胡蝶蘭の育て方

年間の概要:基本は春咲き。花茎は10月にでる。冬場の乗り切りが勝負だ。

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状況

花芽が伸びる

花芽が伸びる。先端注意 

つぼみ充実。折るな、こかすな、落とすな。

開花

満開

切り戻しはつぼみか開花 

切り戻しは開花。

まだ開花期のものもある

花切り

休止

涼しく風通しがよければ葉がでる

葉が成長

花芽出現

花芽がセンチメートル程度に

花芽がゆっくりのびる。

置場所

室内10℃以上

窓越直射

室内10℃以上

窓越直射

室内10℃以上

窓越直射

室内

15℃以上

レースのカーテン越し

野外/室内

60%遮光

野外/室内

60%遮光

野外/室内

60%遮光

野外/室内

60%遮光

野外/室内

60%遮光

室内

15℃以上

レースのカーテン越し

室内

15℃以上

レースのカーテン越し

室内

15℃以上

窓越直射

水やり

15度未満:2週間に一度、午前中鉢底からぬけるようにたっぷり。

15度以上:表面が乾いて3日おいて午前中にたっぷり

夕方に毎日たっぷり

15度未満:2週間に一度、午前中鉢底からぬけるようにたっぷり。

15度以上:表面が乾いて3日おいて午前中にたっぷり

作業

湿度注意

湿度注意

支柱を考える

温度乾燥に注意

落下注意

支柱たて

光の向き注意

植え替え

購入適期

支柱たて

植え替え

肥料開始

購入適期

肥料

葉やけ注意

葉やけ注意水乾いてから

涼しく

葉やけ注意

葉やけ注意

 

 

湿度注意

 注意:市販のものは、温室などで開花時期をずらしたものが多く家庭栽培のものとは株の活動の内容と時期が異なる。

 

目次

概要 咲かせる意義 一般的特徴 年間の概要 咲いてもらうためには 肥料について 水やりについて

月ごとの作業

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

植え替え 株分け 病虫害 手に入れるには もらったらどうする 

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概要

特徴

ランの中では温度さえ保てれば咲かせやすいランではないだろうか。

東南アジアを中心に約400種の原種が南北回帰線の内側、高温多湿地域の樹木に着生している。単一の茎から葉を出し、茎が上に上にと育ってゆく。葉が広く、水分と養分を多く含んでおり、乾燥に強い。木漏れ日を受け取ってゆっくりと成長する。ファレノプシス属のほかに、ドリチス属を交配したドリテノプシス属の花がよく出回っている。

花は、白、ピンク、赤、黄、赤のまだら、茶色などをよく見かける。環境さえあっていればごく簡単に咲かせることができ、美しい花を数多く長期間楽しむことができるといううまみのある栽培が可能だ。花は多くの場合満開まで1ヶ月、すべて咲き終わるまでさらに1ヶ月以上かかる。

 

育て方

冬越しが攻略点となる。15度以上を要求するものから8度でも水をやらずにいれば平気というものまでいろいろだ。水を2週間に1度程度にして、葉に霧吹きで時々水をかけ、寒暖の差を少なくし、しいては湿度をある程度保てば12度程度で多くの胡蝶蘭が越冬可能だ。冬は窓辺でガラス越しの直射日光に当て、夜は12度以上保てて湿度80%程度のケースに入れるか、ダンボール箱に入れておくなど保温に勤める。葉にしわがよったりするが、冬越しに成功すれば5月には回復する。

室内でも弱い光で十分栽培できるという特性がある。より株を充実させたければ6月から戸外栽培で、60%遮光(市松模様のネットなどで光をカットする。園芸店で売られているダイオネットなどが定量的に光線をカットできる。光の成分は直射日光と変わらない)した日光をできるだけ長い時間当ててやれば株が充実してくる。すこし油断して側面から当たる西日で葉を焼いてしまうということもあり、これが結構株を痛めてしまうことがあるので注意が必要だ。

