原種カトレア図鑑 | 戻る | ||||||||||||||
原種図鑑へ戻る | |||||||||||||||
Cattleya Lindley 1821 SUBFAMILY Epidendroideae, TRIBE Epidendreae, SUBTRIBE Laeliinae. | |||||||||||||||
種名 | 29 | 特徴 | 学名 | ||||||||||||
C. acklandiae | カトレア アクランディエ |
ブラジルの標高100-400m海岸近くの海風に吹かれる少雨の乾燥地帯に生える矮性着生種。中高温生。細く密生するしわのある偽鱗茎は長円形の厚く赤い点のある肉質の葉をもつ。夏に株に似合わぬ大きさの芳香のある花を1ないし2つつける。カトレアの中ではもっとも強光線に耐性がある。 | Cattleya acklandiae Lindl. 1840 Subgen Aclandia Withner 1989 | ||||||||||||
C. amethystoglossa | 1 | カトレア アメジストグロッサ | |||||||||||||
C. amethystoglossa var. coerulea | 1 | カトレア アメジストグロッサ 変種セルレア | |||||||||||||
C. araguaiensis | カトレア アラグアイエンシス |
ブラジルに産する小型の着生種。暖かく湿った場所に生える。薄く、紡錘状の偽鱗茎をもち、先端から短い花茎をだして1花を夏につける。 | Cattleya araguaiensis Pabst 1967 Subgen Stellata Withner 1988 | ||||||||||||
C. aurantiaca | 1 | カトレア オーランティアカ |
エルサルバドルやメキシコの標高300-1600mの熱帯雨林などで生える矮性着生岩生種。低中温生。C. skinneriと自然交雑して C. guatemalensisを生ずる。晩冬から春に16cmの花茎に2から11花をつける。属中2.5cmともっとも花が小さい。 | Cattleya aurantiaca [Bateman ex Lindley]P.N.Don 1840 subgen Circumvola sec Aurantiacae Withner 1989 | |||||||||||
C. aurantiaca var alba | カトレア オーランティアカ変種アルバ |
Cattleya aurantiaca [Bateman ex Lindley]P.N.Don var alba 1840 subgen Circumvola sec Aurantiacae Withner 1989 | |||||||||||||
C. aurea | カトレア・オーレア | 花径17.5 cm(でか)。コロンビアの種で、しばしばCattleya dowiana Bateman 1886 の異名といわれる。この種は、短い花茎に5ないし6個の香る花をつける。花命は短い。 | Cattleya aurea Linden 1883 Subgen Cattleya sec Xantheae Withner 1988 | ||||||||||||
C. amethystoglossa | 1 | カトレア アメジストグロッサ | Cattleya amethystoglossa Linden & Rchb. f. ex Warner 1862 subgen Falcata sec Guttatae [Cogn.] Withnere 1989 | Cattleya | C. | ||||||||||
C. bicolor | 1 | カトレア ビカラー | 花径 10 cm。ブラジルの低中温性着生ラン。バルブが長細い。高さ80cm近くなるものもある。15cmほどの楕円の2葉をバルブの先端につける。葉の間から花茎を伸ばし、花命がながく、芳香のある花を秋に3ないし10個つける。通称:2色のカトレア 。 | Cattleya bicolor Lindley 1836 Subgen Schomburgkoidea Withner 1989 | Cattleya | C. | |||||||||
C. bowringiana | 1 | カトレア ボーリンギアナ | ベリーズやグアテマラに産する低中温性岩生種で、標高210-900m、流れそばの湿った岩の崖に生える。カニの腕のようなバルブに暗緑色、革質の2まれに3枚の葉をつける。秋に25 cmの花茎に15個程度の花径 7.5 cm花をつける。冬場水を短期間切ることや、花後肥料をあたえるとよい。 Bowring [1800年代の英国アマチュアラン愛好家] にちなむ。ゴンベッサ氏所蔵・写真提供 | Cattleya bowringiana Veitch 1885 | |||||||||||
C. bowringiana var coerulea 'Violet' | 1 | Cattleya | C. | ||||||||||||
