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ミルトニア Miltonia (Milt.)

 大型のパンジーを2倍ぐらい大きくしたような南米産のラン。夏に涼しく過させるのが栽培のポイントだ。水をよく与え、真夏は肥料を控え、秋にしっかり肥料を与えて株の充実を図る。冬は最低10度以上が必要だ。

 

Miltonia spectabilis var moreliana Henfry 1837 ミルトニア・スペクタビリス変種モレリアナ

夏の蘭としては有名な種である。えらく持ち上げている記述を本で見て昨年から欲しいと思っていたのだった。

8月1日全体に茶色いので枯れつつあるように見えるがそうでもなさそうだ。8月28日ちょっとだけ大きくなったような。

咲いたがあまりぱっとしない花だった。よく作り込めばおもしろい花になるだろう。勝負は来年だ。

2005年4月3日プラ鉢で新芽が4つでてきて窮屈そうだったので植え替えた。根がまるで回っていない。これは素焼鉢が向くのではなかろうかと考え、3号素焼鉢にミズゴケ、杉皮、椰子殻チップの混合で植えつけた。10月8日クール棚では日照不足だったのか咲く落ちだ。

2007年4月1日植え替えと株分けをした。はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると根の生育が悪く、杉皮と相性が悪かったようだ。2株になってしまい、それぞれ2.5号素焼鉢と3号プラポットにミズゴケで植え替えた。

 

Milt. Summer Time ‘Flash Moon’  ミルトニア サマータイム’フラッシュムーン’

 2007年5月6日 I氏よりいただく

早速花芽が出てきて驚いた。これはありがたい。9月9日花茎2本でつぼみはそれぞれ5つずつぐらいに。

 

Milt.「サティ」

2002年6月9日つぼみつきの見切り株を三田サティの園芸店にて500円で購入した。

ミルトニアが欲しい欲しいと思い続けて半年がたった。先週6月2日にもむむむと思うものがあったが、不明品種花3本立ちつぼみつきで1680円しかし色がいまいちというものだったので見送る。なかなか安くは手に入らない品種だと思う。しかし、普段は安いポットの苗ものばかりを買っていた(菊の苗見切り10円なんてのを11個も買った)店に思いがけず見切りの品しかもつぼみ2つ付きの株が、げっというほど安く出ていた。

バルブの形がオンシジウムに似ているぐらいに思っていたが、よく見てみるとずいぶん異なっている。葉がかなり多い。花茎が頂点に近いところから出ていた。どんな花が咲くのだろうか。どうも好みの赤ではない。つぼみの時点から顆粒状組織がきらきら光っている。6月16日に開花。白地に唇弁中央がかすかに黄色。花びらにすこしピンク色がでる。あの小さなつぼみに巨大な唇弁が畳み込まれているというのが不思議な花だ。つぼみに比べて恐ろしく花が大きい。10月に入り活動があるかとまっていたが、あまり元気がなさそうだ。1月になってもぱっとしない。夏よりはましという程度だ。

3月が植え替えの適期であるという。3月22日に植え替えた。前からぐらぐらして見栄えが悪い黒いバークだったが、ばらしてみると臭いも悪く、中心部は水苔だった。根はよくまわっていたようである。新芽はしっかりしており、これを大きくすればなかなかよい花がみられそうだった。新芽が上に向くようにすると昨年の大きなバルブは傾くが、そのように仕立てた。

5月9日新芽の内部からバルブがみえつつあるものの、それぞれが小さいのでタワケになったのかと気になる。

7月5日新芽がちまちまでただけで、作落ちだった。

2004年2月7日新芽がわらわらそだっている。間引いた方がよかったのかも知れない。

4月24日花茎2本がのびてつぼみが膨らんできた。5月16日開花。なかなかすてきな花が咲いた。

6月19日まだ咲いている。なかなか結構な植物であった。7月7日終了。53日間。

9月25日北海道S氏に異動。

 

ブラッシア Brassia

Brassia Longen Gigentia

 2001年6月16日新宿夏の蘭展にて1050円

お買い得に思えたのは新芽が2つ大きなバルブが6つという盛りだくさんなブラッシア1000円のみというところだった。見た目はオンシジウムそっくりである。近縁なのだろう。

10月バルブが大きく育ったが、日焼けをしたためかバルブの色が悪い。葉っぱもおちてしまった。バルブはゆっくりとしおれてしまった。あのまま育っていればよい花が見られたろうから残念であった。