花芽は10月末ごろからでる。涼しい日が続くと花芽分化が起きる。温度を高めに保てば3月ごろ開花するが、12度越冬では春からの開花になる。3月ごろ油断して寒さにあわせてしまい、花芽の先端が壊死してしまうこともあるが、それでも春になれば脇芽がでて5から6月ごろ花が咲くという根性のある品種がほとんどだからあきらめてはいけない。

花芽は日光の方向に向いてゆこうとする。どのように咲かせたいかを考えつつ株に当たる日の方向を決める。つぼみも日光の方向との関係で花をむけるので、方向が決まるまで置き方に注意する。さもないとちゃらんぽらんな方向に咲く。うまくやれば支柱も立てずに花をずらりと並べて咲かせることが出来る。花はかなり重くなるので、鉢が倒れないように花茎を導いてやるか、外側を鉢で覆う鉢ましをする。

花は5月に切れというが、うまく薄日にあてつつ7月まで咲かせていても、翌年も律儀に咲いている。4月から咲けば3ヶ月楽しめる。

肥料は花後油カスと骨粉の混合肥料を1つ、6月あたりから置き肥にし、1ヶ月ごとに取り替える。ハイポネックスなどの液肥の1000倍希釈液を10日に一度水がわりにやる。夏場の水は植え込み材料がミズゴケなら表面を触って乾いたら鉢底から水が出てくるようにたっぷりと与える。

 

植え付け・植え替え

植え付けは大きな株でも窮屈気味に素焼鉢4ないし3にミズゴケを用いて固めに植える。株が上に成長し、根元が鉢から浮き上がるようなときや、根腐れで葉がぐったりしているようなときに植え替えを行う。根がそとにわらわら出てきても、これは元気な証拠なのでできればほうっておく。

 

咲かせ技

意外と述べられていないのが花茎のデザインや、花の開花時の仕上げについてである。このあたりはプロの領域である。花茎は明るい方に伸びる。しばらく斜め上に伸ばしておいて、30cmくらいになったら暗い方に向けてやる。すると、株の上方で弧を描くようになる。こうするとただ伸ばした場合と比べ花が多数咲いても鉢が倒れにくくなる。花は弧の頂上付近から先端にかけて咲く。弧に沿って花が並ぶためかなり美しい。咲き始めたら夜だけ室内に花を向けて鑑賞する。家庭栽培では運搬のことを考えなくて良いため支柱を必要としない。まことに結構な技を見出したと胸を張る次第である。(まだまだプロには程遠いが)

また、花が咲くとき上ガクヘン(ドーサルセパル)が反り返る場合がある。花が開花してからある程度大きくなったときに手を良く洗って(手の油が花びらについて花を痛めないように)指で曲げてもどしてやるときれい決まる場合がある。

 

入手

人にもらう機会の多い蘭らしい。植え替えの技術をマスターしたなら見切りの寄せ植えを1000円か500円で安価に求めてこれを一株ずつ植え替えて育てることができる。蘭展では開花株や苗を1000円程度で買うことができる。

 さまざまな胡蝶蘭について、くわしくはこちら

 

育てて咲かせる意義

 咲いているものを売っているものよりも自分で咲かせたものの方がその株が環境になれているためしっかりしていて美しく見えたり、買ってきたものよりもよく触っているため親しみがわく。また、購入した株は矯正がなされているが、野放図に花をつけさせると植物本来の姿が見られて趣のふかいものである。よく造花みたいで親しみがもてないという意見を聞く。著者もそう思っていたが、育ててみればその生命の輝きは素晴らしいものである。肉厚な緑色の葉っぱの成長や、そこから出る花芽がどこまでも伸びてゆく様、つぼみの出現など、胡蝶蘭は変化に富んだ植物である。胡蝶蘭の花期は2ヶ月程度もあり、その間つよい愛着を覚える。咲いたものを買えば手を触れがたい花と、それがしおれるところしかわからないが、育てて咲かせればこの変化のある蘭の魅力がよくわかるのである。ぜひ挑戦していただきたい。

 

