デンドロビウム 交配種

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ノビル系交配種

Den. White Rabbit ‘Sakurahime’ ホワイトラビット ‘桜姫’

ノビル系デンドロである。2001年3月4日 国際蘭展東京ドームにて2000円で購入。大きな鉢なのでまともに買うと高いだろう。閉店前の見本のたたき売りをおば様たちの機先を制して買ったのだ。白地に周辺部が上品な桃色になる。購入時にすでに満開だったが1か月半ほど立派に咲いていた。咲かせることができればかなり長く楽しむことができるだろう。4月末には4つの新芽が生えてきた。高芽も一つ出てきた。

高芽は7月22日にもぎとって2号鉢に植えた。バルブは当初からある4本に及ばなかったが6本増えてにぎやかな鉢になった。

11月14日に屋内に取り込んだ。14℃以下の低温に一晩3時間以上、これを20回、というお約束らしいが、たぶんそれを満たしたのだろう。もうすでに花芽と思われるふくらみがいくつか見られた。購入時のバルブは今年のバルブよりも10cmは高い。プロはこのバルブの元になった芽を早めに出させるために冬の温度を高めに保ち、芽吹きをよくしてから夏に高く育てるのである。花を観賞するとさほど温度を上げないので新芽が4月末になるが、プロはそれより2ないし3ヶ月は早く芽をださせているのではないだろうか。その差がバルブの高さに出るのだと考えている。

11月31日、バルブの側面に緑色のできものがぽこっといくつも出来ているのを見つけた。花芽である。なにやら昨年のバルブにも出来ている。

2002年1月8日、花茎につぼみがそれぞれ3個程度つくようだ。大きなバルブのつぼみの生長はよく、小さなバルブでは遅い。花芽が現れないバルブもある。かなり日に当てたつもりだったが、まだまだだったのだろうか。1月23日つぼみの数は36個ある。日に向けている方が生育が遅いように見える。1月27日に開花。素人くさい花の偏った鉢だが、花は大きく美しい。かすかによい香りを感じる。その後2月9日にはほぼ満開になりたいそう美しい鉢になった。花は昨年よりも大きく感じられ7cmの広がりがあり、唇弁のくぼみがビロードのようになっている。ただ、バルブがこの時期でまわっている市販の鉢よりもしわしわで心配している。だが、2月10日大阪松坂屋の蘭展に出展されていた同じ品種もバルブがしわしわだったのでそういう性質なのだと安心した。3月22日に花をいくつか切ったが、まだ半分くらい残っていてなお美しいと思える。きっちり2ヶ月は楽しむことができた。3月29日になってもまだきれいに咲いている花がある。結局4月21日に2株に植え替えても数日咲いていた。3ヶ月ばっちり咲くデンドロである。芽もそれぞれの鉢に3つ出た。おすすめの優良品種といえよう。

5月末にもなって花のつぼみが一つだけ大きくなってきている。6月に最低気温をしらべてみると日中32度の日がつづいていたのに連日13度であることがわかって驚いた。4月5月とたっぷり低温に当ててしまっていたらしい。6月7日に開花。つぼみ一つだったためか、養分たっぷりなのかペタル間距離85mmの巨大な花が咲いた。まだ広がりつつある。ミディカトレアに匹敵する大きさである。8日には香りもしていた。6月23日に終了。夏は終わるのが早い。

10月19日2鉢のうち1鉢は生育が思わしくない。

今年は寒い。9月から8度を記録していた。11月にマイナス1.6度になったのを機に取り込んでしまった。早めに花芽が出るのではないだろうか。ところがどっこい12月21日になっても出足が遅い。古いバルブには出たが、新バルブにはなかなかでない。

1月28日、2株のうち1株はかろうじていくつか花芽が出てきている。もう一株はどうも出ないようだ。春先に出足が悪かったからではないか、と思わないではない。デンドロはわかったようでいてわからない。生育期に高温がよい、と感じている。

2月27日開花。何とか格好が付きそうだ。2月27日に開花。花が大きく見えるので、なにやら盛大に見える。3月8日もう一株の花2つが開花。たった二つである。3月17日花が多い方の株にコナカイガラムシが発見された。花の裏にひっついていた。とうとうデンドロにも魔の手を伸ばしてきたのであった。

4月2つある鉢のそれぞれにあった大きな新芽を家族に相次いでおられてしまった。

4月18日頃あいついで終了。6月14日なかなか調子よく出ているようだ。10月11日なかなかよく育っている。盛大に咲かせるぞ。

11月12日なかなかの仕上がりである。花芽はまだ明瞭には見ない。12月10日花芽も結構出てきたし、株の姿もよいので今年も格好が付いた。

2004年2月1日花芽は十分な数ついている。リビングで加温しつつ育てる。

2月26日開花。

7月30日1輪だけ異常開花。10月12日高芽を残して堺市H氏に異動。

2005年3月4日高芽つきバルブを棚の上に転がしておいたら新芽と根がでてきた。10月8日高芽はなんとかバルブになっている。何株あるのかわからなくなっている。兵庫県S氏に1鉢予約。これを凍らせて枯らしそうになった。9月16日なんとか復活して小さいバルブ1つが育っている。

 

Den. Oriental Spirit ‘Miyabi’ デンドロビウム・オリエンタルスピリット‘ミヤビ

2005年6月7日 堺市H氏より寄贈される

 高芽取り。小さい株は好き。2006年9月16日新バルブが10cmほどに育っている。

 

 Den. Spring Color 'Hohoemi' スプリングカラー‘ほほえみ’

2001年6月17日ベルプラザ(埼玉県川口市神戸147番地 048-294-5000)にて315円で購入。バルブ3本、新芽3本という内容だった。

どんな花が咲くかわからないという点が楽しみといえば言える。10月にはバルブが完成し、よく太って光がすけて美しい。

11月14日に屋内に取り込んだ。14℃以下の低温に一晩3時間以上、これを20回、というお約束らしいが、たぶんそれを満たしているのだろう。

2002年1月8日結果ははずれで何も出てこない。少々いじめ方が生ぬるかったようだ。物の本によると、花芽分化のためにはバルブをよく日に当てて早く完成させなければならない、とある。7月からよく日に当てていたが、それでは3ヶ月遅かったのかもしれない。今年咲かなかったバルブは来年咲くらしいので期待して育てる。

結局3月というのに芽ばかりでて動きがない。芽と新根はみずみずしくてたいそう美しい。芽は全部で12ほども出た。順調に生育している。肥料もたっぷりやり、直射日光に長時間あてているためか発育がよい。全体としてにぎやかな鉢になった。

11月27日どのバルブにも花芽と思われる側面の突起が現れている。今年は確実に花が咲きそうだ。1月10日花芽も大きくスゴイ数になり、新芽まで出てきた。やっと栽培のコツがつかめたような気がする。日当たりは家に劣るが、生育期相当高温で育てた。

1月31日開花。またもピンク系だった。香りが多めにある。当初さえなかったのだが、だんだんよく思えてきた。3月18日そろそろ下火になりつつある。4月12日終了。

6月14日高芽3本が育っている。新芽もものすごい数が育っている。

11月12日バルブ25本を数えるまでに繁った。まだ花芽はつかない。

2004年1月6日一部に花芽はみえるが、よく肥えたメインバルブには花芽がみえない。この図体で作落ちしやがったら放出である。放出先で今年の分まで盛大に咲くだろうなあ。

2月26日ごろ2003年に育ったバルブに花芽が出てきた。今頃出てきたのか。

3月25日開花。5月9日終了。46日間。

8月1日高芽だらけの森みたいな巨大な株である。高芽が複数あるため、実験に使う(といっても育てるのだが)。もらってくれるはずの方から「大きいので遠慮します」とごもっともなお話をいただき、残留が決まった。このままではますますぐれると判断して9月に株の整理を行った。高芽で6鉢はできた。本体は古いバルブを切除して3株になった。これでまあちゃんと咲くのではないか。9月にそんなことをして大丈夫だったのかは今後わかる。

10月12日すべて堺市H氏に異動。

 

Den. Spring Harmony 'Harp' スプリングハーモニー‘ハープ’

2001年6月17日ベルプラザ(埼玉県川口市神戸147番地 048-294-5000)にて315円で購入。20cmバルブ2本、新芽2本という内容だった。10月にはバルブが完成し、よく太って光がすけて美しい。

11月14日に屋内に取り込んだ。14℃以下の低温に一晩3時間以上、これを20回、というお約束らしいが、たぶんそれを満たしているだろう。(今度は8℃までいじめてやる)

2002年1月8日結果ははずれで何も出てこない。少々いじめ方が生ぬるかったようだ。物の本によると、花芽分化のためにはバルブをよく日に当てて早く完成させなければならない、とある。7月からよく日に当てていたが、それでは3ヶ月遅かったのかもしれない。今年咲かなかったバルブは来年咲くらしいので期待して育てる。

結局3月というのに芽ばかりでて動きがない。3月6日に寄せ植えをほぐして2株にして素焼3号鉢にそれぞれ植えた。順調に大きくなっている。一鉢を自宅に、一方を職場に持っていった。

夏の間の育成でこの2鉢は持っているノビル系デンドロでは最大級のバルブに育った。11月27日になっても花芽突起は明瞭ではないがたしかに花芽はあるのでほぼ間違いなく開花すると思う。12月20日職場のものは新旧のバルブにたっぷり花芽が出ている。家の兄弟株は芽出しが遅れている。

1月27日に開花。ゆっくりと開き29日にほぼ満開になった。中心が(のどが)濃い紫で黒に見える。その外側にうっすらと黄色で、白を基調にして先端部分にピンク色が入る。花の数は24個あり、なかなかボリュームがある。1月31日同僚の部屋に出向した。そのごよく開き、色もはっきりしてくるとこれはかなり上出来の株ではないかと見直すことになった。

3月4日花がしおれ始めている。暖かい部屋は苦手のようだ。この点デンファレよりはもちが悪い。3月11日に終了。40日間だった。もう1株は3月3日に開花。2株のうち1株、2003年3月18日Mさんに差し上げた。

