は残し、1株はI氏が要るといっていた。1株は放出である。

 1株ヒーヤンにもらってもらった。残り1株か。直射日光肥料てんこもりで育てる。

 

L. purprata var. roxo violeta レリア プルプラタ 

2003年11月22日須磨離宮公園ラン展神戸洋蘭会800円

欲しいと思ってから長い時間がかかって安く手に入れた。購買意欲が低かったがまっすぐな背の高いバルブを気に入って購入した。ほぼ2ヶ月ぶりの蘭の買い物であった。葉は32cmバルブは15cmもある。こういう背の高いバルブが何本もあって、新芽も30cmくらいになっている。来年6月頃の開花を目指して育てる。3号鉢の中を根が廻っているのが見える。これはいい株だと思った。

この株の情報が無かったのであるが、蘭友kaz氏によれば「セパルとペタルは白または淡い紫色で、リップは鮮明な濃紫色(すみれ色)になる変種」とのこと。

2004年1月12日新芽は完成したバルブになったがシースはない。この初夏の開花はないなこりゃ。来年咲けば御の字である。

7月17日新芽2つが順調に育っている。来年はいけそうな気がする。小さな3号鉢に根の量がすごくて盛り上がっているように見える。8月28日バルブ2本ほどがよく育ったようだ。次のバルブにシースが出るのだろう。

2005年1月15日新芽が4cmくらいになった。2005年1月29日変化なし。2月油粕骨粉肥料を与えた。4月29日新バルブにシースがあるのかどうか気になる。

6月24日シースが出ないねえ。

10月8日新芽は続々と元気に育ち、おおきなシースもある。来年に期待だ。

11月17日開花(第1回)。170mmに達した我が家最大の花になった。

12月3日ごろ終了。

2006年6月17日 夕方漫然と蘭を見ているとがいやに鉢が大きくみえた。3号鉢にあふれかえっており、平らな場所では確実にこけるのである。鉢底をみると防虫網がみえた。こういうものをつけた記憶がないのでこれは2003年11月22日須磨離宮公園ラン展神戸洋蘭会にて800円で買ってきたそのまんまということになる。そういえばまだ値札がついている。これが朽ちてないのが不思議だ。2年半もたてば溢れかえるだろう。鉢からはずしてみると、防虫網、発泡スチロール、鉢かけ、木炭、ミズゴケという芸の細かい植え方であった。ミズゴケのにおいが悪い。まあたっぷり肥料を与えてきたのだから無理もない。ゆっくりほぐしてミズゴケを取る。一回り大きな3.5号鉢にはめこんでみたがちっとも入らない。とうとう4号鉢が倉庫の中から引きずり出される。これほど大きな鉢をつかうのは大変珍しいことである。これでも少々きつめぐらいだろう。新芽がなにやらたくさんあってやりずらい。いつのまにか1つもげていた。数えてみると7つもあった。もう2つほどもいだほうがいいのかもしれないが、そのまま6個でゆく。

9月16日新芽は大きく育ったがシースらしいものは見えない。台風の影響で風が強く、おっことして鉢を割った。あまりにも大きな株だった。

これにがっくりきてあきらめて10月12日北海道S氏に異動。

 

Laelia lundii レリア・ルンディ

2003年12月6日明幸園400円(←830円)

ブラジル東部に分布する。花期は冬だそうだ。あと1年かかるわけである。小さなプラ鉢に10cmほどのレリアらしい形をしたミニバルブがいくつも生えている。花の出た跡が多い。

2004年2月1日プラポットに入れたままだ。動きはない。

新芽が4本ほどでた。

7月1日に開花。つぼみは5つあったがこのところの暑さで不調になり、咲いたのは1輪だけだった。素敵な色のかわいい花だった。これだけで十分報われたように思う。15日間も咲いてくれた。8月28日もう次の新芽が4つばかりでてきた。

2005年1月29日新芽はでたがあまり元気そうではない。

4月29日よい感じの新芽が4本ほど出ている。

9月に思いがけず開花L. lundii 。つぼみがいくつかあったが暑さでしけた。

10月5日暑がるので北海道S氏にもらっていただいた。

 

L. tenebrosa (S. tenebrosa)  レリア・テネブロサ

2006年7月30日村上園芸 ダイキ明石EX 600円

憧れの巨大輪レリアテネブロサを指名手配から3年目?にして手に入れた。バルブ3本。開花までは相当かかるなあ。

9月16日新芽が見える。

2007年4月1日買ったときのままで、なにやら伸び悩んでいるように見えた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

新芽がつぎつぎだめになるので困っている。

 

L. Iacrus レリア イカルス

2003年2月22日(土)有馬高校らん展にて開花株1100円を購入

展示品とおもわれた巨大ランに値札がついていた。なんと1100円。高さ105cm(花茎90cm、バルブ15cm、葉20cm幅35mm、花径64mm)花茎2本、山吹色の花11個という堂々たるものである。名札がない。同じ種類とおぼしき一回り小さい鉢は名札があったりなかったりで(そのあたりが少々おおらかというか)1300円だった。大きすぎるから安くなっているという珍しい商いである。あまりに堂々としているためか、はたまた暗い人通りのすくないところに置かれているためかだれも関心を示さない。当初から居た一団はたくさんの株を抱えて引き上げてしまい、結構空いてきた。開場をふた周りほどして購入を冷静に検討していた。こういう大型ランは大きいが故にふつう高価なものなのである。売っている機会も限られている。名札無しでもかなりおもしろい買い物である。花茎がなければ高さ43cmで棚(53cm)に入る。バルブも葉もかわいい姿をしている。これに決めた。