一般的特徴

 ファレノプシスやドリテノプシスほかいくつかの属を含んでいる。台湾南部、フィリピン、インドネシア、パプア・ニューギニアなど赤道を挟んだ南北回帰線付近の暖かい地域の木に着生している。年中気温が高いところだ。日本で咲いてくれてありがとう、と思ってしまう。よく言われるように2ヶ月も咲く。なぜそこまでする、というくらい気合いを入れて咲く。木の高い位置に着生しているため、明るい木陰と風を好む。直射日光では葉が焼けて枯れてしまうので遮光が必要で、時にひどい失敗をする。遮光60%のネットを買ってくるのがよいが、なければレースのカーテンを2枚重ねて用いる。

 

年間の概要

 春から秋にかけて、葉やけに注意し遮光しながらよく日に当て株を充実させると10月ごろ上から数えて4枚目あたりの葉の脇から花芽がでてきてこれがゆっくりと冬の間伸びる。冬場は15℃以下にならないように注意しつつ、湿度もできるだけ保ち、暖房の風を当てたりしないようにして育てると3月ごろは花茎が1mちかくになる。支柱や、置く方向に気をつけてやれば花がきれいにそろう。4月に開花し、2ヶ月近く咲く。花が終わったら花芽の根元から1cm程度で切り取り、60%遮光してよく日に当て、次の花に備える。

 

咲いてもらうためには

ポイントは冬の保温、遮光でしくじらないこと、根腐れを防ぐことである。

冬の保温は、住居のつくりよって特別な入れ物に入れる必要もないほどよい場合(日当たりのよいマンションなど)と、一戸建てのように夜の気温が5度を下回るため保温ケースを用意するような場合がある。温度環境は実際調べて見たほうがよい。100円ショップで温度計を買ってきて注意してみるとよい。しかし大事なのは夜間の最低気温で、これを測って記録する温度計(最高最低温度計)がホームセンターで2500円ほどである。思いがけず寒くなっていることがある。

比較的咲きやすい植物である。種類により冬の温度に気をつけることが重要なポイントだ。10度というより15℃を最低ラインとして温度をキープすると成績がよい。日中に日光で部屋が暖まり、夜間はカーテンを引いて暖房なしで15℃がキープできるような部屋がよい。そうでなければ、夜間に株を段ボール箱など保温のできる箱の中に入れたり、保温のできるランの棚を作成または購入する必要がある。

  

肥料について

 肥料は効果的に使えば株を大きくして花を多く、大きくつけることができる反面、根をいためやすく、かえって株を損なうリスキーな面がある。適切な時期に、適切な量を与える。

5月になり、根が活動し始めてから油かすと骨粉の発酵固形肥料を根のないところに置き、これに水をかけるようにしてやる。緩効性の固形肥料(マグァンプK、プロミックなど)でもよい。またハイポネックスなどの液肥(窒素:リン:カリ=5:10:5と表記してあるような液肥)を1mlを2リットルに薄めたものを10日に一度水代わりにやる。8月は肥料をやらず、固形肥料も取り除いておく。9月から10月にかけて根や葉を伸ばすので固形肥料や液肥を再開し、成長の様子をみながら与える。成長の様子にもよるが20度を切ったら与えないほうがよい。花芽が出て伸びているからといって肥料は与えないほうがいい。あくまで葉と根の活動を見る。

 

水やりについて

夏場は通風がよい場所なら毎日与えてもよい。3日与えなかったからといって調子が悪くなるということもない。雨も長雨でなければあててかまわない。夏場室内においてあるものでは植え込み材料の表面をさわって乾いていたら与えるのが無難。

冬場は植え込み材料の表面をさわってかさかさと乾いている状態に気がついてから3日ほど待ってからあたえる。水を与えるときは、中の空気や滞留する肥料などを追い出すようにたっぷりと与える。

葉の間に水がたまらないように注意しよう。

 