C. dormaniana | カトレア・ドルマニアナ | ブラジルRio近郊雲霧をまとったOrgan山地に生える低中温性の着生種。バルブは細長い棍棒状で長さ14cm前後。長さ10cm程度の2葉がつく。花茎が葉の間からでて、花秋に径8 cm。マントヒヒみたいなつらつきの花だ。Dorman [1800年代の英国の蘭愛好家] にちなむ。異名Laelia dormaniana Rchb. f. 1878; Laeliocattleya dormaniana Rolfe 1889 | Cattleya dormaniana (Rchb. f.) Rchb. f. 1882 Subgen Laelioidea [Fowlie] Withner 1988 | ||||||||||||
C.dowiana ‘Blumen Insel’ | 1 | カトレア・ドゥイアナ | コスタリカやパナマのカリブ海沿岸の標高250-2500m、樹冠に生える低中温性着生種。8-20cmのバルブに楕円形15-25cmの1葉をつける。夏に芳香のある花径15 cmの黄色にリップが赤の花をつける。リップには黄色の筋がでる。カトレアでは唯一黄色が出る花として重要な交配親である。Dow [米国の1800年代の船長] にちなむ。 | Cattleya dowiana Bateman & Rchb.f 1886 Subgen Cattleya sec Xantheae Withner 1988 | |||||||||||
C. eldorado | 1 | カトレア・エルドラド | 花径 17.5 cm。ブラジルのアマゾンに見られる中高温性着生種。つやのある円筒形のバルブに革質の堅い1葉をつける。夏から秋にかけて短い花茎に芳香のある1ないし数花をつける。花ははんびらきで咲いた状態である。 | Cattleya eldorado Linden 1869-70 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | |||||||||||
C. elongata | カトレア・エロンガータ | ブラジルの日当たりの良い岩に生える。茎が名がながぼそく、30-70cm。先端に15-20cmほどの2-3葉をつける。晩夏に(春という記述もある)色の変わる香る花が60cmにもなる花茎に10個ほど咲く。花径 7 cm 。通称「茎の長いカトレア」 | Cattleya elongata Barb. Rodr. 1877 Subgen Schomburgkoidea Withner 1989 | ||||||||||||
C. gaskelliana | 1 | カトレア・ガスケリアナ | コロンビアやベネズエラの標高750-1000mにみられる低中温性着生種。20cmの棍棒状バルブの先に20cmの楕円形の葉を1枚つける。バルブが成長して開いた葉の間にシースがあれば、この中に花芽が出て、夏の終わりに花径18cmの芳香のある花を2-3つける。種名は1800年代英国の蘭栽培者Gaskellにちなむ。ラビアタに近い種。 | Cattleya gaskelliana Rchb.f 1883 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
C. gaskelliana var alba | |||||||||||||||
C. granulosa | カトレア・グラニュローサ | ブラジル東部の海岸近く、標高600-900mの沼地帯の丘の木に生える中高温性着生種。25-60cmの長く密生したバルブに2葉を頂生する。春から初夏にかけて肉厚で寿命の長い芳香のある花を花茎に5から8個つける。花径10cm前後。色の変異が多い。 | Cattleya granulosa Lindl. 1842 subgen Falcata sec Granulosae [Fowlie]Withner 1989 | ||||||||||||
C. guatemalensis | カトレア・ガテマレンシス | カトレア・オーランティアカC. auriantiacaとカトレア・スキンネリC. skinneriの自然交雑種として、低地の大木の高いところで直射日光を浴びて育っている。14cmの花茎に花径5cmの多くの花をつける。名の由来:要するにグアテマラのカトレア。 | Cattleya guatemalensis Moore 1861 subgen Circumvola sec Moradae Withner 1989 | ||||||||||||
C. guttata | カトレア・グッタタ | ブラジルの海岸に近い場所にみられる低中温性着生・岩生種。円筒状のバルブに2葉をつける。開花のためには冬に乾燥させ休眠させる必要があり、秋から冬にかけて45cmほどの花茎に芳香をもち、点のあるロウ質の花を数個つける。花径5から10 cm。 | Cattleya guttata Lindley 1832 subgen Falcata sec Guttatae [Cogn.] Withner 1989 | ||||||||||||
C. hardyana | カトレア・ハーディアナ | C warscewiczii と C aureaの自然交雑種。夏に芳香のある花径20cmの花が咲く。種名はHardyにちなむ。 | Cattleya hardyana Sander 1883 | ||||||||||||