家に帰ってみると花もおもしろい姿をしていて、並んで咲く姿もすばらしい。開花歴も花茎跡が6つも見つかった。我が家でもっとも長いランである。こういう妙なランがほしかったのだ。花はしかし1週間でしおれてしまった。化粧鉢に植えられており、新芽が出たら植え替える必要があるだろう。

4月16日どうも変だとおもって引っこ抜いてみると巧みに寄せ植えした3株であることがわかった。水苔がずっと湿っていたらしく根の状態が悪い。水苔を取り替え、素焼鉢3号2個と3.5号で植え替えた。姿のよいコンパクトな鉢になった。6月29日芽はみえるもののなかなか伸びてこない。7月13日になってもほとんど活動がない。何が気に入らないのかよくわからない。7月26日これほど芽が出ないランも珍しいと思う。

8月27日1鉢は比較的大きな根本がえらく膨らんだ芽が出てきて順調な生育をしている。あと2鉢はどうも調子がよくない。

9月12日2鉢とも新芽が出ている。1つは十分大きくなりシースが見える。開花の可能性は高い。11月15日シースの中に花芽はみえる。11月26日花芽がシースを出た。ここからが長そうだなあ。

12月29日蕾が咲きそうな大きさまで大きくなって展開してきた。花茎は鉢の底から60cmの高さになった。

2004年1月6日開花。8日には3つ開花して味のある姿の美しい鉢だと思える。乾燥するのか花が早く弱る。アップの撮影をした。2月2日で終了28日間。

バックバルブ伏せをながくやっていた株から新芽が出てきたので2月7日に3号鉢に植えた。

5月10日本家を北海道に異動。

7月17日生きているのか死んでいるのかわからない姿をしている。まあたぶんあかんのであろう。その後お亡くなりになった。

2005年5月30日北海道より戻ってきた。9月11日シースつきのバルブが育った。10月8日シースに変化はない.

2006年 2月14日開花。花茎は80cmほど。

6月5日静岡県K様に異動。

 

L. lobata coerulea ×L. purpurata ‘Docrenta’レリア ロバタ セルレア×プルプラタ ‘ドクレンタ’

2007年6月18日大阪府堺市H様より8株頂いたうちの1株。

 

リンコレリア Rhyncholelia

かつてはブラサボラ属だったが分家している。Blc、Bc、Potなどカトレア交配種として重要な原種を含む。

Rhyncholelia glauca リンコレリア グラウカ

2004年1月25日村上園芸(DiK三田店)600円 

言わずと知れたブラサボラ・グラウカである。あのあこがれのグラウカだ。すごいものがでてきた。だが、2号ビニールポットでものすごく小さい。花よし香りよし。3年で花が咲けば御の字である。8月28日新芽が見える。素焼鉢2号に植え替えた。

2005年1月15日まあ元気そうである。先は長い。2月新芽が出ているので油粕骨粉を与えた。

10月8日新芽は元気に育ったがまだまだかかるぞ。

2007年4月1日植え替えをした。長期間植え替えをしていなかったと思い、はずしてみるとよい根がはっていた。株は2倍くらいになっているだろうか。2号素焼鉢に植え替えた。

 

Rhyncholaelia digbyana [Lindley]Schlecter 1918 リンコレリア・ディグビアナ

2004年6月12日村上園芸(DAIKI神戸北町店)

前々回グラウカの小さな株を手に入れていた。今回とうとうディグビアナを手に入れてしまった。見本株の香りがよかった。めったに手に入らないような種である。

7月17日新芽が育ったが、今後の展開がよくわからない。8月1日育ったバルブにはつぼみの気配はない。新芽も出てこないので来年に向けて戦略を練らねばなるまい。8月28日新芽が見える。11月7日新芽がなお伸びており、かなり立派な株になった。

2005年1月15日シース付きの立派なバルブが出来た。2月根が鉢のヘリにかかったバルブから多く出てきた。

9月20日コケが腐っているころだし、根がべろべろに出てきたため植え替えた。でっかいナメクジが張り付いていたなあ。成長点が3つもある。1つ取ったら、別のやつもとれて結局3株になってしまった。素焼3号、2.5号×2、杉皮蓋、チリ産ミズゴケで植え付けた。10月5日わけ株を北海道S氏にもらっていただいた。10月8日新芽が少し大きくなってきた。

2006年5月4日大きなシースがあり、中に影も見えるが、つぼみかどうかは不明。6月2日つぼみが出てきた。これはいけそうだ。

6月7日 リンコレリア・ディグビアナ が開花した(75、新規33)。(資料画像:Rhyncholaelia dygbiana)いわゆるブラサボラ・ディグビアナというやつである。ほんのちょっぴりほころんだという程度なのだが、1mはなれたところで香水のようなにおいを嗅いだ。まさかと鼻を近づけてみるともうすでに芳香馥郁たるものがあった。すごいなあ、こんな蘭ははじめてだ。つぼみも大きいしこれは開いたらすごいことになりそうだ。その後夜強い香りがしていたことはある。

2007年6月開花。

 

エピデンドルム EpidendrumEpi.