月ごとの作業

1月

活動の鈍い時期なので乾かし気味に管理する。

日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。

温度:暖房の風を直接当てないように注意する。夜はラン用ケースに入っていない場合は、できるだけ暖かい場所や、段ボール箱に移す。

湿度:花が咲きかけたり咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。

水やり:乾いて2,3日してからやる。

肥料:施さない。

植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

蘭の購入には百貨店の蘭展がありチャンス

月報:1月8日:ファレノプシスはいよいよつぼみが見分けられるようになってきた。

 

2月

活動の鈍い時期なので乾かし気味に管理する。

日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜は暖かい場所に移す。

温度:暖房の風を直接当てないように注意。

湿度:花が咲きかけたり咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。

水やり:乾いて2,3日してやる。

肥料:施さない。

植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

入手:蘭の購入には百貨店の蘭展がありチャンス

月報:2月21日胡蝶蘭は、もっとも大きなつぼみの下にある節からなにかつぼみのようなものがでてきていると思っていると、どうも枝分かれらしい。それが大きく育てば花の数が増えて実に結構であるとおもう。枝分かれをしているおもしろい胡蝶蘭をみたのでそんな風になればいいなと思う。 

 

3月

活動の鈍い時期なので乾かし気味に管理する。

日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜は暖かい場所に移す。

温度:暖房の風を直接当てないように注意。

湿度:花が咲きかけたり咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。

水やり:乾いて2,3日してやる。

肥料:施さない。

植え替え:もらいもので、寄せ植えのものなどは植え替える。

株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

蘭の購入には大規模な蘭展がありチャンス

月報:3月13日:カーテンを引いて保温につとめていたらスーツで胡蝶蘭を引っかけてしまいみごとあの長い花茎のついたやつを落としてしまった。幸い布団の上に落として茎は折れなかったが、つぼみが一個ふっとんでしまっていた。外傷も一つある。これでパーになったかもしれない。それならそれで、と開き直る気分はある。

 

4月

 株の活動が始まる時期。植え替えや株分けには適する時期。気候がよいときには外に出してやるが、夜は取り込むのを忘れないようにしたい。

日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。日中外に出してやり、夜取り込んで夜は暖かい場所に移す。

温度:外に出して忘れ、冷え込みに当てないこと。

水やり:乾いたら水をやる。

肥料:施さない。気温が20度を超え、根が伸び始めていればハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。

植え替え:まだ株が活動を始める前なので今のうちに行う。

株分け:まだ株が活動を始める前なので今のうちに行う。

月報:4月9日:胡蝶蘭はつぼみがほころんできたように見えるが、つぼみがまたひとつしおれているのがみつかった。

切り戻しの胡蝶蘭は芽が4センチ近く伸びていた。朝ファレノプシスが開花していた。はんびらき状態であった。大きさがまだわからなかった。4月10日:ファレノプシスはほぼ開いた。かなり大きいと思うが、まだ縁のあたりが巻いているため実際はもっと大きくなるらしい。幅はカセットテープほどになるのではないだろうか。かなりインパクトがあった。見とれるような美しいさを発揮しそうである。いままでさほどに思っていなかった胡蝶蘭にもどっぷりはまりそうだ。4月25日:ひろったDtps胡蝶蘭は下から花茎を3節めで切っていた。その3節目から芽がでていまでは18cmほどになる。どうもつぼみがあることが確認できた。うまく育てれば花が6つ咲きそう(実はつぼみは11個出てきた)。

 

5月

 株の活動が本格化する時期。花が残っていた場合、植え替えや株分けがこの時期になる。戸外栽培に移る時期。

日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、直射日光に当てる。

温度:おおむね20度を超える日が続く。夜は冷えるようなら暖かい場所(室内)に移す。

水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。

肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。油かすと骨粉を混ぜて発酵させたものを置く。これに水をかけてやる。6月なかばに新しいものに取り替えてやる。