C. harrisoniana | カトレア・ハリソニアナ | 中温性着生種で、沼の多い地域の藪に生える。晩夏に、11cmのロウ質で持ちが良く香りの良い花を2ないし6花を花茎につける。生育期は水と光をたっぷり与える。 | Cattleya harrisoniana Bateman ex Lindley 1836 subgen Intermedia [Cogn.] Withner 1989 | ||||||||||||
C. forbesii | カトレア・フォーベシィ | ブラジルの標高200mまでの流れや海岸に近い樹木または岩、樹下の藪に生える低中温性の着生、岩生蘭。花期は秋から春まで。9 ないし15 cmの花茎を伸ばし、1ないし6個の芳香のある、ロウ質で花命の長い色の変化する花をつける。花径 6から11 cm 。栽培は、コルク付けか、水きれのよいコンポストに植えるとよい。遮光40%程度。花後休眠する。名は1800年代英国の蘭収集家Forbesにちなむ。 | Cattleya forbesii Lindley 1821 subgen Intermedia [Cogn.] Withner 1989 | ||||||||||||
C. intermedia | 1 | カトレア インターメディア | 花径10-12cm。ブラジルのリオデジャネイロ近郊、パラグアイ、ウルグアイ、ペルーの海や流れにちかい岩や低木に生える中温性蘭。細身のバルブに楕円形肉厚の2葉をつけ、葉の間にシースを出し、そこから花茎を伸ばして春から夏にかけて花命の長い香りのある3ないし7花をつける。色の変異が多い。 淡いピンクが多く、リップが特に濃いものがある。 | Cattleya intermedia Graham 1828 | Cattleya | C. | |||||||||
C. iricolor | カトレア・イリカラー | ペルーやエクアドルの東部アンデスの標高400-1200mの湿った森の木の枝に着生する中高温性着生種。幾分密生するバルブに1葉をつける。春と秋に2重シースから6cmの花茎を出して8cmの花をつける。 | Cattleya iricolor Rchb. f. 1874 Subgen Stellata Withner 1988 | ||||||||||||
C. jenmanii | 1 | カトレア ジェマニイ | ギアナやベネズエラの標高300-600m、川に沿った深い森に見られる着生種。気候は、夏と秋に雨季があり、冬春に乾季がある。葉の間のシースから花茎を伸ばして3-7個の花をつける。 | Cattleya jenmanii Rolfe 1906 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
C. kerrii | カトレア・ケリイ | ブラジルのバヒア州の森、日陰で湿度の高い沼のヘリの木に生える。シースから花茎を出して花径8 cmの数花をつける。名の由来: 英国の植物学者Kerr (1900〜1930) | Cattleya kerrii Brieger & Bicalho 1976 subgen Intermedia [Cogn.] Withner 1989 | ||||||||||||
C. lawrenceana | カトレア・ローレンセアナ | ベネズエラおよびギアナ、とくにテーブルマウンテンで有名なロライマ山など、標高250-3000mに生える低―高温着生種。緑かむらさきがかった緑のバルブに、紫の点のある1葉をつける。春から初夏にかけて10cmの花茎に5ないし8つの花径 12.5 cmの花をつける。名の由来: 1800年代の英国のラン愛好家Sir Trevor Lawrence にちなむ。 | Cattleya lawrenceana Rchb. f. 1885 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | ||||||||||||
C. laurenceana var delicata | 1 | Cattleya | C. | ||||||||||||
C. lowrenceana var flamea ‘Caballero’ | 1 | ||||||||||||||
C. labiata | 1 | カトレア ラビアタ | ブラジルに産する中温性着生種。カニ足のようなバルブがやや密に生え、1ないし2葉をつける。葉が開くとシースがみえるばあいがあり、シースからつぼみを出して秋に花径 18 cm前後の香りの良いピンクの花が花茎1本に2ないし5つ咲く。 | Cattleya labiata Lindley 1821 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
C. leopoldii | カトレア・レオポルディイ | ブラジル南部の標高100m以下の海岸付近の森に見られる。円筒形のバルブに2葉を頂生する。3ないし10個の花径7から11 cmの芳香のある花をつける。種名はLeopold王にちなむ. | Cattleya leopoldii Versch. 1854 subgen Falcata sec Guttatae [Cogn.] Withner 1989 | ||||||||||||
