デンファレの育て方
2002年10月21日更新
年間の概要
月 |
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状況 |
休止 開花するのももある |
休止 開花しているものもある |
休止 |
新芽がでる |
新芽出る 生育期 |
生育期 |
生育期 |
生育期 花芽がでる |
花芽が出る・伸びる 月末開花室内へ |
花芽が出る・伸びる 開花盛り。 |
花芽が出る・伸びる 開花 |
花芽が出る・伸びる 開花 |
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置場所 |
室内10℃以上 窓越直射 |
室内10℃以上 窓越直射 |
室内10℃以上 窓越直射 |
室内15℃以上 窓越直射 |
野外/室内 20℃以上 直射 |
野外 直射 |
野外 直射 |
野外 30%遮光 |
野外 直射 |
屋外・室内 15℃以上 窓越直射 |
室内15℃以上 窓越直射 |
室内 15℃以上 窓越直射 |
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水やり |
水控える |
毎日夕方たっぷり |
水控える、 |
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作業 |
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苗購入 |
植え替え可 |
植え替え 肥料開始 購入適期 |
肥料 |
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涼しく 葉やけ注意 |
落下注意 支柱たて |
花芽を折らないように |
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注意:市販のものは、沖縄などの温暖地や温室などで育てて開花時期をずらしたものが多く家庭栽培のものとは株の活動の内容と時期が異なることがある。
水やりの毎日夕方たっぷり:毎日やらなければ枯れるというものではなく、3,4日あいても大丈夫。夕方にこだわる必要はないが暑い昼間はさける。
目次
一般的特徴 年間の概要 咲いてもらうためには 肥料について 水やりについて
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え 株分け 病虫害 手に入れるには もらったらどうする
デンドロビウムの一種だけれども、バルブの側面から花がわらわらでるノビル系やセッコク系と違い、バルブの先端から1ないし3本程度複数の花茎が長く出て4〜十数輪の花を胡蝶蘭のように並べて咲かせる。
原産はオーストラリアやニューギニア、インドネシアなど。
花の寿命は1ヶ月以上と長く、株全体では2ヶ月以上もつ。200円程度の切り花で売られ、よく見かける安い蘭はこのデンファレであることが多い。よく高級中華料理屋にゆくとこの花が添えられていたりする。デンドロビウム属ではあるが、デンファレは育ち方を見ていてもデンドロビウムとはずいぶん違う。育てやすく、簡単に花を咲かせることができる反面、冬に10℃以上をキープする必要がある。10℃を切った場合は水を控えること。5℃以下では枯れてしまう。
花は夏の終わりから秋にかけて2ヶ月間咲く。暑さには強いようだ。加温してやると冬でも花芽を伸ばして春でも咲いていることがある。
新芽は5月ごろ出る。5月から野外で栽培し、直射日光によく当て、水もたっぷりやる(毎日あげてよいが、2,3日忘れても平気)。梅雨は平気なようだが、秋雨は当てない。真夏の気温が35度を超えるような場合は20%程度遮光したほうがよい。
秋から冬、夜間温度が15度を切るなら室内に入れる。最低温度が10度を切る場合、水を控え、5度を切るようなら夜間段ボール箱などに入れて寒さから守るか、加温できるケース、温室などに入れる。15度以上を保てれば翌年も良好な生育が期待できる。
よく日に当てる。育て方は容易なかなり部類である。冬に10度を切って水を与えすぎないこと。
置き場所
最低気温が15度を超えたあたりから風通しのよい屋外で。背が高くなるので、鉢がきっちりはまり込む園芸トレイを園芸店でもらってくるか、吊り下げ具を使って日当たりのよいところに下げるとよい。鉢が小さく、株が高いというアンバランスな形になりがちなので、とにかく風で倒れないように注意する。
最低温度が15度を下回った場合、窓越しに直射日光があたる室内で育てる。夜間15度を保てない場合は防寒をほどこす。
