天晴れ日本の蘭

 

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日本の蘭には派手なものは少ない。小鉢をそっと置いて楚々とした姿を楽しむか、小さな香りの良い花を楽しむ。けれど日々見ているうちに何とも言えない愛着を感じてしまう蘭が多い。

日本の蘭にはそれを愛好する人々の世界があるようで、ラン展に行くとその強力な勢力の活動をかいま見ることができる。本ページではその道の深いワザと美の世界には立ち入ることはせず、野生蘭も含めた日本の蘭について考察してゆきたい。

綺羅星の如くある素晴らしい蘭についての情報には簡単にアクセスできるのであるが、例えば「イワチドリ」の情報を得るまでには結構苦労した。身近な我が国の蘭について情報を整理統合しようと考えたのが本ページ制作の動機である。

日本には260種ほどの蘭が自生しているそうだ。多いのか少ないのかといえば、メキシコを除いた北米大陸(米国ですら日本の25倍の面積があるという)に自生している蘭の種数は上回っているようなので、比較的蘭の多い国ということがいえるのではないだろうか。少なくとも先進7カ国中自生する蘭の数が最も多い。日本には石斛、フウラン、春蘭、寒蘭、ナゴランはじめ、世界に知られたそうそうたる蘭が産する。それぞれ何とも言えない味わいがある。我が国の誇れる素晴らしい自然環境をつくっている蘭についても調べてみたい。

 

日本の蘭データベース(建設中)

 

以下はどしろうとの視点で見た日本の蘭についての四方山話である。

 

 世界の蘭原種100選をやったとしたら、フウラン、石斛、ナゴランなどは入ってくるのではないだろうか、とさえ思える。交配親としての貢献度や、種としての親しまれている度合いが高い蘭である。

 

セッコク(石斛、長生蘭)

5月頃になると園芸店でよく売られているのを見かける。だが、自然のものをまだ見たことはない。

 

フウラン

ネットオークションなどでも取扱量が最も多いフウランである。斑入りの葉や、特徴的な個体には個体名がついて高値で流通している。そういう個体名付きのものは特に「富貴蘭」(ふうきらん、などと発音されているようだ)と呼ばれる。写真のものは250円で1年半まえに購入したもので、これですらこれはたまらんと思わせるものがある。まるみのある曲線を描く葉が、先端ですこしだけ曲がり、変曲点を見せている点に目がいってしまう。

 

春蘭

家の裏山に自生しているということを知ったのは2002年の秋だったように思う。どうも家にある春蘭そっくりの植物が生えているのだ。結構ありふれている、ということをしって日本の環境もまだまだ捨てたものではないと知って喜んでいた。

 

えびね(蝦根)

じいさまの趣味、などと思っていたが、ラン科全体が鑑賞の対象となるにつれ無視できなくなった。育てて咲いたものをみるとなるほど素晴らしい魅力がある。ラン展では一大勢力を形成しており、3段の50m棚にずらーっと並んでいるほどだ。

 

野生蘭

昨今の山野草ブームによるものか、扉の写真はネットオークションなどでも

 

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