C. loddigesii | 1 | カトレア ロディゲシイ | ブラジル、アルゼンチン、パラグアイに産する中温性着生・岩生種。革質の2葉をつけた円筒形バルブを持つ。夏の終わりに30cmの花茎を伸ばして、2ないし9つの花命の長い、香りのある花径 11cm の花をつける。名の由来: Loddigesにちなむ。( | Cattleya loddigesii Lindl. 1823 subgen Intermedia [Cogn.] Withner 1989 | Cattleya | C. | |||||||||
C. lueddemanniana | 1 | カトレア ルデマニアナ | ベネズエラの北部海岸地域の海抜0-500mに産する中高温性着生種。円筒形バルブに1葉をつける。夏から秋に開花し、香りが良く大きな花径 21cm の花を花茎に3ないし5個つける。名の由来: Lueddemannにちなむ。(やたら見るけれど、誰かは知らん。つづりはドイツ系だな) | Cattleya lueddemanniana Rchb. f. var coerulea 1858 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
C. luteola | カトレア・ルテオラ | ブラジル、ペルー、エクアドル、ボリビアの標高100-1200、時に2000mに産する小型の中温性着生種。夏の終わりから秋にかけて花命の長い、芳香のあったりなかったりする花径 5 cmの花をいくつかつける。花色は黄緑色。生育には比較的強光を要する。生育期に肥料と水をたっぷり与える。 | Cattleya luteola Lindley 1853 Subgen Stellata Withner 1988 | ||||||||||||
C. maxima | 1 | カトレア マキシマ | 花径 12.5 cm。中低温性。ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー北部の海岸ちかくの乾いた森の標高20mから1500mに着生まれに岩性する。バルブは2センチ程度の間隔で立ち、扁平な棍棒状20ないし30cm。楕円形20cm程度の葉が1まいつく。花茎には5ないし15の花がつく。リップに紫色の筋がはいる。花期は秋から冬。遮光50%。通常のカトレア扱いで育てる。 | Cattleya maxima Lindley 1831 | Cattleya | C. | |||||||||
C. maxima var concolor ‘Ts | |||||||||||||||
C. mooreana | カトレア・ムーレアナ | ペルー中央または北東部の標高990mの湿った山の森で最近見つかった(1988)着生種。密生する、少し溝のある、棍棒状に硬く起つバルブをもち、楕円の葉をつける。新しく成熟したバルブから6cmの花茎に花径6 cm 芳香があり、長持ちする2から4花を夏につける。種名はフロリダ州マイアミ在住のLee Moore リー・ムーアにちなむ。 | Cattleya mooreana Withner, Allison & Guenard 1988 Subgen Stellata Withner 1988 | ||||||||||||
C. mossiae | 1 | カトレア モッシエ | ベネズエラ固有の種で、中温性、標高1000−1500mに見られる。花は国花になっている。紡錘状の稜のある緑のバルブに、長楕円の1葉を頂生する。バルブの頂から30cmの花茎を伸ばし、2ないし7花を春につける。花は色が変化し、花径 20 cmでよく香る。名の由来: モス婦人Mossにちなむ。 | Cattleya mossiae Hkr. 1838 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
Cattleya mossiae Hkr. var coerula 1838 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | |||||||||||||||
Cattleya mossiae Hkr. var. reineckiana Hooker 1838 | |||||||||||||||
Cattleya mossiae Hkr. var. semi-alba Subgen Cattleya sec Cattleya | |||||||||||||||
Cattleya mossiae Hkr. var. wageneri 1838 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | |||||||||||||||
C. nobilior | 1 | カトレア ノビリオール | ブラジルの川岸、よく日光の当たる、風とおりの良い崖に生える木の荒い樹皮に着生する。生育環境は湿った時期と、気温の高い乾季がある。現地では5月から9月まで休眠しており、栽培にもこのような環境が必要とされる。この種は2葉をもち、カトレア・ワルケリアナが1葉であることにより区別できる。 | Cattleya nobilior Rchb.f 1883 var amalie Subgen Rhizantha [Cogn.] Withner 1988 | Cattleya | C. | |||||||||
