復活開花したLc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicate

by Kojima  2011-3-22

3年半かかってとうとうこのカトレアは復活した。

5回開花のすごいカトレアだった。その絶頂期に風で鉢が飛んで割れ、わけ株にしたところ大層よわってしまった。

なんというか、自慢なんかしたのがよくなかったのかなあ、と思う。

いやー、好きだなあこのカトレア

 

なんと11年の歴史のあるカトレアだった。

Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicate

2000年5月有馬高校で開花株をかみさんが購入1000円?:以来開花回。春夏秋年3回咲

Lc. Aloha Case #32(Lc. Mini Purple(L. pumila× C. warkeriana)× C. warkeriana)× C. intermedia var. delicate ちゅうことかpumila12.5%, warkeriana37.5%, intermedia50%などとえていいものか

2001年5月5日:(購入時)春に咲き、(2000年9月中頃夏?)秋にも咲いたカトレアから成長不良のようにみえるバブルがでてきていたが、バブルの葉の中央からつぼみとおぼしきなにかが成長してきていたのだった。葉やけさせたり水を切らしたりとさんざんな目に遭わせたかわいそうな鉢だったが、それにもめげずきっちりと仕事をする偉いカトレアである。花好で、こういう鉢を育てないのはおしいことだ。5月26日開花(第3回開花)。二つそろっての開花である。リップがセパルにひっかかっていたのをなおした。レモンやハーブに似たさわやかな香りがある。昼に香る。

6/17(日)さわやかだった香りも(咲き続けることを期待していた期間である)三週間もするとなんだか草っぽい香りになってきた。花はすっときれいに咲いている。だが、やはり三週間を過ぎて24日目の6月19日にしおれてしまった。

 2001年7月新しいバルブができつつある。秋も咲くのか?。咲いた(第4回開花)が、つぼみがひとつ成長不良で花は1つになった。すこし奇形だったかもしれないが、きれいな花だった。9月8日から24日間咲いた。11月に入り新しい芽が活動を始めていた。

2002年1月13日新しい葉の閉じたバルブからつぼみが2つ出ているのを見出した。本当に花上がりのよいカトレアだ。べつに新しいバルブが成長中で、これも調子が良さそうだからこれも咲くかもしれない。

2002年1月25日おいていた場所の環境が悪かったためか(温度か、湿度か、はたまた喫煙者か)つぼみが一つ落ちてしまった。つぼみを見かけたら手元に置くようにした。しかし1週間の出張期間中に夜間20℃だったにもかかわらず不調になっておちてしまった。(乾燥が原因と考えられる)おっつけ成長したバルブから元気のよいつぼみが出てきた(2月末)ので、これを大事に咲かせよう。これを咲かせてきっちり年3回の開花になる。うまくやれば4回咲くところだった。開花期間の合計は12週間、つまり3ヶ月にもなるだろう。春夏秋冬を選ばない、長く咲いて香りがよく、花も大きくて美しいという驚異的な株だ。

2002年3月13日にほころび始め、14日に開花した(第5回開花)。2番花は翌日開花。このたびは均整がよくとれた実に美しい花が咲いた。夜な夜なリビングで花を眺めては喜んでいた。だが、リビングの温度が高すぎたのか、寒暖の差が大きすぎたためか、乾燥によるものか27日にしおれ始めた。

4月26日に新芽を見出した。夏にまた咲いてくれそうだ。

5月10日職場の木陰で日光浴をさせていたらありが住み着いたらしい。たくさん蟻が出てくる。バケツに水を張って水攻めにし、出てくる蟻は放してやった。

駄温鉢に植え替えて1年が経った。昨年はまだランについていい加減だったので鉢が足りずに仕方なく駄温鉢に植えた。それでも順調に生育し、3回開花している。こういうカトレアもあるんだろう。

5月20日アリの巣になっているらしい。前にも水攻めにしたが効果がない。鉢の底からミズゴケのかすが出てくる。アリも盛んに出入りしている。ミズゴケが腐っていたところにつけこまれたのであろう。植え替えをおこなった。

