ゆり

ゆりのリスト 2002.07.20更新

2002年は27品種の画像を登録

ゆりの育て方

@球根入手

ゆりは近年猛烈な勢いで市販される種類が増えているようである。9月から球根が出まわり始める。植えつけ時期は9月から3月までと長いが、球根の購入は市場の様子で12月までである。それ以後だとしなびた球根がおおく、開花があやしい。12月ごろには価格が暴落する。一般に新種は高く、おなじみの種類は毎年安くなる。香りがよく大輪のオリエンタルハイブリッド(カサブランカが有名)は、球根が大きく値段が比較的高い(250円〜)。香がほとんどないアジアティックリリーは、球根も幾分小さく2球以上で袋詰販売が一般的であり値段も比較的安い(2球240円〜)。

球根はしなびていない重いものがいい。根っこに毛根が生えているものは元気がよい。10月ごろまではしなびたものは少ないが、12月になれば目利が必要である。

A植え場所

ゆりには育て方で大きく分けて日向のものと半日陰のものがある。前者は「アジアティックリリー」または「すかしゆり」の仲間で、鉄砲ゆりなどもこれに入れる。後者は、森林の半日陰に生える「山百合」「さくゆり」を祖とする「オリエンタルハイブリッド」の仲間である。日向ではチューリップなどの栽培と同様な日当たりを必要とする。一方、半日陰は朝日西日が差しこむ家の裏庭を利用できて、そういった場所に何を植えようかと悩む場合の答えになる。

B用土

ゆりは30センチの深さの柔らかい土が必要となる。鉢植えでも少々大きな鉢を必要とする。よく耕しておいて、石灰を撒いておき(1m2あたり一握りくらいか。すぐに手を洗うべし)2週間はおいておく。腐葉土や肥料を混ぜ込んで、さらに1週間置こう。深さ20cmに球根をいれ、土をかける。ゆりは球根から上の土に主として根を張り養分を取る、という性質がある。

C水やり

ゆりは乾燥を嫌うので、冬の間といっても潅水をする。週に1度はたっぷり水をやる。

D花とその後

開花は日向のものが5月、半日陰のものが7月以降に咲く。後者は虫がたかるので咲くやいなや切花にして楽しむほうが花がよく持つ。花は夜中から夜明けに開くようだ。また、よい香りが強烈なため、一度にたくさん家に取りこむと香で頭が痛くなるほどである。

花のあとは、球根のために秋まで茎に葉がついている。夏に枯れてしまうのは何らかの不調があったためである(きっと水を切らしたためだろう)。茎や葉が11月ごろまでしっかりしているものは翌年も十分に咲くほど球根が太っているが、8月ごろ枯れてしまったものは球根が植えたときよりも貧相になっており、なかには無くなってしまうものもある。ある程度気をつけて育てないと毎年花を楽しむことができない。

植えっぱなしでよい、とは言うが著者の庭が不調だったため2年ごとに掘り返して土を柔らかくするほうがよいと考えている。

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