11月9日花芽らしいものがあるのを見つけた。その後ただの芽ということがわかった。その芽がゆっくりと生育している。

8月18日バルブが完成している。花芽らしいものはでてこないで芽のようなものがでつつある。完成途上のバルブもあり、バックバルブからも芽がでていて、計3つの芽が出つつある。10月にはさらにふえて芽が5つになっている。

10月12日株分けをした。中がすかすかしていた。植え付けがわるかったのだ。3株になってしまった。

4月7日それぞれに活着して元気そうだ。それぞれ新芽が出てきた。

10月11日よく育っているが花茎は見えない。美しい葉である。

2004年2月7日状況が変らない。保温ケースにいれているが変化がない。

8月1日新芽3つのバルブができつつある。11月7日新芽は大きくなったがまたぞろ花芽出ず。

2005年1月29日変化なし。

4月17日鉢の外にバルブがでて作落ちしているため植え替えた。バルブをむしっていると、3系統だったらしく3つにわかれた。それぞれ3、2.5,2号素焼鉢に杉皮のふたをしてミズゴケで植えた。北海道の株は咲いたそうで、うちのはさっぱりかわらない。バックバルブから株が増える。

2006年5月4日例年と変わりなし。

2007年8月4日推定2株は残っているだろう。今年も咲かないねえ。

 

Brs. Eternal Wind ‘Summer Dream’ SM/JOGA ブラッシア・エターナルウインド ‘サマードリーム’

2005年6月7日 堺市H氏より寄贈される

 「分株」、といいつつなんと花芽があるではありませんか!すごい。立派に咲いた。

2006年5月4日新芽3つが旺盛に伸びている。これは期待できそう。7月23日大変立派に咲いたBrs. Eternal Wind Summer Dream SM/JOGA

2007年4月1日新芽4つが旺盛に伸びている。新芽が4本あった。いただいたままの植え付けだったので、コンポストの劣化をおそれて植え替えることにした。内部はあまり劣化していなかった。古くなって葉がおちた余分なバルブがなかった。ほぼそのまま3.5号素焼鉢にミズゴケで植えた。なんというか、花もすごいけれど、どこもかしこもきりりとした株だと感心した。

7月18日開花。花茎は4本。今年は午前中に香っていた。

 

コンパレッティア  Comparettia(Comp.)

略号 Comp. 熱帯アメリカの主としてアンデス山脈に約10種が分布する着生種。

Com. macroplectron?

2003年1月13日明幸園にて開花株を750円にて購入。

見事な開花株の値段を見てたまげた。名無しでマクロプレクトロンとはどこにも書いていなかったが、どう見てもこの種と思えるのでそのように扱う。ぱっと見た目オンシジウムのようだけれど、よく見たらまるで違う形態をしている。

2月花が終わった後かぶがぐらぐらするので植え替えた。もともと水苔だったものにバークでプラ鉢にいれてあるあまりよろしからぬ植え方だった。このままではさらにわるくなると判断したので水苔で素焼鉢に植え替えた。根がほとんどないのでぐらぐらする。幸い新芽が2月18日頃出てきたのでだいじょうぶだろう。2月28日脇から新芽が出ているのをみつけた。これで大丈夫と思えた。4月7日新芽はにょろにょろときれいな根を出し、活着している。油かす骨粉固形肥料を与えた。

7月5日花芽が5cmほどに伸びた。これはしっかりした育てやすそうなランだ。8月花芽は15cmほどになった。10月11日花茎は30cmほどで、蕾が分かれてみえつつある。

2004年1月5日そろそろ咲きそうな状態になってきた。焼けた葉でよくがんばってくれたと思う。新芽に出た別の花茎は短い状態で蕾が出ている。

どうしたものか途中で蕾の色が悪くなってきた。それでも1月14日に蕾1つだけ開花。

2月1日第二花茎の蕾が開花した。今度は至極まともにみえる。

初夏に植え替えをした。その後遮光の強い棚に移した。

8月1日あまり元気そうに見えない。8月22日株元がちゃいろくなってきた。こうなると絶望的だ。そのままお亡くなりになってしまった。これは痛い。

 

ゴメサ Gomesa

10種ほどがブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに分布する着生ラン。オンシジウムの近縁に見える。花茎がバルブの根本からでて弓なりに伸び、黄緑色の小さい花をたくさんつける。

 