中南米及び西インド諸島に600種を数える大属。カトレアの近縁属らしいのだけれど形態は大きく異なっている。よく流通している品種は見切り品を買えば値段が安く、一度咲けば次から次へと咲き、一説によれば半年は咲きつづけるそうだ。黄色、赤、ピンク、オレンジ、茶色、緑などがある。

分類学上いろいろあるのか、分家がよくでてくる。

 

Epi. atropupureum var. rosem  エピデンドラム・アトロププレウム変種rosem 

2004年4月4日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500円

こういう花ええなあ、と思っていた種がよりどり2株1000円ででていたのでつかんだ。しかもつぼみが2つついているのである。かなりお買い得だったと思う。

 安定が悪いためプラ鉢からはずして3号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

 2005年1月15日新バルブは先代に比べて葉がたれてあまりよろしくない。9月11日新芽が完成している。10月8日、来年に期待だ。 

 2006年9月16日バルブは育ったようだが、相変わらず開花は遠い。

 

Epi. boothii エピデンドラム・ブーシー

 2005年9月10日 I氏よりいただく

 分け株をいただいた。プラ鉢にミズゴケで植えつけた。別途高芽を2.5号素焼鉢に植えた。

 2007年4月7日植え替えを行った。もらったときのまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

2007年12月5日開花。レモンのよなさわやかな香りがある。

2008年2月17日断続的に咲いてくれている。

 

Epi. difforme エピデンドラム ディフォルメ

2005年1月23日 明石ラン展(明幸園)明石ラン会分け株 500円

北アメリカのフロリダからペルー、ブラジルなど広く分布。花は淡い緑色。花期は秋。わざわざプラ鉢に植えてある点に注意したい。新芽がいくつもある。

2005年5月つぼみが出てきた。6月25日開花。結構長く咲いてくれた。10月5日北海道S氏にもらっていただいた。

 

Epi. falcatum  エピデンドラム・ファルカタム

2005年6月7日 堺市H氏より寄贈

見たこともないような妙なバブル。

 2007年4月7日植え替えを行った。もらったまんまだった。もらったときはバックバルブだったらしく、こちらにきてでた今の本体にだけ根が出ていたことがわかった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

Epi. floribundum エピデンドラム・フロリバンダム 

2004年5月18日堺市H様よりいただいた

 「数年花なし。茶の香りがするとか」。フロリバンダに縁がある。同じ名前を他属でみるがどういう意味なのだろうか。エピデンドラムの原種は楽しみである。

 2005年1月15日株がちょっと大きくなったという程度である。10月8日おなじくすこし大きくなった。

 2007年4月7日もらったまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

Epi. floribumdum ‘Miyao’(AM/AOS) エピデンドラム・フロリバンダム ‘ミヤオ’

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

デンファレみたいにみえる。

2007年4月8日植え替えをした。過去のバルブの半分も高くならない。最近花芽がしけたらしい。戴いて以来植え替えていないので着手。もとのまま2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

Epi. pentotis  エピデンドラム・ペントティス 

2005年6月8日 静岡市K氏より寄贈される

 エンシクリアの仲間らしい。かなり大きく格好がよい。

9日少々ぐらぐらしていたので、好みの杉皮底、ミズゴケ単用で素焼鉢2.5号に植えかえた。10月8日新芽2つが伸びてきている。

2006年2月18日新芽2つが小さいながらも育った。

2007年3月25日かなり栄えているのかシースが2つ。太いつやのよいバルブやら長いのやらがある。

8月4日シースはいくつかあるが出てこないねえ。

 

Epi. sophronitis var. Verithii エピデンドラム・ソフロニチス 変種ベリシー

2005年6月8日 静岡市K氏より寄贈

 ちっこいエピデン。種名にphronitisとあったが、多分ソフロニチスだろう。Epidendrum sophronitis Linden & Rchb. f. 1867

 2006年

1月21日ソフトニチスのような赤い色をした意外な大きさの花がいくつも咲いた。

2007年1月8日に開花。3月25日にもなお開花中。

4月7日植え替えを行った。よく咲いている。もらったまんまだった。2号プラポットから出したら2つにわかれた。2つのプラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

Epi. stanfordianum

2003823日春園生花にて588円で購入

メキシコ、パナマ、コロンビア、ベネズエラに分布している。このあたりは雨季と乾季がはっきりしているという。冬から春に根本から長い枝分かれする花茎が上がってきて香りのある多数の花を付けるという。

大野への買い物のついでに岩国の「春園生花」に足を伸ばし、気になっていた「スタンフォーディアナム」を迷い抜いて購入した。「980円、高い、うううしかし1ヶ月も考えてきたのだ。」といいつつ置く。店の入り口付近にはBlcだのアングロカステだのアスコセンダなどを3株千円という強力3点セットがあって心をかき乱していた。しかし決め手があった。再度(合計6回目くらい)「スタンフォーディアナム」を手に取ったとき、花茎が根本から上がっていることに気がついた。こういうパターンは私にとっては珍しい。かくて選んだ株を固く握りしめてレジに行くと、4割引だったそうで結局588円になった。

根本から花茎は2本上がってきたようで、新芽も2本あるから来年の春は期待できそうだ。この種は明幸園でも1600円で出ているからかなりお得だったようだ。

200419日花芽だろうか。まだ1cmほどである。273cmほどになった。

321日新芽でしたねえ。また来年ということで。

5月30日昨年の夏に買って不発だったEpi.スタンフォーディアナムは植え替えの必要を感じる。大きいので分割してしまおう。こういう原種なら貰い手もすぐ見つかるだろう。と思っていたらバックバルブが2つ取れてしまい、それ以上分ける気がしなくなった。根のごわごわと固い植物である。元と同じ3.5号素焼鉢にヤシガラ、ミズゴケ、杉皮の混合で植えつけた。

7月17日植え替え後元気のよさそうな根がたくさん出ている。

2005年1月15日また作落ちと覚悟している。6月4日新芽も出ないし、不調である。

7月23日新芽が出たので植え替えた。杉皮がほとんどで、相性が悪かったようである。バックバルブを取って3.5号鉢から3号素焼鉢に、杉皮ふた中国産ミズゴケで植え付けた。

10月8日植え替えがよかったのか新芽2つが順調に育っている。

2007年8月4日新芽が見える。

 

Epi. Eagle Valley ‘Orange King’ エピデンドラム・イーグルバレイ ‘オレンジキング’