植え替え:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

月報:5月20日:胡蝶蘭の最後のつぼみが開いた。早朝少しほころんでいたようだったが、今見るとぱかっと開いていた。4月9日以来約40日ですべてが開花した。最後の花がしおれるのは20日後と予想されるので、60日まる二ヶ月間の花期ということになろうか。5月23日:拾った胡蝶蘭のつぼみがほころんでいた。いやあ、ついに咲きましたねえ。ここまでが意外と早く感じた。「必ず咲く」という確信があったので(なぜか胡蝶蘭というのはそういう安心感がある)それでも2月24日以来きっちり3ヶ月かかったことになるか。つぼみの大きさが小振りに見える。拾ったときにはなんと大きな花、としおれた花を手のひらに広げて写真を撮っていたものだった。冷凍してあったその花をみると、Phal. Mishima Cristalよりもすこし小振りにみえた。どれほどのものが咲くか期待しつつ寝る。赤いリップが見えて期待させるのであった。一方Dtps. Sogo Beach (Leopard Prince × Minho Princess)は、元気そうなつぼみはあるものの葉っぱがどうもあまり元気でない。花を咲かせようとするときは新規な葉っぱはできにくいものらしい。だから株はどんどん弱っているものとみてよい。500円なので、花を見られればありがというというような株だ。最後の花が咲き終わったら切るぐらいのつもりでいないと、株が衰弱してしまうだろう。

 

6月

 株の活動がもっとも盛んな時期。戸外栽培では遮光を施す。

日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、30%の遮光を行う。

温度:おおむね25度を超える日が続く。

水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。梅雨の長雨にはあてないこと。

肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。5月に油かすと骨粉の肥料を施していれば、新しいものに取り替えてやる。これは8月に取り除いてやる。

植え替え:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

 

7月

 株の活動がもっとも盛んな時期。戸外栽培では遮光を施す。梅雨の長雨に当ててはならない。

日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、30%の遮光を行う。

温度:おおむね28度を超える日が続く。

水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。梅雨の長雨にはあてないこと。

肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。5月に油かすと骨粉の肥料を施していれば、新しいものに取り替えてやる。これは8月に取り除いてやる。

植え替え:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

 

8月

 株の活動が少々にぶる時期。戸外栽培では遮光を施す。涼しく風通しよくすごさせてやる。

日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、30%の遮光を行う。

温度:おおむね30度を超える日が続く。涼しく風通しよくすごさせてやる。

水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。

肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。油かすと骨粉の肥料を施していれば、取り除いてやる。

植え替え:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

 

9月

 株の活動が涼しくなるにつれて持ち直す時期。戸外栽培では遮光を施す。涼しく風通しよくすごさせてやる。

日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、30%の遮光を行う。

温度:気温が30度を切りはじめる。涼しく風通しよくすごさせてやる。

水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。

肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。

植え替え:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

 

10月

 株の活動が再び活発になる時期。戸外栽培では遮光を施す。冷え始める時期なので月末から室内に移す。

日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、30%の遮光を行う。

温度:おおむね30度を超える日が続く。涼しく風通しよくすごさせてやる。

水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。梅雨の長雨にはあてないこと。

肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。

植え替え:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。

月報:10月14日:昨日ファレノプシスに、葉っぱの付け根から怪しい突起が緑の葉を突きぬけて現れているのをみつけた。これは花芽か?、と期待したが色が根っこの成長点のような色をしており、下に伸びつつあるので恐らく根っこであろう。葉が4枚で花芽が出るものであろうか、と思う。だが、本日もう少し上の場所で薄緑色をした別の突起が見つかった。この突起の動向に注目したい。

 

11月

 

日光:室内の窓辺で、できるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜は室内の暖かい場所に移す。

温度:暖房の風を直接当てないように注意。

湿度:花が咲きかけたり咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。

水やり:乾いて2,3日してやる。

肥料:施さない。

植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

月報:11月13日:胡蝶蘭の花茎が6センチになった。いくつもの節をつないで長くするというものらしい。5節までみえている。第一節が20mm、二節が35mmほどで比較的長く、あとはまだちいさい。上から見ると植木鉢をはみ出したところである。

 

12月

 

日光:室内の窓辺で、できるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜は暖かい場所に移す。

温度:暖房の風を直接当てないように注意。

湿度:花が咲きかけたり咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。

水やり:乾いて2,3日してやる。

肥料:施さない。

植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。

 