Gom. verboonenii ‘Golden Falls’ CBR/JOGA 

2002年7月13日明幸園花無し見切り株を180円で購入。

花はなく、株のみためはオンシジウムそっくり。比較的小さなバルブに花茎が出ていた後があり、新芽がかなり大きいのでこれは秋に咲きそうだ。

9月末に花芽が出てきているのを見つけた。別の芽も出てきている。花芽だか芽だか。11月3日花芽2つと断定。稲穂のようなつぼみが出てくる。12月15日2つとも麦の穂そっくりである。どんな花か見当もつかない。

12月28日開花。さえない花という印象である。

2003年1月4日に田舎から家に戻ってきてみると姿が大きく変わっていた。かなりの迫力である。これはこれで見事な蘭だ。花の一つ一つはまったく人の形をしているという驚くべきランであった。香りがあると予想されていたのだが、全くなかったのが残念である。35日間開花して1月31日に終了。

10月11日新しく育ったバルブから新芽らしい芽が2つほどでてきている。花茎は不明。

11月28日観察が飛ぶが、このころには3本に枝分かれした花茎など3カ所からでて盛大な株になりつつあった。12月5日開花。なかなか立派である。今回は12月28日に24日で終了してしまった。

原種の、Gomesa verboonenii Pabst 1972であることが判明した。ラベルが大文字になっていたため交配種と誤解していた。

2004年2月7日新芽が3つほどみえる。7月1日花芽がみつかった。狂い咲きであろうか。7月21日開花。落っことして鉢を割ってしまったので8月16日に植え替えをした。えらくよく根がまわっていた。

9月25日北海道S氏に異動。盛大に咲いてくれたそうである。

 

Psychopsysサイコプシス

Psychopsys(Onc.) Kalihi サイコプシス カリヒ

2003年8月30日明幸園にて1350円+税で購入

5月22日の日誌に「ネットを見ていて明幸園の通販のページに「オンシジウムカリヒ1400円」というのをみつけた。最近は名前と画像データがあたまの中でつながるようになっているため、あのOnc.パピリオ(Psychopsys. papilio)もどきと気が付いて驚いた。kramerianum x papilioという交配種である。花の大きさ、奇妙さ、次々咲くなど魅力的な特徴を持っている。通常3000円をくだらないものだと思っていた。咲くまでは結構かかるかも知れないが、ちょっと気になる」と記述し、当時から目を付けていた。本日かみさんの用事のついでに明幸園を訪れたところなんと蕾付きでその苗が展示してあった。値段、珍しさ、蕾付き、ということで四の五の言わず購入。蕾がいつ頃開花するかは不明だが2週間ほどだろうか。株本体の姿はバルボフィラムのような雰囲気がある。花茎は30cmほどだ。

昔百貨店のラン展で「なんじゃこりゃあ」という蘭を見ていまその画像を見ながら思うにこの蘭サイコプシスの一味らしい。

9月11日開花。うーん、すごい。「仮面ライ×ー」「ガン○ム」「最終兵器△女」(^^;)などが頭をよぎる。それにしてもランのすごさよ。確かラビアタの開花で巻き起こったイギリスのラン熱に感染した貴族がOnc.パピリオをこよなく愛し、とりつかれたように体育館のような温室をつくったという。ようやる。

9月26日ぽろりと落ちて終了、16日間。蕾のお代わりがあるが10月11日ほとんど膨らんでいない。

2004年2月1日ずーっと変らない。3月に変化のなかった花茎の先端でつぼみが膨らみ始め、3月14日開花、これは1週間ほどさいていた。4月17日つぎのつぼみがしけた。24日新たなつぼみが膨らみ始めている。

7月5日開花。8月16日新芽があかんようだ。まもなくまた開花である。8月20日開花。その後10月にも開花。

2005年1月29日変化なし。

3月28日1年前新芽をくさらせ、植え替えの必要を感じていたが、迷いがあってできなかった。えらく大事にしていると手を出しにくくなるのである。ちょくちょく咲く花茎があればなおさらだった。今回新芽が腐ればもうあとがないのでえいやと植え替えた。はずしてみるとなんとアリの巣があった。アリと卵みたいなものが見える。外に出てコンポストをおとし、水洗いしてきた。防虫網のかわりに杉皮を穴にあて2.5号鉢にミズゴケと椰子ガラで植えた。