5月になり、根が活動し始めてから油かすと骨粉の発酵固形肥料を根のないところに置き、これに水をかけるようにしてやる。またハイポネックス(窒素:リン:カリ=5:10:5)など1mlを2リットルに薄めたものを10日に一度水代わりにやる。ノビル系デンドロビウムほど肥料にうるさくないが、9月ごろから与えないようにする。
冬にやりすぎが根を腐らせて枯らしてしまうことがよくある。表面が乾いてから与える。冬場はよく乾いてからあたえる。水を与えるときは、中の空気や滞留する肥料などを追い出すようにたっぷりと与える。春から夏にかけては、私は2日に一度与えていたが、本によれば毎日夕方にたっぷりだそうだ。
活動の鈍い時期なので乾かし気味に管理する。
日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜はカーテンを引いて冷気がかかるのをさけるか暖かい場所に移す。
温度:暖房の風を直接当てないように注意。10℃以上をキープしたい。
湿度:部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。
水やり:乾いてから2,3日してやる。
肥料:施さない。
植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。もらいもので、花が終わり、寄せ植えのものなどは4月になってから植え替える。
株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。
蘭の購入には百貨店の蘭展がありチャンス。つぼみつきは温度が低いと咲かない場合がある。開花株または苗を買うべし。
活動の鈍い時期なので乾かし気味に管理する。
日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜はカーテンを引いて室内の保温につとめ、株を暖かい場所に移す。
温度:暖房の風を直接当てないように注意。10℃以上をキープ。
湿度:花が咲きかけだったり、咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。
水やり:乾いて2,3日してやる。
肥料:施さない。
植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。もらいもので、花が終わり、寄せ植えのものなどは4月になってから植え替える。
株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。
蘭の購入には百貨店の蘭展がありチャンス。つぼみつきは18度をキープして湿度が十分な場合、咲かせることができる。開花株を買うか、秋を目指した苗を買うのが無難。
活動の鈍い時期なので乾かし気味に管理する。
日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜はカーテンを引いたり暖かい場所に移す。
温度:暖房の風を直接当てないように注意。
湿度:部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。
水やり:乾いて2,3日してやる。
肥料:施さない。
植え替え:もらいもので、花が終わり、寄せ植えのものなどは4月になってから植え替える。
株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。
蘭の購入には大規模な蘭展がありチャンス。つぼみつきは18度をキープして湿度が十分な場合、咲かせることができる。開花株を買うか、秋を目指した苗を買うのが無難。
株の活動が始まる時期。早いものは新芽が根本から出てくる。植え替えや株分けには適する時期。気候がよいときには外に出してやるが、夜は取り込むのを忘れないようにしたい。
日光:窓辺でできるだけガラス越しの直射日光に当てる。日中外に出してやり、夜取り込んで夜は暖かい場所に移す。
温度:外に出して忘れ、冷え込みに当てないこと。
水やり:乾いたら水をやる。
肥料:施さない。気温が20度を超え、根が伸び始めていればハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。
植え替え:まだ株が活動を始める前なので避ける。
株分け:まだ株が活動を始める前なので避ける。株分けが必要になるほど増えることはまれだ。
株の活動が本格化する時期。新芽が大きくなる。花が残っていた場合、植え替えや株分けがこの時期になる。戸外栽培に移る時期。
日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、直射日光に当てる。