 2005年9月10日 I氏よりいただく

 だんだん弱っているとのことだったのでもらってきて再生を図る。10月8日特段動きはない。

 2006年2月18日 2株あるうちの1株に有望なバルブが一本伸びてきている。

 4月23日開花。リップが不明瞭というか、ない。オレンジ色が好ましい。

 2007年3月25日つぼみが大きくなってきた。3月31日開花Epi. Eagle Valley ‘Orange King’。リップはどれ?という珍しい、しかも色のいい花である。

 

Epi. Pretty Lady ‘Misumi’ エピデンドラム プリティレディー ‘ミスミ’

2007年5月6日 I氏よりいただく

 エピデンはついつかんでしまう。

9月2日バルブが1つポロリと取れて、2.5号プラポットに椰子ガラとミズゴケで植えて1株増えてしまった。

 

 Epi.「キャンディベル」(宮川洋蘭)とのこと

2001年12月16日 宝塚園芸サービスより525円にて購入

エピデンドラムが安かった。500円である。キャンディという名前が付いている。うすい黄色だ。葉っぱが柔らかくなっていて少し弱っているようにも思えるが、新芽が2つ元気の良さそうな根を出している。花は1月に入ると貧相になったが、見切り品でも1ヶ月近く咲いていた。花茎の側面から別の芽が出てきてこれからどうなるのかよくわからないところがおもしろい。あちらこちらに芽がでてくる蘭である。その芽も部屋が寒いのか不調になっている。自作ランケースに入れて夜間18度に保ったところ花芽が伸びてきて3月10日に再度開花した。その後も延々咲き続け4月25日になお盛りである。5月5日に花はさらに増えてつぼみも増えつつある。いったいいつまで咲くのだろうか。別の花茎も伸びつつある。今年に入って通算3ヶ月咲いていることになる。年間6ヶ月咲く、とついていた解説の紙(宮川洋蘭)に書いてあった。あながち嘘でもないかもしれない。全くよく似た鉢がスーパーの見切り品でやはり500円で売られていた。花好きは持つべき経済的な鉢だ。

5月に入り気がついたのだが、花がついている茎から高芽がでてきた。また、別の花茎が成長して立ち上がってきており、つぼみが見え始めた。これが開花するとまた長く咲いていることだろう。こういうめったやたらと咲く花が欲しかった。欲を言えば一年中咲かせてみたいものである。花があるのに骨粉入り発酵油粕の置き肥を置いた。

6月2日になり、この一週間よく日に当てていたら上側の花は唇弁の根元がくっきりと赤くなり、下側の花は花びらがピンク色になった。黄と赤、ピンクがミックスした花の集合体で、こんなのは本でも見たことが無い。この花に欠点があるとすればいつまでも咲いているため見飽きてありがたみが薄くなることだと思っていたが、色が季節により変わるのであれば話は違ってくる。また、そろそろ通算開花期間4ヶ月である。高芽が出た花茎はつぼみの増産が停止した。もう一方はまだまだつぼみがある。新規なつぼみがたくさんついた花茎もふくらんできた。

6月23日高芽が出ていた花茎は栄養を高芽に取られて花が終わってしまった。残りの2本ががんばって通算開花期間5ヶ月を目指す。

品種名を尋ねていた宮川洋蘭様から「キャンディベル」ではないか、というお知らせをいただいた(ありがとうございました)。登録品種名ではないとか。

7月20日、高芽は切り取って2.5号鉢に水苔植をした。

8月18日この高芽が開花した。本家の花がほとんどなくなりかけているため、この分家でなお開花記録を伸ばしそうだ(そんなんありか(^^;)。購入からの通算開花期間は6ヶ月に達した。9月1日に本家はミズゴケと素焼き鉢にカトレア仕様で植え替えた。9月9日に最後の花が終わった。ちょうど半年かかった。やれやれ。咲けばいいと思っているような花で、なにやらけなげでよい。今後いつ咲くのかは不明だが、芽は多い。

2003年1月ようやくつぼみらしいものが上がってきた。分け株と本株の両方からでてきている。本株は花芽5本でくるようだ。高芽採りの小さい鉢が3月1日に開花した。この2号鉢の小さな株は見れば見るほど味がある。小さくても貧相にならない。高芽がでてきている。根元から新しい株が大きくなりつつある。いろいろな相があって面白い。ランをもらってくれる人がかみさんの知り合いに見つかったのでその人に差し上げる予定だ。本家の方は花茎が5本も立ち上がってきた。3.5号鉢にしては盛大である。これもいい鉢になりそうだ。名無しだが本当に楽しめる。ランの楽しみがにじみ出てくるような鉢だ。

ただ、花茎にアブラムシがわいてしまった。キンギアナムの失敗に懲りて、綿棒の先をとがらせてアブラムシを丁寧に捕った。これを何度もやった。4月16日盛りになった。初期の花も1つ落ちていた。

アブラムシがとれないのでスミチオン乳剤1000倍液に花をざんぶりと漬けた。その後あまり効果が見られない。花も6月末に終了。高芽がいくつか伸びてきた。7月20日新芽が1つ見える。

8月26日雨ばかりの気候が気に入らなかったのかあまり元気そうではない。

10月11日2本のまともなバルブが育っているのでとりあえず問題はない。

まともなバルブの一本が取れてしまい不本意ながら1鉢増えてしまった。

昨年もらわれていった鉢が嫁ぎ先でよく咲いているそうである。植え替えた方が元気になるのであろうか。11月26日分け株を堺市H氏に発送した。

12月に高芽取りをした。本家はちゃんとしたものが1本になってしまった。

12月29日本家にシースが1本だけみえる。昨年は5本だったので今年はたいした作落ちである。

2004年1月12日高芽採りの株は最後の葉がとれてお亡くなりになってしまった。親株からはシースから花芽が出てきた。2月10日に開花。新芽もあるが、株全体は弱っている。

5月10日北海道S氏に異動

 