植え替え

 根やバルブなどが外にわらわらでてきて株が鉢からあふれそうな場合は、一回り大きな素焼きの鉢に植え替えるとよい。素焼きの鉢に素焼きのかけらをいれ、水苔をすこしいれ、古い鉢から引き抜いた株を水苔で包むようにして押し込んでやる。水苔はあまりつめこまない。また、株の本体からでている根が見える程度にうえる。

 

株分け

 株が分かれることがまれなのであまりすることはない。花芽の先に高芽が現れることがあり、葉っぱが2枚で根がよくでていれば、これを切り取って素焼きの鉢に植えてやれば株が増える。

 

病虫害

基本的に少ない。コナカイガラムシなる白い粉を噴いたような虫をうつされることがある。アブラムシ、カイガラむしなどをみかけたらこまめ取り除いてやる。ナメクジがこないように気をつける。ナメクジを見つけたらかわいそうだが死んでいただく(塩をかけないように)。

農薬はマラソン乳剤しか用いたことがないが、やりかたがへたなのかコナカイガラムシの根絶にはいたらなかった。

 

手に入れるには

冬から春にかけて多く花屋などで手に入れることができる。寄せ植えのものは5千円から4万円と高価である。趣味を対象にした園芸店では一株植のものを千円程度で手に入れることはできる。また、大きな園芸店では花が終わりそうなものや終わってしまったものなどをたたき売っている場合があり、練習用に500円(100円のものも見かけた)のものを手に入れることができる。1月から2月は百貨店の蘭展が多いのでこれを見て回ると気に入った花が見つかる。また、3月には大都市で盛大な蘭展が開かれることがおおいのでここに出向くのもよい。

 

もらったらどうする

もらった花が終わって、ポリの鉢やきれいな陶器の鉢に入っている場合及び複数の株が寄せ植えになっている場合は植え替えを行う。

 

切り戻し

 2ないし3月ごろ、花が終わった胡蝶蘭は根元から3節以上で花茎を切ると、節のところから再度花芽が出てきて5なし6月に花が開花する。弱るから切花にせよ、という園芸書の記述もある。無難かもしれないが、己の腕を過信して8月までたっぷり鑑賞しても、翌年もきれいに咲いていたこともある。咲かせつつ、適度に日に当てると案外弱らないと考えている。

 

花の時期をずらす

 たまたま著者の野外棚の夜間温度が低かったため花芽が新規に6月に出た株があった。8月中旬に開花し、10月中旬まで見事な花をみせてくれた。秋口に都会よりも気温が低いため花芽が早く出て3月ごろから咲くこともある。このように弱らない程度に低温に当てると、よく育った株は花芽を出し、通常とは異なる時期に花を見ることができる。生産者は空調で花芽を出す時期を調節し、年中胡蝶蘭を開花させているようだ。この優れた性質が胡蝶蘭の高い付加価値とあいまって高い収益性の源となっている。一般家庭では困難かもしれない。

 

花の咲かせ技

意外と述べられていないのが花茎のデザインや、花の開花時の仕上げについてである。このあたりはプロの領域である。花茎は明るい方に伸びる。しばらく斜め上に伸ばしておいて、30cmくらいになったら暗い方に向けてやる。すると、株の上方で弧を描くようになる。こうするとただ伸ばした場合と比べ花が多数咲いても鉢が倒れにくくなる。花は弧の頂上付近から先端にかけて咲く。弧に沿って花が並ぶためかなり美しい。咲き始めたら夜だけ室内に花を向けて鑑賞する。家庭栽培では運搬のことを考えなくて良いため支柱を必要としない。まことに結構な技を見出したと胸を張る次第である。(まだまだプロには程遠いが)

また、花が咲くとき上ガクヘン(ドーサルセパル)が反り返る場合がある。花が開花してからある程度大きくなったときに手を良く洗って(手の油が花びらについて花を痛めないように)指で曲げてもどしてやるときれい決まる場合がある。

 

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