C. percivaliana | 1 | カトレア パーシバリアナ | ベネズエラ特産で、標高1300-2000mの川の近く、日当たりのよい場所にみられ、多くは岩生だが、ときに着生する中温性蘭。なかほどが広い密生するバルブに稜のある堅く長楕円形の1葉を頂生する。25cmの花茎に香る花を2ないし4つ、つけて夏に咲く。花径 13cm 。名の由来: Percivalにちなむ(?)。 | Cattleya percivaliana [Rchb.f] O'Brien 1883 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
Cattleya percivaliana (Rchb. f.) O'Brien 1883 var. alba Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | |||||||||||||||
C. porphyroglossa | カトレア・ポルフィログロッサ | ブラジルの中高温性着生種で、水辺の低木に見られる。2葉を持ち、春に芳香のある花をつける。花径7.5 cm。カトレア・ハリソニアナのいる環境によくみられる。 | Cattleya porphyroglossa L. Linden & Rchb. f. 1856 subgen Falcata sec Granulosae [Fowlie]Withner 1989 | ||||||||||||
C. quadricolor | カトレア・クワドリカラー | コロンビアのアンデス中央部の東向き斜面、標高600-1500mに見られる低中温性着生種。木の高い枝に着生し、強光を好む。春に花茎の先に2,3個の香りのある花が着く。花径 18cm 。半開してベルの形に咲く。名の由来:四色のカトレア。 | Cattleya quadricolor Lindl. 1853 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | ||||||||||||
C. rex | カトレア・レックス | コロンビアやペルーの標高1350m程度の湿った山地で、日の当たる木の幹に着生する中温性着生種。木質の短い枝分かれする匍匐茎をもち、密生し、わずかに扁平で5から6枚のさやにつつまれた棍棒状バルブに陵のある長楕円形で革質黄緑色の1葉をつける。新しく出来たバルブが十分な大きさなら、基部にシースで覆われた15cmの花茎を伸ばし、葉より低い位置に冬から春に香りがあり色が変わる3ないし8花をつける。花径18cm 。 | Cattleya rex O'Brien 1890 Subgen Cattleya sec Xantheae Withner 1988 | ||||||||||||
C. schilleriana | 1 | カトレア シレリアナ | ブラジルにみられる小型の中高温性着生種。木や崖に生える。ロウ質で花命が長い芳香のある1ないし2花を夏から秋につける。たて溝のある棍棒状の赤紫色のバルブに楕円形暗緑色の2葉をつける。花径 11cm。名の由来: Consul Schillerにちなむ 。 | Cattleya schilleriana Rchb.f 1857 subgen Falcata sec Guttatae [Cogn.] Withnere 1989 | Cattleya | C. | |||||||||
セルレッセンス変種 | Cattleya schilleriana Rchb. f. var. coerulescens 1857 | ||||||||||||||
C. schofieldiana | カトレア・ショフィールディアナ | ブラジルの海岸に近い丘標高900mまでの苔のついた木に着生する中温性着生種。夏から初秋にかけて、香りの良い花が数花つく。Cattleya granulosaに色意外よく似ている。花径15 cm 。名の由来: Schofeldにちなむ。 | Cattleya schofieldiana Rchb.f 1882 subgen Falcata sec Granulosae [Fowlie]Withner 1989 | ||||||||||||
C. schorderae 'Amenon' | 1 | カトレア・シュロデレ | コロンビアの中高温性着生種。棍棒状のバルブがないことと、花がより大きい、ひだのあるリップに目立つオレンジ色のスポットがある、という点でカトレア・トリアネと異なる。短い花茎を出して葉の中ほどの高さで春に数花をつけて咲く。花径 23cm(でかぁ)。名の由来: Schroder伯爵夫人にちなむ | Cattleya schroderae Sander 1888 var alba Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | |||||||||||
C. schroederae | 0 | ||||||||||||||
C. schroderae ‘Emi’ | 0 | ||||||||||||||