6月13日またまた出ましたつぼみが2つ。7月1日に開花(第6回)。植え替えをまったく気にせずに咲いている。日光不足だったのか唇弁以外の色が薄い。唇弁はルビーのような赤い色をしている。満開の胡蝶蘭2鉢と並んで職場で咲いているため、相乗効果なのかなにやらたいそう豪華に見える。兵庫、埼玉、大阪と場所を選ばず咲くところがまたえらいねえ。土日職場で38度を耐えたそうである。花の大きさは、ペタル間距離97mmだった。7月21日に終了。やはりきっちり3週間咲く。7月25日新芽らしいものが見える。カトレアの鑑、もう天晴れというほかは無い。次回は10月ごろだろうか。

8月9日別の新芽が伸びだしているのを見つけた。成長点が2系統に別れたわけだ。しばらくすると株分けが出来るかもしれない。この節操の無く咲くカトレアが今後どんどん増えるとなると、年中この花を見ることが出来るようになるかもしれない。根腐れしにくいようなので、大株づくりにしてゆきたい。8月20日芽を新たにもう一本見つけて計3本になった。どれもこれまでより小ぶりに見える。気候が暑かったのやら、肥料をやってないやら、たわけになっているためらしい。3つとも咲いたらすごいだろうなあ。その後の生育は日光不足らしく思わしくない。少々気をつけて日に当ててやる。

9月にはいり、バルブの葉の間を覗くのが日課になった。どうもなさそうとあきらめていた9月30日に葉がかっぱりと開いていて2つのつぼみが見えた。ほかの2つバルブにもありそうだ。本当に猛烈に咲くカトレアである。10月13日つぼみ1つの色が変わってだめになってしまったようだ。通風が悪かったのかもしれない。後を追うバルブの間につぼみらしいものが見える。さらにその後のバルブにつぼみが出れば年6回咲きということになるのであろうか。

結局他のバルブからは花はでず。11月2日(第7回)に開花。花に少々奇形がみえる。前にも花が1つの時にあったので気にはならない。花の幅は91mmだった。もっと大きいかと思っていたが。11月15日終了、今回は期間が短かった。

2003年1月バルブ2つが大きくなりつつある。1つは双葉だ。2月中に咲けば年4回咲きになるので気合いが入る。とりあえず昨年の開花日3月14日が期限だ。2月6日バルブの間にはまだ蕾は見えない。2月19日うかうかしている間に蕾2つがどーんとでてきた。葉が広がっている。おっつけべつのバルブが大きくなっており、このなかにも蕾がありそうだ。2月28日頃蕾が確認できたので、蕾は全部で4つになった。3月17日に開花(第八回)。結局年4回開花は達成できなかったが、まますます実力を付けてきているすごい株になりつつある。

げげ、3月27日にはガクヘンが垂れてきた。相変わらず環境がよくない。4月1日別のバルブの花が開花。4つ揃い咲きすれば見事だったろうに残念である。どこかよい環境を探さなければ。今回は玄関に置くことにした。4月25日終了40日間。6月10日以前から伸びてきた新芽は1cmほどになっている。6月29日新芽は3つ伸びてきているが太りが今ひとつのようで蕾の有無は微妙なところだ。7月5日葉が開き始めたが蕾の有無はわからない。7月20日バルブ2つまで蕾を確認した。3つ目もありそうだ。7月25日蕾は2+3+?という上々の仕上がりである。開花は8月ごろだ。

8月11日に開花(第9回)。今回はバルブ3本に1+2+2という蕾の付き方である。8月27日実に見事に満開である。昼間の香りは甘い柑橘系の素晴らしい香りがする。ほんとにいいカトレアである。花が最後の1つになっていた9月13日台風で棚から落ちてしまい鉢の底を割ってしまったが株も花もは無事だった。