Epi. ‘Hanakoujou’ エピデンドラム「花工場」

2003年12月14日花工場480円         

赤の発色が素晴らしくよいエピデンドラムがあり98円のカトレアと一緒に購入した。花茎は4本ある。こういうエピデンドラムはものすごく長く咲くのでありがたい。新芽もある。

2004年2月1日花茎4本がなお満開である。2月20日ごろかみさんがおっことして花茎3本を折る。

2004年3月22日折れたところからさらに花芽が上がってきた。新芽の花芽も上がってきたのでまたにぎやかになりそうである。

7月17日なお好調に咲き続けている。8月1日新しい花芽が出てきた。これは1年間切れ目なく咲き続けそうだ。すごい植物である。11月7日なお咲いている。高芽に花芽がありそうだ。

2005年1月15日結局13ヶ月咲き続けている。たいしたものだ。2005年1月29日花茎は1本になった。そろそろとぎれそうだ。2月その花茎が勢いを盛り返し、さらに新たに育った新芽から花茎が上がってきた。2月21日で436日になる。

4月16日。購入以来500日近くノンストップで咲いていたため手付かずだった。もともと恐ろしく水はけの悪い沼のような鉢だった。どうも葉の調子が悪いとみてはずしてみる。コンポストは劣化しているようだ。ほとんど高芽から花が出ている状態である。高芽をはずして、本体はプラポットにミズゴケゆるめでうえつけた。高芽は2号素焼鉢に杉皮で底ふたをしてミズゴケだけで植えつけた。なんのかんので4鉢になった。これは貰い手がすぐ見つかりそうなので別段問題はない。

その後いつしか花が途切れ(5月22日に記録があるのでこの日までで526日)、2005年6月20日に本流の鉢から開花した。断続的にほそぼそ開花。10月8日はな茎はない。

2006年3月29日開花。断続的に10月まで咲きつづけた。高芽がとれて一株増えた。

2007年3月8日開花。花茎6本で開花。ばたばた倒れてくるので4月7日に植え替えた。はずしてミズゴケを換え、比較的背の高い3号プラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

Epi. ‘Nakazato’ エピデンドラム‘仲里’

 2005年4月2日 神戸らん展 仲里園芸 500円

  いつも良く行く仲里園芸にかみさんが関心を持っていた「花のでかいエピデンドラム、オレンジ色が好き」があったので、買った。苗なので植え替えが必要だ。

2006年5月17日一本だけ開花

 2006年7月2日なぜかいままで登録もされていなかった。開花して現在も咲いている。買ったときはひょろひょろだったものが直射日光栽培でがっしりしてきた。オレンジ色で買ったつもりが白だったとは。

2007年3月9日開花。花茎は3本。白い花がかみさんの気にいられて輸出禁止に。

2008年2月17日花茎を2本折っても6本がしっかり延びてまもなく開花という堅調な仕上がり。プラポットを気にいってくれたということか.

 

 エンシクリア  Encyclia

Encyclia polybulbon エンシクリア・ポリブルボン

2004年10月12日堺市H様よりいただいた。

11月7日無難に育っている。プラポットで少々湿りすぎているようには見える。

2005年1月15日シース付きのバルブが多いのでひょっとしてちかくに咲くかもしれない。2005年1月29日変化なし。

3月28日鉢からあふれだしたので植え替えることにした。鉢からはずしてみるともともと3株がまとまっていることがわかった。防虫網のかわりに杉皮を穴にあてそれぞれを2号鉢にミズゴケと椰子ガラで植えた。

2006年

1月27日開花。花は1つだけだ。あまり長持ちしないようである。10月13日鉢から溢れ出して大きくなった。

2007年1月13日開花。4月8日植え替えた。もらって以来植え替えていないので着手。ほとんど本体は株の外にはみ出していた。3.5号プラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、本体を鉢内に巻いて入れ、株の根をミズゴケに押し込んだだけというええかげんな植え方をした。

6月18日堺市H氏にもらっていただいた。

 

Enc? ‘Tegarayama’ エンシクリア?手柄山

2006年11月23日 手柄山植物園売店 500円

どうもエンシクリアらしいが、枯れた花茎に複数の花が付いた跡があり、なんだか知らない種のように思えたので、手が出た。

2007年3月25日花茎が伸びて複数のつぼみがついている。見たことがないつぼみだ。こういう変な蘭を手に入れるというのは蘭好きの醍醐味というものである。これぞSPというものか。

Anacheilium vespaという説がある。

 

バーケリア  Barkeria

略号 Bark. 中央アメリカに約10種が分布する着生種。ほぼカトレアに準じて育てる。冬に水を控えて休眠させると翌年の発育がよいとか。花命は3ヶ月とか。

Barkeria skinneri? バーケリア・スキンネリ?

2003年1月3日岩国の園芸店にて開花株を280円にて購入。

スキンネリとはどこにも書いていないが、多くの本にばっちり同じランが載っている。かわいい花が5つばかりついていた。それにしても開花株の値段とは思えないような安い蘭だ。プラ鉢がよろしくないようで、花がたちまちしおれた。素焼鉢に根がもりあがったように植え替えをした。2月葉が落ちて棒のようなバルブ1本になって越冬している。3月2日根元に新芽を発見した。4月7日少しだけ活動しているようだ。4月27日小さいが葉がみえてきた。7月5日すくすく育っている。9月13日昨年以上にはなっている。たぶん咲いてくれるだろう。

10月11日もうすぐ開花というところまでそだった。細い姿が実に美しい。

10月20日開花(第一回)。姿が単純そうなのでかねて懸案だった水彩画を描いてみた。下手なりに味があってよろしい。11月28日まだちゃんとさいている。小さい株ながらよくさいてくれる。