C. skinneri 'Orchidglade' | 1 | カトレア スキンネリ | 花径 8-9cm。メキシコからコスタリカにかけて産する着生蘭。標高200-2300mの湿った森の木の幹や枝、岩場に生える。バルブは成長したものは25-35cmの棍棒状で、2葉をつける。葉は長楕円形で、長さ10-20cm。葉の間から花茎が垂直に10-14cm伸びて4-15個のかすかに香る花をつける。開花期は春から初夏にかけて。冬場休止し、乾燥させる。夏場できて茶色になったようなシースから花を出す。 コスタリカの国花。 | Cattleya skinneri Bateman 1839 subgen Circumvola sec Moradae Withner 1989 | |||||||||||
C. trianae | 1 | カトレア トリアナエ | Cattleya | C. | |||||||||||
C. trianae 'Mooreana' FCC/ | 0 | カトレア トリアネ ムーレアナ | コロンビアの国花であり、コロンビアの3つの山系すべてに産する大型の中高温性着生種。黄橙色で扁平なバルブが密に生え、楕円形の1葉を頂生する。30cmの長さの花茎を伸ばし、香りの良い色の変化する3-14の花を冬につける。花径20 cm。名の由来: Dr. Trianaにちなむ。 | Cattleya trianaei Lindley & Rchb.f 1860 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | |||||||||||
C. trianae var tipo ‘Clord’ | |||||||||||||||
C. velutina | カトレア・ベルチナ | ブラジルの中高温性着生ラン。晩春から夏にかけて13cmの花茎を伸ばし、よく香る花径 10 cm の4から7花をつける。 | Cattleya velutina Rchb. f. 1870subgen Aclandia Withner 1989 | ||||||||||||
C. violacea | カトレア・ビオラセア | コロンビア、ベネズエラ、ギアナ、ブラジル、ボリビア、エクアドルの標高200-700m付近の高温多湿熱帯雨林の川のそばの日当たりの良い木に着生する。中高温性。古くなるとしわの寄るバルブに2葉をつける。8cmの花茎に3-7花を晩春から初夏につける。花径13 cm 。この種は休眠期がない。 | Cattleya violacea (HBK) Rolfe 1889 Subgen Schomburgkoidea Withner 1989 | ||||||||||||
C. violacea var semi alba striata ‘Rainha’ | 1 | ||||||||||||||
C. walkeriana | 1 | カトレア ワルケラーナ | ブラジルの標高2000mまでの大きな古木、石灰岩、流れのそばの木、湿った岩にはえる。C.nobilorを除けば唯一の新バルブの基部から数花をつける花茎が出る種。花は平らに咲き、香りが強い。背の低い丸みのあるバルブに楕円形8cm程度の1葉をつける。冬から春に咲くが、他の時期にも咲く場合がある。花径9から12 cm。名の由来: Walker にちなむ。 | Cattleya walkeriana Gardner 1843 Subgen Rhizantha | Cattleya | C. | |||||||||
C. walkeriana var. coerulea 'Monte Azu' | 1 | カトレア ワルケリアナ 変種セルレア 'モンテアズ’ | ゴンベッサ氏所蔵・写真提供 | Cattleya | C. | ||||||||||
C. walkeriana var coerulea ‘ | Cattleya walkeriana var. alba Gardner 1843 Subgen Rhizantha | ||||||||||||||
C. warnerii ‘Integra’ | 1 | カトレア ワーネリー ’インテグラ’ | ブラジルの中高温性着生種。2重シースから花茎をのばして晩春から初夏に香りの良い、色が良く変わる数花をつけて咲く。花径20 cm。名の由来: Warnerにちなむ。 | Cattleya warneri T. Moore ex Warner 1862Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | Cattleya | C. | |||||||||
C. warscewiczii | カトレア・ワルセヴィツィ | コロンビアの標高500-1500mの直射日光のあたる流れのそばの木に着生している中高温性着生種。バルブは、葉巻型で、厚く革質の1葉をつけ密生する。45cmの花茎をのばし、4ないし7つの芳香のある花を夏につける。花径18から28cm(ほんまか?)。名の由来: Warscewiczにちなむ。蘭展ではギガスと表記されるものを見かけた。 | Cattleya warscewiczii Rchb.f. 1854 Subgen Cattleya sec Cattleya Lindley | ||||||||||||
戻る | |||||||||||||||
原種図鑑へ戻る | |||||||||||||||
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||