10月8日新芽3つ、ぼちぼち大きくなってくれている。

2006年2月18日新芽1つがゆっくりと葉を大きくしている。

それも枯れてしまい4月22日とうとうお亡くなりになってしまった。

 

ロドリゲシア  Rodriguezia

略号 Rdza. メキシコ、ニカラグア、ブラジル、ペルーに約35種が分布する着生種。オンシジウムやコンパレティアの近縁。屋外では遮光50%、冬は10度以上。生育期は水たっぷり、冬は控える。オンシジウムに準じる。カトレアの硬い葉とオンシジウムの姿をあわせたような草姿である。Rodriguezia decora ロドリゲチア・デコラ

2003年1月3日岩国の園芸店にて開花株を780円で購入。

バルブ3つに花茎3つ、それぞれに花が6つほどついていた。珍しい蘭の開花株がやすいのに驚く。1月11日花はいたみ始めた。

3月2日新芽が二つ伸びてきた。葉の間から出るのが花芽で、根本から出るのは新芽と理解している。しかし一見花芽のように見える姿をしている。3月31日10cmにも伸びてこれは花芽ではないか、とある種確信を持ったのであるが、かねてより「ランナーを出す」とどこかで読んでいたので確認する。「ランナーは20cmにもなる」という記述があり納得した。それにしてもそんなに伸びたやつを一体どうすればいいのであろうか。ヘゴ板に鉢をくくりつけ、ヘゴ板に活着させる、という案がある。スペースシャトルみたいな状態である。いっそ全部ヘゴ棒にくくりつけてしまうのが正解なのであろう。しかしこういう蘭だからバルブ三つはじつは別々の赤の他人だったりすれば、一挙に3株になってしまうおそれがある。面白い蘭だからすぐにもらい手が見つかるとは思うが。

4月7日遅れていた三つめのバルブからも新芽が出てきた。4月25日茎の途中から根がでてきつつある。7月5日3株が空中戦をしている。もう1つ鉢から新芽が出てきた。

7月花芽らしいものが出てきた。10月11日、空中に飛び出した株が2つあり、けぶるような根が大量に出ている。これに霧吹きで水をかける。花茎は2本で30cmほどで蕾が出てきそうな雰囲気はある。

11月10日稲穂のように蕾が見えるようになった。11月26日開花。あまりぱっとしない開花であった。根っこがじゃまな分あまりうれしくない蘭である。

2004年初夏に植え替えた。

8月1日生育はぼちぼちであろうか。8月20日花芽が見えてきた。

10月堺市H氏に異動。

 

イオノプシス  Ionopsis

熱帯アメリカに5種が見られる着生種。オンシジウムぐらいに考えて育てる。

Ionopsis utricularioidesイオノプシス・ウトリクラリオイデス

2003年4月5日神戸ラン展にて山上園芸(坂出市500円花芽付き

かみさんが神戸ラン展に単独行動をしていた際に「明幸園に私好みの花の小さな1500円のやつがあった」と聞き、子守を交代して入ったラン展で探し回り「むむ、これか1500円は高い」とやすいものを探し回り、似たものをひっつかんで帰ったという経緯があった。

花は(原産地では)周年みられるとか。ロドリゲシア・デコラに近いような花だ。そういえばオンシジウムと交配できるらしい。開花株もあったが、すぐ散りそうだったので買ったのは花茎が立ち上がっていて蕾も見えないような株である。1000円の開花株はかなりの花数がついていた。よく育つとなかなか面白い株になるらしい。これは面白そうだ。よくみれば新芽もあった。

6月14日花芽は活動を止めている。新芽が活動しているようだ。11月28日しょぼいじょうたいがつづいている。

2004年2月1日葉がぽろりととれてお亡くなりになってしまった。

 

Ornithophoraオルニトフォーラ

略号 Orpha. "1種がブラジルに産する小型の着生ラン。属名はギリシア語のornis, ithos鳥、 phoros態度、で蕊柱の姿を側面から見て鳥みたいだったため。栽培は強健で容易。栽培温度最低10度。ほぼオンシジウムの薄葉系に準じる。ヘゴ板も可。

 

Ornithophora radicanse オルニトフォーラ・ラディカンス 

2003年9月7日豊橋蘭友会250円

これも手書きにレシートに「浅田」とある。さえない花らしいが、なぜか載っている本では大きく扱われる変な蘭である。9月22日開花。花の形は唇弁がイカリの形で特徴的で面白い。