12月29日棒が立ったような状態で越冬。

2004年2月1日新芽が動いているようだ。3月28日4cmほどに育った。

7月17日シースが長く伸びてきている。コケの表面を生きたコケが覆っているのが気になる。

7月31日つぼみが見分けられるようになってきた。8月28日咲いてくれているが昨年ほどびしっときまっていない。11月7日新たに伸びてきた新芽に花茎がある。今年の花茎につぼみがあるような気がする。

11月23日に開花(第2回)。大変きれいなピンク色である。2花茎で咲いている。

2005年1月15日終了。よく咲いてくれた。2月新芽が出てきた。夏場花芽と思ったものは肥料扱いの失敗からか葉がでてきて今年は花を見られず。その先に花芽が出て12月3日に開花(第3回)

2006年

2月18日新芽が3cmくらいになってきた。小さい新芽もある。9月にちょろっと開花したのだけれど今ひとつだった。新芽が育っている。

2007年スゴイネ植えにして新芽もでているが、株全体が寝ている。

2007年9月7日開花

 

エウキレ Euchile

エウキレと読むのだろうか。載っていたのが洋書なので発音がよく分からない。かつてはエンシクリア属で、エピデンドラム属にはいり、さらに最近こんな名前になった。この属はcitrinaおよびmariaeの2種だけがメキシコ特産である。冬に乾燥させるのだそうだ。

サンダーリストでは古い名前で登録されているらしい。そりゃそうだろうなあ。学名には付き合い切れんところがある。「住友」だったり「さくら」だったり。いまは何だ?もうみんな日本銀行にしてしまえ。

Euchile mariae エウキレ・マリエ (エピデンドラム・マリエ、エンシクリア・マリエ)

2002年10月27日大和農園洋ラン部2100円!!

このランはかみさんの指名手配であった。緑色と白のエピデンドラムとしては大きな花が咲く。かつてはエンシクリア属で、エピデンドラム属にはいり、さらに最近Euchile mariaeとなった。mariaeは丸いバルブの上に20cmの花茎がのびて晩春から夏にかけて7.5cm径の花を4ないし5個つける。冬の間よく乾燥させて育てるらしい。

購入時大和農園洋ラン部の社長みずからのご案内で鉢を見せていただくという状況になった。苔むした2.5号鉢が並んでいる。高そうだなあ、まあこの機会だからと手に取り値段を聞いてぎょっとした。2000円だった。この日は家族サービスでジンベイザメのぬいぐるみ3000円(2週間にわたり要求されたため)を購入していたので散財ついでに意を決した。2000円は確かに相場なのである。有名品種にもかかわらず、1年間かなり探したが見当たらなかった。増えにくい種類かもしれない。

このマリエちゃんはすでに鉢から斜めになってはみ出している。根を一部なにかに食われていた。このバルブが来年花をつけるわけで、粗略にはできない。家に帰るや植え替えをしていた。根がよく動いているから大丈夫、という判断である。素人の思い込みかもしれない。

植え替えでバックバルブの根元が黒くなっているものがとれた。ただ捨てるのも芸がないので切ってみた。内部に筋だのたまねぎのような同心円といった構造らしいものがない。ただ均一な組織がある。ジャガイモやサツマイモだってまだ模様みたいなものがあるが、まったく均一な組織に見えた。汁がぬるぬるしてねばりがあった。2月7日根がよく動いている。これなら初夏に咲きそうだ。2月28日ごろ、新芽があるのをみつけた。これを開花期まで大きくしなければならないように思う。4月7日頃油かす骨粉固形肥料を与えた。7月5日バルブはかなり大きくなったが花芽が出ない。この日ネットの園芸店で開花株を1500円でみかけたのがショック。7月13日花芽はまだ見えない。8月26日空振りのような気がしてきた。9月13日新芽を見つけた。まあ空振りだろう。10月11日空振りだな。うーん、即戦力のつもりでスカウトしてきたら、というやつであろうか。

2004年2月1日一ヶ月は水を切っている。根がまわっている。3月28日新芽のバルブが膨らんできた。

4月9日先週の日曜日だったか、エウキレ・マリエ(エピデンドラムまたはエンシクリア・マリエ)の葉の落ちたバルブから花芽が出ていたようだ。

4月12日屋外に出していた1トレイのつぼみ花芽精鋭部隊を夜に回収中、暗がりでEpi. mariaeの花芽を折ってしまった。手を出す前に気をつけよう、と心でささやき、注意して伸ばした指が葉のない古バルブの先端に突き出た無防備な花芽を直撃したのであった。この気分は表現の仕様もない。2000円という最高額(蘭購入額の上限で、税込み2100円だったが、今日では2000円と心に決めている)でかみさんのために購入して大事に育てていたが、昨年は空振りをし、今年こそはとおもってそだてていたところに花芽をさずかってよろこんでいた矢先の事故であった。しばらく落胆していたが、まあ昨年のバルブに出た花芽で、今年のバルブにも花芽の出そうなシースがある。咲けばいいのだ、と気分を落ち着けるのであった。

4月29日Epi. mariaeにおかわりの花茎がでてきた。折ったはずの花茎もなにやら成長している。折れてなかったのであろうか。新芽も出てきている。

6月19日Epi.mariaeが開花である(第一回)。開花までかかった日数は602日であった。

6月21日Epi.mariaeは強烈によろしい。目がさめるほど鮮やかな緑と白である。「コジャレタ花」である。これを指名手配にしたかみさんもなかなかいい好みをしている。2100円と我が家で最も値が張るだけに効く。花がバルブより大きく、そんなのが4つもぶら下がっていたため花茎は真横になってしまった。普段めったに支柱を立てない私だが、今回はつっかえ棒をした。7月5日終了15日間。8月1日新芽が立派なバルブに育っている。もうひとつ新芽を出せば来年は盛大な開花が見込まれる。8月28日バルブが完成したようだ。また新芽が出るのだろう。そのときは植え替えが必要かもしれない。11月7日変化なし。