11月12日大きく育ったバルブが寝ている。あとから出たバルブ2本は途中でとまるのであろう。花芽はまだつかないようだ。2004年1月10日どうもほとんど花芽がない。来年はたっぷり出るだろうが今年はあかんようだ。

2月7日なんとか花芽がでている。寒い場所でいじめてよく日に当てた。

4月20日開花。何かしらいい花が咲くなあ。5月9日終了。20日間。

10月12日堺市H氏に異動。

 

Den. Bizen ‘Akebono’ 備前 曙

 2006年5月17日四国のN氏よりいただいた

 新芽1本。ノビル系のノビルっぽい花である。

 2007年3月13日開花。黄色の香りの良い花が裸バルブにわらわら咲いた。

 

Den. kingianum? キンギアナムらしい

2001年5月頃宝塚園芸サービスにて780円花つきを購入

1年目:購入したときは強烈な香りだった。新芽が5本夏までに育った。12月23日に花芽と思われる芽が12個出てきていることがわかった。強い日光にも平気で、乾燥にも強く耐寒性があり育てやすく、よく増える。花芽らしいものがたくさん出てきた。2月9日小さなつぼみを多数確認。花付きがすこぶるよい。

5月ごろ咲くのだろうと思っていたのが、2月28日に咲いてしまった。自作ランケースの20度が成長を加速したのであろうか。胡蝶蘭は不調だが、なんやかんやとよく花が咲く。花の数が多く、垂直に立ち上がった花茎にたくさん咲いて豪華だ。香りもよい。日差しが当たってはじめて香る。

2年目:2002年は6月1日に新芽を見かけた。新規なバルブは3つ。いつの間にか完成していた。この株はまず咲くものと考えてまったく心配していない。12月10日久しぶりに手に取ってみるとすさまじいばかりに花芽がでており、22にまで数えてわからなくなってやめた。1月29日にはつぼみがはっきりしてきた。

アブラムシが発生しており、その退治のために寒さに当てるなど無茶をしたため、蕾の大半が不調になってしまった。かわいそうなことをした。アブラムシは根気よく捕ればよかったのである。2月22日開花したが、姿は大層悪くなった。アブラムシは近隣のエピデンドラムにもうつり、何度も取ったが取りきれない。薬による駆除を検討する。蘭屋さんでもみかけるので苦慮しているようだ。

6月14日新芽5本ほどが順調に伸びている。夏になりさらにのびてきた。これも育ちすぎである。

11月12日かみさんの気になる花はキンギアナムのシロらしいことがわかる。この鉢に期待してくれるらしい。

12月花芽は数え切れない。たぶん20以上はある。

2004年2月1日蕾が見分けられる花芽がわらわらのびてきた。22本ある。2月17日開花。盛大な大株になった。ところどころあかんようになるつぼみがある。3月13日終了。26日間。かみさんのお気に入りである。8月28日もうできあがっている。新芽がこれからでるでなし、せっせと光合成をして養分を蓄えているらしい。10月4日この時期ですら新芽が葉を開きつつある。文句なしの大株になった。10月11日株分け。10月12日3号鉢を残して堺市H氏に異動。

2005年3月4日花芽がわらわらでてきた。つぼみが不調になりつつも、よく咲いた。高芽がでて3本ずつ2号鉢に植えた。高芽株は人にもらっていただいた。

2006年3月4日開花。今年はアブラムシも出ず比較的まともだったが、部屋を替わると不調になるつぼみが出た。

水切れが嫌いなのかもしれない。プラポットに植えると丈夫になるかも。

9月16日ものすごく育った。今ごろ新芽が3本でてきた。いまさらだが通常のキンギアナムとくらべて株が大きすぎるからこれはスペシオキンギアナムだろうと思った。

2007年2月10日開花。暖かい部屋の気温の変化に弱くて花のもちがいまひとつだ。来年から寒いところにおいて時期をずらすか。

 

Den.‘岩国’ デンドロビウム「岩国

2002年1月3日 岩国の園芸店にて500円 Den. Snowflakeに似ている。

花芽がついているお買い得品なのでつい購入してしまった。2月9日開花。よく見る花の小さい赤紫色の花だった。率直に言ってさえない花だった。日持ちも悪かった。ナメクジやらでんでんむしが新芽を食べてしまっていたことに気がつくのが遅れた。それでも芽が出て増えつつある。もともと2株を一つの鉢にしているらしいので分けて植えてやり、よく日に当てれば立派な株になると思う。

すでに近所の人に差し上げていたのを忘れてもう一株も人にあげることを決めてしまっていた。やれやれ。手続きにとまどううち、花芽がぼこぼこでてきた。2月7日蕾が大きくなってきた。結局こちらで咲くことになったようだ。2月21日に開花。開いてみると大層美しいと感じる。昨年はもっとさえない花だったのだが。2年目に本領発揮という鉢が増えてきたように思える。3月17日で終了。25日間。5月12日来年が楽しみというような大きなバルブがいくつも育ちつつある。年々よくなる株だ。(もらい手候補があきらめてしまい結局すべてこちらに残っている)。

6月14日もう文句のない仕上がりである。来年はすごいだろう。

11月12日数本の完成したバルブが多くの花芽を出している。もうすこし寒さに当ててもっと花芽を出そう。

落して虫食いバルブを吹っ飛ばしてしまった。折れたバルブから蕾が更に伸びるのには驚く。

2004年1月2日広島にて開花。花がわらわらひらきつつあるものを持って帰る。かなり豪華に咲いた。いいねえ。香りもよろしい。

しおれるのは早かったなあ。26日に終了25日間。2月29日新バルブが親の3分の2ほどの大きさに育っている。

8月1日なかなかの仕上がり。高芽が一本ついている。こういう出世するデンドロはすぐ貰い手が決まるだろう。8月28日止め葉だらけで完成。あとは太るだけ。9月に高めは取って素焼鉢に植え付けた。これは10月12日に堺市H氏にもらわれていった。11月6日花芽ぼこぼこの株になった。

2005年1月14日開花。1月24日大変豪華に咲いたのでトップページの写真を撮り、かねて約束していた大阪府T氏に差し上げた。

 

 Den. Saigyoku Queen × Sailor Boy ‘Pinky’ セイギョククイーン×セイラーボーイ‘ピンキー’

2002年2月23日有馬高校蘭展示会にて1000円で開花株を購入。本に写真が出ているほどの有名品種同士の交配種だ。古いバルブの上部にデンドロとしては最大級9cm径の大きな花が固まって咲き、新しいバルブに12個のつぼみがついていた。かすかによい香りがする。芽の兆しもあり、先々楽しみな鉢だ。

6月1日昨年できたバルブの頂上付近5箇所から花芽らしいものが出てきている。5月中夜間12度だったことが多かったため、低温処理をしてしまったのかもしれない。

どうも高芽らしい。5つ全部がそうらしい。うわあ、増えるぞ。9月に入り、高芽4つを素焼2号鉢に植えた。

12月10日新旧のバルブに花芽のふくらみを確認。またまた高芽がでてきた。花は昨年のはげバルブにしか出ないようだ。今年のバルブは来年の花用になるものらしい。

2月23日開花。数日して大層派手に咲いた。今年育てたバルブからは咲いていない。きっちり1年遅れで咲くものらしい。今年できたバルブの花は来年である。

4月18日頃終了。

11月12日昨年のバルブには花芽が出てきた。今年のものにはつくのであろうか。

12月今年のものにも珍しく花芽がついている。まあ格好が付いたという花芽の付き方であった。

2004年2月1日結構数がついている。なかなか盛大になりそうだ。

7月9日つぼみ25個でて盛大に開花した。7月28日終了。20日間。8月28日高芽がいっぱいあるなあ。

10月12日堺市H氏に異動。

 

Den. Yukidaruma ‘King’ AM/AOS.JOS ユキダルマ‘キング’

  2002年3月16日川辺郡猪名川町のジャスコ付属の園芸店にて398円で購入。4株の寄せ植えとみた。見切り品だがまだたくさんの花がついており、全体としてなお美しく、おまけに大きな新芽まである。これを400円ほどで売ってしまうとは。魅力的な株が恐ろしく安い値段でばんばんでてくるためランの増加が著しい。受賞株(のクローン)とはっきり表示してあるものを手に入れたのもはじめてだ。ちょっとランをやっていればわかる有名品種で、手持ちの本にも多くの記述がある Den. Shiranami × Den. Pinocchio 1973年登録とか。手元に置いてみるとじわじわ魅力がつたわってくる。唇弁の黒い色は近くで見るとじつは濃い紫であることに気がついた。根が絡まり合ってはいるが寄せ植えをほぐして植え替えた。生育に差があるものの、よく発育している。

10月12日購入時のラベル付で1つもらわれていった。12月10日生育はしっかりしてきたが花芽はまだ確認できない。21日になっても出てこない。1月29日になっても出てこない。今年は花無しか。新芽が出てきているので、来年は恐ろしく大きいやつを作ってやろう。

3月15日。新芽が15cmにもなっている。これは大きなバルブが期待できそうだ。ノビル系デンドロの見切り品を翌年咲かせるのは難しいと思った。

6月14日2株とも上々の仕上がりである。あと1ヶ月でどこまでのばせるであろうか。

9月20日巨大バルブが新芽の成長に伴い折れ曲がり始めた。格好が悪いので逆さにしてつり下げて育てている。

11月12日昨年のバルブには花芽が出てきた。

2004年1月10日蕾は古いバルブからかなり出ており、2003年に育ったバルブからは1つ2つというところである。

1月28日開花。大層美しく咲いてくれた。バルブ一本でこれほど豪華とはおもわなかった。今年のバルブからも開花して長く咲いている。3月4日終了37日間。8月28日有望な2本が育った。古バルブは高めいっぱいでぶっ倒れている。生産者にはいいかもしれないが、趣味で育てるにはしつけで苦労しそうな種である。私がヘタといえばそれまでだが。