温度:おおむね20度を超える日が続く。夜は冷えるようなら暖かい場所(室内)に移す。
水やり:表面が乾いたら与える。本によれば毎日夕方たっぷり与えることになっている。
肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。油かすと骨粉を混ぜて発酵させたものを置く。これに水をかけてやる。6月なかばに新しいものに取り替えてやる。
植え替え:芽が動き出しているのなら植え替え適期だ。
株分け:もう株が動き出しているので月の前半までにすませる。(花がこのころ咲き終わったものがあり、植え替えたが十分生育した例がある)
株の活動がもっとも盛んな時期。戸外栽培では遮光を施す。
日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、よく日光に当てる。
温度:おおむね25度を超える日が続く。
水やり:本によれば毎日夕方たっぷり与えることになっている。梅雨の長雨にはあてないこと。
肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。5月に油かすと骨粉の肥料を施していれば、新しいものに取り替えてやる。これは8月に取り除いてやる。
植え替え:芽が出てきていれば可。
株分け:芽が出てきていれば可。
株の活動がもっとも盛んな時期。戸外栽培では遮光を施す。梅雨の長雨に当ててはならない。早いものでは花茎がでてくる。昨年咲いたバルブからも花茎がでることがある。
日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、よく日光に当てる。
温度:おおむね28度を超える日が続く。高温には耐える。
水やり:本によれば毎日夕方たっぷり与えることになっている。いつもぬれている状態は好ましくない。梅雨の長雨にはあてないこと。
肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、週に一度程度水代わりに与える。5月に油かすと骨粉の肥料を施していれば、新しいものに取り替えてやる。これは8月に取り除いてやる。
植え替え:暑くなるので鉢でも割らない限りしないほうがよい。
株分け:しない。高芽が十分成長(葉っぱ3枚、根っこ3本程度か)すればもぎとって2号鉢に植えてやるとよい。
株の活動が活発な時期。戸外栽培では遮光を施す。涼しく風通しよくすごさせてやる。花茎が現れ、長く伸び出す。折らないように注意する。また、咲いた姿を考えてのびる方向に注意し、太陽に対する向きを調整するとよい。
日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置く。気温が35度を超える日などに直射日光に当てると葉やけを起こす。30%の遮光を行うのが無難。
温度:おおむね30度を超える日が続く。涼しく風通しよくすごさせてやる。
水やり:毎日夕方たっぷり与える。朝にも与えるとよい。ただ、与えなければ枯れるということはない。4、5日与えられない場合は涼しい場所に移す。
肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、10日に一度程度水代わりに与える。油かすと骨粉の肥料を施していれば、取り除いてやる。多くの種類の蘭は8月に肥料を控えるのだが、デンファレは旺盛に生育しているため引き続き肥料を与える。
植え替え:鉢でも割らない限りしないほうがよい。
株分け:しない。
花が咲く時期。花の観賞のため部屋に入れる場合が多い。咲いていないものは、花の向きを考えて鉢を置く方角をむやみと変えない方がよい。
日光:基本的に室外のベランダや庭などの地面から離した場所に置き、よく日に当てる。
温度:気温が30度を切りはじめる。涼しく風通しよくすごさせてやる。残暑36度でつぼみを落としたことがある。つぼみ付きの株は高温注意だ。
水やり:毎日夕方たっぷり与える。
肥料:ハイポネックスなどの液体肥料1mlを2リットルに薄め、週に一度程度水代わりに与える。
植え替え:鉢でも割らない限りしないほうがよい。
株分け:しない
花が盛り。室内に入れている場合が多い。
日光:花が咲いている場合は人間様の都合で室内に。そうでなければ屋外で直射日光に、寒い日は窓辺で直射日光に当てる。
温度:夜間おおむね20度を切る日が続く。15度以下に冷え込むようなら室内に取り込む。
水やり:表面が乾いたら与える。目安は2、3日に一度程度。いつもぬれている状態は好ましくない。梅雨の長雨にはあてないこと。
肥料:与えないほうがよい。
植え替え:しない。
株分け:しない