10月11日、ほぼ満開である。香りは変な匂いだが姿がかわいらしい。11月10日ほぼ花は終わったようだ。

2004年4月24日鉢からあふれ出してたいした繁栄振りである。6月12日花芽がつぼみつきでいくつも出てきた。

7月5日開花。

7月18日直射日光でも葉がやける様子がない。花はえらくたくさん出てきた。8月1日やはり焼けない。これは丈夫な蘭だ。8月16日やっぱり直射日光で元気だ。今後は直射日光で育てる。やたらめったら長くさいていた。株分けしたところ8つになった。埼玉県S氏や堺市H氏にもらっていただいた。1株残した。

2005年1月29日デンドロ扱いでも元気そうである。9月1日開花しているOrnithophora radicanse

2006年7月16日開花。暮れまで咲きつづけた。

2007年7月23日開花。今年も大きくなった。9月9日花芽を続々と出しつついつまでも咲いている。

 

アスパシア Aspasia

略号 Asp. ガテマラからブラジルに8種が分布。語源はギリシア語のaspasios(感じが良い)か、ペリクレスの愛した才色兼備のAspasiaにちなむのではと諸説ある。栽培では夏に40%遮光し、それ以外はよく日に当てる。最低温度10度以上に保つ。成長期には水をたっぷり、肥料は液肥を月3回程度与える。開花後春に植え替え可。水苔と素焼鉢で植える。

 

Aspasia lunata アスパシア・ルナタ

2003年1月3日春花園にて150円(←980円)で購入

名無し株がずらーっと並ぶ中、あのスズキラン園の札がついていた。新芽二つが出ている。この新芽から花が出るのではないかと思う。オンシジウムの近縁だが、新芽の出方が面白い。バルブが持ち上がったような高い位置に出来る。

4月24日つぼみがバルブ2つそれぞれに大きくなってきた。5月4日開花。

7月18日新芽2つが育ってきた。その後4つになった。

2005年1月29日元気そうに新芽が大きくなっている。新芽4つが大きくなり、つぼみがいくつも出てきた。1花茎2個、合計4つというバルブもある。4月28日開花Aspasia lunata

6月7日堺市H様にもらっていただいた。

 

Lockhartia ロックハーティア

略号 Lhta. 30種がメキシコから南アメリカ北部、トリニダートに分布する着生ラン。属名は採取したトリニダート植物園のD.Lockhartを記念したもの。栽培は容易で、ほぼ薄葉系のオンシジウム属に準じる。代表種  Lhta. oerstedii

Lhta. oerstedii ロックハーティア・エルステディイ

2004年1月4日アルバオーキッドにて1000円で購入

大層変な姿の蘭である。花はオンシに雰囲気が似ている。水を好むと言われた。年中咲くという記述を読んだように思う。

7月18日新芽が伸びてきている。

11月7日花芽らしいものを見た。12月8日に開花。かなりかわいい花である。

2005年1月29日変化なし。2月23日開花Lhta. oerstedii12月2日つぼみらしいものが見える。12月28日開花。

2007年4月9日しょっちゅう咲いているため記録をサボっている。

8月4日まだ咲いている。すごいなこの株は。姿もかっこいいし。

 

人工交配属

ミルトニジウム  Miltonidium(Mtdm.)

Miltonidium(Mtdm.)=Miltonia(Milt.) ´ Oncidium (Onc.) 人口属1940年の登録。

Mtdm. Pupukea Sunset Hawaiikai’ ミルトニジウム ププケアサンセット ‘ハワイカイ’

 Milt.warscewiczii ´ Onc. cheirophorum

2003年5月17日明幸園にて見切り株300円

どうも欲しいものがなかったが2年ほど前500円のププケアサンセットを買うか買わないか迷った覚えがあり(安いけれどぱっとしないなあ、などと考えていた)、300円ならと手が出た。えらく小さい。親のケイロホルムによく似ている。300円で名札付き個体名付きの株だから格安である。

8月28日新芽が伸びている。10月11日新芽がよく育っている。11月初旬に花芽が見えた。

2004年1月5日蕾が太ってきている。花茎は3本になった。

1月14日開花。原種のMilt.warscewicziiの影響が大きいような花だ。花茎3本で断続的に咲き、4月24日でもなお花がある。11月7日元気に育った。開花は冬か。

2005年1月28日花茎が引っかかっていたのを引っ張り出した。6月7日堺市H様に差し上げた。

 