10月12日高芽を残して堺市H氏に異動。

2005年3月4日高芽つきバルブの古い部分に蕾が育ってきている。これが2輪開花した

2006年4月ごろにも1輪開花。9月16日バルブが大きく育った。

 

Den.? Pricolor Misya(種苗登録申請中とか)

2002年4月27日 三田市の花屋「花工場」にて見切り株200円で購入。愛知県半田市伊藤園芸場の生産になるらしい。

手持ちに情報がない品種である。ピンク色を基調に中心部が黄、さらに奥が茶色にみえる花の写真が貼付されていた。その写真にあるような比較的濃い色の品種がなかったので購入した。プラスチックポットを嫌って素焼き2.5号鉢に水苔で植え替えた。4cmの新芽が出ている。古いバルブはやせており、葉がおちて2枚だけ残っている。

12月21日、振り返ってみて時期的に悪いスタートを切ったわけではなかったが、生育がおもわしくなく、どうやら作落ちで、花芽もなく開花しそうもない。

伊藤園芸場様から開花株の写真をいただいた。厚くお礼申し上げる。(ラベルが落ちて紛らわしくなっていたため、咲けばこの写真から特定できるとほっとしているのだった)(実は、マロネスxマロフレークはえらく似ていた)

2004年2月29日開花。まったくそっくりだがラテラルセパルに白い筋が入る。しかしよく見てバルブの特徴からどうもマロネスxマロフレークと考えられるのでI氏に間違って渡ったものらしい。マロネスxマロフレークの開花株を渡して交換してもらった。

10月4日風で落っこちていた。鉢は2号鉢だったが2.5号素焼リサイクル鉢に押し込んだ。

2005年1月15日花芽もでて順調そうである。5月3日つぼみぼこぼこである。5月9日開花。Den.? Pricolor Misya開花株を仕事関係の京都の方に差し上げた。

 

Den. Maloflake× Malones マロフレーク×マロネス

 = Den. Maloflake(Malones(Akatuki × Glorious Rainbow) × Snowflake(Cassiope(moniliforme × nobile) ×nobile)) × Malones

  2002年5月18日サティ内の花屋にて元1500円を300円で開花株を購入。

明石に明幸園を探しに行って見つからずに帰ってきたので機嫌がわるかったところに、たまたま見つかった格安の大輪デンドロである。一気に機嫌がなおる。名札に「マロフレーク× マロネス」とある。調べてみるとMaloflake=Malones(Akatuki × Glorious Rainbow) × Snowflake(Cassiope(moniliforme × nobile) ×nobile) × Malonesと手元の本でたどれる。

花が大きく、赤紫で美しい。唇弁が外から中央に向かって赤紫、白、黄色、赤紫と変化する。葉がなく、花とバルブだけである。この時期に芽がない。今は豪華だが、来年の花は期待できそうもない。2株寄せているので花が終われば株をわけて2.5号鉢に植える必要がある。

11月27日時期が遅く、スタートが遅く、ゆえに伸び悩んで寸足らずのバルブになってしまったようだ。

2004年2月21日開花した。花が大きい。色合いもすばらしくよろしい。透過光がきれいだ。29日に80mmに達した。これはでかい。香りもよろしい。

2005年5月3日つぼみぼこぼこである。5月10日開花

 

 Den. Hamana Lake ハマナレイク

2002年5月19日宝塚園芸サービスにて元800円を300円で開花株を購入。

手持ちの本にこの品種の記載はない。Den. Kurenai x Den. Snow AngelとWebに記述があった。浜名湖近辺でも蘭好きがおおいのか、蘭屋さんが多く、そちらで作出されたものではないか。

淡いピンクにかわいらしい花が多数咲いている。株の姿がかわいらしい。きれいな陶器鉢に植えられており、株全体が傾いている。1株立ちで、バルブは出発のものが1本、葉のないものが1本で花がついている。葉のある大きなものが3本、葉のある小さなものが2本、新芽が2つ、という内容である。時期的に芽がこれほど小さいので来年の花は余り期待できないように思う。どことなくセッコクに雰囲気が似ている。

10月になって今年育ったバルブは昨年のものをしのいでいる。盛大に咲きそうだ。

1月29日花芽はしかしあまりでなかった。ちょぼちょぼでているから花はみられるだろう。2月2日つぼみが見分けられるようになり、なにやら足のようなかわいい姿をしている。2月19日開花。パステルカラーのきれいな花を咲かせる。ただ、香りがあまりよくない。

3月3日早くも唇弁が変形する花が見られるようになった。暖かい部屋のせいか、花が弱るのが早い。別の蕾も咲き始めているので、期間は長くなりそうだ。4月13日終了、植え替え。化粧鉢はさすがによくないのか内部に根が廻っていなかった。素焼鉢に植え替えたので今年はでかいバルブが作れそうだ。新芽は2本と少ない。大事に大きく育てよう。

外に出していたら寒さに当たって花芽が出来た。6月2日開花。見応えがあり、香りがかなりよい。9月18日止め葉のでるような時期と場所に蕾が1つぽこんとでていた。この蘭のとぼけぶりにはいつも驚かされる。10月7日開花。すぐに香り始める。株の最も高い位置に1輪だけ小さめの花が咲いていて面白い。11月12日新芽の出る時期が遅かったので暖めつつ育てている。

2004年1月5日久しぶりに見てみると花芽が24箇所にぼこぼこに出ていた。いよいよ本領発揮と言うことらしい。かつての開花が花芽ちょぼちょぼでも結構見応えがあったため今回はすごいことになりそうである。このデンドロはやってくれる。

1月30日蕾が見分けられるようになってきた。3月5日開花。かなりの花の数である。8月28日なお成長中である。この株は花が咲きやすいのでこの時期でも肥料を与えてバルブを大きくしようと考えている。バルブはあまり大きくならないようだ。4月26日開花Den. Hamana Lake

その後株分けして多く分かれた。1株手元に残して堺市H氏に贈った。

6月24日バックバルブから芽がでて2号鉢にミズゴケで植えて1株出来た。

2006年4月4日開花。今回あまり長くは咲いてくれなかった。5月16日北海道S氏に異動。

 

Den. Snow Baby ‘Green Pocos’ デンドロビウム スノーベイビー ‘グリーンポコス’

2003年12月3日皿井洋蘭園のモニターに当たってもらった

このモニターは蘭友F氏の薦めで応募したもので、デューティーは掲示板に数回報告を書くというものだった。

そこで今回の使命だが、来年プロもびっくりというほど猛烈に巨大化させてぼこぼこに咲いていただこう、というものである。

花は咲き始めたばかりで蕾ぼこぼこの鉢だった。さすがプロ、とうなる。プラポットにバーク植で、ボリュームのために3株が植え込まれていた。バルブは大25cm2本、中15cm1本、小6本、極小古バルブ3、新芽2という盛りだくさんな内容だった。花芽は34カ所についており、それぞれ花が3ないし4つつくものらしいから全部咲けばさぞや見事だろう。

初年度に極小のバルブが出て、2年度で15cmくらいになり、3年目に20cmくらいで蕾が出た奴を出荷するものとみた。2年目のバルブは格好が悪かったのか切ってあるようだ。

葉の表面が白い粉を吹いたようになっている。買ってきたものは葉がそうやって白くなっていることが多い。おそらく肥料や薬によるものではないだろうか。うちのデンドロは薬をさぼっているためか葉はプラスチックをひいたようにつるつるぴかぴかしている。このあたり、葉の色つやで商売に差が出ないのであろうか。

2004年1月5日よく咲いているがあまり花の持ちはよくないらしい。まだつぼみあり、しおれる花ありという状況である。途中でだめになった蕾もいくつかあった。たぶん我が家で育っていないから環境に慣れていないからだろう。いまのところ香りは感じられない。

花が終わって加温する予定なのだが、新芽が出たら植え替えたいという衝動に駆られる。植え替えたらモニターにならんのでとりあえず来年までガマンする。加温するのも禁じ手か。あくまで「一般的に」育てて「これまで培ってきたあれやこれやを注ぎ込んで」はいかんっ!!、と思った。

ほぼ終了と思っていたら、2月1日ちびバルブのつぼみが開花した。2月7日香りを感じた。

8月1日節の数を数えたら19に達していた。高芽もあるが、おおむね順調に生育している。8月28日20節に達して止め葉が出て完了。新芽も出てきている。

10月4日花芽を見つけた。11月6日ものすごい数になった。

2005年1月4日開花。なかなか盛大に咲いている。

3月13日まだ花があるが、植え替えて3つになった。1株手元に残して堺市H氏に贈った。

2006年4月5日開花。今回あまり長くは咲いてくれなかった。5月16日北海道S氏に異動。

 

Den. Santa Isabel ‘TrueLove’ デンドロビウム・サンタイザベル「トゥルーラブ」

2003年12月31日 ディック楽々園店、680円

巨大な花のデンドロを見かけた。花もでかいがバルブが驚くほど太い。面白みもあり花も見事で値段も手頃だったが、もうデンドロはちょっとねえ、と思っていると、あとからやってきたかみさんが「香りがたいそうよい、花が好みのシロ、機嫌がいいから買ってやろう(直前に誕生プレゼントのパソゲーを買ってあげていた)」といって買ってくれた。

ブラジルで作出された品種とラベルにあった。「花は純白でリップに僅かにクリーム黄色を彩る。生育は旺盛で、花付きは抜群によい。大輪花、強健」とある。計測の結果最大の花は90mmに達していた。でかい。香りは風邪を引いているのでよくわからない。植え付け時の極小バルブ2cmが2つみえる。5cmくらいの2年目バルブ、花付き35cmの極太バルブという1株構成である。寄せ植えにされると値も張り、株が多いのでそだてているとバルブがぶつかり合うように生えてあとがこまるが、こういう趣味家むけの小売りは実にありがたい。バルブの育つ様がおもしろいだろう。