2005年1月15日変化なし。2月20日新芽らしいものが見える。

4月3日新芽があり、鉢のへりに激突していたことや、3号鉢が大きすぎたことから植え替えを行った。バックバルブを4つとり、バルブ3つ新芽1つで2号素焼鉢にミズゴケ、杉皮、椰子殻チップの混合で植えつけた。バックバルブはビニールに湿ったミズゴケとともに入れてバックバルブふせにした。

6月24日花茎2本で調子よく育っている。2花茎でよく咲いてくれたEuchile mariae (Epi. Enc.) (第2回)。10月8日新芽2つがよく育っている。バックバルブも芽が出て大きくなってきた。

2006年

2月18日新芽は完成してシースがある。5月つぼみがしけた。

2007年4月7日植え替えた。新芽がはみ出しそうなので植え替えた。2号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 

レプトテス Leptotes (Lpt.)

 三種がブラジル、パラグアイ及びアルゼンチンに分布する。カトレヤに近縁な小型の着生ランで、多肉な棒状の葉がほふく茎でつながる。頂生する花茎に1から3花をつける。

Leptotes tenuis × bicolor

2002年3月3日兵庫フラワーセンタのラン展にて640円で購入。9mmの小さな花3つとつぼみが一つ。かみさんが気に入ったもので、育て役としてはどこがいいのかよくわからない。毎日見ていると情が移る。電球のようなつぼみが開く(3月12日)とその珍妙な姿が気に入ってしまった。バルブにはすべて花茎の生えた跡があり、バルブが出来ると咲くようだ。不定期咲きかもしれない。花は3月22日にしおれた。

写真を見ているとなんとかわいい花だったのかと感心する。6月12日ごろバルブが2つほど伸び上がってくるのを見つけた。順調に大きくなっている。ひょっとしてしょっちゅう咲く品種なのだろうか。

10月27日葉がいくつも落ちてくる。少々心配になる。12月15日花茎が伸びてきている。

2月頃つぼみ2つが順次咲いた。2月2日から7日まで花命は5日ほどだった。2つ目の蕾は23日から27日に咲いた。今回はなかなかよい写真が撮れた。

4月12日新芽が出てきた。8月15日ちょっと前から花芽が目立つようになってきた。この時期に咲くのであろうか。9月13日動きがないからしけたのだろう。

11月15日花芽がバルブ3本それぞれにみえる。

2004年1月12日花茎3本中2本に蕾がみえる。1月31日に開花。バルブ3本に花がつくという満作である。なんやかんやで3月20日ちかくまで花があった。

  7月17日:表面をコケが覆っているが順調に新芽を伸ばしている。8月28日つぼみがくっきり見える。新芽も2つばかりでている。9月9日開花。

 2005年1月15日つぼみが2つみえる。2月13日開花。

 2006年

2月5日開花。つぼみは2つ。

 2007年2月16日開花。その後植え替えた。

 2008年2月10日開花。花がこれまでの最多4つだった。プラポット植えを気にいったらしいねえ。

 

ネオレマニア Neolehmannia

Neolehmannia porpax (Epi. porpax エピデンドラム ポーパックス)

メキシコからパナマ、ベネズエラからペルーに分布している小型の着生ラン。冬に2cm程度の昆虫の姿のような花が咲く。

2002年4月13日、神戸らん展にて500円で購入。

当初1300円と札にあり、次第に値を下げて500円になったらしい。虫の姿をした変な花が咲くらしい。原種蘭の本で見かけた有名原種である。2.5号鉢に小さな草が生えているという風情だ。

2003年の1月になったが草が葉を増やしながら伸びているだけだ。8月も相変わらず伸びている。蕾は8月末に気がついた。1つ軟腐病らしいものでだめになったが残りは9月5日に開花した。

9月13日万歳をしたような姿で花2つが咲いている。実に面白く、よい写真も撮れた。9月28日終了24日間。

2004年5月9日落っことした鉢の中でEpi.porpaxは鉢がまっぷたつになったのを機に3号素焼鉢に水苔+杉皮で植え替えた。

7月17日昨年よりも見違えるように順調でシースの数が多い。8月28日つぼみがわらわらあがってきた。9月5日開花。11月7日別途つぼみが育ってきた。11月15日開花。結構良い花が咲いた。

2005年6月7日堺市H氏に贈った。

 

Epi. porpax aureum エピデンドラム・ポーパックス オーレアム

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

まわりまわってNeolehmannia porpaxEpi. porpaxが帰ってきた。aureumというからには金色、いやたぶん黄色なのだろう。

2006年11月25日開花。

2007年2月15日開花。

7月28日ヒーヤンに差し上げた。

 

Prosthechea プロステケア

Prosthechea cochleataプロステケア・コクレアタ

 ←Epidendrum cochleatumコクレアタム←Encyclia cochleataコクレアタ)

 2001年6月3日横浜夏の蘭展にて750円

 Sagami Orchids Co. Ltd., 277 Yoshigiwa, Hiratsuka City, Kanagawa Pref., Japan, 0463-55-4187で2鉢1,575円でEncyclia. cochleata及びCirr. wendlandianum "Abe"を購入した。エンサイクリアにつぼみが付いていたため購入した。750円程度というので鉢の大きさや新奇性の点からも納得の買い物だったと思う。

6月12日に開花したらしい。気がつくと咲いていた。変な花である。この時期、胡蝶蘭3種、カトレア、アングロカステなど6種の花盛りになった。

7月の引っ越し後まもなく枯れたらしい。新芽が7月いっぱいでかなり大きくなった。10月バルブが大きくなり、先端にシースがある。このなかで次の花が準備されているようだ。本によれば冬から夏にかけて咲く、というようなことが書いてある。まさかそれほど長いこと咲いているとも思えないが。