花が終わるので、花茎を根元から(葉っぱに注意して)切る。はさみを火であぶってからやろう。花ははやめに切る方がよい、と書いてある本もあるが、とことん最後の一輪まで鑑賞しても来年咲かないということはない。
日光:室内の窓辺で、できるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜は室内の暖かい場所に移す。
温度:暖房の風を直接当てないように注意。
湿度:部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。
水やり:乾いて2,3日してやる。
肥料:施さない。
植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。
株分け:株の活動が鈍いのでおこなわないほうがよい。
入手:デンファレの見切り品が出ていることがある。好みの花を安く手に入れるチャンスである。きわめて安いのでお徳だが、株が痛んでいる場合も多く、冬越しの温度を18度以上にできないのであれば手を出さないほうがよい。入手後素焼きに植え替えたほうがよい。
休止期。
日光:室内の窓辺で、できるだけガラス越しの直射日光に当てる。夜は暖かい場所に移す。
温度:暖房の風を直接当てないように注意。
湿度:花が咲きかけたり咲いている場合部屋の乾燥に注意が必要。部屋の事情が許せば風呂場の扉を開けておくなど加湿につとめる。
水やり:乾いて2,3日してやる。
肥料:施さない。
植え替え:株の活動が鈍いのでおこなわない。
株分け:株の活動が鈍いのでおこなわない。
根やバルブなどが外にわらわらでてきて株が鉢からあふれそうな場合は、一回り大きな鉢に植え替えるとよい。植え替え時に根や水苔の様子を見る。根が腐っているようならそれを取り除く。また、2年以上をへて水苔が腐っているようなら取り除いて新しい水苔で植えるとよい。鉢は大きすぎるものに植えると根を張るために株が栄養を使いすぎてしまうことがあり成長が妨げられることがある。見た目窮屈そうにみえる3号鉢程度がちょうどよい。また、新芽がでてくるのは最新のバルブからなので、その付近をあけておく。つまり古いバルブをへりに、新しいバルブが中央に来るように鉢に入れ、水苔をつめる。
しっかり育てると、高さ10cmほどの鉢から60cmのバルブ、20cmの花茎3本、20個の花と、重心が上に偏ったまことに不安定な鉢になる。花茎に支柱を立てて導いてやる。花茎は横に伸びる性質がある。横に伸びた場合のほうが花もちがよいように思われる。
株が複数育って鉢からはみ出し、混み合ってきたようなときは株分けをするとよい。植え替えと違って少々荒療治になることがある。デンファレは、1年間でできるバルブが1ないし2本なので、複数の株に分かれることがあまりない。
根腐れした場合など高芽が出ることがあり、これを葉が3枚程度、根が3本以上でたところでもぎ取って2号鉢に植えると増える。
基本的に少ない。アブラムシ、カイガラむしなどをみかけたら取り除いてやる。根や新芽を食い荒らすナメクジがこないように気をつける。ナメクジを見つけたらかわいそうだが死んでいただく(塩をかけないように)。葉ダニが葉のうらにとりついて葉の活力を失わせる場合がある。葉ダニは水によわいので葉の裏にも水をかけてやれば防ぐことができる。
特に大きな園芸店では花が終わりそうなものや終わってしまったものなどをたたき売っている場合があり、練習用に500円程度のものを求めるとよい。寄せ植えの場合が多く、植え替えが必要なことが多い。
1月から2月は百貨店の蘭展が多いのでこれを見て回ると気に入った花が見つかる。また、3月には大都市で盛大な蘭展が開かれることがおおいのでここに出向くのもよい。ここではプラポット入りの好みの苗を500円から1000円で売っている。入手後3号素焼鉢に植えつける。
最近は大手スーパーなどの園芸コーナーなどで寄せ植えの花の終わったものを980円〜500円でたたき売っていることもある。このようなものでも寄せ植えをばらばらにして、素焼きの鉢に植え替えてやる。
9月までは表面が乾いたら水をやる。10月からは徐々に減らす。11月に入り、最低温度が15度を切るような場所では水を極力控える。
もらって花が終わった後、うわぐすりのかかった通気性の悪い鉢や、プラスチックの鉢だった場合及び複数の株が寄せ植えになっている場合は花後植え替えを行う。寄せ植えのものは鉢から出せば簡単に株単位に分けることができる。一株は、大小4本程度のバルブが連なっており、3号鉢程度に収まるので、隙間に水苔をつめてやる。
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