8月1日あまり大きくはない。普通のバルブに見える。8月28日まだ伸びるようだ。下から太りはじめた。

2005年1月15日花芽と思われていたものが葉芽のようにみえる。5月2日古バルブから開花Den. Santa Isabel ‘TrueLove’ 。新バルブも引き継ぐように咲いてくれた。

10月8日2本のバルブが完成し、1本がさらに延びている。まずまずの出来だ。

2006年5月5日つぼみはあるが少ない。新芽が出てきた。開花後5月16日北海道S氏に異動。

 

Den. Chinsai ‘Miyabi’ デンドロビウム・チンサイ「雅」

2004年2月21日有馬高校蘭展700円

小さいつぼみがどんどん大きくなって結構大きな花が咲くミニデンドロである。すごい数の小さなつぼみがある。これが意外なほど大きな花に育って咲く。

ユニカムという原種とセッコクの交配種で、「雅」は有名固体で本によく載っている。

8月1日育ってきたバルブの数は多い。

10月16日花芽を多数見いだす。

なにやらちょくちょく咲いてくれる。

2005年3月4日しばらく前からずーっと咲いてくれているDen. Chinsai ‘Miyabi’5月3日なおつぼみがある。

10月8日前半に育ったバルブが花芽ぼこぼこになった。これから育つバルブがわらわらある。このデンドロはすごい。

11月19日開花、延々咲き続けて2006年5月5日終了。5月16日北海道S氏に異動。

 

Den. Rainbow Dance デンドロビウム・レインボウダンス 

2004310DiK宝塚店村上園芸蘭展380

開花株でえらく安くて名前もあるのでつかんでしまった。

8月9日開花。垂れたバルブに優しげな花が咲く。

2005年3月4日花芽がぼこぼこでてきた。このデンドロはだらしがない姿ではあるが良い花がちょくちょく咲く。5月3日多量のつぼみが出ている。5月8日開花Den.Rainbow Dance10月8日第一波のバルブがなお成長している中でさらに新芽が伸びている。

2006年4月21日開花。5月4日ブーケのようになっている。すごい。5月16日北海道S氏に異動。

 

Den. Pollca Orange Tower デンドロビウム・ポルカ オレンジタワー

2005年9月4日 ゴンベッサ氏の分株をいただいた 

立派なバルブ一本を杉皮蓋素焼鉢2.5号にミズゴケで植えた。

2006年3月4日寒波で凍らせてしまい、それから弱ってお亡くなりになってしまった。

 

Den.竹本 デンドロビウム・竹本

2002年の春ごろ職場の方から栽培を委託され、1株もらった。1株を職場で、もう一株を家で育てた。見た目石斛のようだが、なにか交配してあるのか少し大きい。

2003年職場のものは1月20日に開花して持ち主に返した。よい香りがする。家の株は蕾が3つ出たバルブが1つ、極小バルブ1、新芽2という状態で2月2日開花した。かなり美しいと感じる花である。カシオープという種に似ている。部屋が乾燥しているからか花びらがめくれ上がっていた。2月20日終了18日間。環境が悪いのだなあ。新芽が出てきて3月のうちに親に匹敵するほど大きくなった。来年が楽しみである。4月10日には新芽がすでに昨年の大きさになっている。どこまで大きくなるか楽しみである。11月12日早くに完成したバルブには花芽が見える。開花時から見るとバルブは5倍に増えた。

2004年1月6日蕾が結構大きくなってきたが花数はあまり多くないようである。1月12日開花。のどの紫色が美しい。花は15個あり昨年の5倍になった。来年はすごい株になるぞ。開花時の写真を見て、そのとき出ていたバルブが咲いていることから来年は花付きのバルブが9本(未開花バルブ5,新芽5)になる計算だ。楽しみである。

1月12日開花。これもかなり美しく咲いてくれた。ほのかなさわやかな香りもよろしい。1月28日に終了。17日間。2月29日新バルブが順調に育っている。

8月1日ほぼ二倍の高さに育ち、19節を数えるまでになった。今頃新芽が2本出てきた。8月28日どれも止め葉がでている。これからかなり太ってくるだろう。

11月6日花芽ぼこぼこである。

2005年1月14日開花。3月4日2次開花でなお盛大に105個の花が咲いている。9月20日あまりにも大きくなってたれてきた。極相とみて保険のおばちゃんにもらっていただいた。

 

Den.竹本ミニ  デンドロビウム・竹本ミニ

2002年の春ごろ職場の方から栽培を委託され、わけ株を1株もらった。

2003年職場で伸び悩む。

2004年自宅でよく肥料を与えて育てた。かなり大きくなり、葉もバルブも美しい株になった。

2005年10月8日2号鉢なのだが大きなぶりぶりのバルブがいくつもついた鉢になった。

2006年5月5日花芽らしい突起はあるが高芽ということもありうる。ちょっと失敗気味の花が咲いてくれた。9月16日かなり大きくなって鉢から盛り上がっている。

 

Den. tortile? デンドロビウム・トルチレ?

2005年6月8日 静岡市K氏より寄贈

 トルチレににたデンドロらしい。新芽付。2006年9月16日新芽がよく育っている。

 

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デンファレ(デンドロビウムファレノプシス系)Dendrobium

デンドロビウム属なのだけれど、活動や世話が異なっているためあえて「デンファレ」でくくる。真冬の夜間12から15度高温とそれ相応の湿度を要求するので戸建てではいろいろ苦労する(が寒さで枯れたものはまれ)。日がよく入るのならマンション向きのランではないだろうか。

最初に買ったものが簡単に咲いたため味をしめていろいろたくさん買い込んだが、団地から一戸建に環境が変わって(冬が寒く、暖房で湿度バランスが乱れた)冬越しに苦戦した。ある種は背が高すぎて自作保温ケースに入らず毎夜8度で越冬し、少々いじけてはいたが花まで咲かせた。秋に買ったもので元気の無かったものは3株程度しおれてしまったようだが、ほとんどは生き残ったので、かならずしも困難な蘭ではない。

春に出る芽を見るとその太さで先の生育がわかるような気がしてきた。太くしっかりしていると先々大きく育つ。バルブ一本で夏と秋に2本は花芽を出す。冬咲きが一株あって、これを咲かせるには温度を高め湿度を適正にしなければならない。

本を見ていると、これまで「30%遮光」とあったようだが、「直射日光」という記述をよく見るようになった。葉の様子を見ながら直射日光にならしながら当てる。2002年4月24日時点でほとんどの株に芽があり、油かす+骨粉発酵肥料を与え、戸外栽培、水たっぷり、直射日光という本格的な栽培条件でゆくことにした。これがよかったようだ。ただ、連日36度という日はつぼみが落ちたので、つぼみつきには気をつけたほうがよい。

5月に入っても戸外最低温度は15℃をたびたび下回っているので出したり入れたりである。こっちが風邪を引いてしまった。

夏中直射日光勝負であった。葉やけをしたものもわずかにあったが育成はおおむね良好だ。花茎が一気に3本出てきたものがある。花を増やして、茎は小出しにし、来年にまわして欲しいと思う。

9月からいくつかが咲き始める。これから1月までいろいろが咲く(どっこい5月まで花があった)。本当に面白いほどよく咲くのでデンファレはこたえられない。冬の保温さえ気をつければ実に扱いやすいランだと思う。

職場と家とでは夜の気温が異なり、そのことがデンファレの生育と開花時期に大きく影響することが明らかになった。同じ種類を夜温の高い職場で育てた場合、開花は9月6日だったが、およそ3度ほど夜温が低い家でそだてたものは12月9日に開花した。

2002年の成績は12種類中9種の開花というところであった。ノビル系にくらべて各段に開花期が長いといううまみのある栽培が楽しめる。9月から5月まで花があったというのは恐ろしいばかりの開花期だ。環境がもっとうまく作れれば年中花を見られるのではないだろうか。

 

Den. Queen Southeast クイーンサウスイースト

2000年2月24日 ハナジマオーキッドにて苗を500円で購入。

ごくよく見る色合いのデンファレである。2000年9月に開花以来11個の花がつぎつぎと咲き、およそ2ヶ月間花を楽しめた。花茎が横に伸びて、さらに花の重さで鉢が倒れそうになった。

2001年3月6日に新しい芽が出た。長く成長し、つぼみが14もついた。昨年よりも1ヶ月ほど早く8月18日に開花。さらに、昨年咲いたバルブからも花芽がでて開花。

2001年10月2つある花が咲いたバルブからそれぞれ花芽があらたに成長をはじめた。11月1日に常に20℃以上をキープしている職場の窓辺に出向。12月9日に今年二度目の開花。それぞれのバルブからのつぼみが同時に開花した。夜間の温度が低い(9度くらい)と花の調子が悪く、開かないつぼみもいくつかあった。暖かくない状態で咲かせると花が今ひとつである。

2002年の春は芽だしが遅れているようだ。5月の中ごろだったのではないか。

8月11日ごろだったか花芽が出た。9月8日まもなく開花だ。9月10日に開花(新芽がでて4ヶ月で開花とはすさまじい速さだ。どんな秘密があるのだろうか)。つぼみは15個。支柱を立てる。室内で順次開花させている。いくつかデンファレが咲く中でかなり発色がよいデンファレだと思った。花のスパンは56mmだった。10月3日最初の花がしおれた。つぼみはあと3つばかりのこっている。15個の花すべての開花は無理であったか。

昨年のバルブから小さな花芽が出てきた。10月8日には真横に5cmにもなった。10月12日すべて咲いた。10月31日終了。ざっと50日間。

しかし昨年のバルブからつぼみが3つ大きくなりつつある。だが、温度が足りなかったためかこれはうまく咲かなかった。

2003年5月12日無難に新芽を出して大きくなりつつある。今年の新芽の生育は今ひとつである。植え込みが古くなっているためだろう。来年は植え替えだ。

8月16日花芽が今年、昨年、一昨年のバルブからそれぞれ出て3本のびている。天晴れである。

9月6日開花。昨年バルブからの蕾も14日に開花。9月20日はやくもしおれ始めた花が出た。10月2日花茎3本がそれぞれ咲いている。10月27日終了51日間。来年は小さい鉢に植え替えよう。