Bapticidium (Btcm.) バプティシジウム

Btcm. Little Dragon ‘Kid’  バプティシジウム・リトルドラゴン‘キッド’

2004年5月8日明幸園300円(←650円)

花も終わっていたが、ついていた紙に「Btcm. Little Dragon ‘Kid’」とあり、これはオンシジウム類の知らない属だからと手が出た。Btcmはブラシジウムだと見当を付けたのだが、Brassidiumの略号はBrsdm.である。まあ、おいおいわかるだろう。

プラポットに2重に植えられていたのではずしてひんむいた。えらく小さい。しっかりした新芽がある。2号素焼鉢に水苔+杉皮で植え付けた。

調べてみるとBapticidium (Btcm.) バプティシジウムといい、バプティストニア(Baptistonia)と、オンシジウム(Bapt. echinata x Onc. cheirophorum)の2属間交配であることがわかった。「鮮明な黄に茶褐色リップ、花幅は約2cm、栽培容易な小型種」という。交配親の原種はどちらも見たことがあるが、こんなものが交配できるとはオンシジウム類の幅の広さを思い知らされた。

新芽が8月に発見されたが、バッタに食われたらしい。残念だ。

2005年6月2日に開花Btcm. Little Dragon ‘Kid’10月8日ちょっとよわっていたように見えたが新芽2つがすこし元気になってきた。

2007年4月1日花芽を見つけた。2本ほどか。5月24日開花Btcm. Little Dragon ‘Kid’。生育不良だったので株分けして2株2号鉢に植え付けた。

 

オドントニア Odontonia (Odtna.)

オドントグロッサムとミルトニアの属間交配種。

Odtna. Susan Bogdano

2002年2月23日有馬高校の蘭展示会にて1000円で購入。

かみさんに気に入られて購入してきた。おどんとにあ?。買ってすぐしおれるぞ、と思える薄い花弁だったが予想通り翌日にはいくつかの花がくったりしてきた。3日ほどで見る影もなく散ってしまった。

3月10日別に花芽が伸びてきているのを見出した。損した、と思っていたのだが機嫌を直した。つぼみは4つあり、ゆっくりと伸びている。4月に入り、部屋の気候が気に入らないのかつぼみが1つ2つと黄変してしまった。最後に残ったつぼみが4月18日に開花した。何ともおもしろい柄の花だ。5月4日まで咲いていた。プラポットが嫌いな私はつい植え替えに走ってしまう。3.5号鉢バーク植えだと思ったが、内部に2号鉢水苔の部分が見つかった。バークを取り除き、根を水苔で包んで3号素焼鉢に植え替えた。大きな新芽と、小型の新芽2本がある。いやににぎやかな鉢だ。

10月18日芽も大きくなり満作確実である。

2月22日冬によく育つと考えていたが、越冬ケースの環境が悪いのか伸び悩んでいるようだ。

4月7日芽が多くてあまり大きくなれないのであろうか。新芽はまだ出ない。こりゃ空振りか。7月5日今年は空振りだ。

2004年2月7日引っこ抜いてみると根がほとんどまわっていない。最近「水ぐっちょり」というプラ鉢の植え方も種によっては必要ではないかと思うようになってきた。はずして掃除をしていると2つに分けざるを得なくなり、それぞれ3号のプラ鉢にうえつけた。植えたあとで思うに、根がまわっていなかったのは鉢が大きすぎたからで、小さな鉢に乾かし気味、という道もあったという気がしてきた。

3月に花茎を見たが、しけてしまった。4月23日新芽がでてきた。

2005年1月29日あまり調子は良さそうではない。9月10日バルブが腐っていたのでちょんぎって植え替えた。10月8日これもちょっとよわっている。

 

ハウエアラ Howeara

HowearaはLeochilus(しらんなあ)、Oncidium、Rodrigueziaの3属間の交配で作られた人工新属である。

Hwra. Lava Burst 'Puanani' AM/AOSハウエアラ ラバブラスト’プアナニ’

2003年9月7日豊橋蘭友会 ゴンベッサ氏よりいただく

名前がハワイ的な感じだが)という。種名を「溶岩噴出」と訳せばどういう花が咲くか想像できる。これを受け取ったゴンベッサ氏は私に惜しげもなくほいとくださった。

この属名の省略形は名札にはHowとあったが、本とネットではHwra.とある。かなり有名個体株らしく1800円という値段が付いており、あとでわかってえらく得した気分になった。