一ヶ月以上咲いて14日に終了し、おとつい台風で落っことして割れた後始末として植え替えを行った。はずしてびっくりしたのは蟻とその卵がばらばら落ちてきたことである。こんな奴らが居たとは全く気がつかなかった。これは徹底的に水苔を撤去する他はない(あとで庭に放免した)。根がほとんどで水苔がすこしという堅い塊をゆっくりほぐす。たっぷり30分くらいかけて古い根を切除しつつさばく。新芽はすでに2つ見える。3つ目が出そうな雰囲気もあるので慎重に作業する。株全体が寝てしまったような格好をしているため仕立て直しも兼ねているが古いバルブがじゃまをするので慎重に見極めて切除する。取れたバックバルブには芽の出る箇所があるのでビニール袋に水苔を少し入れて下げておく。35号素焼鉢の底に最近やっている杉の皮を防虫網のかわりに敷き、鉢かけで押さえ、水苔を敷いておく。ここに水苔を内部に抱かせて根っこのまわりを水苔で固めた塊を鉢に押し込んだ。それからいつものように株の周辺から水苔を詰め込んでゆく。この株は水を好むようなので箸で水苔をつつき込まず、指で押し込んだだけにした。

バックバルブ伏せをしていた切れ端から新芽が出てきたので1011日に2号鉢に植えた(体力がいまひとつだったのか嫁ぎ先で他界)。1115日バルブ1つが大きくなってきた。ほか新芽2つが活発である。この鉢は植え替えをものともせずに育つ。

1127日葉の間に蕾を見つけた。12月中頃このつぼみはなぜかしけた。新芽2つが伸びつつあり、これに期待する。

200421日つぼみ2つのバルブと、小さい蕾1つがでているバルブがある。215日開花。結構早くしおれた。別バルブからさらに開花(第10回)した。3月26日終了。新芽につぼみがあることを期待する。

6月26日開花(第11回)。今回は花が大きくきりりとしている。7月13日終了

7月17日新芽にあったらしいつぼみがしけたらしい。8月1日つぼみのありそうな新芽が育ってきた。10月7日開花(第12回)。立派な花2つがついた。別のバルブからのつぼみはしけた。1月中でもう一度開花すればなんと年4回か。

2005年1月29日新芽が2つみえる。大きくなりすぎたので3つに分けようと考えている。

4月29日新芽は3つあり、うち1つからつぼみが2つ見える。5月20日開花(第13回)。お変わりのつぼみつきで職場に出向。その後かえってきてつぼみが出たらしいが棚でバッタに食われたようだ。10月8日新芽3つ。1本はつぼみ3つ、つぼみ2つ、つぼみらしいものあり、という強力な生育ぶりだ。12月3日開花(第14回)。

2006年2月18日つぼみをもったような膨れた新芽がある。これはしけたようだ。5月4日同じく膨れた新芽がある。7月31日開花(第15回)。2つぼみのバルブがでたがこれはバッタに食われてしけた。さらに別のバルブから1輪で9月16日開花Lc. Aloha Case ‘#32’× C. intermedia var. delicate(第16回)。この花が終わったら株分けだ。とおもったらつぼみがありそうなバルブが伸びていて、待つ。10月13日つぼみが2つ出てきた。11月5日開花(第17回)。

2007年1月15日開花(第18回)。この時点で7月から数えて年4回咲きというタイトルを得る。

  2007年3月25日:この株はあと数日のうちに開花する(第19回)。このため5回咲きのカトレアということになる。つぼみをしけらせずにくれば年8回咲きというタイトルもありえたかもしれない。現在新芽がほかに3本あり、それぞれ咲く様なことがあればさらに記録は伸びる。バルブの数は多くて把握できていない。鉢からはみだしまくっている大株となっている。旺盛に生育しているためちょっと手をつけにくい。3月31日開花。見事だった。乾燥の為か4月8日で終了。

 8月4日バルブ3つが伸びてきている。期待できそうだ。8月26日開花(20回) 全部咲けば花7つになる。このときが絶頂期だった。

9月28日に風でおっこちて破損。株分け。かなり弱ってしまった。

 

2011年3月10日 3年半ぶりに復活開花(第21回)を果たした。

 

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