2004年8月1日バルブは育っているが伸び悩み気味。それでも花芽がでてきた。8月28日花芽を食われたのち、バックアップがでてきたが側面をかじられて曲がっている。それでもつぼみが出た。バルブは今年不作だった。年々小さくなってゆくのがかわいそうだ。あまり日の当たらない団地の頃の方が勢いがあった。あの当時買ったときは小さかったが、半年でかなり立派になったのだ。いったい何が必要なのだろう。

10月4日曲がった花茎で開花していたが、花の重みで折れて切り花に。新芽から出た花茎がさらに咲くつもりで大きくなっている。来年は大事に行きたい。10月17日第二花茎から開花。

2005年4月10日このところ生育が思わしくない。昨年も植え替えているが、鉢が大きく見えるので3号から2号におとした。内部は根のまわりがわるい。杉皮がおきに召さなかったのだろうか。2号素焼鉢に杉皮で底蓋をして、椰子ガラ+ミズゴケ+杉皮で植えつけた。9月14日開花。

2006年5月2日新芽がある。8月開花。古いバルブからも花芽がでて過去最高のでき。

 

Den. Arika アリカ

2001年2月24日 国際蘭展東京ドームにて沖縄仲里園芸より700円で購入。

2001年3月3日に気温が沖縄並みの職場のパソコンの上で開花した。開花した最初の花が5月17日にしおれるまでの76日間ずっと咲いていた。これほど長く咲く花があろうとは思わなかった。この花は白地に新弁がほんのりとピンク色でたいそう美しいが写真写りが悪い。だが、株全体の姿がよい、たいそうよい花だった。

新芽がでてこないので心配していたが、5/31に芽が出てきたのを確認。花が遅かったためか、気温のためかスタートが遅い。10月バルブは昨年の二倍と大きく成長したが、花芽がなかなかでない。11月10日頃になってやっと花芽をみつけた。これがじわじわ育って12月末に細いつぼみをいくつか見せるようになった。

2002年2月12日開花の兆しもあるが、最低気温8℃がつづきうまく開花させられそうにない。高さ70cmの株である。自作ランケースには背が高すぎて入らないのだ。なにやらかわいそうなことをした。それでも無理矢理ランケースに入れ咲かせた。次第に花もほぐれ、昨年ほどみごとではないが咲いている。それにしてもなぜ2月に咲くのであろうか。もっと早く11月ごろに咲いていれば美しく長くたのしめたことだろう。3月19日に最後のつぼみが咲いた。花が5つあり、昨年とはまるで違った花に見える。なんとか格好がついた。それにしても冬のこの時期にさかなければいいのにと思う。環境が悪いのか、花がしおれるのがはやい。最後に残った花を4月23日に花切りした。5月半ばには芽が出ていた。ゆっくりと大きくなる。9月28日近所の花屋に同じ品種の開花鉢を見かけた。

10月3日、昨年のバルブから花芽が2つ出てきたようだ。前回の開花は温度が低くて本領を発揮できなかったが今回は大丈夫だろう。しかしバルブが大きくてやはり棚からはみ出す。今年のバルブからも2つほど花芽が出そうだ。しかし今年は気温が低く伸び悩んでいる。来年こそは気温の高い職場でがんがん日に当てて9月の開花を目指す。

12月21日:振り返れば作戦ミスだった。温度が低いためせっかく出た花芽3本を咲かせることが出来なかった。早くからもっと暖かい場所に置けば見事に咲いたろうと思うと残念である。自作のケースでは限界があるのか、それとも打つ手が遅かった。寒くなったらすぐにフル装備にしなければだめだ。といっても試行錯誤がつづいているのでいきなりは難しい。今年の仕様をよく覚えて置いて来年こそはよいケースにしたい。

2003年3月17日新芽が出てきている。昨年より2ヶ月は早い。これをできるだけ早く大きくして今年は早く咲かせよう。5月12日新芽の長さ3cmである。幾分気温の高い場所で育てている。

8月18日花芽らしいものが見える。一ヶ月以上早い。これで今年はすごい開花が期待できそうだ。9月12日蕾が見分けられるようになった。今年はばっちり鑑賞できそうだ。昨年のバルブからも出てきている。10月2日開花まで待たされる。デンファレにしてはつぼみが比較的大きいと思った。

10月7日開花。花が大きい。ミニカトレアなみの大きさの整ったクリーム色にほんのり桃色が差した実によい花が咲いた。10月14日の計測では88mmに達し、デンファレでは最大、デンドロではフォーミディブルに次いで2番目のでかさであった。かつての写真の面影はない。本当に化けた。さらに90mmに達していた。10月15日に風で倒れ花茎を吹っ飛ばしてしまった。切り花は3週間咲き続け、第二裸バルブの開花に引き継いだ。2004年1月7日に終了(93日間)。

2004年8月1日遅れ気味ながら新芽が4cmほどになった。8月28日追いついてきたという感がある。9月に巻き返せば11月にすごい花が咲きそう。

花芽が出てきた時期が遅い。

2005年3月4日つぼみ1つだけが大きくなりつつある。3月10日開花。これがうっとりするほどよかったという記憶がある。

10月7日はなめはまだだがこれまででもっとも大きなバルブが出来た。

2006年2月1日開花。結構寒そうな環境にもめげずよく咲いてくれたと感心する。5月出向先でなお開花中。出向から帰ってきてすでに新芽があった。9月15日例年より生育が早い。12月26日開花。花茎2本。2007年4月過ぎてまだ咲いている。

 

Den. Burana Charming ブラナ チャーミング

2001年3月20日ナゴヤドームの蘭展の台湾系の店(長青蘭花礼品公司:どうも枯れたものが多かった怪しい感じのする店であった)で花がしおれていたものを500円で入手。濃い赤紫色の花である。こういう色のデンファレをほしいと思っていたのだった。

2002年:しかし活きが悪すぎてバルブがぐらぐらしており、5月になって葉っぱがなくなってしまった。しかも新芽の活動がない。5月31日にバックバルブからきわめて小さい芽が出ているのを見つけた。こりゃどうも今年は無理か。

7月末には高芽も3つばかりでてきた。8月高芽をとって植え、2鉢になる。咲くとすれば来年だろう。だが、この2鉢は寒さのためかほどなくお亡くなりになってしまった。

10月19日普通サイズより少し小さいバルブが出来上がったがなかなか花芽が出てこない。おっと、新芽がでてきやがった。なにをかんがえとるのだ。12月21日寒さで伸び悩んでいる。4月なんとか越冬できたようだが、矮小なバルブになり、今後の成長ぶりが怪しい。

2003年8月16日古いバルブから花芽のようなものが出てきた。9月20日間もなく開花である。ほかに花茎が2本、合計3本でた。裸バルブからの蕾で9月24日開花。黒いような赤紫色の蕾である。開花後も我が家屈指の濃い赤紫色で花も大きい。2つのつぼみのうち1つは弱ってしまった。11月12日第二裸バルブ、今年度バルブと咲き続けている。来年はもっとすごいのが咲くぞ。

2004年7月21日最近やっと芽がでてきた。今年は遅すぎた。8月1日2本順調ではある。8月28日結構巻き返してきた。2004年は咲かず。

2005年成長が遅く今年もあかんようだ。暖かいところに持ってゆくべきだった。失策であった。5月16日北海道S氏に異動。

 

Den.「倉敷」 

2001年8月16日倉敷にある花屋でバンダとおぼしき植物と一緒に700円で購入。

ねっこが過湿よわっていたので植え替えた。4株ある。9月根元から新芽がでてきた。葉が散ってしまい新芽ものびが悪い。商店街の日当たりの悪さもわるく効いていたのか何株かお亡くなりになった。生き残りも少々苦戦している。

2002年春になり、持ち直した。バルブが立ち上がり、よく育って花芽がでてきた。10月3日になって、花芽をもつ鉢は2つほどありそう。まぎれてしまい、どれがどれやらよく分からなくなっているが、白いデンファレはこれだけなのでそのうちわかるだろう。

10月5日に開花した。葉のないバルブからも花芽が出てきている。珍しいことだ。開花した株は10月12日にもらわれていった。11月20日No2の鉢からゆっくりと花芽が上がってくる。No3は人に差し上げる予定。

12月21日No2はつぼみがひとつ残っている。むずかしいところだ。咲くには咲いたが、ほどなくしおれてしまった。

2003年古いバルブから花茎が出てつぼみ2つが7月30日に開花。異例の事態である。T氏にもらわれていった。

9月20日つぼみがずらーっと並んだ花茎がある。9月26日開花。10月2日花は3つ咲いたがドーサルセパルが反り返っている。12月12日終了(78日間)。

2004年2月7日新芽を見つけた。8月1日まあまあの大きさに育った。10月2日開花。つぼみの数は多くない。

2005年10月8日つぼみがいくつかあり順調である。

2006年9月15日よく育って花芽がでてきた。10月25日開花。

 

Den. Jacqueline Thomas x bigibbum ジャクリーントーマス×ビギブム

20018月17日因島にある因島ランセンターにて1000円にて購入(かみさんに買ってもらった)。花の形状が見たこともない珍しいものだった。だが、耕三寺を観光中うっかり車中に忘れ、熱気にあたり花はパーになってしまった。2分も眺めていないのに。しくしく。

10月になり根本から芽が出てきたがこれも寒さにやられてしまった。これはだめだと絶望的になった。

しかしなんとか越冬し、春から芽を出して高さ8cmのバルブにもかかわらず2002年8月花芽が出てきた。デンファレは本当に咲かせやすいと思う。9月19日に開花。やはり変な形をした花びらである。花5つがすべて開花したのは9月30日。花のスパンは42mmと小ぶりだった。妙な味のあるデンファレである。11月11日終了54日間。