10月5日明幸園で結構安く多量に出回っていたようだ。11月初旬に花芽を見つけた。

12月17日開花。

2004年1月5日なお咲き続けている。1月30日に終了、45日間。

8月28日昨年よりもえらく大きくなった。カトレアの親戚ではないかというよく似たバルブになった。10月31日開花。11月7日多数の枝分かれを見つけた。これは大化けの可能性がある。

2005年6月7日堺市H様にもらっていただいた。

 

Hwra. Chian-Tzy Lovely ‘CT. Golden Bug’ ハウエアラ・チャンツィーラブリー‘CTゴールデンバグ’ 

2004年5月18日堺市H様よりいただいた

 「黄色い小花がたくさんつく。よく増える」とのこと。9月18日開花。1輪だけで長く咲いていた。

 2005年6月10日静岡市K氏にもらっていただいた。

 

ブイルステケアラ  Vuylstekeara

略号 Vuyl. 人口属コクリオダ×ミルトニア×オドントグロッサムの3属交配人口属。1912年登録。 最初の交配種はJ.Hyeにより1912年に登録されている。属名はベルギーのラン育種家C. Vuylsteke(フイルステケと読めるが)にちなむ(なんでじゃ)。代表種  Vuyl. Edna。オンシジウムあつかいをして育てる。

Vuyl. Edna ‘Stamperland’ FCC/RHS, FCC/AOS ブイルステケアラ エドナ スタンパーランド

2002年11月22日名古屋のランの館にて315円で購入

Mtda. Harwoodii × Oda. Charlesworthii 1921年登録。

出張の帰りに名古屋に立ち寄り、ランの館で手に入れたさえない鉢だった。みためはオンシジウムである。葉がながく弧を描くように品よくたらーんと垂れている。

FCCってなんだったけ?。ファーストクラスサーティフィケーションの略。89.5点以上。BM,AMの上で、GMと同等。1年間でFCCを与えられるランは10前後だ。それを2度も授賞しているとはこの個体「スタンパーランド」はすごい。どんな花じゃ、とみれば鮮やかな赤い花だ。3冊の本に載っていた(「洋ランポケット辞典」に誤植発見Stamparlandだって)。耐暑性はある程度あるそうだ。大事に育てよう。新芽がある。きっと咲く。(11月30日2株寄植2800円を見た。そんなにいい花かなあ、という感想である。しかし何日たっても覚えられない属名である。トシかなあ)。

3月2日新芽は3つもある。6月14日順調に育っている。

記述が飛んでいるが8月28日には2本ある花茎に蕾が見分けられるようになった。

9月12日蕾がきれいな赤に色づいている。花茎は枝分かれしつつあり蕾の数が増えそうだ。9月24日開花。10月11日かなり咲いて、えらくきれいな赤の発色をする11月10日花がまばらになってきた。それにしても小さな鉢で素晴らしいパフォーマンスだった。

2004年2月7日新芽が2つ育っている。昨年花がついたバルブは1つだけだった。その1つでかなり豪華だったので、バルブが2つだとまた豪華だろう。5月3日もう花芽が出てきた。節操なく咲くタイプなのだろうか。

6月14日開花。

7月17日コナカイガラムシが多いのでスプラサイドを噴霧した。このころまでは咲いていた。8月1日新芽が比較的大きく育った。8月28日花芽を確認。今年は小ぶりだなあ。

2005年1月29日余り変化はない。8月13日に咲いたVuyl. Edna ‘Stamperland’ FCC/RHS, FCC/AOS

 弱ってきたので、2006年6月14日北海道S様にもらっていただいた。

 

デガーモアラ Degarmoara

略号 Dgmra. =Brassia(Brs.)×Miltonia(Milt.)×Odontoglossum(Odm.)