1月23日バルブの上に小さなバルブのようなものが形成されているのを見つけた。

3月24日バルブの上のバルブ様のものの先にいくつものつぼみが見られるようになった。また基部から芽が出ている。古いバルブは98年のものらしく、99,2000,01と美しい緑の玉が次第に大きくなって連なっており、それだけで見ていて楽しい。バルブはどこまで大きくなれるものか興味がある。

4月15日開花。おもしろい花だと思う。7つくらいまで数えたけれど、今後つぼみがどのくらい出てくるものかわからない。5月1日に最初の花がしおれた。3番目の花は花弁がひっついて拝んでいるように見える。バルブがよく育った割りにつぼみが少ないと不満に思っていたが、もう1月以上経っているのだった。6月22日に終了。

8月18日新バルブと旧バルブの両方から新芽が出てきた。来年の春に3本同時開花を目指そう。10月12日今年のバルブの下にまた芽らしいものが見える。8月に出た芽は大きく育っている。来年にぎやかな鉢になりそうだ。花茎3本立ちというのはありうるのだろうか。出せるラン展があれば出したいものだ。2月に葉が一枚落葉した。

2003年4月15日シースから花芽が出てきた。今年は花芽が2本出るようだ。例年よりも葉がしっかりしている。5月4日開花。7月1日花も順次咲き2ヶ月を越えてきそうだ。7月22日に終了80日間。8月26日新芽1つがどーんと大きく育った。11月15日バルブはかなり大きく完成した。別のバルブから新芽が出つつある。

2004年2月1日今回大きく育ったシース持ちのバルブと、新芽が1つである。昨日ラン展で手のひら大のバルブを見た。ゆくゆくはあれほどおおきくなるのであろうか。買ったときよりかなり大きくなっている。

3月22日もうすぐ咲きそうなつぼみがあるが、例年より大きい。新芽にもシースがある。さらに大バルブから新芽が出てきている。3月25日開花。例年より花が大きい。しかも午前中はバニラ様の香りがある。

第二花茎からも開花した。

7月17日まだ花茎二本で咲き続けている。新芽が大きく育ってシースがりっぱになった。新芽はもうひとつある。8月1日二つの花茎ともまだ咲いているしつぼみもある。8月28日まだ咲いている。9月7日台風でぶちおれてしまった。新芽のシース付きバルブもぶちおれた。9月11日株分け植え替えをした。翌12日I氏にわけ株をもらっていただいた。11月7日折ってしまったバルブは葉が枯れてきた。新芽は順調だ。

2005年1月29日順調に生育している。

4月28日花茎がシースからでてきた。6月1日開花。Prosthechea cochleata 6月24日高芽が古いバルブからでてきた。新芽もある。高芽は10月にはずして2号鉢に植え、北海道S氏にもらっていただいた。本体はかなり大きくなってシースがある。

2006年4月3日開花Prosthechea cochleata。この開花は長かった。

2007年3月9日開花。どこかで途切れたかもしれないが8月4日まだ咲いている。12月26日バックバルブ伏せに新芽が出ていたので袋から出して置いたのだが、いつまでもそのままにしていたものを、新品の2号素焼鉢に水苔で植え付けた。

 

Prosthechea glumacea? プロステケア グルマセア

2002年9月25日 明幸園にて 380円で購入

 Norbidium bulbosumという変な名前ででていた。調べてもわからない。姿からエンシクリアの親類だろうとおもっていた。2年たち、開花した花を見て該当するものを探したところ最も近かったのがエンシクリア・グルマセアであった。

 花茎4本で2004年7月24日に開花した。

 北海道S氏に異動。

 

Prosthechea radiata (LINDL.) W. E. HIGGINS プロステケア ラディアタ

 2004年9月5日豊橋蘭友会250円

 メキシコ、コスタリカ、ベネズエラに分布。言うまでもなくEpi.radiatumである。ひっくり返って咲くたこ蘭の仲間。香りがよい。

 探して3年かかった。「2鉢で500円」という安値で手に入るとは。植え替えてバックバルブをふせておいた。11月7日新芽が大きく育ってきた。調子はよい。

 2005年1月29日順調に成長している。5月1日つぼみが出た。6月28日開花(第一回)。長く咲いてくれた。その後新芽が大きく育った。

 2006年

2月18日すばらしいつやの丸いバルブが育って、これはこれで鑑賞に値する。

4月22日新芽3本が鉢の外に発生している2.5号素焼水苔を3号素焼椰子殻下敷、水苔植えで植え替えた。6月28日開花。花は3つで、買ったときとあまり変わっていない。

6月23日開花。

10月14日株は一回り大きくなった。さらに新芽がたくさんある。これは増えそうだ。

2007年7月9日開花

 

Enc. fragrance エンシクリア・フラグランス

2006年5月17日四国のN氏よりいただいた

あこがれの香りの良いエンシクリアである。4年目にしてようやく手に入った。ありがたや。香りも良かったが花も長かった。10月14日新芽がたくさんある。これは増えそうだ。

85日開花Enc fragrance

2007年4月1日新芽が3つもでてきている。いただいたままの鉢ではなかったかと思い、植え替えた。こういうのが欲しいといっている人がいたなあ、端っこの新芽つきの枝をもぎ取ろうとしたら意外と頑強で力を入れすぎてその新芽をぽっきり折ってしまった。この枝は取れてしまい、バックバルブ伏せにした。新芽2つつきのバルブをミズゴケで2.5号素焼鉢に植えた。

8月4日ありゃ、今年は咲きそうな気配がない。植付け失敗か。日光不足かも。

 

 

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