2003年9月19日バルブは昨年より幾分大きくなっているが花茎は遅れている。11月12日花茎はかなり遅れている。12月10日今年は出さないことにしたようだ。

2004年8月1日まあまあの大きさに育った。8月28日昨年のバルブからまもなく開花という花茎と今年のバルブから2本も花茎が出てきた。8月31日開花。10月4日花茎3本でかつてない花盛りである。小さな鉢がよかったのか実によく咲いた

2005年8月2日古いバルブから開花。9月中ごろまで咲いていた。10月7日新しいバルブからつぼみが出てきた。

2006年9月15日過去最高の生育振りだ花芽2本でつぼみが多数出ている。開花日の記録がない。10月16日花が変異して普通のビギバムみたいな花が咲いて驚いた。明らかにつながっているバルブから色だけは似ているが、あのへんてこりんな格好の花でないすっきりした花がついているのだ。

 

Den.’宮島’ 

2001年8月18日宮島の対岸にある沖島園芸にて525円で購入

3株寄せ植えで、新しい芽がそれぞれの鉢にあり、根も元気だった。素焼きの3.5号鉢に植え替え育てている。10月には3鉢とも花芽を伸ばしている。お買い得だった。どんな花がさくか見当がつかない。

2001年11月3日に開花(1号)した。買ったときについていた写真と同じような花だ。ごくふつうのデンファレだと思った。花は見慣れるほどに美しく感じられ、次第に大きくなっていった。11月14日には5つのつぼみがすべて開花し、株の姿や花が大層美しく感じられる鉢になった。のこり二つの鉢もつぼみがふくらみ始めた。

12月5日に家のリビングにあった鉢(2号)が開花し、12月6日に職場の鉢(3号)が開花した。3号は草丈が高く、鉢の底から60cmの高さにすっと立ち上がったバルブと花茎の先に花を咲かせている。咲いた当初は色が薄く、ぱっとしないが、花が次第に大きくなり色も濃くなってきて株全体として姿がよい。2号はリビングの気温が12月に入り11度になることもあり、そのせいかあまり姿はよくないが咲いてくれる。

一株説明書をつけてもらわれていった。残った株を職場と家とで育てる。島に椰子が生えたような家の株を見ていた子供が「南の島の〜」と歌っていた。それほど雰囲気のある鉢だと納得した。太い芽が4月から力強く出てくる。ひょっとすると7月には開花するのではないかという勢いである。この2鉢は姿といい花付きといいよほどいい鉢ではないだろうか。

7月31日職場に出向中の鉢に今期最初の花芽が出た。そのうち、昨年と今年のバルブに一本ずつとわかった。

2002年9月6日に職場の株が開花したが、34度の残暑に当たってつぼみがいくつか落ちたようだ。姿が大層いいので残念であった。最後の花は10月1日に開花。合計で9つの花が咲いた。一方家の株はかなり遅れている。花の横幅は64mmだった。「花工場」に酷似しているがあちらは70mm。

11月7日。もう60日以上になるが、最初の花がしおれずに残っている。職場の机の上は環境が安定しているためだろうか。11月20日明日でタイ記録76日だが、出張で確認できない。出張から帰ってくると何事もなかったかのように咲いていた。大幅に記録を伸ばし、89日になる12月3日まで咲いていた。最終的にすべての花が終わったのは99日目の12月13日だった。12月2日にバトンを受け取るように宮島2(兄弟株)が開花した。90日にものぼるこの開花日の差は、生育場所の夜温差3度が影響したものと思われる。デンファレは高温が効く、という重要な知見を得た。

2003年1月20日になって宮島2は花17個の満開状態に達した。真冬のデンファレとしてはかなり豪華だ。2月7日にしおれ始めた花を確認し、満開状態を18日間続けたことになる。以後ほとんどしおれず、3月に入り開花記録113日を突破した。そのまま4月になっても咲き続け、その根元には4月4日に新芽を見つけた。さらに咲き続け4月25日にツツジと一緒に記念撮影をした。5月までゆくか?。5月5日終了。12月2日以来155日間3本の花茎を咲き繋いだ。兄弟株が9月6日から咲いてこの株に引き継いだと考えれば、この種類の花を242日間(8ヶ月)見ている。新芽が2つでており、株が盛り上がっていたため植え替え株分けを行うことにした。鉢から抜いてみると元気そうな根だけでコンポストがまったく見えない。5ヶ月も屋内にいたような植物に見えない。根をかき分け、内部にあるコンポストを取り除き、分けるべき匍匐径を切断して3号と3.5号素焼鉢に植え付けた。かくして3鉢になった。

9月19日昨年の倍の高さのバルブが育ち、やっと花茎が出てきた。超高層デンファレである。11月7日に開花。高さ1mに達している。この巨大デンドロ「宮島」の画像を撮影した。根本に携帯電話が写っているので高さの比較になる。横のCRTは19インチである。花茎2本は花で重そうだが支柱もなしにきりりとよい枝振りである。何度かきれいに撮影できるように努力したが、花と株の両立というのは困難である。現場でみたこの株の「げっ、なんじゃこりゃあ」という雰囲気は伝わりにくいのではないだろうか。まず驚くのは、3.5号鉢からこのでかい植物が生えていることである。この株を支えて立たせておくには特別の工夫と周辺の安全が必要なのである。100円ショップで買ってきたマスに鉢を入れてはめものをして動かなくしてある。

8月1日新芽は昨年より少し遅れているかもしれない。8月28日かなり大きいバルブが立ち上がってきた。昨年のバルブは裸になっているが花茎が出てきた。10月2日鉢からまたはずれたのを押し込めた。これでは調子が出ないだろう。

食われたバルブのかわりに2つ花芽が昨年のバルブから出てきた。古いバルブからも出てきて合計5本が伸びてきた。

12月6日開花。

2005年3月4日まで咲いていた。強大なバルブがのびてきた。8月29日通りがかりの蘭好きのおじさんに差し上げた。

 

Den. Second Love セカンドラブ 花径60mm

2001年8月19日兵庫県三田市にあるロイヤルホームセンターにて509円で購入。

「セカンドラブ」なるデンドロはノビル系にあったようだが、このデンファレもそんな名前なのだろうか(品種の存在を確認した2002年11月3日)。名札がついていないため怪しい。買ったその日のうちに植え替えた。新芽が成長中だったためお買い得と判断した。植え替え後も元気に育っており、花芽がでそうな兆しがあった。職場の暖かい環境に出向したが、その花芽も不発だったのか、今は活動がない。

2002年春から芽が出て、しっかりしたバルブが出来つつある。すごい高さになった。50cm以上あるだろうか。9月末に花芽が3本出てきた。どれもおおきくなりつつある。これは派手な株になりそうだ。

10月17日、げっ。蘭を満載したトレイ2つを運んでいて引っ掛けて花芽1本を切ってしまった。もったいない。

職場に出向している。鉢のそこから花芽の先まで80cmの超かさばる鉢である。

11月15日に開花。面白いのは3本の花茎にそれぞれ1輪ずつ順番に咲く。これは美しい深い赤である。中心部は白く、コントラストがよい。

12月5日まだ満開ではないが申し分のない仕上がりになっている。花が10個、つぼみが5個である。ボリュームのあるすばらしい株だ。花芽(つぼみ6つつき)をとばさなければもっとよかった。

2003年盛大に咲いている。寄せ植えは花茎1本の株を3つくらいあわせているが、この株は1本のバルブに3本の花茎であり、3倍以上の密度がある。来年もっと高密度にしてみたい。3月7日に終了。114日間も咲き続けていた。

5月12日になっても唯一新芽のでない株である。加湿で痛めてしまったおそれもある。

6月7日頃になりやっと出てきた。ちと気を揉んだ。8月16日遅れ気味ながら成長している。

12月10日えらい記録が飛ぶなあ。新バルブから花芽が2本のびている。昨年のバルブから1本のびて合計3本である。平均より大きなバルブではあるが、今年は宮島が超弩級に大きいため目立たない。1月5日に裸バルブの花茎の蕾が開花した。ここからが長そうだ。

2004年8月1日新芽が5cmくらいになった。ちょっと遅れ気味である。8月28日結構伸びてきた。

10月12日花芽つきで堺市H氏に異動。

 

Den.「

2001年9月 兵庫県川辺郡のホームセンタージョイフル旭にて380円で購入したデンファレ。

比較的花が大きく美しかったため購入。買い物かごに入れていると、おばさんが「いや、ちょっといい花っ!」(関西では「それいいわ!」という意味合いで「いや」をつける。なんでやねん)」と言うくらいの上玉だった。植え替えたが株に活力が乏しい。葉もおち、芽の出るところがやられている。これはだめかもしれない。あのよい花を見たいが、芽が出たとしても来年以降になるだろう。購入店は希少植物「クマガイソウ」を扱っていたり、種々の蘭を多く並べているのではあるが、蘭をわかっている人間が世話をしているようには見えないため、少々問題ありと認識している。

2002年6月25日に小さな芽を見つけた。来年大きくしてやっと開花というところか。

2003年4月根腐れで植え替えた。えらく小さな株になってしまった。

2004年8月29日見かけない。どうもうっかりどこかに差し上げてしまったらしい。

 

Den.「サティ」 

2001年9月8日 三田市の花屋「花工場」にて500円で購入した花の終わったデンファレ。3株が寄せ植えだったので分けて植え替えた。そのうち一株が元気で花芽が出てきて12月26日に開花した。

2002年8月18日に花芽を見つけた。9月18日に開花。似たような色が多いとはいえ、よく見るとそれぞれ個性がある。花のスパンが大きめで60mmある。最初はさえない花だと思ったが、大きくてきれいな花だと思えるようになってきた。10月3日ごろになって、これはいい花だとつい目が行く存在になった。開花して10日以上になって魅力が増すという面白い花である。花に日に当てるやりかたをしくじって最後のつぼみの角度がへんになった。これがそろえばまた見事だったのだが残念である。つぼみの開花調整は最後までサボってはならないのだろうか。10月5日2鉢目が開花した。3鉢目は花芽2本で、株がしっかりしているが開花は遅い。よわっちい株ほど早く咲くように見える。3株目の開花は11月14日だった。花芽2本。色もよいし、花も大きい。三鉢目はそこそこ咲いた頃に知り合いにもらっていただいた。しょぼいひょろひょろの鉢が手元に残ったが、デンファレについて会得するところがあったので来年はすごい鉢にしてみせる、と意気が騰がっている。