Dgmra. Winter Wonderland ‘White Fairy’   デガーモアラ・ウインターワンダーランド ‘ホワイトフェアリー’ 

2004年4月4日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500円

こういう花ええなあ、とおもっていたビーララそっくりの大きな花だった。よりどり2株1000円のなかにあったのでつかんでしまった。何だこの略号は!かえって「蘭事典」を探す。載ってるわけねえわな、入力した覚えがないもん、と思っていると載っていた。

新芽が2つもある。健康そうな背の高い姿のよい株だ。プラポットでは立てることができないので3.75号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。新芽がわらわら出て株全体が大きい。かなり場所をとるようだが。

2005年1月29日大きいなあ。こまったもんである。株分けして北海道S氏にもらっていただいた。こちらは見事に咲いたそうだが、10月8日こちらはまたじわじわ大きくなって咲いてくれない。

2006年1月6日開花5月4日やっと新芽がみえてきた。

6月5日 静岡県K様にもらっていただいた。

 

ブルラゲアラ  Burrageara

略号 Burr. コクリオダ×ミルトニア×オドントグロッサム×オンシジウムの4属交配人口属。

 

Burr. Stephen Isler ブルラゲアラ・ステファン アイラー

2004年1月3日春花園にて150円(←980円)で購入

名無し株がずらーっと並ぶ中、あのスズキラン園の札がついていた。なんと花芽が出ている。これほど安い花芽付株というのは見たことがない。

2月7日開花。かなり長い間さいていた。色合いといいなかなかいい。花はえらく長い間咲いていた。花後素焼鉢に植え替えた。8月28日新芽2つが大きく育った。

2005年1月26日開花Burr. Stephen Isler 。大きくなった。10月8日弱った部分もあるがおおむね調子よく育っている。

 2006年2月12日開花。今回花茎は3本。5月4日まだ咲いている。すごいなあ。3ヶ月とは。

 5月16日 北海道S様にもらっていただいた。この株は本当にすばらしい株だった。

 

ビーララ Beallara

略号 Bllra. 人口属Brassia(Brs.)×Cochlioda(Cda.)×Miltonia(Milt.)×Odontoglossum(Odm.) 花命は非常に長く、年2回程度咲くものもあるという。

 

Bllra. Smile Eri  ビーララ・スマイルエリー

2004年6月27日花工場3株480円 

ビーララというのはブラッシア、コクリオダ、ミルトニア、オドントグロッスムの4属交配属でね、ブラッシア以外は耐暑性が低いのですが、ブラッシアを混ぜて暑くても枯れなくなりましたねえ。しかもこの品種は花もちがよくて、時間がたつにつれて蝋のような白い花だったものがピンク色に縁取られてゆくんですねえ。花の姿といい色合いといい仕事してますねぇ。2002年の神戸らん展で見かけて以来探してましてねえ。当時は1株2000円を下らず手が出なかったところに店員がやたらと褒めちぎっていました。やっと出てきましたねえ。

しかしえらい下がりましたねえ。生産過剰なんですかねえ。3株の寄せ植えですね。咲いているときは高かったんでしょうけど。

8月16日3株とも新芽が出てきた。2株は北海道と堺市にもらわれていった。1株はのこって新芽が大きくなってきた。

2005年1月29日ゆっくり成長中。514日開花Bllra. 'Smile Eri'10月8日新芽2つがゆっくり育っている。

2006年5月4日2つのバルブのうち1つのバルブから2本の花茎がでてつぼみが多くついている。

2007年4月8日2株にそれぞれ花芽がでている。時間をあけて開花してくれた。5月16日、30日開花

 

Incdm. Popcorn‘Haruri’イオノシジウム・ポップコーン‘ハルリ’

2004年10月12日堺市H様よりいただいた有名交配種。

2006年2月4日開花。花茎2本が大変よい枝ぶりで咲いているすばらしい開花だ。

4月22日植え替え新芽が2つで鉢の外にでつつある2号素焼水苔を2.5号プラポット椰子殻下敷にして水苔で植えた。

2007年4月8日花芽がでてきた。5月23日開花。

 

Ionettia Cherry Dance イオネッティア・チェリーダンス

2006年5月20日明幸園100円←680

新属(このサイトでは)である。Incdm. Popcorn‘Haruri’に雰囲気が似ている。なんだろうと考えていると、イオノプシスとコンパレティアの属間交配種に違いないと思える。どっちも枯らしたことがある縁起の悪そうな交配種である。新芽がある。植え替えたら2株になりそうな雰囲気だ。

2007年2月14日開花。なかなか素晴らしい。長く咲いてくれた。

一株6月18日堺市H様に差し上げた。1株残り。

 

 

Ornithodium sophoronitis オルニソジウム・ソフロニチス

2004年10月12日堺市H様よりいただいた。

調査中。交配種のような雰囲気の属名だ。なにやら根元が腐って10月30日お亡くなりになってしまった。過湿に気がつかなかったのが原因。いわゆる水のやりすぎというやつである。とほほ。

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