2003年5月12日新芽は3cmほど。9月18日開花。あら、昨年と同じ日である。偶然だろう。出来は普通だが、このぐらいの高さ(35cm)の方が置き場所を選ばず鑑賞しやすい。つぼみ7つである。これも程良い数か。10月2日撮影をした。花は大層美しい。出向してもらうことにした。出向先で喜ばれて12月ごろ花が終わって帰ってきた。

 

Den.「花工場」

2001年10月 三田市の花屋「花工場」にて380円で購入したデンファレ。

ピンク色の比較的大きな花である。メインバルブが2つあり、一つに花が、もう一つにつぼみという豪華な内容。10月某日母が掃除の最中おっことして二つともおれてしまった。まあそういうことはある。切り花にしている。切花はお手洗いでずっと咲き続け、花がすけるように薄くなっても形がしっかりしている。一方、一つだけつぼみが残っており、10月31日に開花し12月6日にしおれた。株の根元には新芽が出てきている。ビニールポットでは乾きにくいと考え3号鉢に植え替えをした。

2002年3月15日に暖かい職場に出向。4月、花後の芽吹きもよく、芽は2系統でている。9月に花芽がでてきた。

10月28日に開花。花の横幅は70mmにもなる。「宮島」に形や色が酷似しているが、こちらのほうが花がやや大きいようだ。どんどん大きくなり、11月1日には78mmに達した。これほど大きなデンファレはあまり見ない。株の姿がよい。同僚の仕事場においてもらっている。15日にすべての花が見事に咲いた。2月18日まで咲き続け、開花記録113日間になった。

2003年3月17日新芽が二つ向き合うように出ている。衝突は避けられそうもない。これは株分けが必要だろう。新芽が出るにしては早い。

4月12日株分けを行った。5月12日新芽は3cmほどだ。

12月に開花。出向してもらった。もう一株は2004年1月13日つぼみのままKさんに差し上げた。

2004年2月1日保温ケースの中で花芽を延ばしてきたのはこいつの分け株であろうか。

4月に開花。貸し出して7月30日に回収。最後に花を見たのは6月24日と記録にある。Den.Pramortの開花に引き継げず、デンファレで1年開花は果たせなかった。新芽は15cmほどで日陰育ちであるため少々細い。その後伸び悩み10月4日時点で3年前の水準におち、花芽はない。

10月12日1株堺市H氏に異動。もう一株はたいそう調子がよいようだ。

2005年11月14日開花。

2006年3月9日あたりまで咲いていた。9月16日花芽2本。大変よく育っている。

 

Den.「ロイヤル」

2002年2月2日 兵庫県三田市のロイヤルホームセンターにて、100円で購入したデンファレ。タネットストライプによく似ている。

広がり8cmと比較的花が大きく桃色が美しい。もともと2週間前に680円だったが、200円で見切り品に出され、レジでおばさんが頼んでもいないのに100円にしてくれたもの。この寒い時期によくよく水をかけられて弱っている。芽が出れば来年に期待という株だ。

桃色と白のしましまの花で、タネットストライプという品種に似ている。6月のある日、店に行くと「タネットストライプ」と表示されて同じランが売られていた。タネットストライプである可能性が高い。

株がまぎれてわからなくなっている。元気がなかったから今年は小さなバルブが出て終わり、というところだろう。

10月31日つぼみに縞々のあるものが開花を始め、11月1日に開花した。「倉敷」で白い花だと思っていたが、どうもこれが「ロイヤル」だった。あやまって人にあげるところだった。100円で買った瀕死の株が1年で咲くというのがすごい。

20033月頃葉がすべてなくなってしまった。新芽は順調に出て伸びている。

8月ちょっと小降りのバルブで成長が停止し、花芽がでてきた。古バルブからも花芽が出てきた。9月14日開花。作落ち気味だが大層美しい。11月8日終了56日間。

2004年8月1日バルブは育っているが伸び悩み気味。10月17日あまり数は多くないがつぼみが出てきた。10月31日開花。

11月5日娘が落として割れたのでより小さな2号鉢に植え替えた。

2005年10月8日例年よりも大きくなってつぼみが出ている。

2006年9月15日前年よりも大きくなって花芽が出ている。10月30日開花。

 

Den. Pramort プラモルト

2002年4月11日神戸蘭展にて仲里園芸から500円の苗を購入

見本は赤色が美しい大きな花だった。出来立てのバルブと、成長中のバルブがあり、株全体に元気がよい。バルブが早くに完成したのか、6月頃からその先に小さな芽が出てきた。

この芽が大きく育ち、9月に花芽を出した。10月28日につぼみ数11個が確定。ハイヒールのような色形艶のつぼみである。11月14日に開花。色は濃い赤で、花弁の形が面白い。他のデンファレが咲き競っているので、ちょっと地味に見える。

12月5日11個のつぼみがすべて咲くまでもうすぐだ。なかなかよろしい鉢になった。12月11日咲いた当初はこれのどこを気に入ったのだろうか、と思っていたが、花の形が剽軽で色もよく、咲きそろう姿も気に入っているのでお気に入りの株になった。つぼみ1つ咲けば満開だ。たぶん1月中ずっと咲いていることだろう。

12月14日に満開になった。1月10日複数の花がしおれ始めた。長期間咲いたとはいえデンファレの中では比較的短い。冬だからだろうか。その後のこった花がねばり、3月まで2つの花が残っている。

2003年3月17日まだ花2つが残っているというのに新芽が出てきた。25日になりはて最期の花は一体何日咲いているのかが気になり始めた。満開になった日付から数えれば102日にもなる。4月4日なお変化がない。4月14日なお変化がなく152日(単一花122日)と記録を更新し続けている。

4月23日終了となった。単一の花としては12月14日以来131日、株としては11月14日以来161日という猛烈に長い開花だった。最後の最後まで見た目に変化がなかった。この時点でまだ宮島が残っている。デンファレはすごい。

9月14日、手がかからないために記述をさぼっていたが、今年立派に育ったバルブと昨年のバルブから花茎が出てきている。今頃新芽が出てきたなあ。開花は昨年より1ヶ月は早くなりそうだ。10月16日開花。花茎2本でかなり立派に咲いている。リビングの環境が悪く12月28日に75日間で終了。

2004年7月31日開花。新バルブに花芽がでた。これがさらに開花し10月4日なお咲いている。17日なおのこり1輪でがんばっている。

2005年10月8日例年並みに調子よく伸びている。11月7日開花。

2006年5月5日なお開花しており、開花から6ヶ月が経過しようとしている。8月に狂い咲きをした。9月15日花芽がでてきた。新芽が大きく育った今ごろ新芽も出ている。10月26日開花。

2007年4月9日3輪開花中。

 

Den.「宝塚 デンファレ・宝塚

2002年6月30日宝塚園芸サービスにて3株寄せ植え800円で購入

「宝塚」とよぶ。またまたデンファレをかってしまった。しかもArikaによく似ている。新芽をみてくらくらっと来てしまったのである。もしArikaだったら年内中に咲かないだろう。その日の内に3号鉢に植え替えた。8月に入り、どれも芽がすくすく大きくなっている。

早い株は10月8日には花芽が1cmにもなっている。職場の世話になっている人にもっともよく育ったものを一株差し上げた。バルブや成長速度などから花は似ていてもArikaとはちがうようだ。家の2鉢目に花芽を確認10月19日。

12月8日に嫁ぎ先で開花したそうだ。この株は3月末まで咲き続けた。家の鉢は寒い季節になるまでに開花が間に合わなかった。

2003年5月12日新芽が出るのが早くてすでに15cmにまでなっている。この株が一番はやそうだ。2番手も10cm。

8月18日つぼみがくっきりしてきたのではないか。9月1日と3日に相次いで2株が開花した。花はのちに75mmになり、きれいに向きを整えて美しく咲いた。置き場所の環境がもろに影響して暑い蒸れる部屋に置いた最初の株は花のしおれるのが早かった。それぞれ10月24日と30日にしおれ、開花期間は51日間と60日間だった。12月ごろ、昨年もらわれていった株は10個の花がついているそうである。

2月29日葉がへんないたみかたをしている。電気毛布に触れていたのであろうか。5月10日北海道S氏に異動。

 

Den. Aris デンファレ・アリス

2003年4月5日仲里園芸(神戸ラン展)500円苗

売られているデンファレで持っていないものは全種類買うつもりで行ったのだが、1種しかなく、その黄色い花がでる苗を買った。持っていないタイプである。ふとおもうのだが、デンファレの苗を売っているお店は少ないのではないだろうか。

6月10日頃新芽が出てきた。

8月18日背が低い葉の大きなバルブである。

4月12日ロイヤルホームセンターに花の大きなものや、色の濃い紫のデンファレが2980円で出ていた。6月ごろ見切りになるものを買っているところを見ると、4月5月はデンファレが出回る季節なのかも知れない。

11月12日まだ花茎が出ないので今年は困難だろう。

2004年8月1日新芽が昨年の株ほど育っている。10月4日花芽が出ないデンファレである。2004年も咲かず。

2005年10月7日昨年よりも大きなバルブではあるが花芽はみえない。

2006年9月16日新芽が育ったあとから次の新芽が大きくなってきている。

2007年4月9日年々大きくはなる。

 

Den. biggibum? Den.「宝塚赤」 デンファレ「宝塚赤」

2003年9月14日宝塚園芸サービス 200円

ミニデンファレ(赤と書かれていた)が200円だったので名無しだがひっつかんでしまった。このバルブ姿はビギバムだろう。帰って早速2号鉢に植え替えた。近くの山でみつけた杉の皮で底の穴を塞ぎ、鉢かけをいれ、水苔で植えた。

2004年8月23日開花。どうみてもビギバムという花である。かなり深い色できれいである。中休みをおいて次の花芽が育っている。10月16日その花芽から開花。今度も長く咲いてくれそうだ。

2005年9月21日開花。あまり高くないバルブに花茎2本。10月8日盛大に咲いてトップページを飾ったDen. ? 'Takarazuka Red'

2006年7月24日開花。出向。

 

Den. ‘Murakami’ デンファレ「村上」 

2004年6月12日村上園芸(DAIKI神戸北町店)にて購入500円

その中で名無しのデンファレ500円が目を引いた。つぼみぼこぼこの花茎、新芽の大きなやつが2本、葉がしっかりしていてこの時期にこれほど体力のありそうなデンファレはよほど生育環境がよくないとこうはならない。いろいろなデンファレを持っているが、つぼみのつき方がおもしろいので手が出た。

ほどなく開花し、新しい花茎も出てきて開花。7月21日にほぼ満開に。これが8月中ごろまであってさらに花芽2本がでてきた。10月4日盛大に咲いている。11月6日あと数輪まで減ってきた。長いなあ。

2005年1月15日花茎につぼみが見え始めた。2月24日開花。新芽が伸びつつある。

10月7日3本バルブがそだち2,3番目のバルブからそれぞれ花茎が出ている。

2007年3月19日開花。

 

Den.?‘WhitePurple’ デンファレ・白紫

2004年11月3日花工場にて133円

 ビギバムの姿で、中心部が赤紫、他は白。ビニールポットの寄せ植えだったので2号鉢にはめ込んだ。

 2005年9月20日開花。さっそく貸し出した。

 2006年4月17日古バルブから開花。

 2007年3月8日開花。

 

Den.?‘PurpleStripe’ デンファレ・縞紫

2004年11月3日花工場にて133円

 ビギバムの姿で、中心部が赤紫、他は白と赤紫のストライプ。ビニールポットの寄せ植えだったので2号鉢にはめ込んだ。

 2005年9月29日開花。結構花が大きい。別のバルブから花茎が別途出てきている、とおもったら別の株が寄せ植えされていたことがわかった。これはB4と名前をつけた。

 

Den.?‘B4’ デンファレ・ビギバム4

2004年11月3日花工場にて133円

 2005年11月8日Den.?‘PurpleStripe’の第二花茎が咲いていた。だが花を眺めているとどうにも現在咲いている白地に赤のストライプには似ておらず、赤とピンクのツートンカラーなのであった。こりゃいったいどうしたことかと2号鉢を覗き込んでみると、小さいバルブが群れているあたりから順順に大きく育っていった過程が見て取れるが、その小さい苗のころのバルブが2系統あるようなので、本来2株だったらしいのだ。購入時2株の寄せ植えと思っていたものは実は3株だったものらしい。ということは1種類もうけ、開花1件のもうけである。よく見れば色の濃い味のある花だ。ビギバム系の花なのでビギバムの4番目ということでB4と適当な名前をつけた。ビギバム系は多彩で面白い。

 

Den. ‘Shizuoka Purple’ デンファレ「静岡紫」

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

以前から目をつけていた紫色のデンファレ、しかも花芽つき。速攻2.5号鉢にねじりこんだ。

7月15日大変きれいな花が咲いた。

 8月20日 取っておいたバックバルブから新芽がでていたので2号鉢にミズゴケで植えた。このデンファレはかなりすごいので扱いも丁重である。

 9月16日別のバックバルブから新芽が出てきたので2号素焼にミズゴケで植えた。

 

フォーミディブル系

デンドロといいながら育て方はずいぶんと違うそうだ。まず、高温ではばてるし、遮光も50%であるという。夏まで肥料は控えめにして秋に重点的に肥料をあげる。新芽が秋頃出るとかで、そのころ植え替え適期だそうだ。生産業者によれば、花のある時期、皿を下に敷き水を張ると花の持ちがよい(普通は掟破り)とのこと。

Den. Formidible ‘Ryouma’ (Den. formosum x Den. infundibulum)

2002年4月27日 三田市の花屋「花工場」にて開花株580円で購入。

定番の有名品種である。高価と聞いていたが、スーパーイカリの園芸部で4本立ち7000円であるのをみて驚いた。とても手が出ない。4本もいらんから1本欲しい、と思っているとその2時間後に花工場に安く一株立ちの鉢がたくさん並んでいた。ありがたやありがたや。個体名がなぜか「龍馬」である。しぶいねえ。「小五郎」「松蔭」「益次郎」「晋作」など長州系はないのか。「利通」「具視」でもいいが。

デンファレやノビル系デンドロなどと違い、春から初夏にかけて咲く。珍しいような太いバルブで、少々節が多く、黒い短い毛がうっすら生えている。花が大きい。ふつう下の花が大きく上に行くほど開いたばかりでちいさいものだが、一番上に一番大きな花があり、順次小さくなって一番下につぼみが見える。たまたまそうなのだろうか。花が大きくたくさん咲くので豪華な株である。

6月2日この記述のことをすっかりわすれ、花きりをしたついでに植え替えてしまった。花はこの日、ドーサルセパル(上ガクヘン)が茶色に変色していたが、しゃんとしていた。鑑賞したのは37日間であった。生産者は最近掟破りの皿水をするよう指導している。花が大きいため水が行き渡らず、しっかりしていても先端がしおれてくるのを防ぐためだそうだ。こうすると花が2倍長持ちするという。来年やってみよう。

しおれた花に指を花に突っ込むと、花粉の固まりが爪の先についてくる。意外なほど花粉塊はしっかりひっついている。さらに別の花にその指を突っ込むと、その花粉の固まりは蕊柱の雌蕊に相当する粘着質の部分に付着し、別の花粉の固まりを爪の先に再度ちょうだいする。よくできているな、と感心する。

6月20日頃新芽が動き出している。少々早いけれどいいのであろうか。8月18日には親の半分まで大きくなっている。大層育てやすい蘭だと思った。

10月19日ほぼ親と同じ大きさになった。満作確実だ。12月に37度の気温にあわせてしまったがとりあえず大丈夫なようだ。

2003年3月になってもこれといって変化がない。3月30日花芽と思われる突起がみえてきた。箇所も昨年より多いようだ。

5月12日1つの芽から蕾は2つずつ出る。蕾はかなり膨らんできた。新芽もくっきり見え、活動している。新根の活動が活発だ。

その後蕾の多くが停止してしまい、先端の蕾4つのみが育った。そういうものなのであろうか。5月26日開花。買ったときよりもすこし落ちるかも知れないが立派に咲いた。110mmの花径である。香りも良い。皿水をはってやっている。

9月21日新芽は今年咲いたバルブをはるかにしのいだ巨大バルブになった。うまくやれば冬に咲くかも知れない。10月11日新芽はますます大きなバルブになった。どこまで大きくなるのであろうか。

2004年2月1日でかい。落っことして鉢を割ってしまった。2月7日3.5号鉢にバランスよく植え付けた。

2月29日花芽がでていた。場所を移して様子を見る。4月26日開花。よい花だったが4つと少ない。記録しそこなった。8月1日新芽がかなり大きくなっている。8月28日我が家でもっとも大きなデンドロのバルブになりそうだ。10月3日23節75cm、昨年のバルブにつぼみを見つけた。

11月6日つぼみ4つが健全に大きくなってきた。11日開花。

2005年1月10日ごろ終了。10月8日でかいバルブの脇から2本普通サイズのバルブが伸びている。でかいものが邪魔で困る。

2006年1月9日つぼみが出ていたのをひっこかして折ってしまった。

 6月3日昨年育ったバルブに花芽を見つけた。7月13日開花。過去最高の花と数だったDen. Formidible ‘Ryouma’

 

 

その他

Den.「阪急池田」

2003年4月25日阪急池田駅の券売機前にて根本からちぎれたバルブを一本拾った

根本あたりからちょんぎられた長さ15cmくらいの細身のバルブで、花が終わったあとがあり、つややかな長い葉が6枚ほど付いていた。なぜこんなところにデンドロが…。あきらかに1株増えるとわかっているものを捨てることはできないので持って帰ってきた。たぶんありきたりのデンドロのバルブだろうと思える状況だったが、見た瞬間変わった点があるのに気が付いた。直立するタイプのデンドロとすれば葉の並びがおかしいのである。下垂生のバルブとしてぶら下げてみると日光を受け取るのに適した角度に葉が並ぶ。また、石斛系のデンドロかと思えたのだが、花が1つずつ付いたあとがある。石斛は複数付くのでどうも石斛ではなさそうだ。じっと眺めているとこのところほしがっていたDen.aphyllumではないかと思えてくる。

今だから書くが、このDen.アフィラムを注文しておきながら、そのラン屋さんの出店に乗り込んでよく似た違うランを「これだ!」とひっつかんで買ってしまったのである。そのランは強烈な魅力をもっていたので結果オーライではあったが、アフィラムには未練があった。でもまさかねえ。

根か芽を出すために水苔と一緒にビニール袋にいれてぶら下げて置いた。

それにしても見かけないタイプのデンドロである。かつて道ばたにランが捨てられていることはあっても落ちていることはなかった。しかも正確に私の通り道に仕掛けられていたように思われるほど不自然な場所に、踏まれたあともなく落ちていたのだ。私を良く知るラン好きが私を試しているのではないかとさえ思える。とすれば、そのとき当人は現場に居たはずだし、当然この記述を見ているはずだ。面白い想像である。

こういうおもしろいランとの出会いはあとあと楽しみである。なんとか育てたいものだ。

6月15日どうもなかなか出ないようだ。丸いふくらみが1つだけ見える。

デンファレ・クイーンサウスイーストの鉢に同居させて高芽が出るのをまった。9月11日現在で2つの芽があり、石斛のように見える。石斛なら来年は咲かないだろう。

2004年2月1日順調に生育しているようだ。2月7日長いバルブがみえる。8月1日さして調子がよさそうには見えない。

2005年10月8日ちっとも大きくなっていない。

2007年4月8日あまり変わらないなあ。

 

 

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